JPH0720541Y2 - 傘等の水切り装置 - Google Patents

傘等の水切り装置

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Publication number
JPH0720541Y2
JPH0720541Y2 JP2380792U JP2380792U JPH0720541Y2 JP H0720541 Y2 JPH0720541 Y2 JP H0720541Y2 JP 2380792 U JP2380792 U JP 2380792U JP 2380792 U JP2380792 U JP 2380792U JP H0720541 Y2 JPH0720541 Y2 JP H0720541Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
umbrella
space
draining
air
discharge port
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP2380792U
Other languages
English (en)
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JPH0583688U (ja
Inventor
重信 斉藤
Original Assignee
日立造船不動産株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 日立造船不動産株式会社 filed Critical 日立造船不動産株式会社
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  • Drying Of Solid Materials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、デパートや公会堂、駅
等たくさんの人が集まる施設に設置される傘等の水切り
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の傘の水切り装置は、角柱状の構造
体に、周部が透水性フェルト質材に覆われた逆円錐状の
傘挿入空間が形成され、傘挿入空間の先端中心部に作動
スイッチを設けたもので、傘を傘挿入空間に差し込んで
傘の先端で作動スイッチを入れることにより、傘挿入空
間が吸引されて負圧となり、傘の表面に付着した水滴を
フェルト質材を介して構造体内に吸引するものであっ
た。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、傘の水切り装
置は、利用者が一旦立ち止まって約10秒程度の時間を
要するため、大勢の利用が殺到する場合には渋滞が発生
して混乱を来すおそれがあった。また、傘挿入空間周囲
の透水性フェルト質材もほこりや汚れによる目詰まりが
生じやすく、定期的なメンテナンスや交換が必要であっ
た。
【0004】本考案は、上記問題点を解決して、大勢の
利用者が殺到しても人の流れを乱すこと無く確実に傘や
雨具等の水切りが行え、しかもメンテナンスや部品交換
も極めて少なくできる傘等の水切り装置を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本考案の傘等の水切り装置は、水切り空間をあけて
床面上に配置された左右一対の壁体の対向面に、水切り
空間側に水切り用エアーを噴射する多数のエアーノズル
をそれぞれ設け、前記水切り空間の一端側に傘等の挿入
口を設けるとともに他端側に傘等の排出口を設け、前記
水切り空間の底部に雫受けトレイを配置するとともに、
この雫受けトレイ上に搬送面が傘等の挿入口から排出口
に移動する落下物排出用コンベヤ装置を設け、前記水切
り空間の上方を傘等の保持移動空間としたものである。
【0006】
【作用】上記構成において、利用者は手で傘を下方に下
げた状態で壁体外側に沿って一端側から他端側に歩き、
傘を挿入口から水切り空間に入れる。すると、壁体対向
面のエアーノズルから水切り用エアーが傘に向かって噴
射され、傘の表面に付着した水滴を吹き飛ばして除去
し、雫受けトレイに落下させる。利用者はそのまま壁体
に沿って歩行し、歩行と共に傘を持つ手を保持移動空間
に沿って排出口側に移動させることにより、傘を水切り
空間の全長にわたって移動させて傘に付着した水滴を充
分に除去することができる。そして壁体の側部を通り過
ぎると同時に傘を水切り空間から排出口を介して取り出
せる。もし途中で誤って傘を落下させた場合には、落下
物排出用コンベヤ装置の搬送面に受け止められて排出口
に搬送されるので、排出口から容易に回収することがで
きる。
【0007】したがって、この装置を利用者が移動する
