JPH07201742A - プラズマcvd装置 - Google Patents
プラズマcvd装置Info
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- JPH07201742A JPH07201742A JP5335723A JP33572393A JPH07201742A JP H07201742 A JPH07201742 A JP H07201742A JP 5335723 A JP5335723 A JP 5335723A JP 33572393 A JP33572393 A JP 33572393A JP H07201742 A JPH07201742 A JP H07201742A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 膜堆積の連続処理回数を増加しても、パーテ
ィクルの発生量が少ないプラズマCVD装置を提供す
る。 【構成】 反応ガス導入管18と真空排気口15を有す
る反応室14と、反応室14内で基板23を載置する基
板台22と、基板台22を加熱するヒーターブロック2
4と、基板台22に対して対向位置に配置した高周波電
極16からなるプラズマCVD装置において、電極1
6、基板台22、反応室14等の反応室14の構成部品
の一部あるいは全部品材料の表面処理として、ブラスト
処理による粗化、あるいは多数の気孔を有するポーラス
なメッキを施すことにより、連続して膜堆積してもパー
ティクルの発生が少なく、結果として反応室14内のク
リーニング(エッチングによる堆積膜の除去)の頻度を
少なくすることができ、生産性を向上することができ
る。
ィクルの発生量が少ないプラズマCVD装置を提供す
る。 【構成】 反応ガス導入管18と真空排気口15を有す
る反応室14と、反応室14内で基板23を載置する基
板台22と、基板台22を加熱するヒーターブロック2
4と、基板台22に対して対向位置に配置した高周波電
極16からなるプラズマCVD装置において、電極1
6、基板台22、反応室14等の反応室14の構成部品
の一部あるいは全部品材料の表面処理として、ブラスト
処理による粗化、あるいは多数の気孔を有するポーラス
なメッキを施すことにより、連続して膜堆積してもパー
ティクルの発生が少なく、結果として反応室14内のク
リーニング(エッチングによる堆積膜の除去)の頻度を
少なくすることができ、生産性を向上することができ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体工業等における
薄膜形成工程に利用されるプラズマCVD装置に関する
ものである。
薄膜形成工程に利用されるプラズマCVD装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】プラズマCVD装置は、SiN(窒化珪
素)、SiO2(酸化珪素)及びSiON(オキシ窒化
珪素)のような物質を堆積することができ、半導体にお
いては層間絶縁膜や保護膜等の形成に利用されている。
素)、SiO2(酸化珪素)及びSiON(オキシ窒化
珪素)のような物質を堆積することができ、半導体にお
いては層間絶縁膜や保護膜等の形成に利用されている。
【0003】以下、図2を参照しながら上述したプラズ
マCVD装置の一例についてSiN膜を堆積する場合に
ついて説明する。
マCVD装置の一例についてSiN膜を堆積する場合に
ついて説明する。
【0004】図2において、反応室1は真空排気口2を
有しかつ接地されている。3は電極で、高周波発振器か
らの電力がマッチングチューナ、高周波電力が供給部4
を通って供給される。電極3は反応ガス導入管5から供
給された反応ガスを反応室1内ら分散させて供給するた
めのガス流出孔6を有する。7は反応室1と電極3を絶
縁するための絶縁リングである。8は反応ガス導入管5
と電極3とを絶縁するための絶縁管である。9は基板1
0を載置するための基板台であり、接地されている。電
極3と基板台9の間の距離は15mm程度に設定されて
いる。11は基板台9及び基板10を加熱するためのヒ
ーターブロックであり、ヒーター及び熱電対(図示せ
ず)が埋め込まれている。12はヒーターブロック11
と反応室1との間の熱移動移動を少なくするための絶縁
リングである。電極3、絶縁リング7、ヒーターブロッ
ク11、絶縁リング12にはOリング7(図示せず)が
用いられ、反応室1内の真空を保っている。13はOリ
ングが200度以上に加熱れさないように冷却水を流す
ための水冷溝である。
