JPH072051Y2 - 静電スプレイガン - Google Patents

静電スプレイガン

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JPH072051Y2
JPH072051Y2 JP6518991U JP6518991U JPH072051Y2 JP H072051 Y2 JPH072051 Y2 JP H072051Y2 JP 6518991 U JP6518991 U JP 6518991U JP 6518991 U JP6518991 U JP 6518991U JP H072051 Y2 JPH072051 Y2 JP H072051Y2
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JP
Japan
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contact
metal
electrode
spray gun
electrostatic spray
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Application number
JP6518991U
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JPH059662U (ja
Inventor
輝夫 安藤
元司 恩田
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Asahi Sunac Corp
Original Assignee
Asahi Sunac Corp
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ノズルに設けた電極に
高電圧発生装置から高電圧を印加する場合において、通
電経路の途中に設けた接触子と埋金との間で放電の原因
となる接触不良を起こすのを防止し、また放電があつて
もエクステンシヨン部に悪影響を及ばさないようにした
静電スプレイガンに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の静電スプレイガンにおける電極へ
の高電圧印加部分の構造の一例を、本考案の一実施例を
示す図1を参照して説明する。符号1は、ハンドガンの
グリツプ2に突設されたエクステンシヨン部であつて、
デルリン等の耐電圧性の高い合成樹脂材料によつて形成
されており、そのエクステンシヨン部1の先端に、塗料
供給路3に連通した金属製のノズル本体5が装着され
て、そのノズル本体5に、電極保持体7で保持されたピ
ン状の電極6が、その先端を塗料噴出口8から突出させ
て嵌着されている。
【0003】エクステンシヨン部1内の一側の外周側に
は、後端をグリツプ2に形成された挿通孔10に開口し
て、エクステンシヨン部1の先端付近に達する細長い収
容孔11が穿設され、エクステンシヨン部1の先端部に
上記したノズル本体5に接触した状態で嵌着された埋金
13の突出部が、その収容孔11の先端内に突出してい
る。
【0004】その収容孔11内には、外周面が合成樹脂
製のモールドチユーブ16で被われた抵抗体15が収容
され、モールドチユーブ16の後端部に、図示しない高
電圧発生装置に接続されてグリツプ2の挿通孔10を通
して引き出された高圧ケーブル17の先端が挿入され
て、抵抗体15の後面に当接されている。一方、抵抗体
15の前方には、金属製の接触子19が嵌装され、その
後面に穿設されたばね受孔20と、抵抗体15の前面に
穿設されたばね受孔21との間に装着された圧縮コイル
ばね22の弾拡力により前方に移動付勢されて、上記し
た埋金13の突出部に押し付けられている。
【0005】すなわち、高電圧発生装置の電圧は、高圧
ケーブル17、抵抗体15、圧縮コイルばね22、接触
子19、埋金13、ノズル本体5及び電極保持体7を介
して電極6に印加され、図示しない被塗物との間に静電
界が形成されるようになつている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】ところで、従来の通電
構造では、接触子19を埋金13に接続する部分が、圧
縮コイルばね22の弾拡力で押し付けるだけとなつてい
たため、ばね22のへたり等に起因して接触不良が生じ
やすい。接触不良が起きるとそこでスパークやコロナ放
電が生じ、その放電に伴つて発生する紫外線が合成樹脂
製のエクステンシヨン部11に照射されると、その耐電
圧性を徐々に劣化させてついには絶縁破壊を来す結果と
なるのであつて、スプレイガンの耐久性や安全性の点か
ら大きな問題となつていた。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの手段として、本考案の静電スプレイガンは、接触子
と埋金の少なくともいずれか一方を磁石で形成し、また
は、接触子と埋金の接触部分の回りに磁石を嵌着するこ
とにより、接触子と埋金との間に磁気吸引力を生じさ
せ、かつ、接触部分付近から発生して収容孔の外側に向
かう放電の方向を内側に曲げるような力を作用させる磁
場を形成した構成とした。
【0008】
【作用】接触子と埋金とは形成された磁場により互いに
吸引し合い、すなわち、接触子は磁気吸引力により埋金
に強く押し付けられることとなり、両者間の接触不良が
回避されてそれに伴う放電の発生が防止される。また、
放電が生じて、それがエクステンシヨン部の収容孔の外
側の部分に向かおうとしても、上記の磁場に伴う力によ
つて放電方向が内側に曲げられ、収容孔の外側に放電電
流が流れるのが阻止される。
【0009】
【考案の効果】このように本考案によれば、接触子と埋
金の接触不良による放電の発生が防止され、また、放電
があつたとしてもエクステンシヨン部に放電電流が流れ
るのが回避されるのであり、エクステンシヨン部は放電
に伴う材質の劣化が起きにくくなつて長期にわたりその
耐電圧性を維持することができ、耐久性並びに放電に対
する安全性を大幅に向上させることができる効果があ
る。
【0010】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図1及び図2に基
づいて説明する。本実施例では、接触子19が、図2
(A)に示すように、埋金13と対応する前端側をN極
と、後端側をS極とした永久磁石によつて形成されてお
り、それにより同図の破線に示すような磁場が形成され
る。一方の埋金13は磁性体で形成されている。
【0011】本実施例の構造によれば、永久磁石からな
る接触子19が磁性体からなる埋金13側に磁気吸引力
で吸引されることとなり、圧縮コイルばね22の弾拡力
に加えて強い力で埋金13に押し付けられることから、
両者間の接触不良が回避されてそれに伴う放電の発生が
防止される。
【0012】また、接触不良以外の原因により、図2
(A)、(B)の夫々に鎖線の矢線iで示すように、接
触子19から放射状に、収容孔11の外側のエクステン
シヨン部1に向かう放電が発生する場合がある。その際
は、上記の磁場の形成により、接触子19に、図2
(B)の紙面の裏面側から表面側に向かう磁束が通つて
いるから、磁場のなかで導体に電流を流したときに導体
に一定方向の力を与えるという、フレミングの左手3指
の法則により、各放電電流には元の向きと直角な接線方
向の力が作用して、各放電電流は同図の実線の矢線Iで
示すように内向きに曲げられ、これにより、収容孔11
の外側のエクステンシヨン部1に放電電流が流れるのが
抑制される。
【0013】このように本実施例によれば、接触子19
と埋金13の接触不良による放電の発生が防止され、ま
た、放電があつたとしてもエクステンシヨン部1に放電
電流が流れるのが回避され、エクステンシヨン部1は放
電に伴う紫外線を照射されることなく長期にわたつてそ
の耐電圧性が維持される。
【0014】なお、接触子19と埋金13との間に磁気
吸引力を生じさせ、かつ、放電方向を内側に曲げる磁場
を形成するための別の手段として、上記実施例とは逆
に、埋金13を永久磁石で、接触子19を磁性体で夫々
形成するか、あるいは、接触子19と埋金13の両方を
永久磁石で形成するようにしても良い。
【0015】また、図3に示すように、接触子19と埋
金13とを磁性体で形成して、その接触部分の回りにお
ける収容孔11の内周に、筒形の永久磁石25を嵌着し
ても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の通電構造を説明するエクス
テンシヨン部の断面図である。
【図2】(A)接触子と埋金の接触部分の拡大断面図で
ある。
【図2】(B)その横断面図である。
【図3】他の実施例の部分拡大断面図である。
【符号の説明】
1:エクステンシヨン部 5:ノズル本体 6:電極
7:電極保持体 11:収容孔 13:埋金 15:抵
抗体 17:高圧ケーブル 19:接触子 22:圧縮
コイルばね 25:永久磁石

