JPH07205376A - 包装袋 - Google Patents

包装袋

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JPH07205376A
JPH07205376A JP703094A JP703094A JPH07205376A JP H07205376 A JPH07205376 A JP H07205376A JP 703094 A JP703094 A JP 703094A JP 703094 A JP703094 A JP 703094A JP H07205376 A JPH07205376 A JP H07205376A
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JP
Japan
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resin
packaging bag
inorganic layered
layered compound
bag according
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JP703094A
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English (en)
Inventor
Kozo Kotani
晃造 児谷
Toshio Kawakita
敏夫 川北
Taiichi Sakatani
泰一 阪谷
Toshiya Kuroda
俊也 黒田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ハイレベルの気体遮断性を有し、内容物保護性
能の高い包装袋を提供すること。 【構成】 粒径が5μm以下、アスペクト比が50以上
5000以下の無機層状化合物と樹脂を含むことを特徴
とする樹脂組成物からなる層を少なくとも1層と袋の最
も内側にヒートシール性樹脂層を少なくとも1層とを有
してなる包装袋。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、食品、化学品、その他
の保存に好適に用いることのできる防湿性およびガスバ
リア性に優れた包装袋に関するものである。
【0002】
【従来の技術】包装に求められる機能は多岐にわたる
が、内容物保護性としての各種ガスバリア性は食品の保
存性を左右する大切な性質であり、流通形態、包装技術
の多様化、添加物規制、嗜好の変化などにより、その必
要性はますます大きくなっている。
【0003】従来、金属缶やガラス瓶、陶磁器などによ
って、食品をはじめとする様々なものがその内容物保護
のため用いられてきた。食品など種々内容物の変質要因
としては、酸素、光、熱、水分等があげられ、とりわけ
酸素はその起因物質として重要である。
【0004】樹脂はその易成形性からフィルム状に成
形、さらに袋状に加工することができる。樹脂性包装袋
は、重量の軽さ、しなやかさ、内容物の見える透明性な
どの利点から、金属缶やガラス瓶、陶磁器といった従来
の包装容器を大幅に置き換えつつある。一方、樹脂性包
装袋の弱点は、内容物変質の弱点となる酸素や水分、内
容物が含有する低分子量物などの外界との遮断性が低い
点であった。
【0005】樹脂材料として、ガスバリア性改良の検討
がなされており、ガスバリアー性の大きい透明プラスチ
ック素材を複合させた包装袋が知られており、例えば、
ポリビニルアルコールやポリエチレンビニルアルコール
共重合体およびポリ塩化ビニリデン系樹脂などからなる
層を少なくとも1層有する包装袋等が知られている。し
かし、これら技術において得られる包装袋は、ガスバリ
アー性について、未だ充分なものではなく、内容物保護
のために必ずしも満足できるものとは言いがたい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ハイレベル
のガスバリア性を有する食品などの保存に好適な包装袋
を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
鋭意検討した結果、粒径が5μm以下、アスペクト比が
50以上5000以下の無機層状化合物と樹脂を含むこ
とを特徴とする樹脂組成物からなる層を少なくとも1層
と袋の最も内側にヒートシール性樹脂層を少なくとも1
層とを有してなる包装袋が著しく優れたガスバリヤ性が
発現され、酸化により変質される内容物の包装にきわめ
て適することを見いだし、本発明に至った。
【0008】すなわち本発明は、粒径が5μm以下、ア
