JPH07204104A - コンロ - Google Patents

コンロ

Info

Publication number
JPH07204104A
JPH07204104A JP2311694A JP2311694A JPH07204104A JP H07204104 A JPH07204104 A JP H07204104A JP 2311694 A JP2311694 A JP 2311694A JP 2311694 A JP2311694 A JP 2311694A JP H07204104 A JPH07204104 A JP H07204104A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main body
heat
roaster
steel sheet
oven main
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2311694A
Other languages
English (en)
Inventor
真司 ▲吉▼田
Shinji Yoshida
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yodogawa Steel Works Ltd
Original Assignee
Yodogawa Steel Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yodogawa Steel Works Ltd filed Critical Yodogawa Steel Works Ltd
Priority to JP2311694A priority Critical patent/JPH07204104A/ja
Publication of JPH07204104A publication Critical patent/JPH07204104A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Baking, Grill, Roasting (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 熱効率がよく、耐久性のすぐれたコンロを提
供する。 【構成】 側壁3,4に囲まれた底部2を有する上部開
放のAl−Zn合金溶融メッキ鋼板よりなる炉本体1
と、その炉本体1の底部2の上に隙間を有して配置され
る複数の孔13a,…が開設されたロストル13とを具備し
てなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はバーベキュー等に用いら
れる簡易なコンロに関する。
【0002】
【従来の技術】野外でバーベキューをおこなう場合に使
用されるコンロは、例えば実公平3−937号公報に開
示されている。これは、亜鉛メッキや塗装された鋼板製
箱体の底板の上に、木炭等の固形燃料を置くための金属
線材で作られた網状のロストルを配置したものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のコンロ
は、炭火が底板上に落ちたり、炭火の熱が直接底板に作
用したりするので、約3時間程の1回の使用で、底板下
面の塗料が剥がれてしまうばかりでなく、底板上下面が
熱によって酸化され茶色に変色してしまう。
【0004】そのため、ハイキング等で1度ないしは数
回使用して捨てるといういわゆる使い捨ての商品となっ
ており、耐久性の向上が望まれている。また、旨く調理
するために、高い熱効率が得られることも望まれる。
【0005】本発明はこのような実情に鑑みてなされ、
熱効率がよく、耐久性のすぐれたコンロを提供すること
を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の課題を
解決するための手段を以下のように構成している。すな
わち、第1の発明では、側壁に囲まれた底部を有する上
部開放の炉本体と、複数の孔が開設されたAl−Zn合
金溶融メッキ鋼板よりなるロストルとからなり、前記炉
本体の底部の上に隙間を有して前記ロストルが配置され
てなることを特徴としている。
【0007】第2の発明では、側壁に囲まれた底部を有
する上部開放のAl−Zn合金溶融メッキ鋼板よりなる
炉本体と、その炉本体の底部の上に隙間を有して複数の
孔が開設されたロストルが配置されてなることを特徴と
している。
【0008】
【作用】ロストルは、複数の孔を形成したものであるた
め、炭火が底板上に落ちにくく、底板が火力によって酸
化されにくい。なお、このような孔あきのロストルはプ
レス成形によって製作容易で製造コストが安い。
【0009】Al−Zn合金溶融メッキ鋼板製のロスト
ルは熱反射率が高いので、炭火の熱が上方に反射され、
底板が高熱にされるのを僅かでも防ぐことができ、調理
時の熱効率が良好となる。
【0010】炉本体をAl−Zn合金溶融メッキ鋼板で
