JPH07202844A - 光パス網構成方法 - Google Patents

光パス網構成方法

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JPH07202844A
JPH07202844A JP5336330A JP33633093A JPH07202844A JP H07202844 A JPH07202844 A JP H07202844A JP 5336330 A JP5336330 A JP 5336330A JP 33633093 A JP33633093 A JP 33633093A JP H07202844 A JPH07202844 A JP H07202844A
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JP
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optical path
optical
path
wavelength
route
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JP5336330A
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English (en)
Inventor
Yoshiyuki Hamazumi
義之 濱住
Hisahide Nagatsu
尚英 長津
Kenichi Sato
健一 佐藤
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 光通信網に用いる波長数の低減をはかりなが
ら経路設定を行う。 【構成】 ノード間を接続する現用121および予備1
22の経路を同一経路に同一波長を割当てるという条件
の元に作成する。この経路を含む光パス網を初期解と
し、現用および予備の初期解とは異なる経路を再び前回
と同じ条件の元に作成する。このとき、初期解に比較し
て光パス網の波長数が増加したか否かを判定し、波長数
が増加していなければ、後から作成した経路を初期解の
経路と置き換える。このようにして再度作成した経路を
含む光パス網に用いる波長数が、初期解の波長数よりも
低減したとき、この再度作成した経路を含む光パス網を
初期解と置き換える。その後に、この置き換えられた初
期解を用いて再び同様な手順を繰り返す。 【効果】 光通信網における経路探索と波長割当てを同
時に行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多数のノード間が波長
多重された光伝送路により接続された光通信網に利用す
る。本発明は、二つのノード間に設定される光パスをで
きるだけ合理的に設定する方法に関する。特に、光パス
網が用いる波長数を低減させる技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電気技術を用いてバーチャルパス
(以下、VPという)のクロスコネクトを行うATM(A
synchronous Transfer Mode)方式における故障切換方式
が知られている。従来例を図6および図7を参照して説
明する。図6はVP網構成を示す図である。図7は従来
例のVP設定手順を示すフローチャートである。この従
来方法は、図6に示すVP網において、図7に示すVP
設定手順により網内に現用のVPとその予備のVPを収
容することにより、切換系を考慮したVP網が実現され
る。伝送路611が故障したとき、クロスコネクト装置
602において、故障を検出しその情報がVP制御装置
631に送られる。VP制御装置631では故障した現
用のVP621を復旧するため、現用のVP621を予
備のVP624に切換を行うために、クロスコネクト装
置601、604、605、606に対し予備のVP6
24を設定するための制御信号を制御信号リンク632
を介して伝達する。クロスコネクト装置は受け取った制
御信号に基づき、予備のVPのクロスコネクトを行うこ
とにより、予備のVP624が開通することになる。こ
の切換制御を実現するために、各現用のVPとそれらの
予備のVPのデータを作成し、VP制御装置631内に
保持しておく必要がある。そのため、VPの初期設定を
行う場合に、VP制御装置631では現用のVPのデー
タを作成するとともに、これと同時に、予備のVPのデ
ータを作成する必要がある。
【0003】従来例方法においては、図7に示す手順に
より現用のVPおよび予備のVPの設定を行う(文献:
電子情報通信学会技術研究報告CS91-90 、1990年)。最
初に現用のVPとその予備のVPの設定を行いVP網の
構成を行う(S701)。現用のVPと予備のVPが設
定された後に、一本のVPを選択し、経路の置き換えを
行う(S702)。置き換える前の経路と異なる経路を
