JPH0720057B2 - 誘導性負荷に蓄積されたエネルギーを放散させる集積化制御回路 - Google Patents

誘導性負荷に蓄積されたエネルギーを放散させる集積化制御回路

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JPH0720057B2
JPH0720057B2 JP61501259A JP50125986A JPH0720057B2 JP H0720057 B2 JPH0720057 B2 JP H0720057B2 JP 61501259 A JP61501259 A JP 61501259A JP 50125986 A JP50125986 A JP 50125986A JP H0720057 B2 JPH0720057 B2 JP H0720057B2
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    • H03KPULSE TECHNIQUE
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    • H03K3/26Generators characterised by the type of circuit or by the means used for producing pulses by the use, as active elements, of bipolar transistors with internal or external positive feedback
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    • H03KPULSE TECHNIQUE
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    • H03K17/081Modifications for protecting switching circuit against overcurrent or overvoltage without feedback from the output circuit to the control circuit
    • H03K17/0814Modifications for protecting switching circuit against overcurrent or overvoltage without feedback from the output circuit to the control circuit by measures taken in the output circuit
    • H03K17/08146Modifications for protecting switching circuit against overcurrent or overvoltage without feedback from the output circuit to the control circuit by measures taken in the output circuit in bipolar transistor switches

Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 本発明は、誘導性負荷(load)に蓄積されたエネルギー
を放散させる技術に関するもので、特に、集積回路シス
テムに接続された誘導性負荷に蓄積されたエネルギーを
放散させる集積化制御回路に関する。さらに本発明は、
自動車用集積回路において、誘導性負荷に蓄積されたエ
ネルギーを一定の状況のもとで自動車用集積回路に損傷
を与えずに安全に放散させるのに適している。
ウインドウ制御装置、燃料噴射装置、燃料ポンプ等のよ
うな自動車用装置は、特定の装置の動作を制御するため
にソレノイドまたはリレーを具えている。リレーまたは
ソレノイドは、半導体デバイスを含む集積化制御回路モ
ジユールにより駆動されるか又は付勢される。集積化制
御回路モジユールは、動作電圧源(電池)と誘導性負荷
(リレーまたはソレノイド)の間に直列パス構成に接続
されたPNPトランジスタを含む。PNPトランジスタのター
ンオン及びターンオフは、集積化制御回路モジユールの
内部の制御回路によって制御される。かくして、PNPト
