JPH07201052A - 光ヘッド装置 - Google Patents

光ヘッド装置

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JPH07201052A
JPH07201052A JP7020432A JP2043295A JPH07201052A JP H07201052 A JPH07201052 A JP H07201052A JP 7020432 A JP7020432 A JP 7020432A JP 2043295 A JP2043295 A JP 2043295A JP H07201052 A JPH07201052 A JP H07201052A
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宏明 星
Takasato Taniguchi
尚郷 谷口
Kiyonobu Endo
清伸 遠藤
Tetsuo Kuwayama
哲郎 桑山
Masaru Osawa
大 大沢
Yasuo Nakamura
保夫 中村
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光検出器の位置調整を容易にし、また、情報
記録面への入射光に影響を与える事なく、情報記録面か
らの反射光を部分的に光検出器により取り出す事が出来
る光ヘッド装置を提供する。 【構成】 光源から発した光束を光学系によって情報記
録面に集光するとともに、前記光源より前記情報記録面
に至る光路中に配設された光分割器により前記情報記録
面からの反射光束を光検出器の受光面に導き、トラッキ
ングエラー信号の検出を行なう光ヘッド装置において、
前記光分割器の分割面は、互いに異なる格子パターンが
形成された、第1の駒格子,第2の駒格子を有する回折
格子からなり、該回折格子は、前記光学系のほぼ瞳位置
で、前記光源から発した光束及び前記情報記録面からの
反射光束に対してほぼ垂直に配設されることを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報担体の情報記録面
に光を照射し、情報の検出又は記録を行なう光ヘッド装
置に関し、特に小型・軽量で量産に適した光ヘッド装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、光ヘッド装置は例えば図12に示
すように構成されていた。ここで、レーザ光源1から射
出した発散光束は、コリメータレンズ2に入射して平行
光束となり、偏光ビームスプリッタ3に入射する。ここ
で偏光ビームスプリッタ3は特定の方向に振動面を有す
る直線偏光をほぼ100%透過し、これに直交する方向
に振動面を有する直線偏光をほぼ100%反射する特性
を有している。この偏光ビームスプリッタ3を透過した
直線偏光はλ/4板4を通過して円偏光となり、対物レ
ンズ5によって情報担体の基板6上に設けられた情報記
録面7に集光され、スポット径1μm前後のスポットを
形成する。また、この情報記録面7によって反射された
光束は、対物レンズ5を通って平行光束となり、λ/4
板4を通過して入射時とは振動面の方向が直交する直線
偏光となり、偏光ビームスプリッタ3に再び入射する。
ここで偏光ビームスプリッタ3は前述の様な特性により
光分割器として働き、情報記録面7からの反射光を反射
して入射光と分離せしめ、センサーレンズ8を介して収
束光束として光検出器9に導く。
【0003】この様な光ヘッド装置を用いて情報を記録
する場合には、情報信号に従ってレーザ光源1を駆動
し、情報記録面7への入射光を変調せしめる事によって
行なう。また情報を検出する場合には無変調の光を凹凸
のピット或いは反射率の変化等によって情報が記録され
た情報記録面7に照射し、この記録情報によって変調を
受けた反射光を光検出器9で検出し、情報を再生する。
この際、情報記録面7には、記録信号列から成るトラッ
ク或いは予め基板6等に設けられた案内トラックが、図
12においては紙面に垂直な方向に延びる形で、密に形
成されている。従って、情報を正しく記録または検出す
る為には前述のトラックを常にスポットがトレースする
様に制御、所謂オートトラッキングを行なう必要があ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来、オートトラッキ
ングの方法として、トラックの幅方向に対応する方向に
