JPH07206635A - 酸性染料を含有する油性固型化粧料 - Google Patents

酸性染料を含有する油性固型化粧料

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JPH07206635A
JPH07206635A JP32802493A JP32802493A JPH07206635A JP H07206635 A JPH07206635 A JP H07206635A JP 32802493 A JP32802493 A JP 32802493A JP 32802493 A JP32802493 A JP 32802493A JP H07206635 A JPH07206635 A JP H07206635A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 塗布時の着色力がよく、かつ塗布後、落ちに
くく、色安定性のよい油性固型化粧料を提供すること。 【構成】 0.01〜1重量%の酸性染料および0.0
1〜0.5重量%の一塩基性もしくは多塩基性の水溶性
有機酸を含有する油性固型化粧料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、着色力がよく、かつ落
ちにくく、色安定性のよい油性固型化粧料、例えば口
紅、アイシャドウ、ほお紅、ファンデーションに好適な
化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】仕上化粧を主な目的とした油性固型化粧
料には口紅、アイシャドウ、ほお紅、ファンデーション
等があり、これらには肌に色彩を施すために顔料や染料
のような着色料が使用される。ここで使用される着色料
は魅力的な色彩を施すだけではなく、化粧料一般に要求
される性質をも満たすものでなければならない。即ち、
外観色が均質であること、塗布時の着色力がよいこと、
塗布後落ちにくく経時的に変化しないこと、等である。
【0003】非油溶性染料若しくは非油溶性染料と油溶
性染料の組み合わせを配合することが有効であることは
イギリス特許1,173,743号公報に開示されてい
る。
【0004】また、油溶性染料若しくは、油溶性染料と
酸性染料の組み合わせを配合した口紅や油性化粧料も開
示されている。
【0005】公開特許公報昭63−119405号は、
12−ヒドロキシステアリン酸と、ロジンの多価アルコ
ールエステルと、多価アルコール側鎖脂肪酸部分エステ
ルもしくは多価アルコール不飽和脂肪酸エステルとを含
有することを特徴とする、透明性が良好な、外観安定
性、使用性、染料溶解性に優れた透明固型化粧料を開示
する。
【0006】公開特許公報平1−90110号は、ポリ
アミド樹脂、ペンタエリスリットロジン酸エステルとポ
リグリセリン側鎖脂肪酸部分エステルもしくはポリグリ
セリン不飽和脂肪酸エステルとを含有することを特徴と
する、透明性が良好な、外観安定性、使用性、染料溶解
性に優れた透明固型化粧料を開示する。
【0007】公開特許公報平1−287011号は、水
膨潤性粘土鉱物と水およびフルオレッセン系染料を含有
する、鮮やかな色調を有する乳化口紅を開示する。
【0008】公開特許公報平3−86808号は、固型
炭化水素13−21%、オキシ酸と脂肪酸アルコールと
のエステル化合物15−60%、液状またはペースト状
の炭化水素20−65%、および油溶性染料を配合して
なる、発色性に優れ且つ伸展性、付着性、持続性、仕上
がり等の実用特性および保存安定性に優れた口紅を開示
する。
【0009】公開特許公報平3−90013号は、固型
炭化水素13−21%、多価アルコールと脂肪酸アルコ
ールとのエステル化合物15−60%、液状またはペー
スト状の炭化水素20−65%、および油溶性染料を配
合してなる、発色性に優れ且つ伸展性、付着性、持続
性、仕上がり等の実用特性および保存安定性に優れた口
紅を開示する。
【0010】公開特許公報平3−236307号は、特
定比表面積のガンマ−アルミナを0.01〜30重量
%、油溶性染料0.01〜10重量%含有することを特