ランジスタは電流スイッチとして機能し、誘導性負荷を
付勢したり、減勢したりする。一般的に、これらの誘導
性負荷は集積化制御回路モジユールから離れた位置に配
置されるが、両者とも共通の電気的接地基準に接続さ
れ、その接地基準は自動車車体となるであろう。
運転中は、誘導性負荷はPNPトランジスタスイッチを介
し、電池の正電圧端子側から駆動される。PNPトランジ
スタがターンオフされると、よく知られているように誘
導性負荷はそこを流れる電流を維持しようとするであろ
う。この状態は、大きな負電圧の過渡現象を直列パスPN
Pトランジスタのコレクタにおいて引き起こす。少なく
とも先行技術の内の1つの装置においては、電池による
電源の正電圧端子と直列パストランジスタのコレクタと
の間に、外部的に個別素子としての電力用ツエナーダイ
オードが接続されている。負電圧の過渡現象に対応して
ツエナーダイオードは導通にされ、直列パストランジス
タがターンオフになるにつれて誘導性負荷に電流導通路
(パス)が提供される。従って、負荷の蓄積エネルギー
は放散され、ツエナーダイオードは負電圧を破壊しない
程度の最大レベルにまで制限するので、それによって集
積化制御回路モジユールは保護される。
以上の放散方法及び装置の1つの問題点は、以下の通り
である。即ち、ツエナーダイオードは、誘導性負荷に比
較的大電流を供給する必要がある。一方その両端には大
きな電圧降下が発生する。このことは、ツエナーダイオ
ードは大電力用デバイスでなければならないことを意味
する。そこで、放散されるべき電力を制御可能にするた
めには、大きな外付けの個別デバイスが要求される。さ
らに現状の技術では、電力用ツエナーダイオードは、自
動車の製造業者にとってはかなり高価である。
上述のツエナーダイオードによる保護機能を使用する先
行技術の自動車用装置に関する他の問題点は、正負逆方
向に電池を接続した状態において生ずる問題点に関係し
ている。例えば、自動車用電池が逆方向に接続される場
合には、即ち、負と正の端子が逆に接続されたとすれ
ば、負電圧が集積化制御回路モジュール及びツエナーダ
イオードに供給される。この状態はツエナーダイオード
を順方向にバイアスさせ、誘導性負荷に直流電流導通路
(パス)を提供する。もしも誘導性負荷が、例えば、リ
レーであれば、全部ではないが殆んどのリレーは双方向
性であるため、即ち、リレーはどちらの方向にも電流を
流すことができるため、従って、誘導性負荷は付勢され
ることになるであろう。リレーは燃料ポンプを駆動する
ことがあるため、電池が逆方向に接続されるならば燃料
ポンプは連続的に運転されることになり、これは非常に
望ましからぬ状況となる。先行技術においては、しばし
ば、逆方向の電池の接続状態における直流電流導通路
(パス)の発生を防止するために、ツエナーダイオード
と直列にダイオードを追加接続し、この問題点を解決し
ている。この解決法はしかし、別の回路部品を加えるこ
とになり、製造業者にとつては経済的ではない。
上述の逆方向の電池の接続状態の問題点に加えて、自動
車用集積化制御回路モジユールはまた、誘導性負荷が付
勢されている期間中における電池の正端子への接続状態
の離脱、または、接地端子への接続状態の離脱のよう
な、他の異常な事態にも耐えねばならない。以上述べた
ツエナーダイオード、または、ツエナーダイオードにダ
イオードを加えた方法のような先行技術の保護手段のい
くつかにおいては、これら両方の異常事態に対し、誘導
性負荷に蓄積されるエネルギーの直流電流導通路(パ
ス)を提供しないものもある。そこで、誘導性負荷の両
端に発生する高い負電圧によって、集積化制御回路モジ
ユール中の集積回路の破壊耐量レベルを超える恐れがあ
るものが発生する。
そこで、集積回路に接続される誘導性負荷に蓄積される
誘導性エネルギーを放散するための、特にそのような集
積回路が自動車用の目的の環境下で使用される時に用い
られる改良された安価な装置が要望されている。
発明の要約 従って、本発明の目的は、誘導性負荷に蓄積されたエネ
ルギーを安全に放散させる改良された集積化制御回路を
提供することである。
本発明の他の目的は、自動車用装置の誘導性負荷に蓄積
されたエネルギーを安全に放散させる改良された集積化
制御回路を提供することである。
本発明のさらに他の目的は、集積回路に接続される誘導
性負荷に蓄積されるエネルギーを放散するための回路を
含む集積化制御回路を提供することである。
