JPH07201042A - 光ディスク記録装置 - Google Patents

光ディスク記録装置

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JPH07201042A
JPH07201042A JP35342093A JP35342093A JPH07201042A JP H07201042 A JPH07201042 A JP H07201042A JP 35342093 A JP35342093 A JP 35342093A JP 35342093 A JP35342093 A JP 35342093A JP H07201042 A JPH07201042 A JP H07201042A
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英昭 林
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 書き換え可能形光ディスクの記録中に外乱等
で記録トラックからレーザスポットがずれた場合、トラ
ックとトラック間の中間位置までずれたことを検出し
て、記録停止信号を出力して、迅速に且つ正確に記録停
止可能な光ディスク記録装置を得る。 【構成】 光ディスク記録装置の光学系の検出手段41
を介して得たトラッキング誤差信号27が所定の閾値レ
ベル内にあることを検出するトラッキング誤差検出手段
45〜49とトラック及びトラック間の反射信号57を
検出する反射検出手段50及び55を有し、これら両検
出手段45〜49並に50及び55からの検出出力を得
た場合に光ディスク1への情報の記録を停止する様に成
した光ディスク記録装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は追記形光ディスク或いは
MD(Mini Disc)の様に書換え可能形光ディ
スク等の光ディスクに情報を記録するための光ディスク
記録装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、一回の書き換えだけが出来る追記
形光ディスク或いは何回でも記録、消去可能なMDの如
き書き換え可能形光ディスク等に情報を記録する光ディ
スク記録装置が使用され始めている。この様な光ディス
ク記録装置での例えばMDに情報記録を行うために、予
め光ディスク基板に刻設した極めて細いプリグルーブ上
をトレースして記録する様なトラッキングサーボが行わ
れている。
【0003】一般的にこの様なトラッキングサーボでト
ラッキング誤差信号を正確に検出する方法として3ビー
ム法、プッシュプル法等の種々の検出方法が提案されて
いるが、追記形光ディスク或いはMD等の書き換え可能
形光ディスクでは記録しようとする信号を案内するプリ
グルーブを予め同心円状又はスパイラル状に設け、該プ
リグルーブ内を追従する様にトラッキングサーボを掛け
ながら、トラックに情報記録を行う様に成されている。
【0004】図4は書き換え可能形光ディスクの1つで
あるMDの構成を示す模式図であり、図で、ポリカーボ
ネート等の透明の円板状の基板2のプログラムエリアに
は上述の様に1.1μmの溝幅のプリグルーブ3が形成
されている。ガードレール部9の幅は略0.5μmと成
されている。このプリグルーブ3の形成された基板2上
には基板2より屈折率の大きい第1の透明誘電体層4を
コーティングして無反射構造として記録パワー感度を向
上させる。
【0005】この第1の透明誘電体4上に垂直磁化膜と
なる極めて薄い磁性層5として例えば、テレビウム(T
b)、鉄(Fe)、コバルト(Co)のアモファルス合
金をコーティングする。
【0006】更に、磁性層5上に第2の透明な誘電体層
6をコーティングする。この第2の誘電体層6は磁性層
5を透過した光を多重反射させる。
【0007】この第2の誘電体層6上には入射光を反射
させる反射層7をコーティングして入射光を反射させ、
且つ水分を遮断して磁性層5を保護する。
【0008】上記反射層7上にオーバライト磁気ヘッド
潤滑膜としての保護膜8がコーティングされている。
【0009】上述のプリグルーブ3は図5の模式図に示
されている様に録音/再生時にはレーザスポット10を
このプリグルーブ3の長手方向に沿う様にコントロール
してトラッキングサーボを行うが、このプリグルーブ3
はウォーブリング周期13.3msで蛇行している。
【0010】このウォーブリングされたガードレール部