スペクト比が50以上5000以下の無機層状化合物と
樹脂を含むことを特徴とする樹脂組成物からなる層を少
なくとも1層と袋の最も内側にヒートシール性樹脂層を
少なくとも1層とを有してなる包装袋に関するものであ
る。
【0009】本発明に用いられる無機層状化合物とは、
単位結晶層が互いに積み重なって層状構造を有している
無機化合物であり、粒径が5μm以下、アスペクト比が
50以上5000以下であるものならば特に限定されな
い。ガスバリアー性に関しては、アスペクト比が200
〜3000の範囲がより好ましい。アスペクト比が50
未満であればガスバリア性の発現が十分でなく、500
0より大きいものは技術的に難しく、経済的にも高価な
ものとなる。また、粒径が3μm以下であれば透明性が
より良好となり、さらに粒径が1μm以下であれば透明
性の重視される用途にはより好ましい。無機層状化合物
の具体例としては、グラファイト、リン酸塩系誘導体型
化合物(リン酸ジルコニウム系化合物)、カルコゲン化
物〔IV族(Ti,Zr,Hf)、V族(V,Nb,T
a)およびVI族(Mo,W)のジカルコゲン化物であ
り、式MX2 で表わされる。ここで、Xはカルコゲン
(S,Se,Te)を示す。〕、粘土系鉱物などをあげ
ることができる。
【0010】樹脂組成物中での真の粒径測定はきわめて
困難であるので、本発明で用いられる無機層状化合物の
粒径は、溶媒中、動的光散乱法により求めた値である。
動的光散乱法で用いた溶媒と同種の溶媒で十分に膨潤さ
せて樹脂に複合させる場合、樹脂中での無機層状化合物
の粒径は、溶媒中の粒径に近いと考えることができる。
【0011】本発明で用いられる無機層状化合物のアス
ペクト比(Z)とは、Z=L/aなる関係で示される。
〔Lは、溶媒中、動的光散乱法により求めた粒径であ
り、aは、無機層状化合物の単位厚みである(単位厚み
aは、粉末X線回折法などによって無機層状化合物単独
の測定で決められる値である。)〕。但し、Z=L/a
に於いて、組成物の粉末X線回折から得られた面間隔d
が存在し、a<dなる関係を満たす。ここで、d−aの
値が組成物中の樹脂1本鎖の幅より大であることが必要
である。Zは、樹脂組成物中の無機層状化合物の真のア
スペクト比とは必ずしもいえないが、下記の理由から、
かなり妥当性のあるものである。
【0012】樹脂組成物中の無機層状化合物のアスペク
ト比は直接測定がきわめて困難である。組成物の粉末X
線回折法で得られた面間隔d、と無機層状化合物単独の
粉末X線回折測定で決められる単位厚みaの間にa<d
なる関係があり、d−aの値が組成物中の樹脂1本鎖の
幅以上であれば、樹脂組成物中において、無機層状化合
物の層間に樹脂が挿入されていることになり、よって無
機層状化合物の厚みは単位厚みaとなっていることは明
らかである。また、樹脂組成物中での真の粒径測定はき
わめて困難であるが、動的光散乱法で用いた溶媒と同種
の溶媒で十分に膨潤させて樹脂に複合させる場合を考え
れば、樹脂中での無機層状化合物の粒径は溶媒中のそれ
とかなり近いと考えることができる(但し、動的光散乱
法で求められる粒径Lは、無機層状化合物の長径Lmax
を越えることはないと考えられるから、真のアスペクト
比Lmax /aは、本発明でのアスペクト比の定義Zを下
回ることは理論的には有り得ない。)。上記2点から、
本発明のアスペクト比の定義は妥当性の比較的高いもの
と考えられる。本発明において、アスペクト比または粒
径とは、上記で定義したアスペクト比、粒径を意味する
ものである。
【0013】大きなアスペクト比を有する無機層状化合
物としては、溶媒に膨潤・へき開する無機層状化合物が
好ましく用いられる。これらの中でも膨潤性を持つ粘土
鉱物が好ましく、粘土系鉱物はシリカの四面体層の上部
に、アルミニウムやマグネシウム等を中心金属にした8
面体層を有する2層構造よりなるタイプと、シリカの4
面体層が、アルミニウムやマグネシウム等を中心金属に
した8面体層を両側から挟んだ3層構造よりなるタイプ
に分類される。前者としてはカオリナイト族、アンチゴ
ライト族等を挙げることができ、後者としては層間カチ
オンの数によってスメクタイト族、バーミキュライト
族、マイカ族等を挙げることができる。具体的には、カ
オリナイト、ディッカイト、ナクライト、ハロイサイ
ト、アンチゴライト、クリソタイル、パイロフィライ
ト、モンモリロナイト、ヘクトライト、テトラシリリッ
クマイカ、ナトリウムテニオライト、白雲母、マーガラ
イト、タルク、バーミキュライト、金雲母、ザンソフィ
ライト、緑泥石等をあげることができる。
【0014】本無機層状化合物を膨潤させる溶媒は、特
に限定されないが、例えば天然の膨潤性粘土鉱物の場
