JP2000006583A - 毛筆用手受盤 - Google Patents

毛筆用手受盤

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JP2000006583A
JP2000006583A JP20849198A JP20849198A JP2000006583A JP 2000006583 A JP2000006583 A JP 2000006583A JP 20849198 A JP20849198 A JP 20849198A JP 20849198 A JP20849198 A JP 20849198A JP 2000006583 A JP2000006583 A JP 2000006583A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 例えば、書道、原槁書き、写経、ハガキ書
きなどの際に、文字を書く人の手が墨、インクなどで汚
れたり、紙面や文字を汚したり、用紙に手の汗や油が付
着して紙面を汚したりする等の、弊害を解決して文字を
書き進めることを可能にした毛筆用手受盤を提供する。 【解決手段】 長手方向上面に案内凹溝を設けてなる
一方の用紙押え盤と、長手方向両端に高さの異なる下向
支持足を設けてなる他方の手首載置盤と、より成り、前
記用紙押え盤の案内凹溝に対して、前記手首載置槃にお
ける下向支持足のうち、低い高さの下向支持足を嵌めて
用紙押え盤と手首載置盤とを直交させるとともに、用紙
押え盤の案内凹溝をガイドにして手首載置盤の左右移動
を可能にし、更に、用紙押え盤における一辺の長手方向
テーパー面に定規目盛りを設けることを特徴とする毛筆
用手受盤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】[発明の属する技術分野]本発明は、毛筆
用半紙、原稿用紙、レター用紙、葉書などの汚れ防止盤
に関するものである。
【0002】[従来の技術]昨今、趣味の多様化に伴
い、寺院やカルチャースクールなどで、写経を行なう人
や書道をたしなむ人が増えている。
【0003】[発明が解決しょうとする課題]しかし、
通常、半紙などの用紙に毛筆で文字を書く場合は、右か
ら左へ縦に書くことが多く、その場合、初めに書いた文
字が乾かないうちに行を進めていくと毛筆を把持して書
いている人の手に墨が付いて手を汚ごしてしまい、手に
付いた墨や汚れを拭き取ることは厄介であり、また、用
紙面や文字自体を汚した場合には、再度、新たな用紙に
替えて毛筆書きを行なう不都合があった。さらに、用紙
面に毛筆で写経などを書く場合は、兎角、文字配列が曲
ってしまうため、留意する必要があったり、文字と文字
との行間隔が等間隔になるように注意しながら写経を書
き進めていく心配がある。しかも、原稿用紙に万年筆、
ボールペン、サインペン、シャープペン、マジック・カ
ラーペン等を用いて原稿書きする場合、原稿を書く人の
手の汗や油が原稿用紙面に付着するために、インク等の
乗りが悪くなり、インクがはじかれることが多かった。
【0004】[課題を解決するための手段]本発明は、
上述のような問題点を解決することを目的としてなされ
たもので、詳しくは、本発明は、直角状形成盤と、非直
角状形成盤を含み、この直角状形成盤と非直角状形成盤
は、用紙面に触れない程度の高さを保持して形成され、
前記直角状形成盤は、用紙押え盤の案内長溝をスライド
するか、もしくは、スライドしない用紙汚れ防止盤体を
備え、かつ、前記直角状形成盤の用紙押え盤と用紙受盤
および前記非直角状形成盤に夫々、定規目盛を設けてな
る毛筆用半紙、原稿用紙、レター用紙、葉書などの汚れ
防止盤を提供するものである。
【0005】[発明の実施の形態]本発明の実施例につ
いて、図面を参照して説明すると、図1ないし図5は本
