JPH07206373A - アスファルト合材取扱い装置 - Google Patents

アスファルト合材取扱い装置

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JPH07206373A
JPH07206373A JP6019765A JP1976594A JPH07206373A JP H07206373 A JPH07206373 A JP H07206373A JP 6019765 A JP6019765 A JP 6019765A JP 1976594 A JP1976594 A JP 1976594A JP H07206373 A JPH07206373 A JP H07206373A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アスファルト合材の搬送や一時貯蔵に使用す
るコンテナ装置を構成し、高温のアスファルト合材をア
スファルトプラントから搬送して、アスファルトクッカ
ーに対して供給する際等に、温度が低下することを防
ぎ、取扱い性を良好に維持できるようにする。 【構成】 コンテナ装置1の本体2は、内外の板部材の
間に空気を封入して断熱作用を発揮できるものとして構
成し、本体上部には上開閉蓋15を配置し、下部には底
開閉蓋20、20aをそれぞれ開閉可能に設ける。前記
底開閉蓋20、20aは手動ウインチ装置30等を用い
て手動で開閉する手段を構成し、本体内部に収容したア
スファルト合材を底開閉蓋を開いて流下させアスファル
トクッカー等に供給できるようにする。前記コンテナ装
置1の本体の上下部には、荷役や搬送に対処させるため
に、吊上げ用部材11と脚部材10を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アスファルトプラント
で製造したアスファルト合材を、アスファルトクッカー
に向けて搬送するとともに、アスファルト合材の保管を
行い得るコンテナ装置に関し、特に、コンテナ装置を保
温可能な容器として構成し、クレーン装置により吊り下
げて荷役を行い得るとともに、搬送車両等で搬送し得
て、任意の時期にアスファルト合材をアスファルトクッ
カーに供給できるようにするコンテナ装置に関する。
【0002】
【従来の技術および解決を要する課題】港湾の工事等を
行う場合には、ケーソン等の敷設現場の海底に、アスフ
ァルトマットを敷き込むことが行われており、前記アス
ファルトマットをケーソンの下面に敷き込むことによ
り、ケーソンが波浪の影響を受けて移動したりすること
を防止できるようにしている。また、特開平4−176
913号公報等に示されるように、ケーソンの下面にア
スファルトマットを一体に取付けておくことにより、ケ
ーソンの下面と海底地盤との間の摩擦係数を増大させる
とともに、アスファルトマットを海底に敷き込む手間を
省き得るようにすることが行われている。前述したよう
に、ケーソンの下面にアスファルトマットを配置するた
めには、アスファルトプラントで製造したアスファルト
合材を、アスファルトマット製造現場まで搬送すること
が必要とされるが、従来は、アスファルト合材を搬送す
るためにダンプトラックのような搬送車両を使用してい
たために、搬送の途中でアスファルト合材の温度が低下
するという問題があった。
【0003】そこで、前述したような問題に対処させる
ために、アスファルトプラントから搬送されてきたアス
ファルト合材を、アスファルトクッカーで再び加熱して
アスファルト合材の流動性を向上させ、アスファルトマ
ットの製造等に対応させることが行われている。しかし
ながら、前述したようなアスファルト合材の取扱い手段
を用いる場合には、アスファルトクッカーで加熱するた
めに多くのエネルギーを必要とする他に、アスファルト
クッカーの装置が大型になるという問題がある。また、
アスファルトマットを港湾等の建設現場で製造する場合
の他に、防波堤の施工現場等では、ケーソンの継ぎ目の
部分に流動性の大きなアスファルト合材を直接施工する
ことも行われている。ところが、陸地から離れた位置で
アスファルト合材を施工する場合には、アスファルトク
ッカーと同じような設備を台船上に装備しておくことが
必要となり、アスファルト合材の施工能率を向上させよ
うとする場合に、大きな障害となっている。
【0004】前記問題に加えて、港湾の建設現場はアス
ファルトプラントから離れていることが多く、そのため
に、アスファルトマットの製造現場では、道路舗装に使
用する装置と同様に、加熱手段を設けた車両を用いてい
る。しかし、アスファルトマットの製造現場での設備を
簡素化しようとすると、大型のアスファルト舗装装置を
