JPH07205300A - 管の接続方法 - Google Patents
管の接続方法Info
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- JPH07205300A JPH07205300A JP1575594A JP1575594A JPH07205300A JP H07205300 A JPH07205300 A JP H07205300A JP 1575594 A JP1575594 A JP 1575594A JP 1575594 A JP1575594 A JP 1575594A JP H07205300 A JPH07205300 A JP H07205300A
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- pipe
- polyethylene
- polyester
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C66/00—General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts
- B29C66/70—General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material
- B29C66/71—General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material characterised by the composition of the plastics material of the parts to be joined
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- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 少なくとも外表面が凹凸状を呈するポリエチ
レン管どうしを所定の角度で突き合わせ接続するに際
し、接続部の強度確保と水漏れとを防止する。 【構成】 同径寸法の両ポリエチレン管1・1の各管端
を接続角度に合わせて斜めに切断する。両ポリエチレン
管1・1の切断端面どうしを突き合わせる。両ポリエチ
レン管1・1の互いに突き合わすべき管端近くに、周方
向に適当間隔を置いていくつかの通孔9をそれぞれ対向
状に明けておき、対向する通孔9・9間に金属線10を
通して巻き掛けることにより、両ポリエチレン管1・1
の管端どうしを連結する。両ポリエチレン管1・1の突
き合わせ接続部に生じた隙間11に、これの内側と外側
とから前記隙間11を埋めるよう低圧ポリエチレンを含
む加熱樹脂液13を全周にわたって塗り込んで乾燥させ
る。
レン管どうしを所定の角度で突き合わせ接続するに際
し、接続部の強度確保と水漏れとを防止する。 【構成】 同径寸法の両ポリエチレン管1・1の各管端
を接続角度に合わせて斜めに切断する。両ポリエチレン
管1・1の切断端面どうしを突き合わせる。両ポリエチ
レン管1・1の互いに突き合わすべき管端近くに、周方
向に適当間隔を置いていくつかの通孔9をそれぞれ対向
状に明けておき、対向する通孔9・9間に金属線10を
通して巻き掛けることにより、両ポリエチレン管1・1
の管端どうしを連結する。両ポリエチレン管1・1の突
き合わせ接続部に生じた隙間11に、これの内側と外側
とから前記隙間11を埋めるよう低圧ポリエチレンを含
む加熱樹脂液13を全周にわたって塗り込んで乾燥させ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】土中に埋設される排水管、送水
管、孔明きの集水管の中には、大口径のものが多い。本
発明は、この種の管をプラスチック製にして任意の形状
に接続する方法に関する。
管、孔明きの集水管の中には、大口径のものが多い。本
発明は、この種の管をプラスチック製にして任意の形状
に接続する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】プラスチック管は金属管に比べて軽量で
あるところに最大の利点を有するが、用途上の要請で大
口径にして必要かつ十分な強度を確保しようとすると、
円筒形の断面形状にするのには無理がある。そのため
に、図1に示すごとくこの種のプラスチック管は、例え
ば内面は円筒形にしながらも、少なくとも外表面は周回
状の補強突条を帯鋼板を介在させて定ピッチで設けた蛇
腹管にしている。補強突条を鋼線入りでスパイラル状に
設けることもある。
あるところに最大の利点を有するが、用途上の要請で大
口径にして必要かつ十分な強度を確保しようとすると、
円筒形の断面形状にするのには無理がある。そのため
に、図1に示すごとくこの種のプラスチック管は、例え
ば内面は円筒形にしながらも、少なくとも外表面は周回
状の補強突条を帯鋼板を介在させて定ピッチで設けた蛇
腹管にしている。補強突条を鋼線入りでスパイラル状に
設けることもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかるプラスチック管
としては、材質的にみて代表的なものにポリエチレン管
とポリエステル管とがある。問題は、外表面が凹凸状の
プラスチック管をいかに接続するかにある。プラスチッ
ク管どうしを真直角に輪切りしてその管端どうしを一直
線状に接続するのであれば、管の断面形状はそれ程、問
題にならない。但し、プラスチック管は成形後に酸化し
ているので、元々これらは加熱したところで容易に突き
