JPH07199152A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JPH07199152A
JPH07199152A JP5349339A JP34933993A JPH07199152A JP H07199152 A JPH07199152 A JP H07199152A JP 5349339 A JP5349339 A JP 5349339A JP 34933993 A JP34933993 A JP 34933993A JP H07199152 A JPH07199152 A JP H07199152A
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治彦 奥村
Hisao Fujiwara
久男 藤原
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 走査信号駆動ICのダイナミックレンジの狭
さによる書き込み特性の劣化や保持特性の劣化を防止す
ることができ、且つ液晶自身の劣化も防止することがで
き、高画質で長寿命の液晶表示装置を提供すること。 【構成】 互いに交差する方向に複数本配置された信号
線及び走査線、これらの各線の交差部毎に設けられてマ
トリックス配置された画素電極、各々の画素電極と信号
線の間にそれぞれ接続され走査線により制御されるスイ
ッチング素子(TFT)とからなるTFT−LCDパネ
ル1を備え、走査信号を印加時にはTFTが表示信号の
書き込み動作を行い、走査信号が無印加時にはTFTが
表示信号の保持動作を行い画像を表示する液晶表示装置
において、表示信号の書き込み動作時にはTFTの導通
特性を高め、且つ表示信号の保持動作時にはTFTの遮
断特性を高めるように走査信号の制御を行う走査信号制
御回路5を設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶表示装置に係わ
り、特に画素毎にスイッチング素子を設けたアクティブ
マトリックス方式の液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、信号線と走査線との交差部にス
イッチング素子を介して画素電極を形成し、該画素電極
をマトリックス状に配置した液晶表示装置(LCD)で
は、スイッチング素子として薄膜トランジスタ(TF
T)が広く用いられている。この種のTFT−LCDに
用いられるTFTは、ドレイン,ゲート,ソース電極か
らなる三端子の素子であり、それぞれドレインには表示
信号を供給する信号線が、ゲートには走査信号を供給す
る走査線が、ソースには画素を構成する画素電極が接続
されている。従って、マトリックス状に配置された各画
素電極に表示信号を書き込むためには、ドレインに表示
信号を印加しゲートには走査信号を印加し、TFTのド
レイン・ゲート間を導通させることにより書き込みを行
う。また、各画素電極に表示信号を保持するためには、
ゲートに走査信号を印加せずに、ドレイン・ゲート間の
導通を極く小さくすることにより行う。
【0003】従来、TFTに印加する表示信号や走査信
号等を供給する回路(表示信号駆動回路,走査信号駆動
回路)には、専用の回路構成が採用されており集積化
(IC化)された駆動回路が用いられている。このよう
に専用の駆動ICを用いるためICの製造プロセスによ
る耐圧特性が限られており、全てのTFT−LCDに対
して十分な駆動特性を得ることができない。例えば、T
FT−LCDが高精細化して各画素を走査する時間が短
時間化された場合にはTFTの十分な導通特性が得られ
なかったり、走査周期が長時間化した場合やTFT−L
CDの使用環境が厳しかった場合には十分な保持特性が
得られなくなり、表示画像の劣化やTFT−LCDその
ものの劣化を引き起こす場合があった。
【0004】この問題を、図18,図19を用いて簡単
に説明する。TFT−LCDでは、用いている液晶が直
流成分により劣化しないように交流駆動を行う。図18
では、交流駆動を行うために一般的に用いられているフ
レーム反転駆動における各電極の電位波形を示してい
る。図18(a)の+Vsig は交流化された表示信号の
正極性電位、−Vsig は同負極性電位、Vscは表示信号
を交流化する際の中心電位、Vg は走査信号波形を示し
ている。図18(b)は画素に保持される表示信号であ
る画素電位Vp 、図18(c)は画素電位と走査信号波
形Vg との電位差Vg −Vsig を示す波形である。
【0005】図19には、TFT−LCDのスイッチン
グ素子として用いられているTFTの一般的な特性を示
す。図19の横軸VgsはTFTのソース・ゲート間電
圧、つまり画素電位Vp と走査信号Vg の電位差を示
す。図19の縦軸Id はTFTのドレイン電流、つまり
画素電極と表示電極間に流れる電流量を示している。図
19より、表示信号の書き込み時にはVgsが0[V]よ
り高いほどId は多く流れるためTFTの導通が良く、
また表示信号の保持時にはVgsが0[V]より低ければ
Id は少なくなりTFTの保持特性が良くなることが分
かる。
【0006】しかし、図18(c)に示すように、実際
のTFT−LCDでは正極性の表示信号書き込み時には
図19の+Vgsに当たるVgh−Vsig が0[V]付近ま
で小さくなりTFTの導通特性が劣化する。また、図1
8(c)に示すように、負極性の表示信号の保持時には
図6の−Vgsに当たるVgl−Vsig が0[V]付近まで
小さくなりTFTの保持特性が劣化する。
【0007】このようなTFTの導通特性の劣化や保持
特性の劣化は、図18、図19の例から明らかなよう
に、導通特性,保持特性に大きな影響を与える走査信号
Vg の電圧範囲、つまりダイナミックレンジの狭さが原
因である。また、前述のように走査信号駆動回路はIC
化されておりICプロセスによる耐圧特性でダイナミッ
クレンジが決定される。従って、従来のように走査信号
駆動ICをそのまま用いていたのでは、TFTの導通特
性つまり書き込み特性の劣化や保持特性の劣化を招き表
示画像の画質を劣化させるばかりでなく、液晶を完全に
交流駆動化できなくなるために液晶に直流電圧が印加さ
れ、TFT−LCDそのものを劣化させてしまうという
欠点があった。
【0008】一方、近年のLCDの高解像度化(多画素
化)に伴い駆動周波数が高速化してきており、このよう
な状況の中、駆動ICを低電圧化して高速信号に対応さ
せることを目的として、コモン電極を画像の極性と反対
に振るコモン反転駆動(特開昭55-28649号)や電源電圧
を画像の極性に同期してシフトする電源レベルシフト駆
動(特願平 4-48313号)が提案されている。しかし、コ