9はアドレスと成されている。即ち、図5に示す様にM
D1のスタート時点から数えて何番目かの番地が予めア
ドレス11として書き込まれている。
【0011】従って、トラッキングサーボの行われる記
録時には、このアドレスを読みとり、アドレスに連続性
が無くなったことを検出した時には記録を停止する様に
成されていた。然し、この様にアドレスを読みとる場合
には不連続性を生じたアドレスを読みとるまでに時間を
要するために、この間レーザスポット10がプリグルー
ブ3上から外れた状態でも記録を行なってしまうこと
で、例えば記録済のプリグルーブ3上で内周方向にずれ
を生じた時には二重記録等が行われることになる。
【0012】更に、トラッキング誤差信号の増大を検出
する様な光学的記録再生装置が特公平2−43256号
公報に開示されていて公知である。該公報に開示された
構成を図6で説明する。
【0013】図6はトラッキング誤差信号の異常状態を
検出するための検出回路を示すもので、入力端子12A
及び12Bには光ピックアップ系の4分割光検出器のト
ラックに対向する二つのフォトディテクタからの検出信
号が供給される。該検出信号は増幅器14及び15で増
幅され、これら二つの増幅器14及び15の増幅出力は
差動増幅器16でその差をとってトラッキング誤差信号
27が取り出される。
【0014】上述のトラッキング誤差信号27は位相補
償回路17で位相補償を行った後に増幅器18で増幅後
に駆動回路19に供給される。駆動回路19の出力はト
ラッキングミラー等の駆動装置例えば、ガルバノメータ
等を駆動して、トラッキングサーボを行なってレーザビ
ームスポットが常にプリグルーブ3上にある様に成す。
【0015】増幅器18からのトラッキング誤差信号2
7は二つのコンパレータ20及び21を構成する差動増
幅器の反転入力端子に供給される。コンパレータ20の
非反転入力端子には+V1 の基準電圧が供給され、コン
パレータ21の非反転入力端子には−V2 の基準電圧が
供給される。
【0016】この+V1 及び−V2 の基準電圧は図7に
示す様に通常のトラッキング誤差信号よりのピークレベ
ルより+及び−方向に大きい値及び小さな値に選択さ
れ、絶対値で考えた場合は大きくなる時コンパレータ2
0の出力は基準電圧+V1 より大きいときHレベルとな
り、基準電圧−V2 より小さいと同じくHレベルとな
る。これらHレベル出力はオアゲート回路22に供給し
た後にRSフリップ回路23のセット端子Sに供給され
る。RSフリップフロップ回路23のリセット端子Rに
はリセット信号26が供給され、コンパレータ20及び
21の出力のうちいずれか一方がHレベルであればオア
ゲート回路22の出力はHレベルとなりリセット端子R
にリセット信号26が供給されるまでHレベルを保持す
る様に成されている。
【0017】RSフリップフロップ回路23の肯定出力
端子Qはスイッチ24を介してコントロール回路25に
接続される。スイッチ24は記録時のみRSフリップフ
ロップ回路23とコントロール回路25とを接続し、コ
ントロール回路25にHレベルの信号が供給されると半
導体レーザ等の発光を停止させて、記録を停止させ、再
生時にはLレベル信号がコントロール回路25に供給さ
れる様に成されている。
【0018】上述構成の異常動作検出回路で図7の様に
トラッキング誤差信号27へ振動や衝撃等の外乱28が
加わって+V1 及び−V2 の基準電圧を越えたとき半導
体レーザ源を遮断して、記録を停止し、又外乱28が収
まった後にRSフリップフロップ回路23のリセット端
子Rにリセット信号26を供給して記録中断個所から再
び記録を開始する様に成されている。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来構成の異常
動作検出回路の様にトラッキング誤差信号の増大を検出
するものでは図4及び図5で説明したプリグルーブ3の
アドレス11をカウントするものの様に異常検出に時間
を要する弊害は除去されるが、トラックを構成するプリ
グルーブ3から他のプリグルーブ3へ偏心等で偏位した
とき、一つのプリグルーブから他のプリグルーブ間の1
/4移動したときにピークのトラッキング誤差信号を発
生する即ち、プリグルーブを構成するトラックとトラッ
キング誤差信号の関係は図8のA及びBに示す様な位置
でトラッキング誤差信号がピークレベルとなるために、
このレーザスポット10が光ディスクの内周又は外周方