以上の目的及び他の目的にもとづき、誘導性負荷に電圧
が加えられている期間中に負荷に電力を供給する電源の
正電圧接続端子がはずれた場合、誘導性負荷に蓄積され
ているエネルギーを安全に放散させるための集積化制御
回路が提供される。即ち、正電圧接続端子がはずれた時
に接地点から誘導性負荷に直流電流導通路(パス)を提
供し、もし電源の正電圧接続端子がはずれない場合には
接地点からの直流電流導通路(パス)を阻止する機能を
有する集積化制御回路が提供される。
本発明の一つの局面は、集積回路の直列パストランジス
タを介し正電圧源より誘導性負荷に付勢電流源を提供す
ることで、その誘導性負荷は、トランジスタを非伝導に
することによりターンオフされる。誘導性負荷に電圧が
加えられている間に、もし直列パストランジスタへの正
電圧が切断されると、誘導性負荷に蓄積されるエネルギ
ーは、直列パストランジスタのターンオフと同時に負に
なる誘導性負荷の両端に発生される電圧によりシリコン
制御整流器(SCR)がターンオンされる時、シリコン制
御整流器(SCR)を並列に誘導性負荷に接続し、そこに
直流電流導通路(パス)を提供することにより放散され
る。
本発明の他の局面は、正常な状態の誘導性負荷のターン
オフ(即ち、正電圧源が接続されたままである)の期間
中、蓄積された誘導性エネルギーを放散させるための集
積化制御回路を提供し、誘導性負荷の両端の電圧が負に
移行することにより、そこの電圧が増大するのに応答し
て、PNPパストランジスタを導通にする手段を含む集積
化制御回路を提供することである。
従って、本発明の構成は以下に示す通りである。即ち、
本発明は、 集積化制御回路の出力端子と接地との間に接続される誘
導性負荷(18)を駆動し、外部の動作電圧源(Vcc)
と、誘導性負荷(18)に電流を供給する集積化制御回路
(10)の出力端子(16)との間に接続される誘導性負荷
(18)に直列に接続された導通用PNPトランジスタ(2
0)を含む集積化制御回路(10)にして、 第1極性の動作電圧が供給される第1端子(12)の電力
供給導線(26)と、 接地電位が供給される第2端子(14)の電力供給導線
(28)と、 正常な動作状態では、誘導性負荷(18)を駆動するとと
もに、直流電流導通路を誘導性負荷(18)を通って第1
の電力供給導線(26)に与える前記導通用PNPトランジ
スタ(20)と、 前記第1の電力供給導線(26)から動作電圧源(Vcc)
が切り離される時は何時でも、直流電流導通路を誘導性
負荷(18)を通って第2の電力供給導線(28)に与える
とともに、正常な回路動作状態の期間中に動作電圧の極
性が逆方向に接続されている場合には、前記直流電流導
通路を抑止する回路(30)と、 前記直流電流導通路を抑止する回路(30)は、それぞれ
第1及び第2の電極と制御電極とを有する第1のNPNト
ランジスタ(36)及び第2のPNPトランジスタ(38)で
形成されたシリコン制御整流器を含み、 前記第1のNPNトランジスタ(36)の第1電極は出力端
子(16)に結合しており、 前記第2のPNPトランジスタ(38)の第1及び第2電極
は各々前記第2の電力供給導線(14)及び前記第1のNP
Nトランジスタ(36)の前記制御電極(G)に結合して
おり、 前記第2のPNPトランジスタ(38)の制御電極は前記第
1のNPNトランジスタ(36)の前記第2の電極に結合し
ており、 前記第1のNPNトランジスタ(36)の制御電極(G)と
前記第2のPNPトランジスタ(38)の制御電極との間に
結合された第1のツエナーダイオード(34)を含み、 前記導通用PNPトランジスタ(20)の制御電極と前記シ
リコン制御整流器(30)の出力との間に結合された第2
のツエナーダイオード(34)と、 前記第1の電力供給導線(12)と前記第2のPNPトラン
ジスタ(38)の前記制御電極の間に結合されたプリチャ
ージ用抵抗(40)、 とを具備する誘導性負荷に蓄積されたエネルギーを放散
させる集積化制御回路としての構成を有するものであ
る。
図面の簡単な説明 第1図は、本発明の誘導性負荷に蓄積されたエネルギー
を放散させる集積化制御回路を図示する部分的ブロック
図及び概要図である。
第2図は、本発明の集積化シリコン制御整流器の概要を
表わす回路図である。
好ましい実施例の詳細説明 図面では、破線輪郭の中に通常のタイプの集積化制御回
路モジユール10が存在し、これは誘導性負荷18に蓄積さ
れたエネルギーを放散させる本発明の集積化制御回路を