発明の第一実施例、図6ないし図8は本発明の第二実施
例、図9ないし図13は本発明の第三実施例、図14お
よび図15は本発明の第四実施例を示している。
【0006】本発明の第一実施例は、図1に示す用紙押
え盤1と、図2に示す用紙汚れ防止盤2とで構成され、
前記の用紙押え盤1は、盤体3と、この盤体3の内側4
に設けられるテーパー面5と、このテーパー面5に設け
られる定規目盛6と、盤体3の凹設される案内長溝7を
具備する。本実施例では、案内長溝7の形状を凹字型と
したものを例示したが、適宜の形状溝でよい。
【0007】前記、用紙汚れ防止盤2は、盤体8と、こ
の盤体8の両端部位に突設される下向支持足9、10と
により構成される。本実施例では、下向支持足9、10
の形状を矩形状としたものを例示したが、前記用紙押え
盤1に設けられている案内長溝7の形状に符合する形状
のものであればよい。
【0008】図3は、用紙押え盤1の案内長溝7に対
し、用紙汚れ防止盤2の一方の下向支持足9を嵌挿させ
た状態を示しており、案内長溝7に下向支持足9を嵌挿
させることで、図5に示すような直角状形成盤11を構
成し、かつ、用紙押え盤1の案内長溝7をガイドにし
て、用紙汚れ防止盤2が左右方向にスライド自在となる
特徴の用紙などの汚れ防止盤12を構成する。
【0009】本発明の第一実施例は、用紙押え盤1の案
内長溝7に対し、用紙汚れ防止盤体2の一方の下向支持
足9を嵌挿させ、直角状形成盤11となるように構成し
た用紙汚れ防止盤12であり、使用に際しては、用紙1
3の上辺14を用紙押え盤1で固定させた上で、用紙汚
れ防止盤体2の上面15に文字を書く人の毛筆を持つ手
を載せ、用紙13面に対し、用紙汚れ防止盤体2を左右
方向(図5の矢示方向)にスライドさせ乍ら用紙13に
文字16(図示の場合は写経)を書き進めるようにす
る。
【0010】なお、上述したように、用紙汚れ防止盤体
2の一方の下向支持足9は、用紙押え盤1の案内長溝7
に嵌挿されており、用紙汚れ防止盤体2の他方の下向支
持足10は、机上等に対置された使用形態となり、用紙
汚れ防止盤体2は、用紙13面より所定の高さを保持す
るために、用紙13に書いた文字16や絵図、線などを
汚すような恐れや用紙13面に手の汗や油などが付着す
るのを未然に防止することが出来る。また、用紙汚れ防
止盤12の向きを90に変えることで、文字16の縦
書き、横書きの使い分けが出来、さらに、用紙押え盤1
のテーパー面5に設けられている定規目盛6は、用紙1
3に書き記される文字16の縦の文字間隔を等間隔に保
つための目安となるため、文字の曲がり等を解消させる
ことが可能である。
【0011】本発明の第二実施例は、第一実施例の用紙
汚れ防止盤体2自体を使用して用紙などの汚れ防止盤1
7を得るようにしたものである。この用紙汚れ防止盤1
7は、図6に示すように、用紙汚れ防止盤体18と、こ
の用紙汚れ防止盤体18の盤面19に設けられる定規目
盛20と、用紙汚れ防止盤体18の両端部位に突設され
る下向支持足21、22を具備しており、使用に際して
は、図7に示すように、用紙汚れ防止盤体18の下に用
紙23(例えば、原稿用紙、レター用紙)を潜らせ、用
紙汚れ防止盤体18の上面24に文字を書く人の筆記具
を持つ手を載せ、図7矢示方向の如く、用紙汚れ防止盤
体18を上下方向にずらすことで、用紙23に、所要行
数文字を横書きすることが出来、また、図8矢示方向の
如く、用紙汚れ防止盤体18を左右にずらすことで、用
紙23に、所要行数文字を縦書きすることが出来る。さ
らに、用紙汚れ防止盤体18を反転させた場合は、通常
の定規として活用することが出来る。しかも、用紙面の
文字を汚さず、用紙面に手の汗や油が付着するのを防止
して、文字の横書き、縦書きを行うことが出来、携行使
用にも至便である。
【0012】本発明の第三実施例は、図9ないし図13