向にわずかにずれただけでトラックずれとして異常状態
を検出してしまう。即ち、一つのプリグルーブから他の
プリグルーブ上にレーザスポット10が入らなくても記
録停止を行なってしまう弊害があった。
【0020】更にトラッキング誤差信号にノイズ等が乗
った場合も異常状態を検出し、本来、記録停止する必要
のない時も停止してしまう弊害があった。
【0021】本発明は叙上の弊害を解消した光ディスク
記録装置を得ようとするものであり、その主目的とする
ところはレーザスポット10が隣りのトラックの略々中
間(ガードレール部の略々中間)に来たとき記録停止す
る様な光ディスク記録装置を提供するにある。
【0022】本発明の他の目的はトラッキング誤差信号
並にプリグルーブとプリグルーブ間の反射信号の両方を
検出して、記録停止信号を検出する様にして、光ディス
クの傷やトラッキング誤差信号に乗ったノイズに対し不
感と成し、安定で二重記録等を超すことのない光ディス
ク記録装置を提供するにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】第1の本発明の光ディス
ク記録装置はその例が図1に示されている様に、追記形
又は書換形光ディスク1にトラッキングサーボを施し
て、光ディスク1に情報を記録する様に成された光ディ
スク記録装置に於いて、光ディスク1に形成したプリグ
ルーブ3よりトラッキング誤差信号を検出するトラッキ
ング誤差検出手段45〜49と、光ディスク1に形成し
たプリグルーブ3とプリグルーブ間のガイドレール部9
の反射信号を検出する反射検出手段50及び55とを具
備し、トラッキング誤差検出手段45〜49及び反射検
出手段50及び55からの両検出出力の有無に応じて光
ディスク1への記録を停止させる様に成したものであ
る。
【0024】第2の本発明の光ディスク記録装置はその
例が図1に示されている様に光ディスク1に予め形成さ
れたプリグルーブ3からトラッキング誤差信号を検出
し、トラッキングサーボを行なって、光ディスク1に情
報を記録する様に成された光ディスク記録装置に於い
て、所定の第1の閾値レベルV1 とトラッキング誤差信
号を比較することで得られた第1の比較出力信号レベル
を該トラッキング誤差信号が越えたことを検出する第1
の検出手段45と第1の閾値レベルV1 より低い第2の
閾値レベルV2 とトラッキング誤差信号を比較すること
で得られた第2の比較出力信号レベルをトラッキング誤
差信号が越えないことを検出する第2の検出手段47
と、プリグルーブ3とプリグルーブ間9の反射信号を検
出する第3の検出手段50及び55とを具備し、第1及
び第2の検出手段45乃至49の検出信号を夫々検出
し、第3の検出手段50及び55からの反射信号を検出
したとき光ディスクへの記録動作を停止するように成し
たものである。
【0025】
【作用】本発明の光ディスク記録装置によればトラッキ
ングサーボ時にレーザスポット10がプリグルーブ3よ
りずれてトラッキング誤差信号が増大し、プリグルーブ
3とプリグルーブ3の間のガードレール部9の略々中間
位置までずれた時にトラックずれが生じたと正確に判断
して、記録を停止することが出来るので他のプリグルー
ブ3へレーザスポット10が入る前に完全に情報の記録
停止が可能なので二重書きを完全に除去可能であると共
にトラッキング誤差信号と光ディスクのプリグルーブ3
及びガードレール部9の反射信号の有無をみて情報記録
停止条件を定めたのでノイズに強い検出手段が得られ
る。
【0026】
【実施例】以下、本発明の光ディスク記録装置の一実施
例を図1乃至図3について詳記する。図1乃至図3で従
来構成と同一部分には同一符号を付して示す。
【0027】図1は本例の光学系と電気系の系統図を示
すものであり、1はMDの如き書き換え可能形光ディス
クであり、図4で説明したと同様プログラムエリアには
同心円状又はスパイラル状のプリグルーブ3が形成さ
れ、プリグルーブ3とプリグルーブ3間は凸状のガード
レール部9が形成されている。光ディスク1の下側の基
板2側からレーザビームのレーザスポット10がプリグ
ルーブ3の溝の長手方向に沿ってトラッキングサーボさ
れながら移動し、情報記録の書き込みが行われる。光デ
ィスク1の上側には記録用の磁気ヘッド30が配設され
ている。MD等では記録方式として磁界変調オーバーラ
イト方式が用いられるため記録時には連続したレーザビ
ームを磁性層5の書き換えたい領域にレーザスポット1
0の様に照射し、キューリ温度以上に加熱し、磁気ヘッ