モン反転駆動は、大容量のコモンを水平駆動周期(15
〜30マイクロ秒)で駆動しなければならないため、消
費電力が増大する。また、電源レベルシフト駆動は、大
容量の電源容量を駆動しなければならないため、強力な
駆動回路が新たに必要になるほか、ドット反転など高速
に電源を駆動しなければならない駆動には適用が難し
く、現在のところ信号線反転駆動に限って行われてい
る。信号線反転駆動は、大画面化したときにコモンの抵
抗が増大するために生じる横クロストークが発生しにく
い特徴を持つが、TFTのリークによる縦ストロークは
発生しやすいため、TFT特性に対する要求仕様が厳し
くなる。
【0009】このような問題点を解決する方法として、
電源は一定にして駆動IC内部にスイッチを設けてフィ
ールド毎に駆動する信号線を切り替える方法が提案され
ている(特開平 3-51887号、特願平1-188299号)。しか
し、このような方法を用いても、信号線反転とライン反
転を組み合わせることで高画質化ができるドット反転駆
動を実現する場合、1ライン毎極性を反転しなければな
らないため消費電力が増大する。
【0010】また最近では、1枚のフィールド画像を奇
数枚のサブフィールドに分割することにより、駆動周波
数を下げる駆動法(MF駆動法)が提案されている(特
願平2-69706号)。このMF駆動法は、消費電力の低減
に有効であり、さらに面フリッカについても非常に有効
な方法であるが、保持時間が大幅に大きくなるために1
画素毎のフリッカ成分が大きくなる。そのため、フィー
ルド毎に生じる横縞が視認され静止画の画質劣化を引き
起こす問題がある。さらに、MF駆動法は動画を表示し
たときに液晶の応答が悪いこと、1画素を駆動する間隔
が1フィールドより長くなることから、インタレースに
より画像が櫛形状に乱れる妨害が生じ、動画の画質を劣
化させている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】このように、TFT等
のスイッチング素子を用いたアクティブマトリックス方
式のLCDにおいては、走査信号駆動ICの製造プロセ
スにより決定されている走査信号駆動ICのダイナミッ
クレンジをそのまま使用したのでは、TFTの導通特性
の劣化や保持特性の劣化を招き、表示画像の画質を劣化
させるばかりでなく、液晶を完全に交流駆動化できなく
なるために液晶に直流電圧が印加され、液晶そのものを
劣化させてしまうという欠点があった。
【0012】また、高解像度化のための駆動周波数の高
速化に伴い、消費電力の増大を招いたり、横クロストー
クや縦クロストークなどにより画質が劣化する。さら
に、消費電力が低減できるMF駆動法では、静止画では
保持時間が長いためにラインフリッカが増大しライン妨
害となり、動画では櫛形状に前フィールドの画像が残る
ため画質が劣化する問題があった。
【0013】本発明は、上記事情を考慮してなされたも
ので、その目的とするところは、走査信号駆動ICの製
造プロセスにより決定されている走査信号駆動ICのダ
イナミックレンジの狭さによる書き込み特性の劣化や保
持特性の劣化を防止することができ、且つ液晶自身の劣
化も防止することができ、高画質で長寿命の液晶表示装
置を提供することにある。
【0014】また、本発明の他の目的は、消費電力が少
なく動画でも静止画でも画質の良い画像を再現できる液
晶表示装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、次のような構成を採用している。
【0016】即ち、本発明(請求項1)は、互いに交差
する方向に複数本配置された信号線及び走査線と、これ
らの各線の交差部毎に設けられてマトリックス配置され
た画素電極と、各々の画素電極と信号線との間にそれぞ
れ接続され走査線により制御されるスイッチング素子と
を具備し、走査線に走査信号を印加時にはスイッチング
素子が表示信号の書き込み動作を行い、走査線に走査信
号が無印加時にはスイッチング素子が表示信号の保持動
作を行って画像を表示する液晶表示装置において、表示
信号の書き込み動作時にはスイッチング素子の導通特性
を高めるようにし、且つ表示信号の保持動作時にはスイ
ッチング素子の遮断特性を高めるように走査信号の制御
を行う走査信号制御手段を設けたことを特徴とする。
【0017】ここで、本発明の望ましい実施態様として
は、次のものがあげられる。 (1) スイッチング素子はTFTであり、ソースが画素電
極に、ドレインが信号線に、ゲートが走査線に接続され
ていること。 (2) 走査信号制御手段は、表示信号書き込み動作時には
走査信号を供給する走査電極駆動回路の接地電位に対す
る耐電圧特性のプラス側に取り得る電位の最大値を、表
示信号保持動作時には接地電位に対する耐電圧特性のマ
イナス側に取り得る電位の最大値を出力するように制御
するものであること。 (3) 走査信号制御手段は、複数の走査電極駆動回路を制
御しており、各々の走査電極駆動回路の接地電位及び走
査電極駆動回路の動作電位を表示信号書き込み動作時と
表示信号保持動作時には可変とする制御を行うこと。 (4) 走査信号制御手段は、複数の走査電極駆動回路を制
御しており、各々の走査電極駆動回路毎に走査電極駆動
回路の動作電位を可変とする制御を行うこと。
【0018】また、本発明(請求項2)は、互いに交差
する方向に複数本配置された信号線及び走査線と、これ
らの各線の交差部毎に設けられてマトリックス配置され
た画素電極と、各々の画素電極と信号線との間にそれぞ
れ設けられてゲートが走査線に接続され、画像信号を画
素電極に書き込むためのスイッチとして働く薄膜トラン
ジスタとを備えた液晶表示装置において、薄膜トランジ
スタのゲート電圧又はゲートのオン時間を、書き込み時
間,保持時間及び走査方法の内少なくとも1つを決める
制御信号に応じて可変するゲート信号可変手段を設けた
ことを特徴とする。
【0019】ここで、本発明の望ましい実施態様として
は、次のものがあげられる。 (1) ゲート信号可変手段が、入力画像が静止画か動画か
を判別する静/動検出回路からの出力を制御信号として
変化すること。 (2) ゲート信号は、入力画像が静止画の時と、動画の時
で駆動するライン数が異なるように制御されること。 (3) ゲート信号可変手段は、少なくともゲート駆動回路
の電源電圧を変える回路を含んでいること。 (4) ゲート信号を変える期間は、画像信号が信号線に出
力されていない期間であること。 (5) ゲートのオフレベルは、フリッカの最小値からずれ
ていること。
【0020】
【作用】本発明(請求項1)によれば、表示信号書き込
み動作時には走査信号駆動回路等の耐電圧特性をプラス
側にシフトして画素毎に設けられたスイッチング素子の
