JPH07198032A - 車両用自動変速装置 - Google Patents

車両用自動変速装置

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Publication number
JPH07198032A
JPH07198032A JP5351734A JP35173493A JPH07198032A JP H07198032 A JPH07198032 A JP H07198032A JP 5351734 A JP5351734 A JP 5351734A JP 35173493 A JP35173493 A JP 35173493A JP H07198032 A JPH07198032 A JP H07198032A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gear ratio
shift
transmission
vehicle speed
vehicle
Prior art date
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Pending
Application number
JP5351734A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiteru Okumura
芳輝 奥村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
Priority to JP5351734A priority Critical patent/JPH07198032A/ja
Publication of JPH07198032A publication Critical patent/JPH07198032A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両自動変速装置において、車速センサに異
常が生じた場合でも、変速機を適切に自動シフトする。 【構成】 エンジン1をトルクコンバータ2を介して変
速機3に連結し、変速機3をファイナルギヤ4を介して
駆動車軸に連結する。制御装置14で、車速センサ11の車
速信号とスロットルセンサ13のスロットル開度信号とに
基づき決定した第1ギヤ比と、エンジン速度センサ12の
エンジン回転数信号とスロットル開度信号とに基づき決
定した第2ギヤ比とを比較し、高い方のギヤ比を選択し
て変速機3をシフトする。車速センサ11またはエンジン
速度センサ12の異常により第1または第2ギヤ比の一方
が異常に低いギヤ比へのシフトを要求した場合でも、第
1、第2ギヤ比のうち高い方のギヤ比を選択するので、
急激なダウンシフトを防止し、正常な車速またはエンジ
ン回転数に基づいて適切に自動シフトを行うことができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、運転状況に応じて変速
機のギヤ比を自動シフトする車両用自動変速装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車の自動変速装置では、車
速センサが検出する車速信号と、スロットルセンサが検
出するスロットル開度信号とに基づいて制御装置によっ
て運転状況に応じて最適なギヤ比を選択し、アクチュエ
ータを作動させてアップシフトまたはダウンシフト操作
を行うことにより変速機を所望のギヤ比へシフトするよ
うにしている。
【0003】ところが、走行中に車速センサが故障や断
線等により機能しなくった場合、車速信号がゼロ(0km
/h )となるため、急激なダウンシフトが行われて大き
な変速ショックが生じたり、エンジンのオーバーレブが
生じる虞がある。そこで、従来、このような不具合を防
止するために、所定以上のエンジン回転数において車速
信号がゼロとなったとき、制御装置が車速センサの異常
を判断してシフト操作を保留し、または、現在の選択モ
ードにおいて最も高いギヤ比へアップシフト操作を指令
することによりフェイルセーフを行うようにした自動変
速装置が提案されている。
【0004】また、自動変速装置のフェイルセーフ制御
に関する先行技術として、特公平1-30030号公報および
特開昭63-47549号には、車速信号が所定以上の減速度を
示した場合に制御装置が車速センサの異常を判断し、変
速機を現状のギヤ比に維持し、また、所定のアップシフ
ト操作を行うようにした自動変速装置が記載されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の自動変速装置では、次のような問題がある。すなわ
ち、車速センサの異常が判断された場合、変速機を現状
のギヤ比に維持し、また、高いギヤ比へアップシフトす
ることにより変速ショックおよびエンジンのオーバーレ
ブを防止するようにしているため、正常時に対して非常
に高いギヤ比で走行することになるので、エンジンに対
する負荷が大きくなり車両の運動性能が極端に低下する
ことになる。
【0006】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
であり、車速センサに異常が生じた場合でも適切な自動
シフト操作を行うことができる車両用自動変速装置を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するために、運転状況に応じて変速機のギヤ比を自
動シフトする車両用自動変速装置において、車速センサ
が検出した車速に基づいて決定した第1ギヤ比と、エン
ジン速度センサが検出したエンジン回転数に基づいて決
定した第2ギヤ比とを比較し、このうち高い方のギヤ比
を選択して前記変速機をシフトするようにしたことを特