ド30に流す電流の方向を情報に対応して変えることで
垂直磁化されたレーザスポット10の領域の磁化が反転
して記録が成される。
【0028】33は上記したレーザビームを照射するた
めの半導体レーザで記録、消去、再生に共通に用いられ
る。半導体レーザ33からのレーザ光はリレーレンズ3
4を介してビームスプリッタ(PBS)35でその一部
は反射され、反射鏡32で直角に曲げられたレーザ光束
は収束レンズ31によってプリグルーブ3の略々中央位
置に集光される。光ディスク1からの反射光は収束レン
ズ31→反射鏡32→PBS35の系路でPBS35で
一部が通過してレンズ36→1/2波長板37→偏光用
ビームスプリッタ38を介して第1及び第2の光検出器
39及び40に導かれる。
【0029】磁性層5の反転した磁化の読み出しはカー
効果を用いて、反射光の偏光面を磁化の向きによって右
又は左に回転させて取り出す様に成されているが、本例
とは直接関係ないので、その詳細説明は省略する。
【0030】第1及び第2の光検出器39及び40から
はフォーカス誤差信号、トラッキング誤差信号並にRF
信号が取り出されるが、トラッキング誤差信号の検出方
法としては前述した様に種々の方法が提案されている
が、プッシュプル法では3ビーム法とは異なり、1本の
レーザビームを用いてプリグルーブ3の干渉効果による
反射光強度分布変化を検出するもので第1の光検出器3
9としては2分割フォトダイオード等が用いられ、フォ
ーカス誤差信号を得るための第2の光検出器としては4
分割フォトダイオード等が用いられている。
【0031】本例では第1の光検出器である2分割フォ
トダイオード39の夫々から取り出した検出信号を第1
の差動増幅器41の非反転及び反転入力端子に供給して
差信号を取り出すことでトラッキング誤差信号27を導
出する。又、2分割フォトダイオード39の夫々の検出
信号は第1の加算器52に供給されて加算された後に第
2の差動増幅器42の非反転入力端子に供給し、第2の
光検出器である4分割フォトダイオード40の夫々から
取り出した検出信号は第2の加算器53で加算されて第
2の差動増幅器42の非転入力端子に供給される。又、
4分割フォトダイオード40の各々から取り出された検
出信号を差動増幅器54に供給することで差動増幅器5
4からフォーカス誤差信号が取り出される。
【0032】一般に差動増幅器42から取り出される信
号はRF信号として使用されるが本例では図3に示す様
に光ディスク1のプログラムエリアに予め刻設したプリ
グルーブ3及びガードレール部9からの反射光に対応し
た反射信号57を検出する様に成す。即ち、プリグルー
ブ3部分の略々中央位置P1 で反射したレーザスポット
10の戻り光と、トラックオフしてレーザスポット10
がガードレール部9の略々中央位置P2 に移動して反射
した場合の戻り光量はガードレール部9側で小さくなる
ので、この反射光量の大小を反射信号57として取り出
す様に成す。
【0033】差動増幅器41で取り出されたトラッキン
グ誤差信号27は不要な高域ノイズを除去するためフィ
ルタ43に供給される。フィルタ43で濾波されたトラ
ッキング誤差信号27は全波整流回路44に供給されて
図2Bに示す様に零ボルトを中心に折り返される。尚図
2AはMD等の光ディスク1のプリグルーブ3とガード
レール部9の平面及び側断面を示すものでプリグルーブ
3,3‥‥をトラックT0 ,T1 ,T2 ‥‥として表
し、P1 はレーザスポット10がトラックT1 の略々中
央位置にある点を表し、P2 はトラックオフしてレーザ
スポット10がガードレール部9の略々中央位置に来た
点を表している。トラッキング誤差信号27はこれらP
1 及びP2 点で零でプリグルーブ3,3‥‥の両側端で
絶対値が最大となる様な位相関係にある。
【0034】上述の如きトラッキング誤差信号27は第
1の検出手段を構成する比較器45に供給される。該比
較器45は差動増幅器で構成され、その非反転入力端子
にトラッキング誤差信号27が供給され、反転入力端子
には所定の閾値電圧V1 を発生する基準電圧源46から
閾値電圧V1 が供給される。
【0035】全波整流回路44で零ボルトを中心に折り
返されたトラッキング誤差信号27は更に、第2の検出
手段を構成する比較器47に供給される。該比較器47
は差動増幅器で構成され、その反転入力端子に供給さ
れ、非反転入力端子には上述の閾値電圧V1 より絶対値
で小さな閾値電圧V2 を発生する基準電圧源48から閾