使用しないですむような設備を構成することが望まし
い。また、台船上でアスファルトマスチック(合材)の
取扱いを行う場合や、搬送車両を用いてアスファルト合
材の搬送を行う場合には、できるだけアスファルト合材
の温度が低下しないような容器を使用することが望まし
いが、従来のアスファルト合材の取扱い手段では、アス
ファルト合材の保温手段が考慮されてないという問題が
あった。
【0005】
【発明の目的】本発明は、前述したような従来のアスフ
ァルト合材の取扱いの問題を解消するもので、アスファ
ルト合材を高温に維持したままで保管と荷役を行い得る
ような容器を提供することを目的とし、さらに、容器か
ら必要な量のアスファルト合材を、アスファルトクッカ
ー等の装置や施工装置に対して、随時供給できるように
するコンテナ装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、高温に加熱し
た流動状のアスファルト合材を、温度を低下させずに搬
送と保管を行うために使用する容器をコンテナ装置とし
て構成した装置に関する。本発明においては、前記コン
テナ装置の本体側枠を二重の板部材の間に断熱層を介し
て設け、本体の内面にはアスファルトの付着を防止する
処理を施し、前記コンテナ装置の本体の上下面のそれぞ
れには、開閉可能な蓋部材を取付けるとともに、前記上
下の蓋部材には閉じた位置で固定保持する手段を設け、
前記コンテナ装置をクレーン装置による荷役と搬送車両
による運搬に対応させた支持手段を各々設けている。ま
た、本発明の装置においては、前記コンテナ装置本体の
側枠と底開閉蓋の部材を、所定の間隔で配置した板部材
の間に、空気を密閉状態で封入して断熱層を形成したも
ので構成することができる。さらに、本発明において
は、コンテナ装置本体の下部に開閉可能に設ける底開閉
蓋を開閉するための手段として、手動で駆動する部材を
用い、底開閉蓋の開度を調整可能に構成することも可能
である。
【0007】
【作用】前述したような構成を有するコンテナ装置で
は、高温のアスファルト合材を収容した状態で、アスフ
ァルト合材の熱が外部に逃げ出すことを防止でき、アス
ファルト合材を高温のままで保管できるので、アスファ
ルトプラントからアスファルトクッカーに向けて搬送す
る途中で、アスファルト合材の温度が大幅に低下するこ
とを防止できる。また、アスファルト合材をコンテナ装
置に収容した状態で、搬送車両により搬送を行い、アス
ファルトクッカーでそのまま保管でき、搬送車両やクレ
ーン装置による荷役を行うことが可能であるから、従来
のダンプトラック等による搬送に比較して荷役の効率を
向上させることができる。さらに、アスファルトクッカ
ーでアスファルト合材を使用する前にコンテナ装置にア
スファルト合材を収容したままで保管したり、台船上で
施工現場まで搬送する場合にも、アスファルト合材の温
度が低下しないので、アスファルト合材の現場での取扱
い設備の構成を簡素化することができる。そして、コン
テナ装置に保管したアスファルト合材をアスファルトク
ッカーで使用する際にも、アスファルトクッカーに対し
ての加熱時間が短くなり、プラントの構成が複雑になっ
たりすることを防止できる。
【0008】
【実施例】図示される例にしたがって、本発明のアスフ
ァルト合材取扱い装置を説明する。図1、2に示される
ように、アスファルト合材の搬送と保管に際して使用す
るコンテナ装置1は、例えば、3〜5トンのアスファル
ト合材を収容可能な箱状の部材として構成されており、
本体2は後述するように、外側を覆う板部材と内側に配
置する板部材とを所定の間隔を介して配置した二重構造
のものとされる。前記コンテナ装置1の本体2の上部に
はアスファルト合材を収容する際に開閉される上開閉蓋
15、15aを配置し、本体2の下部には底開閉蓋2
0、20aを開閉可能に設けており、前記底開閉蓋20
は脚部材10により保護されている。さらに、前記本体
の側部の上部には、クレーン装置等で荷役する際の吊上
げ用部材11と、底開閉蓋を開閉するための手動ウイン
チ装置30、30aを取付ける係止部材12を、それぞ
れ所定の個数取り付けている。なお、前記図1、2に示
される例において、図1は本体の一方の側部から見た状
態を示しており、図2は図1に対して90°異なる方向
から見た状態を示している。
【0009】前記図2に示されるように、コンテナ装置
1の本体2の下部に配置する底開閉蓋20、20aは、
脚部材10の内側に設けたヒンジ22を介して揺動可能
に設けられており、係止手段13を用いて固定保持する
ようにしている。前記底開閉蓋を開閉するために、手動
ウインチ装置30、30aを介して係止部材12から吊