分割された複数の受光面を有する素子を光検出器9とし
て用い、各々の受光面から得られた信号を差分する事に
よってトラッキングエラー信号を得る方法が知られてい
る。このトラッキングエラー信号に従って、不図示の機
構により対物レンズ5を光軸と垂直に動かす等の方法に
よって、スポットを正しくトラック上に導く。しかしな
がら、このような従来の方法においては、情報記録面7
との結像位置近傍に光検出器9が設けられていたため、
この光検出器の取り付け誤差がトラッキングエラー信号
の正確さに非常に大きく影響し、装置の組立時に構成要
素間の高精度の位置調整が必要となる欠点を有してい
た。また、組立精度の許容度を増す為に、大型の光検出
器を用いて情報記録面からの反射光の平行光束中でトラ
ッキングエラー信号を検出する方法も行なわれていた。
しかしこの方法においても、光検出器が大型化すること
により、高い周波数帯域に対する光検出器の応答が低下
する或いは光検出器自体が高価なものとなる等の欠点を
有していた。
【0005】一方、光ヘッド装置においては、前述のオ
ートトラッキングとは別に情報記録面に高密度に情報を
記録し、また高密度の記録情報を検出する為に、光源か
らの光を常にに情報記録面に合焦させるオートフォーカ
シングが行なわれている。従来、このオートフォーカシ
ングには、所謂非点収差法、臨界角法、フーコー法、ナ
イフエッジ法、ビーム横ずらし法等、種々の方法が知ら
れているが、その一例を図13で説明する。図13に概
略構成を示した装置は、特開昭57−64335号公報
で提案されているものである。ここで半導体レーザ11
から発した光はコリメータレンズ12で平行化され、対
物レンズ15によって基板16上の情報記録面17に集
光される。この情報記録面17上の信号読出しは情報記
録面17で反射され、入射時と同一光路を通って半導体
レーザ11に戻る戻り光の光量変化による半導体レーザ
11の出力変化をモニター用センサ25によって検出す
る、所謂スクープ(SCOOP)方式が用いられてい
る。また、焦点距離fのセンサーレンズ21は、対物レ
ンズ15の瞳面の一部を占めていて、情報記録面による
反射光の一部26は、このセンサーレンズ21により集
束光束27となり、2分割の光検出器22に入射する。
情報記録面17が対物レンズ15の焦点位置から遠くな
ったり、近くなったりしたときに集束光束27は光検出
器22上を左右に移動する。そこで分割された受光面の
各々の出力を減算器23によって減算することによって
フォーカスエラー信号が得られる。このフォーカスエラ
ー信号によりフォーカシングアクチュエータ24を駆動
し、入射光が常に情報記録面17上に合焦する様、オー
トフォーカスが行なわれる。
【0006】図13に示した装置においては、対物レン
ズの軸外光束を取り出している為、焦点ずれに対して検
出光束が大きく働き、高感度のフォーカスエラー検出を
行なう事が出来る。しかしその反面、半導体レーザ11
から対物レンズ15に入射する光束が、センサーレンズ
21によりけられて変形し、その結果、情報記録面17
上のスポットが大きくなってしまう欠点を有していた。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、光検出
器の位置調整が容易で、また、情報記録面への入射光に
影響を与える事なく、情報記録面からの反射光を部分的
に光検出器により取り出す事の出来る光ヘッド装置を提
供する事にある。
【0008】本発明の他の目的は、小型化,薄型化を達
成出来る光ヘッド装置を提供する事にある。
【0009】本発明の他の目的は、良好なトラッキング
エラー信号の検出が可能な光ヘッド装置を提供する事に
ある。
【0010】本発明の上記目的は、光源から発した光束
を光学系によって情報記録面に集光するとともに、前記
光源より前記情報記録面に至る光路中に配設された光分
割器により前記情報記録面からの反射光束を光検出器の
受光面に導き、トラッキングエラー信号の検出を行なう
光ヘッド装置において、前記光分割器の分割面は、互い
に異なる格子パターンが形成された、第1の駒格子,第
2の駒格子を有する回折格子からなり、前記第1の駒格
子と前記第2の駒格子との分割線は、前記情報記録面上
のトラックの延在方向と一致し、前記回折格子は、前記
光学系のほぼ瞳位置で、前記光源から発した光束及び前
記情報記録面からの反射光束に対してほぼ垂直に配設さ
