JPH07197949A - 一方向クラッチ機能を具えた摩擦係合装置 - Google Patents
一方向クラッチ機能を具えた摩擦係合装置Info
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- JPH07197949A JPH07197949A JP5349434A JP34943493A JPH07197949A JP H07197949 A JPH07197949 A JP H07197949A JP 5349434 A JP5349434 A JP 5349434A JP 34943493 A JP34943493 A JP 34943493A JP H07197949 A JPH07197949 A JP H07197949A
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Abstract
持たせ、トランスミッションの小型軽量化を図った摩擦
係合装置を提供すること。 【構成】 摩擦係合装置10は、交互に配列されたメイ
ティングプレート20,22と摩擦プレート40とが交
互に配列されている。これらのプレート20,22,4
0を摩擦係合させるピストン42と、ドラム12及びハ
ブ18に対して回転可能な軸方向作動型メイティングプ
レート30を有してなる。メイティングプレート22と
軸方向作動型メイティングプレート30とは、対向面に
おいて周方向に厚みが漸増する傾斜面24,34と、傾
斜面24,34の間に形成された当接面26,36とを
有する。ピストン42とメイティングプレート20との
間、メイティングプレート20と摩擦プレート40との
間、及び、軸方向作動型メイティングプレート30と摩
擦プレート40との間の隙間の和は、軸方向作動型メイ
ティングプレート30の軸方向最大移動量より小さい。
Description
ョン、又は、産業機械用若しくは建設機械用トランスミ
ッションに利用される摩擦係合装置に関する。より詳細
には、本発明は、相対回転する一方の部材と他方の部材
との間でトルクの伝達を行わせる摩擦係合装置に関す
る。例えば、車両用トランスミッションにおいて、ドラ
ムとハブとの間に設けられる摩擦係合装置、或いは、ケ
ース、すなわち、ハウジングとドラムとの間に設けられ
る摩擦係合装置に関する。
スミッションの摩擦係合装置510は、図10に示され
るように、ドラム512にスプライン嵌合したメイティ
ングプレート520とハブ518にスプライン嵌合した
摩擦プレート540とを有し、ピストン542が交互に
配列されたメイティングプレート520と摩擦プレート
540とを摩擦係合させる。トランスミッション内に
は、数個の摩擦係合装置510が設けられており、係合
・解放の組合せにより変速が行われる。変速を行う場
合、数個の摩擦係合装置の係合及び解放を同時に且つ瞬
時に行わなければならない。そうでないと、インターロ
ック状態又はニュートラル状態が発生し、円滑な変速が
得られない。
し、また、油圧はドラム512の回転数に伴う遠心力に
よって変化するため、ピストン542を油圧制御するだ
けでは摩擦係合装置510の係合・解放を正確に行うこ
とは困難である。そのため、車両用のオートマティック
トランスミッションでは、インターロック状態又はニュ
ートラル状態を解消する一方向クラッチ550が摩擦係
合装置に併設される。
は、ローラ又はスプラグ552が内輪554及び外輪5
56と線接触し、内外輪間でトルクを伝達する機械要素
である。内輪554及び外輪556は、高荷重に耐え得
るものでなければならない。そのため、比較的肉厚のも
のが利用される。車両用オートマティックトランスミッ
ションでは、数個の摩擦係合装置510がケース内に配
置される上、さらに、一方向クラッチ550が必要とな
る。一方向クラッチ550はトランスミッション内の比
較的大きな空間を占有し、トランスミッションの小型軽
