JPH0720228A - ファーフィールドモニタ装置 - Google Patents

ファーフィールドモニタ装置

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JPH0720228A
JPH0720228A JP5183174A JP18317493A JPH0720228A JP H0720228 A JPH0720228 A JP H0720228A JP 5183174 A JP5183174 A JP 5183174A JP 18317493 A JP18317493 A JP 18317493A JP H0720228 A JPH0720228 A JP H0720228A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ファーフィールドモニタ装置におけるRF系
も含めたモニタ確認回路を複雑な回路部品を必要とする
ことなく構築する。 【構成】 着陸誘導装置からの電波を受信機3−1〜3
−3で受信してモニタ回路4−1〜4−3でその正否を
判定する。その出力を長い時間設定のタイマ回路5−1
〜5−3で日常茶飯事的変動を除去し、2/3多数決判
定回路6でモニタ出力OUT1を得る。また、モニタ回
路4−1〜4−3からの日常茶飯事的変動が含まれる判
定結果に基づいて不一致判定回路8でモニタ自身の正当
性を判定する出力OUT2を出力する。前提時間の短い
タイマ回路7−1〜7−3はモニタ回路4−1〜4−3
におけるモニタ特性差による時間ずれを除去する。ラッ
チ9により故障系統を特定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は航空機の着陸誘導装置の
ファーフィールドモニタ装置に関し、特にモニタ装置自
身の正当性を判定する機能を有するモニタ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の航空機の着陸誘導装置において、
航空機の着陸を誘導する装置の電波性能を遠方界で監視
するためのファーフィールドモニタ装置として図2に示
す構成のものが用いられている。図2はその系統図を示
しており、第1〜第3受信アンテナ(ANT1〜3)1
−1〜1−3は遠方で着陸誘導装置からの放射電波を受
信する。この受信アンテナは必ずしも3機存在している
わけではないが、後述する本発明との比較のために3機
の例を示している。これら3機の受信アンテナで受信さ
れたRF信号は、各系統で同一信号を監視できるよう合
成分配器2を経て各受信機(RX1〜3)3−1〜3−
3に対して出力される。各受信機3−1〜3−3はそれ
ぞれ所定の監視信号を各モニタ回路(MON1〜3)4
−1〜4−3に出力し、監視信号の正否が判定される。
その結果は各々次段のタイマ回路(TIMER1〜3)
5−1〜5−3に入力され、更に2/3多数決判定回路
6において2/3の多数を取り、その結果をモニタ出力
OUT1として出力する。
【0003】ここで、前記したタイマ回路5−1〜5−
3は次の理由により装備されている。即ち、ファーフィ
ールドモニタは遠方に設置されるため、周囲の影響を常
時受けている。例えば、航空機が送信又は受信アンテナ
上空を通過すると、監視信号はたちどころに許容変動幅
を超えてしまう。したがってタイマ回路によりこのよう
な日常茶飯事的変動を除去しないと頻繁にアラームが発
生し、運用に支障をきたす。ICAD(国際民間航空機
関)の指針によると、この目的で装備されるタイマー回
路は通常30秒〜120秒の間でセットされれば良しと
している。参考のため図3に受信アンテナ上空を航空機
が通過した時のファーフィールドモニタ監視信号の実測
データを示す。
【0004】さて、このファーフィールドモニタにおい
て、モニタ自身が正常に機能しているかどうかを監視す
る必要がある。モニタ自身の正常性をチエックするとい
うのは特に着陸装置の完全性を確保するという点で重要
な監視要素となる。即ち、着陸装置では機器に異常が発
生し、規定を越える異常電波が放射された場合、確実に
機器をシャットアウトさせ、異常電波が放射され続ける
のを防止しなければならない。これを完全性という。モ
ニタ装置はこの役割を担う重要な装置である。逆にいう
とモニタ自身に障害が発生し、この役割を担うことがで
きなくなった場合、システムは著しく完全性を喪失した
ということができる。
【0005】このようなモニタ自身が正常に動作してい
るか否かを確認するために、図2の装置では標準信号発
生器(SG)10と制御回路(CONT)11が設けら
れる。即ち、定期又は不定期にモニタ回路4−1〜4−
3に強制的にSG10の信号を入力する。入力を切換え
るためCONT11からの制御信号が必要となる。SG
10の出力は通常許容変動幅を超える設定にしておき、
