JPH07206381A - 伸縮ブーム - Google Patents

伸縮ブーム

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Publication number
JPH07206381A
JPH07206381A JP1893694A JP1893694A JPH07206381A JP H07206381 A JPH07206381 A JP H07206381A JP 1893694 A JP1893694 A JP 1893694A JP 1893694 A JP1893694 A JP 1893694A JP H07206381 A JPH07206381 A JP H07206381A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
boom
oil
slide
sliding
telescopic boom
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1893694A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Shimada
健一 島田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aichi Corp
Original Assignee
Aichi Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aichi Corp filed Critical Aichi Corp
Priority to JP1893694A priority Critical patent/JPH07206381A/ja
Publication of JPH07206381A publication Critical patent/JPH07206381A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 伸縮ブームにおいて、アウタブーム部材にお
けるインナブーム部材の摺動を受ける部分の油切れを起
こりにくくする。 【構成】 この伸縮ブーム20では、インナブーム部材
25とともに伸縮方向に移動する摺動部27によって摺
動路(摺動部の摺動を受ける部分)21a上の潤滑用油
の一部が摺動路外に押し退けられても、溝28内に潤滑
用油が十分に確保されているため、潤滑用油の補給を行
わなくても摺動路が油切れの状態になることは少ない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高所作業車やクレーン
車に取り付けられる伸縮ブームに関するものである。
【0002】
【従来の技術】高所作業車の車体には、先端部に作業台
を備えた伸縮ブームが起伏自在に取り付けられている。
伸縮ブームは、中空長尺形状に形成されたアウタブーム
部材と、このアウタブーム部材に長手方向に伸縮移動自
在に挿入されたインナブーム部材とから入れ子式に構成
される。そして、インナブーム部材の外面にはスライダ
(摺動部)が取り付けられており、このスライダがアウ
タブーム部材の内面に対して伸縮方向に摺動することに
よって、インナブーム部材のアウタブーム部材に対する
伸縮案内がなされる。なお、アウタブーム部材の内面に
おけるスライダが摺動する部分(以下、摺動路という)
には、適当量のグリス(潤滑用油)を塗っておき、スラ
イダがスムーズに摺動できるようにするのが望ましい。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、何回か
伸縮ブームの伸縮作動を繰り返すうちに、移動するスラ
イダ自身によってグリスが摺動路の外に押し退けられ、
摺動路上に全くグリスがなくなってしまう油切れの状態
となってしまうことが多い。このため、比較的短い期間
をおいての定期的なグリスの補給が必要となるが、この
補給作業は、一旦伸縮ブームを分解して行わなければな
らないので、面倒であり、作業者の負担が大きい。
【0004】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、アウタブーム部材におけるインナブーム
部材の摺動を受ける部分の油切れを起こりにくくした伸
縮ブームを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明の伸縮ブームにおいては、アウタブーム部材
の内面における、インナブーム部材に取り付けられた摺
動部の摺動を受ける部分(摺動路)に、アウタブーム部
材の長手方向に延びて潤滑用油を満たした溝を形成して
いる。
【0006】
【作用】このような伸縮ブームでは、インナブーム部材
とともに伸縮方向に移動する摺動部によって摺動路上の
潤滑用油の一部が摺動路外に押し退けられても、溝内に
潤滑用油が十分に確保されているため、潤滑用油の補給
を行わなくても摺動路が油切れの状態になることは少な
い。このため、従来のように頻繁に潤滑用油の補給を行
う必要がなくなり、点検作業も楽になる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の好ましい実施例について図面
を参照しながら説明する。まず、図1には、本発明に係
る伸縮ブームを備えた高所作業車10を示している。こ
の高所作業車10の車体11には、この車体11に対し
て水平旋回が自在な旋回台12が取り付けられている。
旋回台12の上部には、上記伸縮ブーム20が取り付け
られている。この伸縮ブーム20は、中空長尺形状に形
成され、基端部分が旋回台12に起伏自在に枢着された
アウタブーム部材21と、同様に中空長尺形状に形成さ
れ、アウタブーム部材21内に長手方向に伸縮移動自在
に挿入されたインナブーム部材25とから入れ子式に伸
縮自在に構成されている。アウタブーム部材21と旋回
台12との間には、油圧により作動する起伏シリンダ1
3が取り付けられており、この起伏シリンダ13の伸縮
作動により伸縮ブーム20が起伏駆動される。
【0008】伸縮ブーム20の先端には、作業台15が
取り付けられている。この作業台15は、図示しないレ