合わせ部どうしが一体に融着し難い。多用されているポ
リエチレン管は、接着も不可能なため特に問題が多い。
加えて管表面が前述の通り凹凸状を呈していると、継ぎ
目部に段差(隙間)が出る。所定角度に曲げて管端どう
しを接続するときは、管を斜めに補強突条を跨いで切断
することになるので、更に厄介なことになる。大口径の
管の中途部に接続口を設け、これに小口径の管の端を嵌
合してT字状に接続する際にも同様の問題が出る。そこ
で本発明の目的は、外表面が凹凸状をなすポリエチレン
管やポリエステル管でも、任意の形状に確実にしかも手
軽に接続できる管の接続方法を提供するにある。
としては、材質的にみて代表的なものにポリエチレン管
とポリエステル管とがある。問題は、外表面が凹凸状の
プラスチック管をいかに接続するかにある。プラスチッ
ク管どうしを真直角に輪切りしてその管端どうしを一直
線状に接続するのであれば、管の断面形状はそれ程、問
題にならない。但し、プラスチック管は成形後に酸化し
ているので、元々これらは加熱したところで容易に突き
合わせ部どうしが一体に融着し難い。多用されているポ
リエチレン管は、接着も不可能なため特に問題が多い。
加えて管表面が前述の通り凹凸状を呈していると、継ぎ
目部に段差(隙間)が出る。所定角度に曲げて管端どう
しを接続するときは、管を斜めに補強突条を跨いで切断
することになるので、更に厄介なことになる。大口径の
管の中途部に接続口を設け、これに小口径の管の端を嵌
合してT字状に接続する際にも同様の問題が出る。そこ
で本発明の目的は、外表面が凹凸状をなすポリエチレン
管やポリエステル管でも、任意の形状に確実にしかも手
軽に接続できる管の接続方法を提供するにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、図1および図2に示すごとく少なくとも補強突条4
を有して外表面が凹凸状を呈するポリエチレン管1・1
の管端どうしを所定の角度θで突き合わせ接続する管の
接続方法において、同径寸法の両ポリエチレン管1・1
の各管端を接続角度に合わせて斜めに切断する工程と、
両ポリエチレン管1・1の切断端面どうしを突き合わせ
る工程と、両ポリエチレン管1・1の互いに突き合わす
べき管端近くに、図2に示すごとく周方向に適当間隔を
置いていくつかの通孔9をそれぞれ対向状に明けてあ
り、対向する通孔9・9間に金属線10を通して巻き掛
けることにより、両ポリエチレン管1・1の管端どうし
を連結する仮組み工程と、両ポリエチレン管1・1の突
き合わせ接続部に生じた隙間11に、図1に示すごとく
これの内側と外側とから前記隙間11を埋めるよう低圧
ポリエチレンを含む加熱樹脂液13を全周にわたって塗
り込む工程とからなることを特徴とする。
は、図1および図2に示すごとく少なくとも補強突条4
を有して外表面が凹凸状を呈するポリエチレン管1・1
の管端どうしを所定の角度θで突き合わせ接続する管の
接続方法において、同径寸法の両ポリエチレン管1・1
の各管端を接続角度に合わせて斜めに切断する工程と、
両ポリエチレン管1・1の切断端面どうしを突き合わせ
る工程と、両ポリエチレン管1・1の互いに突き合わす
べき管端近くに、図2に示すごとく周方向に適当間隔を
置いていくつかの通孔9をそれぞれ対向状に明けてあ
り、対向する通孔9・9間に金属線10を通して巻き掛
けることにより、両ポリエチレン管1・1の管端どうし
を連結する仮組み工程と、両ポリエチレン管1・1の突
き合わせ接続部に生じた隙間11に、図1に示すごとく
これの内側と外側とから前記隙間11を埋めるよう低圧
ポリエチレンを含む加熱樹脂液13を全周にわたって塗
り込む工程とからなることを特徴とする。
【0005】請求項2記載の本発明は、図4および図5
に示すごとく口径が大小に異なるポリエチレン管1a・
1bを有し、両ポリエチレン管1a・1bは少なくとも
外表面が補強突条4を有して凹凸状を呈しており、大口
径のポリエチレン管1aの中途部に小口径のポリエチレ
ン管1bを実質的にT字状に連通接続する管の接続方法
において、大口径のポリエチレン管1aの中途部に接続
口21を穿つ工程と、大口径のポリエチレン管1aの接
続口21に小口径のポリエチレン管1bの管端を嵌合す
る工程と、大口径のポリエチレン管1aの接続口21ま
わりと、小口径のポリエチレン管1bの管端まわりとに
それぞれ通孔22・23を適当間隔置きに設けてあり、
大小の両ポリエチレン管1a・1bにおいて、対向する
通孔22・23間に金属線24を通して巻き掛けること
により両ポリエチレン管1a・1bどうしを連結する仮
組み工程と、両ポリエチレン管1a・1bの継ぎ目部に
おいて、少なくとも前記接続口21まわりの隙間11
に、これの内側と外側とから低圧ポリエチレンを含む加
熱樹脂液13を全周にわたって塗り込んで埋める工程と
からなることを特徴とする。具体的には、前記隙間11
に液含浸性のシート材12を当てがったのち、加熱樹脂
液13を塗り込む。そして、ポリエチレン管の加工時に
生じた切屑を前記加熱樹脂液13に15〜50重量%混
入し、これで加熱樹脂液13の粘度を調整しておく。
に示すごとく口径が大小に異なるポリエチレン管1a・
1bを有し、両ポリエチレン管1a・1bは少なくとも
外表面が補強突条4を有して凹凸状を呈しており、大口
径のポリエチレン管1aの中途部に小口径のポリエチレ
ン管1bを実質的にT字状に連通接続する管の接続方法
において、大口径のポリエチレン管1aの中途部に接続
口21を穿つ工程と、大口径のポリエチレン管1aの接
続口21に小口径のポリエチレン管1bの管端を嵌合す
る工程と、大口径のポリエチレン管1aの接続口21ま