れ、前記光検出器は、互いに異なる第1の光検出器,第
2の光検出器からなり、前記第1の駒格子,前記第2の
駒格子からの各々の回折光束を、前記第1の光検出器,
前記第2の光検出器で検出し、その出力信号の差をとる
ことによって前記トラッキングエラー信号を得る、事に
よって達成される。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。
【0012】図1は、本発明に基づく光ヘッド装置の第
1実施例の構成を示す略断面図である。レーザ光源31
からの光束は、コリメータレンズ32により平行光束と
なり、平行平板から成る基板42,43中に回折格子4
4が形成された光分割器41に入射する。この光分割器
41は入射光束に対しては何の働きもしない為、光束は
そのまま透過し、λ/4板34に入射して円偏光と成っ
た後、対物レンズ35によって基板36を介して情報記
録面37に集光される。情報記録面37で反射された光
束は、対物レンズ35を通って平行光束となり、再びλ
/4板34を透過して入射時とは直交する方向に振動す
る偏光となって光分割器41に入射する。この反射光は
光分割器41中の回折格子44によって回折或いは反射
されて、基板43中を全反射を繰り返しながら導波し、
光検出器39,40に入射する。ここで、情報を記録す
る場合には、情報信号に従ってレーザ光源31を駆動
し、情報記録面37への入射光を変調せしめる事によっ
て行なう。また情報を検出する場合には無変調の光を情
報記録面37に照射し、そこに記録された情報に従って
変調を受けた反射光を光検出器39,40で検出し、情
報を再生する。
【0013】図2は、図1に示した光分割器41を光源
31の方向から見た図である。光分割器41の分割面を
構成する回折格子44は線分AA′を境にして2つの領
域に分割されており、各々異なる格子パターンが形成さ
れた2つの駒格子44a及び44bは情報記録面37か
らの反射光を異なる方向に回折せしめ、各々異なる光検
出器40及び39に導く。この光検出器39,40の出
力信号を適宜処理することにより、光ヘッド装置として
必要なフォーカスエラー信号,トラッキングエラー信号
及び情報再生信号が得られる。
【0014】まず、フォーカスエラー信号の検出原理に
ついて説明する。前述の光検出器39は、図3に示すよ
うに受光面が三分割されている。いま、情報記録面37
上に最小の光スポットが生じているとき(即ち合焦状
態)に、図3(b)に斜線部で示すような光量分布とな
るように、光検出器が配置されているものとする。この
とき、情報記録面37と対物レンズ35との距離が離れ
すぎる(即ち焦点外れの状態となる)と、図3(a)の
ように受光面配列方向の光束の広がりは減少し逆に情報
記録面37と対物レンズ35が近づきすぎて焦点外れの
状態になると、図3(c)のように光量分布は広がる。
従って、光検出器39の受光面39A,39B,39C
の各々の出力IA,IB,ICを演算器45により下記の
ように演算処理する事により、フォーカスエラー信号I
Fが得られる。
【0015】IF=(IA+IB)−IC
【0016】次に、トラッキングエラー信号の検出につ
いて説明する。光分割器の分割面は前述のように線分A
A′によって2つの領域に分けられているが、このA
A′の方向は、情報記録面37に記録された信号列から
成るトラック或いは予め基板36上等に設けられた案内
トラックの延在方向と一致する様に配置されている。従
って光検出器39,40で受光する光は、夫々トラック
の右側および左側からの情報を含んだものであり、これ
らの光検出器39,40の出力を演算器46で差分する
ことにより、所謂プッシュプル方式のトラッキングエラ
ー信号ITが検出できる。ここで光検出器40の出力を
Dとして演算式で示すと、 IT=(IA+IB+IC)−ID となる。
【0017】また、演算器47によって、光検出器3
9,40の信号出力の総和、 IRF=(IA+IB+IC)+ID を算出すると、これは情報再生信号IRFとなる。尚、こ
こで用いた光検出器40は、光検出器39と同種の素子
でも良いし、受光面の分割されていないものでも良い。
また光検出器40に受光面の3分割された素子を用いる
場合には、それぞれの受光面からの出力をID1,ID2
D3とすると、 I′T=(ID1+IC)−(ID3+IA) の演算を行なう事によって、ヘテロダイン法によるトラ
