JPH072063U - 多数の印面を有する押し印具 - Google Patents

多数の印面を有する押し印具

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JPH072063U
JPH072063U JP3032693U JP3032693U JPH072063U JP H072063 U JPH072063 U JP H072063U JP 3032693 U JP3032693 U JP 3032693U JP 3032693 U JP3032693 U JP 3032693U JP H072063 U JPH072063 U JP H072063U
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stamp
stamping
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JP3032693U
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綾子 阿部
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綾子 阿部
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Abstract

(57)【要約】 【目的】単一の押し印具に内容、形式が異なる印面を多
数設けて、所望の文字や図柄等を用紙様式に応じて、あ
るいは任意に変えることにより、使い分けが可能な多数
の印面を有する押し印具を提供することを目的とするも
のである。 【構成】角柱10の各側面を印面とし各印面10a,1
0b,10c,10dに任意の文字,図柄等を設けた印
面体と、この印面体の対向する非印面部を支持し各印面
の押印が可能なように回動かつ固定自在に軸支する取付
具20を介して設けた支持部材30からなる多数の印面
を有する押し印具Aを構成した。また、上記支持部材3
0の外側に上下に可動調整自在な規制体40を装着し
た。さらには、上記取付具に印面体の回動に連動する印
面表示ダイヤルを設けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は事務用品としてのゴム印等の押し印具に係り、一個の押し印具に縦 書き住所,氏名や横書き住所,氏名等の複数の異なる印面形式を設けて、用紙様 式に応ずる等、適宜印面を変えて使い分けるための押し印具に関するものである 。
【0002】
【従来の技術】
事務用品として用いられるゴム印は、一般に、使用目的や用紙様式によって所 在地,名称,電話番号等の内容を縦書きや横書き、英文字等にそれぞれ形式を変 えて複数製作しているのが現状である。また、子供の玩具として、キャラクター の図柄変化を複数のゴム印に製作して組み物商品とし、ゴム印を適宜使い分けて 連続した内容や関連した図柄変化を楽しむためのものがある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、事務用品としての従来のゴム印は、形式が異なるものを複数個 保管するため、ゴム印を収容する印箱に占める割合が大きくなったり、大判のゴ ム印であれば大きなスペースを必要とした。また、キャラクター図柄のゴム印は 所定数が一組であるため、1個でも紛失すると楽しみが半減した。
【0004】 この考案は上記問題点に鑑みてなされたもので、単一の押し印具に内容、形式 が異なる印面を多数設けて、所望の文字や図柄等を用紙様式に応じて、あるいは 任意に変えることにより、使い分けが可能な多数の印面を有する押し印具を提供 することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この考案は上記課題を解決するため、角柱の各側面を印面とし各印面に任意の 文字,図柄等を設けた印面体と、この印面体の対向する非印面部を支持し各印面 の押印が可能なように回動かつ固定自在に軸支する取付具を介して設けた支持部 材からなる多数の印面を有する押し印具を構成したものである。
【0006】 また、上記押し印具の支持部材の外側に上下に可動調整自在に装着され、押印 時と保管時に可変自在な規制体を設けた押し印具としてもよい。さらに、上記取 付具に印面体の回動に連動する印面表示ダイヤルを設けた押し印具を構成しても よい。
【0007】
【作用】
この考案の押し印具は、取付具によって支持部材に軸支された印面体が回動な らびに固定できるので、押印する用紙様式によってあるいは任意に、印面体を回 動し固定して所望の印面に変化させて使用可能である。よって、単一の押し印具 で形式の異なるたとえば縦書き、横書き印面が選択できる。
【0008】 また、上記押し印具の支持部材に上下に可動調整自在な規制体を装着すると、 使用時には規制体を上動し規制体下部を印面レベルより上方にして印面を突出さ せることで押印を可能にし、また押し印具の不使用時や保管時には規制体を下動 し規制体下部を印面レベルより下方に下動することで、たとえば、印箱の底部に 規制体下部を直接当接させ印面と底部に間隔をあけることができる。これにより 、印面に埃がついたり汚れることなく常時きれいに保管することができる。
【0009】 さらには、上記取付具に印面体の回動に連動する印面表示ダイヤルを設けたの で、取付具を操作して印面体を回転すると、これに連動してダイヤルも回転して 底部に位置する印面が表示されるので、押し印具の印面位置を確認することなく 、所望の印面を外観から目視して確認できる。
【0010】
