JPH07200076A - 熱処理装置 - Google Patents
熱処理装置Info
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- JPH07200076A JPH07200076A JP33766193A JP33766193A JPH07200076A JP H07200076 A JPH07200076 A JP H07200076A JP 33766193 A JP33766193 A JP 33766193A JP 33766193 A JP33766193 A JP 33766193A JP H07200076 A JPH07200076 A JP H07200076A
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Landscapes
- Feedback Control In General (AREA)
- Control Of Temperature (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 制御過程においても常により均一で、高精度
の温度制御を達成することのできる熱処理装置を提供す
る。 【構成】 本発明では、マスターFBにおける測定値P
Vを抑制し、各測定値PVを一致させたまま昇降温させ
るため、各測定値PVの平均値を平均目標値(Ave
SV)とし、マスターFBにおける測定値PVは、Av
e SVに一致するように制御することを考慮し、マス
ターFBにおける測定値PVが目標値SVに到達しよう
とするための制御に対する荷重部における値W1 と、マ
スターFBにおける測定値PVがAve SVに到達し
ようとするための制御に対する荷重部における値W2 と
を設定し、均一温度制御を行うようにしている。
の温度制御を達成することのできる熱処理装置を提供す
る。 【構成】 本発明では、マスターFBにおける測定値P
Vを抑制し、各測定値PVを一致させたまま昇降温させ
るため、各測定値PVの平均値を平均目標値(Ave
SV)とし、マスターFBにおける測定値PVは、Av
e SVに一致するように制御することを考慮し、マス
ターFBにおける測定値PVが目標値SVに到達しよう
とするための制御に対する荷重部における値W1 と、マ
スターFBにおける測定値PVがAve SVに到達し
ようとするための制御に対する荷重部における値W2 と
を設定し、均一温度制御を行うようにしている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱処理装置に係り、特
にその温度制御に関する。
にその温度制御に関する。
【0002】
【従来の技術】被処理基板の熱処理装置において被処理
基板の温度を制御する際にその温度分布が不均一である
と、被処理基板上に結晶欠陥が生成されることがある。
さらに化学蒸着工程においては、蒸着速度が異なり面内
分布が悪化することがある。また、被処理基板の雰囲気
においては、ガスの流れや、熱の伝導、さらにサセプタ
の回転等によって複雑な干渉系を形成する。そこで、被
処理基板の熱処理装置において被処理基板の温度を制御
する場合、その温度分布を均一にし、被処理基板上に結
晶欠陥が生じるのを防ぐ必要がある。
基板の温度を制御する際にその温度分布が不均一である
と、被処理基板上に結晶欠陥が生成されることがある。
さらに化学蒸着工程においては、蒸着速度が異なり面内
分布が悪化することがある。また、被処理基板の雰囲気
においては、ガスの流れや、熱の伝導、さらにサセプタ
の回転等によって複雑な干渉系を形成する。そこで、被
処理基板の熱処理装置において被処理基板の温度を制御
する場合、その温度分布を均一にし、被処理基板上に結
晶欠陥が生じるのを防ぐ必要がある。
【0003】従来、被処理基板の温度を均一にするため
に、図6および図7にそれぞれ枚葉式装置およびバッチ
式装置を示すように被処理基板を載置するサセプタ上
に、複数個の温度測定部(ここではcenter,ri
ght,left,front,rear)を設置し、
これらの温度が等しくなるように制御を行う。これらの
制御を効率よく行うための制御方式の1つに、マスター
スレーブ制御方式がある。このマスタースレーブ制御
は、サセプタ上の任意の1つ(例えばcenter)の
温度測定部を含むフィードバックループ(以下FB)を
マスターFBとし、他の温度測定部(right,le
ft,front,rear)を含むフィードバックル
ープに対するFBをスレーブFBとして動作せしめる。
該マスタースレーブ制御のブロック図を図10に示す。
図10において目標値(SV),測定値(PV)とす
る。各FBは温度測定部100と、目標値設定部200
と、測定値が目標値設定部200で設定された目標値に
等しくなるように制御量を演算する制御量演算部300
とを具備し、この制御量にしたがって加熱部等の制御対
象400を制御するように構成されており、この制御シ
ステムに目標値を与えると、これがマスター(cent
er)FBの目標値SVとなって、制御が開始され、そ
れに伴いマスターFBのPVが他の4つのスレーブFB
の目標値(スレーブSV)となり、マスターSVに追従
するようにスレーブFBは動作する。
に、図6および図7にそれぞれ枚葉式装置およびバッチ
式装置を示すように被処理基板を載置するサセプタ上
に、複数個の温度測定部(ここではcenter,ri
ght,left,front,rear)を設置し、
これらの温度が等しくなるように制御を行う。これらの
制御を効率よく行うための制御方式の1つに、マスター
スレーブ制御方式がある。このマスタースレーブ制御