に示すように、用紙受盤25と、用紙汚れ防止盤体26
とで直角状形成盤27を構成する用紙などの汚れ防止盤
28であり、用紙受盤25と用紙汚れ防止盤体26との
直交する隅角部29を回動自在な支軸30によって締結
させ、この支軸30を中心にして用紙受盤25を用紙汚
れ防止盤体26側へ折畳み収納できるように構成されて
いる。使用時にあっては、図9に示すように、これを9
に拡開させ、用紙31の上辺32を用紙受盤25の
内側33に押し当て、そして、用紙汚れ防止盤体26の
上面34に文字を書く人の筆記具を持つ手を載せ、図1
2矢方向の如く、用紙汚れ防止盤体26の下で用紙31
を左右方向にずらすと、用紙31面に所要行数文字を縦
書きしていくことが出来、また、図13矢示方向の如
く、用紙汚れ防止盤体28の下で用紙31を上下にずら
すと、用紙31面に所要行数文字を横書きしていくこと
が出来る。しかも、用紙31面の文字を汚さず、用紙3
1面に手の汗や油が付着するのを防止して、文字の縦書
き、横書きを行うことが出来る。使用後は、図10に示
すように、用紙汚れ防止盤体26の下側に用紙受盤25
が折り畳まれるため、邪魔にならず、取扱上、便利とな
る。
【0013】更に、用紙受盤25の内側33に定規目盛
35が設けてあり、この定規目盛35は、用紙31に書
き記される縦文字、横文字の行間隔を等間隔に保つため
の目安となるものである。図面符号36は用紙汚れ防止
盤体26に突設した下向支持足を示し、前記支軸30
は、頭部にローレットを刻設した螺子、蝶螺子などを用
い、図示の場合は、頭部にローレットを刻設した螺子を
示している。
【0014】本発明の第四実施例は、図14および図1
5に示すように、用紙受盤37と、用紙汚れ防止盤体3
8を有して直角状形成盤39を構成する用紙などの汚れ
防止盤40であり、用紙受盤37の内側41に定規目盛
42を設け、用紙汚れ防止盤体38の両端部位に下向支
持足43、44が突設してあり、使用に際しては、図1
4に示すように、用紙45(図示の場合は葉書)の上辺
46を用紙受盤37の内側41に当てるようにして用紙
45を整えた上で、用紙汚れ防止盤体38の上面47に
文字を書く人の筆記具を持つ手を載せ、図14矢示方向
の如く、用紙45を用紙汚れ防止盤体38の下で左右に
スライドさせることで、用紙45に文字を縦書きしてい
くことが出来る。用紙受盤37に設けた定規目盛42
は、用紙45に書き記される縦文字の行間隔を等間隔に
保つための効果がある。
【0015】なお、第一実施例で適用する用紙押え盤1
と用紙汚れ防止盤体2、第二実施例で適用する用紙汚れ
防止盤体18、第三実施例で適用する用紙受盤25と用
紙汚れ防止盤体26、第四実施例で適用する用紙受盤3
7と用紙汚れ防止盤体38は、透明性プラスチック、硬
質ガラス、木材、アルミ、陶磁、竹材、鋳物などによっ
て製出することが出来、また、木製であれば、表面に漆
塗り等を施してもよい。また、第一実施例の説明では、
盤体3にテーパー面5を設けるように記述したが、テー
パー面5を不要にしてもよい。また、第一実施例の定規
目盛6、第二実施例の定規目盛20、第三実施例の定規
目盛35および第四実施例の定規目盛42を不要にして
もよい。
【0016】[発明の効果]本発明に係る毛筆用半紙、
原稿用紙、レター用紙、葉書などの汚れ防止盤にあって
は、用紙汚れ防止盤体が、用紙面に触れない程度の高さ
を保持して形成され、文字を書く人の手を載せることが
できるように構成されているので、用紙に文字を書き記
すにあたり、用紙面に書かれてた初めの文字が乾かない
状態で、手、用紙面、文字を汚ごさずに書き進めること
が出来ると共に、用紙自体に手の汗や油などが付着して
用紙が汚れる等の恐れを解消することができるから、イ
ンク等の乗り具合に支障が無く文字を奇麗に書き記るす
ことができる。また、定規目盛は、文字を書く際の文字
