JPH0720435U - 除振装置 - Google Patents

除振装置

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JPH0720435U
JPH0720435U JP5028093U JP5028093U JPH0720435U JP H0720435 U JPH0720435 U JP H0720435U JP 5028093 U JP5028093 U JP 5028093U JP 5028093 U JP5028093 U JP 5028093U JP H0720435 U JPH0720435 U JP H0720435U
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JP
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protrusion
recess
peripheral surface
vibration isolation
assembly unit
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JP5028093U
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克実 清水
久幸 矢島
弘 荻原
堀内  智
一弥 清水
Original Assignee
昭和電線電纜株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の組立単体11の積層状態が安定な除振
装置を提供する。 【構成】 一面中央に突起部13が形成されかつ他面に
突起部13の外形とほぼ同形の凹面を有する凹部が形成
されたゴム板15の両面に、環状の金属板16をそれぞ
れ接着したことにより構成された組立単体11の複数個
を、互いに突起部13および凹部14を嵌合した状態で
積層させてなる除振装置において、各突起部13の外周
面に突条17を設け、この突条17に対応して凹部14
の内周面に、突条17の外形とほぼ同形の凹面を有する
周溝18を設けた。 【効果】 複数個の組立単体11を組立てる際、突起部
外周面の突条17を、凹部内周面の周溝18に嵌合する
ことにより接着剤を使用することなく安定した積層組立
を行うことができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、機器を除振するのに好適な除振装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
本願出願人は、先に、図5に示した組立単体1を多数積層させて図6に示した 構成とすることにより、一定の品質を備えかつ製造容易な積層ゴム2の考案につ き実用新案登録出願を行った(実願平4−2025号)。
【0003】 ところで、組立単体1は、図5に示すように一面に突起部3を有しかつこの突 起部3に対応する他面に凹部4を有するゴム板5と、このゴム板5の両面にそれ ぞれ接着された鋼板6とから構成されている。凹部4は他の組立単体の突起部が 嵌合できる形状とされている。鋼板6はゴム板の突起部3および凹部4に対応し た部分が開口された形状すなわち円環状とされている。
【0004】 上記積層ゴム2は組立単体1の複数個が積層されて図6に示すように構成され るが、使用時には適当間隔毎に中間板7が介挿され、最上位と最下位にそれぞれ 上金具8、下金具9が載置される。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
このような除振装置においては、複数個の組立単体を積層させて組立てる際に その個数が多く高さが高くなるため接着剤を使用して個々に結合するようにして いる。しかしながら、大荷重、例えば面圧が40kg/cm2 以上の荷重下で使用し た場合には接着剤が潤滑材のような役割をして組立単体どうしの接着面ですべり 現象が起こり、このため各組立単体の積層状態が不安定なものになるというおそ れがあった。
【0006】 本考案は上記難点を解消すべくなされたもので、組立単体の積層状態が安定し た除振装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案の除振装置は、一面中央に突起部が形成されかつ他面に前記突起部の外 形とほぼ同形の凹面を有する凹部が形成されたゴム板の両面に、環状の金属板を それぞれ接着したことにより構成された組立単体の複数個を、互いに前記突起部 および凹部を嵌合した状態で積層させてなる除振装置において、前記突起部の外 周面に突条を設け、前記凹部の内周面に、前記突条の外形とほぼ同形の凹面を有 する周溝を設けたことを特徴とする。
【0008】
【作用】
本考案の除振装置においては、複数個の組立単体を積層させて組立てる際、組 立単体の突起部をその下位の組立単体の凹部に嵌合すると共に、突起部の突条も 凹部の周溝に嵌合するようにする。このとき複数個の組立単体を接着剤を使用し ないで順次積層し組立てていくようにする。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の除振装置を図に基づいて説明する。 図1は本考案の除振装置の一実施例を示している。図1に示した除振装置10は 図2に示した複数個の組立単体11を接着剤を使用することなく積み重ねること により構成されている。 組立単体11は図2に示されるように、一面中央に截頭円錐型の突起部13が 形成されかつ他面にテーパ状の凹部14が形成されたゴム板15と、このゴム板 15の両面にそれぞれ接着された2枚の鋼板16とから構成されている。 凹部14は組立単体の突起部13の外形とほぼ同形の凹面とされている。鋼板 16は突起部13および凹部14に対応した部分が開口された形状すなわち円環 状とされている。
【0010】 ゴム板15とこの両面に接着された2枚の鋼板16とは、所定の金型を使用し て加硫接着することにより成形される。ここまでは図5に示した従来の組立単体 の構成とほぼ同一である。本考案においては、さらに組立単体11の突起部13 の外周面に突条17が設けられ、凹部14の内周面に、突条17の外形とほぼ同 形の凹面を有する周溝18が設けられている。