は、サセプタ上の任意の1つ(例えばcenter)の
温度測定部を含むフィードバックループ(以下FB)を
マスターFBとし、他の温度測定部(right,le
ft,front,rear)を含むフィードバックル
ープに対するFBをスレーブFBとして動作せしめる。
該マスタースレーブ制御のブロック図を図10に示す。
図10において目標値(SV),測定値(PV)とす
る。各FBは温度測定部100と、目標値設定部200
と、測定値が目標値設定部200で設定された目標値に
等しくなるように制御量を演算する制御量演算部300
とを具備し、この制御量にしたがって加熱部等の制御対
象400を制御するように構成されており、この制御シ
ステムに目標値を与えると、これがマスター(cent
er)FBの目標値SVとなって、制御が開始され、そ
れに伴いマスターFBのPVが他の4つのスレーブFB
の目標値(スレーブSV)となり、マスターSVに追従
するようにスレーブFBは動作する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、被処理基板の
雰囲気においては、ガスの流れや、熱の伝導、さらにサ
セプタの回転等により、複雑な干渉系となっており、複
数のPVを一致させたまま昇降温および整定させること
はかなり困難である。例えば、図6および図7に示した
装置において、被処理基板を上面から加熱した場合、ガ
スの流れの影響でrear>center>front
の順番で温度が上昇しやすくなっている。そこで、マス
ターFBをcenterに設定すると、定常状態から設
定温度を上げた場合、centerの測定値PVの上昇
率に対して、rearのPVの追従性は過剰になる反
面、frontのPVは追従できなくなり、温度勾配が
生じてしまうという問題がある。また定常状態から設定
温度を下げた場合、centerの測定値PVの下降率
に対して、逆にfrontの測定値PVの追従性は過剰
になる反面、rearの測定値PVは追従できなくな
り、やはり温度勾配が生じてしまうという問題がある。
これらはマスターFBにおける測定値PVの抑制がとれ
ないためであり、そのような状況を緩和するため、従来
はP(比例動作)I(積分動作)D(微分動作)を含ん
だ制御方式を用いPID定数の調整により対応してき
た。
雰囲気においては、ガスの流れや、熱の伝導、さらにサ
セプタの回転等により、複雑な干渉系となっており、複
数のPVを一致させたまま昇降温および整定させること
はかなり困難である。例えば、図6および図7に示した
装置において、被処理基板を上面から加熱した場合、ガ
スの流れの影響でrear>center>front
の順番で温度が上昇しやすくなっている。そこで、マス
ターFBをcenterに設定すると、定常状態から設
定温度を上げた場合、centerの測定値PVの上昇
率に対して、rearのPVの追従性は過剰になる反
面、frontのPVは追従できなくなり、温度勾配が
生じてしまうという問題がある。また定常状態から設定
温度を下げた場合、centerの測定値PVの下降率
に対して、逆にfrontの測定値PVの追従性は過剰
になる反面、rearの測定値PVは追従できなくな
り、やはり温度勾配が生じてしまうという問題がある。
これらはマスターFBにおける測定値PVの抑制がとれ
ないためであり、そのような状況を緩和するため、従来
はP(比例動作)I(積分動作)D(微分動作)を含ん
だ制御方式を用いPID定数の調整により対応してき
た。
【0005】しかしながら、各測定値PVの状態とし
て、定常状態、設定温度を上げる場合における過渡状
態、設定温度を下げる場合における過渡状態があるが、
その中のある状態において上記PID定数を調整すると
他の状態では最適な制御を達成することができないとい
う問題があった。
て、定常状態、設定温度を上げる場合における過渡状
態、設定温度を下げる場合における過渡状態があるが、
その中のある状態において上記PID定数を調整すると
他の状態では最適な制御を達成することができないとい
う問題があった。
【0006】そこで本発明では、制御過程においても、
常により均一で、高精度の温度制御を達成することので
きる温度制御装置を提供することを目的とする。
常により均一で、高精度の温度制御を達成することので
きる温度制御装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで本発明の第1で
は、マスターFBにおける測定値PVの上昇または降下
を抑制し、各測定値PVを一致させた状態で昇降温させ
るため、各測定値PVの平均値を平均目標値(Ave
SV)とし、マスターFBにおける測定値PVは、Av
e SVに一致するように制御することを考慮して、マ
スターFBにおける測定値PVが目標値SVに到達する
ように荷重W1 で制御する第1の制御部と、マスターF
Bにおける測定値PVがAve SVに到達するように
荷重W2で制御する第2の制御部とで、均一温度制御を
行うようにしている。
は、マスターFBにおける測定値PVの上昇または降下
を抑制し、各測定値PVを一致させた状態で昇降温させ
るため、各測定値PVの平均値を平均目標値(Ave
SV)とし、マスターFBにおける測定値PVは、Av
e SVに一致するように制御することを考慮して、マ
スターFBにおける測定値PVが目標値SVに到達する
ように荷重W1 で制御する第1の制御部と、マスターF
Bにおける測定値PVがAve SVに到達するように
荷重W2で制御する第2の制御部とで、均一温度制御を
行うようにしている。
【0008】本発明の第2では、特にマスターFBとし