の行間隔を等間隔に定める目安となるために、整然とし
た文字配列による書き記るしを確保することが出来ると
共に、文字の曲がり等を解消するのに役立ち、また、定
規としての単独使用も可能であり、さらに、使用の向き
を変えることで縦書利用、横書利用も自在であり、しか
も、文字は勿論のこと、線、絵図等の書き記るしにも適
用することが出来、しかも、簡単構造にして廉価に提供
することが出来、かつ、使用上、頗る簡単で取扱い易い
等の利点があり、このように、本発明に係る用紙の汚れ
防止盤は、新規な事務用品として実用上、顕著な効果を
発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、第一実施例に係る用紙押え盤の斜視図
である。
【図2】図2は、第一実施例に係る用紙汚れ防止盤体の
斜視図である。
【図3】図3は、第一実施例に係る用紙汚れ防止盤の全
体斜視図である。
【図4】図4は、第一実施例に係る用紙押え盤の断面図
である。
【図5】図5は、第一実施例に係る用紙汚れ防止盤の使
用状態を示す説明図である。
【図6】図6は、第二実施例に係る用紙汚れ防止盤体の
斜視図である。
【図7】図7は、第二実施例に係る用紙汚れ防止盤の使
用状態を示す説明図である。
【図8】図8は、第二実施例に係る用紙汚れ防止盤の使
用状態を示す説明図である。
【図9】図9は、第三実施例に係る用紙汚れ防止盤の上
面図である。
【図10】図10は、第三実施例に係る用紙汚れ防止盤
の折畳み状態を示す側面図である。
【図11】図11は、第三実施例に係る用紙汚れ防止盤
の側面図である。
【図12】図12は、第三実施例に係る用紙汚れ防止盤
の使用状態を示す説明図である。
【図13】図13は、第三実施例に係る用紙汚れ防止盤
の使用状態を示す説明図である。
【図14】図14は、第四実施例に係る用紙汚れ防止盤
の上面図である。
【図15】図15は、第四実施例に係る用紙汚れ防止盤
の側面図である。
【符号の説明】
1 用紙押え盤 2 用紙汚れ防止盤体 3 盤体 5 テーパー面 6 定規目盛 7 案内長溝 8 盤体 9、10 下向支持足 11 直角状形成盤 12 用紙などの汚れ防止盤 13 用紙 16 文字 17 用紙などの汚れ防止盤 18 用紙汚れ防止盤体 20 定規目盛 21、22 下向支持足 23 用紙 25 用紙受盤 26 用紙汚れ防止盤体 27 直角状形成盤 28 用紙などの汚れ防止盤 29 隅角部 30 支軸 31 用紙 35 定規目盛 36 下向支持足 37 用紙受盤 38 用紙汚れ防止盤体 39 直角状形成盤 40 用紙などの汚れ防止盤 42 定規目盛 43、44 下向支持足 45 用紙
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年4月26日(1999.4.2
6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 毛筆用手受盤
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、毛筆用手受盤に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】昨今、趣味の多様化にともない寺院やカ
ルチャースクールなどで写経を行なう人や書道を嗜む人
が増えている
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、通常、半紙な
どの用紙に毛筆で文字を書く場合は、右から左へ縦に書
くことが多く、その場合、初めに書いた文字が乾かない
うちに行を進めていくと、毛筆を把持して書いている人
の手に墨が付着して手を汚してしまい、手に付いた墨の
汚れを拭き取ることは厄介であつた。また、用紙面に毛
筆で写経などを書く場合は、文字配列の曲がりに留意す