通路に沿って配置することにより、利用者はたとえば会
場に入場する移動途中で傘を差し込むだけで傘の水切り
を完了することができ、利用者の流れを乱すことなく、
連続して複数本の傘を同時に水切り処理することができ
る。しかも、傘を誤って落下させても排出口側で容易に
取り出すことができ、利用者の移動を妨げることもな
い。さらに、透水部材などを使用せす、簡単な構造とな
るので、交換部品もなくメンテナンスの回数も極力少な
くすることができる。
【0008】
【実施例】以下、本考案に係る傘等の水切り装置の一実
施例を図面に基づいて説明する。この水切り装置は、傘
Uや雨具等の水切り空間1をあけて床面2上に互いに平
行に設置され対向面4aに水切り用エアーA(ドライエ
アー)を噴射する多数のエアーノズル3A,3Bが設け
られた中空壁体4A,4Bと、水切り空間1の底部で水
切りされた水滴を受け止める雫受けトレイ5と、雫受け
トレイ5上に配置された落下物排出用コンベヤ装置6
と、落下物排出用コンベヤ装置6の排出側に配置された
落下物受けトレイ7とを具備している。
【0009】前記中空壁体4A,4Bは利用者移動通路
11の側部に沿って配置され、中空壁体4A,4Bの一
端側で水切り空間1の利用者移動通路11の入口側が傘
Uの挿入口12に構成されるとともに、中空壁体4A,
4Bの他端側で水切り空間1の利用者移動通路11の出
口側が傘Uの排出口13に構成され、水切り空間1の中
空壁体4A,4Bより上部が傘Uの保持移動空間14に
構成されている。前記エアーノズル3A,3Bは、コン
プレッサー15からの圧縮空気がエアー供給管16を介
して供給される中空壁体4A,4B内の上部エアー室4
bに連通して対向壁面4aに貫設されている。またエア
ーノズル3A,3Bは、対向壁面4aでは互いにずれた
位置に配置されるとともに、水切りエアーの噴射方向が
任意に設定されて、水切り空間1内に適度の乱気流を発
生させ、傘Uの襞に付着した水滴を効果的に払い落とせ
るように構成され、さらに挿入口12および排出口13
ならびに保持移動空間14から外側に除去した水滴が飛
び出さないように設定されている。なお、利用者の利用
状況により、挿入口12および排出口13ならびに保持
移動空間14に水滴飛散防止用のカバーを設けてもよ
い。17は中空壁体4A,4Bの倒れ止め金具、18は
挿入口12に設けられて傘Uを検出する挿入センサーで
ある。
【0010】前記雫受けトレイ5は、両側縁が中空壁体
4A,4Bの対向壁面4aに連結されて排出口13側ほ
ど深くなる傾斜状に形成され、排出口13側の右側面に
排水ホース19が接続されている。
【0011】前記落下物排出用コンベヤ装置6は、水切
り空間1内に誤って落とした傘Uを落下物受けトレイ7
側に搬出するもので、挿入口12側で中空壁体4A,4
Bの下部装置室4cに設けられた軸受21に回転自在に
支持された駆動ローラー22と、排出口12側で下部装
置室4cに設けられた軸受23に回転自在に支持された
受動ローラー24との間に、傘Uの先端部が嵌まり込む
ことのない細かいメッシュ状ベルト25が巻張されてい
る。そして,駆動ローラー22と、右側中空壁体4Aの
下部装置室4cに設けられた減速機付駆動モーター26
とはスプロケット27,28およびチェーン29を介し
て連動連結され、上部搬送面を挿入口12から排出口1
2に移動させるように構成されている。
【0012】上記傘等の水切り装置の動作を説明する。
濡れた傘Uを持った利用者が移動通路11を矢印S方向
に歩き、水切り装置側に近づくと、傘Uの柄を握った手
を水切り装置側に差し出して前進し、挿入口12から水
切り空間1内に入れる。すると、挿入センサー18がこ
れを検出し、その検出信号によりタイマー30が作動し
て所定の通過時間の間コンプレッサー15と駆動モータ
ー26を駆動させる。これにより、エアーノズル3A,
3Bから水切り用エアーAを噴射して傘Uの表面に付着
した水滴を吹き飛ばし、メッシュ状ベルト25や対向壁
面4aを介して雫受けトレイ5に落下させる。利用者は
歩行速度を変えずに歩き続け、傘Uを持った手を保持移
動空間14に沿って移動させて、水切り空間1から排出
口13を介して傘Uを取り出す。この間に充分な水切り
用エアーAが傘Uに対して噴射され、襞等に付着した水
滴が除去される。雫受けトレイ5に受け止められた水滴
は排水ホース19から排出され、所定時間経過後、コン
プレッサー15と駆動モーター26が停止される。
【0013】途中で利用者が誤って傘Uを放した場合に
は、傘Uはメッシュ状ベルト25上に落ち、メッシュ状
ベルト25が駆動モーター26により挿入口12から排
出口13に矢印T方向に移動されることから、排出口1
3から落下物受けトレイ7上に搬出される。したがっ
て、排出口13で落下物受けトレイ7から容易に回収す