ては設けず、各FBに同じ目標値SVを与え、各測定値
PVがSVに到達するように制御するとともに、各PV
を一致させた状態で昇降温させるため、各測定値PVの
平均値をマスターSVとし、各PVがマスターSVと一
致するように制御することを考慮して、PVがSVに到
達するように荷重W1 で制御する第1の制御部と、各F
Bにおける測定値PVがマスターSVに到達するように
荷重W2 で制御する第2の制御部とで、均一温度制御を
行うようにしている。
ては設けず、各FBに同じ目標値SVを与え、各測定値
PVがSVに到達するように制御するとともに、各PV
を一致させた状態で昇降温させるため、各測定値PVの
平均値をマスターSVとし、各PVがマスターSVと一
致するように制御することを考慮して、PVがSVに到
達するように荷重W1 で制御する第1の制御部と、各F
Bにおける測定値PVがマスターSVに到達するように
荷重W2 で制御する第2の制御部とで、均一温度制御を
行うようにしている。
【0009】
【作用】上記構成によれば、被処理基板の配置雰囲気中
のガスの流れや熱の伝導、サセプタの回転等による影響
により、複数の測定値PVが別々の比率で昇降温し、温
度勾配が生じるのを防ぐことができる。すなわち、被処
理基板の熱処理装置において被処理基板の温度を制御す
る際に、その温度分布を均一にすることができ、局所的
な温度変化を防いでいるため、被処理基板上に結晶欠陥
が生じたり、化学蒸着工程における蒸着速度の不均一性
が生じるのを防ぐことが可能になる。
のガスの流れや熱の伝導、サセプタの回転等による影響
により、複数の測定値PVが別々の比率で昇降温し、温
度勾配が生じるのを防ぐことができる。すなわち、被処
理基板の熱処理装置において被処理基板の温度を制御す
る際に、その温度分布を均一にすることができ、局所的
な温度変化を防いでいるため、被処理基板上に結晶欠陥
が生じたり、化学蒸着工程における蒸着速度の不均一性
が生じるのを防ぐことが可能になる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
つつ詳細に説明する。
つつ詳細に説明する。
【0011】図1は、本発明実施例のCVD装置におけ
る制御回路を示す図である。
る制御回路を示す図である。
【0012】このCVD装置は、図2に示すように、透
明石英、SUSなどからなる反応炉1とこの反応炉1の
内部に配設されウェハ2を載置する円形のサセプタ3
と、このサセプタ3を回転するためのモータ4と、反応
炉1の外側から加熱する加熱手段5center,5rear,5
front ,5right ,5leftの5つからなる加熱部5とか
ら構成され、反応炉内にガスを導入するとともに、サセ
プタ上の5つの領域に設けられた5つの温度測定手段か
らなる温度測定部6を具備し、この温度測定部6の測定
値に応じて加熱部5の加熱手段5center,5rear,5
front ,5right ,5leftの5つを制御するようにした
もので、この温度制御過程において中央の温度測定部6
centerをマスターFBとし、他をスレーブFBとして、
マスターFBにおける測定値PVが独走するのを抑制
し、各測定値PVを一致させた状態で昇降温させ、各測
定値PVの平均値を平均目標値(Ave SV)とし、
マスターFBにおける測定値PVは、Ave SVに一
致するように制御することを考慮し、マスターFBにお
ける測定値PVがSVに到達するように制御する荷重W
1と、マスターFBにおける測定値PVがAve SV
に到達するように制御する荷重W2 とを調整し、均一な
温度制御を行うようにしたことを特徴とする。なお温度
測定部100は放射温度計で構成され、サセプタ裏面か
ら測定している。
明石英、SUSなどからなる反応炉1とこの反応炉1の
内部に配設されウェハ2を載置する円形のサセプタ3
と、このサセプタ3を回転するためのモータ4と、反応
炉1の外側から加熱する加熱手段5center,5rear,5
front ,5right ,5leftの5つからなる加熱部5とか
ら構成され、反応炉内にガスを導入するとともに、サセ
プタ上の5つの領域に設けられた5つの温度測定手段か
らなる温度測定部6を具備し、この温度測定部6の測定
値に応じて加熱部5の加熱手段5center,5rear,5
front ,5right ,5leftの5つを制御するようにした
もので、この温度制御過程において中央の温度測定部6
centerをマスターFBとし、他をスレーブFBとして、
マスターFBにおける測定値PVが独走するのを抑制
し、各測定値PVを一致させた状態で昇降温させ、各測
定値PVの平均値を平均目標値(Ave SV)とし、
マスターFBにおける測定値PVは、Ave SVに一
致するように制御することを考慮し、マスターFBにお
ける測定値PVがSVに到達するように制御する荷重W
1と、マスターFBにおける測定値PVがAve SV
に到達するように制御する荷重W2 とを調整し、均一な
温度制御を行うようにしたことを特徴とする。なお温度
測定部100は放射温度計で構成され、サセプタ裏面か
ら測定している。
【0013】この制御回路では、従来例の制御回路に加
え、マスターFBに、各測定値の平均値を算出する平均
値演算部500と、目標値に一致するように制御する制
御率を設定する第1の荷重部600と、各測定値の平均
値に一致するように制御する制御率を設定する第2の荷
重部700とを配設し、マスターFBは温度測定部10
0m と、目標値設定部200で設定された目標値SVに
一致するように第1の荷重部600で設定された荷重W
1 と、平均値演算部の出力である各測定値の平均値に一
致するように第2の荷重部700で設定された荷重W2
