JPH07200502A - トランザクション処理システムにおける二重化装置 - Google Patents

トランザクション処理システムにおける二重化装置

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JPH07200502A
JPH07200502A JP5334292A JP33429293A JPH07200502A JP H07200502 A JPH07200502 A JP H07200502A JP 5334292 A JP5334292 A JP 5334292A JP 33429293 A JP33429293 A JP 33429293A JP H07200502 A JPH07200502 A JP H07200502A
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JP
Japan
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existing
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broker
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Application number
JP5334292A
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English (en)
Inventor
Hirofumi Tarumi
宏文 垂水
Goji Nakada
剛司 中田
Shigemi Tanabe
繁美 田辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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Priority to JP5334292A priority Critical patent/JPH07200502A/ja
Publication of JPH07200502A publication Critical patent/JPH07200502A/ja
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  • Hardware Redundancy (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 データベース中のデータの整合性が保証で
き、配置の自由度が高く、かつ冗長度が小さく、低コス
トで高信頼化を図れる二重化装置を提供する。 【構成】 2台の現有系(101、102)に対して1
台の待機系(200)および1台のファイルサーバ(3
00)を設け、各現有系(101、102)の障害発生
監視をファイルサーバ(300)の障害監視プロセス
(300a)により実行し、各現有系(101、10
2)のトランザクションの管理をファイルサーバ(30
0)のトランザクションブローカ(300b)により実
行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、トランザクション処
理システムにおける二重化装置に関し、特に障害が発生
した場合のジョブの引き継ぎ発生時に現有系で実行途中
のトランザクションをアボートできる二重化装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】トランザクション処理システムは、ネッ
トワーク等の通信回線により接続された多数の端末から
中央にあるマスタデータファイルに対し、更新、照会な
どを行うシステムであり、このトランザクション処理シ
ステムは、信頼性向上のために二重化装置として構成さ
れている。
【0003】図8は、この従来のトランザクション処理
システムにおける二重化装置の一例を示すもので、この
図8に示す二重化装置においては、1台の現有系10に
対応して1台の待機系11を、ネットワーク14に接続
して構成される。ここで、現有系10は、アプリケーシ
ョン10aおよびアプリケーション10bを有してい
る。
【0004】待機系11は監視部11aにより監視ライ
ン12を介して現有系10を監視し、現有系10にフォ
ールトが発生した時点で、待機系11が現有系10から
のジョブの引き継ぎ処理を行う。
【0005】ここで、現有系10と待機系11との間の
データの共有はハードディスク(共有ディスク)13の
共有によって行うものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の二重化装置においては、以下に示すような問題があ
った。
【0007】1)データベースを更新するアプリケーシ