ッキングエラー信号I′Tを得ることも可能である。
【0018】本実施例においては、光分割器41中の回
折格子44がレーザ光源31からの光束及び情報記録面
37からの反射光束に対してほぼ垂直に配設されている
為、また、光分割器41が平行平板型に形成されている
為、光ヘッド装置全体を小型,薄型に構成できる特徴が
ある。また、この光分割器自体も大型の基板上に複数個
まとめて加工し、それを切り出す事によって簡単に作製
する事が出来、量産性に優れている。
【0019】そして、本実施例では、情報記録面37か
らの反射光束を光分割器41の分割面で分け、夫々を別
々の光検出器39,40で検出しているので、トラッキ
ングエラー信号検出の為の光検出器39,40の取付け
精度が緩和され、組立調整が容易である。更に、光検出
器を光分割器の基板端面に一体に形成した場合には、こ
の様な組立調整も不要である。
【0020】尚、本実施例では、トラッキングエラー信
号を検出するための光束を取り出す第1の駒格子(44
a)と第2の駒格子(44b)とが、情報記録面上のト
ラックの延在方向AA’と一致した分割線で分割されて
いる。そのため、トラックの位置情報を含んだ光束の光
量分布は前記第1の駒格子(44a),前記第2の駒格
子(44b)で完全に分割されてから第1の光検出器
(39),第2の光検出器(40)に入射するので、駒
格子と光検出器の精密な位置合わせが不要となる。
【0021】また、一般に良好なトラッキングエラー信
号を得る為には、対物レンズの瞳面における強度分布を
検出する事が望ましい事がよく知られているが、本実施
例においては、対物レンズの近くにおかれた光分割器の
分割面における強度分布を検出している為、実効的に、
対物レンズ35のほぼ瞳位置に回折格子44を配設し、
対物レンズ35の瞳面分割による検出をしている事にな
り、信頼性の高いトラッキング制御が行えるものであ
る。
【0022】図4は、図1に示した実施例に用いる回折
格子の構造を模式的にあらわしたものである。図4
(a)は体積型回折格子を用いた光分割器41の部分断
面図である。回折格子44は、平行平板から成る基板4
2及び43の間に挾まれ、屈折率の低い層50と屈折率
の高い層51とから構成されている。情報記録面からの
入射光52は、この回折格子44により回折されて回折
光53となる。回折格子44が入射光52に対してブラ
ック条件を大略満足している場合には、回折光53は特
定の回折方向に大半のエネルギーが集中する。また、入
射光52と回折光53のなす角が直角に近いときにはこ
の回折効率は光束の偏光状態の影響を大きく受け、P偏
光には100%の透過率を有し、S偏光には100%近
い回折効率を有する。従って図1のような構成でレーザ
光源31から情報記録面37に向かう光をP偏光の直線
偏光とすることによって、この光は光分割器41にほと
んど影響されることなく透過し、λ/4板34の働きに
よって情報記録面37からの反射光はS偏光となって効
率良く回折されて光検出器39,40に導かれる。
【0023】図4(a)のような回折格子44は、重ク
ロム酸ゼラチン等の体積型ホログラム感材を用いて作製
される。例えば、基板上に前述の感材を一様な厚さに形
成し、これに同一レーザからの光束を分割した後、所定
の角度で重ね合せる事によって生ずる干渉縞を露光し、
更に現像処理する事によって回折格子が形成される。本
発明のように光束を異なった方向に回折する回折格子を
作製するにはまず第1の過程で感材の一部をマスクで覆
い、一方の干渉縞を露光する。次に第2の過程でこの露
光部分をマスキングして、先程マスクで覆っていた部分
に第1の過程とは異なる角度から入射せしめた光によっ
て異なるパターンの干渉縞を露光する。最後にマスクを
取り払い、第1及び第2の過程で露光された干渉縞を現
像処理して作製する。また、このように2回焼付けを行
なわなくても2組の光束を感材の異なる部分に同時に照
射せしめ、異なるパターンの干渉縞を所望の領域に露光
するような光学系を用いて、一度に焼付けを行なうこと
も出来る。
【0024】図4(b)は、本発明に用いられる光分割
器41の他の構成例を示す部分断面図である。回折格子
44は、適当な反射特性,例えば偏光ビームスプリッタ
特性を有する反射膜60を凹凸を持ったほぼ同一の屈折
率を有する層54,55で挾んだ形状をしている。従っ
て、P偏光として入射する直線偏光56に対しては、こ
の回折格子44は何の作用もせずに単なる平行平板とし