とによって、制御量演算部300m で加熱手段5center
などの制御対象400m の制御量を演算し、この制御量
に従って加熱手段5centerを制御するように構成されて
いる。
え、マスターFBに、各測定値の平均値を算出する平均
値演算部500と、目標値に一致するように制御する制
御率を設定する第1の荷重部600と、各測定値の平均
値に一致するように制御する制御率を設定する第2の荷
重部700とを配設し、マスターFBは温度測定部10
0m と、目標値設定部200で設定された目標値SVに
一致するように第1の荷重部600で設定された荷重W
1 と、平均値演算部の出力である各測定値の平均値に一
致するように第2の荷重部700で設定された荷重W2
とによって、制御量演算部300m で加熱手段5center
などの制御対象400m の制御量を演算し、この制御量
に従って加熱手段5centerを制御するように構成されて
いる。
【0014】一方各スレーブFBは、各測定部100
rear,100front ,100right ,100leftの出力
に応じて、目標値に一致するように制御量演算部300
でそれぞれ演算された制御量に従って各加熱手段
5rear,5front ,5right ,5leftなどの制御対象4
00を制御するようになっている。
rear,100front ,100right ,100leftの出力
に応じて、目標値に一致するように制御量演算部300
でそれぞれ演算された制御量に従って各加熱手段
5rear,5front ,5right ,5leftなどの制御対象4
00を制御するようになっている。
【0015】この制御システムに目標値を与えると、こ
れがマスター(center)FBの目標値SVとなり
制御が開始され、それに伴いマスターFBのPVが他の
4つのスレーブFBの目標値(マスターSV)となり、
このマスターSVに追従するようにスレーブFBは動作
する。
れがマスター(center)FBの目標値SVとなり
制御が開始され、それに伴いマスターFBのPVが他の
4つのスレーブFBの目標値(マスターSV)となり、
このマスターSVに追従するようにスレーブFBは動作
する。
【0016】ここで各FBにおける制御量演算部300
に入力される信号をEとすると、 Ecenter=W1 (SV−PVcenter)+W2 (Ave.
SV−PVcenter) Eright =マスターSV−PVright Eleft =マスターSV−PVleft Efront =マスターSV−PVfront Erear =マスターSV−PVrear マスターSV=PVcenter ただし、Ave.SVは各測定値PVの平均値であり、
相加平均値,相乗平均値,調和平均値等をとることがで
きるが、ここでは相加平均値をとるものとし、 Ave.SV=1/5(PVcenter+PVright +PV
left+PVfront +PVrearである。 また、図1の平
均値演算部におけるnは5とする。このようにして制御
量の演算がなされ、各加熱部に対して制御量が算出され
る。
に入力される信号をEとすると、 Ecenter=W1 (SV−PVcenter)+W2 (Ave.
SV−PVcenter) Eright =マスターSV−PVright Eleft =マスターSV−PVleft Efront =マスターSV−PVfront Erear =マスターSV−PVrear マスターSV=PVcenter ただし、Ave.SVは各測定値PVの平均値であり、
相加平均値,相乗平均値,調和平均値等をとることがで
きるが、ここでは相加平均値をとるものとし、 Ave.SV=1/5(PVcenter+PVright +PV
left+PVfront +PVrearである。 また、図1の平
均値演算部におけるnは5とする。このようにして制御
量の演算がなされ、各加熱部に対して制御量が算出され
る。
【0017】ここで制御量演算部はPID制御方式によ
り演算を行っている。すなわち制御対象の制御量を目標
値にするための制御を行う場合に、PID制御方式が広
く用いられている。これは比例動作、積分動作、微分動
作を含んだ制御方式であり、制御定数としてP定数、I
定数、D定数が使用される。
り演算を行っている。すなわち制御対象の制御量を目標
値にするための制御を行う場合に、PID制御方式が広
く用いられている。これは比例動作、積分動作、微分動
作を含んだ制御方式であり、制御定数としてP定数、I
定数、D定数が使用される。
【0018】比例動作は制御入力(操作量)uが制御偏
差に比例する制御動作であり u=Ke……(1) と現される。ここでKを比例感度(比例ゲイン)とい
い、実際の場合には制御定数Pとして1/Kに相当する
比例体が用いられる。
差に比例する制御動作であり u=Ke……(1) と現される。ここでKを比例感度(比例ゲイン)とい
い、実際の場合には制御定数Pとして1/Kに相当する
比例体が用いられる。
【0019】また積分動作は制御入力uが制御偏差eの
積分値に比例する制御動作であり、 u=K∫edt…(2) と表される。すなわち制御偏差eに比例した速度で訂正
動作が行われ偏差が残れば必ず積分されるので、残留偏
差sを少なくすることができるという制御特性を有して
いる。
積分値に比例する制御動作であり、 u=K∫edt…(2) と表される。すなわち制御偏差eに比例した速度で訂正
動作が行われ偏差が残れば必ず積分されるので、残留偏
差sを少なくすることができるという制御特性を有して
いる。
【0020】また、積分動作は制御入力が制御偏差の微
分値に比例する動作であり、 u=Kde/dt…(3) と表される。すなわち、制御偏差速度deに比例した訂