ョンでは、ジョブの引き継ぎ時に現有系が処理の途中で
終了することがあるため、データベース中のデータの整
合性がなくなり、待機系によりアプリケーションの再開
を行うときには、人手によりデータベースのデータの整
合を復旧する必要がある。
【0008】2)現有系と待機系との間でハードディス
クを共有するため、現有系と待機系との配置に自由度が
なく、配置場所固有の原因により両方の系が同時に故障
する可能性があり、これにより信頼性が損なわれる場合
がある。
【0009】3)現有系1台に対して待機系1台が必要
となり、冗長度が高く、コストおよび管理面の問題があ
る。
【0010】そこで、この発明は、データベース中のデ
ータの整合性が保証でき、配置の自由度が高く、かつ冗
長度が小さく、低コストで高信頼化を図れる二重化装置
を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は、ネットワークに接続された複数台の現
有系と、上記ネットワークに接続された少なくとも1台
の待機系と、上記ネットワークに接続されたファイルサ
ーバと、を具備し、上記ファイルサーバは、上記複数台
の現有系の障害を監視する障害監視手段と、上記複数台
の現有系のトランザクションを管理するトランザクショ
ンブローカと、を具備することを特徴とする。
【0012】
【作用】この発明では、現有系毎の障害発生監視をファ
イルサーバの障害監視手段により実行し、現有系毎のト
ランザクションの管理をファイルサーバのトランザクシ
ョンブローカにより実行する。
【0013】上記トランザクションブローカは、上記複
数の現有系との間で上記ネットワークを介してトランザ
クションデータの交換を行う。
【0014】ここで、上記複数台の現有系は、少なくと
も1つのアプリケーションと、トランザクションインタ
フェースと、を具備し、上記トランザクションブローカ
は、上記ネットワーク、上記トランザクションインタフ
ェースを介して上記複数台の現有系の各アプリケーショ
ンとの間でトランザクションデータの交換を行う。
【0015】また、上記障害監視手段は、上記現有系の
障害発生時に、上記トランザクションブローカにトラン
ザクションのアボートを要求した後、上記待機系に引き
継ぎメッセージを送信する。
【0016】ここで、上記障害監視手段は、上記現有系
の障害発生時に、上記トランザクションブローカに対し
て該障害が発生した現有系のアドレスを通知し、上記ト
ランザクションブローカは、上記アドレスに対応して該
アドレスに対応する現有系からのトランザクションをア
ボートする。
【0017】また、上記待機系は、上記ファイルサーバ
の障害監視手段からの上記引き継ぎメッセージの受信に
応答して該引き継ぎメッセージに対応するアプリケーシ
ョンを起動する二重化管理手段、を具備する。
【0018】また、上記複数台の現有系は、それぞれ自
己の障害発生を診断する自己診断手段、を具備する。
【0019】ここで、上記障害監視手段は、上記複数台
の現有系の自己診断手段との間で上記ネットワークを介
して障害情報を交換することにより上記複数台の現有系
の障害管理を行う。
【0020】また、上記自己診断手段は、一定時間毎に
自己の現有系のハードウエアの自己診断を行い、正常な
場合はアライブ通知を上記ファイルサーバの障害監視手
段に送信し、障害を検知した場合は障害通知を上記ファ
イルサーバの障害監視手段に送信する。
【0021】また、上記障害監視手段は、上記現有系の
自己診断手段からのアライブ通知および障害通知を上記
複数台の現有系毎に監視する。
【0022】また、上記障害監視手段は、一定の時間以
内に上記アライブ通知を受信しなかった場合若しくは上
記障害通知を受信した場合は、上記トランザクションブ
ローカに対して障害の発生した現有系で実行しているト
ランザクションの破棄を要求するとともに、上記待機系
に引き継ぎメッセージを送信して上記待機系の対応する
アプリケーションの起動を要求する。
【0023】また、上記ファイルサーバは、データベー
スを管理するデータベース管理システムを更に具備す
る。
【0024】また、上記複数台の現有系は、少なくとも
1つのアプリケーションと、トランザクションインタフ
ェースと、を具備し、上記アプリケーションは、上記デ
ータベースへのアクセス開始前に、上記トランザクショ
ンブローカに対してトランザクション開始要求を通知す
る。
【0025】また、上記アプリケーションは、上記デー
タベースへのアクセス要求を上記トランザクションブロ
ーカを経由して上記データベース管理システムに通知す
る。また、上記アプリケーションは、上記データベース
への一連のアクセス終了後に上記トランザクションブロ
ーカに対してトランザクション終了要求を通知する。
【0026】また、上記トランザクションブローカは、
トランザクション識別符号と該トランザクションに係わ