徴とする、発汗を伴わず、高彩度の色調を有する油性化
粧料を開示する。
【0011】ところが、酸性染料は空気中の水分に触れ
ることによって変色しやすく、そのもの自体が経時的に
変色するという問題点がある。色が変化するということ
は口紅のようなメークアップ化粧料にとって好ましくな
い。従って、従来酸性染料を含む口紅等の油性固型化粧
料は、変色のあまり目立たない、色の濃い色調に限られ
る傾向にあった。
【0012】そこで、酸性染料と水溶性有機酸を配合す
ることにより、塗布時の着色力がよく、かつ塗布後、落
ちにくく、色安定性のよい、即ち色の経時変化の少ない
油性固型化粧料が得られる。
【0013】一方、染料は安全性を考慮してなるべく少
量で着色効果を発揮させることが望まれる。また染料は
油性固型化粧料中の他の成分から解離しやすい傾向があ
ることが知られ、一般的に処方中に均質に配合しにくい
ことから、製品安定性の面からもなるべく少量配合され
ることが望まれる。
【0014】ここで、さらに油溶性染料を配合すること
により、少量の染料の合計量で、塗布時の着色力がよ
く、かつ塗布後、落ちにくく、色安定性がよくさらに外
観色が均質な油性固型化粧料が広い色調にわたって得ら
れることが見出された。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、塗布
時の着色力がよく、かつ塗布後、落ちにくく、色安定性
のよい油性固型化粧料を提供することにある。
【0016】また、本発明の目的は、少量の染料で上記
の様な効果を発揮する油性固型化粧料を提供することに
ある。
【0017】また、本発明の目的は、外観色が均質でし
かも広い色調が得られる油性固型化粧料を提供すること
にある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は重量比で、
(a)0.01〜1%の酸性染料、および(b)0.0
1〜0.5%の一塩基性および多塩基性の水溶性有機酸
を、さらに好ましくは0.01〜2重量%の油溶性染料
を含んでなる油性固型化粧料に関する。染料および有機酸 本発明の化粧料は0.01〜1重量%、好ましくは0.
01〜0.25重量%の酸性染料を含有する。酸性染料
は化粧料に使用できる程度に安全性の高いものであれば
よく、例としてD&C Red#28(赤色104号の
(1))、D&C Red#6(赤色201号)、FD
&C Yellow#5(黄色4号)、FD&C Ye
llow#6(黄色5号)などが挙げられる。酸性染料
はそれ自体として、または脂肪酸エステルなどに分散し
た形で化粧料に配合される。
【0019】本発明の化粧料は0.01〜0.5重量
%、好ましくは0.05〜0.1重量%の一塩基性また
は多塩基性の水溶性有機酸を含有する。水溶性有機酸の
例としてクエン酸、無水クエン酸、乳酸、酒石酸、リン
ゴ酸等が挙げられる。
【0020】酸性染料は一般に変色しやすいことが知ら
れているが、有機酸との組み合わせによって着色性およ
び経時安定性が改良される。このような効果は、少量の
有機酸によってもある程度見られるが、特に有機酸が酸
性染料の0.5倍重量以上含有される場合に顕著に認め
られる。
【0021】本発明の化粧料はさらに0.01〜2重量
%、好ましくは0.01〜0.5重量%の油溶性染料を
含有することができる。油溶性染料についても化粧料に
使用できる程度に、安定性の高いものであればよく、例
としてD&C Red#21(赤色223号)、D&C
Red#27(赤色218号)、D&C Orang
e#5(だいだい色201号)等が挙げられる。本発明
において油溶性染料を含有することにより、酸性染料を
単独で含有した時と比較して、少ない染料の合計量で同
等の着色力を得ることができる。染料の量は肌への安全
性および製品安定性の面から、なるべく少量であること
が好ましい。また、染料の組み合わせによって作られる
色調の幅も広がる。油溶性染料も酸性染料と同様、それ
自体として、また脂肪酸エステル等に分散した形で化粧
料に配合される。溶媒 本発明の化粧料に於て、化粧料に対して0.1〜5重量
%、好ましくは0.5〜3重量%、最も好ましくは0.