ベリング装置によって、伸縮ブーム20の起伏状態にか
かわらず常に水平に維持される。このような作業台15
には、作業者(図示せず)が搭乗することができる。そ
して、この作業者は、作業台15に取り付けられた操作
装置16の操作を通じて旋回台12や伸縮ブーム20の
作動を制御し、任意の高所に移動することができる。
【0009】ここで、インナブーム部材25における上
面・下面の幅方向両側には、帯状に長手方向に延びるス
ライダ27が取り付けられている。スライダ27は、イ
ンナブーム部材25がアウタブーム部材21に対して伸
縮移動する際に、アウタブーム部材21の上下内面に対
して摺動し、上記伸縮移動の案内を行う。そして、アウ
タブーム部材21の上下内面におけるスライダ27の摺
動を受ける部分(帯状の摺動路21a)には、アウタブ
ーム部材21の長手方向に延びる複数本(図では3本)
の溝28が形成されている。各溝28はV字状の断面形
状に形成されている。なお、このようなアウタブーム部
材21は、アルミニュウム等の素材の押出加工又は引抜
加工により、溝28とともに一体成形される。
【0010】そして、図3に示すように、各溝28には
グリス(潤滑用油)29が満たされており、さらに摺動
路21aの路面上にもグリス29が層状に塗布されてい
る。なお、図1から分かるように、溝28の先端部およ
び基端部はグリス29が流れ出ないように堰止められて
いる。
【0011】このように構成された伸縮ブーム20で
は、インナブーム部材25がアウタブーム部材21に対
して伸長作動すると、図3に示すように、スライダ27
は摺動路21a上に形成されたグリス29の薄い膜の上
を滑りながら移動する。こうしてスライダ27は摺動路
21a上をスムーズに摺動する。ここで、グリス29の
一部は、移動するスライダ27によって摺動路21aの
外側に押し退けられるが、溝28内にグリス29が十分
確保されているため、上記摺動が繰り返えされても、摺
動路21a上に全く油膜が形成されない油切れの状態に
は至りにくい。したがって、摺動路21aへのグリスの
補給を従来のように頻繁に行う必要がなくなり、短い期
間をおいて定期的に行われる作業車10の定期点検にお
ける負担を減らすことができる。
【0012】なお、上記実施例では、V字状の溝を形成
した場合について説明したが、本発明に係る伸縮ブーム
における溝はこれに限られるものではなく、例えば、U
字形断面を有するものでもよい。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように本発明の伸縮ブーム
では、インナブーム部材とともに伸縮方向に移動する摺
動部によって摺動路(アウタブーム部材の内面における
摺動部が摺動する部分)上の潤滑用油の一部が摺動路外
に押し退けられても、溝内に潤滑用油が十分に確保され
ているため、摺動路は油切れ状態になりにくい。したが
って、頻繁に潤滑用油の補給を行わなくてもインナブー
ム部材をスムーズにアウタブーム部材に対して伸縮させ
ることができる。また、潤滑用油の補給作業を行う頻度
を減らすことができるので、この伸縮ブームを備えた作
業車の点検作業の負担を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る伸縮ブームを備えた高所作業車の
側面図(一部のみ断面図)である。
【図2】図1におけるII−II線に沿って切断した場
合の上記伸縮ブームの断面図である。
【図3】上記伸縮ブームの一部を拡大して示す断面図で
ある。
【符号の説明】
10 高所作業車 20 伸縮ブーム 21 アウタブーム部材 21a 摺動路 25 インナブーム部材 27 スライダ 28 溝 29 グリス
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B66C 13/00 B

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空長尺形状に形成されたアウタブーム
    部材と、このアウタブーム部材に長手方向に伸縮移動自
    在に挿入され、前記伸縮移動の際に前記アウタブーム部
    材の内面に対して摺動する摺動部を有したインナブーム
    部材とから構成される伸縮ブームであって、 前記アウタブーム部材の内面における前記摺動部の摺動
    を受ける部分に、前記アウタブーム部材の長手方向に延
    びて、潤滑用油を満たした溝を形成したことを特徴とす
    る伸縮ブーム。
JP1893694A 1994-01-19 1994-01-19 伸縮ブーム Pending JPH07206381A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1893694A JPH07206381A (ja) 1994-01-19 1994-01-19 伸縮ブーム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1893694A JPH07206381A (ja) 1994-01-19 1994-01-19 伸縮ブーム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07206381A true JPH07206381A (ja) 1995-08-08

Family

ID=11985538

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1893694A Pending JPH07206381A (ja) 1994-01-19 1994-01-19 伸縮ブーム

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JP (1) JPH07206381A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110817761A (zh) * 2019-11-22 2020-02-21 江苏蓝创环保科技有限公司 一种室内装饰工程用的升降架

Cited By (1)

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