てふるまい、またS偏光として入射する直線偏光57に
対しては反射鏡として働き、回折光58を生ずる。
【0025】図4(b)のような回折格子44は、フォ
トレジスト等のレリーフ型の感光材料に適当な光学系を
介して格子パターンを露光し、現像する事によって作製
できる。また他に機械的に金型を加工し、インジェクシ
ョン,コンプレッション,薄層コピー等の方法で基板と
なる層に転写する方法や、基板を直接切削する方法等に
よっても作製可能である。
【0026】また図2に示した実施例においては、回折
格子44からの回折光は集束光となって回折されている
が、このようにレンズ作用を生ずる回折格子は例えば図
4(a)(b)のような構成において、格子を円錐形に
作製する事によって実現できる。回折格子44の作製に
光学的手段を用いる場合には、図5に示す様な光学系に
よって、集束作用を持たせることが出来る。図5におい
て、同一のレーザ光源から発し、不図示の光学系によっ
て分割された平行光束61と62は夫々回転軸65を共
有する円錐ミラー63,64に回転軸65に平行に入射
する。各々の円錐ミラーで反射された2つの光束は、回
転軸65上に焦線を有する円錐波面となり、基板66上
のホログラム感材67に入射する。このときに感材面上
の領域68に生ずる干渉縞は三次元的に円転軸65を回
転中心とした円錐形となる。従って、このように露光さ
れた干渉縞を現像処理することにより、図2に示したよ
うな集束作用を持つ回折格子が形成される。
【0027】以上、第1実施例について説明したが、本
発明はこれに限らず、光分割器の分割面の構成によって
種々の変形が可能である。以下にその例を示す。以下の
実施例は全て光分割器を光源側から見た図で説明し、光
分割器以外の光学素子は不図示であるが、図1に示した
実施例と同様に構成される。
【0028】図6は、本発明の第2実施例に用いられる
光分割器を示す図である。本実施例は第1実施例におい
て光分割器の別々の端面に導かれた2つの回折光を同一
側の端面で検出する様にしたもので、図中図2と同一の
部材には同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。こ
こで、光分割器71の分割面を構成する回折格子74は
情報記録面上のトラックの延在方向に対応する線分A
A′を境にして異なる格子パターンの2つの領域に分割
されている。各々の駒格子74a及び74bは情報記録
面からの反射光を集束させながら光分割器71の片方の
端面の異なる位置に回折せしめ、夫々光検出器40及び
39に導く。この光検出器の出力信号を図2,図3で説
明したのと全く同様に処理することによって、フォーカ
スエラー信号IF,トラッキングエラー信号IT,情報再
生信号IRFが得られる。本実施例は光検出器を光分割器
の片側に集中して配置できる為、第1実施例に比べ、更
に光ヘッド装置を小型化に構成できる利点がある。
【0029】図7は、本発明の第3実施例に用いられる
光分割器を示す図である。光分割器81に形成された回
折格子は前述の実施例と同様の方法で作製され、駒格子
82,83に分割されている。各々の駒格子82,83
は、回折光が所定の方向に焦線を形成する様にレンズ作
用を持って形成され、各々の回折光を光分割器の一方の
端面に形成された4分割光検出器80に導く。ここで駒
格子82の焦線の方向は情報記録面上のトラックの延在
方向AA′と一致している。この4分割光検出器80の
分割された夫々の受光面からの出力IA,IB,IC,ID
を不図示の演算器によって適宜処理し、光学ヘッド装置
に必要な様々な信号を得ることが出来る。例えば情報再
生信号IRFは前記出力の総和、 IRF=IA+IB+IC+ID から得られる。また、フォーカスエラー信号IFは駒格
子83によりほぼ対物レンズの瞳面位置で分割された光
束の、図7紙面内の振れ及び広がりの検出によって得ら
れる。駒格子83の位置及びこれによって回折される光
の回折方向は前述のように任意に作製可能であり、光検
出器80もどこに配置しても良いが図7のように光検出
器80の受光面の分割方向に回折光の変化が大きいよう
配置する事によりフォーカシングエラー信号IFを感度
良く検出する事が出来る。具体的には受光面の出力
A,IBの差をとって、 IF=IA−IB のように得られる。トラッキングエラー信号ITは、情
報記録面からの反射光束内の光量分布から得られるか