り下げる状態に支持している。図示されるように、一方
の底開閉蓋20を開く際には、前記手動ウインチ装置3
0をワイヤ31を介して支持しながら、ワイヤ32を伸
ばすことにより底開閉蓋20を開くことができる。ま
た、図示される他方の底開閉蓋20aを閉じた状態に保
持する時には、底開閉蓋20aに示されるように、手動
ウインチ装置30aによりワイヤ32aを巻き取った状
態で、底開閉蓋20aを本体の下部開口を閉じる状態に
保持するとともに、係止手段13を用いて底開閉蓋の自
由側端部を固定保持させるようにする。
【0010】なお、前記底開閉蓋を閉じた位置に保持す
るための係止手段は、ピン等のような、構造が簡単でコ
ンテナ装置の下部フレームとの間で着脱することによ
り、固定できるような機構の部材を使用することができ
る。その他に、コンテナ装置の下部フレームとしての脚
部材に対して、揺動可能に設けたフック部材を用いるこ
とも可能である。また、底開閉蓋を開閉するための手動
ウインチ装置としては、チェーンブロックや、レバーブ
ロック等の手動式の装置を用いることが可能であり、前
記手動ウインチ装置を用いて底開閉蓋の開き具合を調整
することにより、コンテナ装置から供給するアスファル
ト合材の量を調整できるようにする。さらに、前記底開
閉蓋等の固定に使用するピン等の部材は、それを使用し
ない場合には、本体の側部に設けた収容部8に収納して
おき、部品の紛失を防止できるようにする。
【0011】前記コンテナ装置1の本体2の上部に配置
する上開閉蓋15、15aは、図3、4に示されるよう
に、ヒンジ17、17aを介して開閉可能に設けてお
り、ハンドル16、16aを両側にそれぞれ設けてい
る。また、前記上開閉蓋15、15aを閉じた位置に保
持するために、ロック部材18、18aを配置するが、
前記ロック部材としては、フックにより上開閉蓋の端部
を固定保持する手段を構成することが可能であり、その
他に、任意の固定保持手段を用いることができる。そし
て、前記本体の上部に設けた上開閉蓋15、15aを開
いた状態で、本体の上部開口からアスファルト合材を収
容した後では、上開閉蓋により上部開口を閉じたままで
ロック部材により保持する。したがって、上開閉蓋を閉
じた状態のままで、アスファルト合材の搬送と荷役、ア
スファルト合材のアスファルトクッカーへの供給の作業
等を行うようにする。なお、前記上開閉蓋の内面には、
直接アスファルト合材が接触することはないが、アスフ
ァルトの付着を防止するためには、アスファルトが付着
しにくいような塗料を塗布しておくと良い。
【0012】コンテナ装置1の本体の下部に開閉可能に
配置する底開閉蓋20、……は、図5、6に示されるよ
うに構成されるもので、図2のヒンジ22に対応する支
軸23を端部に配置し、手動ウインチ装置により開閉す
る際に使用される止めピン部材24を他端部近傍に突出
させて設けている。また、底開閉蓋20の蓋本体21
は、図6に示されるように、上板26と下板27の間に
隙間を設けて、周囲に配置するフレーム28を介して内
部空間を密閉状態に保持し、内部に封入した空気層を断
熱材として利用する。さらに、前記底開閉蓋の側部に
は、フレームに対して止めピン部材24を固定して設
け、先端部には係止手段としてのフック部材を装着する
孔25を設けている。したがって、前記底開閉蓋は支軸
23を介して本体のヒンジに揺動可能に設けるととも
に、止めピン部材24を介して手動ウインチ装置により
開閉可能にし、フック部材により閉じた位置に保持され
るようになる。
【0013】前述したように、上下の部分に設けた開口
に対して、開閉可能な上開閉蓋と底開閉蓋を配置するコ
ンテナ装置1の本体2は、図7に示されるように、外板
4と内板5とを所定の間隔を介して配置した二重構造の
側枠3により構成する。前記側枠3の内板5は、直接ア
スファルト合材が接触するものであり、アスファルトは
鉄に対して付着しやすいという特性を有するものである
ために、内板5の表面には、ゴムを被覆したり、テフロ
ン等のようなアスファルトが付着しにくい材料を塗布し
ておくようにする。また、前記鉄板に対するアスファル
トの付着防止のためには、アスファルトとの付着性の良
くない塗料等を厚く塗布しておくことも可能であるが、
前記コンテナ装置に収容するアスファルト合材は、アス
ファルトプラントにおいて200℃程度の高温に加熱さ
れているものであるから、塗料を使用する際には、耐熱
性を有するものを使用することが必要とされる。
【0014】また、前記内外の板部材4、5の間には、
アングル材6を配置して、板部材の間隔の保持と補強を
行うようにし、本体の上下の端部と、中央部の所定の位
