JPH07200057A - 無人搬送車の誘導テープ及び誘導システム - Google Patents

無人搬送車の誘導テープ及び誘導システム

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JPH07200057A
JPH07200057A JP5351334A JP35133493A JPH07200057A JP H07200057 A JPH07200057 A JP H07200057A JP 5351334 A JP5351334 A JP 5351334A JP 35133493 A JP35133493 A JP 35133493A JP H07200057 A JPH07200057 A JP H07200057A
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JP
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tape
infrared light
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guided vehicle
emitting layer
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JP5351334A
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Takemasa Sato
剛正 佐藤
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TOHO TECHNOL KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 無人搬送車を誘導するテープであって、汚れ
等によっても誘導精度が落ちず、かつ外乱光等に影響さ
れにくい誘導テープを提供する。 【構成】 基材2の片面に赤外線発光蛍光体を主成分と
する赤外発光塗料が、例えばスクリーン印刷、グラビア
印刷、オフセット印刷等により印刷されて、赤外線発光
層3が形成されている。また、テープ基材には接着剤層
4が形成されて、これが剥離シート5で覆われており、
この剥離シート5を剥がして、誘導テープ1を床面等の
走行面に接着する。そして、無人搬送車側から赤外光が
赤外線発光層3に照射され、それに基づく励起により、
赤外線発光層3から別波長の赤外光が発光される。これ
をフォトダイオード等の検出器で検出し、その発光信号
に基づいて無人搬送車が誘導される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無人搬送車を走行面で
誘導するための誘導テープ及びその誘導テープを利用し
た誘導システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、無人搬送車を誘導するために、走
行面に誘導線(電線)を埋込み、これに沿って無人搬送
車を誘導することが行われているが、電線の埋込みのた
めに相当大がかりな工事を必要とする欠点がある。
【0003】また、これに代えて、床面に銀テープを貼
付け、無人搬送車側から発光された光がこの銀テープで
反射することを利用して誘導することも行われている
が、反射を利用するものであるため汚れ、外乱等に弱い
問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、走行面に対
する工事が簡単で、かつ汚れや外乱にも強い無人搬送車
の誘導テープ及びそれの誘導システムを提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る誘導テープ
は、テープ基材に、無人搬送車側からの赤外光で励起さ
れることにより赤外波長領域で発光する赤外発光層が、
そのテープ基材の長手方向に沿って形成されたものであ
る。ここで上記のような赤外発光層は、所定の赤外発光
塗料がテープ基材に印刷されること等により形成され
る。また、そのようなテープは、走行面に対し接着等に
よって固定されるものである。なお、赤外光を発生する