含む。集積化制御回路モジユール10はモノシリツク集積
回路の形に製作され、外部の端子12,14及び16を含む。
自動車用装置に使用されれば、集積化制御回路モジユー
ル10は、外部の端子12及び14を介して自動車の電池の正
電圧端子及び車体である接地端子に、それぞれ接続され
るであろう。集積化制御回路モジユール10は出力端子16
において外部の誘導性負荷18(誘導コイルの記号で表わ
す)に接続され、誘導性負荷18はPNPトランジスタ20を
介して自動車用の電池の高電圧側(正電圧端子)から駆
動される。誘導性負荷18は、例えば、自動車用装置のリ
レーまたはソレノイドであり、これは集積化制御回路モ
ジユール10により付勢される。PNPトランジスタ20は一
般には高耐圧トランジスタである。そのエミツタは電力
供給導線26を介して動作電圧源Vccを供給する電池の正
電圧端子に接続されコレクタは、誘導性負荷18へ接続さ
れる出力端子16に接続される。PNPトランジスタ20の導
通状態は、電力供給導線26と28の間の接続により動作電
圧源Vccと接地点との間に接続される制御回路22によっ
て制御される。電力供給導線26と28の間に接続され、図
示の集積回路24で表わされるような、他の集積回路が集
積化制御回路モジユール10に含まれることもあるであろ
う。
誘導性負荷18に直列に接続された導通用のPNPトランジ
スタ20が制御回路22によって導通状態にされると、電流
は出力端子16に供給され、これは誘導性負荷18を付勢
し、特定の自動車用装置を動作させる。PNPトランジス
タ20が非導通にされると、誘導性負荷に蓄積されるエネ
ルギーは放散されねばならない。よく知られているよう
に、PNPトランジスタ20がターンオフされると、誘導性
負荷18はそこを導通して流れる電流を維持しようと努め
る。これは誘導性負荷18の上部端子に現われる大きな負
電圧となり、PNPトランジスタ20のコレクタに加えられ
る。もしも誘導性負荷18に蓄積されるエネルギーを放散
させる直流電流導通路(パス)が提供されない場合に
は、この負電圧は、集積化制御回路モジユール10を含む
集積回路に損傷を与え、破壊する可能性もある。前述の
如く、先行技術においては個別素子としての電力用ツエ
ナーダイオードが使用され、これは出力端子16に現われ
る負電圧に応動して導通になるように動作電圧源Vccと
出力端子16との間に接続され、動作電圧源Vccから誘導
性負荷18への直流電流導通路(パス)を提供する。
しかしながら、上述のツエナーダイオードは、いくつか
の理由により望ましくない。比較的高価であるほかに、
もしも動作電圧源Vccが負になれば、ツエナーダイオー
ドに順方向導通路が与えられるであろう。これは即ち、
例えば、電池の正負端子が電力供給導線26及び28の間で
逆方向に接続された場合に相当し、誘導性負荷18を付勢
することになるであろう。誘導性負荷18が付勢されてい
る間にもしも動作電圧源Vccが、例えば電池の正負接続
端子との接続ラインの切断により切り離された場合に
は、PNPトランジスタ20は非導通となり、直流電流導通
路(パス)もオフ状態となることから、誘導性負荷18に
蓄積されるエネルギーを放散させる直流電流導通路(パ
ス)は存在しないことになる。
前述の問題点を克服するために、誘導性負荷18に蓄積さ
れるエネルギーを放散させる集積化制御回路が、本発明
に基づき集積化制御回路モジユール10の中に提供され
る。集積化制御回路モジユール10はシリコン制御整流器
(SCR)30を含み、シリコン制御整流器(SCR)30は、カ
ソード及びアノードを出力端子16及び電力供給導線28間
にそれぞれ接続させ、ゲートGを第1のツエナーダイオ
ード32のアノードに接続させ、第1のツエナー32のカソ
ードはPNPトランジスタ38のベース−エミツタ接続を介
して電力供給導線28に接続される構成が図示されてい
る。さらに、第2のツエナーダイオード34は、PNPトラ
ンジスタ20のベース即ち制御電極と出力端子16との間に
接続されている。シリコン制御整流器(SCR)30はよく
知られるとおり、NPNトランジスタ36及びPNPトランジス
タ38を含むように概略的に図示される。プリチヤージ用
抵抗40は、電力供給導線26と、ベース電極及びコレクタ
電極を互いにそれぞれ接続されたPNPトランジスタ38及
びNPNトランジスタ36との間に接続されている。プリチ