量化に大きな障害となっていた。
向クラッチの機能を持たせ、トランスミッションの小型
軽量化を図ることである。
回転する一方の部材と他方の部材との間でトルクの伝達
を行わせる摩擦係合装置であって、一方の部材にスプラ
イン嵌合したメイティングプレートと他方の部材にスプ
ライン嵌合した摩擦プレートとが交互に配列され、前記
メイティングプレートと前記摩擦プレートとを摩擦係合
させるピストンを具えた摩擦係合装置において、該摩擦
係合装置は、前記メイティングプレートと前記摩擦プレ
ートとの間に、前記一方の部材及び前記他方の部材に対
して回転可能な軸方向作動型メイティングプレートを有
し、前記メイティングプレートが、前記軸方向作動型メ
イティングプレートとの対向面において、周方向に厚み
が漸増する傾斜面と、該傾斜面の最も厚い部分と最も薄
い部分との間に形成された当接面とを有し、前記軸方向
作動型メイティングプレートが、前記メイティングプレ
ートの前記傾斜面及び前記当接面と相補い合う傾斜面及
び当接面を有し、前記ピストンと前記メイティングプレ
ートとの隙間と、前記メイティングプレートと前記摩擦
プレートとの隙間と、前記軸方向作動型メイティングプ
レートと前記摩擦プレートとの隙間の和を、傾斜面同士
の楔合による前記軸方向作動型メイティングプレートの
軸方向最大移動量より小さくした摩擦係合装置により前
記課題を解決した。
材と他方の部材との間でトルクの伝達を行わせる摩擦係
合装置であって、一方の部材にスプライン嵌合したメイ
ティングプレートと他方の部材にスプライン嵌合した摩
擦プレートとが交互に配列され、前記メイティングプレ
ートと前記摩擦プレートとを摩擦係合させるピストンを
具えた摩擦係合装置において、該摩擦係合装置は、前記
メイティングプレートと前記摩擦プレートとの間に、前
記一方の部材及び前記他方の部材に対して回転可能な軸
方向作動型メイティングプレートを有し、前記メイティ
ングプレートが、前記軸方向作動型メイティングプレー
トとの対向面において、周方向に厚みが漸増する傾斜面
と、該傾斜面の最も厚い部分と最も薄い部分との間に形
成された当接面とを有し、前記軸方向作動型メイティン
グプレートが、前記メイティングプレートの前記傾斜面
及び前記当接面と相補い合う傾斜面及び当接面を有し、
前記一方の部材のスプラインは、前記ピストン側におい
て、最もピストン側に位置するメイティングプレートの
一定角の回動を許す突起と、該突起に前記メイティング
プレートが接した状態でピストンを作動させたときに該
メイティングプレートの軸方向移動量を制限する段部
と、該メイティングプレートが前記段部に当接している
ときに前記突起との間で該メイティングプレートの回動
を阻止する第2の突起とを有し、前記メイティングプレ
ートが前記段部に当接しているとき、前記メイティング
プレートと前記摩擦プレートとの隙間と、前記軸方向作
動型メイティングプレートと前記摩擦プレートとの隙間
の和を、傾斜面同士の楔合による前記軸方向作動型メイ
ティングプレートの軸方向最大移動量より小さくした摩
擦係合装置により前記課題を解決した。
材と他方の部材との間でトルクの伝達を行わせる摩擦係
合装置であって、一方の部材にスプライン嵌合したメイ
ティングプレートと他方の部材にスプライン嵌合した摩
擦プレートとが交互に配列され、前記メイティングプレ
ートと前記摩擦プレートとを摩擦係合させるピストンを
具えた摩擦係合装置において、該摩擦係合装置は、前記
ピストン側に、前記一方の部材及び前記他方の部材に対
して回転可能な軸方向作動型メイティングプレートを有
し、前記ピストンは、前記一方の部材又は他方の部材に
対して作動し且つ前記軸方向作動型メイティングプレー
トにアクセスする第1ピストンと、前記第1ピストンに
対して作動し且つ前記軸方向作動型メイティングプレー
トにアクセスする第2ピストンからなり、前記第1ピス