正動作が行われ、偏差の変動を減衰させる作用をなし、
安定化が迅速に行われるという制御特性を有する。
分値に比例する動作であり、 u=Kde/dt…(3) と表される。すなわち、制御偏差速度deに比例した訂
正動作が行われ、偏差の変動を減衰させる作用をなし、
安定化が迅速に行われるという制御特性を有する。
【0021】これらの3つの動作を組み合わせたのがP
ID動作であり、 u=K(e+(1/Ti )∫edt+Td de/dt)……(4) K=1/P:比例感度 Ti =I:積分時間 Td =D:微分時間 と表される。すなわち、制御定数P,I,Dに応じた比
例、積分、微分動作を行うものである。
ID動作であり、 u=K(e+(1/Ti )∫edt+Td de/dt)……(4) K=1/P:比例感度 Ti =I:積分時間 Td =D:微分時間 と表される。すなわち、制御定数P,I,Dに応じた比
例、積分、微分動作を行うものである。
【0022】以下にこの演算式を示す。
【0023】 このようにしてマスターFBは荷重W1 ,W2 の値を調
節することによりマスターFBにおける測定値PVを目
標値SVに到達させるための制御と、マスターFBにお
ける測定値PVをAve.SVに一致させるような制御
とを良好に行うことが可能になる。
節することによりマスターFBにおける測定値PVを目
標値SVに到達させるための制御と、マスターFBにお
ける測定値PVをAve.SVに一致させるような制御
とを良好に行うことが可能になる。
【0024】すなわち、各FBにおける測定値PVを均
一な状態で昇降させることが可能となる。
一な状態で昇降させることが可能となる。
【0025】この装置を用いて、シリコンウェハ2をサ
セプタ3に載置し、ガス導入口から、シリコンウェハ2
に向けて反応性ガスを導入し、放射温度計でサセプタ裏
面の温度を測定するとともに、この測定値にもとづい
て、加熱手段(赤外線ランプ)の光量を制御しウェハ温
度を高精度に調整するようになっている。
セプタ3に載置し、ガス導入口から、シリコンウェハ2
に向けて反応性ガスを導入し、放射温度計でサセプタ裏
面の温度を測定するとともに、この測定値にもとづい
て、加熱手段(赤外線ランプ)の光量を制御しウェハ温
度を高精度に調整するようになっている。
【0026】ここでウェハ温度は850〜1200℃に
設定される。
設定される。
【0027】次に、このエピタキシャル成長装置を用い
たエピタキシャル成長方法について説明する。
たエピタキシャル成長方法について説明する。
【0028】まず、シリコンウェハ2をサセプタ3に載
置し、回転手段(モータ)4により回転軸を介してサセ
プタ3を回転する。
置し、回転手段(モータ)4により回転軸を介してサセ
プタ3を回転する。
【0029】この後ガス導入口から窒素ガスを供給して
反応炉1内をN2 でパージする。
反応炉1内をN2 でパージする。
【0030】続いてガス導入口から水素H2 ガスを供給
して反応炉1内をH2 でパージし、H2 雰囲気中で赤外
線ランプ5によりウェハをエピタキシャル成長温度(9
00〜1050℃)まで加熱する。
して反応炉1内をH2 でパージし、H2 雰囲気中で赤外
線ランプ5によりウェハをエピタキシャル成長温度(9
00〜1050℃)まで加熱する。
【0031】そして本発明の方法による均一な温度管理
による過程を経て成長温度に到達すると、同一温度に加
熱され、ガス導入口からはH2 で希釈されたSiH4 が
供給される。そしてこのガスは、温度を均一に制御され
たウェハ2表面に沿って流れ、ウェハ表面にシリコンエ
ピタキシャル成長膜を形成する。
による過程を経て成長温度に到達すると、同一温度に加
熱され、ガス導入口からはH2 で希釈されたSiH4 が
供給される。そしてこのガスは、温度を均一に制御され
たウェハ2表面に沿って流れ、ウェハ表面にシリコンエ
ピタキシャル成長膜を形成する。
【0032】このようにして得られたエピタキシャル成
長膜は均一で極めて結晶性の良好な膜となっている。す
なわち、サセプタおよびウェハがほぼ同一温度に加熱さ
れており、ガスがウェハ表面に所望の濃度分布で到達
し、ウェハ2を回転させると、ウェハ2の表面全体にわ
たり均一な成長速度を得ることができる。
長膜は均一で極めて結晶性の良好な膜となっている。す
なわち、サセプタおよびウェハがほぼ同一温度に加熱さ
れており、ガスがウェハ表面に所望の濃度分布で到達
し、ウェハ2を回転させると、ウェハ2の表面全体にわ
たり均一な成長速度を得ることができる。
【0033】なお、被処理基板の温度をさらに均一化す
るために、図3に示すように加熱部に複数のランプLを
設置し、各FBに対応するために5つの組に分割し、前
記実施例と同様の制御を行うようにしてもよい。
るために、図3に示すように加熱部に複数のランプLを
設置し、各FBに対応するために5つの組に分割し、前
記実施例と同様の制御を行うようにしてもよい。
【0034】また、前記実施例では温度測定部はサセプ
タ裏面に設けられた放射温度計で構成したが、必ずしも
被処理基板温度と等しいわけではなく、実際の被処理基
板との温度差が生じてしまうことがある。そこであらか
じめCVD工程に先立ち図4に示すような熱電対付き基
板をあらかじめ設置し、基板の温度を熱電対により測定
しながら温度測定部の値と比較することにより温度差補
正値を求め、実際のCVD工程ではこの補正値を用いて
補正を行うようにしてもよい。
タ裏面に設けられた放射温度計で構成したが、必ずしも
被処理基板温度と等しいわけではなく、実際の被処理基
板との温度差が生じてしまうことがある。そこであらか
じめCVD工程に先立ち図4に示すような熱電対付き基