わりと、小口径のポリエチレン管1bの管端まわりとに
それぞれ通孔22・23を適当間隔置きに設けてあり、
大小の両ポリエチレン管1a・1bにおいて、対向する
通孔22・23間に金属線24を通して巻き掛けること
により両ポリエチレン管1a・1bどうしを連結する仮
組み工程と、両ポリエチレン管1a・1bの継ぎ目部に
おいて、少なくとも前記接続口21まわりの隙間11
に、これの内側と外側とから低圧ポリエチレンを含む加
熱樹脂液13を全周にわたって塗り込んで埋める工程と
からなることを特徴とする。具体的には、前記隙間11
に液含浸性のシート材12を当てがったのち、加熱樹脂
液13を塗り込む。そして、ポリエチレン管の加工時に
生じた切屑を前記加熱樹脂液13に15〜50重量%混
入し、これで加熱樹脂液13の粘度を調整しておく。
【0006】請求項5記載の本発明は、図2および図7
に示すごとく少なくとも外表面が補強突条4を有して凹
凸状を呈するポリエステル管1・1の管端どうしを所定
の角度で突き合わせ接続する管の接続方法において、同
径寸法の両ポリエステル管1・1の各管端を接続角度θ
に合わせて斜めに切断する工程と、両ポリエステル管1
・1の切断端面どうしを突き合わせる工程と、両ポリエ
ステル管1・1の互いに突き合わすべき管端近くに、周
方向に適当間隔を置いていくつかの通孔9をそれぞれ対
向状に明けてあり、対向する通孔9・9間に金属線10
を通して巻き掛けることにより、両ポリエステル管1・
1の管端どうしを連結する仮組み工程と、両ポリエステ
ル管1・1の突き合わせ接続部に生じた隙間11に、ポ
リエステルを主剤とする二液反応硬化型接着剤を含浸さ
せたシート材30を内側と外側とから埋め込んであるこ
とを特徴とする。
に示すごとく少なくとも外表面が補強突条4を有して凹
凸状を呈するポリエステル管1・1の管端どうしを所定
の角度で突き合わせ接続する管の接続方法において、同
径寸法の両ポリエステル管1・1の各管端を接続角度θ
に合わせて斜めに切断する工程と、両ポリエステル管1
・1の切断端面どうしを突き合わせる工程と、両ポリエ
ステル管1・1の互いに突き合わすべき管端近くに、周
方向に適当間隔を置いていくつかの通孔9をそれぞれ対
向状に明けてあり、対向する通孔9・9間に金属線10
を通して巻き掛けることにより、両ポリエステル管1・
1の管端どうしを連結する仮組み工程と、両ポリエステ
ル管1・1の突き合わせ接続部に生じた隙間11に、ポ
リエステルを主剤とする二液反応硬化型接着剤を含浸さ
せたシート材30を内側と外側とから埋め込んであるこ
とを特徴とする。
【0007】請求項6記載の本発明は、図4および図8
に示すごとく口径が大小に異なるポリエステル管1a・
1bを有し、両ポリエステル管1a・1bは少なくとも
外表面が補強突条4を有して凹凸状を呈しており、大口
径のポリエステル管1aの中途部に小口径のポリエステ
ル管1bを実質的にT字状に連通接続する管の接続方法
において、大口径のポリエステル管1aの中途部に接続
口21を穿つ工程と、大口径のポリエステル管1aの接
続口21に小口径のポリエステル管1bの管端を嵌合す
る工程と、大口径のポリエステル管1aの接続口21ま
わりと、小口径のポリエステル管1bの管端まわりとに
それぞれ通孔22・23を適当間隔置きに設けてあり、
大小の両ポリエステル管1a・1bにおいて、対向する
通孔22・23間に金属線24を通して巻き掛けること
により両ポリエステル管1a・1bどうしを連結する仮
組み工程と、両ポリエステル管1a・1bの継ぎ目部に
おいて、少なくとも前記接続口21まわりの隙間11
に、ポリエステルを主剤とする二液反応硬化型接着剤を
含浸させたシート材30を内側と外側とから埋め込んで
あることを特徴とする。
に示すごとく口径が大小に異なるポリエステル管1a・
1bを有し、両ポリエステル管1a・1bは少なくとも
外表面が補強突条4を有して凹凸状を呈しており、大口
径のポリエステル管1aの中途部に小口径のポリエステ
ル管1bを実質的にT字状に連通接続する管の接続方法
において、大口径のポリエステル管1aの中途部に接続
口21を穿つ工程と、大口径のポリエステル管1aの接
続口21に小口径のポリエステル管1bの管端を嵌合す
る工程と、大口径のポリエステル管1aの接続口21ま
わりと、小口径のポリエステル管1bの管端まわりとに
それぞれ通孔22・23を適当間隔置きに設けてあり、
大小の両ポリエステル管1a・1bにおいて、対向する
通孔22・23間に金属線24を通して巻き掛けること
により両ポリエステル管1a・1bどうしを連結する仮
組み工程と、両ポリエステル管1a・1bの継ぎ目部に
おいて、少なくとも前記接続口21まわりの隙間11
に、ポリエステルを主剤とする二液反応硬化型接着剤を
含浸させたシート材30を内側と外側とから埋め込んで
あることを特徴とする。
【0008】
【作用】ポリエチレン管どうしは材質的に接着剤で直接
に接着することが不可能であるし、加熱しても継ぎ目ど
うしを融着させて一体化するのが困難である。そのた
め、仮組み工程において両ポリエチレン管1・1どうし
の継ぎ目を金属線で連結し、これで接続部における機械
的強度を確保する。但し、継ぎ目部に大小の隙間11が
生じるのは避けられない。この継ぎ目に生じた隙間11
に低圧ポリエチレンを含む加熱樹脂液13を全周にわた
って隙間11も完全に埋めるよう熱ゴテの類で塗り込
み、後は自然乾燥させる。このとき隙間11が大きく補
強突条4の内部に通じる部分には、加熱樹脂液13が際
限なく補強突条4内に流れ込むので、これを防止するた
めにシート材12で補強突条4内に通じる部分を予め塞