トンが、前記軸方向作動型メイティングプレートとの対
向面において、周方向に厚みが漸増する傾斜面と、該傾
斜面の最も厚い部分と最も薄い部分との間に形成された
当接面とを有し、前記軸方向作動型メイティングプレー
トが、前記第1ピストンの前記傾斜面及び前記当接面と
相補い合う傾斜面及び当接面を有し、さらに、該摩擦係
合装置は、前記第1ピストンの軸方向移動量を制限する
ストッパを有しており、前記第1ピストンが前記ストッ
パに当接しているとき、前記メイティングプレートと前
記摩擦プレートとの隙間と、前記軸方向作動型メイティ
ングプレートと前記摩擦プレートとの隙間の和を、傾斜
面同士の楔合による前記軸方向作動型メイティングプレ
ートの軸方向最大移動量より小さくした摩擦係合装置に
より前記課題を解決した。
型メイティングプレートによって、ピストン非作動時、
一の回転方向にはトルクを伝達せず、逆の回転方向には
トルクを伝達する一方向クラッチとして機能し、ピスト
ン作動時、常にトルクを伝達するようになっている。な
お、本発明において、「軸方向作動型メイティングプレ
ート」とは、それに隣合うメイティングプレート(第1
の発明及び第2の発明)又は第1ピストン(第3の発
明)と一の回転方向に相対回転を生じるとき、傾斜面同
士が接し合って軸方向に移動するメイティングプレート
を意味する。
部材が一の回転方向に相対回転する場合、軸方向作動型
メイティングプレートはそれに隣合うメイティングプレ
ートと当接面同士で接し合い、傾斜面同士は楔合しな
い。従って、軸方向作動型メイティングプレートは軸方
向に移動しないから、摩擦プレートはメイティングプレ
ートと摩擦係合せず、一方の部材と他方の部材との間に
おいてトルク伝達は行われない。ピストンの非作動時、
一方の部材と他方の部材が逆の回転方向に相対回転する
場合、軸方向作動型メイティングプレートはそれに隣合
うメイティングプレートと傾斜面同士で楔合し、軸方向
に移動する。そして、摩擦プレートとメイティングプレ
ート、摩擦プレートと軸方向作動型メイティングプレー
トはそれぞれ摩擦係合する。従って、一方の部材と他方
の部材との間でトルク伝達が行われる。以上のように、
ピストン非作動時においては、この摩擦係合装置は、一
方向クラッチとして機能する。
材の相対回転方向にかかわらず、摩擦プレートはメイテ
ィングプレート及び軸方向作動型メイティングプレート
と摩擦係合し、常にトルク伝達が行われる。
を伝達しない状態、一の回転方向にのみトルクを伝達す
る状態(一方向クラッチ状態)、及び、常にトルクを伝
達する状態に切り替え可能になっている。
トルクを伝達しない状態にある。一方の部材と他方の部
材の相対回転方向にかかわらず、摩擦プレートはメイテ
ィングプレート及び軸方向作動型メイティングプレート
と摩擦係合しない。メイティングプレートと摩擦プレー
トとの間には充分な隙間が保たれている。常にトルク伝
達は行われない。
及び常にトルクを伝達する状態は、ピストンの作動直前
における、一方の部材と他方の部材との相対回転方向に
よって異なる。
相対回転を生じていたとき、ピストン側のメイティング
プレートは突起に沿ってスプラインの段部に当接する。
メイティングプレートと摩擦プレートとの間には隙間が
残存している。このとき、一方向クラッチ状態となる。
相対回転する場合、軸方向作動型メイティングプレート
はそれに隣合うメイティングプレートと当接面同士で接
し合い、傾斜面同士は楔合しない。従って、軸方向作動
型メイティングプレートは軸方向に移動しないから、摩
擦プレートはメイティングプレートと摩擦係合せず、一
方の部材と他方の部材との間においてトルク伝達は行わ
れない。これとは逆に、一方の部材と他方の部材が逆の
回転方向に相対回転する場合、軸方向作動型メイティン
グプレートはそれに隣合うメイティングプレートと傾斜
面同士で楔合し、軸方向に移動する。そして、摩擦プレ