ヤージ用抵抗40は接合容量44をプリチヤージするために
使用される。接合容量44は、集積化制御回路モジユール
10のエピタキシヤル層と基板との間の寄生キヤパシタン
スにより形成される。接合容量44をプリチヤージするこ
とにより、シリコン制御整流器(SCR)30の誤点弧(fal
se triggering)は特定の条件の下では抑制されるが、
この点は後で説明されるであろう。よく知られているよ
うに抵抗42は、シリコン制御整流器(SCR)30の最少保
持電流(minimum holding current)を設定し、誘導性
負荷18間の両端の電圧の急激な変化に対するシリコン制
御整流器(SCR)30の感度を減少させている。
通常の動作においては、誘導性負荷18への駆動を抑制す
るためにPNPトランジスタ20がターンオフされると、誘
導性負荷18上の電圧は、そこに電圧が加えられた時にそ
こを通り両端に発生される電圧に比較して負の電圧とな
る。この負に移行する電圧の大きさが、Vcc−(ツエナ
ーダイオード34の降伏電圧)+VBE(ただしVBEはPNPト
ランジスタ20のベース・エミツタ間電圧)に等しい値に
達すると、ツエナーダイオード34は順方向にバイアスさ
れ、これによってPNPトランジスタ20はターンオンし、
これによって直流電流導通路(パス)が提供される。従
って誘導性負荷18に蓄積されたエネルギーは放散され
る。そこでツエナーダイオード34の降伏電圧がツエナー
ダイオード32の降伏電圧に等しいか、ツエナーダイオー
ド32の降伏電圧よりも所定量だけ低くなされる限り、ま
た動作電圧源(Vcc)の電圧が集積化制御回路モジユー
ル10に供給される限り、通常動作の期間中ツエナーダイ
オード32及びシリコン制御整流器(SCR)30は決して導
通しないであろう。
しかしながら、誘導性負荷18が、PNPトランジスタ20を
介して付勢され、もしも動作電圧源(Vcc)が切り離さ
れるとすれば、誘導性負荷18に蓄積されたエネルギーを
放散させる直流電流導通路(パス)は存在しないので、
集積化制御回路モジユール10は損傷されるかもしれな
い。もしもこのような状態が発生したとすれば、ツエナ
ーダイオードの降伏電圧とNPNトランジスタ36のベース
・エミツタ間電圧の和に等しくなるまで誘導性負荷18の
両端の電圧が負の方向に減少すると、ツエナーダイオー
ド32は導通する。この値においてシリコン制御整流器
(SCR)30は点弧され、直流電流導通路(パス)が接地
点からシリコン制御整流器(SCR)30を介して出力端子1
6及び誘導性負荷18に提供され、誘導性負荷18に蓄積さ
れたエネルギーを放散する。よく知られているように、
一度シリコン制御整流器(SCR)30が点弧すると、誘導
性負荷18の両端の電圧は低い値に降下し、シリコン制御
整流器(SCR)の電力要求量(消費量)も減少する。そ
れゆえに、通常の動作状態では、ツエナーダイオード34
及びPNPトランジスタ20を介する電流導通路(パス)
は、PNPトランジスタ20が非導通にされる時にはいつで
も誘導性負荷18に蓄積されたエネルギーを放散させるよ
うに提供される。その上、直流電流導通路は、誘導性負
荷18が付勢される期間中に、もしも動作電圧源Vccの電
圧が喪失するか、または、切り離される場合には、誘導
性負荷18に蓄積されたエネルギーを放散させるように、
シリコン用制御整流器(SCR)30を介して与えられる。
さらに、電池の正負端子が逆に接続された場合には、誘
導性負荷18への電流導通路はなにも供給されない。そこ
で本発明の集積化制御回路モジユール10は、もしも負電
圧が端子12に加えられる場合には、誘導性負荷18を付勢
するのを防止する。更にシリコン制御整流器(SCR)30
の電力要求量(消費量)の低減化によって、集積回路上
に集積化するシリコン制御整流器(SCR)30に使用され
るダイ面積が最小化可能である。更にまた、ツエナーダ
イオード32及び34は、最小の空間的な占有面積を有する
低電力デバイスでよい。
プリチヤージ用抵抗40は、接地基準電位が端子14におい
て喪失され、即ち、出力端子16において非常に高速の負
電圧変化(dv/dt)が生ずるような場合に、シリコン制
御整流器(SCR)30が誤点弧するのを防止する。正常動
作の期間中に、何らかの理由によってもしも接地基準電
位が喪失されるような場合には、寄生的な接合容量44
は、電力供給導線28が正となるように、他の状態に電流