7〜1.5重量%の溶媒に有機酸を溶解し、その溶液を
化粧料に配合することができる。溶媒は水、炭素数1な
いし6の一価アルコール、多価アルコール、およびそれ
らの混合物から選ばれ、例として水、エタノール、イソ
プロパノール、グリセリン、ジグリセリン、トリグリセ
リン、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プ
ロピレングリコール、ジプロピレングリコール,1,3
ブチレングリコール、1,4ブチレングリコール等が挙
げられる。有機酸をこれら溶媒の溶液として配合するこ
とにより、有機酸を化粧料中に均一に分散させることが
でき、製法上好ましい。また、染料と溶媒の組み合わせ
によっては経時的色安定性が改良されることが知られて
いる。また、多価アルコールの中には肌への密着性が良
いものが多くあり、染料との組み合わせによって着色力
が改良されるものが知られている。溶媒は化粧料中の他
の成分との溶解性を考慮しつつ、目的とする製品のニー
ズに合わせて選ばれる。任意成分 本発明の化粧料は既に開示されたものに加えて次のよう
な、通常、油性固型化粧料に配合されるような諸成分を
含有する。
【0022】典型的な例として本発明の化粧料は30〜
98重量%、口紅の場合は60〜98重量%、好ましく
は80〜95重量%の油性成分を含有し、0〜65重量
%、口紅の場合は0〜39重量%好ましくは2〜20重
量%の顔料を含有する。油性成分 本願発明の方法で使用される油性成分は、固型油分、液
状油、油ゲル化剤およびそれらの混合物からなる群の成
分から選択され得る。これらの成分は、化粧品組成物の
望ましい形態に従って通常の技術を有する者が選択する
ことができる。好ましくは、例えばファンデーション、
アイシャドウおよびほお紅のような約10%以上の顔料
を含有する化粧品組成物については、固体油性成分、液
状油および油ゲル化剤の混合物が処方される。固型油分 固型油分は化粧品組成物中で硬化剤として作用する。こ
れは組成物の固体構造の形成を助けることができる。固
型油分は低融点有機化合物であるかまたは高分子量物質
の混合物であり、そして室温で固体またはペースト状で
ある。固型油分はワックス、炭化水素、脂肪酸、脂肪族
アルコール、天然脂肪またはエステルであるが、それら
に限定されない。
【0023】天然、鉱物性および合成のワックスを本願
発明で使用することができる。動物起源の天然ワックス
の例はミツロウ、鯨ロウ、ラノリン、セラックワックス
であり、植物起源の天然ワックスの例は、例えばカルナ
ウバ、キャンデリラ、ベイベリー、サトウキビロウであ
り、そして鉱物起源の天然ワックスの例は、例えばセレ
シン、モンタン、パラフィン、マイクロクリスタリン、
ワセリン、石油およびペトロラトムワックスであるがこ
れらに限定されない。合成ワックスの例はカーボワック
スおよび炭化水素タイプのワックスのようなポリオール
エーテルエステル、シリコンワックス並びにポリエチレ
ンワックスであるが、これらに限定されない。直鎖脂肪
酸のエステルのようなワックス形態の合成トリグリセリ
ドも有用である。最も好ましいワックスはキャンデリ
ラ、セレシン、ラノリン、マイクロクリスタリン、カル
ナウバ、ミツロウおよびパラフィンワックスである。
【0024】本願発明で使用される脂肪酸は飽和、不飽
和、直鎖または側鎖を有するものであることができる。
例としてはラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、
ステアリン酸およびベヘニン酸であるが、これらに限定
されない。
【0025】本願発明で使用される脂肪族アルコールの
例はオクチルアルコール、デシルアルコール、ラウリル
アルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコー
ル、ステアリルアルコールおよびベヘニルアルコールで
あるが、これらに限定されない。
【0026】本願発明で使用される天然脂肪の例はパー
ム油、木ロウ、硬化ヒマシ油およびコレステロールであ
るが、これらに限定されない。
【0027】本願発明で有用なエステルの例はミリスチ
ルミリステート、ミリスチルパルミテート、ミリスチル
ステアレート、セチルパルミテート、セチルステアレー
ト、セチルラクテート、ステアリルラクテート、コレス
テロールステアレート、コレステロールオレエート、コ
レステロールパルミテート、コレステロールラウレー
ト、コレステロールミリステート、コレステロールリノ