導通特性を高めるようにし、表示信号保持動作時には走
査信号駆動回路等の耐電圧特性をマイナス側にシフトし
て画素毎のスイッチング素子の遮断特性を高めるように
走査信号の制御を行うことにより、走査信号駆動回路等
のダイナミックレンジを等価的に拡大することができ
る。そして、走査信号駆動IC本来のダイナミックレン
ジの狭さによるスイッチング素子TFTの書き込み特性
の劣化や保持特性の劣化を防止することにより、表示画
像の画質劣化を防止し且つ液晶自身の劣化を防止し、高
画質で長寿命な液晶表示装置を実現することが可能とな
る。
【0021】また、本発明(請求項2)によれば、クロ
ストークやフリッカの原因となるTFTのリーク電流特
性やオン電流特性を駆動時間や保持時間に応じて最適に
制御できるため、低消費電力という特徴を保ちつつ縦ク
ロストークなどを低減し、高画質化することができる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。まず、請求項1の発明の実施例について説明す
る。 (実施例1)図1は、本発明の第1の実施例に係わる液
晶表示装置の基本構成を示すブロック図である。この装
置は、TFT−LCDパネル1と、このTFT−LCD
パネル1の表示信号電極をパネル上側から駆動する上側
表示信号電極駆動回路2と、表示信号電極をパネル下側
から駆動する下側表示信号電極駆動回路3と、TFT−
LCDパネル1の走査電極を駆動する走査電極駆動回路
4と、この走査電極駆動回路4のダイナミックレンジを
制御する走査電極制御回路5とから構成されている。
【0023】図1の例では、上側表示信号電極駆動回路
2へ表示信号Vsig (U)が供給され、上側表示信号V
sig (U)をサンプリングする上側水平パルスCPH(U)
と、表示信号をサンプリングするタイミングを制御する
上側サンプリングパルスSTH(U)とから、上側表示信号電
極駆動回路2が制御されてTFT−LCDパネル1へ上
側表示信号電極駆動回路2の表示信号Vsig(U)が供給さ
れる。同様に、下側表示信号電極駆動回路3へ下側表示
信号Vsig(D)が供給され、CPH(D)とSTH(D)からなる下側
制御パルスによりTFT−LCDパネル1へ下側表示信
号電極駆動回路3の表示信号Vsig(D)が供給される。
【0024】上側表示信号電極駆動回路2及び下側表示
信号電極駆動回路3からの各々の表示信号Vsig(U),V
sig(D)は、走査電極駆動回路4からの走査信号によりT
FT−LCDパネル1へ書き込みが行われ、そして保持
動作が行われてTFT−LCDパネル1に表示信号が表
示される。図1に示すように、走査電極駆動回路4は複
数の走査電極駆動ICから構成されており、各々の走査
電極駆動ICはそのIC毎に対応した走査電極制御回路
5によりダイナミックレンジが制御される。
【0025】図2に、本実施例に用いた走査電極制御回
路5の一例を示す。この走査電極制御回路5は、走査電
極駆動IC41〜44に対応した走査電極制御回路51
〜54から構成されている。各々の走査電極制御回路5
1〜54は、走査電極駆動IC41〜44に入力及び出
力される走査電極制御パルスSTV 及び SO1〜SO4 により
走査電極駆動IC41〜44が走査信号を出力中か否か
を検出してモード信号YM1〜YM4 を出力し、対応した走
査電極駆動IC41〜44の動作モードを制御してい
る。
【0026】以下に、図1と図2を用いて走査電極制御
回路5の動作の詳細を説明する。まず、TFT−LCD
パネル1の最初の走査電極Y1からn番目の走査電極Y
nを駆動する走査電極駆動IC41は走査電極制御回路
51により制御される。走査開始を示すパルスSTV は、
走査電極駆動IC41へ入力されると同時に走査電極制
御回路51にも供給され、走査電極制御回路51に対し
て走査電極駆動IC41が書き込みモードになったこと
を知らせる。それにより、走査電極制御回路51は走査
電極駆動IC41へ供給するモード信号をHレベルにす
ると同時に、走査電極駆動IC41へ供給するVss電位
を接地電位GND レベルを選択して走査電極駆動IC41
へ供給する。そうすることにより、走査電極駆動IC4
1は接地電位GND レベルに対して同ICの接地電位GND
レベルに対するプラス側の最大電位を走査電極駆動レベ
ル(書き込みレベル)としてTFT−LCDへ走査信号
を供給可能となる。
【0027】例えば、走査電極駆動ICとしてテキサス
インスツルメンツ社製のTMC57466を用いた場合
には接地電位GND レベルに対するプラス側の最大電位+
30[V]を出力することができる(参考文献:日本テ
キサスインスツルメンツ社、TFTゲートドライバ・ユ
ーザーズマニュアルTMC57466)。
【0028】また、走査電極駆動IC41が走査電極Y
nまでの走査を完了して、次段の走査電極駆動IC42
へ走査開始を示すパルスSO1 が出力されると、パルスSO
1 は次段の走査電極駆動IC42へ入力されると同時に
次段の走査電極制御回路52へ入力され、同時に走査電
極制御回路51へも入力されて走査電極制御回路51の
走査モードを保持モードにする。走査電極制御回路51
が保持モードになれば、走査電極駆動IC41へ供給さ
れるモード信号はLレベルになると同時に、走査電極駆
動IC41へ供給するVss電位をマイナスの保持電位
(−10[V])を選択して供給する。
【0029】従って、査電極駆動IC41はIC自身の
書き込み動作が終了するとTFT−LCDの走査電極へ
供給する保持電位を、接地電位GND レベルからマイナス
の保持電位(−10[V])を出力する。つまり、査電
極駆動ICが書き込み動作時には書き込み電位としてプ
ラス側の最大電位+30[V]を出力し、保持動作時に
はマイナスの保持電位−10[V]を出力することが可
能となり、走査電極駆動ICの耐電圧特性の最大値であ
る30[V]を越えた40[V]の出力電圧のダイナミ
ックレンジを実現可能となる。
【0030】次段以降の走査電極駆動ICも同様なモー
ド制御を繰り返すことにより、走査電極駆動ICの耐電
圧特性のダイナミックレンジを拡大して書き込み、保持
動作が実現可能となる。図3(a)(b)に、図1の走
査電極駆動回路4と図2の走査電極制御回路5を用いた
場合の走査信号の例を示す。
【0031】図4に、走査電極駆動回路4の出力ダイナ
ミックレンジを拡大した場合のTFT−LCDパネル1
の各電極の電位を示す。図4(a)の+Vsig は交流化
された表示信号の正極性電位、−Vsig は同負極性電
位、Vscは表示信号を交流化する際の中心電位、Vg は
走査信号波形を示している。図4(b)は画素に保持さ
れる表示信号である画素電位Vp 、図4(c)は画素電