る現有系のアドレスとを対にして記憶するトランザクシ
ョンテーブル、を具備し、上記トランザクション開始要
求に対応して、上記トランザクションテーブルに該トラ
ンザクション開始要求に係わるトランザクション識別符
号およびアドレスを登録する。
【0027】また、上記トランザクションブローカは、
上記トランザクション終了要求に対応して、上記トラン
ザクションテーブルから該トランザクション終了要求に
係わるトランザクション識別符号およびアドレスを削除
する。
【0028】また、上記障害監視手段は、上記現有系の
障害の発生を検知した場合は、上記トランザクションブ
ローカに対して上記障害の発生した現有系で実行してい
るトランザクションを破棄するトランザクション破棄要
求を通知し、上記トランザクションブローカは、上記ト
ランザクション破棄要求の受信により、上記トランザク
ションテーブルから上記トランザクション破棄要求に係
わる該トランザクション識別符号を検索し、上記データ
ベース管理システムに対して当該トランザクションを破
棄するアボート要求を通知するとともに、上記トランザ
クションテーブルから当該トランザクションに対応する
トランザクション識別符号およびアドレスを削除する。
【0029】
【実施例】以下、この発明に係るトランザクション処理
システムにおける二重化装置の実施例を添付図面を参照
して詳細に説明する。
【0030】図1は、この発明に係るトランザクション
処理システムにおける二重化装置の一実施例の全体構成
をブロック図で示したものである。
【0031】図1において、この実施例のトランザクシ
ョン処理システムにおける二重化装置は、2台の現有系
101、102に対して1台の待機系200および1台
のファイルサーバ300を設けて構成される。
【0032】ここで、現有系101は、アプリケーショ
ン101a、101bおよび自己診断手段101cおよ
びトランザクションインターフェース(トランザクショ
ンI/F)101dを具備して構成される。
【0033】また、現有系102は、アプリケーション
102a、102bおよび自己診断手段102cおよび
トランザクションインターフェース(トランザクション
I/F)102dを具備して構成される。
【0034】また、待機系200は、アプリケーション
200a、200bおよび二重化管理手段200cを具
備して構成される。
【0035】また、ファイルサーバ300は、障害監視
手段300aおよびトランザクションブローカ300b
およびデータベース管理システム(DBMS)300c
を具備して構成され、データベース管理システム(DB
MS)300cにはデータベース(DB)400が接続
される。
【0036】上記現有系101、102および待機系2
00およびファイルサーバ300はネットワーク500
を介して互いに接続される。
【0037】また、501は障害発生通知の流れを示
し、502は引き継ぎ実行メッセージの流れを示し、5
03は、トランザクションデータの流れを示す。
【0038】なお、図1においては、現有系102に関
してのみデータの流れを示したが、現有系101に関し
てもこれと同一である。
【0039】図1において、ファイルサーバ300の障
害監視プロセス300aは、現有系101の自己診断プ
ロセス101cおよび現有系102の自己診断プロセス
102cとの間で障害情報を交換し、現有系101およ
び現有系102の障害管理を行う。
【0040】また、現有系101のアプリケーション1
01a、101bおよび現有系102のアプリケーショ
ン102a、102bは、それぞれトランザクションI
/F101dおよびトランザクションI/F102dを
介してファイルサーバ300のトランザクションブロー
カ300bとの間でトランザクションデータのやりとり
を行う。
【0041】障害監視プロセス300aは、現有系10
1、102からの障害発生通知に基づき現有系101、
102における障害発生を検知すると、該障害が発生し
た現有系のアドレスをトランザクションブローカ300
bに通知する。
【0042】トランザクションブローカ300bは、上
記障害が発生した現有系のアドレスを受信すると、その
アドレスに対応する現有系(マシン)からのトランザク
ションをアボードさせる。
【0043】また、障害監視プロセス300aは、現有
系101、102における障害発生を検知すると、引き
継ぎ実行メッセージを待機系200の二重化管理プロセ
ス200cに通知する。
【0044】待機系200の二重化管理プロセス200
cは、障害監視プロセス300aからの引き継ぎ実行メ
ッセージを受けると、通知されたメッセージに対応する
アプリケーションを起動する。
【0045】すなわち、待機系200のアプリケーショ
ン200a、200bは、例えば現有系102のアプリ
ケーション102a、102bにそれぞれ対応してお