の流れを供給することが可能であり、電流は集積化制御
回路モジユール10の集積回路を通して導通され、この電
力供給導線28は動作電圧源(Vcc)の電圧に接近し始め
る。このことは、プリチヤージ用抵抗40を介して動作電
圧源(Vcc)の電圧まで接合容量をプリチヤージするこ
となしに、シリコン制御整流器SCR(30)を点弧させる
ことができる。このように接合容量44を動作電圧源(Vc
c)の電圧にバイアスすることにより、接地電圧が動作
電圧源(Vcc)の電圧以上になるまでシリコン制御整流
器(SCR)30は点弧不可能となり、これは接地基準電位
の喪失の期間中はできないことである。PNPトランジス
タ38が導通になりシリコン制御整流器(SCR)30を点弧
する以前に、接合容量44に誘起される電流の立上りdv/d
tの大きさをVcc/R40の値を超えるようにすることによっ
て、出力端子16における高dv/dtによりシリコン制御整
流器(SCR)30が誤点弧する感度を、プリチヤージ抵抗4
0はまた、著しく鈍くすることができる。
シリコン制御整流器(SCR)30の手法は、接地基準電位
の喪失の期間中に誘導性負荷18がターンオフされる場合
に、集積回路24のような他の集積回路を保護しない。接
地基準電位の喪失が存在している期間中に、もしも誘導
性負荷18がターンオフすれば、集積化制御回路モジユー
ル10の保護はツエナーダイオード34により与えられる。
PNPトランジスタ20のベース電極とコレクタ電極との間
に接続されるツエナーダイオード34の使用は、動作電圧
源(Vcc)と出力端子16との間に接続される個別素子と
しての電力用ツエナーダイオードの利用を通じておおい
に改善される。出力端子16に現われる負電圧によって導
通状態にされるツエナーダイオード34を通して流れるPN
Pトランジスタ20の小さなベース電流だけが供給される
だけでよい。
それ故に以上説明されたものは、自動車用装置の誘導性
負荷に蓄積されたエネルギーを放散させるための、誘導
性負荷に直列に接続された導通用出力トランジスタ、ツ
エナーダイオード、抵抗及びシリコン制御整流器(SC
R)の新しい組合せである。さらに、蓄積された誘導エ
ネルギーを放散させるための開示された集積化制御回路
は、誘導性負荷が、接地基準電位の喪失または逆方向に
電池の正負端子を接続した状態の期間中に付勢されるよ
うに集積化制御回路に接続されることを許容しない。さ
らに、誘導性負荷を駆動する集積化制御回路モジユール
は、自動車用装置が動作中に、電池の正電圧端子もしく
は接地電位端子がオープン(開放)になる場合にも保護
されている。
発明の効果 本発明による誘導性負荷に蓄積されたエネルギーを放散
させる集積化制御回路の構成によれば、正負逆方向に電
池を接続した状態において生ずる問題点を解消するため
に、従来ツエナーダイオードに直列にダイオードを追加
接続していた点、即ち、別の回路部品を加えていたため
に不経済であった点を解消し、安価な装置を提供するこ
とができる。
更にまた、本発明の構成によれば、誘導性負荷が付勢さ
れている期間中において、電池の正端子の接続状態の離
脱、または、接地端子への接続状態の離脱のような他の
異常な事態にも充分に耐え得る装置を提供することがで
きる。即ち、従来のツエナーダイオードまたは、ツエナ
ーダイオードにダイオードを加えた方法のような先行技
術の保護手段では、このような異常事態においては誘導
性負荷に蓄積されたエネルギーの直流電流導通路(パ
ス)が提供できないものがあり、そのために、誘導性負
荷の両端に発生する高い負電圧によっては、集積化制御
回路モジユール中の集積回路を破壊する恐れがあった点
を解消し、安全に誘導性負荷に蓄積されたエネルギーを
放散させる直流電流導通路(パス)を確保することがで
きる。
従って、集積回路が自動車の目的の環境下で使用される
時、即ち例えばウインドウ制御装置、燃料の噴射装置、
燃料ポンプ等の特定の装置の動作を制御するソレノイド
またはリレー等に使用される時に、安全で安価な装置を
提供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭47−4430(JP,U)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】集積化制御回路の出力端子と接地との間に
    接続される誘導性負荷を駆動し、外部の動作電圧源と、
    誘導性負荷に電流を供給する集積化制御回路の出力端子
