JPH0719919A - 渦センサ - Google Patents

渦センサ

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JPH0719919A
JPH0719919A JP5164369A JP16436993A JPH0719919A JP H0719919 A JPH0719919 A JP H0719919A JP 5164369 A JP5164369 A JP 5164369A JP 16436993 A JP16436993 A JP 16436993A JP H0719919 A JPH0719919 A JP H0719919A
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JP
Japan
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sensor
pressure
vortex
main body
base material
Prior art date
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Pending
Application number
JP5164369A
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English (en)
Inventor
Akira Tsukada
晃 塚田
Masayuki Watanabe
正行 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oval Corp
Original Assignee
Oval Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 安価で、高温から極低温までの広い温度範囲
の流体を長期安定して測走できるようにする。 【構成】 フランジ9aで片持固定され、渦発生体内に
挿入される振動管9に作用する交番変動圧力を、振動管
9のセンサ孔9d内に燒嵌めされた感圧部17で検知す
る。感圧部17は、母材10の両面に圧電素子12,1
3を接合し側端面に絶縁接着剤をコーティングした圧力
検出素子18をセンサ押え15で押え乍ら、センサ本体
14の開口14a内に接着したもので、圧電素子12,
13とセンサ本体14およびセンサ押え15の熱膨張係
数を略等しくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、渦流量計の渦センサに関し、よ
り詳細には、渦発生体内に片持支持されて嵌挿され、渦
発生体内に導入されるカルマン渦の変動圧に応動する渦
センサに関する。
【0002】
【従来技術】周知のように、渦流量計は、流体の流れの
中に渦発生体を配設したとき、該渦発生体から単位時間
内に発生するカルマン渦の数が所定のレイノルズ数範囲
で流量に比例することを利用した推測形の流量計であ
る。発生する渦は、渦発生体まわりに生ずる流れ変化又
は圧力変化として渦センサにより検出され、渦センサ
は、渦発生体内に固着されるか着脱可能に配設されてい
る。流量計は、目的に応じて多様の流体の流量計測を行
う計量機であるが、渦流量計は、気体液体等密度や粘度
に影響されることなくレイノルズ数のみに依存して特性
が定められる特徴をもっている。しかし、カルマン渦の
発生による変動圧は測定流体の密度と流速の2乗に比例
した量であるから、測定範囲を拡大するためには小流量
域での感度を高くすることが必要である。この点におい
て、渦発生体内に着脱可能に配設される形式の渦センサ
は有利である。
【0003】着脱式の渦センサとしては、本出願人が特
公昭63−31726号公報において提案した渦発生体
の大きさによらず同一のセンサを着脱可能とする渦流量
計がある。図4(a),(b)は、この従来の渦流量計
を説明するための図で、図4(a)は流れ方向からみた
断面図、図4(b)は図(a)の矢視B−B断面図であ
る。図中、21は管体、22は渦発生体、23は取付
面、24は圧力室、25は導圧孔、26は円筒体、27