ートとメイティングプレート、摩擦プレートと軸方向作
動型メイティングプレートはそれぞれ摩擦係合する。従
って、一方の部材と他方の部材との間でトルク伝達が行
われる。以上のように、ピストン作動時においては、こ
の摩擦係合装置は、一方向クラッチとして機能する。
と他方の部材が逆の回転方向に相対回転を生じていたと
き、ピストン側のメイティングプレートは、段部に当接
することなく、全てのメイティングプレートと摩擦プレ
ートとを摩擦係合させる。従って、一方の部材と他方の
部材の相対回転方向にかかわらず、トルク伝達が行われ
る。
を伝達しない状態、一の回転方向にのみトルクを伝達す
る状態(一方向クラッチ状態)、及び、常にトルクを伝
達する状態に切り替え可能になっている。
時、摩擦係合装置は常にトルクを伝達しない状態にあ
る。一方の部材と他方の部材の相対回転方向にかかわら
ず、摩擦プレートはメイティングプレート及び軸方向作
動型メイティングプレートと摩擦係合しない。メイティ
ングプレートと摩擦プレートとの間には充分な隙間が保
たれている。常にトルク伝達は行われない。
ストッパに当接するまで軸方向に移動する。この状態に
おいて、一方の部材と他方の部材が一の回転方向に相対
回転する場合、軸方向作動型メイティングプレートはそ
れに隣合うメイティングプレートと当接面同士で接し合
い、傾斜面同士は楔合しない。従って、摩擦プレートは
メイティングプレートと摩擦係合せず、一方の部材と他
方の部材との間においてトルク伝達は行われない。これ
とは逆に、一方の部材と他方の部材が逆の回転方向に相
対回転する場合、軸方向作動型メイティングプレートは
それに隣合うメイティングプレートと傾斜面同士で楔合
し、軸方向に移動する。そして、摩擦プレートとメイテ
ィングプレート、摩擦プレートと軸方向作動型メイティ
ングプレートはそれぞれ摩擦係合する。従って、一方の
部材と他方の部材との間でトルク伝達が行われる。以上
のように、ピストン作動時においては、この摩擦係合装
置は、一方向クラッチとして機能する。
時、一方の部材と他方の部材の相対回転方向にかかわら
ず、摩擦プレートはメイティングプレート及び軸方向作
動型メイティングプレートと摩擦係合し、トルク伝達が
行われる。
装置の実施例を説明する。図1乃至図3は第1実施例を
示し、図4は第2実施例を示す。図5乃至図7は第3実
施例を示し、図8は第4実施例を示す。そして、図9は
第5実施例を示す。
擦係合装置の第1実施例を説明する。本実施例の摩擦係
合装置は第1の発明に含まれ、ピストン非作動時には一
方向クラッチとして機能し、ピストン作動時には常にト
ルクを伝達するようになっている。
イン嵌合した多数のメイティングプレート20,22
と、ハブ18にスプライン嵌合した多数の摩擦プレート
40と、メイティングプレート20,22と摩擦プレー
ト40とを摩擦係合させるピストン42とを有してな
る。50はスナップリングである。摩擦係合装置10
は、さらに、メイティングプレート22と摩擦プレート
40との間において、ドラム12及びハブ18のいずれ
に対しても回転可能な軸方向作動型メイティングプレー
ト30を有する。本実施例の摩擦係合装置10は、軸方
向作動型メイティングプレート30が1つであるが、他
のメイティングプレート20と摩擦プレート40との間
に2以上の軸方向作動型メイティングプレートを設けて
も差し支えない。
は、図2に示されるように、軸方向作動型メイティング
プレート30との対向面において、周方向に厚みが漸増
する1以上の傾斜面24と、この傾斜面24の最も厚い
部分と最も薄い部分との間に形成された当接面26とを
有する。軸方向作動型メイティングプレート30は、図
3に示されるように、メイティングプレート22の傾斜
面24及び当接面26と相補い合う傾斜面34及び当接
面36を有する。従って、メイティングプレート22と
軸方向作動型メイティングプレート30は、一の回転方