【実施例】
この考案の一実施例を図面に基づいて説明する。図1はこの考案に係る押し印 具の分解斜視図、図2は同押し印具の一部破断の正面図、図3は同押し印具の一 部破断の側面図、図4は同押し印具の底面図、図5は印面体を回転変化させて異 なる印面を表示した状態を示す押し印具の底面図である。
【0011】 図示するように押し印具Aは、四角柱の四側面に各種の印面10a,10b, 10c,10dを設けた印面体10と、この印面体10を取付軸20aと調節ね じ20bからなる取付具20を介して回動,固定可能にする支持部材30と、こ の支持部材30の外側に上下に可動調整自在に設けられる規制体40で構成され ている。
【0012】 印面体10は、プラスチック製からなる四角柱を横置き態様にしたもので、四 側面にそれぞれゴム製からなる印面を設けてある。各印面には住所,氏名,電話 番号の縦書き形式印面10aと、同一内容の横書き形式印面10bと、図4に示 すように同一内容の英文字形式印面10c、さらには図5に示すように氏名を配 偶者名に代えた配偶者形式印面10dの四種類を設けてある。そのほか一般企業 の社判の例として、所在地,電話番号に代表者名、あるいは代表者名に代えて取 締役名、さらには組織名等を適宜四側面に組み合わせた印面であってもよい。こ の印面体10の非印面部である対向する両端面には、上記取付具20の取付軸2 0aを接着剤等により固定するための取付孔10eを形成してある。
【0013】 また、支持部材30は上部につまみ30aが設けられ、かつ底面が開放された プラスチック製の中空四角柱であり、印面体10を中に収容して上記取付具20 によって、印面体10を回動自在かつ固定自在に軸支してある。そして、支持部 材30は印面体断面の対角線の長さより長い内法に形成して、印面体10の回動 に支障がない大きさとしている。この支持部材30の対向する両端面には、取付 具20の取付軸20aを挿通するための挿通孔30bを穿設してある。
【0014】 次に、規制体40は支持部材30を中に収嵌できる大きさに形成され、その上 下面が開放されたプラスチック製の中空四角柱である。この規制体40の両端面 には、縦に長い長孔40aが穿設されており、取付具20の取付軸20aを挿通 可能にして、この規制体40の上下動を調整を可能にしてある。図2および図3 に示すように長孔40aの範囲内で、規制体40を上動してその下部を印面体1 0の印面レベルより上の位置(実線で示す位置)で固定することで押し印具Aの 使用が可能になり、また規制体40を下動してその下部を印面体10の印面レベ ルより下の位置(仮想線で示す位置)で固定することで、押し印具Aの不使用時 や保管時に印面が印箱の底部に接触することがなくなる。さらに長孔40aの下 方、すなわち規制体40両端面の下部中心位置には、図3に示すように後記する 取付具20のガイドハンドル20cの軸心と一致させるための印面位置決め用の 目印40bを設けてある。
【0015】 上記取付具20は取付軸20aと調節つまみ20bからなり、取付軸20aの 中途位置にはその軸心に直交する方向に90°毎に突出する4本のガイドハンド ル20cを設けてある。このガイドハンドル20cは、印面体10を回動する際 のハンドル機能をなすとともに、ガイドハンドル20cの各軸心が印面体10の 各印面に鉛直に位置するように固定される。そして、図1および図3に示すよう に、支持部材30両端面の印面位置決め用の目印40bとガイドハンドル20c の軸心を一致させた位置で調節つまみ20bを固定する。このように、ガイドハ ンドル20cと目印40bの関係によって、印面体10の回動位置を位置決めす れば、手で握る支持部材30に対して各印面の水平状態が得られる。なお、符号 20a′,20b′はワッシャである。
【0016】 一方、調節つまみ20bは取付軸20a他側の雄ねじ20dに螺合するように 雌ねじとつまみで構成されている。このつまみを掴んで取付軸20aの雄ねじ2 0dに螺合することによって、支持部材30と規制体40を密接に固定し、印面 体10自体の位置決め固定と、規制体40の上下動を固定するようにしてある。
【0017】 以上のように構成した押し印具Aの使用例を説明する。いま、図4に示すよう に英文字形式印面10cが底部に露出した位置で保管されていたものを、図5に 示すように配偶者形式印面10dに変えて使用する。最初に、両側の調節つまみ 20bを緩めて規制体40を上動させる。次に、ガイドハンドル20cを回して 印面体10を回転させて配偶者形式印面10dを露出させる。この際、ガイドハ ンドル20cの軸心を規制体40の印面位置決め用の目印40bに合わせる。こ の状態のまま調節つまみ20bを締めて、印面体10の回転ならびに規制体40 の下動を固定して、用紙等に押印する。続いて他の印面を使用する場合には、再 び調節つまみ20bを緩め印面体10を回転させて、任意の印面形式の位置で調 節つまみ20bを締めれば固定されて使用可能になる。
【0018】 押し印具Aを保管するときには、調節つまみ20bを緩めて規制体40を下動 させたその位置で調節つまみ20bを締めて規制体40を固定する。これにより 、規制体40の下部が印面レベルより下方になるので、印箱の底部には規制体4 0の下部が当接して印面を汚れや損傷から守ることができる。
【0019】 次に、押し印具の他の例を示す。図6(a)は五角柱の印面体を示す押し印具 の説明図、図6(b)は六角柱の印面体を示す押し印具の説明図である。図示す るように、五角柱の印面体10Aを採用することにより、形式の異なる5種類の 印面を設けることができる。さらに、六角柱の印面体10Bにおいては、六側面 を印面とすることが可能であり、単一の押し印具でより多くの印面を設けること ができる。これらのガイドハンドルは、五角柱の印面体10Aであれば5本、六 角柱の印面体10bであれば6本設ける。