ることができる。また引続き傘Uが挿入口12から水切
り空間1内に挿入されると、連続運転となる。
【0014】なお、入場者が連続して多い場合には、手
動によりタイマー30を切って連続運転に切り換えるこ
ともでき、また中空壁体4A,4Bの利用者移動通路1
1の反対側にも同一方向の利用者誘導通路31を設ける
こともできる。もちろん、傘Uに限らず他の雨具の利用
も可能である。
【0015】上記実施例によれば、特に利用者の足を止
めずに、入場する歩行速度で複数本の傘Uを連続して脱
水することができ、大きな体育館や公会堂、劇場、デパ
ート等大勢の利用者が連続して入場する場合に特に有効
で大きな効果を奏することができる。また、脱水構造が
簡単なため、製造コストも低くメンテナンスや運転コス
トも少なくて済み、故障も少ない。
【0016】
【考案の効果】以上に述べたごとく本考案によれば、対
向面に多数のエアーノズルを備えた左右一対の壁体を水
切り空間を介して配置したので、利用者は壁体の一端側
から他端側に歩きつつ、手に下げた傘を挿入口から水切
り空間に挿入し、エアーノズルから水切り用エアーを傘
に向かって噴射させて傘の表面に付着した水滴を吹き飛
ばし雫受けトレイに落下させることができ、利用者は歩
行に従って傘を排出口から取り出せる。したがって、多
数の利用者が連続して入場するような場合であっても、
入場の列を乱すこと無く複数本の傘を連続して水切り処
理することができる。しかも、利用者が誤って傘を落下
させても、落下物排出コンベヤ装置により排出口側に排
出されるので、列を乱すこと無く容易に回収することが
できる。また、装置自身が簡単な構造で低コストで提供
することができ、メンテナンスや部品交換も極めて少な
くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る傘等の水切り装置の一実施例を示
す斜視図である。
【図2】同水切り装置の平面図である。
【図3】同水切り装置の縦断面図である。
【図4】図2に示すI−I断面図である。
【図5】図2に示すII−II断面図である。
【符号の説明】
U 傘 A 水切り用エアー 1 水切り空間 3A,3B エアーノズル 4A,4B 中空壁体 4a 対向壁面 4b 上部エアー室 5 雫受けトレイ 6 落下物排出コンベヤ装置 7 落下物受けトレイ 12 挿入口 13 排出口 14 保持移動空間 15 コンプレッサー 16 エアー供給管 18 挿入センサー 26 駆動モーター 30 タイマー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水切り空間をあけて床面上に配置された
    左右一対の壁体の対向面に、水切り空間側に水切り用エ
    アーを噴射する多数のエアーノズルをそれぞれ設け、前
    記水切り空間の一端側に傘等の挿入口を設けるとともに
    他端側に傘等の排出口を設け、前記水切り空間の底部に
    雫受けトレイを配置するとともに、この雫受けトレイ上
    に搬送面が傘等の挿入口から排出口に移動する落下物排
    出用コンベヤ装置を設け、前記水切り空間の上方を傘等
    の保持移動空間としたことを特徴とする傘等の水切り装
    置。
JP2380792U 1992-04-15 1992-04-15 傘等の水切り装置 Expired - Lifetime JPH0720541Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP2380792U JPH0720541Y2 (ja) 1992-04-15 1992-04-15 傘等の水切り装置

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JP2380792U JPH0720541Y2 (ja) 1992-04-15 1992-04-15 傘等の水切り装置

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Publication Number Publication Date
JPH0583688U JPH0583688U (ja) 1993-11-12
JPH0720541Y2 true JPH0720541Y2 (ja) 1995-05-15

Family

ID=12120602

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JP2380792U Expired - Lifetime JPH0720541Y2 (ja) 1992-04-15 1992-04-15 傘等の水切り装置

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