モニタ回路が正常に動作すればアラームを発生するよう
にしておく。この場合のアラームは発生して当然のアラ
ームなので、これにより機器は不当な動作をしないよう
配慮が必要である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のフ
ァーフィールドモニタ装置は、オーディオのSGをモニ
タに入力することでモニタ系の正常性をチェックしてい
る。着陸装置のモニタのうち、近傍で電界を監視するニ
アフィールドモニタやアンテナから監視信号をピックア
ップするインテグラルモニタの場合は、RF受信系が簡
単なため、このような方式でも問題はないが、ファーフ
ィールドモニタの場合、絶えず変動する信号を監視しな
ければならず、広いダイナミックレンジを持つRF受信
系が必要であり、受信系自身が複雑となる。したがって
モニタ系のチェックをするためには受信機の入力から信
号を入れなければ意味がない。無論RFのSGを用いれ
ばよいのであるが、そうするとSGも又複雑な構成とな
り、モニタを確認する回路自身の信頼性が問題となる。
本発明の目的は、複雑な回路を用いず、RF系も含めた
モニタ確認回路の構築を可能にしたファーフィールドモ
ニタ装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のファーフィール
ドモニタ装置は、着陸誘導装置からの電波を受信してそ
の正否を判定するそれぞれ独立した複数のモニタ系と、
複数のモニタ系の判定結果に含まれる日常茶飯事的変動
を除去する手段と、この変動を除去した判定結果の多数
決によりモニタ出力を得る手段と、日常茶飯事的変動が
含まれる複数のモニタ系の判定結果に基づいてその判定
結果の不一致を判定してモニタ自身の正当性を判定する
手段とを備える。ここで、判定結果に含まれる日常茶飯
事的変動を除去する手段として長い時間設定のタイマ回
路を介挿し、不一致を判定する手段の前側には複数のモ
ニタ系におけるモニタ特性差による時間ずれを除去する
短い時間設定のタイマ回路を介挿する。また、短い時間
設定のタイマ回路の出力をそれぞれラッチするラッチ手
段を有し、このラッチ手段の出力によりモニタ出力に不
一致が発生した時の故障系統を特定する機能を保有する
ことが好ましい。
【0008】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。図1は本発明の一実施例の系統図であり、3機のア
ンテナ(ANT1〜3)1−1〜1−3、合成分配機
2、受信機(RX1〜3)3−1〜3−3、モニタ回路
(MON1〜3)4−1〜4−3、タイマ回路(TIM
ER1,2,3)5−1〜5−3、2/3多数決判定回
路6で構成されて、アンテナ1−1〜1−3で受信した
信号に基づいてモニタ出力OUT1が発生されるまでの
構成は図2の従来装置と同じなので説明を省略する。こ
の構成に加えて、本発明では、SGとCONTを設ける
代わりに、前記モニタ回路4−1〜4−3の出力の一部
が分岐されて入力されるタイマ回路(TIMER4,
5,6)7−1〜7−3と、各タイマ回路7−1〜7−
3の出力の1/3の不一致を判定する1/3不一致判定
回路8と、同じく各タイマ回路7−1〜7−1の出力を
ラッチするラッチ回路9を設けている。
【0009】この構成において、従来装置と同様にアン
テナ1−1〜1−3で受信した信号について各受信機3
−1〜3−3はそれぞれ所定の監視信号を各モニタ回路
(MON1〜3)4−1〜4−3に出力し、監視信号の
正否が判定される。その結果はモニタ出力を発生するた
めのタイマ回路5−1〜5−3と、モニタ自身の正常性
を確認するためのタイマ回路7−1〜7−3に分岐され
る。前者のタイマ回路5−1〜5−3は従来装置と同様
に日常茶飯事的変動を除去するためのものであるため、
30〜120sという長い設定のタイマが用いられる。
後者のタイマ回路7−1〜7−3はモニタ回路の特性差
による僅かな差を除去するためのものであるため、数1
00ms〜1s程度の短い設定のタイマが用いられる。
【0010】ところで、タイマ回路7−1〜7−3の入
力、即ちモニタ回路4−1〜4−3の出力は、図3に示
したように日常茶飯事的に正常/異常を絶えず繰返して
いる。これは、航空機が送受信アンテナ上空を通過する
度にSGによる強制異常信号が入力されたのと同様な異
常状態が自然に作られるということを意味する。したが
って、先に述べたニアフィールドモニタやインテグラル
モニタのようにモニタ出力が正常であることが当たり前
という監視装置には適用できないが、ファーフィールド
モニタの場合はこの特性をうまく利用することにより、
SGやCONTを除去してもモニタ自身の動作を検証す
ることが可能となる。
【0011】タイマ回路7−1〜7−3の出力は、通常