との意味は可視光を意識したものではなく、赤外線を放
射するということと同義といえる。
【0006】また、このような赤外発光層は、例えば図
1のように、テープ基材の全面にいわばベタ塗り形態で
形成されてもよいし、あるいは所定幅の帯状に形成され
てもよい。これらは最も基本的な第一のパターンである
が、さらに次のようなより特徴付けられた第二〜第四の
パターンで形成することができる。
【0007】その赤外発光層の第二の形成パターンは、
例えば図2のように、テープ基材の長手方向に延びる誘
導線部と、この側方に位置する分岐信号部、停止信号部
及び減速信号部の少なくとも一つを含むものである。分
岐信号部や停止信号部、減速信号部は、テープ基材の長
手方向の特定領域に形成され、分岐信号部は走行路の分
岐部の近傍に対応し、停止信号部又は減速信号部は、例
えば所定のステーション又はこの近傍等に対応するもの
となる。
【0008】赤外線発光層の第三の形成パターンは、例
えば図3のように、テープ基材の長手方向に延びる誘導
線部と、その誘導線部に沿った複数の列に形成された長
さ方向位置検出部とを備えるもので、それら長さ方向位
置検出部は、テープ基材の長手方向の断面において所定
のビット信号を構成し、そのビット信号がテープ基材の
長手方向の位置の相違に応じて異なるものとされる。
【0009】さらに、赤外線発光層の第四の形成パター
ンは、例えば図4のように、テープ基材の長さ方向に互
いに平行に複数本の誘導線部が形成され、かつそれら誘
導線部のそれぞれの太さや間隔が異なり、テープ基材の
幅方向の位置関係が、その幅方向断面における複数の誘
導線部のパターンで判別できるものとされる。
【0010】なお、このような誘導テープを走行面に固
定するために、テープ基材の一方の面に接着剤層を形成
し、さらにその接着剤層を剥離シートで覆う構成をとる
ことができる。
【0011】また、上記のような誘導テープを利用し
て、無人搬送車を誘導するシステムの発明では、そのよ
うな誘導テープが走行面に接着等によって固定されると
ともに、無人搬送車側に、その誘導テープの赤外発光層
に赤外光を投じる投光装置と、その赤外光で励起される
ことにより赤外発光層で発光された赤外光を検出する励
起光検出装置と、その検出装置の出力に基づいて無人搬
送車の走行を制御する走行制御装置とが設けられる。
【0012】
【作用及び効果】本発明に係る誘導テープの赤外発光層
に対し、無人搬送車側から赤外光が照射されると、その
赤外発光層は一種の波長変換素子として機能し、照射さ
れた赤外光とは波長の異なる赤外光を発する。これを無
人搬送車側で検知することにより、走行の指針とするこ
とができる。ここで、赤外光(赤外線)は紫外線等に比
べて波長が長いため、物質を透過しやすく、そのため誘
導テープの表面に汚れ、油、埃等が付着しても、それを
透過して赤外発光層に達し、それを励起・発光させるこ
とができるため、傷や汚れに強い。これは銀テープ等の
反射によるものとは本質的に原理が異なるものであり、
また仮に赤外光に代えて紫外光を用いた場合は、紫外光
の波長が短いため汚れ等で反射しやすく、かつ可視光等
の外乱の影響を受けやすいのに対し、赤外光を用いるこ
とにより、上述のように汚れや外乱等に強いものとな
る。また、この誘導テープの配設作業も走行面への接着
等により容易に行うことができる。
【0013】赤外発光層として、誘導線部に加え分岐信
号部や停止信号部、減速信号部を含ませた誘導テープで
は、無人搬送車を単に誘導するのみならず、それらの信
号部を検知することにより、分岐部でどちらに曲るかの
信号を与えたり、所定のステーションで自動的に減速、
停止させたりすることができる。また、誘導線部に加
え、テープ幅方向断面でビット信号を構成する長さ方向
位置検出部を設けたものでは、そのビット信号に基づい
て、無人搬送車がどこまで走行したか、あるいはどのエ
リアを走行しているか等を知ることができる。さらに、
赤外発光層における複数本の誘導線部の太さや間隔を異
ならせたものでは、そのテープ幅方向断面のパターンに
基づき、無人搬送車の位置ずれをより正確に求めること
ができる。
【0014】そして、以上のような誘導テープを走行面
に固定した誘導システムでは、無人搬送車から誘導テー
プの赤外発光層に投じられた赤外光により、赤外発光層