位と走査信号波形Vg との電位差Vg −Vsig を示す波
形である。
【0032】本実施例では、図18(c)とは異なり図
4(c)に示すように、書き込み時にはゲート・画素電
極間の電位差Vgsが通常の場合よりもプラス側にシフト
されており、TFTの導通特性が改善される。また、保
持動作時にはゲート・画素電極間の電位差Vgsが通常の
場合よりもマイナス側にシフトされており、TFTの保
持動作が改善される。従って、TFT−LCDパネル1
の書き込み・保持特性が改善され、高画質な表示が実現
されると共に液晶の劣化を防止することが可能となる。 (実施例2)図5は、本発明の第2の実施例に用いた走
査電極制御回路5の構成例を示す図である。これは、走
査電極駆動回路4の動作電位と接地電位の双方を可変と
した場合の実施例である。
【0033】本実施例の場合も走査電極制御回路5の動
作は同様に行われる。まず、走査電極駆動IC41が走
査を開始するときに、それに対応した走査電極制御回路
51が走査モードになり、走査電極制御回路51から走
査モードのプラス側電位VDDh が選択されて走査電極駆
動IC41の走査電位のプラス側に、走査モードのマイ
ナス側電位Vssh が走査電極駆動IC41の接地電位へ
と供給される。次に、走査電極駆動IC41の走査が完
了すると同時に走査電極制御回路51が保持モードにな
り、保持モードのプラス側電位VDD1 が選択されて走査
電極駆動IC41の接地電位のプラス側に、保持モード
のマイナス側電位Vss1 が走査電極駆動IC41の接地
電位へと供給される。
【0034】従って、図5の実施例を用いることによ
り、走査電極駆動回路4は走査モード時の電位35
[V]と保持モード時の電位−10[V]を出力するこ
とが可能となり、図2の実施例に比べ更に走査電極駆動
回路の出力ダイナミックレンジを拡大可能となる。
【0035】また、図5で選択された走査電極駆動回路
4の接地電位Vss(n) を用いてレベルシフト回路を構成
することにより、走査電極駆動回路4へ印加される走査
パルスを走査モードと保持モードとで電位をシフトする
ことが可能となるため、より広範囲の出力ダイナミック
レンジを得ることができる。
【0036】図6に本実施例におけるレベルシフト回路
の構成例を示す。図6の構成では、走査電極駆動回路4
へ印加される走査パルスのLレベル(ロジック0)をV
ss(n) にクランプできるため、走査電極駆動回路4へ印
加される電源電位がどの様に変化しても走査電極駆動回
路4へ印加される走査パルス電位を走査電極駆動回路4
の耐圧特性内に抑えることが可能となる。
【0037】従って、図6に示すようなレベルシフト回
路と図5に示すような走査電極制御回路とを組み合わせ
ることによって、単一電源動作の走査電極駆動回路で
も、走査モード時はVss(n) をプラス電位に、保持モー
ド時はVss(n) をマイナス電位にして走査パルスを同電
位にレベルシフトすることにより、プラス・マイナスの
両電源動作が可能となる。 (実施例3)図7は、本発明の第3の実施例に用いた走
査電極制御回路5の構成例を示す図である。これは、走
査電極駆動回路4へ印加される走査モード電位VDD(n)
と保持モード電位Vss(n) を複数の電位から構成し、そ
れらを順次印加できる構成としたものである。図7で
は、走査モードの高電圧側電位VDDh から保持モードの
高電圧側電位VDD1 の間を4つに分割し、同様に走査モ
ードの低電圧側電位Vssh から保持モードの高電圧側電
位Vss1 の間を4つに分割して順次走査電極駆動回路4
へ印加する場合の例を示している。
【0038】図7の実施例では、カウンタ回路513
が、走査電極制御回路に対応した走査電極駆動ICが走
査を始める数ライン前から動作を始め、ある一定の走査
線毎に保持電位VDD1 とVss1 から順次走査電位VDDh
とVssh 側へ電位を選択しながら走査電極駆動回路4へ
VDD(n) とVss(n) の電位を印加する。そして、走査電
極駆動ICが走査を完了すると、一定の走査線毎に走査
電位VDDh とVssh 側から順次保持電位Vss1 とVDD1
へ電位を選択しながら走査電極駆動回路4へVDD(n) と
Vss(n) の電位を印加する回路である。
【0039】この場合、VDD(n) はVDD(n) 選択回路5
11で選択され、さらにVss(n) はVss(n) 選択回路5
12で選択され、選択回路511及び選択回路512は
同一のカウンタ回路513で制御される。従って、選択
回路511と選択回路512から同時に選択されるVss
(n) とVss(n) の電位差は走査電極駆動回路4の耐電圧
特性内である必要があるが、耐電圧特性内であれば任意
に設定可能である。従って、図7のような構成を取るこ
とにより、走査電極駆動回路4に加わる電気的なストレ
スを軽減できると共に、TFT−LCDパネル1へ加わ
る電気的なストレスも軽減できる。
【0040】以上、本発明の各実施例に示すような走査
電極制御回路を用いることにより、TFT−LCDパネ
ルの書き込み・保持特性が改善され高画質なTFT−L
CDが実現されると共に液晶の劣化が防止可能となる。
なお、上述した実施例は走査電極と走査電極制御回路に
よりTFT−LCDパネルの書き込み・保持特性が改善
されることを示している。従って、表示信号電極の構成
やTFT−LCDパネルへ印加する表示信号の交流化方
式、更には表示信号の信号の内容によって制限されるも
のではない。
【0041】次に、請求項2の発明の実施例について説
明する。
【0042】まず、駆動回路(モジュール回路)の消費
電力がどの様な要因で決まるかを検討する。ここで、消
費電力は、直流的に流れるバイアス電流による消費電力
は含めないものとする。駆動回路は基本的に、信号線駆
動回路,バッファ回路,制御信号発生回路,コモン駆動
回路,ゲート線駆動回路に分けられる。以下にそれぞれ
について詳細に述べる。 (1)信号線駆動回路 これは、信号線を駆動するための駆動ICで、デジタル
方式とアナログ方式に分けられるが、OA画像がデジタ
ルであることから、整合性の良いデジタル方式について
消費電力を検討する。
【0043】デジタル方式の駆動ICは、基本的に信号
のサンプリング時間を決めるシフトレジスタ、デジタル
信号をラッチするラッチ回路、デジタル信号をアナログ
信号に変換するD/A変換回路、信号線を駆動する出力
バッファからなっている。ここで、消費電力を決める要
因は、ラッチ回路と出力バッファであるのでこの2つの
み考える。
【0044】ラッチ回路の最大消費電力P1 は、画像信
号に関する入力等価容量をC1 、サンプリングクロック
に関する入力等価容量をCck、画像のサンプリング周波