レート、コレステロールリシノレエートであるが、これ
らに限定されない。液状油 液状油は柔軟剤として作用し、そして化粧品にのびや潤
いを与える。液状油は室温で自由に流動する材料であ
る。液状油は揮発性であってもよい。上記液状油は炭化
水素油、天然油、脂肪族アルコール、脂肪酸エステルお
よびシリコン油等が挙げられるが、これらに限定されな
い。
【0028】本願発明に有用な炭化水素の例は液体パラ
フィン、スクワラン、液体ペトロラトム、鉱油および液
体ポリブテンであるが、これらに限定されない。
【0029】本願発明で使用される天然油は典型的には
飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸の混合物である。植物から誘
導される天然油の例にはアーモンド油、オリーブ油、ゴ
マ油、ベニバナ油、アボガド油、綿実油、ホホバ油、ヒ
マシ油、ナタネ油、大豆油、ヤシニン油およびヤシ油、
硬化植物油、並びにココアバターであるが、これらに限
定されない。動物供給源から誘導される天然油の例はミ
ンク油および卵黄油であるが、これらに限定されない。
【0030】本願発明に有用な脂肪族アルコールの例は
イソステアリルアルコール、ラノリンアルコール、オレ
イルアルコール、ヘキサデシルアルコール、オクチルド
デカノールアルコール、リノレイルアルコール、リノレ
ニルアルコールおよびアラキジルアルコールであるが、
これらに限定されない。
【0031】本願発明に有用な脂肪酸は天然または合
成、飽和、不飽和、直鎖若しくは側鎖を有するものであ
ることができる。本願発明に有用な脂肪酸の例はアジピ
ン酸、カプリル酸、カプリン酸、イソステアリン酸、リ
ノレイン酸、リシノレイン酸、オレイン酸、エライジン
酸およびエルシン酸であるが、これらに限定されない。
【0032】本願発明に有用な脂肪酸エステルの例はセ
チルリシノレエート、セチルオレエート、セチルオクタ
ノエート、セチルアセテート、グリセリルトリオクタノ
エート、イソプロピルラノレート、イソプロピルリノレ
エート、イソプロピルミリステート、イソプロピルパル
ミテート、イソプロピルオレエート、イソプロピルステ
アレート、エチルラクテート、エチルグルタメート、エ
チルラウレート、エチルリノレエート、エチルメタクリ
レート、エチルミリステート、エチルパルミテート、ジ
イソプロピルアジペート、オクチルドデシルミリステー
ト、オクチルパルミテート、オクチルイソペラルゴネー
ト、オクチルドデシルラクテート、トリデシルイソノナ
ノエート、イソトリデシルイソノナノエート、ヘキサデ
シルステアレート、オレイルオレエート、イソノニルイ
ソノナノエート、イソステアリルミリステート、ジペン
タエリスリトールエステル、ネオペンチルグリコールジ
オクタノエートおよびジ(カプリル/カプリン酸)プロ
ピレングリコールであるが、これらに限定されない。他
の適当なエステルにはカプリル酸トリグリセリド、カプ
リン酸トリグリセリド、イソステアリン酸トリグリセリ
ド、アジピン酸トリグリセリドのようなトリグリセリド
およびコレステリルオレエートのようなコレステロール
誘導体がある。
【0033】不揮発性および揮発性の直鎖、側鎖を有す
るものおよび環状シリコン油、例えばジメチコン、フェ
ニルジメチコンおよびシクロメチコンも有用である。油ゲル化剤 油ゲル化剤は処方をゲル化するかまたは処方の粘度を調
製するために加えられる。本願発明に有用な油ゲル化剤
の例は、ベンズアルデヒドとジベンジリデンキシリトー
ル、パラトリペンジリデンソルビトールのような少なく
とも5塩基性を有するポリヒドリックアルコールとの縮
合生成物、ステアリン酸カルシウム、パルミチン酸カル
シウム、2−エチルヘキサンのリチウム塩、1,2,ヒ
ドロキシステアレートのアルミニウム塩のような金属石
鹸、ラウロイルグルタメートジブチルアミド、ラウロイ
ルグルタメートステアルアミド、ジカプロイルリジンラ
ウロイルアミド、ジカプロイルリジンラウロイルアミン
塩、ジカプロイルリジンラウリルエステル、ジカプロイ
ルリジンラウロイルフェニルアラニンラウリルアミドの
ようなN−アシルアミノ酸のアミド、エステルおよびア
ミド誘導体;デキストリン脂肪酸エステル、並びに1,
2−ヒドロキシステアリン酸であるが、これらに限定さ
れない。顔料 本願発明に有用な顔料の例は、タルク、雲母、粘土、カ
オリン、酸化亜鉛、ナイロン粉末、群青、パール顔料
(ビスマスオキシクロライド、グアニン)、酸化鉄、酸
化チタン、チタン雲母、炭酸カルシウム等の無機顔料、