板をあらかじめ設置し、基板の温度を熱電対により測定
しながら温度測定部の値と比較することにより温度差補
正値を求め、実際のCVD工程ではこの補正値を用いて
補正を行うようにしてもよい。
【0035】この場合の補正工程を含む制御回路を図5
に示す。
に示す。
【0036】この回路では、図1に示した前記実施例1
の回路の各FBに温度差補正部800を付加したことを
特徴とするもので、他の部分については実施例1の回路
とまったく同様である。この温度差補正部800では図
4に示したようなモニタウェハとしての熱電対付き基板
8を用いて、基板温度とサセプタ裏面の温度を測定する
放射温度計9の測定値との差をあらかじめ求めておき、
この差を補正する。この温度差補正部800は測定値の
出力と目標値との両方に設置されて、補正を行う。
の回路の各FBに温度差補正部800を付加したことを
特徴とするもので、他の部分については実施例1の回路
とまったく同様である。この温度差補正部800では図
4に示したようなモニタウェハとしての熱電対付き基板
8を用いて、基板温度とサセプタ裏面の温度を測定する
放射温度計9の測定値との差をあらかじめ求めておき、
この差を補正する。この温度差補正部800は測定値の
出力と目標値との両方に設置されて、補正を行う。
【0037】図8は、本発明の第2の実施例のCVD装
置における制御回路を示す図である。 このCVD装置
は、図2に示した実施例1の装置と同様に、反応炉1の
外側から加熱する5つの加熱手段5center,5rear,5
front ,5right ,5leftの5つからなる加熱部5とか
ら構成され、反応炉内にガスを導入するとともに、サセ
プタ上の5つの領域に設けられた5つの温度測定手段か
らなる温度測定部6を具備し、この温度測定部6の測定
値に応じて加熱部5の加熱手段5center,5re ar,5
front ,5right ,5leftの5つを制御するようにした
もので、この温度制御過程において、ここでは特にマス
ターFBを設けることなく、複数のFBのそれぞれに同
じSVを与え、各PVがSVに到達するように制御する
とともに、各FBの測定値PVを一致させた状態で昇降
温させるべく、各測定値PVの平均値をマスターSVと
し、各PVがSVと到達するように制御する荷重W1
と、各測定値PVがマスターSVに到達するように制御
する荷重W2 とを調整し、均一な温度制御を行うように
したことを特徴とする。
置における制御回路を示す図である。 このCVD装置
は、図2に示した実施例1の装置と同様に、反応炉1の
外側から加熱する5つの加熱手段5center,5rear,5
front ,5right ,5leftの5つからなる加熱部5とか
ら構成され、反応炉内にガスを導入するとともに、サセ
プタ上の5つの領域に設けられた5つの温度測定手段か
らなる温度測定部6を具備し、この温度測定部6の測定
値に応じて加熱部5の加熱手段5center,5re ar,5
front ,5right ,5leftの5つを制御するようにした
もので、この温度制御過程において、ここでは特にマス
ターFBを設けることなく、複数のFBのそれぞれに同
じSVを与え、各PVがSVに到達するように制御する
とともに、各FBの測定値PVを一致させた状態で昇降
温させるべく、各測定値PVの平均値をマスターSVと
し、各PVがSVと到達するように制御する荷重W1
と、各測定値PVがマスターSVに到達するように制御
する荷重W2 とを調整し、均一な温度制御を行うように
したことを特徴とする。
【0038】この制御回路では、従来例の制御回路に加
え、各測定値の平均値を算出する平均値演算部500
と、目標値に一致するように制御する制御率を設定する
第1の荷重部600と、各測定値の平均値に一致するよ
うに制御する制御率を設定する第2の荷重部700とを
配設し、各FBは温度測定部100と、目標値設定部2
00で設定された目標値SVに一致するように第1の荷
重部600で設定された荷重W1 と、平均値演算部の出
力である各測定値の平均値に一致するように第2の荷重
部700で設定された荷重W2 とによって、制御量演算
部300で加熱手段5centerなどの制御対象400の制
御量を演算し、この制御量に従って各加熱手段5を制御
するように構成されている。
え、各測定値の平均値を算出する平均値演算部500
と、目標値に一致するように制御する制御率を設定する
第1の荷重部600と、各測定値の平均値に一致するよ
うに制御する制御率を設定する第2の荷重部700とを
配設し、各FBは温度測定部100と、目標値設定部2
00で設定された目標値SVに一致するように第1の荷
重部600で設定された荷重W1 と、平均値演算部の出
力である各測定値の平均値に一致するように第2の荷重
部700で設定された荷重W2 とによって、制御量演算
部300で加熱手段5centerなどの制御対象400の制
御量を演算し、この制御量に従って各加熱手段5を制御
するように構成されている。
【0039】この制御システムに目標値SVを与える
と、これが各FBの目標値SVとなり制御が開始され、
各FBがSVに一致するように荷重W1 で制御されると
共に、各FBの測定値PVの平均値をマスターSVと
し、このマスターSVに一致するように荷重W2 で制御
され、各FBは動作する。
と、これが各FBの目標値SVとなり制御が開始され、
各FBがSVに一致するように荷重W1 で制御されると
共に、各FBの測定値PVの平均値をマスターSVと
し、このマスターSVに一致するように荷重W2 で制御
され、各FBは動作する。
【0040】ここで各FBにおける制御量演算部300