ら、トラックの延在方向AA′と一致する駒格子82の
焦線で分けられる光束の光量差から得られる。実際には
4分割光検出器80の夫々の受光面からの出力を演算す
る事により、 IT=IA+IB+IC−ID のように求められる。
【0030】以上のようにして得られた光束制御信号
(フォーカスエラー信号,トラッキングエラー信号)に
より、情報記録面に所望の光束が入射するように光ヘッ
ド装置を制御し、情報の検出又は記録を確実に行なう事
が出来るものである。尚、第9図示の実施例において、
前述のように回折格子の構成が任意に設定可能であるか
ら特に図示はしないが、4分割光検出器を2分割光検出
器の組み合せ或いは2分割光検出器と受光面の分割され
ていない光検出器との組み合せ等に代えても実施可能で
ある。また駒格子83の位置を格子面内の任意の位置に
設定出来る事は言うまでもない。
【0031】図8に、本発明の第4実施例に用いられる
光分割器を示す。本実施例においては光分割器91に第
3実施例と同様にフォーカスエラー信号検出の為の駒格
子93が設けられている他に、その他の部分がトラック
の延在方向AA′と一致した分割線で更に分割され、夫
々駒格子92a,92bが形成されている。駒格子93
によって回折又は反射された光は2分割光検出器95に
導かれる。また駒格子92a及び92bで回折又は反射
された2つの光束は光分割器内を各々の格子による焦線
方向に導波し、対応する夫々の光検出器97及び96に
導かれる。2分割光検出器95の夫々の受光面の出力を
A,IB、光検出器96の出力をIC、光検出器97の
出力をIDとすると、これらを不図示の演算器によっ
て、第3実施例と全く同様に処理する事によって、フォ
ーカスエラー信号,トラッキングエラー信号,情報再生
信号が得られる。本実施例においては、情報記録面から
の光が駒格子92a,92bによって、トラックの延在
方向に一致する分割線で分割し、各々異なる光検出器に
導く為、トラックの位置情報を含んだ光束の光量分布を
ほぼ対物レンズの瞳面位置で分割,検出する事により、
より確実なトラッキングエラー信号の検出が可能であ
る。
【0032】図9は、本発明の第5実施例に用いる光分
割器を示す図である。本実施例において光分割器101
上の回折格子は、駒格子102,103,104に分割
され、丁度第3実施例の構成に駒格子104を追加した
様な形になっている。駒格子102及び103によって
回折又は反射された光束は4分割光検出器100によっ
て検出され、駒格子104によって回折又は反射された
光束は光検出器105によって検出される。本実施例
は、このように駒格子104を追加して、駒格子102
内の光束の情報記録面上のトラックの延在方向AA′を
対称軸とした対称性を補償することにより、光検出器以
降の信号の演算処理を簡略化出来るものである。具体的
には4分割光検出器100の分割された受光面からの出
力を夫々IA,IB,IC,IDとし、光検出器105の出
力をIEとすると、情報再生信号IRFは、 IRF=IA+IB+IC+ID+IE のように得られる。またフォーカスエラー信号IFは IF=IA−IB のようにIA,IBの差として得られる。トラッキングエ
ラー信号ITは、駒格子104の追加により、単純に光
検出器100の出力信号IC,IDの差として得られる。
【0033】IT=IC−I
【0034】また、実施例においては、光検出器105
を除去し、情報再生信号IRFを IRF=IA+IB+IC+ID として得る事も可能である。この場合、駒格子104に
よって回折又は反射された光束は、光分割器101の端
面において反射,散乱され迷光を生ずる事もあるので、
光検出器105を除去した位置に光吸収体を設置しても
良い。尚、本実施例においても、第3実施例で説明した
ような光検出器の置換等の変形は同様に可能である。
【0035】図10は、本発明の第6実施例に用いる光
分割器を示す図である。本実施例において光分割器11
1上の回折格子は駒格子112a,112b,113に
分割され、夫々の駒格子は異なる方向に焦線を形成する
様、光束を集束させながら回折又は反射する。駒格子1
13からの光束は光分割器内を導波し、2分割光検出器
114で検出される。また駒格子112aと112bと
の分割線は情報記録面上のトラックの延在方向AA′と
一致し、各々の回折光は光検出器115及び116で検
出される。2分割光検出器114の夫々の受光面の出力