【0011】 本考案の除振装置10を、図1に示したように複数個の組立単体11を積み重 ねて組立てる際に、組立単体の突起部13をその下方の組立単体の凹部14に順 次嵌合していくが、このとき上方の組立単体の突条17を、下方の組立単体の周 溝18にも嵌合させて互いに結合する。そして例えば次のような態様で使用され る。すなわち、本考案の除振装置10は複数用意され、平板からなりかつ床上等 に置かれる下金具20の周辺数か所に並列配置されると共に、それらの最上に、 平板からなりかつ機器等を搭載する上金具21が載置される。積層された組立単 体11の適当数毎には、中間板22が必要に応じて介挿される。これらの中間板 22は数か所に並置された各除振装置10間に跨がって設けられる。
【0012】 図3は本考案の組立単体の他の例を示している。 この組立単体23では突起部24の外周面に設けられた突条25を、先端が図 中、上向いたくさび形とし、凹部26の内周面に設けられた周溝27を、突条2 5の外形とほぼ同形の凹面に形成されている。
【0013】 組立単体23をこのように構成した場合は除振装置として組立てる際突条25 を他の組立単体の周溝27に嵌合し易く、しかも外れ難いという利点がある。
【0014】 また図4は本考案の組立単体のさらに他の例を示している。 この組立単体28では突起部29の外周面に、適当な外形を有する2つの突条 30、31を設け、凹部32の内周面に、2つの突条30、31の外形に対応す る凹面を有する周溝33、34を設けたものである。
【0015】 組立単体28をこのように構成した場合は除振装置として組立てる際突条と他 の組立単体の周溝との嵌合状態がさらに外れ難くなるという利点がある。なお突 条および周溝はそれぞれ2つ以上であってもよい。
【0016】
【考案の効果】
本考案の除振装置は、組立単体の突起部の外周面に突条を設け、凹部の内周面 に前記突条とほぼ同形の凹面を有する周溝を設けてこれらの突条および周溝を嵌 合させたことにより、複数の組立単体が強固に結合されるから、特に大荷重下で の使用時に潤滑材のような作用をする接着剤を必要とせず、常に安定した積層状 態を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の除振装置の一実施例を示す縦断面図。
【図2】同実施例の除振装置を構成する組立単体を示す
縦断面図。
【図3】本考案に係わる組立単体の他の例を示す縦断面
図。
【図4】本考案に係わる組立単体のさらに他の例を示す
縦断面図。
【図5】従来の組立単体を示す縦断面図。
【図6】同組立単体により構成された従来の除振装置を
示す縦断面図。
【符号の説明】
10………除振装置 11………組立単体 13………突起部 14………凹部 15………ゴム板 16………鋼板 17………突条 18………周溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 荻原 弘 神奈川県川崎市川崎区小田栄2丁目1番1 号 昭和電線電纜株式会社内 (72)考案者 堀内 智 神奈川県川崎市川崎区小田栄2丁目1番1 号 昭和電線電纜株式会社内 (72)考案者 清水 一弥 東京都千代田区神田淡路町1−9 株式会 社昭和サイエンス内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一面中央に突起部が形成されかつ他面に
    前記突起部の外形とほぼ同形の凹面を有する凹部が形成
    されたゴム板の両面に、環状の金属板をそれぞれ接着し
    たことにより構成された組立単体の複数個を、互いに前
    記突起部および凹部を嵌合した状態で積層させてなる除
    振装置において、前記突起部の外周面に突条を設け、前
    記凹部の内周面に、前記突条の外形とほぼ同形の凹面を
    有する周溝を設けたことを特徴とする除振装置。
JP1993050280U 1993-09-16 1993-09-16 除振装置 Expired - Lifetime JP2601934Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1993050280U JP2601934Y2 (ja) 1993-09-16 1993-09-16 除振装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP1993050280U JP2601934Y2 (ja) 1993-09-16 1993-09-16 除振装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0720435U true JPH0720435U (ja) 1995-04-11
JP2601934Y2 JP2601934Y2 (ja) 1999-12-13

Family

ID=12854525

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JP1993050280U Expired - Lifetime JP2601934Y2 (ja) 1993-09-16 1993-09-16 除振装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102129755B1 (ko) * 2019-12-19 2020-07-03 (주)이엔에스 엔지니어링 면진장치 제작용 금형 및 그에 의해 제작된 면진장치

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KR102129755B1 (ko) * 2019-12-19 2020-07-03 (주)이엔에스 엔지니어링 면진장치 제작용 금형 및 그에 의해 제작된 면진장치

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JP2601934Y2 (ja) 1999-12-13

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