が励起されて別波長の赤外光を発光し、それが検出され
ることに基づいて無人搬送車の走行が制御される。すな
わち、一定の走路から外れないように誘導され、また停
止あるいは方向変換等が行われることとなる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の幾つかの実施例を図面に基づ
いて説明する。図5は本発明の一実施例である誘導テー
プ1の長さ方向の断面を示すものである。この誘導テー
プ1は、テープ基材2を備える。これは、例えばポリエ
チレンテレフタレート、ポリ塩化ビニル等の可撓性を有
する合成樹脂製のもので、その厚さは、例えば30〜5
00μm、また幅は10〜40mm程度とされる。
【0016】このテープ基材2の表面には、赤外線発光
蛍光体による赤外発光層3が形成されている。この赤外
発光層3は無人搬送車側からある波長の赤外光が照射さ
れたとき、別の波長の赤外光を発光するものである。こ
の赤外発光層3を形成するためには、例えば無機蛍光体
を結合剤樹脂、有機溶剤及びその他の必要成分とともに
混合・分散して赤外発光塗料を調整し、この赤外発光塗
料を合成樹脂製のテープ基材2の表面に塗布して乾燥さ
せる。
【0017】無機蛍光体としては、例えばZnSを母体
とし、Nd等の発光中心をドープしたものや、酸化タン
グステン、酸化リン、酸化ホウ素、酸化イットリウム等
の酸化物にNd等をドープしたもの等を使用することが
できる。この他、Ndの一部を、Sc、La、Ce等で
置換したものも好適に使用できる。このような無機蛍光
体は赤外発光層3中に、例えば30〜80重量%の範囲
で含有させることが好ましい。また、この赤外発光層3
の結合剤成分としては、ポリウレタン樹脂、ポリエステ
リ樹脂、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂等のもの
から選ばれる少なくとも一種以上を用いることが望まし
い。あるいは、エポキシアクリレート、ポリエステルア
クリレート、ポリエーテルアクリレート、ウレタンアク
リレート等の多価アクリロイル基ペンダントタイプの紫
外線硬化型樹脂を用いることもできる。また、上述の蛍
光体としては、無機蛍光体の他、有機金属錯体や染料等
の有機蛍光体を用いることもできる。
【0018】そして、このような組成の赤外線発光蛍光
塗料をテープ基材2に塗布する方法としては、スクリー
ン印刷、グラビア印刷、オフセット印刷等の方法を好適
に採用することができる。また、赤外線発光層3の厚さ
は、それらの印刷方法に応じて適宜に定めることができ
るが、例えば0.2〜200μmの範囲内にするのが好
ましい。厚さが余りにも薄過ぎると、赤外発光層3の発
光出力が過小になり過ぎ、また必要以上に厚い場合は、
テープ厚がかさみ、また経済性等を阻害することにな
る。そして、実用上採用される厚さは、例えば1〜3μ
m程度とすることができる。
【0019】上述のような赤外線発光蛍光体を主成分と
する赤外発光層3は、一種の波長変換素子蛍光体として
機能し、例えば700〜1500nm(ナノメータ)程度
の波長が照射されることにより、これより多少波長の長
い赤外線を発光する。例えば700nm程度の波長の赤外
線の照射により、この赤外発光層3が励起されて800
〜850nm程度の赤外線を発光することとなる。
【0020】テープ基材2の裏面には、接着剤層4が所
定の厚みで形成されている。この接着剤層4は、例えば
合成樹脂系の粘着性を有する層であって、テープ基材2
の裏面の全面に形成されてもよいし、その長手方向に所
定の幅で連続して、あるいは断続的に形成されてもよ
い。この接着剤層4は、更に剥離シート5で覆われてい
る。剥離シート5は、例えば紙、合成樹脂フィルム等の
適宜の材料のものを使用できる。そして、このような誘
導テープ1は、例えばロール状に巻かれたり、一定長さ
の長尺形態とされ、これを床面等に接着する際は、剥離
シート5を剥がして、例えば図6のように接着剤層4に
おいて床面等の走行面に貼り付けることとなる。
【0021】なお、図7に示すように、テープ基材2の
表面に形成された赤外線発光層3をさらに外側から覆う
ように保護フィルム層7を所定の合成樹脂等から形成す