もつ現用のVPと予備のVPの経路候補のペアを探索す
る(S703)。この現用のVPと予備のVPにより、
網に必要となる容量(伝送路に収容される複数のVPが
もつ情報伝達速度の総和)を計算し(S704)、その
結果、容量を減少できれば新しい経路を現用のVPとそ
の予備のVPとして採用する(S706)。この手順
(S704〜S707)をすべての経路候補を用いて置
き換えを行う(S707)。全てのVPの置き換えを行
い(S708)、網全体で容量の低減を行えれば全ての
手順を終了させる(S710)。
【0004】以上のパス設定方法では、各VPの識別子
(VPI)の番号の割当てを考慮せず、各VPの経路の
みを探索しパス設定を行っている。これはVPIが40
96個も設定可能であり、さらにVPI番号の付け替え
が自由に行えるため、経路の設定のみを行い後にVPI
の割当てを他のVPに割当てられていないVPIを随時
割当てることによりパス設定が行える。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、パスの始点
と終点間で同一波長を割当てる光パスをこの従来例の方
法を用いて設定する場合には、各光伝送路において適当
な波長を割当てることができず、新たに波長割当ての複
雑な手順を必要とする。また、容量を最小化するための
経路であるため、網に必要となる波長数の低減が可能な
経路が構成されているとは限らない。そのため、従来例
の方法に対し波長割当ての手順を付加したとしても、光
パス網に必要となる波長数の低減を行うことはできな
い。すなわち、従来例の方法においてはパスの経路の探
索のみでパスの設定が行われており、光パス網では、経
路を探索する問題に加え、光パスに対し波長を割当てる
問題を解決する必要がある。
【0006】本発明は、このような背景に行われたもの
であって、光パス網における経路探索と波長割当てを同
時に行うことができ、波長数を少なくすることができる
光パス網構成方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、波長多重を用
いる光クロスコネクト装置をそれぞれ有する複数のノー
ドと、これらノードを接続する複数の光伝送路とを備え
た光通信網内でノード間を接続する経路を設定する光パ
ス網構成方法である。
【0008】ここで、本発明の特徴とするところは、設
定すべきすべての経路について二つのノード間では利用
波長が全長にわたりそれぞれ同一になるように現用およ
び予備の経路を作成する第一のステップと、この第一の
ステップにより作成された現用および予備の経路を必要
とする波長数が少なくなるように再度作成する第二のス
テップとを備えるところにある。前記第二のステップを
規定回数繰り返すことが望ましい。
【0009】現用の光パスと予備の光パスとに割当てる
波長は、同一でもよいしそれぞれ異なってもよい。同一
として設定すれば、より波長数の少ない光パス網が構築
できる。また、それぞれ異なってもよいとして設定すれ
ば、より自由度の高い光パス網が構築できる。
【0010】
【作用】切換系を考慮した光パス網の構築を行うため、
現用の経路と予備の経路に対し、波長割当て問題を解決
する手順を加えた経路探索を行うことにより経路を作成
し、さらに、光パス網全体で必要な波長数の低減を行う
手順を有する経路設定法により光パス網を構築する。
【0011】すなわち、ノード間を接続する現用の経路
のすべてを同一経路に同一波長を割当てるという条件の
元に作成する。続いて、予備の経路を同じく同一経路に
同一波長を割当てるという条件の元に作成する。このよ
うにして作成された経路を含む光パス網を初期解とす
る。
【0012】この初期解の中から任意の一つの現用の経
路を選択する。例えば、選択順序としてノード間の接続
距離が長い順番に選択すればよい。このノード間におけ
る現用および予備の経路を再び前回と同じ条件、すなわ
ち、同一経路に同一波長を割当てるという条件の元に作
成する。ただし、初期解とは異なる経路を作成する。こ
のとき、初期解に比較してこの経路を含む光パス網の波
長数が増加したか否かを判定する。波長数が増加してい
なければ、後から作成した経路を初期解の経路と置き換
える。このようにして、すべての経路に対して再度、初
期解とは異なる経路を作成する。
【0013】このようにして再度作成した経路を含む光
パス網に用いる波長数が、初期解の波長数よりも低減し
たとき、この再度作成した経路を含む光パス網を初期解
と置き換える。その後に、この置き換えられた初期解を
用いて再び同様な手順を繰り返す。繰り返し回数は、光
クロスコネクト装置の数に応じて適当に定める。
【0014】
【実施例】本発明第一実施例の構成を図1を参照して説
明する。図1は本発明第一実施例の構成図である。
【0015】本発明は、波長多重を用いる光クロスコネ
クト装置101〜106と、これら光クロスコネクト装