り、例えば、障害監視プロセス300aからの引き継ぎ
実行メッセージが現有系102のアプリケーション10
2aに対応するものであるとすると、現有系102のア
プリケーション102aの代わりに待機系200のアプ
リケーション200aが起動されることになる。
【0046】図2は、現有系101、102の自己診断
プロセス101c、102cの処理アルゴリズムをフロ
ーチャートで示したものである。
【0047】自己診断プロセスにおいては、一定時間毎
に自己の現有系に属するハードウエアなどの自己診断を
行い、正常な場合はアライブ通知を、また障害を検知し
た場合は障害通知をファイルサーバ300の障害監視プ
ロセス300aに通知する。すなわち、図2に示すフロ
ーチャートにおいて、まず、一定時間経過したかを調べ
(ステップ111)、ここで一定時間経過したと判断さ
れると自己の現有系に属するハードウエアなどの自己診
断を行う所定の自己診断処理を実行し(ステップ11
2)、次に、この自己診断処理で障害発生が検知された
かを調べ(ステップ113)、障害発生が検知されない
場合は、アライブ通知をファイルサーバ300の障害監
視プロセス300aに送信して(ステップ114)ステ
ップ111に戻り、障害発生が検知された場合は、障害
発生通知をファイルサーバ300の障害監視プロセス3
00aに送信して(ステップ115)、自己のシステム
を終了させる。
【0048】図3は、現有系101のアプリケーション
101a、101bおよび現有系102のアプリケーシ
ョン102a、102bにおけるデータベース(DB)
400に対するアクセス処理に係わるアルゴリズムをフ
ローチャートで示したものである。
【0049】現有系101、102の各アプリケーショ
ン101a、101b、102a、102bでは、デー
タベース(DB)400に対してアクセスする場合、ト
ランザクション形態をとる。
【0050】すなわち、現有系の各アプリケーションで
は、まず、データベース(DB)400へのアクセスの
前に、ファイルサーバ300のトランザクションブロー
カ300bに対してトランザクションの開始処理の通
知、すなわち、トランザクション開始通知送信処理を行
う(ステップ121)。その後、データベース(DB)
400へのアクセス処理を実行する(ステップ12
2)。ここで、データベース(DB)400へのアクセ
ス処理は、ファイルサーバ300のトランザクションブ
ローカ300bを経由してデータベース管理システム
(DBMS)300cに要求することにより行われる。
そして、データベース(DB)400に対する一連のア
クセス処理が終了すると、その後に、ファイルサーバ3
00のトランザクションブローカ300bに対してトラ
ンザクションの終了処理の通知、すなわち、トランザク
ション終了通知送信処理を行う(ステップ123)。
【0051】図4は、ファイルサーバ300の障害監視
プロセス300aにおける処理アルゴリズムをフローチ
ャートで示したものである。
【0052】ファイルサーバ300の障害監視プロセス
300aにおいては、まず、現有系101、102の自
己診断プロセス101c、102cからの通知の受信処
理を実行し(ステップ131)、次に、現有系101、
102の自己診断プロセス101c、102cからの通
知を受信したかの判断を行い(ステップ132)、ここ
で、受信していないと判断された場合は、タイムアウト
か、すなわち、一定時間経過したかを調べ(ステップ1
34)、タイムアウトでない場合はステップ131に戻
る。しかし、ステップ134でタイムアウトであるを判
断されるとステップ135に移行する。
【0053】また、ステップ132で、受信したと判断
した場合は、次に、この通知が障害通知かを調べる(ス
テップ133)。ここで、受信した通知が障害通知でな
い、すなわちアライブ通知であると判断された場合はス
テップ131に戻る。また133で、受信した通知が障
害通知であると判断された場合はステップ135に移行
する。
【0054】上記ステップ131から134までの処理
は各現有系毎に行われる。
【0055】ステップ135では、トランザクションブ
ローカ300bに対して、障害が発生したマシン上で実
行しているトランザクションの破棄を要求する(ステッ
プ135)。そして、待機系200にこの破棄を要求し
たトランザクションの引き継ぎ実行メッセージを送信し
(ステップ136)、この処理を終了する。
【0056】図5は、ファイルサーバ300のトランザ
クションブローカ300bにおける処理アルゴリズムを
フローチャートで示したものである。
【0057】トランザクションブローカ300bでは、
マシンとトランザクションIDとの対応を管理し、実際
のデータベース(DB)400のアクセスおよび個々の
トランザクションの管理はデータベース管理システム
(DBMS)300cが行う。ここで、マシンとトラン
