JPH0720623U - 座標入力装置 - Google Patents
座標入力装置Info
- Publication number
- JPH0720623U JPH0720623U JP5064093U JP5064093U JPH0720623U JP H0720623 U JPH0720623 U JP H0720623U JP 5064093 U JP5064093 U JP 5064093U JP 5064093 U JP5064093 U JP 5064093U JP H0720623 U JPH0720623 U JP H0720623U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resistance sheet
- tablet
- sheet
- transparent
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 タブレットの両面もしくは片面に透明な接地
電位層を設けることによって、軽量でノイズの影響を受
けにくい優れた透明抵抗膜タブレットによる座標入力装
置を提供する。 【構成】 上部抵抗シート1或は下部抵抗シート3の少
なくとも1つの面上に透明電極膜層7a及び良導電性材
料による電極7bから成る接地電極層7を設け、この接
地電極層を電気的に接地することにより、周囲の装置か
らの誘導ノイズの影響を低減することができると共に、
下に置かれているものが見えなくなるという問題を回避
することができる。
電位層を設けることによって、軽量でノイズの影響を受
けにくい優れた透明抵抗膜タブレットによる座標入力装
置を提供する。 【構成】 上部抵抗シート1或は下部抵抗シート3の少
なくとも1つの面上に透明電極膜層7a及び良導電性材
料による電極7bから成る接地電極層7を設け、この接
地電極層を電気的に接地することにより、周囲の装置か
らの誘導ノイズの影響を低減することができると共に、
下に置かれているものが見えなくなるという問題を回避
することができる。
Description
【0001】
この考案は、コンピュータ等の情報処理装置に座標データを入力することの出 来る抵抗膜タブレットよりなる座標入力装置に関するものである。
【0002】
従来の一般的な抵抗膜タブレット装置の断面図を図3(a)、(b)に分解斜 視図を図4に示す。 この抵抗膜タブレット装置は、上部に配置された抵抗シート1と、この抵抗シ ート1の下部に配置された抵抗シート3とを有しており、各抵抗シートは夫々可 撓性を有する有機高分子材料等から成る基材1aと3aと各基材の対向面に形成 された導電性薄膜1b、3bとから成り、各導電性薄膜の表面は導電面を形成し ている。上記基材3aの材料としては、下部の部材にストレスが加わらないよう にするために、硝子等の堅いものを使用することがある。 一方、下部の抵抗シート3の上面には、上部の抵抗シート1と下部の抵抗シー ト3とを所定の間隔を置いて保持するためのスペーサ5が多数配置されている。
【0003】 図4に示すように、上部の抵抗シート1の両端には、駆動電極2a、2bが平 行に設けられるとともに、下部の抵抗シート3のうち上駆動記電極2a、2bと 直交する両端には、上記と同様に駆電極4a、4bが設けられており、駆動電極 2a、2b間と駆動電極4a、4b間に交互に電圧が印加できるように構成され ている。また、一対の抵抗シート1、3の周辺部は接着層6で互いに貼着されて いる。従って、抵抗シート1を押圧しない状態では、各抵抗シート1、3は前記 スペーサ5により非接触状態に保持されている。 以上のように構成された従来の抵抗膜タブレット装置の動作について以下で説 明する。
【0004】 上部の抵抗シート1の所定部を押圧ペン8等で押圧すると、図3(b)に示す ように、抵抗シート1、3の導電性薄膜1b、3bのうち押圧部に対応する箇所 が接触する。そして、前記抵抗シート1、3には交互に電圧が印加可能な駆動電 極2a、2b及び駆動電極4a、4bが互いに直交するX−Y軸方向に設けられ ており、電圧が印加された抵抗シートでは電位勾配が生じると共に他方の抵抗シ ートとの接触により電位差が生じるため、印加電圧に対する電圧降下成分の割合 からX軸、Y軸交互に電圧を印加することによってX−Y座標軸における入力位 置座標(X,Y)を検出することができる。即ち、上部の抵抗シート1の所定箇 所を押圧することにより、導電性薄膜1b、3bの対応箇所を接触させ、データ を入力できる構造になっており、上部抵抗シート1は入力面として構成されてい る。
【0005】 上記抵抗膜タブレット装置は一般に単体で使用されることはなく、コンピュー タや液晶等の装置と組み合わされて使用されることが多いが、これらの装置が発 するノイズ等によって、従来の抵抗膜タブレット装置では正確な位置検出が出来 ないという問題があった。 この問題の解決案として、例えば、実開昭63ー53136号公報に開示され た座標入力装置がある。この装置はタブレットの裏側に鉄板やアルミニウム板を 形成し、この面を電気的に接地することによって、取り出されるアナログ信号に 対して周囲のノイズが悪影響を及ぼさないようにしたものである。
【0006】
しかしながら、従来の方式では導体層に鉄板やアルミニウム板等を用いていた ために、下に置かれているものが見えないという問題や、軽量な装置が出来ない という問題があった。
【0007】 この考案は上記問題点を除去し、タブレットの両面もしくは片面に透明な接地 電位層を設けることによって、軽量でノイズの影響を受けにくい優れた透明抵抗 膜タブレットによる座標入力装置を提供することを目的とする。
【0008】
前記課題を解決するために本考案の座標入力装置は、上部抵抗シートと下部抵 抗シートと両シートを所定の間隔を置いて保持するためのスペーサとを有し、前 記上部抵抗シートの両端部に設置した一方の駆動電極と前記下部抵抗シートの両 端部に前記駆動電極と直交する方向に接地した他方の駆動電極を有する抵抗膜タ ブレットより成る座標入力装置において、前記抵抗シートの少なくとも1つのシ ート面上に透明導電層膜と良導電性材料から成る接地電極層を形成し、該接地電 極層を電気的に接地したことを特徴とする。
【0009】
この考案によれば、前述のように構成し、抵抗シートの少なくとも1つの面上 に形成した透明導電性膜と良伝導性材料からなる接地電極層を電気的に接地した ことにより周囲の装置からの誘導ノイズの影響を軽減できると共に、該接地電極 層を透明導電性膜により構成したことにより下に置かれているものが見えなくな るということがなくなる。