有しかつ接地されている。3は電極で、高周波発振器か
らの電力がマッチングチューナ、高周波電力が供給部4
を通って供給される。電極3は反応ガス導入管5から供
給された反応ガスを反応室1内ら分散させて供給するた
めのガス流出孔6を有する。7は反応室1と電極3を絶
縁するための絶縁リングである。8は反応ガス導入管5
と電極3とを絶縁するための絶縁管である。9は基板1
0を載置するための基板台であり、接地されている。電
極3と基板台9の間の距離は15mm程度に設定されて
いる。11は基板台9及び基板10を加熱するためのヒ
ーターブロックであり、ヒーター及び熱電対(図示せ
ず)が埋め込まれている。12はヒーターブロック11
と反応室1との間の熱移動移動を少なくするための絶縁
リングである。電極3、絶縁リング7、ヒーターブロッ
ク11、絶縁リング12にはOリング7(図示せず)が
用いられ、反応室1内の真空を保っている。13はOリ
ングが200度以上に加熱れさないように冷却水を流す
ための水冷溝である。
【0005】以上のように構成されたプラズマCVD装
置について以下説明する。基板台9上の基板10をヒー
ターブロック11で約350度に加熱し、反応室1には
ガス流出孔6からSiH4(モノシラン)ガスを150s
ccm、N2ガスを3000sccm、NH3(アンモニア)ガ
スを100sscm流した状態で、反応室1を約2Torr真空
保持する。電極3には13.56MHZの高周波電力が4
00W印加され、電極3と基板台9間でプラズマ放電を
起こす。反応室1中の反応ガスとしてのSiH 4ガス、
N2ガス、NH3ガスはプラズマのエネルギーにより分解
され、基板10上にSiN(シリコンナイトライド)膜
を堆積する。
置について以下説明する。基板台9上の基板10をヒー
ターブロック11で約350度に加熱し、反応室1には
ガス流出孔6からSiH4(モノシラン)ガスを150s
ccm、N2ガスを3000sccm、NH3(アンモニア)ガ
スを100sscm流した状態で、反応室1を約2Torr真空
保持する。電極3には13.56MHZの高周波電力が4
00W印加され、電極3と基板台9間でプラズマ放電を
起こす。反応室1中の反応ガスとしてのSiH 4ガス、
N2ガス、NH3ガスはプラズマのエネルギーにより分解
され、基板10上にSiN(シリコンナイトライド)膜
を堆積する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構造では、基板10に膜を形成すると同時に、反応
室1内の構成部品、たとえば電極3や基板台9や反応室
1の側壁等にも膜が堆積する。そのため基板10を複数
枚連続で処理した場合、電極3、基板台9、反応室1側
壁に堆積した膜は厚くなり、膜がはがれたりする問題が
生ずる。このはがれが基板10に堆積した膜上へのパー
ティクルの原因となり、歩留り低下につながる。これを
避けるため一般的に、基板10を1枚成膜ごとに反応室
1内をエッチングガスでクリーニングする方法がとられ
ていて、生産性が低いという問題点を有していた。
うな構造では、基板10に膜を形成すると同時に、反応
室1内の構成部品、たとえば電極3や基板台9や反応室
1の側壁等にも膜が堆積する。そのため基板10を複数
枚連続で処理した場合、電極3、基板台9、反応室1側
壁に堆積した膜は厚くなり、膜がはがれたりする問題が
生ずる。このはがれが基板10に堆積した膜上へのパー
ティクルの原因となり、歩留り低下につながる。これを
避けるため一般的に、基板10を1枚成膜ごとに反応室
1内をエッチングガスでクリーニングする方法がとられ
ていて、生産性が低いという問題点を有していた。
【0007】本発明は上記従来の問題点に鑑み、反応室
1内構成部品に堆積した膜をはがれにくくし、かつエッ
チングガスでは従来と同じように膜除去できるような構
成とし、連続処理しても基板表面のパーティクルの少な
い膜を基板10上に形成できるプラズマCVD装置を提
供することを目的とする。
1内構成部品に堆積した膜をはがれにくくし、かつエッ
チングガスでは従来と同じように膜除去できるような構
成とし、連続処理しても基板表面のパーティクルの少な
い膜を基板10上に形成できるプラズマCVD装置を提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のプラズマCVD
装置は、反応ガス導入管と真空排気口を有する反応室
と、反応室内で基板を載置する基板台と、基板台を加熱
するヒーターブロックと、基板台に対して対向位置に配
置した高周波電極からなるプラズマCVD装置におい