合、水、メタノール等のアルコール類、ジメチルホルム
アミド、ジメチルスルホキシド、アセトン等が挙げら
れ、水やメタノール等のアルコール類がより好ましい。
【0015】本発明において用いられる樹脂は、特に限
定されないが、例えば、ポリビニルアルコール(PV
A)、エチレン−ビニルアルコール共重合体(EVO
H)、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)、ポリアクリロ
ニトリル(PAN)、多糖類、ポリアクリル酸およびそ
のエステル類などが挙げられる。
【0016】好ましい例としては、樹脂単位重量当りの
水素結合性基またはイオン性基の重量百分率が20%〜
60%の割合を満足する高水素結合性樹脂があげられ
る。さらに好ましい例としては、高水素結合性樹脂の樹
脂単位重量当りの水素結合性基またはイオン性基の重量
百分率が30%〜50%の割合を満足するものがあげら
れる。高水素結合性樹脂の水素結合性基としては水酸
基、アミノ基、チオール基、カルボキシル基、スルホン
酸基、燐酸基、などが挙げられ、イオン性基としてはカ
ルボキシレート基、スルホン酸イオン基、燐酸イオン
基、アンモニウム基、ホスホニウム基などが挙げられ
る。高水素結合性樹脂の水素結合性基またはイオン性基
のうち、さらに好ましいものとしては、水酸基、アミノ
基、カルボキシル基、スルホン酸基、カルボキシレート
基、スルホン酸イオン基、アンモニウム基、などが挙げ
られる。
【0017】具体例としては、例えば、ポリビニルアル
コール、ビニルアルコール分率が41モル%以上のエチ
レン−ビニルアルコール共重合体、ヒドロキシメチルセ
ルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメ
チルセルロース、アミロース、アミロペクチン、プルラ
ン、カードラン、ザンタン、キチン、キトサン、セルロ
ース、プルラン、キトサンなどのような多糖類、ポリア
クリル酸、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリベンゼンス
ルホン酸、ポリベンゼンスルホン酸ナトリウム、ポリエ
チレンイミン、ポリアリルアミン、そのアンモニウム塩
ポリビニルチオール、ポリグリセリン、などが挙げられ
る。
【0018】高水素結合性樹脂のさらに好ましいものと
しては、ポリビニルアルコール、多糖類があげられる。
ここでいうポリビニルアルコールとは、酢酸ビニル重合
体の酢酸エステル部分を加水分解(けん化)して得られ
るものであり、正確にはビニルアルコールと酢酸ビニル
の共重合体となったものである。ここで、けん化の割合
はモル百分率で70%以上が好ましく、特に85%以上
のものがさらに好ましい。また、重合度は100以上5
000以下が好ましい。
【0019】ここでいう多糖類とは、種々の単糖類の縮
重合によって生体系で合成される生体高分子であり、こ
こではそれらをもとに化学修飾したものも含まれる。た
とえば、セルロースおよびヒドロキシメチルセルロー
ス、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセ
ルロースなどのセルロース誘導体、アミロース、アミロ
ペクチン、プルラン、カードラン、ザンタン、キチン、
キトサン、などが挙げられる。
【0020】本発明で用いられる樹脂が、高水素結合性
樹脂であるときには、その耐水性(耐水環境テスト後の
バリア性の意味)を改良する目的で水素結合性基用架橋
剤を用いることができる。
【0021】水素結合性基用架橋剤としては特に限定さ
れないが、例えば、チタン系カップリング剤、シラン系
カップリング剤、メラミン系カップリング剤、エポキシ
系カップリング剤、イソシアネート系カップリング剤、
銅化合物、ジルコニア化合物などが挙げられ、より好ま
しくは、ジルコニア化合物が挙げられる。
【0022】ジルコニア化合物の具体例としては、例え
ば、オキシ塩化ジルコニウム、ヒドロキシ塩化ジルコニ
ウム、4塩化ジルコニウム、臭化ジルコニウム等のハロ
ゲン化ジルコニウム、硫酸ジルコニウム、塩基性硫酸ジ
ルコニウム、硝酸ジルコニウムなどの鉱酸のジルコニウ
ム塩、蟻酸ジルコニウム、酢酸ジルコニウム、プロピオ
ン酸ジルコニウム、カプリル酸ジルコニウム、ステアリ
ン酸ジルコニウムなどの有機酸のジルコニウム塩、炭酸
ジルコニウムアンモニウム、硫酸ジルコニウムナトリウ
ム、酢酸ジルコニウムアンモニウム、蓚酸ジルコニウム
ナトリウム、クエン酸ジルコニウムナトリウム、クエン
酸ジルコニウムアンモニウムなどのジルコニウム錯塩、
などがあげられる。
【0023】水素結合性基用架橋剤の添加量は、架橋剤