ることもできる。この保護フィルム層7は、透明でも不
透明でもよく、更にその保護フィルム層7の表面に着色
あるいは印刷等が施されていてもよい。赤外線はそのよ
うな保護フィルム層7を透過して赤外発光層3を励起さ
せることができるからである。
【0022】また、図8及び図9に示すように、赤外発
光層3をテープ基材2の裏面に形成し、更にこの外側に
接着剤層4及び剥離シート5を設けることもできる。こ
の場合も赤外光はテープ基材2を透過して赤外発光層3
を励起し、それによって赤外発光層3で発光した赤外光
は、テープ基材2を透過して上方に放射されることとな
る。このような構成では、赤外発光層3がテープ基材2
の下側に位置することとなり、図7に示したような保護
フィルム層7を用いることなく、赤外線発光層3を摩滅
等から保護することができる。
【0023】次に、赤外線発光層3の印刷パターンにつ
いて説明する。赤外線発光層3はテープ基材2に、図1
に示すようにいわゆるベタ塗りでその片面の全面に印刷
することができ、これが最も単純な第一のパターンであ
る。そして、図10に示すように、この誘導テープ1の
赤外線発光層3に対し、無人搬送車C側に設けられた発
光ダイオード(LED)等の光源10から、波長λ1
赤外光が照射され、これで励起されることにより赤外線
発光層3が発光し、波長λ2の赤外光を発する。これ
が、光学フィルタ11を経て、フォトダイオード等で構
成される検出器12に検出される。なお、その光学フィ
ルタ11は、上記波長領域の赤外光は通過させ、それ以
外の波長領域の光は遮断する役割を果たす。また、誘導
テープ1と光源10及び検出器12との間隔は、例えば
200mm以内で適宜に定められる。
【0024】そして、検出器12の出力は図11に示す
アンプ13で増幅され、かつA/D変換されてコントロ
ーラ15に供給される。なお、このA/D変換器14は
省略することも可能である。コントローラ15は上記の
ような赤外線発光層3から発光される赤外光の出力の中
心が基準位置からどの程度ずれているかを演算し、これ
に基づいて無人搬送車16の走行制御装置16に制御信
号を出力する。例えば最も基本的には、無人搬送車Cが
誘導テープ3に沿って走行するように、操舵制御を行う
こととなる。この操舵制御において、例えば図12に示
すように、無人搬送車Cの右輪19R、及び左輪19L
に速度差を付けて操舵制御することができる。この場
合、コントローラ15から各ドライバ17R、17Lを
経て、それぞれ右輪モータ18R、左輪モータ18Lに
減速信号、加速信号もしくは停止信号又は起動信号等が
出力され、例えば右輪19Rが左輪19Lより回転数が
小さくなるように制御されれば、無人搬送車Cは右側に
操舵されることとなる。
【0025】図2に示す赤外線発光層3の第二の印刷パ
ターンでは、テープ基材2の長手方向に沿って誘導線部
3aが形成されるとともに、その側方に分岐信号部3b
や停止信号部3c、減速信号部3dが形成されている。
これら分岐信号部3b、停止信号部3c及び減速信号部
3dは、誘導線部3aに対しテープ幅方向にそれぞれ異
なる距離隔たって形成されるとともに、テープ長手方向
の特定位置にそれぞれスポット的に形成されている。
【0026】そして、例えば図15において、所定のス
テーションSに対応するP点に停止信号部3cを、その
手前のP′点に減速信号部3dを、さらに誘導路が分岐
するQ点近傍に分岐信号部3bを設けることができる。
これより、ステーションSに対し、その手前の減速域を
経て無人搬送車を停止させたり、分岐部のQ点において
上記分岐信号に従い、無人搬送車を例えば左側の分岐路
へ誘導させる等の誘導を行わせることができる。例えば
P点で発光する赤外光は、図11の検出器12で、図1
3(A)のような信号として検出され、これがA/D変
換器14で波形成形されることにより、図14(A)の
ような矩形信号となる。この信号がコントローラ15で
判読されることにより、図12の左右のモータ18R、
18Lが停止して、無人搬送車は所定のステーションS
に停止させられる。また、図2のQ点における赤外光の
検出信号は、図13(B)、更にその波形成形により図
14(B)のようになり、この信号が読み取られること
により、図12の左右のモータ18R、18Lに速度差