ザクションIDとの対応は、図6に示すようなトランザ
クションID表600により管理される。
【0058】すなわち、トランザクションID表600
には、マシンのネットワークアドレスを格納するアドレ
ス格納欄とトランザクションIDを格納するトランザク
ションID格納欄が設けられており、マシンのネットワ
ークアドレスに対応してそのトランザクションIDが記
憶される。例えば、マシンのネットワークアドレス「1
62.36.34.35」に対応してはトランザクショ
ンIDとして「123」が記憶されている。
【0059】トランザクションブローカ300bでは、
以下に示す信号の通信を行う。 1)障害監視プロセス300aからのトランザクション
破棄要求 2)現有系のアプリケーションからのトランザクション
開始要求 3)現有系のアプリケーションからのトランザクション
終了要求 4)現有系のアプリケーションからのデータベースアク
セス要求 すなわち、図5のフローチャートにおいて、まず、メッ
セージの受信処理を行い(ステップ141)、次に、受
信したメッセージがトランザクション破棄要求かを調べ
る(ステップ142)。ここで、受信したメッセージが
トランザクション破棄要求である場合はステップ143
に進む。
【0060】ステップ143では、図6に示したトラン
ザクションID表600から破棄要求のきたマシンに関
連するトランザクションIDを得、トランザクションI
D表600から該トランザクションIDを削除する(ス
テップ143)。そして、データベース管理システム
(DBMS)300cに対して、ステップ143で得た
トランザクションIDに対するアボート要求を行う(ス
テップ144)。
【0061】ステップ142で、受信したメッセージが
トランザクション破棄要求でないと判断された場合は、
次に、受信したメッセージがトランザクション開始要求
かを調べる(ステップ145)。ここで、受信したメッ
セージがトランザクション開始要求である場合はステッ
プ146に進む。
【0062】ステップ146では、データベース管理シ
ステム(DBMS)300cに対してトランザクション
開始を要求し、得たトランザクションIDと要求のあっ
たマシンのアドレスを図6に示したトランザクションI
D表600に登録する。
【0063】ステップ145で、受信したメッセージが
トランザクション開始要求でないと判断された場合は、
次に、受信したメッセージがトランザクション終了要求
かを調べる(ステップ147)。ここで、受信したメッ
セージがトランザクション終了要求である場合はステッ
プ148に進む。
【0064】ステップ148では、データベース管理シ
ステム(DBMS)300cに対してトランザクション
終了を要求し、トランザクションID表600から該ト
ランザクションIDを削除する。
【0065】ステップ147で、受信したメッセージが
トランザクション終了要求でないと判断された場合、す
なわち、受信したメッセージがその他のデータベースア
クセスメッセージである場合は、ステップ149に進
む。
【0066】ステップ149では、データベース管理シ
ステム(DBMS)300cに対して該メッセージに対
応するそれぞれの処理を要求する。
【0067】図7は、待機系200の二重化管理プロセ
ス200cの処理アルゴリズムをフローチャートで示し
たものである。
【0068】待機系200の二重化管理プロセス200
cは、ファイルサーバ300の障害監視プロセス300
aからの引き継ぎ実行メッセージに対応して、障害の発
生した現有系に対応するアプリケーションを起動する処
理を行う。
【0069】すなわち、まず、ファイルサーバ300の
障害監視プロセス300aからの引き継ぎ実行メッセー
ジ受信待ちの状態になり(ステップ151)、ファイル
サーバ300の障害監視プロセス300aから引き継ぎ
実行メッセージを受信すると、該引き継ぎ実行メッセー
ジの受信に対応してあらかじめ設定している待機系20
0のアプリケーションを起動する(ステップ152)。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、この発明では、フ
ァイルサーバ上で障害発生の監視を行っているため、障
害発生時に対象現有系が行っているトランザクション処
理を自動的にアボートすることができ、データベースの
整合性が保証できる。
【0071】また、ネットワーク上でトランザクション
データの交換を行うことにより、現有系と待機系との間
の物理的距離の制限が少なくなるため、配置の自由度が
高くなり、同一場所にあることでの障害同時発生の可能
性が少なくなり、信頼性が向上する。
【0072】また、現有系と待機系の1対に対応して設
けていた共有ディスクをなくし、複数台の現有系を1台
の待機系で監視することができるようになったため、シ
ステムの冗長度が小さくなり、低コストでシステムの高
