JPH07205838A - 前部車体構造 - Google Patents

前部車体構造

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Publication number
JPH07205838A
JPH07205838A JP386794A JP386794A JPH07205838A JP H07205838 A JPH07205838 A JP H07205838A JP 386794 A JP386794 A JP 386794A JP 386794 A JP386794 A JP 386794A JP H07205838 A JPH07205838 A JP H07205838A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
front panel
vehicle
side member
extension
panel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP386794A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsunehiro Yoshino
倫弘 吉野
Toshiaki Kamei
利明 亀井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Shatai Co Ltd
Original Assignee
Nissan Shatai Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Shatai Co Ltd filed Critical Nissan Shatai Co Ltd
Priority to JP386794A priority Critical patent/JPH07205838A/ja
Publication of JPH07205838A publication Critical patent/JPH07205838A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両の前面衝突時におけるフロントパネルへ
の衝撃荷重の入力の抑制を図ることのできる前部車体構
造を提供すること。 【構成】 サイドメンバ3の前端部にフロントパネル8
の前端よりも前方に延在させた延長部31が設けられ、
この延長部31の前端でフロントバンパ10のクロスメ
ンバ10aを支持している構造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車室の下方にエンジン
が配置されて車体の前面にフロントパネルとフロントガ
ラスが立設された一般にキャブオーバー型車と呼ばれる
構造の前部車体構造に関し、特に、前面衝突時の衝撃吸
収を目的とした構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ワンボックスカーなどのようなキ
ャブオーバー型の車両は、例えば、実開昭63−179
281号公報に示されているように、車室の下方の左右
にサイドメンバが前後方向に延在され、前記車室の前側
に車両の前面を形成するフロントパネルが立設されてい
るとともに、このフロントパネルの上側にフロントガラ
スが設けられており、前記サイドメンバの前端は、前記
フロントパネルの前端よりも後方に配置された構造とな
っている。また、フロントパネルの下方位置にはフロン
トバンパが設けられ、このフロントバンパはサイドメン
バに支持されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来の構造では、フロントパネルの前端よりも後側に位
置するサイドメンバにフロントバンパが支持された構造
となっていたため、車両の前面衝突時には、フロントバ
ンパの衝突直後にフロントパネルが衝突してしまう。こ
のため、衝突時のフロントパネルの変形を抑制するため
にはフロントパネルの強度を高くする必要があるが、効
率良くフロントパネルの強度を高くすることは難しかっ
た。
【0004】本発明は上述の問題点に着目して成された
もので、車両の前面衝突時におけるフロントパネルへの
衝撃荷重の入力の抑制を図ることのできる前部車体構造
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに本発明の前部車体構造では、車室の下方の左右にサ
イドメンバが前後方向に延在され、前記車室の前側に車
両の前面を形成するフロントパネルが立設されていると
ともに、このフロントパネルの上側にフロントガラスが
設けられ、前記サイドメンバの前端部には、前記フロン
トパネルの前端よりも前方に延在させた延長部が設けら
れ、この延長部の前端部でフロントバンパを支持してい
る構造とした。
【0006】
【作用】前面衝突時には、まず、フロントバンパーが衝
突してこのフロントバンパに入力された荷重がサイドメ
ンバの延長部に入力される。そして、サイドメンバの延
長部が変形してフロントバンパの前端がフロントパネル
の前端の位置まで後退して、フロントパネルが衝突す
る。
【0007】このように、サイドメンバに延長部を設け
た分だけフロントパネルが衝突する可能性が低くなると
ともに、延長部の変形により衝撃を吸収できる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0009】図1は、本発明の実施例の前部車体構造を
適用した車両1を示す側面図であって、この車両1は、
車室Rの下部にエンジンが設けられたキャブオーバー型
のもので、車室Rには運転席sが設けられ、車室Rの左
右にはフロントドア2が設けられている。
【0010】前記車室Rの下方位置では、車体の左右に
サイドメンバ3が前後方向に延在されている。
【0011】また、前記フロントドア2を挟んで前後に
フロントピラー4とセンタピラー5が立設されている。
すなわち、このフロントピラー4は、フロントドア2に
より開閉される開口部の前縁を構成しており、下端が前
記サイドメンバ3にアウトリガー(図示せず)を介して
結合されている一方、上端がルーフ6の廻りを補強する
ルーフレール(図示せず)に接合されている。また、セ
ンタピラー5も同様に、下端がサイドメンバ3にアウト
リガー(図示せず)を介して結合され、上端がルーフレ
ールに接合されている。なお、以上説明したサイドメン
バ3,フロントピラー4,センタピラー5,アウトリガ
ー,ルーフレールは、それぞれが閉断面に形成され、車
両の骨格を形成する強度部材となっている。またこれら