およびタール顔料等の有機顔料であるが、これらに限定
されない。シリコンおよびその誘導体、金属石鹸、フッ
素化合物およびその誘導体、レシチンおよびその誘導
体、アミノ酸およびその塩等で表面処理されている顔料
も使用することができる。
【0034】顔料は、製造方法で使用する前に上記の液
状油の項で開示したような油状媒体に分散させることも
できる。顔料は、ヒマシ油のような油状媒体中に予め分
散されて購入するか、または、続いて処方者によって選
択される媒体中に分散される乾燥粉末として入手するこ
とが可能である。その他の成分 本願発明の方法によって製造される組成物は、油溶性固
型化粧料全体として通常のpH4〜7の範囲にある限り
において本願明細書に既に開示された成分に加えて下記
のような成分を含有することができる。
【0035】即ち、抗酸化剤、保存剤、抗炎症剤、収斂
剤、pH緩衝剤、香料、紫外線および赤外線スクリーニ
ング剤、脂肪酸エステルやポリオキシアルキレン脂肪酸
エステル等の非イオン界面活性剤、レシチンおよびホス
フェートのような両性および陰イオン界面活性剤、ビタ
ミン類、並びに皮膚コンディショニング剤である。
【0036】抗酸化剤および保存剤は消費者に魅力のあ
る製品を作るために本願発明の組成物中に配合すること
ができ、そして通常配合される。有用な抗酸化剤および
保存剤はトコフェロール、ジブチルヒドロキシトルエ
ン、メチルパラベンおよびプロピルパラベンであ。これ
らの成分は、典型的にはそれぞれ1%を超えない値で存
在し得る。
【0037】有用な皮膚コンディショニング剤は、ベー
ターグリシルレチン酸およびその誘導体、植物抽出物、
アラントイン、コラーゲン並びに抽出物および処理エラ
スチン繊維である。
【0038】
【実施例】以下の実施例は本発明の組成物を説明するた
めのものであるが、これらの実施例によって制約される
ものではない。すべての%と比は特に断らない限り重量
に基づく。
【0039】
【表1】 表1に示した実施例1〜3の口紅は通常の技術をもつ者
によって都合の良い方法によって調製できる。好適な方
法として次のような方法がある。酸性染料、油溶性染
料、および顔料をそれぞれ別個に適量のヒマシ油と混合
する。無水クエン酸を溶媒に溶解して5%溶液を調製す
る。このようにして得られた染料混合物、顔料混合物お
よび有機酸溶液を100〜120℃に加熱溶解した他の
成分と混合する。得られた混合物を型に流し込み、成型
してステッィク状の口紅を得る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 遠 藤 義 則 滋賀県野洲郡野洲町南桜1300−65

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】必須成分として、(a)0.01〜1重量
    %の酸性染料、および(b)0.01〜0.5重量%の
    一塩基性もしくは多塩基性の水溶性有機酸を含有してな
    ることを特徴とする、油性固型化粧料。
  2. 【請求項2】油溶性染料を0.01〜2重量%含有す
    る、請求項1に記載の油性固型化粧料。
  3. 【請求項3】前記水溶性有機酸が、クエン酸、無水クエ
    ン酸、乳酸、酒石酸、リンゴ酸、およびそれらの混合物
    からなる群より選ばれる、請求項1または2に記載の油
    性固型化粧料。
  4. 【請求項4】前記水溶性有機酸を酸性染料の0.5倍重
    量以上含有する、請求項1ないし3のいずれか1項に記
    載の油性固型化粧料。
  5. 【請求項5】前記水溶性有機酸が、化粧料に対して、
    0.1〜5重量%の水、炭素数1ないし6の一価アルコ
    ール、多価アルコールおよびそれらの混合物からなる群
    より選ばれる溶媒に溶解した溶液として配合されてなる
    ことを特徴とする、請求項1ないし4のいずれか1項に
    記載の油性固型化粧料。
  6. 【請求項6】必須成分として、(a)0.01〜1重量
    %の酸性染料、(b)0.01〜0.5重量%の一塩基
    性または多塩基性の水溶性有機酸、(c)0.01〜2
    重量%の油溶性染料、(d)0.1〜5重量%の溶媒、
    (e)60〜98重量%の油性成分、および(f)0〜
    39重量%の顔料を含有し、前記水溶性有機酸が溶媒に
    溶解した溶液として配合されることを特徴とする、口紅
    組成物。
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