信頼化を図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るトランザクション処理システム
における二重化装置の一実施例の全体構成を示すブロッ
ク図。
【図2】図1に示した現有系の自己診断プロセスの処理
アルゴリズムを示すフローチャート。
【図3】図1に示した現有系のアプリケーションにおけ
るデータベースに対するアクセス処理に係わるアルゴリ
ズムを示すフローチャート。
【図4】図1に示したファイルサーバの障害監視プロセ
スにおける処理アルゴリズムを示すフローチャート。
【図5】図1に示したファイルサーバのトランザクショ
ンブローカにおける処理アルゴリズムを示すフローチャ
ート。
【図6】マシンとトランザクションIDとの対応を管理
するトランザクションID表の一例を示す図。
【図7】図1に示した待機系二重化管理プロセスの処理
アルゴリズムを示すフローチャート。
【図8】従来のトランザクション処理システムにおける
二重化装置の一例を示すブロッック図。
【符号の説明】
101 現有系 101a、101b アプリケーション 101c 自己診断プロセス 101d トランザクションインターフェース(トラ
ンザクションI/F) 102 現有系 102a、102b アプリケーション 102c 自己診断プロセス 102d トランザクションインターフェース(トラ
ンザクションI/F) 200 待機系 200a、200b アプリケーション 200c 二重化管理プロセス 300 ファイルサーバ 300a 障害監視プロセス 300b トランザクションブローカ 300c データベース管理システム(DBMS) 400 データベース(DB)

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークに接続された複数台の現有
    系と、 上記ネットワークに接続された少なくとも1台の待機系
    と、 上記ネットワークに接続されたファイルサーバと、 を具備し、 上記ファイルサーバは、 上記複数台の現有系の障害を監視する障害監視手段と、 上記複数台の現有系のトランザクションを管理するトラ
    ンザクションブローカと、 を具備することを特徴とするトランザクション処理シス
    テムにおける二重化装置。
  2. 【請求項2】 上記トランザクションブローカは、 上記複数の現有系との間で上記ネットワークを介してト
    ランザクションデータの交換を行うことを特徴とする請
    求項1記載のトランザクション処理システムにおける二
    重化装置。
  3. 【請求項3】 上記複数台の現有系は、 少なくとも1つのアプリケーションと、 トランザクションインタフェースと、 を具備し、 上記トランザクションブローカは、上記ネットワーク、
    上記トランザクションインタフェースを介して上記複数
    台の現有系の各アプリケーションとの間でトランザクシ
    ョンデータの交換を行うことを特徴とする請求項2記載
    のトランザクション処理システムにおける二重化装置。
  4. 【請求項4】 上記障害監視手段は、 上記現有系の障害発生時に、上記トランザクションブロ
    ーカにトランザクションのアボートを要求した後、上記
    待機系に引き継ぎメッセージを送信することを特徴とす
    る請求項1記載のトランザクション処理システムにおけ
    る二重化装置。
  5. 【請求項5】 上記障害監視手段は、 上記現有系の障害発生時に、上記トランザクションブロ
    ーカに対して該障害が発生した現有系のアドレスを通知
    し、 上記トランザクションブローカは、 上記アドレスに対応して該アドレスに対応する現有系か
    らのトランザクションをアボートすることを特徴とする
    請求項4記載のトランザクション処理システムにおける
    二重化装置。
  6. 【請求項6】 上記待機系は、 上記ファイルサーバの障害監視手段からの上記引き継ぎ
    メッセージの受信に応答して該引き継ぎメッセージに対
    応するアプリケーションを起動する二重化管理手段、 を具備することを特徴とする請求項4記載のトランザク
    ション処理システムにおける二重化装置。
  7. 【請求項7】 上記複数台の現有系は、 それぞれ自己の障害発生を診断する自己診断手段、 を具備することを特徴とする請求項1記載のトランザク
    ション処理システムにおける二重化装置。
  8. 【請求項8】 上記障害監視手段は、 上記複数台の現有系の自己診断手段との間で上記ネット
    ワークを介して障害情報を交換することにより上記複数
    台の現有系の障害管理を行うことを特徴とする請求項6
    記載のトランザクション処理システムにおける二重化装
    置。
  9. 【請求項9】 上記自己診断手段は、 一定時間毎に自己の現有系のハードウエアの自己診断を