て、反応室内の構成部品の一部あるいは全部品材料の表
面処理としてブラスト処理による粗化、あるいはポーラ
ス(多数の気孔を有する)なメッキを施し、複数枚の基
板を連続処理した後、反応室内に堆積した膜を除去する
ためエッチングガスを流すことを特徴とする。
装置は、反応ガス導入管と真空排気口を有する反応室
と、反応室内で基板を載置する基板台と、基板台を加熱
するヒーターブロックと、基板台に対して対向位置に配
置した高周波電極からなるプラズマCVD装置におい
て、反応室内の構成部品の一部あるいは全部品材料の表
面処理としてブラスト処理による粗化、あるいはポーラ
ス(多数の気孔を有する)なメッキを施し、複数枚の基
板を連続処理した後、反応室内に堆積した膜を除去する
ためエッチングガスを流すことを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明の上記した構成によると、基板に膜を堆
積すると同時に反応室内構成部品、例えば電極、基板
台、反応室内壁にも膜が堆積する。しかし反応室内構成
部品の一部あるいは全部品材料の表面処理としてブラス
ト処理あるいはポーラスな膜をメッキすることにより、
堆積した膜の密着強度は上がり、基板上へのパーティク
ルの影響は少なくなる。また、堆積した膜をエッチング
ガスにより除去する場合、膜の密着強度とは関係なく化
学的に除去できるため、生産性に影響しない。結果とし
て基板処理ごとに反応室内の膜を除去する必要がなく、
膜を除去する回数を減らすことができ、生産性の向上及
び堆積膜の信頼性を向上することができる。
積すると同時に反応室内構成部品、例えば電極、基板
台、反応室内壁にも膜が堆積する。しかし反応室内構成
部品の一部あるいは全部品材料の表面処理としてブラス
ト処理あるいはポーラスな膜をメッキすることにより、
堆積した膜の密着強度は上がり、基板上へのパーティク
ルの影響は少なくなる。また、堆積した膜をエッチング
ガスにより除去する場合、膜の密着強度とは関係なく化
学的に除去できるため、生産性に影響しない。結果とし
て基板処理ごとに反応室内の膜を除去する必要がなく、
膜を除去する回数を減らすことができ、生産性の向上及
び堆積膜の信頼性を向上することができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例のプラズマCVD装
置について図1を参照しながら説明する。
置について図1を参照しながら説明する。
【0011】図1において、反応室14は真空排気口1
5を有しかつ接地されている。16は電極で、高周波発
振器からの電力がマッチングチューナ、高周波電力供給
部17を通って供給される。電極16は反応ガス導入管
18から供給された反応ガスを反応室14内に分散させ
て供給するためのガス流出孔19を有する。電極16の
材料としてA5052(アルミニウム)を用い、表面処
理として約100μm径の粒子でブラスト処理した。2
0は反応室14と電極16を絶縁するための絶縁リング
である。21は反応ガス導入管18と電極16とを絶縁
するための絶縁管である。22は基板23を載置するた
めの基板台であり、接地されている。電極16と基板台
22の間の距離は15mm程度に設定されている。24
は基板台22及び基板23を加熱するためのヒーターブ
ロックであり、ヒーター及び熱電対(図示せず)が埋め
込まれている。25はヒーターブロック24と反応室1
4との間の熱移動を少なくするための絶縁リングであ
る。電極16、絶縁リング20、ヒーターブロック2
4、絶縁リング25にはOリングシール(図示せず)が
用いられ、反応室14内の真空を保っている。26はO
リングが200度以上に加熱されないように冷却水を流
すための水冷溝である。
5を有しかつ接地されている。16は電極で、高周波発
振器からの電力がマッチングチューナ、高周波電力供給
部17を通って供給される。電極16は反応ガス導入管
18から供給された反応ガスを反応室14内に分散させ
て供給するためのガス流出孔19を有する。電極16の
材料としてA5052(アルミニウム)を用い、表面処
理として約100μm径の粒子でブラスト処理した。2
0は反応室14と電極16を絶縁するための絶縁リング
である。21は反応ガス導入管18と電極16とを絶縁
するための絶縁管である。22は基板23を載置するた
めの基板台であり、接地されている。電極16と基板台
22の間の距離は15mm程度に設定されている。24
は基板台22及び基板23を加熱するためのヒーターブ
ロックであり、ヒーター及び熱電対(図示せず)が埋め