形成してあると、熱反射率が高いので、調理時の熱効率
が良好となり、さらに耐熱性が高く底板部が酸化しにく
い。また、耐食性がよいので錆びにくい。
【0011】
【実施例】以下に本願発明のコンロの実施例を図面に基
づいて詳細に説明する。図1(A),(B)および図2
にて、符号1はAl−Zn合金溶融メッキ鋼板よりなる
上部開放で矩形状の炉本体、2はその底部、3,4はそ
の底部2を囲む上方外向き傾斜の側壁、5は相対する側
壁3の上部外面側に設けられた下方開口の溝状に形成さ
れた上部脚受け部、6は炉本体1の底部2の下面側に設
けられた横内向開放の溝状に形成された下部脚受け部
で、前記上部脚受け部5に対応する位置に設定されてい
る。その長手方向の側壁3の下部には多数の吸気孔cが
開設されている。
【0012】7は炉本体1を上下二段に高さ調整自在に
支持する脚部で、下部脚受け部6,6(もしくは上部脚
受け部5,5)に嵌脱自在に嵌め込まれる上横枠8aの両
端から下方に折曲された支持枠8b,8bを有する下開き状
の一対の脚部材8が、その支持枠8b,8bの中間部でピン
pによって枢支され、折りたたみ自在に構成されてい
る。そして、一方の支持枠8bの上部と下部には下向きの
突起(係止突部)tが設けられ、後述するごとく、携帯
に便利なように折りたたんだ状態で炉本体1と一体化で
きるようになっている。なお、この図1(A)は、炉本
体1を高くした場合を示し、立ったままの姿勢や椅子に
座った姿勢で調理するのに適している。
【0013】なお、地上にマット等を敷いてその上に着
座して調理する場合等の低い姿勢で使用する場合には、
図3に示すように、上横枠8aを上部脚受け部5に嵌合さ
せればよい。
【0014】上述の炉本体1の側壁3,4の上周縁には
フランジ9が形成され、その4ヶ所に、焼網10(もしく
は鉄板)を載せる嵩上げ部材11を立設させるために、そ
の下端の係合部11aを嵌め入れる嵌合孔12,…が開設さ
れ、その一方の嵌合孔12,12の近傍には、脚部材8の突
起t,tを係止させるための嵌合孔(係止孔)s,s
(図2参照)が開設されている。そして、長手方向に相
対するフランジ9の内側には携帯時に鉄板101 を嵌め込
むためのL字断面の保持部材14,14が取り付けられてい
る。なお、その突起tをフランジ9の下部に設け、脚部
材8の支持枠8bに嵌合孔sを開設してもよい。
【0015】炉本体1の内部には、列状に開設された多
数の通気孔13a,…を有するロストル13が載置され、そ
の上に木炭や豆タン等の固形燃料を載せ効率よく燃焼さ
せることができるようになっている。このようなロスト
ル13は、炭火の落ちこぼれが少ないために、炉本体1の
底部2が火力によって酸化されにくいという利点があ
る。また、プレス成形によりきわめて製作容易である。
なお、このロストル13をAl−Zn合金溶融メッキ鋼板
で形成してさらに熱効率を向上させるようにしてもよ
い。
【0016】調理する場合は、その内部にロストル13を
嵌め入れて両方の嵩上げ部材11,11を立設し、木炭等の
固形燃料(図示省略)をロストル13の上に載せ、両嵩上
げ部材11,11の上に焼網10(もしくは鉄板101 )を載せ
ればよい。
【0017】その炉本体1がAl−Zn合金溶融メッキ
鋼板よりなるため、熱反射率がきわめて高く、炭火の熱
を側壁3,4、底部2から効率よく反射し、高い熱効率
が得られる。さらに側壁3,4を上部外向きに傾斜させ
ておくと上方に向けてよく反射する。また、耐熱性が高
く、かつ耐食性が良好であるため、再度の使用に耐え、
水洗いにつよく、錆びにくく耐久性が高いものとなって
いる。
【0018】なお、Alの含有率は3〜70重量%、望ま
しくは50〜60重量%Al、1.6 重量%Si、残りZnの
組成の溶融メッキ鋼板が好適であり、鋼板の板厚は0.5
〜1.6 mm、メッキは連続溶融メッキがコストの上で安価
である。また、目付は25〜70μであって、加工性を考慮
した場合、25〜35μが好ましい。
【0019】また、調理終了後には、図4に示すよう
に、脚部7を炉本体1から分離させて折りたたみ、両方
の嵩上げ部材11,11を外し、ロストル13、焼網10および
嵩上げ部材11,11の順に積み重ねてこれらを炉本体1内
に収納し、フランジ9に設けた両保持部材14,14間に鉄
板101 を嵌め込み、かつ炉本体1を折りたたまれた脚部
7内に嵌め入れ、その支持枠8bに設けた突起t,tをフ
ランジ9の嵌合孔s,sに係止させ、重ねた状態の上横
枠8a,8aを把持して携行することができる。なお、焼網
10を両保持部材14,14間に嵌め入れるようにしてもよ
い。
【0020】図5(A),(B)は異なる実施例を示
し、ロストル13をAl−Zn合金溶融メッキ鋼板で上開
きの箱状に形成して、その底部に通気孔13aを開孔して
いる。この場合、ロストル13の側壁131, 132および底部
133 で効果的な熱反射がおこなわれ、高い熱効率が得ら
れるとともに、炉本体1への熱影響も低減され、その酸