をIA,IB、光検出器115の出力をIC、光検出器1
16の出力をIDとすると、情報再生信号IRFはこれら
出力の総和、 IRF=IA+IB+IC+ID から得られる。また、フォーカスエラー信号IFは、駒
格子113によりほぼ対物レンズの瞳面位置で分割され
た光束の光検出器114の受光面上での振れ及び広がり
の検出によって得られる。駒格子の位置及び回折方向は
第3実施例でも述べたように任意に作製可能であり、高
感度な検出が可能な最適設計がなされる。具体的には2
分割光検出器の2つの出力信号の差をとることにより、 IF=IA−IB のように得られる。トラッキングエラー信号ITは、情
報記録面上のトラックの延在方向AA′を境に分割され
た駒格子112a,112bからの光量を対応した光検
出器116,115で検出し、その出力信号の差をとる
事によって得られる。
【0036】IT=IC−ID
【0037】尚、本実施例では光検出器115,116
を1つの2分割光検出器に置き換えることも出来るし、
また、光検出器114,115,116をまとめて4分
割光検出器とする事も自由である。
【0038】図11は、本発明の第7実施例に用いる光
分割器を示す図である。本実施例ではトラックの延在方
向AA′が光分割器121と任意の角度θをなしている
場合を示している。ここで光分割器121の回折格子
は、駒格子122a,112b,123,124に分割
され、各々異なる方向に焦線を形成するように光束を集
束させながら回折又は反射する。駒格子122a,12
2bを分割する線は、トラックの延在方向AA′と一致
し、駒格子123,124はこの分割線を対称軸として
線対称な位置に作製されている。駒格子122a及び1
22bで回折又は反射された光束は2分割光検出器12
6の各々の受光面に導かれる。駒格子123からの光束
は2分割光検出器125で検出される。また、駒格子1
24からの光束は光吸収体127によって吸収される。
2分割光検出器125の各々の受光面の出力をIA
B、2分割光検出器126の各々の受光面の出力を
C,IDとすると、情報再生信号IRF,フォーカスエラ
ー信号IF,トラッキングエラー信号ITは、不図示の演
算器によって上記出力を第6実施例と全く同様に演算処
理することによって得られる。
【0039】本実施例において、駒格子124はトラッ
キングエラー信号検出の際、駒格子122a及び122
bで分割された2光束の対称性を補償するために設けた
もので、図9の駒格子104と同じ役割を果たすもので
ある。従って、光吸収体127を光検出器に置き換え、
図9に示した第5実施例と同様の過程で情報再生信号、
光束制御信号を得るようにしてもかまわない。また本実
施例で駒格子124を除去し、図8に示した第4実施例
の様に光検出器以降の演算処理によって上述の補償を行
なう構成も考えられる。
【0040】以上、様々な光分割器の構成例を示した
が、本発明は更に別の光分割器を用いたもの或いは光分
割器以外の構成も異ならしめたもの等の変形も可能であ
る。例えば、光磁気記録を読み取る場合には、図1に示
した構成において、λ/4板34を取り除き光検出器3
9,40の直前に偏光板を置く、或いはλ/4板34を
ファラデー素子に置換する等によって検出が可能にな
る。また実施例では、光分割器からの光束を直接光検出
器に導く構成としたが、光分割器の端面にシリンドリカ
ルレンズを加工したりして適当な光学系を介して光束を
光検出器に導くようにしても良い。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、光源か
ら発した光束を光学系によって情報記録面に集光すると
ともに、前記光源より前記情報記録面に至る光路中に配
設された光分割器により前記情報記録面からの反射光束
を光検出器の受光面に導き、トラッキングエラー信号の
検出を行なう光ヘッド装置において、前記光分割器の分
割面は、互いに異なる格子パターンが形成された、第1
の駒格子,第2の駒格子を有する回折格子からなり、前
記第1の駒格子と前記第2の駒格子との分割線は、前記
情報記録面上のトラックの延在方向と一致し、前記回折
格子は、前記光学系のほぼ瞳位置で、前記光源から発し
た光束及び前記情報記録面からの反射光束に対してほぼ
垂直に配設され、前記光検出器は、互いに異なる第1の
光検出器,第2の光検出器からなり、前記第1の駒格
子,前記第2の駒格子からの各々の回折光束を、前記第