置101〜106を接続する複数の光伝送路111〜1
17とを備えた光通信網内において実施される。この光
通信網には、光クロスコネクト装置101〜106の間
を接続する光パスを設定する光パス制御装置131が設
けられている。
【0016】ここで、本発明の特徴とするところは、光
パス制御装置131は、設定すべきすべての光パスにつ
いて二つの光クロスコネクト装置101〜106の間で
は利用波長が全長にわたりそれぞれ同一になるように現
用および予備の光パスを作成する第一のステップと、こ
の第一のステップにより作成された現用および予備の光
パスを必要とする波長数が少なくなるように再度作成す
る第二のステップとを備えるところにある。さらに、前
記第二のステップを規定回数繰り返す構成である。
【0017】次に、本発明第一実施例の動作を図2ない
し図4を参照して説明する。図2は光パス制御装置のブ
ロック構成図である。図3は現用および予備の光パスの
設定手順を示すフローチャートである。図4は本発明第
一実施例の波長数の低減手順を示すフローチャートであ
る。図2に示すように、光パス制御装置131に入力し
た複数の光パスの設定要求は、制御リンク151を介し
制御部141に入力される。光パスを設定する際に、既
に設定されている光パスと同一光パスの同一波長を割当
てることを避けるために、これらの全ての光パスの現用
および予備の光パスと波長が、光パスデータ記録装置1
42からデータ転送リンク152を介して制御部141
に読み込まれる。この既存の光パスのデータと設定要求
の出された複数の光パス終端点のデータに基づき、制御
部141において図3に示す手順により光パスの作成が
行われる。
【0018】最初に、光パスの経路と割当てる波長の設
定を行う手順を説明する。この例では、図1に示す光パ
ス終端点123および124の間に、現用の光パスと予
備の光パスとを作成する場合について説明する。ただ
し、説明を簡単にするために、予備の光パスは一本だけ
用意することにする。
【0019】図3に示すように、光パスに割当てる波長
の初期化を行う(S301)。波長割当てを行うため
に、伝送路に用意されている波長全てについて、通し番
号を割当てておく。ただし、任意の順番で、通し番号を
各波長に割当ててよい。波長の初期化は、最初に割当て
る波長番号を最小値(この例では“1”とする)に設定
することにより行われる。
【0020】続いて、図1に示す光パス終端点123を
有する光クロスコネクト装置101と光パス終端点12
4を有する光クロスコネクト装置106とを接続し、か
つ波長“1”の割当てが可能となる経路の探索を行う
(S302)。例えば、図1において光クロスコネクト
装置101→102→103→106と、101→10
2→105→106と、101→104→105→10
6と、101→104→105→102→103→10
6を通過する経路が存在する。これらの経路に対し波長
“1”の割当てを行う。経路が通過する全ての光伝送路
において、波長“1”が使用可能であるか否かを調べ
る。ここで、使用可能とは、波長“1”が他の光パスに
割当てられていないため、設定を行う光パスに対し波長
“1”が割当て可能である場合をいう。
【0021】続いて、探索を行った結果として同一波長
が割当てられる光パスの経路が存在するか否かを判定す
る(S303)。存在しなければ、光パスに割当てる波
長を変えるため、波長番号を一つ繰上げ(S304)、
再び光パスの経路候補を探索する(S302)。これら
の手順(S302〜S304)を経路候補が作成できる
まで繰り返す。
【0022】作成された経路候補の中から、現用の光パ
スの経路として一つ選択する(S305)。このとき選
択する経路は、光パスとして採用可能であるか、以降に
行う手順で確認するため、任意の経路を選択すればよ
い。この手順において現用の光パスとして波長“1”で
光クロスコネクト装置101→102→103→106
を通過する経路が選択されたとする。
【0023】続いて、予備の光パスを探索する(S30
6)。切換制御としてあらかじめ予備の光パスを作成し
ておく方式を採用するため、予備パスとしては、任意の
伝送路または、任意の光クロスコネクト装置が故障した
ときに、復旧が可能となるように作成しておく必要があ
る。また、この例では予備の光パスとして一つの経路の
みが準備される。このため、予備の光パスの経路とし
て、終端点123、124を有する光クロスコネクト装
置以外に、現用の光パスと同一の伝送路と光クロスコネ
クト装置を有しない経路を作成する必要がある。この条
件を満たし、波長“1”が割当可能となる予備パスの経
路を探索する。ここで、現用の光パスとして波長“1”
で光クロスコネクト装置101→102→103→10
6を通過する経路が選択されている。この経路に対し、
予備パスとしての条件を満たす経路として光クロスコネ
クト装置101→104→105→106が探索された