は弾性母材、28は圧電素子、29は充填剤、30は渦
センサ、31は鍔部、32はリード線である。
【0004】図示において、管体21は被測定流体の流
通する配管に介装される、直径上に渦発生体22が設け
られている。渦発生体22には管体21を貫通した凹部
が設けられ、該凹部は圧力室24となっており、圧力室
24の両側壁面に導圧孔25が貫通し、被測定流体に連
通している。一方、圧力室24には渦センサ30が挿入
されている。渦センサ30は、鍔部31を有する有底な
円筒体状の振動管26と、該振動管26の底部に受圧板
26aが一体に形成され振動管26内に同軸に嵌挿され
た弾性母材27と、該弾性母材27の両側面に固着され
た圧電素子28,28と、振動管26内に弾性母材27
を一体固着する充填材29及びリード線32とからなっ
ている。
【0005】渦センサ30は振動管26の鍔部31にお
いて管体21に形成された取付面23で管体21に片持
固着される。渦による変動圧力は、導圧孔25を介して
圧力室24に導入され、受圧板26aに作用する。変動
圧力を受けた受圧板26aは片持固着された位置まわり
に変動するが、この変動は、充填剤29を介して圧電素
子28に伝達され振動に応じた電気信号(電荷)をリー
ド線32より出力される。
【0006】しかし、前記充填剤29は、単に力伝達の
媒体ではなく絶縁性が要求される。一般に絶縁抵抗は温
度により変化し、高温では低下するので、充填剤29と
してガラス等が用いられる。
【0007】充填剤29に使用されるガラスを軸方向に
圧電素子28,28を弾性母材27の両側面に固着した
感圧素子部を軸方向に挿入できるように角孔を有する円
柱状のプリホームガラスを用いて、前記感圧素子部を振
動管26内に挿入して加熱溶融して短時間に渦センサを
形成することが試みられた。
【0008】しかし、金属製の振動管26内に前記プリ
ホームガラスで絶縁された感圧素子部を短時間に溶融固
着したとしても、構成要素の熱膨張差に基づく内部ひず
みのため、400℃以上の高温の高圧水蒸気またはマイ
ナス269℃以下の極低温の液体ヘリウム等の流量計測
を長時間安定に測定することができなかった。
【0009】
【目的】本発明は、上述のごとき問題点に鑑みなされた
もので、製造工程が短縮でき、かつプラス500℃の高
温高圧流体からマイナス269℃の液体ヘリウム迄の広
い温度範囲の測定流体を長期間安定して測定できる安価
な渦センサを提供することを目的としてなされたもので
ある。
【0010】
【構成】本発明は、上記目的を達成するために、(1)
測定流体が流れる本体と、該本体内に両端が固着され一
端側軸方向に圧力室と該圧力室に測定流体圧を導入する
導圧孔を有する渦発生体と、前記圧力室内に導入された
カルマン渦に基づく変動圧力を検知する渦センサを有す
る渦流量計において、前記渦センサは、前記変動圧力に
応動して前記圧力室内で振動可能に前記本体壁を貫通し
本体に片持支持される振動管と、短柵状の金属平板で電
極ピンを有する母材と、該母材の平板の両面に各々接合
した圧電素子と、該圧電素子と熱膨張係数が略等しい金
属柱体で、一体に接合された前記母材と圧電素子とを該
圧電素子板が受圧面となるように前記振動管内に軸対称
に固着する該金属柱体の一方の側面に穿設された開口を
有するセンサ本体と、前記母材と圧電素子とを固着した
該センサ本体の開口部を封止する四角柱状金属のセンサ
押えとからなり、前記センサ本体およびセンサ押えとを
前記振動管内に燒嵌めにより一体固着したこと、更に
は、(2)前記(1)において、前記圧電素子をニオブ
酸リチュームとし、センサ本体およびセンサ押えの金属
材料を燒結金属としたことを特徴とするものである。以
下、本発明の実施例に基づいて説明する。
【0011】図1は、本発明の渦センサを適用する渦流
量計の一例を説明するための図で、図中、1は本体、2
は渦発生体、3は圧力室、4は導圧孔、5は渦センサ、
6は取付筒、7はシール材、8はボルト、9は振動管で
ある。
【0012】本体1は、筒状体で配管フランジ(図示せ
ず)に同軸に介装され測定流体が流れる。本体1の径方