数をfs とすると、 P1 =(C1 +2Cck)×(fs /2)×V1 2 … (1) で表される。
【0045】出力バッファの最大消費電力Pobは、信号
線容量をCs 、水平駆動周波数をfh 、水平の画素数を
h とすると、 Poh=Nh ×Cs ×fh ×Vs 2 /2 … (2) で表される。 (2)バッファ回路 バッファ回路は入力のデジタル信号を受けて、ノイズ除
去や波形整形をして信号線駆動回路に安定な信号を供給
する部分で、省略される場合もあるが、基本的に必要で
あるので考慮しておく。バッファ回路の最大消費電力P
b は、クロックfs に関する回路の入力等価容量を
bc、画像信号に関する回路の入力等価容量をCbpとす
ると、 Pb =(2Cbc+Cbp)×(fs /2)×Vb 2 … (3) で表される。 (3)制御信号発生回路 これは、基本的にゲートアレイ化しており、信号により
内部の周波数が異なるが、主に画像のサンプリングクロ
ックfs に関係する消費電力が重要なファクタと考えら
れるので、ゲートアレイ全体の最大消費電力Pgaは、ク
ロックfs に関する回路の等価内部容量をCgac 、画像
信号に関する回路の入力等価容量をCga p とすると、 Pga=(2Cgac +Cgap )×(fs /2)×Vga 2 … (4) と表される。 (4)コモン駆動回路 これは、コモン容量Cc を駆動するためのもので、コモ
ン駆動回路の最大消費電力Pc は、コモンの駆動周波数
をfc とすると(コモン反転の場合、fc は水平駆動周
波数fh の半分)、 Pc =Cc ×fc ×Vc 2 … (5) で表される。 (5)ゲート線駆動回路 これは、ゲート線の容量Cg を駆動するためのもので、
ゲート線駆動回路の最大消費電力Pg は、ゲート線の駆
動周波数をfg (通常は水平駆動周波数fh )とする
と、Pg =Cg ×fh ×Vg 2
… (6)で表される。 (6)回路全体の消費電力Pall 以上より回路全体の消費電力Pall は Pall =Pl +Pob+Pb +Pga+Pc +Pg =(Cl +2Cck)×(fs /2)×Vl 2 +Nh ×Cs ×fh ×Vs 2 /2 +(2Cbc+Cbp)×(fs /2)×Vb 2 +(2Cgac +Cgap )×(fs /2)×Vga 2 +Cc ×fc ×Vc 2 +Cg ×fh ×Vg 2 ここで、コモンは一定電圧でNh ×Cs >>Cg とする
と、 Pall =(Cl +2Cck+2Cbc+Cbp+2Cgac +Cgap ) ×(fs /2)×V2 +Nh ×Cs ×(fh /2)×V2 =Pall (C,f,V) … (7) となり、容量Cと駆動周波数f(水平周波数と画像のク
ロック周波数)と電圧Vの関数となる。
【0046】ここで、容量Cはデバイス構造、電圧Vは
プロセス及び液晶のV−T特性などIC及び液晶パネル
構造で決まってしまうが、周波数fは画像の水平走査周
波数やフリッカ特性などシステム及び画質から決まって
くるもので、駆動法により下げることが可能である。但
し、通常駆動周波数を下げると、TFTのオフリーク電
流が同じでも、保持時間が長くなるため画素電位の低下
が大きくなり、フリッカ成分は増大すると共に、フリッ
カ成分の周波数も下がってしまうため、フリッカがより
視覚され易くなり、大幅な画質劣化を引き起こす。
【0047】そこで最近、1枚のフィールド画像を奇数
枚のサブフィールドに分割することにより、駆動周波数
を下げる駆動法(MF駆動法)が提案されている(特願
平 2-69706号)。
【0048】MF駆動法の概念図を図14に示す。ま
ず、第mフレーム表示時の駆動法を説明する。最初のT
f /3期間には、図14(a)に示すように1,4,
…,N,N+3,N+6,…ラインのゲート線を駆動す
ると共に、奇数番目の信号線には正極性、偶数番目の信
号線には負極性の画像信号というように信号線反転駆動
を行う。次のTf /3期間には図14(b)に示すよう
に2,5,…,N+1,N+4,N+7,…ライン、次
のTf /3期間には図14(c)に示すように3,6,
…,N+2,N+5,N+8,…ラインを駆動する。次
のTf /3期間には駆動するラインは元に戻って、図1
4(d)に示すように1,4,…,N,N+3,N+
6,…ラインであるが、(a)とは極性が逆の駆動を行
うことで液晶の交流駆動を実現している。その後は、
(b)(c)を逆極性にしただけなので説明は省略す
る。
【0049】以上のような駆動を行った場合、フリッカ
成分がどの様になるかを解析する。まず、フリッカの原
因としては、 (1)オン電流不足 (2)TFTの突き抜け電圧 (3)TFTのOFF電流 が考えられるが、(1)、(2)はアレイ構造や突き抜
け補正駆動によって対応可能だが、(3)については、
MF駆動が原理的にTFTの保持時間を通常駆動より長
くするものであることを考えると、TFTの光リークな
どを含めたOFF特性が完全でない限り、この特性が通
常より大きくフリッカ特性に影響を与えると考えられ
る。そこで、(3)の要因を中心に解析する。
【0050】画素の電位変動波形を、図15(a)に示
すように近似する。つまり、正極性で駆動している時は
保持が良いのでVp の変動、負極性で駆動しているとき
は保持が悪いのでVn (>Vp )だけ1フィールドの間
に電位変化を生じているとする。この時電位i(t)
は、 i(t)=Vs +Vn −(2Vnt/π) (0≦t≦π) i(t)=Vs +Vp −(2Vpt/π) (−π≦t<0) … (8) 実際の透過率変化は液晶の応答特性を上記変動に周波数
軸上で掛け合わせる必要があるが、応答特性は電位レベ
ルに依存する複雑な特性であるので、ここでは画素の電
位変動のみを輝度変化として解析する。
【0051】これをフーエェ展開すると、 ここで、フリッカとして重要な基本波成分(30Hz)
のみ考えると、k=1として、 F30=(4/π2 )(Vn −Vp ) …(10) 即ち、各画素はフリッカ成分として図15(b)に示す
ようなF30なるスペクトルを持っていることになる。こ
のフリッカ成分を除去する方法として、 (1)輝度変化i(t)自身を高周波にする。
【0052】(2)隣接している画素により補償する。
【0053】通常、画素信号が高速化することから
(1)の方法はあまり使われていない。ライン反転(コ
モン反転)や信号線反転は(2)の方法において2画素
で補償するものである。この場合について詳しく説明す
る。
【0054】まず、どの方式でも隣接画素は逆極性の信
号が入力されているので、2画素の平均輝度ia (t)
は次式で表される。
【0055】 ia (t)=i(t)+i(t−π/ω0 ) …(11) ω0 =π/Tfこれを、フーリェ変換して Ia (ω)=I(ω){1−exp(jωπ/ω0 } …(12) となる。従って、Ia (WO )=0となり、フリッカ成