モニタ回路4−1〜4−3が全て正常動作をしていれ
ば、全てノーマルになるか全てアラームになるかのいず
れかである。この時は1/3不一致判定回路8から出力
されるモニタフェイル出力OUT2はノーマル状態とな
る。これに対し、モニタ回路4−2〜4−3が異常の場
合、即ち、いずれか1つのモニタ回路がノーマルで他は
アラームの場合、或いはいずれか1つのモニタ回路がア
ラームで他がノーマルの場合、のいずれの場合でも1/
3不一致判定回路8から出力されるモニタフェイルOU
T2の出力はアラーム状態となる。
【0012】なお、全てのモニタ回路4−1〜4−3が
異常を検出する機能を喪失して各モニタ回路4−1〜4
−3の出力がノーマル状態になるということもあり得な
いわけではないが、各モニタ回路4−1〜4−3は独立
であり、このような故障状態が発生する確率は殆ど無視
しうるものである。したがって、1つのモニタ回路のみ
が他の2つのモニタ回路と異なる結果を出力することを
監視すればモニタ動作の検証をすることができる。ここ
で、図1に示したラッチ9はモニタフェイルが発生した
時に、各モニタ回路4−1〜4−3からの出力をラッチ
するものであり、どの系統に異常が発生したかを示す監
視信号OUT3として取出すことができる。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、着陸誘導
装置からの電波を受信してその正否を判定するそれぞれ
独立した複数のモニタ系の判定結果に含まれる日常茶飯
事的変動を除去して多数決によりモニタ出力を得るとと
もに、日常茶飯事的変動が含まれる判定結果に基づいて
その判定結果の不一致を判定してモニタ自身の正当性を
判定しているので、従来必要であったSGと制御部の代
わりに簡単な構成でRF受信系を含むモニタ回路の正常
性を高い信頼性でしかも安価に検証を行うことができる
効果がある。また、判定結果に含まれる日常茶飯事的変
動を除去する手段として長い時間設定のタイマ回路を介
挿し、不一致を判定する手段の前側には複数のモニタ系
におけるモニタ特性差による時間ずれを除去する短い時
間設定のタイマ回路を介挿すればよいので、従来構成に
おけるSGやCONTを不要とし、新たにタイマ回路と
不一致判定回路を付加するのみでよく、構成の簡略化と
低価格化を実現する。更に、短い時間設定のタイマ回路
の出力をそれぞれラッチするラッチ手段を有しているの
で、このラッチ手段の出力によりモニタ出力に不一致が
発生した時の故障系統を特定することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のファーフィールドモニタ装置の一実施
例の系統図である。
【図2】従来のファーフィールドモニタ装置の一例の系
統図である。
【図3】ファーフィールドモニタ装置で受信した監視信
号の実装データの一例を示す図である。
【符号の説明】
1−1〜1−3 アンテナ 2 合成分配器 3−1〜3−3 受信機 4−1〜4−3 モニタ回路 5−1〜5−3 タイマ回路 6 2/3多数決判定回路 7−1〜7−3 タイマ回路 8 1/3不一致判定回路 9 ラッチ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空港に設置され、所定の性能を有する電
    波を放射し、航空機の着陸を誘導する装置の電波性能を
    遠方界で監視するファーフィールドモニタ装置におい
    て、前記電波を受信してその正否を判定するそれぞれ独
    立した複数のモニタ系と、複数のモニタ系の判定結果に
    含まれる日常茶飯事的変動を除去する手段と、この変動
    を除去した前記判定結果の多数決によりモニタ出力を得
    る手段と、前記日常茶飯事的変動が含まれる前記複数の
    モニタ系の判定結果に基づいてその判定結果の不一致を
    判定してモニタ自身の正当性を判定する手段とを備える
    ことを特徴とするファーフィールドモニタ装置。
  2. 【請求項2】 複数のモニタ系と多数決判定手段との間
    には、判定結果に含まれる日常茶飯事的変動を除去する
    手段として長い時間設定のタイマ回路を介挿し、前記複
    数のモニタ系と不一致判定手段との間には複数のモニタ
    系におけるモニタ特性差による時間ずれを除去する短い
    時間設定のタイマ回路を介挿した請求項1のファーフィ
    ールドモニタ装置。
  3. 【請求項3】 短い時間設定のタイマ回路の出力をそれ
    ぞれラッチするラッチ手段を有し、このラッチ手段の出
    力によりモニタ出力に不一致が発生した時の故障系統を
    特定する機能を有する請求項2のファーフィールドモニ
    タ装置。
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