の架橋生成基のモル数(CN)と高水素結合性樹脂の水
素結合性基のモル数(HN)の比(K)〔即ち、K=C
N/HN〕が、0.001 以上10以下の範囲であれ
ば、特に限定されないが、好ましくは、0.01以上1
以下の範囲である。
【0024】本発明において用いられる無機層状化合物
と樹脂との組成比(体積比)は、特に限定されないが、
一般的には、(無機層状化合物/樹脂)の体積比が5/
95〜90/10 の範囲であり、体積比が5/95〜
50/50 の範囲であることがより好ましい。また、
5/95〜30/70の範囲では膜の柔軟性がよくな
り、7/93〜17/83の範囲では折れ曲げによるバ
リア性低下が小さくなったり、剥離強度が強くなるなど
の利点を有する。また、無機層状化合物の体積分率が5
/95より小さい場合には、バリア性能が十分でなく、
90/10 より大きい場合には製膜性が良好ではな
い。
【0025】無機層状化合物と樹脂よりなる組成物の配
合方法は、特に限定されないが、例えば、樹脂を溶解さ
せた液と、無機層状化合物を予め膨潤・へき開させた分
散液とを混合後、溶媒を除く方法、無機層状化合物を膨
潤・へき開させた分散液を樹脂に添加し、溶媒を除く方
法、樹脂を溶解させた液に無機層状化合物を加え、膨潤
・へき開させた分散液とし、溶媒を除く方法、また樹脂
と無機層状化合物を熱混練する方法、などが挙げられ
る。とりわけ大きなアスペクト比を容易に得る方法とし
て前3者が好ましく用いられる。
【0026】上述の前二者の方法において、溶媒を系か
ら除去後、110℃以上220℃以下で熱エージングす
ることにより、とりわけフィルムの耐水性(耐水環境テ
スト後のバリア性の意味)が向上する。エージング時間
に限定はないが、フィルムが少なくとも設定温度に到達
する必要があり、例えば熱風乾燥機のような熱媒接触に
よる方法の場合、1秒以上100分以下が好ましい。熱
源についても特に限定はなく、熱ロール接触、熱媒接触
(空気、オイルなど)、赤外線加熱、マイクロ波加熱、
など種々のものが適用できる。また、ここでいう耐水性
の効果は、樹脂が特に高水素結合性樹脂のとき、無機層
状化合物が膨潤性をもつ粘土鉱物であるとき、著しく高
い。
【0027】本発明に用いられる包装袋の最も内側に設
けられるヒートシール性樹脂層とは、熱可塑性樹脂をイ
ンフレーション成形法、Tダイ成形法などの押出成形法
により得られるフィルムを指し、単層あるいは多層でも
よい。フィルム厚みに特に限定はないが、1μm以上の
厚みであることが好ましい。また、事実上、無延伸のも
のが好ましい。
【0028】熱可塑性樹脂の中でも、アルファオレフィ
ンを含む単独または共重合体であり、ポリプロピレン、
ポリエチレン(高密度、低密度)、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体、エチレン−アクリル酸メチル共重合体、エ
チレン−アクリル酸共重合体、エチレン−メタクリル酸
メチル共重合体、アイオノマー樹脂、エチレン−アクリ
ル酸共重合体、エチレン−ブテン共重合体、エチレン−
ヘキセン共重合体、エチレン−4−メチル−1−ペンテ
ン共重合体、エチレン−オクテン共重合体、エチレン−
プロピレン共重合体、などのポリオレフィン系樹脂やポ
リエステル系樹脂が好ましく用いられる。
【0029】本発明の包装袋の最も外側に設けられる熱
可塑性樹脂層としては、特に限定はないが、強度や光
沢、寸法安定性などの点で延伸処理、とりわけ2軸延伸
処理された熱可塑性樹脂が好ましく用いられる。たとえ
ば2軸延伸ポリプロピレン、2軸延伸ポリアミド、2軸
延伸ポリエチレンテレフタレート、などであることが好
ましい。
【0030】また、本発明の包装袋には、種々の基材が
積層されていてもよく、積層方法についても、特に限定
はされない。無機層状化合物を含む層を積層するには、
無機層状化合物と樹脂を含む組成物の塗工液を基材表面
に塗布、乾燥、熱処理を行うコーティング方法、無機層
状化合物を含む層を後からラミネートする方法、逆に無
機層状化合物を含む層にヒートシール性樹脂層などをを
押し出しラミネートする方法、などが好ましい。また、
両者の界面はコロナ処理やアンカーコート剤などの処理
がされていてもよい。コーティング方法としては、ダイ
レクトグラビア法やリバースグラビア法及びマイクログ
ラビア法、2本ロールビートコート法、ボトムフィード
3本リバースコート法等のロールコーティング法、及び
ドクターナイフ法やダイコート法、ディップコート法、
バーコーティング法やこれらを組み合わせたコーティン
グ法などの方法が挙げられる。
【0031】無機層状化合物を含む層の膜厚は、特に限