に入力される信号をEとすると、 Ecenter=W11(SV−PVcenter)+W21(マスター
SV−PVcenter) Eright =W12(SV−PVright )+W22(マスター
SV−PVright ) Eleft =W13(SV−PVleft )+W23(マスター
SV−PVleft) Efront =W14(SV−PVfront )+W24(マスター
SV−PVfront ) Erear =W15(SV−PVrear )+W25(マスター
SV−PVrear) ただし、マスターSVとしては各測定値PVの平均値で
あり、相加平均値,相乗平均値,調和平均値等をとるこ
とができるが、ここでは相加平均値をとるものとし、 マスターSV=1/5(PVcenter+PVright +PV
left+PVfront +PVrearである。 また、図8の平
均値演算部におけるnは5とする。このようにして制御
量の演算がなされ、各加熱部に対して制御量が算出され
る。
に入力される信号をEとすると、 Ecenter=W11(SV−PVcenter)+W21(マスター
SV−PVcenter) Eright =W12(SV−PVright )+W22(マスター
SV−PVright ) Eleft =W13(SV−PVleft )+W23(マスター
SV−PVleft) Efront =W14(SV−PVfront )+W24(マスター
SV−PVfront ) Erear =W15(SV−PVrear )+W25(マスター
SV−PVrear) ただし、マスターSVとしては各測定値PVの平均値で
あり、相加平均値,相乗平均値,調和平均値等をとるこ
とができるが、ここでは相加平均値をとるものとし、 マスターSV=1/5(PVcenter+PVright +PV
left+PVfront +PVrearである。 また、図8の平
均値演算部におけるnは5とする。このようにして制御
量の演算がなされ、各加熱部に対して制御量が算出され
る。
【0041】次に、実施例2の変形例として、実施例2
において補正工程を含む制御回路を図9に示す。
において補正工程を含む制御回路を図9に示す。
【0042】この回路では、図8に示した前記実施例2
の回路の各FBに温度差補正部800を付加したことを
特徴とするもので、他の部分については実施例2の回路
とまったく同様である。この温度差補正部800では図
4に示したような装置の場合熱処理基板温度と放射温度
計の測定値との差をあらかじめ求めておき、この差を補
正する。この温度差補正部800は測定値の出力と目標
値との両方に設置されて、補正を行う。
の回路の各FBに温度差補正部800を付加したことを
特徴とするもので、他の部分については実施例2の回路
とまったく同様である。この温度差補正部800では図
4に示したような装置の場合熱処理基板温度と放射温度
計の測定値との差をあらかじめ求めておき、この差を補
正する。この温度差補正部800は測定値の出力と目標
値との両方に設置されて、補正を行う。
【0043】なお、前記実施例ではCVD装置について
説明したが、スパッタリングなど他の薄膜堆積装置、反
応性イオンエッチングなどのエッチング装置、あるいは
拡散炉などにおけるウェハの加熱制御に適用可能である
ことはいうまでもない。
説明したが、スパッタリングなど他の薄膜堆積装置、反
応性イオンエッチングなどのエッチング装置、あるいは
拡散炉などにおけるウェハの加熱制御に適用可能である
ことはいうまでもない。
【0044】また前記実施例では赤外線ランプを用いた
加熱について説明したが、これに限定されることなく、
抵抗加熱、高周波加熱などにも適用可能である。
加熱について説明したが、これに限定されることなく、
抵抗加熱、高周波加熱などにも適用可能である。
【0045】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、高精度でかつ均一な温度制御を行うことができる。
ば、高精度でかつ均一な温度制御を行うことができる。
【図1】本発明の第1の実施例の制御回路を示す図
【図2】同実施例のCVD装置を示す図
【図3】CVD装置の変形例を示す図
【図4】モニタウェハを用いた温度測定部を示す図
【図5】本発明の第1の実施例の制御回路の変形例を示
す図
す図
【図6】本発明で用いられる温度測定部を示す図
【図7】本発明で用いられる温度測定部の変形例を示す
図
図
【図8】本発明の第2の実施例の制御回路を示す図
【図9】本発明の第2の実施例の制御回路の変形例を示
す図
す図
【図10】従来例の制御回路を示す図
1 反応炉 2 ウェハ 3 サセプタ 4 モータ 5 加熱手段 6 温度測定部 100 温度測定手段 200 目標値設定部 300 制御量演算部 400 制御対象 500 平均値演算部 600 第1の制御部 700 第2の制御部 800 温度差補正部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 強 神奈川県平塚市南豊田197−17−105 (72)発明者 丸谷 新治 神奈川県平塚市山下726−5−401
Claims (2)
- 【請求項1】 被処理基板を載置する回転可能なサセプ
タと、 前記サセプタ上に載置された被処理基板を、所望の温度
に加熱する複数の加熱部を備えた加熱手段と、 前記被処理基板近傍の複数の点における温度を測定する
複数の温度測定部を備えた温度測定手段と、 前記温度測定手段の測定結果をフィードバックし、前記
温度測定手段の各温度測定部から得られる測定値が目標
値となるように前記各温度測定部に対応する前記各加熱
部を制御する制御手段とを備え、 前記制御手段が、それぞれ1つの前記加熱部および前記