いでおく。そのシート材12としてはガラス繊維をマッ
ト状にしたものが用いて好適である。
に接着することが不可能であるし、加熱しても継ぎ目ど
うしを融着させて一体化するのが困難である。そのた
め、仮組み工程において両ポリエチレン管1・1どうし
の継ぎ目を金属線で連結し、これで接続部における機械
的強度を確保する。但し、継ぎ目部に大小の隙間11が
生じるのは避けられない。この継ぎ目に生じた隙間11
に低圧ポリエチレンを含む加熱樹脂液13を全周にわた
って隙間11も完全に埋めるよう熱ゴテの類で塗り込
み、後は自然乾燥させる。このとき隙間11が大きく補
強突条4の内部に通じる部分には、加熱樹脂液13が際
限なく補強突条4内に流れ込むので、これを防止するた
めにシート材12で補強突条4内に通じる部分を予め塞
いでおく。そのシート材12としてはガラス繊維をマッ
ト状にしたものが用いて好適である。
【0009】両ポリエチレン管の接合部分は、加熱樹脂
液13で水漏れが防止される。ポリエチレン管の切断時
および金属線を通すための孔の加工時に管から切屑が出
る。この切屑を加熱樹脂液13に15重量%以上、好ま
しくは20〜50重量%混入すると、粘度を上げて液流
れを防止でき作業性が良くなる。つまり、切屑の混入量
が15重量%を下回ると加熱樹脂液13の粘度を十分に
高めることができず、50重量%を上回ると粘度が高く
なり過ぎて接着性に問題が出るので、加熱樹脂液13の
本質に対する切屑の混入量は15〜50重量%とする。
液13で水漏れが防止される。ポリエチレン管の切断時
および金属線を通すための孔の加工時に管から切屑が出
る。この切屑を加熱樹脂液13に15重量%以上、好ま
しくは20〜50重量%混入すると、粘度を上げて液流
れを防止でき作業性が良くなる。つまり、切屑の混入量
が15重量%を下回ると加熱樹脂液13の粘度を十分に
高めることができず、50重量%を上回ると粘度が高く
なり過ぎて接着性に問題が出るので、加熱樹脂液13の
本質に対する切屑の混入量は15〜50重量%とする。
【0010】ポリエステル管どうしは、もともと接着可
能であるから、接着強度さえ確保できれば殊更に加熱す
るまでもない。そのために、ポリエステル管どうしの接
続に際しては、金属線による前述の仮組み工程後に、両
ポリエステル管の継ぎ目をポリエステルを主剤とする二
液反応硬化型接着剤でそのまま接着する。但し、二液反
応硬化型接着剤は液流れを防ぐためにシート材30に予
め含浸させておき、このシート材30を隙間11に詰め
込みながら全周にわたって塗布する形式を採る。そのシ
ート材30の代表例としてはガラス繊維を挙げることが
できる。なお、請求項2および6記載の本発明におい
て、実質的にT字状とは、大口径の管に対して小口径の
管を斜めに連通接続する形式も含む趣旨である。
能であるから、接着強度さえ確保できれば殊更に加熱す
るまでもない。そのために、ポリエステル管どうしの接
続に際しては、金属線による前述の仮組み工程後に、両
ポリエステル管の継ぎ目をポリエステルを主剤とする二
液反応硬化型接着剤でそのまま接着する。但し、二液反
応硬化型接着剤は液流れを防ぐためにシート材30に予
め含浸させておき、このシート材30を隙間11に詰め
込みながら全周にわたって塗布する形式を採る。そのシ
ート材30の代表例としてはガラス繊維を挙げることが
できる。なお、請求項2および6記載の本発明におい
て、実質的にT字状とは、大口径の管に対して小口径の
管を斜めに連通接続する形式も含む趣旨である。
【0011】
【発明の効果】かかる本発明によれば、対象のポリエス
テル管およびポリエチレン管が補強突条4を有して外表
面を凹凸状にした大口径のものでも、任意の形状に必要
かつ十分な機械的強度を以てしかも水漏れなく確実に接
続できる。
テル管およびポリエチレン管が補強突条4を有して外表
面を凹凸状にした大口径のものでも、任意の形状に必要
かつ十分な機械的強度を以てしかも水漏れなく確実に接
続できる。
【0012】
(実施例1)実施例1は、図2に示すごとく同径寸法の
二つのポリエチレン管1・1の管端どうしを所定の角度
θで接続する場合を示す。対象のポリエチレン管1は、
直径が1m程度の大口径のものであり、全長5mの直管
として得られる。その断面形状は図1に示すとおりであ
り、内面が真円筒形に形成された内層部2と、該内層部
2の外面に一体化された外層部3とからなる。外層部3
は周回状の補強突条4を管軸方向にわたって等間隔置き
に形成してあり、該突条4内に図外の帯鋼板が入ってい
る。
二つのポリエチレン管1・1の管端どうしを所定の角度
θで接続する場合を示す。対象のポリエチレン管1は、
直径が1m程度の大口径のものであり、全長5mの直管
として得られる。その断面形状は図1に示すとおりであ
り、内面が真円筒形に形成された内層部2と、該内層部
2の外面に一体化された外層部3とからなる。外層部3
は周回状の補強突条4を管軸方向にわたって等間隔置き
に形成してあり、該突条4内に図外の帯鋼板が入ってい
る。
【0013】各補強突条4の内部は軽量化のために内層
部2で仕切られた円環状の空室6になっており、隣接す
る補強突条4・4間の外側に凹溝7が形成され、これで
ポリエチレン管1の外表面は凹凸状を呈している。すな
わち、各凹溝7の底で内層部2と外層部3とが一体につ
ながっている。いま両ポリエチレン管1・1どうしを6
0°の角度θで接続するときは、1本のポリエチレン管
1の中間を管軸に対して30°の角度で斜めに輪切りす
る。かくして切断された両ポリエチレン管1・1の管端
どうしは、180°位相を変えてその切断端面どうしを
突き合わせることになる。
部2で仕切られた円環状の空室6になっており、隣接す