1の光検出器,前記第2の光検出器で検出し、その出力
信号の差をとることによって前記トラッキングエラー信
号を得る、事によって、光検出器の位置調整を容易に
し、また、情報記録面への入射光に影響を与える事な
く、情報記録面からの反射光を部分的に光検出器により
取り出す事が出来、また、光ヘッド装置全体を小型,薄
型に構成することが出来、更に、良好なトラッキングエ
ラー信号の検出が可能となる等の効果を有するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づく光ヘッド装置の一実施例を示す
概略構成図である。
【図2】図1に示した装置の光分割器の光源側から見た
図である。
【図3】図1に示した装置におけるフォーカスエラー信
号の検出原理を説明する図である。
【図4】本発明に用いられる回折格子の構成例を示す略
断面図である。
【図5】回折格子の作成法の一例を説明する図である。
【図6】本発明の他の実施例に用いられる光分割器の構
成を示す図である。
【図7】本発明の他の実施例に用いられる光分割器の構
成を示す図である。
【図8】本発明の他の実施例に用いられる光分割器の構
成を示す図である。
【図9】本発明の他の実施例に用いられる光分割器の構
成を示す図である。
【図10】本発明の他の実施例に用いられる光分割器の
構成を示す図である。
【図11】本発明の他の実施例に用いられる光分割器の
構成を示す図である。
【図12】従来の光ヘッド装置の構成を示す概略図であ
る。
【図13】従来の光ヘッド装置の構成を示す概略図であ
る。
【符号の説明】
31 レーザ光源 32 コリメータレンズ 34 λ/4板 35 対物レンズ 36 基板 37 情報記録面 39 光検出器 40 光検出器 41 光分割器 42 平行平板から成る基板 43 平行平板から成る基板 44 回折格子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 遠藤 清伸 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 桑山 哲郎 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 大沢 大 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 中村 保夫 埼玉県秩父市大字下影森1248番地キヤノン 電子株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源から発した光束を光学系によって情
    報記録面に集光するとともに、前記光源より前記情報記
    録面に至る光路中に配設された光分割器により前記情報
    記録面からの反射光束を光検出器の受光面に導き、トラ
    ッキングエラー信号の検出を行なう光ヘッド装置におい
    て、 前記光分割器の分割面は、互いに異なる格子パターンが
    形成された、第1の駒格子,第2の駒格子を有する回折
    格子からなり、前記第1の駒格子と前記第2の駒格子と
    の分割線は、前記情報記録面上のトラックの延在方向と
    一致し、前記回折格子は、前記光学系のほぼ瞳位置で、
    前記光源から発した光束及び前記情報記録面からの反射
    光束に対してほぼ垂直に配設され、 前記光検出器は、互いに異なる第1の光検出器,第2の
    光検出器からなり、前記第1の駒格子,前記第2の駒格
    子からの各々の回折光束を、前記第1の光検出器,前記
    第2の光検出器で検出し、その出力信号の差をとること
    によって前記トラッキングエラー信号を得る事を特徴と
    する光ヘッド装置。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5647933A (en) * 1979-09-25 1981-04-30 Sony Corp Optical signal head
JPS58220249A (ja) * 1982-06-15 1983-12-21 Nippon Kogaku Kk <Nikon> 光学式ピツクアツプ

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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