化が防がれ、耐久性が良好となる。
【0021】下記テストピースにより実験例を示す。 (実施例1) 55重量%Al、 1.6重量%Si、残りZ
nの組成の溶融メッキをしたAL−Zn合金メッキ鋼
板。 (比較例1) 溶融亜鉛メッキ鋼板 (比較例2) アルミメッキ鋼板 (比較例3) ステンレス鋼板(SUS304)
【0022】「実験例1」上記の鋼板を図6に示すよう
に、上内壁22、後内壁23、前内壁24に用いて、熱反射性
テストをした。図6の加熱庫20は、前扉21を設け、内部
に石英管ヒータ(400 W用)25,25を設けたもので、P
1,P2,P3は温度測定器(サーモカップル)であ
る。また、上内壁22から底板までは19cm、後内壁23から
前扉21までを15.5cmとしている。加熱庫20で15分連続加
熱をして各点の温度を測定し、その結果を表1に示す。
【0023】
【表1】
【0024】以上のテスト結果からみれば、P1点にお
いては、実施例1が比較例1〜3に比べて1番高温とな
り、熱反射率が良いことがわかる。また、P2,P3点
においては、実施例1が比較例1〜3に比べて一番低温
であり、熱吸収が小さいことがわかる。
【0025】「実験例2」実施例1と比較例2,3をマ
ッフル炉にて400 ℃で50時間連続加熱し、加熱前後のサ
ンプル重量を測定することにより、耐熱性テストをし
た。その結果、実施例1と比較例3は熱酸化はほぼ同じ
で0.3 〜0.5g/m2 増位であったが、比較例2は5〜7g/
m 2 増であった。これにより、実施例1と比較例3が耐
熱性があることがわかる。
【0026】「実験例3」実施例1と比較例1を塩水噴
霧試験(JISZ2371に基づく)を行い耐食性テス
トをした。比較例1は300 時間位で錆が発生し、実施例
1は3000時間位で錆が発生した。これにより、実施例1
が耐食性があることがわかる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数の孔を開設したAl−Zn合金溶融メッキ鋼板より
なるロストルを用いたので、炭火が炉本体の底部に落ち
にくく、底部が火力によって酸化されにくく、耐久性が
良好となる。また、このような板金製のロストルはプレ
ス成形で製作容易でもある。
【0028】また、そのAl−Zn合金溶融メッキ鋼板
は熱反射率が高いので、炭火の熱を上方に効率よく反射
し、調理時の熱効率が向上するとともに、底部への熱影
響を低減させる効果もある。なお、そのロストルに側壁
を設けるとさらに熱効率が向上し、旨く調理でき、かつ
省エネ効果も得られる。
【0029】あるいは、炉本体をAl−Zn合金溶融メ
ッキ鋼板で形成すれば、耐熱性が良好となり底部が酸化
しにくく耐久性が向上する。また、側壁は高い熱反射効
果を発揮して良好な熱効率が得られ、旨く調理でき、か
つ省エネ効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明のコンロの一実施例を示す高い
姿勢の部分破断正面図、(B)は同平面図である。
【図2】同側面図である。
【図3】同低い姿勢における正面図である。
【図4】同分解斜視図である。
【図5】(A)は本発明のコンロの異なる実施例を示す
斜視図、(B)は同縦断正面図である。
【図6】熱反射性テストの装置を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1…炉本体、2…底部、3,4…側壁、13…ロストル、
13a…孔。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 側壁に囲まれた底部を有する上部開放の
    炉本体と、複数の孔が開設されたAl−Zn合金溶融メ
    ッキ鋼板よりなるロストルとからなり、前記炉本体の底
    部の上に隙間を有して前記ロストルが配置されてなるこ
    とを特徴とするコンロ。
  2. 【請求項2】 側壁に囲まれた底部を有する上部開放の
    Al−Zn合金溶融メッキ鋼板よりなる炉本体と、その
    炉本体の底部の上に隙間を有して複数の孔が開設された
    ロストルが配置されてなることを特徴とするコンロ。
JP2311694A 1994-01-24 1994-01-24 コンロ Pending JPH07204104A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2311694A JPH07204104A (ja) 1994-01-24 1994-01-24 コンロ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2311694A JPH07204104A (ja) 1994-01-24 1994-01-24 コンロ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07204104A true JPH07204104A (ja) 1995-08-08