【0020】 続いて、他の実施例を説明する。図7は印面表示ダイヤルを装着した取付具を 示す説明図である。図示するように、取付具のガイドハンドル20cの側部に、 円板の厚さ部分に印面体10の各印面形式を表示した印面表示ダイヤル50を固 着してある。このダイヤル50の表示欄は、ガイドハンドル20cの軸心が図示 しない印面位置決め用の目印を指すときに、その印面の180°の位置に印面形 式の表示が現れるように固定されている。したがって、印面形式を変えるために ガイドハンドル20cによって印面体10を回転すると、ダイヤル50も一体的 に回転して、押し印具の外観(上部)からダイヤル50を見ながら所望する印面 形式を押し印具の底部に位置させることができ、いちいち押し印具の底部を引っ 繰り返して確認しながら印面体を回転させる不便さがない。
【0021】 なお、この考案は上記実施例に限るものではなく、この考案の主旨に沿って種 々の応用と実施態様をとることができる。たとえば、図示はしないが三角柱の印 面体を採用してもよい。以上、上記実施例は規制体40を取り付けた押し印具A を説明したが、規制体を設けることなく印面体10と取付具20と支持部材30 で構成したものであってもよいことは勿論のことである。
【0022】
【考案の効果】
この考案の押し印具は以上のように構成したので、単一の押し印具で形式の異 なるたとえば縦書き印面、横書き印面、英文字印面等を用紙様式に応じてあるい は任意に選択して使い分けできる。したがって、形式の異なるゴム印を複数個製 作する必要もなく、また1個の押し印具であるため保管するにも大きなスペース を必要とない。
【0023】 また、押し印具に規制体を装着すると、使用時には規制体を上動し規制体下部 を印面レベルより上方にして印面を突出させることで押印を可能にし、また押し 印具の不使用時や保管時には規制体を下動し規制体下部を印面レベルより下方に 下動することで、たとえば、印箱の底部に規制体下部を直接当接させ印面と底部 に間隔をあけることができるので、印面に埃がついたり汚れることなく常時きれ いに保管することができる。
【0024】 さらには、取付具に印面表示ダイヤルを装着して、印面体を回転するとダイヤ ルも一体的に回転して、押し印具の外観からダイヤルを見ながら所望する印面形 式を押し印具の底部に位置させることができるので、いちいち押し印具の底部を 引っ繰り返して確認しながら印面体を回転させる不便さがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る押し印具の分解斜視図である。
【図2】同押し印具の一部破断の正面図である。
【図3】同押し印具の一部破断の側面図である。
【図4】同押し印具の底面図である。
【図5】印面体を回転変化させ異なる印面を表示した状
態を示す押し印具の底面図である。
【図6】図6(a)は五角柱の印面体を示す押し印具の
説明図、図6(B)は六角柱の印面体を示す押し印具の
説明図である。
【図7】印面表示ダイヤルを装着した取付具を示す説明
図である。
【符号の説明】
A:押し印具 10:印面体 10a:縦書き形式印面 10b:横書き形式印面 10c:英文字形式印面 10d:配偶者形式印面 10e:取付孔 20:取付具 20a:取付軸 20b:調節つまみ 20c:ガイドハンドル 30:支持部材 30b:挿通孔 40:規制体 40a:長孔 40b:印面位置決め用の目印 50:印面表示ダイヤル

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 角柱の各側面を印面とし各印面に任意の
    文字,図柄等を設けた印面体と、この印面体の対向する
    非印面部を支持し各印面の押印が可能なように回動かつ
    固定自在に軸支する取付具を介して設けた支持部材から
    なることを特徴とする多数の印面を有する押し印具。
  2. 【請求項2】 上記支持部材の外側に上下に可動調整自
    在に装着され、押印時と保管時に可変自在な規制体を設
    けた請求項1記載の多数の印面を有する押し印具。
  3. 【請求項3】 上記取付具に印面体の回動に連動する印
    面表示ダイヤルを設けたことを特徴とする請求項1また
    は2記載の多数の印面を有する押し印具。
JP3032693U 1993-06-07 1993-06-07 多数の印面を有する押し印具 Pending JPH072063U (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3088766B2 (ja) * 1990-02-09 2000-09-18 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ ハイアラーキー ニューラル ネットワークに用いる分類方法及びネットワーク

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3088766B2 (ja) * 1990-02-09 2000-09-18 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ ハイアラーキー ニューラル ネットワークに用いる分類方法及びネットワーク

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