る補強突条4・4間の外側に凹溝7が形成され、これで
ポリエチレン管1の外表面は凹凸状を呈している。すな
わち、各凹溝7の底で内層部2と外層部3とが一体につ
ながっている。いま両ポリエチレン管1・1どうしを6
0°の角度θで接続するときは、1本のポリエチレン管
1の中間を管軸に対して30°の角度で斜めに輪切りす
る。かくして切断された両ポリエチレン管1・1の管端
どうしは、180°位相を変えてその切断端面どうしを
突き合わせることになる。
【0014】両ポリエチレン管1・1の互いに突き合わ
せるべき管端の近くには、前記角度θにもよるが図の6
0°であれば補強突条4の山部を選んで、図1のごとく
周方向に適当間隔を置いて予めいくつかの通孔9をそれ
ぞれ可及的に対向するように明けておく。そして、外側
から対向する両ポリエチレン管1・1の通孔9・9間
に、金属線(銅線)10を通して巻き掛け個々に縛り付
けることにより、両ポリエチレン管1・1の管端どうし
を仮組み連結する。更に具体的には、必要に応じて対向
する内層部2・2の突き合わせ端近くにも同様の通孔9
a・9aを設け、内側からも同じように金属線10を該
通孔9a・9aに通して縛り付けることが望まれる。つ
まり、両ポリエチレン管1・1の接続部における機械的
強度は専ら金属線10による縛り付けで確保する。
せるべき管端の近くには、前記角度θにもよるが図の6
0°であれば補強突条4の山部を選んで、図1のごとく
周方向に適当間隔を置いて予めいくつかの通孔9をそれ
ぞれ可及的に対向するように明けておく。そして、外側
から対向する両ポリエチレン管1・1の通孔9・9間
に、金属線(銅線)10を通して巻き掛け個々に縛り付
けることにより、両ポリエチレン管1・1の管端どうし
を仮組み連結する。更に具体的には、必要に応じて対向
する内層部2・2の突き合わせ端近くにも同様の通孔9
a・9aを設け、内側からも同じように金属線10を該
通孔9a・9aに通して縛り付けることが望まれる。つ
まり、両ポリエチレン管1・1の接続部における機械的
強度は専ら金属線10による縛り付けで確保する。
【0015】しかるに、両ポリエチレン管1・1の管端
は斜めに切断されていて、その各切断面は補強突条4を
跨いでいる。そのうえで両管端どうしは、金属線10に
よる緊縛時に補強突条4・4のピッチが周方向に位置ず
れしやすく、かつ内外方向にも位置ずれする。そのた
め、図1に示すごとく内外両側面に止むを得ず隙間11
が生じた接合状態となっている。そこで両ポリエチレン
管1・1の突き合わせ接続部に生じた内外の隙間11
に、ガラス繊維からなる液含浸性のシート材12を必要
に応じて当てがう。尤も、隙間11が小さい部位は省略
できる。図では内層部2・2間の隙間11において、こ
れの内面側にシート材12を当てがい、外層部3・3間
の隙間11には、これの外面側にシート材12を当てが
った例になっている。
は斜めに切断されていて、その各切断面は補強突条4を
跨いでいる。そのうえで両管端どうしは、金属線10に
よる緊縛時に補強突条4・4のピッチが周方向に位置ず
れしやすく、かつ内外方向にも位置ずれする。そのた
め、図1に示すごとく内外両側面に止むを得ず隙間11
が生じた接合状態となっている。そこで両ポリエチレン
管1・1の突き合わせ接続部に生じた内外の隙間11
に、ガラス繊維からなる液含浸性のシート材12を必要
に応じて当てがう。尤も、隙間11が小さい部位は省略
できる。図では内層部2・2間の隙間11において、こ
れの内面側にシート材12を当てがい、外層部3・3間
の隙間11には、これの外面側にシート材12を当てが
った例になっている。
【0016】次に、低圧ポリエチレンにエチレン酢酸ビ
ニルを5対3の割合で混合して約200℃に加熱し、液
化させた加熱樹脂液13をつくる。その際にポリエチレ
ン管1の切断時と、通孔9・9aの穿孔時とに生じた切
屑を加熱樹脂液13に25重量%混入して粘度を調整し
た。かくして、両ポリエチレン管1・1の突き合わせ接
合部において、内側の隙間11には管内から、外側の隙
間11には管外からそれぞれ該隙間11を完全に埋める
よう、該加熱樹脂液13を熱ゴテで塗り込み、自然乾燥
させる。加熱樹脂液13は前記切屑の混入で粘度調整さ
れているので、垂れ流れることなく円滑に塗り込み作業
を行える。かつ前記シート材12が介在しているので、
加熱樹脂液13は一部がシート材12に浸透しながら、
際限なく補強突条4内の空室6に流入して行くことはな
い。外側の隙間11に対しては、かなり広範囲にわたっ
て加熱樹脂液13を塗り込む。しかるときは、冷却して
硬化した加熱樹脂液13が隙間11を埋め、内側の通水
性を確保したうえで、水漏れも確実に防止できた。
ニルを5対3の割合で混合して約200℃に加熱し、液
化させた加熱樹脂液13をつくる。その際にポリエチレ
ン管1の切断時と、通孔9・9aの穿孔時とに生じた切
屑を加熱樹脂液13に25重量%混入して粘度を調整し
た。かくして、両ポリエチレン管1・1の突き合わせ接
合部において、内側の隙間11には管内から、外側の隙
間11には管外からそれぞれ該隙間11を完全に埋める
よう、該加熱樹脂液13を熱ゴテで塗り込み、自然乾燥
させる。加熱樹脂液13は前記切屑の混入で粘度調整さ
れているので、垂れ流れることなく円滑に塗り込み作業
を行える。かつ前記シート材12が介在しているので、
加熱樹脂液13は一部がシート材12に浸透しながら、
際限なく補強突条4内の空室6に流入して行くことはな
い。外側の隙間11に対しては、かなり広範囲にわたっ
て加熱樹脂液13を塗り込む。しかるときは、冷却して
硬化した加熱樹脂液13が隙間11を埋め、内側の通水