向に渦発生体2が両端で燒嵌め等で固着されている。渦
発生体2の一端側には軸方向に圧力室3が穿孔され、該
圧力室3には渦発生体2の両側面から渦による変動圧力
を導入する導圧孔4が連通している。圧力室3内には渦
センサ5が挿入される。渦センサ5は、振動管9内に後
述する感圧部17を燒嵌めしたもので、振動管9は本体
1に片持に取り付けるフランジ9aと感圧部を収納した
管体9bと変動圧力が作用する受圧板9cとからなり、
フランジ9aによりガスケット等のシール材7でシール
され、ボルト8により本体1の取付面1aに着脱可能に
固着される。このため、本体1の取付面1aには圧力室
3と同軸な挿入孔1bが貫通している。なお、取付筒6
は渦センサ5からの信号を処理演算する変換器(図示せ
ず)を取り付けるためのものである。
【0013】図2(a)(b)は、本発明における渦セ
ンサの構造の一例を説明するための断面図で、図(a)
は受圧面と直角な方向からみた断面図、図2(b)は図
2(a)の矢視B−B線図であり、図中、10は母材、
11は電極ピン、12,13は圧電素子、14はセンサ
本体、15はセンサ押え、17は感圧部であり、図1と
同じ作用をする部分には図1と同一の参照番号を付して
いる。
【0014】センサ5は、前述の如く振動管9と感圧部
17とからなっている。振動管9は、本体1の取付面1
aにボルト8でねじ止めするためのフランジ9aと、該
フランジ9aの中央からフランジ9aの面と直角で下方
に伸びる管体9bと、管体9bから更に下方に伸び、流
れ方向に平板な受圧板9cとから構成される。また、フ
ランジ9a側から軸方向に長孔9eを穿孔して管体9b
を軽量にして曲げの応答性を高めている。更に、該管体
9b内の長孔9eと同軸で長孔9eより大径のセンサ孔
9dが穿孔され、センサ孔9d内には燒嵌め等により後
述する感圧部17が固着されている。
【0015】感圧部17は、短柵状の母材10と、該母
材10の両面に金ペースト等の導電材で一体に固着され
母材10と同一形状の圧電素子12,13とからなる圧
力変換素子部18と、該圧力変換素子部18を振動管9
のセンサ孔9d内に後述するセンサ押え15とともに燒
嵌め圧着した部分とからなっている。センサ本体14の
開口14a内に圧力変換素子部18を挿入固着したとき
センサ本体14との間に生ずる隙を四角柱状のセンサ押
え15で封止され、受圧板9cに作用するカルマン渦に
よる圧力変化は、圧力変換素子部18により検知され
る。
【0016】図3(a),(b),(c),(d)は、感圧部の
一例の詳細を説明するための断面図で、図3(a)はセ
ンサ本体14、図3(b)は圧力変換素子部、図3
(c)はセンサ押え、図3(d)は組立後の断面形状
で、図中、19は絶縁接着剤であり、図2と同じ作用を
する部分には図2と同一の参照番号を付している。
【0017】センサ本体14はステンレス鋼、例えば、
SUS316又はステンレス燒結材からなる円柱体で外
周面14aが振動管9のセンサ孔9d内径より燒嵌め代
だけ大きく、受圧側に面した側面がコの字形に削除され
開口14bを形成している。該開口14b内には、短柵
状のSUS316からなる母材10の両面に各々金ペー
スト等によりニオブ酸リチューム(LiNbO3)の圧
電素子12,13が固着され、更に圧電素子12,13
の面と直角な両端面にポリイミド又はセラミックス等の
絶縁接着剤17をコーティング処理した圧力変換素子部
18が挿入され、接着される。開口14b内に挿入接着
された圧力変換素子部18を、SUS316からなる四
角柱状のセンサ押え15により圧電素子13の非接着面
を押圧する。このとき、センサ押え15の外周面14a
側のエッジ部の外部端15aと15bの位置寸法は、セ
ンサ本体14aの外周面14aと略同一に円周面上に位
置するように定められている。
【0018】以上の如く構成された感圧部17は、加熱
された振動管9のセンサ孔9dに挿入され、振動管9を
冷却することにより燒嵌めされる。このとき、センサ本
体14には開口14bの中央部に向け矢印Fで示した圧
力が発生し、圧力変換素子部18を完全に圧接する。ま
た、開口14の中央部に対応する外周面14aに切欠1