とする。
【0024】続いて、同一波長が割当てられる予備の光
パスの経路候補が存在するか否かを判定する(S30
7)。この結果、予備の光パスの経路候補が存在するな
らば、その中から経路の距離が最小となるものを予備の
光パスの経路として選択し、これを予備の光パスとして
採用する(S309)。この手順(S301〜S30
7)を用いて現用の光パスおよび予備の光パスの設定を
行った結果、この例では現用の光パス121として波長
“1”が割当てられ、光クロスコネクト装置101→1
02→103→106を通過する経路が採用される。ま
た、予備の光パス122としては、波長“1”が割当て
られ、光クロスコネクト装置101→104→105→
106を通過する経路が採用される。判定(S307)
の結果、予備の光パスの経路が存在しないときには、現
用の光パスの経路候補のうち、まだ選択されていないも
のが存在するか否かを判定する(S308)。存在する
ならば、それら経路候補に対し手順(S305〜S30
7)を繰り返し、予備の光パスを設定する。存在しない
ときには手順(S302〜S304)を行い、さらに手
順(S305〜S308)を繰り返すことにより、現用
と予備の光パスに対し経路と波長をそれぞれ設定する。
【0025】この手順(S301〜S309)により採
用された光パスは、割当可能となる波長番号が最小でか
つ、予備の光パスの経路が現用の光パスの経路とは同一
の光クロスコネクト装置と伝送路を共有しない経路とな
る。
【0026】次に、図4に示すように、光パス網に必要
となる波長数の低減をはかるための手順を示す。この手
順(S401〜S413)には、図3に示した手順(S
301〜S309)を光パス設定手順(S403)とし
て含んでいる。まず、図3に示した手順(S301〜S
309)により設定要求の出された全ての光パスについ
て現用と予備の光パスを設定し、これを光パス網の初期
解とする(S401)。以降説明する手順により、この
初期解を新たに探索した光パスの経路と波長に置き換
え、光パス網の更新を行う。これを行うために、ここで
は初期解と同じ経路と波長とを有する光パスから構成さ
れる新規の光パス網を作成し、この新規の光パス網に対
し更新を行って行くこととする。
【0027】続いて、設定要求の出されている光パスの
うち、パス終端点間の距離が長いものから一本を選択し
(S402)、この光パスを初期解と置き換えることと
する。ただし、光パスを任意に選択し、初期解との置き
換えを行う場合においても、同様の波長低減の効果が得
られる。しかし、任意に選択する場合には、一般的に手
順(S402〜S413)を繰り返す回数が増加する。
【0028】続いて、図3において既に説明した手順
(S301〜S309)を用いて光パスの現用と予備の
経路と波長を探索する(S403)。初めに、初期解に
おいて現用と予備の光パスに対し割当てられていた波長
は、他の光パスに割当て可能としておく。この後に、経
路探索を行うが、初期解における経路とは異なる経路を
探索するものとする。
【0029】続いて、探索された現用の光パスと予備の
光パスの経路と波長を初期解の光パスと置き換える。そ
の結果、光パス網に必要となる波長数を算出する(S4
04)。算出した波長数が、初期解の光パス網と比べて
増加しているか否かを判定する(S405)。増加して
いなければ、初期解から構成されている新規の光パス網
において、新しく探索された現用と予備の光パスを初期
解と置き換え、新規の光パス網の更新を行う(S40
6)。増加したときは、初期解で与えられていた経路と
波長を戻し、新規の光パス網の更新を行わない(S40
7)。
【0030】設定要求の出された光パスの全てに対し、
手順(S403〜S408)を行ったか否かを判定する
(S408)。まだ、行われていない光パスが存在する
ならば、さらに経路の距離の長い光パスから、置き換え
を行う光パスとして選択し(S409)、手順(S40
3〜S408)を繰り返す。
【0031】全ての光パスに対し手順(S403〜S4
08)を行った後に、新規の光パス網において必要とな
る波長数を算出する(S410)。新規の光パス網が初
期解に対し必要波長数の低減が行われたか否かを波長数
の算出手順(S410)の結果に基づき判定する(S4
11)。低減が行われた場合には、新規の光パス網を初
期解とし、光パス網の更新を行う(S412)。以上の
手順(S402〜S413)を規定回数繰り返したかを
判定する(S413)。終了していなければ手順(S4
02〜S413)を行う。規定回数を終了しているなら
ば、その時点で得られている初期解が必要波長数の低減
をはかった光パス網となる。この繰り返し行う規定回数
は、例えば、20台程度の光クロスコネクト装置を有す
る光パス網においては、手順(S402〜S413)の
繰り返しを500回行えば波長数の低減が行える。この
