JPH0720790U - 防護マスク用着脱式拡声装置 - Google Patents

防護マスク用着脱式拡声装置

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JPH0720790U
JPH0720790U JP5344393U JP5344393U JPH0720790U JP H0720790 U JPH0720790 U JP H0720790U JP 5344393 U JP5344393 U JP 5344393U JP 5344393 U JP5344393 U JP 5344393U JP H0720790 U JPH0720790 U JP H0720790U
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JP
Japan
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exhaust valve
protective mask
microphone
attached
protective
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Pending
Application number
JP5344393U
Other languages
English (en)
Inventor
寿人 佐藤
正雄 中居
勝也 林
Original Assignee
動力炉・核燃料開発事業団
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 有害な環境にいる場合でも、必要なときにワ
ンタッチで防護マスクに取り付けて、音声による指示伝
達を確実に行うことができるようにする。 【構成】 防護マスクの排気弁14を覆うように、外
側から排気口16にワンタッチで着脱可能な排気弁保護
カバー40の内側に、マイクロホン44を組み込み、携
帯型のスピーカ付き増幅器56と接続する。排気弁保護
カバー40は、貫通孔と多数のスリットを有する蓋部4
1と、防護マスクの排気口周辺の突出壁20よりも僅か
に直径が大きい円筒壁42とからなり、前記突出壁20
に嵌合する構造である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、防塵や防毒が必要な環境下で着用する防護マスクに用いる着脱式の 拡声装置に関するものである。更に詳しく述べると本考案は、防護マスクの排気 口にワンタッチで着脱自在の排気弁保護カバーにマイクロホンを組み込んで、必 要なときにワンタッチで取り付けることができるようにした防護マスク用着脱式 拡声装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、有害なガスや塵埃が存在する環境下で作業する場合、作業者は呼吸保 護具として防護マスクを着用する。このような防護マスクは、マスク本体と、吸 気するときに外気から有害なガスあるいは塵埃を除去する吸気フィルタと、呼気 するときにのみ開放される排気弁とを備えた構成のものが多い。マスク本体は、 作業者の顔面全体を覆い外気と遮断する全面マスク型と、口や鼻及びそれらの周 辺部のみを覆う半面マスク型があり、使用環境等に応じて使い分けされる。
【0003】 このような防護マスクとしては、上記のように専ら防毒あるいは防塵の機能の みを果たす構成(これを、拡声器無しタイプという)が一般的であるが、その他 に拡声器付タイプと呼ばれるものがある。この拡声器付防護マスクは、マスク本 体内に拡声器を一体的に取り付けた構成である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
通常は、使い勝手がよく安価な拡声器無しタイプが用いられる。しかし保護マ スクは、その機能上、口の回りが完全に覆われ外気が直接侵入しないような構造 であるので、声が外部に漏れ難い。そのため多少騒音がある作業環境や、作業者 同士が離れている場合などでは、音声による意思の疎通が図り難く、大声で同じ 指示を二度、三度と言わないと伝達されないことがしばしば発生する。このため 作業が円滑に進まず、効率が低下してしまうし、指示伝達が不正確となり安全面 でも問題がある。
【0005】 拡声器付タイプを用いれば、このような欠点は解消しうる。しかし、拡声器付 タイプは高価であり、また防護マスクは衛生上、各人専用となっているので、作 業者全員に買い揃えるには多大な費用を要する。そこで作業指示者のみに与える ことにしても、拡声器無しタイプを着用した作業員との相互の会話が必要な場合 もあり、結局、指示伝達が不確実となりやすく、効率低下を招いてしまう。
【0006】 また従来の拡声器付タイプの防護マスクは、比較的重く、着用した時の違和感 が大きいため、作業性が悪い。更に、拡声器が故障すると防護マスク全体を交換 しなければならないから、もし作業中に不都合が生じた時は、一旦作業環境から 外へ出て、防護マスクを取り替えねばならない。
【0007】 本考案の目的は、有害な環境にいる場合でも、必要なときにワンタッチで防護 マスクに取り付けて、音声による指示伝達を確実に行うことができるような防護 マスク用着脱式拡声装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は、防護マスクの排気弁を覆うように、外側から排気口にワンタッチで 着脱可能な排気弁保護カバーの内側に、マイクロホンを組み込み、携帯型のスピ ーカ付き増幅器と接続した防護マスク用着脱式拡声装置である。携帯型のスピー カ付き増幅器に代えて携帯型のワイヤレス送信機を用い、別に設置したワイヤレ ス受信機で受信してスピーカを駆動する構成でもよい。
【0009】
【作用】
作業者が発した音声は、呼気と共に排気弁を通って外に漏洩する。排気弁保護 カバーの内側に組み込まれているマイクロホンは、この音声を拾い電気信号に変 換する。しかも外部の騒音等は、排気弁保護カバーによって、ある程度は遮断さ れるので、より鮮明な音声が得られる。マイクロホンを組み込んだ排気弁保護カ バーは、防護マスクの排気口にワンタッチで着脱自在であり、防護マスク着用中 でも、必要なときのみ装着し、不要なときは簡単に取り外して、通常の排気弁保 護カバーを取り付けることができる。