Family

ID=12101526

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2311694A Pending JPH07204104A (ja) 1994-01-24 1994-01-24 コンロ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07204104A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100808351B1 (ko) * 2007-02-12 2008-02-27 강항빈 높이조절이 가능한 곡물세척용기
KR100879805B1 (ko) * 2007-09-06 2009-01-22 강영길 휴대용 바비큐 구이기
CN102670084A (zh) * 2011-03-09 2012-09-19 金锡源 易于清洁的自动烧烤机
CN102772150A (zh) * 2012-08-15 2012-11-14 陈水生 生物质烧烤器
JP2021124239A (ja) * 2020-02-05 2021-08-30 株式会社ロゴスコーポレーション 燃料載置具、燃料載置具の組み合わせ及び屋外用燃焼装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100808351B1 (ko) * 2007-02-12 2008-02-27 강항빈 높이조절이 가능한 곡물세척용기
KR100879805B1 (ko) * 2007-09-06 2009-01-22 강영길 휴대용 바비큐 구이기
CN102670084A (zh) * 2011-03-09 2012-09-19 金锡源 易于清洁的自动烧烤机
JP2012187407A (ja) * 2011-03-09 2012-10-04 Suk Won Kim 自動で作動する掃除が容易な串焼き器
CN102772150A (zh) * 2012-08-15 2012-11-14 陈水生 生物质烧烤器
CN102772150B (zh) * 2012-08-15 2014-12-10 黎雅伟 生物质烧烤器
JP2021124239A (ja) * 2020-02-05 2021-08-30 株式会社ロゴスコーポレーション 燃料載置具、燃料載置具の組み合わせ及び屋外用燃焼装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN103222809B (zh) 烧烤烤架和支撑框架组件
US4211206A (en) Portable cooking grill
CN114402168A (zh) 带火花熄灭器的可燃燃料燃烧炉
US5313877A (en) Barbecue grill with controlled heat distribution
US4454805A (en) Stove top grill
EP2133014B1 (en) Cooker for use with gas stoves
US5168860A (en) Barbeque
US11253103B2 (en) Portable outdoor cooker
US20070221191A1 (en) Outdoor oven
CN108601481A (zh) 便携式户外炊具
US20160220066A1 (en) Accessories for barbeque grill
JPH04261621A (ja) 台座スタンド付き野外料理用装置
CA2373581A1 (en) Method and apparatus for baking foods in a barbeque grill
US11197580B2 (en) Outdoor cooking station with range portion and method thereof
CA2156017A1 (en) Modular grill body
IL293207A (en) Lotus Avtador Cocking
JPH07204104A (ja) コンロ
US5156083A (en) Smoke-free grill for gas ranges
US20080053315A1 (en) Grilling and cooking apparatus
US20170273505A1 (en) Non-Electric, Non-Steaming Stove Top/Grill Adapter and Method of Use
US6786139B2 (en) Apparatus for deep fat frying
CN208851294U (zh) 烧烤炉
US5579680A (en) Smokeless grill for indoor use
JP3036673U (ja) バーベキューこんろ
CN213146639U (zh) 一种户外多功能柴火炉