定はないが、乾燥厚みで10μm以下が好ましく、さらに
1μm以下がより好ましい(1μm以下では積層体の透
明性が著しく高いという長所も合わせもつため、透明性
の必要な用途にはさらに好ましい。)。下限については
特に制限はないが、効果的なガスバリアー性効果を得る
ためには1nm以上であることが好ましい。
【0032】また、本発明の包装袋は目的によって他の
基材を積層することができる。その基材は、特に限定さ
れず、樹脂、紙、アルミ箔、木材、布、不織布などの一
般的な基材が挙げられる。基材として用いられる樹脂と
しては、ポリエチレン(低密度、高密度)、エチレン−
プロピレン共重合体、エチレン−ブテン共重合体、エチ
レン−ヘキセン共重合体、エチレン−オクテン共重合
体、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、
エチレン−メチルメタクリレート共重合体、アイオノマ
ー樹脂などのポリオレフィン系樹脂をはじめとして、ポ
リエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレー
ト、ポリエチレンナフタレートなどのポリエステル系樹
脂、ナイロン−6、ナイロン−6,6、メタキシレンジ
アミン−アジピン酸縮重合体、ポリメチルメタクリルイ
ミドなどのアミド系樹脂、ポリメチルメタクリレート、
などのアクリル系樹脂、ポリスチレン、スチレン−アク
リロニトリル共重合体、スチレン−アクリロニトリル−
ブタジエン共重合体、ポリアクリロニトリルなどのスチ
レン、アクリロニトリル系樹脂、トリ酢酸セルロース、
ジ酢酸セルロースなどの疎水化セルロース系樹脂、ポリ
塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリフッ化ビニリデ
ン、テフロンなどのハロゲン含有樹脂、ポリビニルアル
コール、エチレン−ビニルアルコール共重合体、セルロ
ース誘導体などの水素結合性樹脂、ポリカーボネート樹
脂、ポリサルホン樹脂、ポリエーテルサルホン樹脂、ポ
リエーテルエーテルケトン樹脂、ポリフェニレンオキシ
ド樹脂、ポリメチレンオキシド樹脂、液晶樹脂などのエ
ンジニアリングプラスチック系樹脂などがあげられる。
【0033】本発明に用いられる包装袋の形状に特に制
限はない。 例えば、3方シール包装袋、4方シール包
装袋、ピロー包装袋、ガゼット付包装袋、スタンディン
グパウチ、などの形状が好ましく使用される。製袋方法
についても特に制限はなく各種市販製袋機が用いられ
る。
【0034】本発明の包装袋による内容物の包装方法に
特に制限はない。内容物の種類や保存条件に応じて多様
な方法が用いられる。、例えば、ポテトチップスなどの
スナック菓子、乾燥食品などの脆い食品やケーキなど軟
らかい食品にはガス置換包装が、ソース・スープ類やゼ
リー類などには加熱充填包装が、惣菜、漬物、畜肉加工
品、水産品、水産加工品などには真空包装が、また、果
汁、ソース・スープ類、デザート類、乳製品、ベビーフ
ードなどには無菌化包装なども用いられる。
【0035】本発明の包装袋による内容物の包装時、内
容物保護効果を高める各種包装補助材料が用いられても
よい。各種包装補助材料として、特に制限はないが、か
び・好気性菌防止、虫害防止、酸化・変退色防止などの
観点から用いられる脱酸素剤や微生物殺菌の観点から用
いられるアルコール製剤、食味変化を防ぐための乾燥剤
などが好ましく用いられる。
【0036】また、本発明の包装袋はその高い酸素バリ
ア性から、脱酸素剤と併用することで内容物の劣化をき
わめて効率よく防ぐことができる。好適な脱酸素剤とし
て、鉄粉系、アスコルビン酸系、カテコール系、コバル
トなど遷移金属錯体系、などの種類があげられる。
【0037】また、本発明はその効果を損なわない範囲
で包装袋の材質に、紫外線吸収剤、着色剤、酸化防止剤
等のさまざまな添加剤を混合してもよい。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、粒径が5μm以下、ア
スペクト比が50以上5000以下の無機層状化合物と
樹脂を含むことを特徴とする樹脂組成物からなる層を少
なくとも1層と袋の最も内側にヒートシール性樹脂層を
少なくとも1層とを有してなる包装袋を用いることによ
り、これまでにないハイレベルのガスバリア性を有する
包装袋を得ることが可能となり、実際、実施例に示すよ
うに非常に優れた内容物保護性能(ポテトチップスの食
味変化)を発揮することができる。
【0039】すなわち、本発明の包装袋は、食品用途と
しては、味噌、漬物、惣菜、ベビーフード、佃煮、こん