る必要があつたり、文字と文字との行間隔が等間隔にな
るように注意しながら写経を書き進めていく心配があつ
た。更に、文字を書く人の手の汗や油で用紙面を汚した
りすると、墨やインクの乗りが悪くなり、文字に擦れを
生じさせる等の不都合があつた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述のような
不都合を解決することを目的としてなされたもので、詳
しくは、本発明は、長手方向上面に案内凹溝を設けてな
る一方の用紙押え盤と、長手方向両端に高さの異なる下
向支持足を設けてなる他方の手首載置盤と、より成り、
前記用紙押え盤の案内凹溝に対して、前記手首載置盤に
おける下向支持足のうち、低い高さの下向支持足を嵌め
て用紙押え盤と手首載置盤とを直交させるとともに、用
紙押え盤の案内凹溝をガイドにして手首載置盤の左右移
動を可能にし、更に、用紙押え盤における一辺の長手方
向テーパー面に定規目盛りを設けることを特徴とする毛
筆用手受盤を提供するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明は、図1に示される用紙押
え盤と、図2に示される他方の手首載置盤との組み合わ
せによりなるものであり、用紙押え盤に直交する手首載
置盤の左右方向移動によつて紙面上に次々と所定間隔ご
とに縦方向の文字を書き進めることができる毛筆用手受
盤であり、用紙押え盤に直交する手首載置盤の上下方向
移動によつて紙面上に次々と所定間隔ごとに横方向の文
字を書き進めることができる毛筆用手受盤である。
【0006】
【実施例】本発明の実施例を図1、図2、、図3、図
4、図5、図6に基づき説明すると、図面符号1は用紙
押え盤、2は手首載置盤を示し、用紙押え盤1は盤体3
と、この盤体13の一辺4に設けられるテーパー面5
と、このテーパー面5に設けられる定規目盛り6と。盤
体3の長手方向上面に設けられる案内凹溝7とで構成さ
れる。
【0007】前記手首載置盤2は盤体8と、この盤体8
の長手方向一端部に設けられる低い高さの下向支持足9
と、この盤体8の長手方向他端部に設けられる高い高さ
の下向支持足10とで構成される。
【0008】そして、前記用紙押え盤1の案内凹溝7に
前記手首載置盤2における一方の下向支持足9を係合さ
せ、かつ用紙押え盤1と手首載置盤2とを直交せしめ、
用紙押え盤1の案内凹溝7の形状に沿つて手首載置盤2
の移動を可能としたものである、
【0009】次に、以上に示した用紙押え盤1と手首載
置盤2との組み合わせからなる毛筆用手受盤11を使用
して用紙12に縦方向の文字13を書くには、まず、図
3に示すように、用紙押え盤1の案内凹溝7に手首載置
盤2の下向支持足9を嵌め、用紙押え盤1に対して、手
首載置盤2がスライドする毛筆用手受盤11を形成し、
図5に示すように、毛筆用手受盤11の用紙押え盤1で
用紙12の上辺14を固定する。そして、手首載置盤2
の上面15に文字を書く人の毛筆を持つ手首を載せ、用
紙12上において、手首載置盤2を左右方向いずれかに
移動させれば、用紙12を汚さずして、用紙12に、縦
列の文字13(図示の場合は、写経)を書き進めていく
ことができる。
【0010】また、図5の状態の毛筆用手受盤11を、
図6に示すように、逆時計回りに90度回転させれば、
手首載置盤2の上下方向移動が可能になり、用紙12を
汚さずして、用紙12に、横列の文字を書き進めていく
ことができる。
【0011】また、毛筆用手受盤11を用紙12上にセ
ツトした状態ては、用紙12面と手首載置盤2との間に
おいて所定の高さAが形成される。従つて、用紙12に
書いた文字13を手の油や汗で汚すような心配も無い。
【0012】また、この毛筆用手受盤11を分解して一
方の用紙押え盤1、他方の手首載置盤2に分けることが