分を完全に除去することができる。
【0056】以上は補償画素が2画素の場合であるが、
本発明者らの提案するMF駆動は、補償画素をN画素ま
で広げたもので、この時隣接するN画素の平均i
a (t)及びフーリェ変換Ia (W)は、 である。
【0057】3画素でフリッカ成分を補償する場合を例
に取って、以下説明する。図16に式(8) から求められ
る3画素それぞれの透過率変化i(t)を実線、一点鎖
線、点線で示し、この時の全体の透過率変化をi
a (t)として示した。また、周波数スペクトルを図1
7に示す。図16から明らかなように、互いに補償され
る画素の透過率変化i(t)が同じであれば、もともと
2Tf (Tf :フィールド周期=1/60秒)であった
フリッカ成分を、3画素補償により2Tf /3、つまり
1/3周期である1/90秒にすることができるため、
フリッカとして視覚されなくなる。これは、周波数スペ
クトルでみれば、式(13)から明らかなように各画素のス
ペクトルの位相がそれぞれ120度ずれているためにベ
クトル的に加算され、その成分がなくなることを意味し
ている。この原理を利用すると、3,5,7,…,2N
+1,…画素つまり、奇数画素で補償することも同様に
可能であり、補償できる画素数が多いほど駆動周波数を
小さくできるため、消費電力を低減できる。
【0058】一般に、MF駆動の消費電力PMFは、消費
電力を決める関係式(7) より、 PMF=(Cl +2Cck+2Cbc+Cbp+2Cgac +Cgap ) ×{fs /2(2N+1)}×V2 +Nh ×Cs ×{fh /2(2N+1)}×V2 =Pall /(2N+1) …(15) この式から明らかなように、モジュール回路の駆動周波
数に依存する消費電力を1/(2N+1)に減少させる
ことができるため、大幅に消費電力を低減することがで
きる。
【0059】MF駆動の解析結果を基に、実際のパネル
を用いてフリッカの低減効果の実験を行った。今回は基
礎実験ということでN=1、つまりサブフィールド数3
で 1)通常駆動(60Hz) 2)単に駆動周波数を下げた場合(20Hz駆動) 3)MF駆動(N=1) について、透過率50%のグレイレベルを表示し、フォ
トディテクタで透過率の時間変化を検出する。検出され
た時間変化はFFTアナライザーで周波数成分に変換さ
れ、基本波である20,40,60Hz成分がどの程度
あるかを解析、評価する。
【0060】通常駆動、20Hz駆動、MF駆動(N=
1)について、フリッカ成分の平均輝度に対する相対レ
ベルを測定した結果を、下記の(表1)に示す。(表
1)より、以下のことが分かった。
【0061】
【表1】 (1)20Hzに駆動周波数を落とした場合はフリッカ
成分として20,40,60,80,…が予想通り生じ
ていること。
【0062】(2)MF駆動により予想通り20Hz成
分が消え、3倍の60Hz成分に変換されていること。
【0063】(3)60Hz成分についても、通常駆動
とMF駆動が同レベルであり、フリッカによる画質劣化
は殆ど通常駆動と同じであること。
【0064】以上示したように、MF駆動法は、面フリ
ッカについては非常に有効な方法であるが、保持時間が
大幅に大きくなるため、(表1)に示したように、1画
素毎(通常は1ライン毎)のフリッカ成分が大きくな
る。そのため、フィールド毎に生じる横縞が視認された
り、正極性と負極性の保持特性の差によって生じる折り
返し歪みが静止画の画質劣化を引き起こす。これらを全
てライン妨害と呼ぶ。また、MF駆動法は動画を表示し
たときに液晶の応答が悪いことと、1画素が駆動する間
隔が1フィールドより長くなることから、インタレース
により、画像が櫛形状に乱れる妨害が生じ、動画の画質
を劣化させている。
【0065】これを解決するために本発明では、画像信
号を書き込むためのスイッチとして働く薄膜トランジス
タのゲート電圧を書き込み時間や保持時間に応じて変え
るゲート電圧可変手段を持っていることを特徴とする。
以下、本発明の実施例を説明する。 (実施例4)図8に本発明の第4の実施例における回路
構成を示し、図9にこのときの信号波形を示す。図中の
81は液晶パネル、82は信号線ドライバ、83はゲー
トドライバ、84はコントロール信号発生器、85は制
御量検出回路、86は走査法可変回路、87は映像選択
回路を示している。本実施例では、図8における制御量
検出回路85として、画像の1走査線分若しくは1画素
の信号が変化しているか否かを検出する静止画・動画検
出回路を用いている。静止画・動画の検出方法は種々考
えられるが、以下にその例を述べる。
【0066】(1)1走査線の1画素が1フィールド期
間に少なくとも1つでもあるスレショールドSth1 以上
変化していればその走査線が変化、つまり動画として検
出する。
【0067】(2)1走査線を構成する画素の内、1フ
ィールド期間にあるスレショールドSth2 以上変化して
いる画素がある第2のスレショールドSth3 以上あれば
その走査線が変化、つまり動画として検出する。
【0068】(3)1走査線を構成する画素で、1フィ
ールド期間に変化した量を重み付け加算したものがある
スレショールドSth4 以上変化していればその走査線が
変化、つまり動画として検出する。
【0069】(4)ウインド内に動画を表示する場合な
どはそのファイル自体に動画か静止画(又はテキストフ
ァイルか)かなどが始めから識別子としてついている場
合があるのでそのときはその情報を送るか、1度送った
らそれが変わるまでメモリに保持しているかしてその部
分のみ検出回路を持つこと無く切り替えることができ
る。
【0070】以上説明した例の他、その組み合わせや変
化の周波数も考慮した検出法、目の視覚特性で重みづけ
るなど特許請求の範囲を逸脱しない範囲で変えられる。
【0071】この検出結果を基に、映像信号にゲートを
かけたり、TFTのゲートドライバを制御したりする。
つまり、基本的にそのフィールドで走査する走査線(本
実施例ではN,N+3,…)は走査するが、走査しない
走査線についてはその走査線が動画である場合に限り走
査するように走査信号(通常はゲートドライバのクリア
信号またはアウトプットイネーブル信号)を変える。こ
の例ではハイレベルで走査、ローレベルでは走査しない
場合について示している。また、本実施例では、映像信
号についても走査をしない場合ゲートをかけて信号線ド
ライバに入力しないようにしているが、信号線ドライバ
の方で走査を行わない時は、クロックを止めるなどの対
応をとることにより省略することもできる。
【0072】本実施例では、静止画と動画の検出で走査