にゃく、ちくわ、蒲鉾、水産加工品、ミートボール、ハ
ンバーグ、ジンギスカン、ハム、ソーセージ、その他畜
肉加工品、緑茶、コーヒー、紅茶、鰹節、とろろ昆布、
ポテトチップス・バターピーナッツなど油菓子、米菓、
ビスケット、クッキー、ケーキ、饅頭、カステラ、、チ
ーズ、バター、切り餅、スープ、ソース、ラーメン、な
どに広範に用いられ、さらにはペットフード、農薬・肥
料、輸液パックなどの他にも、半導体包装、酸化性薬品
包装、精密材料包装など医療、電子、化学、機械などの
産業材料包装などに、広範な用途に用いられるものであ
る。
【0040】
【実施例】以下、実施例により本発明を詳細に説明する
が、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0041】各種物性の測定方法を以下に記す。 [酸素透過度]包装袋からフィルムを切り出し、酸素透
過度測定装置(OX−TRAN 10/50A , M
OCON社製)、温度30℃(調湿恒温槽20℃)で測
定した(相対湿度は約60%を示した)。 [厚み測定]0.5μm以上はデジタル厚み計により測
定した。0.5μm未満は重量分析法(一定面積のフィ
ルムの重量測定値をその面積で除し、さらに組成物比重
で除した。)または、本発明の組成物と基材の積層体の
場合などは、元素分析法(積層体の特定無機元素分析値
(組成物層由来)と無機層状化合物単独の特定元素分率
の比から本発明の樹脂組成物層と基材の比を求める方
法)によった。 [粒径測定]超微粒子粒度分析計(BI−90,ブルッ
クヘブン社製)、温度25℃、水溶媒の条件で測定し
た。動的光散乱法による光子相関法から求めた中心径を
粒径Lとした。 [アスペクト比計算]X線回折装置(XD−5A、
(株) 島津製作所製)を用い、無機層状化合物単独と樹
脂組成物の粉末法による回折測定を行った。これにより
無機層状化合物の面間隔(単位厚み)aを求め、さらに
樹脂組成物の回折測定から、無機層状化合物の面間隔が
広がっている部分があることを確認した。上述の方法で
求めた粒径Lをもちいて、アスペクト比Zは、Z=L/
aの式により決定した。 [落袋試験]150gの水を入れた15cm角の4方シ
ール袋(シール条件2kg/cm2、2秒、幅10m
m)を1mの高さから自由落下させ、破袋の有無を見
た。破袋したものを×、積層部剥離ありだが破袋のない
もの△、破袋・外観変化のないもの○、とした。 [食品保存官能試験]製造後2週間のポテトチップス
(カルビー製)を15cm角の4方シール袋(シール条
件2kg/cm2 、2秒、幅10mm)に約20g入
れ、23℃、乾燥下、空気中で保管し、一ヶ月後の食味
についての官能検査を行った。官能検査は5人で行な
い、新品の製造後2週間のポテトチップスと一ヶ月保管
後のテスト品と食べ比べて味が変化しているかどうかを
調べた。評価は、変化している×、少し変化している
△、殆ど変化無し○、全く変化無し◎、の4段階とし
た。
【0042】[実施例1]合成マイカ(テトラシリリッ
クマイカ( NA−TS) ;トピー工業( 株) 製)をイオ
ン交換水(0.7 μS/cm以下)に0.65wt%となるように
分散させ、これを無機層状化合物分散液(A液)とす
る。当該合成マイカ( NA−TS) の粒径は977n
m、粉末X線回折から得られるa値は0.9557nmであ
り、アスペクト比Zは1043である。また、ポリビニ
ルアルコール(PVA117H;( 株) クラレ製,ケン
化度;99.6%,重合度1700)をイオン交換水(0.7 μS/cm
以下)に0.325 wt%となるように溶解させこれを樹脂
溶液(B液)とする。 A液とB液とをそれぞれの固形
成分比(体積比)が無機層状化合物/樹脂=3/7とな
るように混合し、これを塗工液とした。 厚さ70μm
の無延伸ポリプロピレンフィルム(東洋紡製:パイレン
フィルムCT)をコロナ処理後、組成液をグラビア塗工
(テストコーター;康井精機( 株) 製:マイクログラビ
ア塗工法、塗工速度3m/分、乾燥温度80℃(入口側
ヒーター)100℃(出口側ヒーター))した。当該塗
工層の乾燥厚みは0.8 μmであった。得られたフィルム
の無延伸ポリプロピレンフィルム側同士を10mm幅で
ヒートシールすることで4方シール袋とし、酸素透過度
試験、落袋試験、食品保存官能試験を行ったところ、い
ずれも優れたものであった。(第2表) [実施例2]天然モンモリロナイト(クニミネ工業(
株) 製:クニピアF)をイオン交換水(0.7 μS/cm以
下)に2wt%となるように分散させ、これを無機層状
化合物分散液(A液)とする。当該モンモリロナイトの
粒径は560nm、粉末X線回折から得られるa値は1.