置には、横方向にフレーム部材7を配置している。さら
に、前記フレーム部材7には、底開閉蓋20に対するヒ
ンジ22と、本体の下部に配置する脚部材10を取付け
るが、前記脚部材10は、アスファルト合材を収容した
本体の重量を保持できるような強度を有するものとして
構成される。
【0015】
【コンテナ装置の使用例】前述したように構成されるコ
ンテナ装置1は、図8〜10に示されるようにして、ア
スファルトプラントからアスファルトクッカーまでの搬
送とアスファルトクッカーでの保管に使用することがで
きるが、その他に、海岸から離れた位置で台船にコンテ
ナ装置を載置して搬送し、アスファルト合材等を海中に
施工する際にも使用される。前記図8に示される例で
は、通常の道路舗装等の工事に使用されるアスファルト
プラント40において、アスファルトマットの製造に対
応するアスファルト合材を作成し、アスファルトマット
の製造現場に向けてトラック等の搬送車両41により長
距離を搬送する状態を示している。前記アスファルトプ
ラント40では、アスファルトと骨材等をアスファルト
マットに対応させて混合し、アスファルト合材を加熱し
た状態のままで、コンテナ装置1に収容してアスファル
トマット製作現場まで搬送する。
【0016】前述したようにして、搬送車両41により
搬送されたコンテナ装置1は、図9に示されるようにし
て、アスファルトマット製作現場でクレーン装置42等
により吊り下げて荷役を行い、図10に示されるよう
に、アスファルトマット製作現場のアスファルトクッカ
ー43の上部に位置決めして保管する。また、前記アス
ファルトクッカー43は、アスファルト合材を加熱する
手段と混合攪拌等の手段を備え、アスファルトマットの
製作に際してのアスファルト合材の条件を調整する機構
を備えたものとされる。そして、アスファルトクッカー
での需要に応じてコンテナ装置の底開閉蓋を開き、アス
ファルトクッカー本体に対してアスファルト合材を随時
供給するが、前記コンテナ装置はアスファルト合材に対
する保温の性能を有しているものであるから、数時間の
アスファルト合材の保管を保温状態を維持したままで行
うことができる。
【0017】前記コンテナ装置に保管されるアスファル
ト合材は、図11に示されるように、アスファルトマッ
トの製作に対応してアスファルトクッカーから随時バケ
ット44に供給され、バケット44を保持するクレーン
装置42によりアスファルトマット製作現場に搬送し
て、アスファルトマット46の製造を行う。前記アスフ
ァルトマットの製造に際しては、現場の床面45上に所
定の厚さの層状にアスファルト合材を施工するが、前記
アスファルトマット46としては、例えば、特開昭62
−27141号公報等に示されるように、2層に施工す
るアスファルトの層の間に、補強部材や吊りワイヤ等を
配置した構造のものとして構成することができる。ま
た、前記アスファルトマットを作成する際には、従来の
アスファルトマット製造現場で使用する装置のように、
大型のアスファルト舗装プラントを使用せずに作成する
ことができる。
【0018】前記図11のようにして製造されたアスフ
ァルトマットは、図12に示されるようにして、クレー
ン装置に設けた水平吊り枠47により吊り下げて搬送
し、図13のようにして一時保管現場に重ねて貯蔵す
る。そして、アスファルトマットの施工に対応させて、
水平吊り枠47を用いて台船等に移載し、ケーソンの施
工現場等に向けて搬送し、海上のクレーン装置船を用い
て海底のケーソン施工現場に敷設するようにする。ま
た、前記アスファルトマットの製造現場でのアスファル
ト合材の使用とは別に、本発明のコンテナ装置は、搬送
車両によりアスファルトプラントから搬送したものを台
船に移載して、台船により海上のケーソン施工現場に向
けて搬送することができる。したがって、海底の地盤上
に直接アスファルト合材を施工する場合や、ケーソンの
ブロックの間の継ぎ目にアスファルト合材を施工する際
等にも、アスファルト合材を搬送し、保管するための手
段として用いることができる。
【0019】なお、前述したようなアスファルト合材の
搬送と保管に使用するコンテナ装置は、本体の内部に収
容するアスファルト合材に対して、保温状態を良好に維
持できるものであれば、空気を断熱材として使用するこ
との他に、任意の断熱材料を側枠の内外の板部材の間に
挿入して構成することができる。また、比較的流動性の
大きなアスファルト合材を対象とする場合には、上開閉
蓋や底開閉蓋を大きな部材として構成する必要がなく、
本体の底部分を漏斗状の形状に構成することも可能であ
り、下部開口を比較的小さなものとすることもできる。
さらに、底開閉蓋を開閉するための手段としては、手動