値電圧V2 が供給される。
【0036】上述の閾値電圧V1 はトラッキング誤差信
号のピークレベルに近い値に選択され、且つ閾値電圧V
2 はトラッキング誤差信号27の零レベルに近い値に選
択するを可とする。
【0037】第1の比較器45からのトラッキング誤差
信号27と閾値電圧V1 が比較された差出力は図2Dの
様に、閾値電圧V1 以上を出力してSR型フリップフロ
ップ回路49のセット端子に供給される。
【0038】第2の比較器47からのトラッキング誤差
信号27と閾値電圧V2 とが比較された差出力は図2E
の様に、閾値電圧V2 以下を出力して、RS型フリップ
フロップ回路49のリセット端子Rに供給される。RS
型フリップフロップ回路49の肯定出力端子Q1 はD型
フリップフロップ回路50のクロック端子CKにクロッ
クとして供給する様に成されている。上述の第1及び第
2の比較器45及び47並にRSフリップフロップ回路
49によりトラッキング誤差検出手段が構成される。
【0039】一方、差動増幅器42から取り出された反
射信号57はフィルタ51で高域成分を除去した後に第
3の検出手段を構成する比較器55に供給される。該比
較器55は差動増幅器と成され、フィルタ51からの反
射信号57は非反転入力端子に供給され、反転入力端子
には平均反射電圧等の閾値電圧V3 を発生する基準電圧
源56から閾値電圧V3 が供給される。
【0040】第3の比較器55の反射信号レベル57と
閾値電圧V3 の差動出力信号はD型フリップフロップ回
路50のD端子に供給される。反射信号は図2Cに示す
様にプリグルーブ3で構成されたトラックT1 〜T3
中央点P1 とガードレール部9の中央点P2 間で逆の出
力と成る様に成される。これら第3の比較器55とD型
フリップフロップ回路50で反射検出手段を構成してい
る。
【0041】D型フリップフロップ回路50の肯定出力
2 は従来と同様スイッチ24を介してコントロール回
路25に接続される。D型フリップフロップ回路50の
肯定出力Q2 は記録停止信号としてスイッチ24を経て
コントロール回路25に供給されるのが、スイッチ24
は記録時のみ「オン」されているのでコントロール回路
25に与えられた記録停止信号がハイレベルと成ると半
導体レーザ33の発光等を停止させる様に成されてい
る。
【0042】上述の構成及び動作に於いて、図2Aの様
にレーザスポット10がトラックT1 の略々中央点P1
にあったものが外乱等でトラックオフしてガードレール
部9の略々中央点P2 に移動した場合を考える。
【0043】上述の如き中央点P1 から中央点P2 への
オフトラック時の第1の比較器45はトラッキング誤差
信号27が閾値電圧V1 に達するとハイレベル(H)と
なり、このトラッキング誤差信号27がピークレベルを
すぎて減少し閾値電圧V1 より下がるとローレベル
(L)となって中央点P2 に至る(図2D参照)。
【0044】この間、第2の比較器47は中央点P1
Hであったものが、トラッキング誤差信号27が閾値電
圧V2 を越えるとLになり、中央点P2 に近づくとHと
なる(図2E参照)。
【0045】このため、RSフリップフロップ回路49
は第1の比較器45の出力がHになったとき、即ち、ト
ラッキング誤差信号27が閾値電圧V1 を越える(絶対
値で)とセットされて肯定出力はHとなり、トラッキン
グ誤差信号が閾値電圧V2 まで下がり中央点P2 に近づ
くとLとなる(図2F参照)。
【0046】一方、この時第3の比較器55は閾値電圧
3 を基準としてH信号を出力している(図2G参照)
がD型フリップフロップ回路50は肯定出力Q1 の立ち
下がりエッジで第3の比較器55の出力をラッチして図
2Hに示す停止信号をHにして半導体レーザ33の発光
を停止させ、光ディスク1への情報記録を停止すること
になる。
【0047】又、レーザスポット10がトラックT1
中央点P1 からオフトラックしてガードレール部9の中
央点P2 方向に移動して、中央点P2 に至る前に元のト
ラックT1 側に戻された様な場合にはRSフリップフロ
ップ回路49の肯定出力Q1は図2Fと同一であるが、
第3の比較器55の出力信号は図2Iに示す様に肯定出
力Q1 の立ち下がり点58ではLに戻されているため、
D型フリップフロップ回路50の出力はLが保持されて
停止信号は図2Jの様に発生しない。
【0048】上述の実施例ではトラッキング誤差信号検
出手段としての第1及び第2の比較器45及び47並に