方法を制御しているが、他にも、温度の高低、入射光の
量、表示画像信号の極性などTFTのON・OFF特性
に影響を与える信号や電池の残量や使いたい時間やソフ
トの残り時間など消費電力に影響を与える信号により、
ゲート走査時間や保持時間,飛び越し走査の数等を含め
た走査方法を変えることもできる。つまり、携帯用機器
に使用する場合などでは、画質より消費電力が重要視さ
れるため、低消費電力モードをつけることにより、この
静止画/動画検出回路を働かないようにしてもよい。
【0073】また同様に、さらに低消費電力化するため
に、電池の残量を検出した信号や消費電力モード切り替
え信号(低消費電力化するためにバックライトの光量を
減らす方法が実用化しているが、光量を減らすことによ
りTFTの光リークが減るので保持時間を長くすること
ができるので、その場合もこれに含まれる)により、静
止画モードでもさらに走査間隔をあけて、上記例では3
ライン毎であったものを、5ライン,7ラインと2N+
1(Nは整数)を満たす間隔で走査間隔を大きくするこ
とも特許請求の範囲を逸脱しない範囲で適用できる。ま
た、映像信号として説明のしやすいようにアナログ信号
を用いているが、デジタル信号としても全く同様に考え
ることができる。 (実施例5)図10に本発明の第5の実施例における回
路構成を示し、図11にこのときの信号波形を示す。第
4の実施例では走査信号をMF駆動により間引いて走査
するときに、通常駆動と同じ駆動時間で駆動し、他のラ
インが静止画の時は残った時間は休んでいることにした
のに対し、本実施例では静止画の時は駆動時間を長くと
ってTFTのON特性を向上させることを特徴にしてい
る。これは、動画の時にON特性が問題になると思われ
るが、動画の場合は人間の目の特性が高い空間周波数に
対して、静止画に比べて悪くなるので、多少の書き込み
不足はそれほど画質が悪くならない。
【0074】この場合には、時間軸変換をしなければな
らないので、ラインメモリかフレームメモリを用いて1
ラインを1ライン以上の時間で遅く読み出すことにより
実現することができる。また、動画と静止画の割合を検
出して、駆動時間を均等に割り付けることもできる。つ
まり、そのフィールドで走査する全走査線数nとしてそ
のフィールドで走査する走査線を除いた走査線の内動画
のライン数m、1フィールド期間Tfとすると、 Ts=Tf/(n+m) となるように駆動期間Tsを決めてやれば動画/静止画
に関わらず駆動時間を確保することができる。このと
き、TsをTf/nの整数倍にするなど回路系を簡略か
する方法も考えられる。
【0075】図10では、走査線を3本に1本通常は走
査し、動画の場合はその走査線も走査する場合について
示している。ラインN,N+3,N+6,…と走査する
場合であり、NラインについてはN+1,N+2ライン
が静止画であるので走査時間を3倍とるようになってい
る。つまり、水平のクロック周波数は1/3、ゲート走
査期間は3倍になるように制御される。次の走査N+3
ではN+4が動画であるため2ラインを駆動しなければ
ならない。
【0076】ここで、本実施例では、動画の解像度が低
くても画質劣化が少ないことから、静止画を2倍、動画
を1倍の走査期間にすることにより、静止画では水平ク
ロック周波数は1/2、ゲート走査期間は2倍、動画で
は両方とも1倍になるように制御される。しかし、前に
述べたように静止画も動画も同じように水平クロック周
波数2/3、ゲート走査期間1.5倍にすることも可能
であり、さらに駆動極性によって変えることもできる。
動画の速度が遅い場合には、動画を静止画とし処理する
方法も考えられる。
【0077】また、ウインド内に動画を表示するような
場合に、ウインド外の静止画に対して動画の解像度が低
い場合や表示全面に静止画を表示する場合と動画を表示
する場合で動画の解像度に対して視覚特性が悪くなるこ
とを利用して表示速度を落としたいときについての実施
例である。第5の実施例では動画時にはノンインタンレ
ースに駆動したが、この場合は動画時には多数本の走査
線を同時駆動することにより、表示のための駆動周波数
を下げて消費電力を下げることができる。例えばワーク
ステーションの画面にNTSC程度の動画を表示する場
合に相当し、この時は2ライン同時若しくは4ライン同
時に駆動することになる。 (実施例6)図12に、本発明の第6の実施例における
ゲートの駆動電圧及びタイミングチャートを示す。
【0078】以上の例ではゲートの駆動時間を制御した
が、本実施例では動画時に駆動時間が減少し、静止画時
には画像の保持時間が増加する様な場合には、ゲートの
ONレベルやOFFレベルを制御することが重要になる
と考えられる。つまり、動画を表示するときには時(O
N時間が短い場合)はゲート電圧を高くし、静止画(つ
まり、保持時間が長い場合)ではOFFレベル低くす
る。これは、駆動ICの耐圧が高い場合には、電圧を制
御することにより容易に可能であるが、耐圧を越える場
合にはICの電源を振る必要がある。これらの変化のタ
イミングは画像信号に影響がない様に画像信号が出力さ
れていない期間に変えるのが好ましい。図12では第5
の実施例を基に静止画のNとN+3ラインと動画のN+
4ラインの時とで耐圧は十分大きいとして、振幅は変え
ずにONとOFFのレベルを変えている。駆動ICの耐
圧が十分大きくない場合には、動画/静止画によって、
駆動ICの電源電圧を振らなければないが、その場合は
ライン毎に振るとしても電源電圧を振っているICは全
てその電源電圧となってしまうので他のラインの保持特
性かON特性のどちらかを犠牲にする必要がある。但
し、完全に1画面静止画と動画モードに分けて制御すれ
ば、電源電圧はフィールド毎以上で振ることになるの
で、静止画や動画が連続的に表示される場合、十分効果
がある。
【0079】次に、ゲート電圧をどの様に制御すべきか
を示す。我々は通常駆動のフリッカ量(単にフィールド
周波数を落とした場合の最小周波数スペクトル)を基準
に実際にMF駆動を行った時にライン状の妨害縞が流れ
る現象を確認した。しかし、この妨害縞は通常駆動のフ
リッカ量が最低の時が最適ではなく、ある程度悪い方が
見えにくいことが分かった。
【0080】以上の実施例では、静止画か動画でゲート
電圧を制御したが、静止画の中でも光リーク量等に応じ
て駆動時間を可変にする場合等、本発明の要旨を逸脱し
ない範囲で変えることができる。
【0081】図13に、フリッカ量とライン状の妨害縞
が検知できたかどうかの関係を示した。この図から、フ
リッカの最適値は平均輝度に対するフリッカ量が−30
dB以上の時であることが分かった。つまり、ある程度
ラインフリッカが大きいとそれがノイズとなってライン