2156nmであり、アスペクト比Zは461である。ま
た、ポリビニルアルコール(PVA117H;( 株) ク
ラレ製,ケン化度;99.6%,重合度1700)をイオン交換水
(0.7 μS/cm以下)に2wt%となるように溶解させこ
れを樹脂溶液(B液)とする。 A液とB液とをそれぞ
れの固形成分比(体積比)が無機層状化合物/樹脂=3
/7となるように混合し、これを塗工液とした。 厚さ
20μmの2軸延伸ポリプロピレンフィルム(東洋紡
製:パイレンフィルムOT)をコロナ処理後、組成液を
グラビア塗工(テストコーター;康井精機( 株) 製:マ
イクログラビア塗工法、塗工速度3m/分、乾燥温度8
0℃(入口側ヒーター)100℃(出口側ヒーター))
した。当該塗工層の乾燥厚みは0.8μmであった。さら
に得られたフィルムの無機層状化合物含有層に、ウレタ
ン系接着剤(三洋化成製:ユーノフレックスJ3)を用
いて、無延伸エチレン−ブテン共重合体フィルム(カイ
ト化学工業製:カイトラミメイトL厚み60μm)をド
ライラミネートし、積層フィルムを得た。得られたフィ
ルムの無延伸エチレン−ブテン共重合体フィルム側同士
を10mm幅でヒートシールすることで4方シール袋と
し、酸素透過度試験、落袋試験、食品保存官能試験を行
ったところ、いずれも優れたものであった。(第2表) [実施例3〜6]ヒートシール性樹脂層、無機層状化合
物、無機層状化合物層の樹脂、無機層状化合物と樹脂の
比、外層をそれぞれ第1表に示した構成で、実施例2の
方法で、包装袋を作製し、酸素透過度試験、落袋試験、
食品保存官能試験を行った。結果は第2表にしめした通
り、いずれにも優れたものであった。 [実施例7]水素結合性基用架橋剤として、炭酸ジルコ
ニウムアンモニウム(第一稀元素工業製 ジルコゾール
AC7( 酸化ジルコニウム換算で15wt% 含有水溶液)
)をポリビニルアルコールの水酸基15モルに対して
ジルコニウム元素1モルの比になるようにA液B液の混
合液に加えた。その他は第1表に記した構成であるほか
は、実施例2の方法で、包装袋を作製し、酸素透過度試
験、落袋試験、食品保存官能試験を行った。結果は第2
表に示したとおりいずれにも優れたものであった。 [実施例8]水素結合性基用架橋剤として、炭酸ジルコ
ニウムアンモニウム(第一稀元素工業製 ジルコゾール
AC7( 酸化ジルコニウム換算で15wt% 含有水溶液)
)をポリビニルアルコールの水酸基15モルに対して
ジルコニウム元素1モルの比になるようにA液B液の混
合液に加えた。厚さ20μmの2軸延伸ポリプロピレン
フィルム(東洋紡製:パイレンフィルムOT)をコロナ
処理後、組成液をグラビア塗工(テストコーター;康井
精機( 株) 製:マイクログラビア塗工法、塗工速度3m
/分、乾燥温度80℃(入口側ヒーター)100℃(出
口側ヒーター))し、さらに180℃で5分間熱処理し
た。当該塗工層の乾燥厚みは0.8 μmであった。さらに
得られたフィルムの無機層状化合物含有層に、ウレタン
系接着剤(三洋化成製:ユーノフレックスJ3)を用い
て、無延伸ポリプロピレンフィルム(東洋紡製:パイレ
ンフィルムCT厚み50μm)をドライラミネートし、
積層フィルムを得た。得られたフィルムの無延伸ポリプ
ロピレンフィルム側同士を10mm幅でヒートシールす
ることで4方シール袋とし、酸素透過度試験、落袋試
験、食品保存官能試験を行ったところ、いずれも優れた
ものであった。(第2表) [比較例1]無機層状化合物含有層を用いない以外は、
実施例1と同様にして包装袋を得、酸素透過度試験、落
袋試験、食品保存官能試験を行った。酸素透過度がきわ
めて高く、官能試験でも食品の変質が著しかった。 [比較例2]ヒートシール性樹脂層を用いない以外は、
第1表の構成で、実施例1と同様にして包装袋を得、酸
素透過度試験、落袋試験、食品保存官能試験を行った。
製袋性が悪く(外層同士、無機層状化合物同士、あるい
は外層と無機層状化合物層のいずれの組合せにおいて
も)、破袋がみられ、官能試験でも食品の変質が著しか
った。 [比較例3]無機層状化合物含有層を用いない以外は、
実施例2と同様にして包装袋を得、酸素透過度試験、落
袋試験、食品保存官能試験を行った。酸素透過度がきわ
めて高く、官能試験でも食品の変質が著しかった。
【0043】
【表1】 略号 CPP:ポリプロピレンフィルム(東洋紡製:品名パイ
レンフィルムCT) LL:エチレン−ブテン共重合体フィルム(カイト化学