RSフリップフロップ回路49と、反射信号検出手段と
しての第3の比較器55及びD型フリップフロップ回路
50をハードロジック構成とした場合を説明したが、ト
ラッキング誤差信号27及び反射信号57をA/D変換
し、マイクロコンピュータに供給し、ソフトウエアで処
理し、半導体レーザ34の発光等を停止させる停止信号
を出力して記録停止を行う様にしてもよい。
【0049】本発明は叙上の如く構成且つ動作させたの
で、レーザスポット10が1つのトラックT1 から内周
方向のトラックT0 方向、又は外周方向のトラックT2
方向にオフトラックしても両隣りのトラックT0 又はT
1 との略々中間位置、即ちガードレール部9の中央点P
2 へ近づくと記録停止信号が出力されて、記録停止を行
うことが出来るために図8の様にトラッキング誤差信号
(或いは反射信号)だけの単独の検出に比べて、極めて
微小なトラックオフの偏位だけで記録を停止させるよう
な弊害が除去可能となる。
【0050】更に、光ディスク1の表面に生じた傷等で
発生するノイズに対しても、単独に検出する場合に比べ
てトラッキング誤差信号及び反射信号に同時に発生する
確率は極めて少くなり、ノイズ等による記録停止を回避
出来るのでより安定な検出が可能となる。
【0051】
【発明の効果】本発明の光ディスク記録装置に依ればレ
ーザスポットがオフトラックした際に、トラックとトラ
ック間の中間位置まで偏移した状態を確実に検出して記
録停止信号を出力する様に成したので、オフトラック時
の小さな偏移に記録停止する様な弊害が除去されると共
に二重記録等の行われない光ディスク記録装置が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ディスク記録装置の一実施例を示す
系統図である。
【図2】本発明の光ディスク記録装置の動作説明用波形
図である。
【図3】本発明の光ディスク記録装置に用いる反射信号
の説明図である。
【図4】従来の書き換え可能形光ディスクの構成を示す
模式図である。
【図5】従来の書き換え可能形光ディスクのプリグルー
ブを示す模式図である。
【図6】従来のトラッキングサーボ時の異常動作検出回
路図である。
【図7】図6の動作説明波形図である。
【図8】従来のトラックとトラッキング誤差信号との関
係を示す説明図である。
【符号の説明】
1 書き換え可能形光ディスク(MD) 3 プリグルーブ 9 ガードレール部 10 レーザスポット 33 半導体レーザ 45,47,55 第1乃至第3の比較器 49,50 フリップフロップ回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 追記形又は書換形光ディスクにトラッキ
    ングサーボを施して、該光ディスクに情報を記録する様
    になされた光ディスク記録装置に於いて、 上記光ディスクに形成したプリグルーブよりトラッキン
    グ誤差信号を検出するトラッキング誤差検出手段と、 上記光ディスクに形成したプリグルーブとプリグルーブ
    間の反射信号を検出する反射検出手段とを具備し、 上記トラッキング誤差検出手段及び上記反射検出手段か
    らの両検出出力の有無に応じて上記光ディスクへの記録
    を停止させる様に成したことを特徴とする光ディスク記
    録装置。
  2. 【請求項2】 光ディスクに予め形成されたプリグルー
    ブからトラッキング誤差信号を検出し、トラッキングサ
    ーボを行なって、該光ディスクに情報を記録する様に成
    された光ディスク記録装置に於いて、 所定の第1の閾値レベルと上記トラッキング誤差信号を
    比較することで得られた第1の比較出力信号レベルを該
    トラッキング誤差信号が越えたことを検出する第1の検
    出手段と、 上記第1の閾値レベルより低い第2の閾値レベルと上記
    トラッキング誤差信号を比較することで得られた第2の
    比較出力信号レベルを該トラッキング誤差信号が越えな
    いことを検出する第2の検出手段と、 上記プリグルーブとプリグルーブ間の反射信号を検出す
    る第3の検出手段とを具備し、 上記第1及び第2の検出手段の検出信号を夫々検出し、
    上記第3の検出手段からの反射信号を検出したとき記録
    動作を停止するように成したことを特徴とする光ディス
    ク記録装置。
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