複数の光パスを設定する手順において、光パスを一本の
み設定する場合では、光パス設定手順(S403)にお
いて割当てる波長を最小番号にするため、光パス網に必
要となる波長数の増加を避けた光パスの設定が行える。
この場合は特に、手順(S402〜S413)を繰り返
す必要はなく、規定回数は一回でよい。図2に示した制
御部141において、以上に示した光パス設定手順によ
り複数の光パスが作成される。光パスを作成した後に、
現用と予備の光パス経路と波長のデータは、データ転送
リンク152を介して光パスデータ記録装置142に転
送され、保存される。これとともに、現用の光パスを設
定するため、制御信号リンク132を介して各光クロス
コネクト装置に制御信号が伝達される。受信した制御信
号に基づき、各光クロスコネクト装置が光パスのクロス
コネクトを行い、現用の光パスが開通する。例えば、現
用の光パス121を作成した場合に、光クロスコネクト
装置101、102、103、106に対し制御信号が
制御信号リンク132を介して伝達され、この制御信号
にしたがい現用の光パス121のクロスコネクトを行う
ことにより、現用の光パス121が開通されることにな
る。また、現用の光パス121が故障したために切換を
行う場合には、制御装置141が光パスデータ記録装置
142から、予備の光パス122のデータをデータ転送
リンク152を介して読込み、制御信号リンク132を
用いて光クロスコネクト装置102、104、105、
106に対し制御信号を伝達する。この制御信号にした
がい、予備の光パス122を開通させ、故障の復旧が行
われる。
【0032】本発明第一実施例では以上説明したよう
に、複数の光パスの現用と予備の光パスを設定する場合
は手順(S401〜S413)により、設定が行われ
る。この手順では、光パス網に必要となる波長数が低減
したときに、光パス網の更新を行う。また、一本の光パ
スを設定する場合には手順(S301〜S309)によ
り光パスの設定が行われる。この手順では光パスに割当
てられる波長は番号が最小となるものを用いて光パスの
設定を行う。すなわち、波長数を増加させずに光パスの
設定を行う。この結果、光パス網に必要となる波長数の
低減を行った光パスの設定が行える。
【0033】次に、本発明第二実施例を図5を参照して
説明する。図5は本発明第二実施例の波長数の低減手順
を示すフローチャート。本発明第二実施例は本発明第一
実施例と同様に、光パス終端点123、124の間に現
用および予備の光パスを設定する場合について説明す
る。光パスに割当てる波長の初期化を行う(S50
1)。この手順は本発明第一実施例における手順(S3
01)と同様である。光パス終端点123を有する光ク
ロスコネクト装置101と光パス終端点124を有する
光クロスコネクト装置106とを接続し、かつ波長
“1”の割当てが可能となる経路の探索を行う(S50
2)。
【0034】続いて、探索を行った結果、経路候補が存
在するか否か判定する(S503)。存在しなければ、
光パスに割当てる波長を変えるため、波長番号に“1”
を加え(S504)、再び手順(S502)を行う。こ
れらの手順(S502〜S504)を経路候補が作成で
きるまで繰り返す。
【0035】作成された経路候補の中から、一候補を現
用の光パスの経路として選択する。このとき選択された
経路が光パスとして採用可能であるかをこれ以降に行う
手順において確認するため、経路を任意に選択してよ
い。この手順において現用の光パスとして波長“3”に
より光クロスコネクト装置101→102→103→1
06を通過する経路が選択されたとする(S505)。
【0036】続いて、予備の光パスの経路探索を行う。
本発明第二実施例においても本発明第一実施例と同様
に、予備の光パスは一本のみを準備することとする。よ
って、予備の光パスの経路に対する条件は、本発明第一
実施例の手順(S306)と同様に、現用の光パスとは
光パス終端点123、124を有する光クロスコネクト
装置101、106以外の光クロスコネクト装置と光伝
送路とを共有しない経路を探索するものとする。ただ
し、後の手順において予備の光パスに対する波長割当て
を行うために、経路探索時には特に波長割当てを考慮し
ない。今、現用の光パスの経路は、光クロスコネクト装
置101→102→103→106を通過する。これに
対し、予備の光パスの経路候補は、光クロスコネクト装
置101→104→105→106を通過する一経路の
みとなる(S506)。予備の光パスの経路候補が存在
するか否かを判定する(S507)。判定の結果、経路
候補が存在しないとき、他の現用の光パスを選択するた
め、まだ選択されていない現用の光パスの経路候補が存
在するか否かを判定する(S508)。その結果存在す
るときは、手順(S505〜S508)を行う。存在し
ない場合は、割当てる波長番号を一つ繰上げてから(S
504)、手順(S502〜S508)を行う。この手