込まれている。25はヒーターブロック24と反応室1
4との間の熱移動を少なくするための絶縁リングであ
る。電極16、絶縁リング20、ヒーターブロック2
4、絶縁リング25にはOリングシール(図示せず)が
用いられ、反応室14内の真空を保っている。26はO
リングが200度以上に加熱されないように冷却水を流
すための水冷溝である。
【0012】以上のように構成されたプラズマCVD装
置について、以下SiN膜を形成する場合について説明
する。基板台22上の基板23をヒーターブロック24
で約350度に加熱し、反応室14にはガス流出孔19
からSiH4ガスを150sccm、N2ガスを3000scc
m、NH3ガスを100sccm流した状態で、反応室14を
約2Toorに真空保持する。電極14には13.56MHz
の高周波電力が400W印加され、電極16と基板台2
2間でプラズマ放電を起こす。反応室14中の反応ガス
としてのSiH4、N2ガス、NH3ガスはプラズマのエ
ネルギーにより分解され、基板23上にSiN膜を堆積
する。1枚の基板23に対して、堆積膜厚を1.5μm
とし、5枚連続成膜した場合、5枚目に成膜した基板2
3表面上のパーティクル(0.3μm以上)の数は、プ
ラスト処理した電極16を用いた場合、50〜80個と
なった。それに対して従来法の表面処理をしていない電
極3(材質はA5052)を用いた場合パーティクルの
数は、200〜300個であり、パーティクルの数が約
1/4になった。
置について、以下SiN膜を形成する場合について説明
する。基板台22上の基板23をヒーターブロック24
で約350度に加熱し、反応室14にはガス流出孔19
からSiH4ガスを150sccm、N2ガスを3000scc
m、NH3ガスを100sccm流した状態で、反応室14を
約2Toorに真空保持する。電極14には13.56MHz
の高周波電力が400W印加され、電極16と基板台2
2間でプラズマ放電を起こす。反応室14中の反応ガス
としてのSiH4、N2ガス、NH3ガスはプラズマのエ
ネルギーにより分解され、基板23上にSiN膜を堆積
する。1枚の基板23に対して、堆積膜厚を1.5μm
とし、5枚連続成膜した場合、5枚目に成膜した基板2
3表面上のパーティクル(0.3μm以上)の数は、プ
ラスト処理した電極16を用いた場合、50〜80個と
なった。それに対して従来法の表面処理をしていない電
極3(材質はA5052)を用いた場合パーティクルの
数は、200〜300個であり、パーティクルの数が約
1/4になった。
【0013】以上のように本実施例によれば、電極16
の表面処理としてブラスト処理を施したことにより、5
枚連続成膜しても5枚目の基板23上のパーティクルの
数は50〜80個となり、半導体デバイスの品種により
パーティクルの許容数値は異なるが、成膜ごとに毎回反
応室14をクリーニングすることなく数枚連続成膜後ク
リーニングをすれば良く、生産性を向上することができ
る。
の表面処理としてブラスト処理を施したことにより、5
枚連続成膜しても5枚目の基板23上のパーティクルの
数は50〜80個となり、半導体デバイスの品種により
パーティクルの許容数値は異なるが、成膜ごとに毎回反
応室14をクリーニングすることなく数枚連続成膜後ク
リーニングをすれば良く、生産性を向上することができ
る。
【0014】次に本発明の第2の実施例のプラズマCV
D装置について図面を参照しながら説明する。第2の実
施例におけるプラズマCVD装置は図1と同じ構成であ
り、異なる点は電極16の材料としてA5052を用
い、表面処理としてメッキ法により多数の気孔を有する
ポーラスなAl2O3(アルミナ)膜を形成したことにあ
る。
D装置について図面を参照しながら説明する。第2の実
施例におけるプラズマCVD装置は図1と同じ構成であ
り、異なる点は電極16の材料としてA5052を用
い、表面処理としてメッキ法により多数の気孔を有する
ポーラスなAl2O3(アルミナ)膜を形成したことにあ
る。
【0015】以上のように構成されたプラズマCVD装
置について実施例1と同じ条件でSiN膜を形成した場
合について説明する。1枚の基板23に成膜する膜厚を
1.5μmとし、5枚連続成膜した場合、5枚目に成膜
した基板23表面上のパーティクル(0.3μm以上)
の数は、30〜50個となり、従来法の表面処理をして
いない電極3を用いた場合のパーティクルの数200〜
300個に比べて、約1/6となった。
置について実施例1と同じ条件でSiN膜を形成した場
合について説明する。1枚の基板23に成膜する膜厚を