向に相対回転しようとするとき、当接面26,36同士
が接し合って同期回転し、逆の回転方向に相対回転しよ
うとするとき、傾斜面24,34同士が楔合して軸方向
に離間する。
は、ピストン42とメイティングプレート20との間、
メイティングプレート20と摩擦プレート40との間、
及び、軸方向作動型メイティングプレート30と摩擦プ
レート40との間に隙間を有する。これらの隙間の和
は、メイティングプレート22及び軸方向作動型メイテ
ィングプレート30の傾斜面24,34同士の楔合によ
る軸方向作動型メイティングプレート30の軸方向最大
移動量より小さくなっている。
き、ハブ18が一の回転方向(図1中矢印方向から見た
とき反時計回りA)に回転すると、軸方向作動型メイテ
ィングプレート30は摩擦係合装置10内の油に引摺ら
れて、摩擦プレート40とともに回転しようとする。メ
イティングプレート22と軸方向作動型メイティングプ
レート30との当接面26,36同士が接し合い、メイ
ティングプレート20と摩擦プレート40との間の隙間
は維持される。従って、ハブ18は空転可能な状態にあ
る。これとは逆に、ハブ18が逆の回転方向(図1中矢
印方向から見たとき時計回りB)に相対回転すると、軸
方向作動型メイティングプレート30は摩擦係合装置1
0内の油に引摺られて、摩擦プレート40とともに回転
しようとする。メイティングプレート22と軸方向作動
型メイティングプレート30との傾斜面24,34同士
が楔合し、軸方向作動型メイティングプレート30はメ
イティングプレート22に対して軸方向に移動する。そ
の結果、メイティングプレート20と摩擦プレート40
との間の隙間がなくなり、メイティングプレート20と
摩擦プレート40とは摩擦係合する。このように、ピス
トン非作動時においては、摩擦係合装置10は、一方向
クラッチとして機能する。
0と摩擦プレート40とは常に摩擦係合する。ドラム1
2とハブ18の相対回転方向にかかわらず、両者の間で
トルク伝達が行われる。
よる摩擦係合装置の第2実施例である。本実施例の摩擦
係合装置110は、図1乃至図3に示された摩擦係合装
置と同じように、第1の発明に含まれ、ピストン非作動
時には一方向クラッチとして機能し、ピストン作動時に
は常にトルクを伝達するようになっている。異なる構成
は、軸方向作動型メイティングプレートの位置である。
本実施例の摩擦係合装置110では、軸方向作動型メイ
ティングプレート130は、ピストン側のメイティング
プレート122に隣合うように設けられている。その他
の構成は、第1実施例と実質的に同じある。また、作用
も第1実施例と実質的に同じである。
よる摩擦係合装置の第3実施例を説明する。本実施例の
摩擦係合装置210は第2の発明に含まれ、常にトルク
を伝達しない状態、一の回転方向にのみトルクを伝達す
る状態(一方向クラッチ状態)、及び、常にトルクを伝
達する状態に切り替え可能になっている。
プライン嵌合した多数のメイティングプレート220,
222と、ハブ(図示せず)にスプライン嵌合した多数
の摩擦プレート240と、メイティングプレート22
0,222と摩擦プレート240とを摩擦係合させるピ
ストン242とを有してなる。250は、スナップリン
グである。摩擦係合装置210は、さらに、メイティン
グプレート222とそれに隣合う摩擦プレート240と
の間において、ドラム212及びハブのいずれに対して
も回転可能な軸方向作動型メイティングプレート230
を有する。
2は、軸方向作動型メイティングプレート230との対
向面において、図2のメイティングプレートと同じよう
に、周方向に厚みが漸増する傾斜面と、傾斜面の最も厚
い部分と最も薄い部分との間に形成された当接面とを有
する。軸方向作動型メイティングプレート230は、図
2の軸方向作動型メイティングプレートと同じように、
メイティングプレート222の傾斜面及び当接面と相補