工業製:品名カイトラミメイトL) HM:アイオノマーフィルム(タマポリ製:品名タマポ
リアイオノマーフィルムHM)EVA:エチレン−酢酸
ビニル共重合体フィルム(カイト化学工業製:品名カイ
トラミメイトE) LD:低密度ポリエチレンフィルム(カイト化学工業
製:品名カイトラミメイトS) ELD:低密度ポリエチレン押出ラミネート(住友化学
工業製:品名スミカセンL705) OPP:2軸延伸ポリプロピレンフィルム(東洋紡製:
品名パイレンフィルムOT) OPET:2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィル
ム(東レ製:品名ルミラー) ONy:2軸延伸ナイロンフィルム(ユニチカ製:品名
エンブレム) NA:テトラシリリックマイカ微粉化品(トピー工業:
品名NaTs) F:天然モンモリロナイト(クニミネ工業:品名クニピ
アF)粒径/a 値/Z=560nm/1.2156nm/461 H:ポリビニルアルコール(クラレ製:ポバール117
H,重合度1700,けん化度99.6モル%) Z:炭酸ジルコニウムアンモニウム水溶液(第一稀元素
工業製:ジルコゾールAC7) A:180℃、5分加熱処理
【表2】
【図面の簡単な説明】
【図1】第1図は、本発明の包装袋の積層フィルムの断
面の1フィルム構成図である。
【図2】第2図は、本発明の包装袋の積層フィルムの断
面の1フィルム構成図である。
【図3】第3図は、本発明の包装袋の積層フィルムの断
面の1フィルム構成図である。
【図4】第4図は、本発明の包装袋の積層フィルムの断
面の1フィルム構成図である。
【符号の説明】
1 無機層状化合物を含む層 2 ヒートシール性樹脂層 3 その他の積層用基材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08K 7/00 KCJ C08L 29/04 LGM 101/00 (72)発明者 黒田 俊也 大阪府高槻市塚原2丁目10番1号 住友化 学工業株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】粒径が5μm以下、アスペクト比が50以
    上5000以下の無機層状化合物と樹脂を含むことを特
    徴とする樹脂組成物からなる層を少なくとも1層と袋の
    最も内側にヒートシール性樹脂層を少なくとも1層とを
    有してなる包装袋。
  2. 【請求項2】無機層状化合物が、溶媒に膨潤・へき開す
    ることを特徴とする請求項1記載の包装袋。
  3. 【請求項3】無機層状化合物が、膨潤性をもつ粘土鉱物
    であることを特徴とする請求項2記載の包装袋。
  4. 【請求項4】無機層状化合物のアスペクト比が、200
    〜3000であることを特徴とする請求項1、2または
    3に記載の包装袋。
  5. 【請求項5】(無機層状化合物/樹脂)の体積比が(5
    /95)〜(90/10)の範囲であることを特徴とす
    る請求項1〜4のいずれか1項に記載の包装袋。
  6. 【請求項6】樹脂が高水素結合性樹脂であることを特徴
    とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の包装袋。
  7. 【請求項7】高水素結合性樹脂が、樹脂単位重量当りの
    水素結合性基またはイオン性基の重量百分率が30%以
    上50%以下であることを特徴とする請求項6に記載の
    包装袋。
  8. 【請求項8】高水素結合性樹脂が、ポリビニルアルコー
    ルまたは多糖類であることを特徴とする請求項6に記載
    の包装袋。
  9. 【請求項9】無機層状化合物を含む樹脂組成物に水素結
    合性基用架橋剤を含むことを特徴とする請求項6に記載
    の包装袋。
  10. 【請求項10】水素結合性基用架橋剤がジルコニア化合
    物であることをを特徴とする請求項9に記載の包装袋。
  11. 【請求項11】袋の最も外側にさらに熱可塑性樹脂層を
    少なくとも1層有する請求項1〜10のいずれか1項に
    記載の包装袋。
  12. 【請求項12】30℃、60%RH下での酸素透過度が
    0.2cc/m2 ・day ・atm以下であることを特徴とす
    る請求項1〜11のいずれか1項に記載の包装袋。
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