    との間に接続される誘導性負荷に直列に接続された導通
    用PNPトランジスタを含む集積化制御回路にして、 第1極性の動作電圧が供給される第1端子の電力供給導
    線と、 接地電位が供給される第2端子の電力供給導線と、 正常な動作状態では、誘導性負荷を駆動するとともに、
    直流電流導通路を誘導性負荷を通って第1の電力供給導
    線に与える前記導通用PNPトランジスタと、 前記第1の電力供給導線から動作電圧源が切り離される
    時は何時でも、直流電流導通路を誘導性負荷を通って第
    2の電力供給導線に与えるとともに、正常な回路動作状
    態の期間中に動作電圧の極性が逆方向に接続されている
    場合には、前記直流電流導通路を抑止する回路と、 前記直流電流導通路を抑止する回路は、それぞれ第1及
    び第2の電極と制御電極とを有する第1のNPNトランジ
    スタ及び第2のPNPトランジスタで形成されたシリコン
    制御整流器を含み、 前記第1のNPNトランジスタの第1電極は出力端子に結
    合しており、 前記第2のPNPトランジスタの第1及び第2電極は各々
    前記第2の電力供給導線及び前記第1のNPNトランジス
    タの前記制御電極に結合しており、 前記第2のPNPトランジスタの制御電極は前記第1のNPN
    トランジスタの前記第2の電極に結合しており、 前記第1のNPNトランジスタの制御電極と前記第2のPNP
    トランジスタの制御電極との間に結合された第1のツエ
    ナーダイオードを含み、 前記導通用PNPトランジスタの制御電極と前記シリコン
    制御整流器の出力との間に結合された第2のツエナーダ
    イオードと、 前記第1の電力供給導線と前記第2のPNPトランジスタ
    の前記制御電極の間に結合されたプリチャージ用抵抗、 とを具備する誘導性負荷に蓄積されたエネルギーを放散
    させる集積化制御回路。
JP61501259A 1985-04-01 1986-02-10 誘導性負荷に蓄積されたエネルギーを放散させる集積化制御回路 Expired - Lifetime JPH0720057B2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
US06/718,671 US4665459A (en) 1985-04-01 1985-04-01 Method and circuit for dissipating stored inductive energy
US718671 1985-04-01
PCT/US1986/000273 WO1986005932A1 (en) 1985-04-01 1986-02-10 Method and circuit for dissipating stored inductive energy

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Publication Number Publication Date
JPS62502440A JPS62502440A (ja) 1987-09-17
JPH0720057B2 true JPH0720057B2 (ja) 1995-03-06

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EP (1) EP0216816B1 (ja)
JP (1) JPH0720057B2 (ja)
KR (1) KR870700179A (ja)
DE (1) DE3687297T2 (ja)
HK (1) HK100895A (ja)
SG (1) SG30618G (ja)
WO (1) WO1986005932A1 (ja)

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EP0216816A4 (en) 1989-06-26
EP0216816A1 (en) 1987-04-08
EP0216816B1 (en) 1992-12-16
WO1986005932A1 (en) 1986-10-09
HK100895A (en) 1995-06-30
DE3687297D1 (de) 1993-01-28
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