【0010】
【実施例】
図1は、本考案に係る防護マスク用着脱式拡声装置の一実施例を示す説明図で ある。ここでは防護マスクは半面マスク型であり、マスク本体10と、その左右 対称位置に配置した1対の吸気フィルタ12と、中央に位置する排気弁14を組 み込んだ排気口16を備えている。ここでマスク本体10は、口や鼻及びそれら の周辺のみを覆う形状で、且つ顔面に当接する部分には外気が侵入しないように 密着する材料(例えばゴム等)が配置されている。更にマスク本体10には、伸 縮自在のベルト18が装着されていて、該ベルト18を頭部に懸けることによっ て顔面にしっかりとマスク本体10の周縁が密着する構造になっている。吸気フ ィルタ12は、吸気のときに有害なガスあるいは塵埃などを外気から除去する機 能を果たす。排気弁14は、呼気のときのみ弁が開き、吸気のときは閉じる構造 となっている。
【0011】 通常、排気弁14の外側は排気弁保護カバー30で覆われ保護されている。排 気口16の周囲は、円形の突出壁20が形成されている。排気弁保護カバー30 は、多数のスリットを有する蓋部31と、前記突出壁20より僅かに直径が大き い円筒壁32とからなる。そして、この突出壁20に排気弁保護カバー30の円 筒壁32が嵌合する構造となっている。従って、排気弁保護カバー30は、防護 マスクの排気口16に対して、外側から容易にワンタッチで着脱可能になってい る。
【0012】 さて本考案が従来技術と異なるのは、排気弁保護カバー内にマイクロホンを組 み込んだ点である。即ち、排気弁保護カバー40に貫通孔を形成し、その貫通孔 にマイクロホン44を装着する。排気弁保護カバー40自体は、貫通孔を除けば 基本的には従来同様の構造であってよい。貫通孔と多数のスリットを有する蓋部 41と、防護マスクの排気口周辺の突出壁20よりも僅かに直径が大きい円筒壁 42とからなり、前記突出壁20に嵌合する構造である。マイクロホン44は、 図2に示すような構造であり、排気弁保護カバー40に装着される。マイクロホ ン44は、マイクロホンケーシング46と、該マイクロホンケーシング46内に 組み込んだコンデンサマイクロホン本体48と、締着ナット50からなる。コン デンサマイクロホン本体48が内側となるように、マイクロホンケーシング46 を排気弁保護カバー40の蓋部41の中央の貫通孔に挿通し、内側から締着ナッ ト50で締め付けて固定する。
【0013】 マイクロホン44からの配線52は接続端子54を介して、携帯型のスピーカ 付き増幅器56に接続する。このスピーカ付き増幅器56は、作業の邪魔になら ないように、作業者の胸又は腰に取り付ける。
【0014】 マイクロホン44を取り付けた排気弁保護カバー40は、前述のように基本的 には従来同様の構造であるので、ワンタッチで防護マスクの排気口16に装着可 能である。したがって音声による指示が必要なときには、従来の排気弁保護カバ ー30を取り外して、マイクロホン付の排気弁保護カバー40を簡単に取り付け ることができる。作業者が発した音声は、呼気と共に排気弁14を通って外側に 放出される。排気弁保護カバー40の内側に設置されたコンデンサマイクロホン 本体48によって音声が検出され、それを電気信号に変える。この時、外部の騒 音は、排気弁保護カバー40によってある程度遮断されるので、鮮明な音声が拾 える。この音声信号は、配線52によって携帯型のスピーカ付き増幅器56に入 力し、増幅器で増幅された信号でスピーカが駆動されて拡声される。
【0015】 図3は、本考案の他の実施例を示している。これはワイヤレス方式であり、増 幅器及びスピーカを身に付けずに、別の場所に設置する構成である。この場合、 マイクロホン44を装着した排気弁保護カバー40は、上記の実施例と同様の構 造であってよい。マイクロホン44からの配線52を接続する機器を、スピーカ 付き増幅器に代えて、携帯用のワイヤレス送信機58とする。この小型ワイヤレ ス送信機58は、作業者の胸や腰等に装着する。ワイヤレス受信機60は、作業 場の床や適当な棚などに設置され、やや大型のスピーカや増幅器などと一体化さ れている。このようなタイプのものは、分散している多くの作業員に対して一度 に指示を伝達する場合等に有効である。
【0016】 上記の実施例は半面マスク型の場合であるが、本考案は全面マスク型にも適用 できることは言うまでもない。マイクロホンの取り付け位置は、排気弁保護カバ ーの蓋部でなく、筒状部でもよい。
【0017】
【考案の効果】
本考案は、マイクロホンを組み込んだ排気弁保護カバーを防護マスクの排気口 にワンタッチで着脱する構造であるから、拡声器無し防護マスクに対して改造を 加えることなしに拡声機能を付加することができる。これによって、離れている 作業者に対して、あるいは多少の騒音下においても、音声による指示伝達が確実 になり作業の効率とより一層の安全性が確保できる。また防護マスクを着用した ままで電話通話も容易に行える。
【0018】 本考案は、排気弁保護カバーにマイクロホンのみを装着する構成であるので、 防護マスクが特に重くなることもなく、着用したときの違和感が少ない。そのた め作業性が悪化することもない。マイクロホン付きの排気弁保護カバーは、防護 マスクに対して外側から着脱可能であるので、有害な環境下でも必要に応じて着 脱可能である。従って、万一作業中に拡声装置に故障が生じても、容易に交換で きる。また防護マスクの排気口の外側形状が同一であれば、どの防護マスクにも 装着できるので、費用も最少限度で済み経済的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る防護マスク用着脱式拡声装置の一
実施例を示す説明図。
【図2】マイクロホンを取り付けた排気弁保護カバーの
断面図。
【図3】本考案に係る防護マスク用着脱式拡声装置の他
の実施例を示す説明図。
【符号の説明】
10 マスク本体 12 吸気フィルタ 14 排気弁 16 排気口 40 排気弁保護カバー 44 マイクロホン 56 スピーカ付き増幅器