1.5μmとし、5枚連続成膜した場合、5枚目に成膜
した基板23表面上のパーティクル(0.3μm以上)
の数は、30〜50個となり、従来法の表面処理をして
いない電極3を用いた場合のパーティクルの数200〜
300個に比べて、約1/6となった。
【0016】以上のように本実施例によれば、電極16
の表面処理として、メッキ法により多数の気孔を有する
ポーラスなAl2O3(アルミナ)膜を形成したことによ
り、5枚連続成膜しても5枚目の基板23上のパーティ
クルの数は、30〜50個となり、成膜ごとに毎回反応
室14をクリーニングすることなく数枚連続成膜後クリ
ーニングすれば良く、生産性を向上することができる。
の表面処理として、メッキ法により多数の気孔を有する
ポーラスなAl2O3(アルミナ)膜を形成したことによ
り、5枚連続成膜しても5枚目の基板23上のパーティ
クルの数は、30〜50個となり、成膜ごとに毎回反応
室14をクリーニングすることなく数枚連続成膜後クリ
ーニングすれば良く、生産性を向上することができる。
【0017】次に本発明の第3の実施例のプラズマCV
D装置について図面を参照しながら説明する。第3の実
施例におけるプラズマCVD装置は図1と同じ構成であ
り、異なる点は、電極16と基板台22の材料としてA
5052を用い表面処理としてメッキ法により多数の気
孔を有するポーラスなAl2O3膜を形成したことにあ
る。
D装置について図面を参照しながら説明する。第3の実
施例におけるプラズマCVD装置は図1と同じ構成であ
り、異なる点は、電極16と基板台22の材料としてA
5052を用い表面処理としてメッキ法により多数の気
孔を有するポーラスなAl2O3膜を形成したことにあ
る。
【0018】以上のように構成されたプラズマCVD装
置について実施例1と同じ条件でSiN膜で形成した場
合について説明する。1枚の基板23に成膜する膜厚を
1.5μmとし、5枚連続成膜した場合、5枚目に成膜
した基板23表面上のパーティクル(0.3μm以上)
の数は、30〜40個となり、従来法の表面処理をして
いない場合のパーティクルの数200〜300個に比べ
約1/7となった。
置について実施例1と同じ条件でSiN膜で形成した場
合について説明する。1枚の基板23に成膜する膜厚を
1.5μmとし、5枚連続成膜した場合、5枚目に成膜
した基板23表面上のパーティクル(0.3μm以上)
の数は、30〜40個となり、従来法の表面処理をして
いない場合のパーティクルの数200〜300個に比べ
約1/7となった。
【0019】以上のように本実施例によれば、電極16
と基板台22の表面処理として、メッキ法により多数の
気孔を有するポーラスなAl2O3膜を形成したことによ
り、5枚連続成膜しても5枚目の基板23上のパーティ
クルの数は30〜40個となり、成膜ことに毎回反応室
14をクリーニングすることなく、数枚連続成膜後クリ
ーニングすれば良く、生産性を向上することができる。
と基板台22の表面処理として、メッキ法により多数の
気孔を有するポーラスなAl2O3膜を形成したことによ
り、5枚連続成膜しても5枚目の基板23上のパーティ
クルの数は30〜40個となり、成膜ことに毎回反応室
14をクリーニングすることなく、数枚連続成膜後クリ
ーニングすれば良く、生産性を向上することができる。
【0020】次に本発明の第4の実施例のプラズマCV
D装置について図面を参照しながら説明する。第4の実
施例におけるプラズマCVD装置は図1と同じ構成であ
り、異なる点は電極16、基板台22、反応室14の材
料としてA5052を用い表面処理としてメッキ法によ
り多数の気孔を有するポーラスなAl2O3膜を形成した
ことにある。
D装置について図面を参照しながら説明する。第4の実
施例におけるプラズマCVD装置は図1と同じ構成であ
り、異なる点は電極16、基板台22、反応室14の材
料としてA5052を用い表面処理としてメッキ法によ
り多数の気孔を有するポーラスなAl2O3膜を形成した
ことにある。
【0021】以上のように構成されたプラズマCVD装
置について実施例1と同じ条件でSiN膜を形成した場
合について説明する。1枚の基板23に成膜する膜厚を
1.5μmとし、5枚連続成膜した場合、5枚目に成膜
した基板23表面上のパーティクル(0.3μm以上)
の数は、20〜35個となり、従来法の表面処理をして
いない場合のパーティクルの数200〜300個に比
べ、約1/10となった。
置について実施例1と同じ条件でSiN膜を形成した場
合について説明する。1枚の基板23に成膜する膜厚を