【0010】
以下、本考案の一実施例である抵抗膜タブレットについて詳細に説明する。 図1は抵抗膜タブレットの入力面の反対側に透明導電膜を形成した実施例の断 面図であり、図2は分解斜視図である。 図1及び図2において、従来例と同一の構成要素には同一の番号を付してあり 、これらについての説明は省略する。また、押圧ペン等による入力面1の押圧時 のX−Y座標の検出動作も従来と同様であるので説明を省略する。
【0011】 図1及び図2の抵抗膜タブレットは図3及び図4の従来例で示した抵抗膜タブ レットに透明導電膜層7aと良導電性材料による電極7bから成る接地電極層7 を付加したものであり、良導電性材料による電極7bが透明電極膜層7aを囲む ようにして互いに導通している。 透明電極膜層7aの面積抵抗が小さければ特に良導電材料による電極7bは使 用しなくても同様の効果を得ることができる。
【0012】 透明導電層7aの素材としては、導電性を有する透明な材料であればいずれも 使用でき、例えば酸化インジウム、酸化スズ、カドミウム・スズ酸化物などがあ げられ、使用する目的によっては透明でない材料も使用できる。
【0013】 良導電性材料7bの素材としては、導電性を有する材料であればいずれも使用 でき、例えば、アルミニウム、ニッケル、亜鉛、金、銀、銅、スズなどがあげら れる。また、タブレットの電極部分が電磁ノイズの影響を受けると考えられると きには、良導電性材料による電極7bに電磁波を遮断するような材料を使用する ことで、より高い効果が得られる。
【0014】 本考案による抵抗膜タブレットは、上記のように構成されている良導電性材料 による電極7bの部分を駆動回路の接地端子に接続すること以外は従来と同様に 駆動すればよく、位置検出信号に重畳される外部からのノイズの影響を低減する ことができる。
【0015】 本実施例では、タブレットの片面に透明電極膜層を有する接地電極層を形成し たが、これに限らず、両面に接地電極層を形成することも可能である。 また、本実施例ではタブレットに直接透明導電膜層を形成したが、これに限ら ず、ポリエステル等の樹脂フィルムの表面に前述の構成による接地電極層を形成 して、タブレットの片面もしくは両面に取付け、駆動回路の接地端子に接続すれ ば同様の効果が得られることから、現在使用されている一般的な抵抗膜タブレッ トにも応用することができる。
【0016】
以上詳細に説明したように、本考案によれば軽量で安価な、ノイズによる位置 検出誤差の少ない透明抵抗膜タブレットを提供することができる。更に、構造が 簡単であるので、一般的に使用されている抵抗膜タブレットに、本考案による透 明導電膜層及び良導電性材料による接地電極層をポリエステル等の樹脂フィルム に形成したものを取付け、接地電位に接続することにより、ノイズによる位置検 出誤差の少ない軽量な透明電極膜タブレットによる座標入力装置が実現できる。
【図1】本考案の一実施例の断面図である。
【図2】本考案の一実施例の分解斜視図である。
【図3】従来の抵抗膜タブレット装置の断面図である。
【図4】従来の抵抗膜タブレット装置の分解斜視図であ
る。
る。
1 上部抵抗シート 2a、2b 駆動電極 3 下部抵抗シート 4a、4b 駆動電極 5 スペーサ 6 接着層 7 接地電極層
Claims (1)
- 【請求項1】 上部抵抗シートと下部抵抗シートと両シ
ートを所定の間隔を置いて保持するためのスペーサとを
有し、前記上部抵抗シートの両端部に設置した一方の駆
動電極と前記下部抵抗シートの両端部に前記駆動電極と
直交する方向に接地した他方の駆動電極を有する抵抗膜
タブレットより成る座標入力装置において、 前記抵抗シートの少なくとも1つのシート面上に透明導
電層膜と良導電性材料から成る接地電極層を形成し、該
接地電極層を電気的に接地したことを特徴とする座標入
力装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5064093U JPH0720623U (ja) | 1993-09-17 | 1993-09-17 | 座標入力装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5064093U JPH0720623U (ja) | 1993-09-17 | 1993-09-17 | 座標入力装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0720623U true JPH0720623U (ja) | 1995-04-11 |
Family
ID=12864560
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5064093U Pending JPH0720623U (ja) | 1993-09-17 | 1993-09-17 | 座標入力装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0720623U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7545343B2 (en) | 2004-01-28 | 2009-06-09 | Sharp Kabushiki Kaisha | Display device |
JP2009229854A (ja) * | 2008-03-24 | 2009-10-08 | Epson Imaging Devices Corp | 液晶表示装置及びこれを使用した電子機器 |
-
1993
- 1993-09-17 JP JP5064093U patent/JPH0720623U/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7545343B2 (en) | 2004-01-28 | 2009-06-09 | Sharp Kabushiki Kaisha | Display device |
JP2009229854A (ja) * | 2008-03-24 | 2009-10-08 | Epson Imaging Devices Corp | 液晶表示装置及びこれを使用した電子機器 |
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