が付与され、予め定められた方向へ無人搬送車が操舵さ
れていくこととなる。P′点での検出信号も原理的には
上記と同様である。
【0027】図3に示す赤外線発光層3の第三の印刷パ
ターンでは、テープ基材2に誘導線部3aがその長手方
向に沿って形成されるとともに、その側方に複数列(例
えばL1、L2、L3、L4の4列)に沿って長手方向位置
検出部(以下単に位置検出部という)3L1、3L2、3
3、3L4等が形成されている。これらはそれぞれ複数
形成されて、テープ基材3の幅方向断面においてビット
信号を構成するものである。
【0028】例えば図3のa〜jの各領域において、例
えば4ビットの異なるビット信号が出力され、それに基
づいてa〜jの位置が判別できるようになっている。す
なわち、図3のa領域では、図16に示すように“00
00”の4ビット信号であり、b領域では“000
1”、c領域では“0010”、d領域では“001
1”、e領域では“0100”というように、a〜jま
での各位置に応じて、それらの位置を特定するビット信
号が出力されるようになっている。すなわち、無人搬送
車がa〜jのどの位置にいるかが、図3のような赤外発
光層3から発光するビット信号をコントローラ15が読
み取ることにより判別できる。これに基づき、無人搬送
車を例えばa〜jの各領域で加速又は減速したり、ある
いは特定のビット信号を停止信号又は起動信号に利用し
たり、更には特定のビット信号を所定時間の待機信号、
後退信号等を含む一種のシーケンス信号に利用すること
ができる。
【0029】図4に示す赤外発光層3は第四の印刷パタ
ーンを示している。このパターンでは、互いに太さ及び
間隔の異なる複数本の誘導線部3a1〜3a3が形成され
ている。テープ基材2の幅方向の中央には、最も太い誘
導線部3a1が形成され、この両側に対称的に、これよ
り細い一対の誘導線部3a2が形成され、さらにこの外
側に最も細い一対の誘導線部3a3がより狭い間隔で形
成されている。このような赤外線発光層3に赤外光が照
射されることにより生じる別波長の赤外光は、例えば図
17に示すように波形成形された信号となる。そして、
テープ幅方向においてその波形パターンを認識すること
によって前記光源10による走査(スキャン)開始点O
から中央部の矩形信号までの距離Lを検出できる。そし
て、この距離Lが基準値とどの程度相違するかによっ
て、無人搬送車Cのテープ幅方向における位置ずれをよ
り正確に検出し、その検出結果に基づく走行制御を行う
ことにより、無人搬送車を高精度に誘導することができ
る。
【0030】なお、図18に示すように、コーナー走行
部の例えば円弧状曲線に対応して、誘導テープ1も例え
ば打抜き等により円弧状の平面形態のものとする場合
は、前記誘導線部3aをはじめ、図2〜図4に例示した
ような各種の信号部は、その円弧状等の誘導テープに対
応する曲線に沿って形成することとなる。
【0031】また図19に示すように、テープ基材2に
2本の誘導線部3aを形成し、これらの内側に例えば前
述の分岐、停止、減速等のための信号部3b、3c、3
d等を設けることもできる。さらに、図20に示すよう
に、2本の誘導線部3aのみを設けた単純なものとして
もよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の誘導テープにおける赤外線発光層の第
一のパターンを示す平面図。
【図2】同じく第二のパターンを示す平面図。
【図3】同じく第三のパターンを示す平面図。
【図4】同じく第四のパターンを示す平面図。
【図5】本発明の一実施例である誘導テープの長さ方向
の拡大断面図。
【図6】図5の誘導テープを走行面に接着した状態のテ
ープ幅方向の断面図。
【図7】図6の変形例を示す断面図。
【図8】図5の変形例を示す断面図。
【図9】図8の誘導テープを走行面に接着した状態を示
すテープ幅方向の断面図。
【図10】赤外光の照射及び発光の説明図。
【図11】本発明の誘導テープを用いた誘導システムの
一例を示すブロック図。
【図12】図11の一部をさらに詳しく示すブロック
図。
【図13】赤外光の発光信号の説明図。
【図14】波形成形後の信号パターンの説明図。
【図15】無人搬送車の走行路の一例を示す平面図。