い合う傾斜面及び当接面を有する。従って、メイティン
グプレート222と軸方向作動型メイティングプレート
230は、一の回転方向に相対回転しようとするとき、
当接面同士が接し合って同期回転し、逆の回転方向に相
対回転しようとするとき、傾斜面同士が楔合して軸方向
に離間する。
ある。軸方向作動型メイティングプレート230は、ド
ラム212内において、スプライン213が形成されな
い部分213aに遊嵌されている。252はストッパで
あって、軸方向作動型メイティングプレート230の軸
方向移動量を制限する。なお。213bは、スナップリ
ング250が係入する部分である。
12のスプライン213は、ピストン側において、最も
ピストン側に位置するメイティングプレート220の一
定角の回動を許す突起214と、この突起214にメイ
ティングプレート220が接した状態でピストン242
を作動させたときにメイティングプレート220の軸方
向移動量を制限する段部215と、このメイティングプ
レート220が段部215に当接しているときに突起2
14との間でメイティングプレート220の回動を阻止
する第2の突起216とを有する。
構成によって、常にトルクを伝達しない状態、一の回転
方向にのみトルクを伝達する状態(一方向クラッチ状
態)、及び、常にトルクを伝達する状態に切り替え可能
になっている。
プレート220と摩擦プレート240とは隙間を有す
る。ドラム212が固定され、ハブがいずれの方向に回
転しても、メイティングプレート220と摩擦プレート
240は摩擦係合することはない。軸方向作動型メイテ
ィングプレート230は、軸方向移動量をストッパ25
2によって制限されているので、摩擦プレート240と
共回りすることはない。
の回転方向によって、摩擦係合装置210の機能が異な
る。
2が固定されているとき、ハブが一の回転方向(図5中
矢印方向から見たとき反時計回りA)に相対回転を生じ
ていたとき、ピストン側のメイティングプレート220
は突起214に当接している。この状態でピストン24
2が作動すると、このメイティングプレート220は段
部215に当接する。従って、メイティングプレート2
20と摩擦プレート240との間には隙間が残存する。
質的に同じ状態であり、一の回転方向にハブが回転しよ
うとするとき、メイティングプレート222と軸方向作
動型メイティングプレート230との当接面同士が接し
合い、メイティングプレート220と摩擦プレート24
0との間の隙間は維持される。従って、ハブは空転可能
な状態にあって、トルク伝達は行われない。これとは逆
に、ハブが逆の回転方向に相対回転すると、軸方向作動
型メイティングプレート230は摩擦係合装置210内
の油に引摺られて、摩擦プレート240とともに回転し
ようとする。メイティングプレート222と軸方向作動
型メイティングプレート230との傾斜面同士が楔合
し、軸方向作動型メイティングプレート230はメイテ
ィングプレート222に対して軸方向に移動する。その
結果、メイティングプレート220と摩擦プレート24
0との間の隙間がなくなり、メイティングプレート22
0と摩擦プレート240とは摩擦係合する。従って、摩
擦係合装置210は、一方向クラッチとして機能する。
215に当接しているとき、メイティングプレート22
0と摩擦プレート240との隙間と、軸方向作動型メイ
ティングプレート230と摩擦プレート240との隙間
の和は、傾斜面同士の楔合による軸方向作動型メイティ
ングプレート230の軸方向最大移動量より小さくなっ
ている。
ムとハブが逆の回転方向(図5中矢印方向から見たとき
時計回りB)に相対回転を生じていたとき、ピストン側
のメイティングプレート220は突起214の裏側に当
接してドラム212と同期回転している。この状態でピ
ストン242が作動すると、このメイティングプレート
220はスプライン213内を移動する。従って、メイ