1.5μmとし、5枚連続成膜した場合、5枚目に成膜
した基板23表面上のパーティクル(0.3μm以上)
の数は、20〜35個となり、従来法の表面処理をして
いない場合のパーティクルの数200〜300個に比
べ、約1/10となった。
【0022】以上のように本実施例によれば、電極1
6、基板台22、反応室14の材料としてA5052を
用い表面処理としてメッキ法により多数の気孔を有する
ポーラスなAl2O3膜を形成したことにより、5枚連続
成膜しても5枚目の基板23上のパーティクルの数は2
0〜35個となり、成膜毎に毎回反応室14をクリーニ
ングすることなく、数枚連続成膜後クリーニングすれば
良く、生産性を向上することができる。
6、基板台22、反応室14の材料としてA5052を
用い表面処理としてメッキ法により多数の気孔を有する
ポーラスなAl2O3膜を形成したことにより、5枚連続
成膜しても5枚目の基板23上のパーティクルの数は2
0〜35個となり、成膜毎に毎回反応室14をクリーニ
ングすることなく、数枚連続成膜後クリーニングすれば
良く、生産性を向上することができる。
【0023】なお、第1の実施例において、電極16の
表面処理として約100μm径の粒子でブラスト処理し
たが、粒子の径については特に限定されない。
表面処理として約100μm径の粒子でブラスト処理し
たが、粒子の径については特に限定されない。
【0024】また、第1、第2、第3、第4の実施例に
おいて、電極16、基板台22、反応室14の材料とし
てA5052(アルミニウム)としたが、メッキ可能な
導電性物質であれば耐熱、耐腐触性を考慮すればどのよ
うな材料でも良い。
おいて、電極16、基板台22、反応室14の材料とし
てA5052(アルミニウム)としたが、メッキ可能な
導電性物質であれば耐熱、耐腐触性を考慮すればどのよ
うな材料でも良い。
【0025】また、第2、第3、第4の実施例におい
て、電極16、基板台22、反応室14の表面処理とし
てのメッキ材料としてAl2O3(アルミナ)としたが、
気孔を有するポーラスな状態であれば、エッチングガス
に対する耐腐触性を考慮した材料であれば、どのような
材料でも同様の効果がある。
て、電極16、基板台22、反応室14の表面処理とし
てのメッキ材料としてAl2O3(アルミナ)としたが、
気孔を有するポーラスな状態であれば、エッチングガス
に対する耐腐触性を考慮した材料であれば、どのような
材料でも同様の効果がある。
【0026】また、第3、第4の実施例において、電極
16、基板台22、反応室14の表面処理として、メッ
キ法により多数の気孔を有するAl2O3膜としたが、メ
ッキの代わりに第1の実施例と同じようにブラスト処理
することにより同様の効果が得られる。
16、基板台22、反応室14の表面処理として、メッ
キ法により多数の気孔を有するAl2O3膜としたが、メ
ッキの代わりに第1の実施例と同じようにブラスト処理
することにより同様の効果が得られる。
【0027】また、第4の実施例において、電極16、
基板台22、反応室14を表面処理した場合を示した
が、反応室14内部品すべて表面処理すればさらに効果
があることは言うまでもない。
基板台22、反応室14を表面処理した場合を示した
が、反応室14内部品すべて表面処理すればさらに効果
があることは言うまでもない。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、以上のように、反応室
内の構成部品の1部あるいは全材料の表面処理として、
プラズマ処理による粗化、あるいは多孔を有するポーラ
スな材料をメッキにすることにより、反応室内に堆積し
た膜の密着強度は上がり、膜はがれによる基板上へのダ
ストの影響は少なくなる。また、堆積した膜をエッチン
グガスにより除去する場合、膜の密着強度とは関係なく
化学的に除去できるため、生産性に影響を及ぼさない。
結果として、基板を1枚成膜するごとに反応室内を堆積
した膜を除去する必要がなく、膜を除去する頻度を減ら
すことができ、生産性の向上及び堆積膜の信頼性を向上
することができる。
内の構成部品の1部あるいは全材料の表面処理として、
プラズマ処理による粗化、あるいは多孔を有するポーラ
スな材料をメッキにすることにより、反応室内に堆積し
た膜の密着強度は上がり、膜はがれによる基板上へのダ
ストの影響は少なくなる。また、堆積した膜をエッチン
グガスにより除去する場合、膜の密着強度とは関係なく
化学的に除去できるため、生産性に影響を及ぼさない。
結果として、基板を1枚成膜するごとに反応室内を堆積