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電極を備えたノズルを先端に装着した耐
    電圧性を有する合成樹脂材料からなるエクステンシヨン
    部に形成した収容孔内に、高電圧発生装置に接続された
    抵抗体を収容するとともに、前記収容孔の先端に前記電
    極に接続された埋金を臨ませ、前記抵抗体の前面に嵌装
    した接触子を前記埋金に当接させることにより、前記電
    極に高電圧を印加するようにした静電スプレイガンにお
    いて、前記接触子と前記埋金の少なくともいずれか一方
    を磁石で形成し、または、前記接触子と前記埋金の接触
    部分の回りに磁石を嵌着することにより、前記接触子と
    前記埋金との間に磁気吸引力を生じさせ、かつ、前記接
    触部分付近から発生して前記収容孔の外側に向かう放電
    の方向を内側に曲げるような力を作用させる磁場を形成
    したことを特徴とする静電スプレイガン。
JP6518991U 1991-07-22 1991-07-22 静電スプレイガン Expired - Lifetime JPH072051Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6518991U JPH072051Y2 (ja) 1991-07-22 1991-07-22 静電スプレイガン

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JP6518991U JPH072051Y2 (ja) 1991-07-22 1991-07-22 静電スプレイガン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH059662U JPH059662U (ja) 1993-02-09
JPH072051Y2 true JPH072051Y2 (ja) 1995-01-25

Family

ID=13279733

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