性を確保したうえで、水漏れも確実に防止できた。
【0017】(実施例2)図3は両ポリエチレン管1・
1が前記接続角度θによって凹溝7・7の底部どうしで
接続された場合を示す。この場合は各凹溝7・7の底部
に通孔9・9をそれぞれ設けて該当個所でのみ金属線1
0で両ポリエチレン管1・1どうしを連結している。そ
して、両ポリエチレン管1・1の接合部に生じた隙間1
1に内外方向から前記加熱樹脂液13を塗り込んであ
る。この例では該隙間11の内外一側(図では外側)に
前記シート材12を当てがい、外側から加熱樹脂液13
を塗り込む際に、これが管内に流れ落ちるのを防止して
いる。
1が前記接続角度θによって凹溝7・7の底部どうしで
接続された場合を示す。この場合は各凹溝7・7の底部
に通孔9・9をそれぞれ設けて該当個所でのみ金属線1
0で両ポリエチレン管1・1どうしを連結している。そ
して、両ポリエチレン管1・1の接合部に生じた隙間1
1に内外方向から前記加熱樹脂液13を塗り込んであ
る。この例では該隙間11の内外一側(図では外側)に
前記シート材12を当てがい、外側から加熱樹脂液13
を塗り込む際に、これが管内に流れ落ちるのを防止して
いる。
【0018】(実施例3)図4および図5は本発明の実
施例3を示しており、口径が大小に異なる二つのポリエ
チレン管1a・1bにおいて、大口径のポリエチレン管
1aの中途部に小口径のポリエチレン管1bの管端をT
字状に連通接続する場合である。すなわち、大口径のポ
リエチレン管1aの中途部には、図5に示すごとく接続
口21を円形に穿つ。このポリエチレン管1aの断面形
状は図1に示す実施例1のそれと実質的に同じである。
施例3を示しており、口径が大小に異なる二つのポリエ
チレン管1a・1bにおいて、大口径のポリエチレン管
1aの中途部に小口径のポリエチレン管1bの管端をT
字状に連通接続する場合である。すなわち、大口径のポ
リエチレン管1aの中途部には、図5に示すごとく接続
口21を円形に穿つ。このポリエチレン管1aの断面形
状は図1に示す実施例1のそれと実質的に同じである。
【0019】小口径のポリエチレン管1bはその管端を
管軸に対して直角に切断してあり、その切断した管端を
大口径のポリエチレン管1aの接続口21にこれの内面
と面一状になるよう嵌合する。接続口21は小口径のポ
リエチレン管1bの口径に合わせて穿ってある。小口径
のポリエチレン管1bの断面形状も図1に示す実施例1
のそれと実質的に同じであるが、これの補強突条4の突
出量(大きさ)およびピッチは大口径のポリエチレン管
1aのそれよりも遙に小さい。
管軸に対して直角に切断してあり、その切断した管端を
大口径のポリエチレン管1aの接続口21にこれの内面
と面一状になるよう嵌合する。接続口21は小口径のポ
リエチレン管1bの口径に合わせて穿ってある。小口径
のポリエチレン管1bの断面形状も図1に示す実施例1
のそれと実質的に同じであるが、これの補強突条4の突
出量(大きさ)およびピッチは大口径のポリエチレン管
1aのそれよりも遙に小さい。
【0020】大口径のポリエチレン管1aの接続口21
まわりには、周方向に適当間隔を置いて外層部3の山部
と前記凹溝7の底部とにそれぞれいくつかの通孔22を
設けておく。一方、小口径のポリエチレン管1bの管端
まわりにも、外層部3の山部と前記凹溝7の底部とに前
記通孔22に対応する数の通孔23をそれぞれ設けてお
く。かくして両ポリエチレン管1a・1bにおいて、対
向する通孔22・23間に金属線(銅線)24を実施例
1と同じ要領で管外側から通して巻き掛け、該金属線2
4を縛り付けることにより両ポリエチレン管1a・1b
どうしを仮組み連結する。この場合も、両ポリエチレン
管1a・1bの接続部における機械的強度は専ら金属線
24による緊縛で確保される。なお、管内側の金属線2
4は省略することもできる。
まわりには、周方向に適当間隔を置いて外層部3の山部
と前記凹溝7の底部とにそれぞれいくつかの通孔22を
設けておく。一方、小口径のポリエチレン管1bの管端
まわりにも、外層部3の山部と前記凹溝7の底部とに前
記通孔22に対応する数の通孔23をそれぞれ設けてお
く。かくして両ポリエチレン管1a・1bにおいて、対
向する通孔22・23間に金属線(銅線)24を実施例
1と同じ要領で管外側から通して巻き掛け、該金属線2
4を縛り付けることにより両ポリエチレン管1a・1b
どうしを仮組み連結する。この場合も、両ポリエチレン
管1a・1bの接続部における機械的強度は専ら金属線
24による緊縛で確保される。なお、管内側の金属線2
4は省略することもできる。
【0021】これらポリエチレン管1a・1bの継ぎ目
部には、図5に示すごとく実施例1にみたと同様の隙間
11が生じる。そこで後は実施例1と同様にして内外の
隙間11の大きい部分にガラス繊維からなるシート材1
2を管外又は管内からそれぞれ管内側に当てがってお
く。次いで両者1a・1bの継ぎ目部において、外側の
隙間11には管外から、内側の隙間11には管内からそ
れぞれ内外の隙間11を完全に埋めるよう前記加熱樹脂
液13を全周にわたって熱ゴテで塗り込んで自然乾燥さ
せた。このとき、図4に点描で示すごとく外側の隙間1
1を埋める加熱樹脂液13は、大口径ポリエチレン管1
aの外周に接続口21を跨いで広範囲にかつ周回状に塗
り込み、同時に小口径ポリエチレン管1bの外周にも接
続管端を含めて広範囲にかつ周回状に塗り込む。これに
よってポリエチレン管1a・1bと接着し難い加熱樹液
13がポリエチレン管1a・1bから脱落しないように
する。これによるときも、冷却して硬化した加熱樹脂液