    行い、正常な場合はアライブ通知を上記ファイルサーバ
    の障害監視手段に送信し、障害を検知した場合は障害通
    知を上記ファイルサーバの障害監視手段に送信すること
    を特徴とする請求項7記載のトランザクション処理シス
    テムにおける二重化装置。
  10. 【請求項10】 上記障害監視手段は、 上記現有系の自己診断手段からのアライブ通知および障
    害通知を上記複数台の現有系毎に監視することを特徴と
    する請求項9記載のトランザクション処理システムにお
    ける二重化装置。
  11. 【請求項11】 上記障害監視手段は、 一定の時間以内に上記アライブ通知を受信しなかった場
    合若しくは上記障害通知を受信した場合は、上記トラン
    ザクションブローカに対して障害の発生した現有系で実
    行しているトランザクションの破棄を要求するととも
    に、 上記待機系に引き継ぎメッセージを送信して上記待機系
    の対応するアプリケーションの起動を要求することを特
    徴とする請求項10記載のトランザクション処理システ
    ムにおける二重化装置。
  12. 【請求項12】 上記ファイルサーバは、 データベースを管理するデータベース管理システムを更
    に具備することを特徴とする請求項1記載のトランザク
    ション処理システムにおける二重化装置。
  13. 【請求項13】 上記複数台の現有系は、 少なくとも1つのアプリケーションと、 トランザクションインタフェースと、 を具備し、 上記アプリケーションは、 上記データベースへのアクセス開始前に、上記トランザ
    クションブローカに対してトランザクション開始要求を
    通知することを特徴とする請求項12記載のトランザク
    ション処理システムにおける二重化装置。
  14. 【請求項14】 上記アプリケーションは、 上記データベースへのアクセス要求を上記トランザクシ
    ョンブローカを経由して上記データベース管理システム
    に通知することを特徴とする請求項12記載のトランザ
    クション処理システムにおける二重化装置。
  15. 【請求項15】 上記アプリケーションは、 上記データベースへの一連のアクセス終了後に上記トラ
    ンザクションブローカに対してトランザクション終了要
    求を通知することを特徴とする請求項12記載のトラン
    ザクション処理システムにおける二重化装置。
  16. 【請求項16】 上記トランザクションブローカは、 トランザクション識別符号と該トランザクションに係わ
    る現有系のアドレスとを対にして記憶するトランザクシ
    ョンテーブル、 を具備し、 上記トランザクション開始要求に対応して、上記トラン
    ザクションテーブルに該トランザクション開始要求に係
    わるトランザクション識別符号およびアドレスを登録す
    ることを特徴とする請求項13記載のトランザクション
    処理システムにおける二重化装置。
  17. 【請求項17】 上記トランザクションブローカは、 トランザクション識別符号と該トランザクションに係わ
    る現有系のアドレスとを対にして記憶するトランザクシ
    ョンテーブル、 を具備し、 上記トランザクション終了要求に対応して、上記トラン
    ザクションテーブルから該トランザクション終了要求に
    係わるトランザクション識別符号およびアドレスを削除
    することを特徴とする請求項15記載のトランザクショ
    ン処理システムにおける二重化装置。
  18. 【請求項18】 上記トランザクションブローカは、 トランザクション識別符号と該トランザクションに係わ
    る現有系のアドレスと を対にして記憶するトランザクションテーブル、を具備
    し、 上記障害監視手段は、 上記現有系の障害の発生を検知した場合は、上記トラン
    ザクションブローカに対して上記障害の発生した現有系
    で実行しているトランザクションを破棄するトランザク
    ション破棄要求を通知し、 上記トランザクションブローカは、 上記トランザクション破棄要求の受信により、上記トラ
    ンザクションテーブルから上記トランザクション破棄要
    求に係わる該トランザクション識別符号を検索し、上記
    データベース管理システムに対して当該トランザクショ
    ンを破棄するアボート要求を通知するとともに、上記ト
    ランザクションテーブルから当該トランザクションに対
    応するトランザクション識別符号およびアドレスを削除
    することを特徴とする請求項12記載のトランザクショ
    ン処理システムにおける二重化装置。
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