ティングプレート220と摩擦プレート240とは摩擦
係合し、ハブがいずれの方向に回転しようとも、ドラム
212とハブとの間でトルク伝達が行われる。
よる摩擦係合装置の第4実施例である。本実施例の摩擦
係合装置310は、図5乃至図7に示された摩擦係合装
置と同じように、第2の発明に含まれ、常にトルクを伝
達しない状態、一の回転方向にのみトルクを伝達する状
態(一方向クラッチ状態)、及び、常にトルクを伝達す
る状態に切り替え可能になっている。異なる構成は、軸
方向作動型メイティングプレートの位置である。
向作動型メイティングプレート330が、ピストン側の
メイティングプレート322の内側に設けられている。
そして、ストッパ352がそのメイティングプレート3
22に設けられ、軸方向作動型メイティングプレート3
30の軸方向移動量を制限している。その他の構成は、
第3実施例と実質的に同じある。また、作用も第3実施
例と実質的に同じである。
係合装置の第5実施例を説明する。本実施例の摩擦係合
装置は第3の発明に含まれ、第1ピストン及び第2ピス
トンの非作動時には、常にトルクを伝達せず、第1ピス
トンのみ作動時には、一の回転方向にのみトルクを伝達
し、第1ピストン及び第2ピストンの双方作動時には、
常にトルクを伝達する摩擦係合装置に関する。
プライン嵌合した多数のメイティングプレート420
と、ハブ418にスプライン嵌合した多数の摩擦プレー
ト440と、メイティングプレート420と摩擦プレー
ト440とを摩擦係合させるピストン442とを有して
なる。450はスナップリングである。摩擦係合装置4
10は、さらに、ピストン側において、ドラム412及
びハブ418のいずれに対しても回転可能な軸方向作動
型メイティングプレート430を有する。
第2ピストン446からなる。第1ピストン444は、
ドラム412に対して作動し且つ軸方向作動型メイティ
ングプレート430にアクセスする。第2ピストン44
6は、第1ピストン444の内側に配置され、第1ピス
トン444に対して作動し且つ軸方向作動型メイティン
グプレート430にアクセスする。第1ピストン444
は、軸方向作動型メイティングプレート430との対向
面において、周方向に厚みが漸増する傾斜面424と、
傾斜面の最も厚い部分と最も薄い部分との間に形成され
た当接面(図示せず)とを有する。軸方向作動型メイテ
ィングプレート430は、第1ピストン444の傾斜面
424及び当接面と相補い合う傾斜面434及び当接面
(図示せず)を有する。452は第1ピストン444の
軸方向移動量を制限するストッパである。453は軸方
向作動型メイティングプレート430の軸方向移動量を
制限するストッパである。
6の非作動時、ドラム412とハブ418の相対回転方
向にかかわらず、摩擦プレート449はメイティングプ
レート420及び軸方向作動型メイティングプレート4
30と摩擦係合しない。メイティングプレート420と
摩擦プレート440との間には隙間が残存する。従っ
て、トルク伝達は行われない。
トン444はストッパ452に当接するまで軸方向に移
動する。この状態において、ハブ418が一の回転方向
に相対回転する場合、軸方向作動型メイティングプレー
ト430は第1ピストン444と当接面同士で接し合
い、メイティングプレート420と摩擦プレート440
との間の隙間は維持される。従って、ハブ418は空転
可能な状態にあり、トルク伝達は行われない。これとは
逆に、ハブ418が逆の回転方向に相対回転する場合、
軸方向作動型メイティングプレート430と第1ピスト
ン444との傾斜面424,434同士が楔合し、軸方
向作動型メイティングプレート430は第1ピストン4
44に対して軸方向に移動する。その結果、メイティン
グプレート420と摩擦プレート440との間の隙間が
なくなり、メイティングプレート420と摩擦プレート
440とは摩擦係合する。このように、第1ピストンの