4cを形成することにより、より均一に、圧力変換部素
子部18を押圧することができる。
【0019】以上の如く構成された渦センサ5は、広い
温度変化があっても、熱的変形の影響を最小限にとどめ
長期間安定して動作することが可能となる。
【0020】すなわち、圧電素子12,13を熱膨張係
数λ=16×10-6のLiNbO3とし、振動管9、母
材10,センサ本体14およびセンサ押え15を熱膨張
係数がλ=17.6×10-6であるSUS316のステ
ンレス鋼とすると、LiNbO3の圧電素子12,13
との間に1℃当り1.6×10-6の歪みが生ずる。しか
し、センサ本体14およびセンサ押え15をSUS31
6の燒結金属とすると、燒結金具の熱膨張係数λは圧電
素子12、13の熱膨張係数λと等しいλ=16×10
-16であるから感圧部17内での熱膨張差が無視され、
更に、長期安定した渦流量計とすることができる。
【0021】
【効果】以上の説明から明らかなように、本発明による
と、渦センサの構成要素を熱膨張係数が略等しい材料で
構成して感圧部を振動管内に燒嵌めにより固着する構造
としたので製造工程中に加熱処理する時間が殆どなく、
工程が短縮でき、安価で、且つ広い温度範囲によって長
期安定した渦流量計を提供することができる。また、圧
電素子をLiNbO3とし、センサ本体およびセンサ押
えをステンレス鋼の燒結金属とすることにより両者の熱
膨張係数差がなくなり、しかもLiNbO3のキュリー
点が1200℃と高いので、プラス450℃程度の高温
高圧蒸気からマイナス269℃の液体ヘリウムの流量計
測を長期安定して行うことができる。構成部品を燒結金
属とすることにより、量産化が可能となりよりコスト低
減がなされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の渦センサを適用する渦流量計の一例
を説明するための図ある。
【図2】 本発明における渦センサの構造の一例を説明
するための断面図である。
【図3】 感圧部の一例の詳細を説明するための断面図
である。
【図4】 この従来の渦流量計を説明するための図であ
る。
【符号の説明】
1…本体、2…渦発生体、3…圧力室、4…導圧孔、5
…渦センサ、6…取付筒、7…シール材、8…ボルト、
9…振動管、10…母材、11…電極ピン、12,13
…圧電素子、14…センサ本体、15…センサ押え、1
6…押えリング、17…感圧部、18…変換素子部、1
9…絶縁。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定流体が流れる本体と、該本体内に両
    端が固着され一端側軸方向に圧力室と該圧力室に測定流
    体圧を導入する導圧孔を有する渦発生体と、前記圧力室
    内に導入されたカルマン渦に基づく変動圧力を検知する
    渦センサを有する渦流量計において、前記渦センサは、
    前記変動圧力に応動して前記圧力室内で振動可能に前記
    本体壁を貫通し本体に片持支持される振動管と、短柵状
    の金属平板で電極ピンを有する母材と、該母材の平板の
    両面に各々接合した圧電素子と、該圧電素子と熱膨張係
    数が略等しい金属柱体で、一体に接合された前記母材と
    圧電素子とを該圧電素子が受圧面となるように前記振動
    管内に軸対称に固着する該金属柱体の一方の側面に穿設
    された開口を有するセンサ本体と、前記母材と圧電素子
    とを固着した該センサ本体の開口部を封止する四角柱状
    金属のセンサ押えとからなり、前記センサ本体およびセ
    ンサ押えとを前記振動管内に燒嵌めにより一体固着した
    ことを特徴とする渦センサ。
  2. 【請求項2】 前記圧電素子をニオブ酸リチュームと
    し、センサ本体およびセンサ押えの材料を燒結金属とし
    たことを特徴とした請求項1に記載の渦センサ。
JP5164369A 1993-07-02 1993-07-02 渦センサ Pending JPH0719919A (ja)

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