ウインチ装置のような巻取り手段をワイヤ等を介して配
置することの他に、底開閉蓋を開閉するための機構を本
体の側部に組み込んで、例えば、半月ギヤを支軸に設け
た開閉機構を構成すること等も可能である。
【0020】
【発明の効果】本発明は、前述したような構成を有する
コンテナ装置を用いるので、高温のアスファルト合材を
収容した状態で、アスファルト合材の熱が外部に逃げ出
すことを防止でき、アスファルト合材を高温のままで保
管することが可能である。したがって、アスファルトプ
ラントからアスファルトクッカーに向けて搬送する途中
で、アスファルト合材の温度が大幅に低下することを防
止でき、アスファルトクッカー等でアスファルト合材を
再処理する場合でも、取扱いと加熱等の処理を容易に行
うことができる。また、アスファルト合材をコンテナ装
置に収容した状態で、搬送車両により搬送を行う際と、
アスファルトクッカーの位置で保管することができ、搬
送車両やクレーン装置による荷役を行うことが可能であ
るから、従来のダンプトラック等による搬送に比較して
荷役の効率を向上させることができる。さらに、アスフ
ァルトクッカーでアスファルト合材を使用する前にコン
テナ装置にアスファルト合材を収容したままで保管した
り、台船上で施工現場まで搬送する場合にも、アスファ
ルト合材の温度が低下しないので、アスファルト合材の
現場での取扱い設備の構成を簡素化することができる。
そして、コンテナ装置に保管したアスファルト合材をア
スファルトクッカーで使用する際にも、アスファルトク
ッカーに対して再処理の時間が短縮でき、アスファルト
プラントの構成が複雑になったりすることを防止でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のコンテナ装置の構成を示す側面図で
ある。
【図2】 コンテナ装置を別の側から見た側面図であ
る。
【図3】 コンテナ装置の上部に配置する上開閉蓋の構
成を示す平面図である。
【図4】 上開閉蓋の開閉状態を示す説明図である。
【図5】 底開閉蓋の構成を示す底面図である。
【図6】 底開閉蓋の側面図である。
【図7】 コンテナ装置の側枠の断面図である。
【図8】 アスファルトプラントから搬送車両にコンテ
ナ装置を移載する状態の説明図である。
【図9】 クレーン装置により荷役する状態の説明図で
ある。
【図10】 アスファルトクッカーにコンテナ装置を移
載する状態の説明である。
【図11】 アスファルトマットの製作状態の説明図で
ある。
【図12】 アスファルトマットの取扱いの説明図であ
る。
【図13】 アスファルトマットを一時保管する状態の
説明図である。
【符号の説明】
1 コンテナ装置、 2 本体、 3 側枠、
4 外板、5 内板、 7 フレーム部材、 1
0 脚部材、11 吊上げ用部材、 12 係止
部材、 15 上開閉蓋、18 ロック部材、 2
0 底開閉蓋、 24 止めピン部材、25
孔、 30 手動ウインチ装置、40 アスファル
トプラント、 41 搬送車両、42 クレーン装
置、 43 アスファルトクッカー、46 アスフ
ァルトマット、 47 水平吊り枠。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高温に加熱した流動状のアスファルト合
    材を、温度を低下させずに搬送と保管を行うために使用
    する容器をコンテナ装置として構成し、 前記コンテナ装置の本体側枠を二重の板部材の間に断熱
    層を介して構成し、本体の内面にはアスファルトの付着
    を防止する処理を施し、 前記コンテナ装置の本体の上下面のそれぞれには、開閉
    可能な蓋部材を取付けるとともに、前記上下の蓋部材に
    は閉じた位置で固定保持する手段を設け、 前記コンテナ装置をクレーン装置による荷役と搬送車両
    による運搬に対応させた支持手段を各々設けることを特
    徴とするアスファルト合材取扱い装置。
  2. 【請求項2】 前記コンテナ装置本体の側枠と底開閉蓋
    の部材を、所定の間隔で配置した板部材の間に、空気を
    密閉状態で封入して断熱層を形成したもので構成するこ
    とを特徴とする請求項1に記載のアスファルト合材取扱
    い装置。
  3. 【請求項3】 コンテナ装置本体の下部に開閉可能に設
    ける底開閉蓋を開閉するための手段として、手動で駆動
    する部材を用い、底開閉蓋の開度を調整可能に構成する
    ことを特徴とする請求項1に記載のアスファルト合材取
    扱い装置。
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