13がシート材12を介して隙間11を埋め、内側の通
水性を確保したうえで、内外方向からの水漏れも確実に
防止できた。
部には、図5に示すごとく実施例1にみたと同様の隙間
11が生じる。そこで後は実施例1と同様にして内外の
隙間11の大きい部分にガラス繊維からなるシート材1
2を管外又は管内からそれぞれ管内側に当てがってお
く。次いで両者1a・1bの継ぎ目部において、外側の
隙間11には管外から、内側の隙間11には管内からそ
れぞれ内外の隙間11を完全に埋めるよう前記加熱樹脂
液13を全周にわたって熱ゴテで塗り込んで自然乾燥さ
せた。このとき、図4に点描で示すごとく外側の隙間1
1を埋める加熱樹脂液13は、大口径ポリエチレン管1
aの外周に接続口21を跨いで広範囲にかつ周回状に塗
り込み、同時に小口径ポリエチレン管1bの外周にも接
続管端を含めて広範囲にかつ周回状に塗り込む。これに
よってポリエチレン管1a・1bと接着し難い加熱樹液
13がポリエチレン管1a・1bから脱落しないように
する。これによるときも、冷却して硬化した加熱樹脂液
13がシート材12を介して隙間11を埋め、内側の通
水性を確保したうえで、内外方向からの水漏れも確実に
防止できた。
【0022】(実施例4)大口径のポリエチレン管1a
に楕円形の接続口21を設け、小口径のポリエチレン管
1bの管端を所定角度で斜めに切断し、以て図6に示す
ごとく大口径のポリエチレン管1aの管軸に小口径のポ
リエチレン管1bの管軸を傾斜させて接続した以外は実
施例3と同様にした。なお、図6では各ポリエチレン管
1a・1bの外面の凹凸は省略してある。
に楕円形の接続口21を設け、小口径のポリエチレン管
1bの管端を所定角度で斜めに切断し、以て図6に示す
ごとく大口径のポリエチレン管1aの管軸に小口径のポ
リエチレン管1bの管軸を傾斜させて接続した以外は実
施例3と同様にした。なお、図6では各ポリエチレン管
1a・1bの外面の凹凸は省略してある。
【0023】(実施例5)実施例5は対象のプラスチッ
ク管がポリエチレン管からポリエステル管に代わった以
外は実施例1と同様である。但し、ポリエステル管どう
しは接着可能であるから、両ポリエステル管1・1どう
しを実施例1と同様の手順で金属線10にて緊縛したの
ち、図7に示すごとくガラス繊維からなる液含浸性のシ
ート材30にポリエステルを主剤とする二液反応硬化型
接着剤を含浸させておき、両ポリエステル管1・1の突
き合わせ接続部に生じた隙間11に、該シート材30を
内側と外側とから埋め込んで自然乾燥させた。
ク管がポリエチレン管からポリエステル管に代わった以
外は実施例1と同様である。但し、ポリエステル管どう
しは接着可能であるから、両ポリエステル管1・1どう
しを実施例1と同様の手順で金属線10にて緊縛したの
ち、図7に示すごとくガラス繊維からなる液含浸性のシ
ート材30にポリエステルを主剤とする二液反応硬化型
接着剤を含浸させておき、両ポリエステル管1・1の突
き合わせ接続部に生じた隙間11に、該シート材30を
内側と外側とから埋め込んで自然乾燥させた。
【0024】(実施例6)先の実施例2においてポリエ
チレン管をポリエステル管に代え、両ポリエステル管1
a・1bどうしを実施例3と同様の手順で金属線24に
て緊縛したのち、両ポリエステル管1a・1bの継ぎ目
に生じた隙間11に、図8に示すごとくポリエステルを
主剤とする二液反応型接着剤を含浸させた実施例5と同
様のシート材30を内側と外側とから埋め込んで自然乾
燥させた。これら実施例5・6によるときも、二液反応
硬化型接着剤にて両ポリエステル管どうしを良好に接着
し、内側の通水性を確保したうえで、内外方向からの水
漏れも完全に防止できた。
チレン管をポリエステル管に代え、両ポリエステル管1
a・1bどうしを実施例3と同様の手順で金属線24に
て緊縛したのち、両ポリエステル管1a・1bの継ぎ目
に生じた隙間11に、図8に示すごとくポリエステルを
主剤とする二液反応型接着剤を含浸させた実施例5と同
様のシート材30を内側と外側とから埋め込んで自然乾
燥させた。これら実施例5・6によるときも、二液反応
硬化型接着剤にて両ポリエステル管どうしを良好に接着
し、内側の通水性を確保したうえで、内外方向からの水
漏れも完全に防止できた。
【図1】実施例1における図2のA−A線断面図であ
る。
る。
【図2】実施例1の管の接続形態を説明する外観正面図
である。
である。
【図3】実施例2の管の接続部を示す要部の断面図であ
る。
る。
【図4】実施例3の管の接続形態を説明する外観正面図
である。
である。
【図5】実施例3における図4のB−B線断面図であ
る。
る。
【図6】実施例4の管の接続形態を説明する外観正面図
である。
である。
【図7】実施例5の管の接続部を示す要部の断面図であ
る。
る。
【図8】実施例6の管の接続部を示す要部の断面図であ
る。
る。
1 ポリエチレン管 9 通孔 10 金属線 11 隙間 12 シート材 13 加熱樹脂液
Claims (6)
- 【請求項1】 少なくとも外表面が補強突条4を有して
凹凸状を呈するポリエチレン管1・1の管端どうしを所
定の角度θで突き合わせ接続する管の接続方法におい
て、 同径寸法の両ポリエチレン管1・1の各管端を接続角度
に合わせて斜めに切断する工程と、 両ポリエチレン管1・1の切断端面どうしを突き合わせ
る工程と、 両ポリエチレン管1・1の互いに突き合わすべき管端近
くに、周方向に適当間隔を置いていくつかの通孔9をそ
れぞれ対向状に明けてあり、対向する通孔9・9間に金
属線10を通して巻き掛けることにより、両ポリエチレ
ン管1・1の管端どうしを連結する仮組み工程と、 両ポリエチレン管1・1の突き合わせ接続部に生じた隙