徴とする。
【0008】
【作用】このように構成したことにより、車速センサま
たはエンジン速度センサの異常によって車速またはエン
ジン回転数の検出値が低下し、第1ギヤ比または第2ギ
ヤ比の一方が異常に低いギヤ比へのシフトを要求した場
合でも、第1ギヤ比と第2ギヤ比とを比較して高い方の
ギヤ比を選択することにより、急激なダウンシフトを防
止し、正常な車速またはエンジン回転数に基づいて適切
なシフト制御を行うことができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。
【0010】図1は、本実施例の自動変速装置を適用し
た自動車の駆動系を示している。図1において、エンジ
ン1の出力軸がトルクコンバータ2を介して変速機3の
入力軸に連結され、変速機3の出力軸がファイナルギヤ
4を介して駆動車軸(図示せず)に連結されている。変
速機3は、遊星歯車群およびこの遊星歯車の各要素を固
定、解放する係合手段とを備えており、係合手段を選択
作動させることにより、前進3段および後退1段の変速
を行うようになっている。
【0011】図中、5は変速機3の係合手段を選択作動
させてシフト操作を行うための油圧サーボ機構、6は油
圧サーボ機構5に油圧を供給する油圧制御装置であり、
第1、第2ソレノイド7,8によりパイロット圧を制御
して油圧制御装置6を作動させることにより、変速機3
を所望のギヤ比へシフトできるようになっている。9は
油圧制御装置6の油圧源であるオイルポンプ、10は油圧
制御装置6を作動させるためのバキュームダイヤフラム
である。
【0012】図中、11は車速信号を出力する車速セン
サ、12はエンジン回転数信号を出力するエンジン速度セ
ンサ、13はスロットル開度信号を出力するスロットルセ
ンサ、14は車速センサ11、エンジン速度センサ12および
スロットルセンサ13からの信号に基づいて第1、第2ソ
レノイド7,8へシフト操作信号を出力して変速機3の
シフト操作を行うマイクロコンピュータを内蔵した制御
装置である。制御装置14には、制御特性の選択モードを
切り換えるためのシフトスイッチ15が接続されている。
また、制御装置14は、上記の各種センサ、スイッチおよ
びエアコンスイッチ16からの信号を受けて、アイドルア
ップ制御を行い、さらに、油温センサ17からの信号に基
づいて第1、第2ソレノイド7,8の作動を調整してシ
フトショックを低減させるようになっている。
【0013】制御装置14と各種センサおよびスイッチと
の接続を図2に示す。なお、図2中、18はイグニッショ
ンスイッチ、19は点火装置、20はバックランプ、21は故
障診断のために接続されるサーキットテスタである。ま
た、図2に示す装置では、エンジン速度センサを省略
し、点火装置19からのパルス信号に基づいてエンジン回
転数を検出するようになっている。
【0014】次に制御装置14による変速機3のシフト制
御について説明する。
【0015】制御装置14では、車速センサ11が検出した
車速と、スロットルセンサ13が検出したスロットル開度
から、図3に示す第1シフト特性に基づいて第1ギヤ比
を決定し、また、エンジン速度センサ12が検出したエン
ジン回転速度と、スロットルセンサ13が検出したスロッ
トル開度とから、図4に示す第2シフト特性に基づいて
第2ギヤ比を決定する。
【0016】図3および図4に示す第1、第2シフト特
性において、は1−2速アップシフト線、は2−3
速アップシフト線、は2−1速ダウンシフト線、は
3−2速ダウンシフト線をそれぞれ示している。そし
て、車速またはエンジン回転数、およびスロットル開度
を表す点が、現在のギヤ比が第1速のとき1−2速アッ
プシフト線の右側(紙面に向かって、以下同じ)に移
動した場合、第1速から第2速へのアップシフト指令を
出力し、また、現在のギヤ比が第2速のとき2−3速ア
ップシフト線の右側に移動した場合、第2速から第3
速へのアップシフト指令を出力する。同様に、車速また
はエンジン回転数、およびスロットル開度を表す点が、
現在のギヤ比が第2速のとき2−1速ダウンシフト線
の左側に移動した場合、第2速から第1速へのダウンシ
フト指令を出力し、また、現在のギヤ比が第3速のとき
3−2速ダウンシフト線の左側に移動した場合、第3
速から第2速へのダウンシフト指令を出力する。
【0017】このようにして出力したアップシフト指令
またはダウンシフト指令によって決定される第1ギヤ比
と第2ギヤ比とを比較し、このうち高い方のギヤ比を選
択ギヤ比として選択して第1、第2ソレノイド7,8へ
アップシフトまたはダウンシフト操作信号を出力する。
なお、シフトショックの低減のために行われるシフト操
作のタイミング調整は、選択した第1、第2ギヤ比と同
じパラメータ(車速またはエンジン回転数)に基づいて
行う。
【0018】次に、以上の制御を図5のフローチャート
に沿って説明する。図5において、ステップでは、車
速およびスロットル開度から第1シフト特性に基づいて
第1ギヤ比を出力する。ステップでは、エンジン回転
数およびスロットル開度から第2シフト特性に基づいて
第2ギヤ比を出力する。ステップでは、第1ギヤ比と
第2ギヤ比とを比較して、高い方のギヤ比を選択ギヤ比
とする。ステップでは、選択ギヤ比が現在のギヤ比と
同じかどうかを判断して、同じである場合このループに
よる処理を終了し、異なる場合はステップで選択ギヤ
比へのシフト操作信号を出力して終了する。
【0019】以上のように構成した本実施例の作用につ
いて次に説明する。
【0020】制御装置14により、車速およびスロットル
開度から第1シフト特性に基づいて決定した第1ギヤ比
と、エンジン回転数およびスロットル開度から第2シフ
ト特性に基づいて決定した第2ギヤ比とを比較して高い
方のギヤ比を選択ギヤ比とし、この選択ギヤ比に基づい