強度部材は左右対称に設けられており、これらが車室R
を箱状に覆うことで車室Rの廻りの剛性を確保してい
る。
【0012】また、前記左右のフロントピラー4の間に
は、車両1の前面を構成するフロントガラス7とフロン
トパネル8が立設されている。
【0013】そして、前記サイドメンバ3の前端部に
は、フロントパネル8の前端よりも前方に延長された延
長部31(本実施例では200mm 程度延長している)が形
成されている。この延長部31は、図2の断面図に示す
ように、サイドメンバ3の一般部と一体に形成された略
凹型形状のサイドメンバ本体31aと、図示を省略した
フロアパネルに連続するように配設されてサイドメンバ
本体31aの上面の開口を塞ぐクロージングプレート3
1bと、サイドメンバ本体31aの内側の底部に溶接さ
れた凹形状のレインフォースロア31cと、同様にサイ
ドメンバ本体31aの内側の上部に溶接されたレインフ
ォースアッパ31dとから構成されている。
【0014】また、左右の延長部31の間にはフロント
バンパ10の骨格となるクロスメンバ10aが架設さ
れ、かつ、クロスメンバ10aならびに延長部31を覆
ってバンパフェイシャ10bが設けられている。
【0015】次に、上述の実施例構造の車両1が前面衝
突した時の動作について述べる。
【0016】前面衝突時には、まず、フロントバンパー
10が衝突してこのフロントバンパ10に入力された荷
重がサイドメンバ3の延長部31に入力される。そし
て、延長部31が前後方向に潰れるように変形してフロ
ントバンパ10の前端がフロントパネル8の前端の位置
まで後退すると、フロントパネル8が衝突することにな
る。
【0017】以上のように、サイドメンバ3に延長部3
1を設けた分だけフロントパネル8が衝突する可能性が
低くなるとともに、延長部31が変形することにより衝
撃を吸収でき、フロントパネル8に入力される荷重が小
さくなる。
【0018】したがって、フロントパネル8が変形し難
くなるもので、フロントパネル8自体の強度を高めるの
に比べて、コストならびに重量の増加の少ない簡便な手
段で乗員の安全性を向上させることができるという効果
が得られる。
【0019】以上、本発明の実施例を図面により説明し
てきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるもので
はなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲での設計変更等
があっても本発明に含まれる。例えば、延長部31に
は、クロスメンバ10aの後端とフロントパネル8の前
端との間の位置に、サイドメンバ3の一般部よりも前後
方向に変形し易く強度を低下させた脆弱部(ビードや切
欠により簡単に形成することができる)を設けて、フロ
ントパネル8が衝突する前の延長部31による衝撃吸収
性を高めても良い。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の前部車体
構造によれば、サイドメンバの前端部に延長部を設けて
フロントバンパの支持位置を前方に移動させたために、
車両の前面衝突時には、フロントバンパーが衝突した後
にフロントパネルが衝突するまでの間に、サイドメンバ
の延長部が変形することになり、この延長部を設けた分
だけフロントパネルが衝突する可能性が低くなるととも
に、延長部の変形により衝撃を吸収でき、フロントパネ
ルへの衝撃荷重の入力が抑制されるもので、フロントパ
ネル自体の強度を向上させるのに比べてコストならびに
重量の増加抑制を図りながら安全性能向上を図ることが
できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の前部車体構造を適用した車両を
示す側面図である。
【図2】実施例構造の延長部を示す断面図である。
【符号の説明】
R 車室 3 サイドメンバ 31 延長部 7 フロントガラス 8 フロントパネル 10 フロントバンパ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車室の下方の左右にサイドメンバが前後
    方向に延在され、 前記車室の前側に車両の前面を形成するフロントパネル
    が立設されているとともに、このフロントパネルの上側
    にフロントガラスが設けられ、 前記サイドメンバの前端部には、前記フロントパネルの
    前端よりも前方に延在させた延長部が設けられ、 この延長部の前端部でフロントバンパを支持しているこ
    とを特徴とする前部車体構造。
JP386794A 1994-01-19 1994-01-19 前部車体構造 Pending JPH07205838A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP386794A JPH07205838A (ja) 1994-01-19 1994-01-19 前部車体構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP386794A JPH07205838A (ja) 1994-01-19 1994-01-19 前部車体構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07205838A true JPH07205838A (ja) 1995-08-08

Family

ID=11569149

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP386794A Pending JPH07205838A (ja) 1994-01-19 1994-01-19 前部車体構造

Country Status (1)

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JP (1) JPH07205838A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030028634A (ko) * 2001-09-20 2003-04-10 현대자동차주식회사 충격흡수성능이 향상된 프론트 사이드 멤버 구조

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030028634A (ko) * 2001-09-20 2003-04-10 현대자동차주식회사 충격흡수성능이 향상된 프론트 사이드 멤버 구조

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