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 防護マスクの排気弁を覆うように、外側
    から排気口にワンタッチで着脱可能な排気弁保護カバー
    の内側に、マイクロホンを組み込み、携帯型のスピーカ
    付き増幅器と接続した防護マスク用着脱式拡声装置。
  2. 【請求項2】 防護マスクの排気弁を覆うように、外側
    から排気口にワンタッチで着脱可能な排気弁保護カバー
    の内側に、マイクロホンを組み込み、携帯型のワイヤレ
    ス送信機と接続し、別に設置したワイヤレス受信機と組
    み合わせる防護マスク用着脱式拡声装置。
JP5344393U 1993-09-07 1993-09-07 防護マスク用着脱式拡声装置 Pending JPH0720790U (ja)

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JP5344393U JPH0720790U (ja) 1993-09-07 1993-09-07 防護マスク用着脱式拡声装置

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JP5344393U JPH0720790U (ja) 1993-09-07 1993-09-07 防護マスク用着脱式拡声装置

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JPH0720790U true JPH0720790U (ja) 1995-04-11

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200469240Y1 (ko) * 2012-02-09 2013-10-01 한국수력원자력 주식회사 통화용 방사선 방호 반면 마스크
JP2015100464A (ja) * 2013-11-22 2015-06-04 株式会社重松製作所 航空機搭乗員用マスク
JP2016092630A (ja) * 2014-11-06 2016-05-23 防衛装備庁長官 防護マスク
JP2018033905A (ja) * 2016-09-01 2018-03-08 奇偉 何 民生に適合する電動ファン付き呼吸用保護具

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JP2015100464A (ja) * 2013-11-22 2015-06-04 株式会社重松製作所 航空機搭乗員用マスク
JP2016092630A (ja) * 2014-11-06 2016-05-23 防衛装備庁長官 防護マスク
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