順(S502〜S507)を予備の光パスの経路候補が
作成されるまで繰り返す。
【0037】予備の光パスの経路候補が存在するとき
は、経路候補の中から経路長が最短となるものを選択し
これを予備の光パスの経路候補とする。さらに、予備の
光パスに対し波長割当てを行うため、手順(S501)
と同様に波長の初期化を行う(S509)。選択された
経路に対し、波長“1”が割当可能であるか否かを判定
する。本発明第二実施例においては、予備の光パスの経
路は、光クロスコネクト装置101→104→105→
106を通過する経路となる。この経路に対し波長を割
当てることになる(S510)。割当てが不可のとき
は、別の波長を割当てるため、波長番号を一つ繰り上げ
る(S511)。予備の光パスの経路に対し割当て可能
となる波長が得られるまで、手順(S510、S51
1)を繰り返す。割当てる波長が得られた後に、その波
長を予備の光パスに割当てる(S512)。例えば、予
備の光パスの経路に対し波長“4”が、割当て可能であ
ったとすると、予備の光パスは波長“4”が割当てら
れ、光クロスコネクト装置101→104→105→1
06の経路が設定されることになる。
【0038】現用の光パスと予備の光パスに対し異なる
波長を割当てることを許可する場合において、設定され
る現用の光パスと予備の光パスに対し、割当可能となる
波長の最小番号がそれぞれ割当てられる。すなわち、可
能な限り波長数の増大を行わず光パスの設定が行える。
本発明第一および第二実施例を用いて光パス網を構成し
た場合には、光パス網に必要となる波長数の低減を行う
ことができる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
光パス網における経路探索と波長割当てを同時に行うこ
とができる。本発明では、光パス網における波長多重数
を小さくする光パス網が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第一実施例の構成図。
【図2】光パス制御装置のブロック構成図。
【図3】現用および予備の光パスの設定手順を示すフロ
ーチャート。
【図4】本発明第一実施例の波長数の低減手順を示すフ
ローチャート。
【図5】本発明第二実施例の波長数の低減手順を示すフ
ローチャート。
【図6】VP網構成を示す図。
【図7】従来例のVP設定手順を示すフローチャート。
【符号の説明】
101〜106 光クロスコネクト装置 111〜117 光伝送路 121 現用の光パス 122 予備の光パス 131 光パス制御装置 132 制御信号リンク 141 制御部 142 光パスデータ記憶装置 151 制御リンク 152 データ転送リンク 601〜606 クロスコネクト装置 611〜617 伝送路 621 現用のVP 624 予備のVP 631 VP制御装置 632 制御信号リンク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04L 12/28 H04Q 3/00 8732−5K H04L 11/20 D

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 波長多重を用いる光クロスコネクト装置
    をそれぞれ有する複数のノードと、これらノードを接続
    する複数の光伝送路とを備えた光通信網内でノード間を
    接続する経路を設定する光パス網構成方法において、 設定すべきすべての経路について二つのノード間では利
    用波長が全長にわたりそれぞれ同一になるように現用お
    よび予備の経路を作成する第一のステップと、 この第一のステップにより作成された現用および予備の
    経路を必要とする波長数が少なくなるように再度作成す
    る第二のステップとを備えたことを特徴とする光パス網
    構成方法。
  2. 【請求項2】 前記第二のステップを規定回数繰り返す
    請求項1記載の光パス網構成方法。
JP5336330A 1993-12-28 1993-12-28 光パス網構成方法 Pending JPH07202844A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7289730B2 (en) 2002-04-19 2007-10-30 Nippon Telegraph And Telephone Corporation Optical path communication network, node, and optical path setup method
JP4673994B2 (ja) * 2000-05-04 2011-04-20 ノーテル・ネットワークス・リミテッド ルーティング方法および光スイッチ

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