できるため、携行、保管が容易となり、取扱上、至便な
毛筆用手受盤を得ることができる。
【0013】また、この毛筆用手受盤11の一方の用紙
押え盤1に設けた定規目盛り6は、用紙12に書き記さ
れる文字13の縦の文字間隔を等間隔に保つための目安
として使用できることはいうまでもない、
【0014】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の毛筆用手
受盤によれば、一方の用紙押え盤に設けた案内凹溝に、
他方の手首載置盤の長手方向一端部に設けた下向支持足
を嵌めて、紙面上に固定し、用紙に文字を書く場合には
他方の手首載置盤の上面に文字を書く人の毛筆を持つ手
首を載せ、用紙押え盤に設けた定規目盛りで文字の行の
間隔をはかりながら、手首載置盤を右から左へ、左から
右へと移動させると、毛筆で縦列に文字を書き進めてい
くことができる。また、用紙押え盤に直交する手首載置
盤は用紙面に触れない程度の高さき保持しているため
に、用紙面に書かれている初めの文字が乾かない状態で
も、用紙面、文字を汚さずに書き進めていくことができ
るとともに、用紙の文字を書き記すにあたり、手の油や
汗などが付着して用紙を汚したり、従来のように、初め
に書いた文字が乾かないうちに行を進めていくと毛筆を
持ち書いている人の手に墨が付着して手を汚してしまう
ような恐れも解消することもできる。さらに、図6の使
用例のごとく、手首載置盤の上下移動により横方向にも
文字を書き進めていくことができる。しかも、文字は勿
論のこと、線、絵図などを書き記すことができるばかり
か、分解した状態では、かさばらず、携行、保管等に至
便となる。また、簡単構造にして簡単使用が可能であ
り、さらに、本発明に係る毛筆用手受盤は、毛筆による
写経や万年筆、ボールペン、カラーペン等を用いて原稿
書き、書状書き等をする場合にも適用することができ、
このように、本発明は、文字等を書く人の手が墨、イン
ク等で汚れたり、用紙に書いた文字等が汚れたりするの
を防ぎ、用紙に手の油、汗が付着し、墨やインク等の乗
りが悪くなるのを防ぎ、誰でも容易に、かつ正確に文字
等を書き記すことができるスライド式手首載置盤を含む
事務用品として有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、用紙押え盤の斜視図である。
【図2】図2は、手首載置盤の斜視図である。
【図3】図3は、毛筆用手受盤の斜視図である。
【図4】図4は、用紙押え盤の断面図である。
【図5】図5は、使用状態を示す説明図である。
【図6】図6は、他の使用状態を示す説明図である。
【符号の説明】 1 用紙押え盤 2 手首載置盤 3 盤体 4 盤体の一辺 5 テーパー面 6 定規目盛り 7 案内凹溝 8 盤体 9 下向支持足 10 下向支持足 11 毛筆用手受盤 12 用紙 13 文字 14 用紙の上辺 15 手首載置盤の上面
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直角状形成盤と非直角状形成盤を含み、直
    角状形成盤と非直角状形成盤は、用紙面に触れない程度
    の高さを保持して形成され、前記直角状形成盤は、用紙
    押え盤の案内長溝をスライドするか、もしくは、スライ
    ドしない用紙汚れ防止盤体を備え、かつ、前記直角状形
    成盤の用紙押え盤と用紙受盤および前記非直角状形成盤
    に夫々、定規目盛を設けたことを特徴とする毛筆用半
    紙、原稿用紙、レター用紙、葉書などの汚れ防止盤。
JP20849198A 1998-06-18 1998-06-18 毛筆用手受盤 Expired - Fee Related JP3165838B2 (ja)

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