した膜を除去する必要がなく、膜を除去する頻度を減ら
すことができ、生産性の向上及び堆積膜の信頼性を向上
することができる。
【図1】本発明の第1、第2、第3、第4の実施例にお
けるプラズマCVD装置の断面図
けるプラズマCVD装置の断面図
【図2】従来例のプラズマCVD装置の断面図である。
14 反応室 15 真空排気口 16 電極 17 高周波電力供給部 18 反応ガス導入管 22 基板台 23 基板
Claims (3)
- 【請求項1】 反応ガス導入口と真空排気口を有する反
応室と、反応室内で基板を載置する基板台と、基板台を
加熱するヒーターブロックと、基板台に対して対向位置
に配置され、高周波電力が供給される高周波電極からな
るプラズマCVD装置において、高周波電極の材料の表
面処理としてブラスト処理による粗化あるいはメッキ等
により多数の気孔を有するポーラスな膜を形成した材料
で構成され、複数枚連続して基板を処理する工程とエッ
チングガスを流して反応室内に堆積した膜を除去する工
程を交互に繰り返すプラズマCVD装置。 - 【請求項2】 基板台材料の表面処理として、ブラスト
処理による粗化あるいはメッキ等によりポーラスな膜が
形成されていることを特徴とする請求項1記載のプラズ
マCVD装置。 - 【請求項3】 反応室内構成部品及び反応室壁面材料の
表面処理として、ブラスト処理による粗化あるいはメッ
キ等によりポーラスな膜が形成されていることを特徴と
する請求項2記載のプラズマCVD装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5335723A JPH07201742A (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | プラズマcvd装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5335723A JPH07201742A (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | プラズマcvd装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07201742A true JPH07201742A (ja) | 1995-08-04 |
Family
ID=18291754
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5335723A Pending JPH07201742A (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | プラズマcvd装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07201742A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1057870C (zh) * | 1995-12-20 | 2000-10-25 | 台湾茂矽电子股份有限公司 | 注入氟的多晶硅缓冲局部氧化半导体器件的制造方法 |
JP2002115068A (ja) * | 2000-10-11 | 2002-04-19 | Applied Materials Inc | シャワーヘッド、基板処理装置および基板製造方法 |
CN101826450A (zh) * | 2009-03-04 | 2010-09-08 | 株式会社日立国际电气 | 衬底处理装置以及半导体装置的制造方法 |
-
1993
- 1993-12-28 JP JP5335723A patent/JPH07201742A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1057870C (zh) * | 1995-12-20 | 2000-10-25 | 台湾茂矽电子股份有限公司 | 注入氟的多晶硅缓冲局部氧化半导体器件的制造方法 |
JP2002115068A (ja) * | 2000-10-11 | 2002-04-19 | Applied Materials Inc | シャワーヘッド、基板処理装置および基板製造方法 |
CN101826450A (zh) * | 2009-03-04 | 2010-09-08 | 株式会社日立国际电气 | 衬底处理装置以及半导体装置的制造方法 |
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