状の縞を認識できなくなるが、小さいと逆にライン状の
縞がきれいに見えるために認識し易くなるものと考えら
れる。但し、さらに小さくなって−40dB以下になる
と、その縞自体が見えなくなるので、TFTやダイオー
ドのOFF特性が大幅に良くなればこのようにフリッカ
を増やすよりOFF特性を良くするようにゲートの電圧
を下げる方法が有効と考えられる。
【0082】以上の実施例はある制御量を自動的に発生
してゲートのON、OFFレベルを可変にしたが、本実
施例では制御端子を装置の外側に配置し、マニュアルで
可変にできるものである。ゲートの電圧レベルは通常駆
動では外から動かせないようになっているが、MF駆動
では、ライン状の縞が見えるかどうかは個人差や1フィ
ールド期間に走査する走査線数で変化する事や温度など
の外部環境によっても変化する。そこで、外側からマニ
ュアルで可変にできる構造が望ましい。また、マニュア
ルで上記走査線数を変えられる構造により、それに連動
してゲート信号を変えることもできる。ゲート信号を変
える手段を本発明では持っているので、この構造にする
ことによる回路の追加は殆どない。また、静止画だけの
使用目的である表示装置の場合には、動画での最適ゲー
ト電圧のオフレベルよりオフ電圧を下げておくことが好
ましい。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように本発明(請求項1)
によれば、等価的に走査信号駆動回路のダイナミックレ
ンジを拡大することにより、走査信号駆動IC本来のダ
イナミックレンジの狭さによるスイッチング素子の書き
込み特性の劣化や保持特性の劣化を防止することによ
り、表示画像の焼き付き,フリッカー等の画質劣化を防
止し、かつ液晶の劣化を防止し、高画質で長寿命な液晶
表示装置を実現することができる。さらに、表示信号電
極の構成や印加する表示信号の交流化方式、表示信号の
信号の内容によって制限されるものではなく、走査電極
駆動ICを用いたTFT−LCDであれば全て適用可能
である。
【0084】また、本発明(請求項2)によれば、TF
Tなどの画素スイッチの保持時間が長くなるような場合
のオフリーク電流によるフリッカ,焼き付き,ライン妨
害,折り返し歪み等の増大を抑えることができ、さらに
外からその特性を変えられる様にしたことにより、ライ
ン妨害の見え方の個人差、及び時間、温度などによる特
性変化を補償することができるため、高画質な液晶表示
装置を実現することが可能となる。
【0085】また、保持時間を光リーク量によって変え
る手段を設けることにより、駆動周波数を最適に下げる
ことができるので、低消費電力化が可能になる。さら
に、静止画の時は、ゲートのオフレベルを下げることに
より、保持時間を長くしても画質劣化がなくなり、消費
電力を下げることができると共に、動画の時はオンレベ
ルを上げることにより書き込み高速にすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例に係わる液晶表示装置の基本構成
を示すブロック図。
【図2】第1の実施例に用いた走査電極制御回路の一例
を示す図。
【図3】第1の実施例における走査電極駆動回路と走査
電極制御回路を用いた場合の走査信号の例を示す図。
【図4】第1の実施例において、走査電極駆動回路の出
力ダイナミックレンジを拡大した場合のTFT−LCD
パネルの各電極の電位を示す図。
【図5】第2の実施例に用いた走査電極制御回路5の構
成例を示す図。
【図6】第2の実施例におけるレベルシフト回路の構成
例を示す図。
【図7】第3の実施例に用いた走査電極制御回路の構成
例を示す図。
【図8】第4の実施例における回路構成を示す図。
【図9】第4の実施例におけるゲートの駆動電圧及びタ
イミングチャートを示す図。
【図10】第5の実施例における回路構成を示す図。
【図11】第5の実施例におけるゲートの駆動電圧及び
タイミングチャートを示す図。
【図12】第6の実施例におけるゲートの駆動電圧及び
タイミングチャートを示す図。
【図13】フリッカ量とライン状の妨害縞が検知できた
かどうかの関係を示す図。
【図14】MF駆動法の概念を示す図。
【図15】画素の電位変動波形及びフリッカ成分を示す
図。
【図16】MF駆動時のフリッカ成分を示す図。
【図17】輝度変化の周波数スペクトルを示す図。
【図18】交流駆動を行うために一般的に用いられてい
るフレーム反転駆動における各電極の電位波形を示す
図。
【図19】スイッチング素子として用いられているTF
Tの一般的な特性を示す図。
【符号の説明】
1…TFT−LCDパネル 2…上側表示信号電極駆動回路 3…下側表示信号電極駆動回路 4…走査電極駆動回路 41〜44…走査電極駆動IC 5,51〜54…走査電極制御回路 511…VDD(n) 選択回路 512…Vss(n) 選択回路 513…カウンタ回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに交差する方向に複数本配置された信
    号線及び走査線と、これらの各線の交差部毎に設けられ
    てマトリックス配置された画素電極と、各々の画素電極
    と信号線との間にそれぞれ接続され走査線により制御さ
    れるスイッチング素子とを具 備し、前記走査線に走査信号を印加時には前記スイッチ
    ング素子が表示信号の書き込み動作を行い、前記走査線
    に走査信号が無印加時には前記スイッチング素子が表示
    信号の保持動作を行い画像を表示する液晶表示装置であ
    って、 表示信号の書き込み動作時には前記スイッチング素子の
    導通特性を高めるように、且つ表示信号の保持動作時に
    は前記スイッチング素子の遮断特性を高めるように走査
    信号の制御を行う走査信号制御手段を設けたことを特徴
    とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】互いに交差する方向に複数本配置された信
    号線及び走査線と、これらの各線の交差部毎に設けられ
    てマトリックス配置された画素電極と、各々の画素電極
    と信号線との間にそれぞれ設けられてゲートが走査線に
    接続され、画像信号を画素電極に書き込むためのスイッ
    チとして働く薄膜トランジスタと、これらの薄膜トラン
    ジスタのゲートの飛び越し走査数,オン電圧,オフ電
    圧,オン時間又はオフ時間を、表示画像が静止画か動画
    かの検出信号に応じて可変するゲート信号可変手段とを
    具備してなることを特徴とする液晶表示装置。
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