【図16】図3に対応する発光信号の説明図。
【図17】図4に対応する発光信号の説明図。
【図18】曲線コーナー部に使用される誘導テープの一
例を示す平面図。
【図19】図2の変形例を示す平面図。
【図20】図19の変形例を示す平面図。
【符号の説明】
1 誘導テープ 2 テープ基材 3 赤外発光層 4 接着剤層 5 剥離シート 6 走行面 10 光源 11 光学フィルタ 12 検出器 15 コントローラ 16 走行制御装置 3a 誘導線部 3b 分岐信号部 3c 停止信号部 3d 減速信号部 3L1〜3L4 長手方向位置検出部 3a1〜3a3 複数本の誘導線部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無人搬送車を誘導するためにその走行面
    に固定されるテープであって、テープ基材に、前記無人
    搬送車側からの赤外光で励起されることにより赤外波長
    領域で発光する赤外発光層が、前記テープ基材の長さ方
    向に沿って形成されている無人搬送車の誘導テープ。
  2. 【請求項2】 前記赤外発光層は、前記テープ基材の長
    手方向に延びる誘導線部と、その誘導線部の側方に位置
    し、前記テープ基材の長さ方向の特定領域に形成された
    分岐信号部、停止信号部及び減速信号部の少なくとも一
    つを含む請求項1記載の誘導テープ。
  3. 【請求項3】 前記赤外発光層は、前記テープ基材の長
    手方向に延びる誘導線部と、その誘導線部に沿った複数
    の列に形成されて、前記テープ基材の幅方向断面でビッ
    ト信号を構成し、かつそのビット信号が前記テープ基材
    の長手方向の位置の相違に応じて異なっている長さ方向
    位置検出部とを含む請求項1記載の誘導テープ。
  4. 【請求項4】 前記赤外線発光層は、前記テープ基材の
    長さ方向に互いに平行に形成された複数本の誘導線部を
    備え、かつそれら複数本の誘導線部のそれぞれの太さ及
    び/又は間隔が異なり、前記テープ基材の幅方向におけ
    る位置関係が前記複数本の誘導線部の前記幅方向のパタ
    ーンに基づいて検出される請求項1記載の誘導テープ。
  5. 【請求項5】 前記テープ基材の一方の面に接着剤層が
    形成され、さらにその接着剤層が剥離シートで覆われて
    いる請求項1ないし4のいずれかに記載の誘導テープ。
  6. 【請求項6】 無人搬送車を走行面上で誘導するシステ
    ムであって、 赤外光で励起されて赤外波長領域で発光する赤外発光層
    がテープ基材に形成され、かつそのテープ基材の一方の
    面において前記走行面に固定された誘導テープと、 前記無人搬送車に設けられ、前記誘導テープの赤外発光
    層に赤外光を投じる投光装置と、 無人搬送車に設けられ、その赤外光で励起されることに
    より前記赤外発光層で発光された、前記赤外光とは別波
    長の赤外光を検出する励起光検出装置と、 その励起光検出装置の出力に基づいて前記無人搬送車の
    走行を制御する走行制御装置と、 を含むことを特徴とする無人搬送車の誘導システム。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0821297A1 (en) * 1996-07-24 1998-01-28 MITSUI TOATSU CHEMICALS, Inc. Luminescent compound for controlling traveling and method for controlling traveling using the same

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6203725B1 (en) 1996-07-24 2001-03-20 Mitsui Chemicals, Inc. Luminescent compound for controlling traveling and method for controlling traveling using the same

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