て第1、第2ソレノイド7,8にアップシフトまたはダ
ウンシフト操作信号を出力する。このようにして、第1
シフト特性または第2シフト特性に基づき、運転状況に
応じて変速機3を最適なギヤ比へシフトすることができ
る。
【0021】このとき、車速センサ11に異常が発生して
車速の検出値が低下してゼロになった場合、車速をパラ
メータとする第1シフト特性に基づく第1ギヤ比は、ダ
ウンシフト指令が繰り返され第1速へのダウンシフト操
作を指令することになる。ところが、エンジン速度セン
サ12により検出したエンジン回転数をパラメータとする
第2シフト特性に基づく第2ギヤ比が適正に出力されて
いれば、第1ギヤ比と第2ギヤ比とを比較して高い方の
ギヤ比、すなわち第2ギヤ比が選択ギヤ比となり、この
第2ギヤ比に基づいてシフト操作信号が出力されること
になる。よって、エンジン回転数とスロットル開度に基
づき、運転状況に応じて、変速機3を適切なギヤ比へシ
フトすることができる。また、エンジン速度センサ12に
異常が発生した場合も同様に、車速センサ11が検出した
車速とスロットル開度とから第1シフト特性に基づき、
運転状況に応じて、変速機3を適切なギヤ比へシフトす
ることができる。
【0022】このように、車速センサ11またはエンジン
速度センサ12のどちらか一方に異常が生じた場合でも、
フェイルセーフ処理によらず変速機3を適切なギヤ比へ
シフトすることができ、車両の運動性能の低下を防止す
ることができる。
【0023】なお、本実施例では、シフト制御のパラメ
ータの1つをスロットル開度としているが、これに代え
て吸気管圧力をパラメータとして用いてもよい。また、
本実施例では、一例として遊星歯車郡からなる前進3段
後退1段の変速機およびトルクコンバータを備えた変速
装置について説明したが、本発明はこれに限らず、この
ほかの形式の変速機およびクラッチ手段を備えた変速装
置にも同様に適用することができる。
【0024】
【発明の効果】本発明の車両用変速装置は、以上詳述し
たように、車速に基づいて決定した第1ギヤ比とエンジ
ン回転数に基づいて決定した第2ギヤ比とを比較して、
高い方のギヤ比を選択して変速機をシフトするようにし
たことにより、車速センサまたはエンジン速度センサの
異常によって第1ギヤ比または第2ギヤ比の一方が異常
に低いギヤ比へのシフトを要求した場合でも、第1、第
2ギヤ比のうち高い方のギヤ比を選択するので、急激な
ダウンシフトを防止し、正常な車速またはエンジン回転
数に基づいてシフト制御を行うことができる。その結
果、車速またはエンジン速度センサの一方に異常が生じ
た場合でも、適切なシフト制御を行うことができ、運動
性能の低下を防止することができるという優れた効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の自動変速装置を適用した自
動車の駆動系を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施例の自動変速装置の回路図であ
る。
【図3】図1に示す制御装置の第1シフト特性を示す図
である。
【図4】図1に示す制御装置の第2シフト特性を示す図
である。
【図5】図1に示す制御装置のシフト制御のフローチャ
ートである。
【符号の説明】
3 変速機 11 車速センサ 12 エンジン速度センサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運転状況に応じて変速機のギヤ比を自動
    シフトする車両用自動変速装置において、車速センサが
    検出した車速に基づいて決定した第1ギヤ比と、エンジ
    ン速度センサが検出したエンジン回転数に基づいて決定
    した第2ギヤ比とを比較し、このうち高い方のギヤ比を
    選択して前記変速機をシフトするようにしたことを特徴
    とする車両用自動変速装置。
JP5351734A 1993-12-31 1993-12-31 車両用自動変速装置 Pending JPH07198032A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5351734A JPH07198032A (ja) 1993-12-31 1993-12-31 車両用自動変速装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5351734A JPH07198032A (ja) 1993-12-31 1993-12-31 車両用自動変速装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07198032A true JPH07198032A (ja) 1995-08-01

Family

ID=18419248

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5351734A Pending JPH07198032A (ja) 1993-12-31 1993-12-31 車両用自動変速装置

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JP (1) JPH07198032A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009250301A (ja) * 2008-04-03 2009-10-29 Fuji Heavy Ind Ltd 動力伝達系の制御装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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