温度測定部に対応した複数のフィードバック(FB)ル
ープを備え、前記FBループの1つをマスターFBとし
他をスレーブFBとするマスタースレーブ方式の制御手
段であり、 マスターFBにおける制御が、マスターFBにおける測
定値PVが目標値SVに荷重W1 で到達しようとする第
1の制御部と、 各温度測定部の測定値PVの平均値を平均目標値(Av
e SV)とし、この平均目標値に荷重W2 で到達しよ
うとする第2の制御部とを備えこれらの荷重が調整可能
であるとともに、 スレーブFBは、前記マスターFBの測定値PVに追従
するように制御されることを特徴とする熱処理装置。 - 【請求項2】 被処理基板を載置する回転可能なサセプ
タと、 前記サセプタ上に載置された被処理基板を、所望の温度
に加熱する複数の加熱部を備えた加熱手段と、 前記被処理基板近傍の複数の点における温度を測定する
複数の温度測定部を備えた温度測定手段と、 前記温度測定手段の測定結果をフィードバックし、前記
温度測定手段の各温度測定部から得られる測定値が目標
値となるように各前記加熱部を制御する制御手段とを備
え、 前記制御手段が、それぞれ1つの前記加熱部および前記
温度測定部に対応した複数のフィードバック(FB)ル
ープを備え、 各FBループが同じ目標値SVとなるように、各測定値
PVに応じて荷重W1 で到達しようとする第1の制御部
と、 各FBにおける測定値PVの平均値に荷重W2 で到達し
ようとするための第2の制御部とを備え、これらの荷重
が調整可能であることを特徴とする熱処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33766193A JPH07200076A (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 熱処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33766193A JPH07200076A (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 熱処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07200076A true JPH07200076A (ja) | 1995-08-04 |
Family
ID=18310763
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33766193A Pending JPH07200076A (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 熱処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07200076A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001306103A (ja) * | 2000-04-18 | 2001-11-02 | Omron Corp | 制御装置、温度調節器および熱処理装置 |
JP2002222001A (ja) * | 2001-01-25 | 2002-08-09 | Yamatake Corp | 制御装置 |
JP2015220359A (ja) * | 2014-05-19 | 2015-12-07 | 株式会社Kelk | 半導体ウェーハの温度制御装置 |
US9798308B2 (en) | 2014-01-27 | 2017-10-24 | Kelk Ltd. | Temperature controller for semiconductor wafer and temperature control method for semiconductor wafer |
US10157761B2 (en) | 2016-08-17 | 2018-12-18 | Kelk Ltd. | Temperature controller of semiconductor wafer |
-
1993
- 1993-12-28 JP JP33766193A patent/JPH07200076A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001306103A (ja) * | 2000-04-18 | 2001-11-02 | Omron Corp | 制御装置、温度調節器および熱処理装置 |
JP2002222001A (ja) * | 2001-01-25 | 2002-08-09 | Yamatake Corp | 制御装置 |
US9798308B2 (en) | 2014-01-27 | 2017-10-24 | Kelk Ltd. | Temperature controller for semiconductor wafer and temperature control method for semiconductor wafer |
JP2015220359A (ja) * | 2014-05-19 | 2015-12-07 | 株式会社Kelk | 半導体ウェーハの温度制御装置 |
US10157761B2 (en) | 2016-08-17 | 2018-12-18 | Kelk Ltd. | Temperature controller of semiconductor wafer |
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