間11に、これの内側と外側とから該隙間11を埋める
よう低圧ポリエチレンを含む加熱樹脂液13を全周にわ
たって塗り込む工程とからなる管の接続方法。 - 【請求項2】 口径が大小に異なるポリエチレン管1a
・1bを有し、両ポリエチレン管1a・1bは少なくと
も外表面が補強突条4を有して凹凸状を呈しており、大
口径のポリエチレン管1aの中途部に小口径のポリエチ
レン管1bを実質的にT字状に連通接続する管の接続方
法において、 大口径のポリエチレン管1aの中途部に接続口21を穿
つ工程と、 大口径のポリエチレン管1aの接続口21に小口径のポ
リエチレン管1bの管端を嵌合する工程と、 大口径のポリエチレン管1aの接続口21まわりと、小
口径のポリエチレン管1bの管端まわりとにそれぞれ通
孔22・23を適当間隔置きに設けてあり、大小の両ポ
リエチレン管1a・1bにおいて、対向する通孔22・
23間に金属線24を通して巻き掛けることにより両ポ
リエチレン管どうしを連結する仮組み工程と、 両ポリエチレン管1a・1bの継ぎ目部において、少な
くとも前記接続口21まわりの隙間11に、これの内側
と外側とから低圧ポリエチレンを含む加熱樹脂液13を
全周にわたって塗り込んで埋める工程とからなる管の接
続方法。 - 【請求項3】 前記隙間11に液含浸性のシート材12
を当てがったのち、加熱樹脂液13が塗り込められてい
る請求項1又は2記載の管の接続方法。 - 【請求項4】 ポリエチレン管の加工時に生じた切屑
が、前記加熱樹脂液13に15〜50重量%混入されて
いる請求項1又は2記載の管の接続方法。 - 【請求項5】 少なくとも外表面が補強突条4を有して
凹凸状を呈するポリエステル管1・1の管端どうしを所
定の角度で突き合わせ接続する管の接続方法において、 同径寸法の両ポリエステル管1・1の各管端を接続角度
に合わせて斜めに切断する工程と、 両ポリエステル管1・1の切断端面どうしを突き合わせ
る工程と、 両ポリエステル管1・1の互いに突き合わすべき管端近
くに、周方向に適当間隔を置いていくつかの通孔9をそ
れぞれ対向状に明けてあり、対向する通孔9・9間に金
属線10を通して巻き掛けることにより、両ポリエステ
ル管1・1の管端どうしを連結する仮組み工程と、 両ポリエステル管1・1の突き合わせ接続部に生じた隙
間11に、ポリエステルを主剤とする二液反応硬化型接
着剤を含浸させたシート材30を内側と外側とから埋め
込んである管の接続方法。 - 【請求項6】 口径が大小に異なるポリエステル管1a
・1bを有し、両ポリエステル管1a・1bは少なくと
も外表面が補強突条4を有して凹凸状を呈しており、大
口径のポリエステル管1aの中途部に小口径のポリエス
テル管1bを実質的にT字状に連通接続する管の接続方
法において、 大口径のポリエステル管1aの中途部に接続口21を穿
つ工程と、 大口径のポリエステル管1aの接続口21に小口径のポ
リエステル管1bの管端を嵌合する工程と、 大口径のポリエステル管1aの接続口21まわりと、小
口径のポリエステル管1bの管端まわりとにそれぞれ通
孔22・23を適当間隔置きに設けてあり、大小の両ポ
リエステル管1a・1bにおいて、対向する通孔22・
23間に金属線24を通して巻き掛けることにより両ポ
リエステル管1a・1bどうしを連結する仮組み工程
と、 両ポリエステル管1a・1bの継ぎ目部において、少な
くとも前記接続口21まわりの隙間11に、ポリエステ
ルを主剤とする二液反応硬化型接着剤を含浸させたシー
ト材30を内側と外側とから埋め込んである管の接続方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1575594A JPH07205300A (ja) | 1994-01-14 | 1994-01-14 | 管の接続方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1575594A JPH07205300A (ja) | 1994-01-14 | 1994-01-14 | 管の接続方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07205300A true JPH07205300A (ja) | 1995-08-08 |
Family
ID=11897599
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1575594A Pending JPH07205300A (ja) | 1994-01-14 | 1994-01-14 | 管の接続方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07205300A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010196816A (ja) * | 2009-02-25 | 2010-09-09 | Sekisui Chem Co Ltd | 曲管の接合構造 |
-
1994
- 1994-01-14 JP JP1575594A patent/JPH07205300A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010196816A (ja) * | 2009-02-25 | 2010-09-09 | Sekisui Chem Co Ltd | 曲管の接合構造 |
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