み作動時、摩擦係合装置410は、一方向クラッチとし
て機能する。
2に当接しているとき、メイティングプレート420と
摩擦プレート440との隙間と、軸方向作動型メイティ
ングプレート430と摩擦プレート440との隙間の和
は、傾斜面424,434同士の楔合による軸方向作動
型メイティングプレート430の軸方向最大移動量より
小さい。
の双方作動時、ドラム412とハブ418の相対回転方
向にかかわらず、摩擦プレート440はメイティングプ
レート420及び軸方向作動型メイティングプレート4
30と摩擦係合し、常にトルク伝達が行われる。
は、装置自体に一方向クラッチの機能を付与し、従来の
ように、摩擦係合装置の他に一方向クラッチを別途設け
る必要がない。なお、上記実施例は、一方の部材及び他
方の部材が共に回転する摩擦係合装置を例にして説明し
たが、例えば、一方の部材がトランスミッションケース
のようなハウジングであり、他方の部材が回転するドラ
ムであるような関係においても応用することができる。
の非作動時には、一の回転方向にのみトルクを伝達し、
逆の回転方向にはトルクを伝達しない一方向クラッチと
して機能を発揮する。ピストン作動時には、常にトルク
が伝達される。従来の一方向クラッチを必要とする部位
に、本発明の摩擦係合装置を利用することにより、トラ
ンスミッションの小型軽量化を図ることができる。
を伝達しない状態と、一の回転方向にのみトルクを伝達
する状態と、常にトルクを伝達する状態とに切り替える
ことができる。請求項1の発明と同じように、本発明の
摩擦係合装置を利用することにより、トランスミッショ
ンの小型軽量化を図ることができる。
を伝達しない状態と、一の回転方向にのみトルクを伝達
する状態と、常にトルクを伝達する状態とに切り替える
ことができる。請求項1の発明と同じように、本発明の
摩擦係合装置を利用することにより、トランスミッショ
ンの小型軽量化を図ることができる。
方向断面図である。
側のメイティングプレートの斜視図である。
イティングプレートの斜視図である。
方向断面図である。
方向断面図である。
図であり、スプラインの形状を表わしている。
あり、スプラインの形状を表わしている。
方向断面図である。
方向断面図である。
る。
の部材又は他方の部材) 213 スプライン 214 突起 215 段部 216 第2の突起 18 418 ハブ(一方の
部材又は他方の部材) 20, 220, 420 メイティング
プレート 22,122,222,322 軸方向作動型
メイティングプレート側のメイティングプレート 24, 424 傾斜面 26, 当接面 30,130,230,330,430 軸方向作動型
メイティングプレート 34, 434 傾斜面 36, 当接面 40, 240, 440 摩擦プレート 42, 242, 442 ピストン 444 第1ピストン 446 第2ピストン 50, 250 450 スナップリン
グ 252,352,452 ストッパ
Claims (3)
- 【請求項1】 相対回転する一方の部材と他方の部材と
の間でトルクの伝達を行わせる摩擦係合装置であって、
一方の部材にスプライン嵌合したメイティングプレート
と他方の部材にスプライン嵌合した摩擦プレートとが交
互に配列され、前記メイティングプレートと前記摩擦プ
レートとを摩擦係合させるピストンを具えた摩擦係合装
置において、 該摩擦係合装置は、前記メイティングプレートと前記摩
擦プレートとの間に、前記一方の部材及び前記他方の部
材に対して回転可能な軸方向作動型メイティングプレー
トを有し、 前記メイティングプレートが、前記軸方向作動型メイテ
ィングプレートとの対向面において、周方向に厚みが漸
増する傾斜面と、該傾斜面の最も厚い部分と最も薄い部
分との間に形成された当接面とを有し、 前記軸方向作動型メイティングプレートが、前記メイテ
ィングプレートの前記傾斜面及び前記当接面と相補い合
う傾斜面及び当接面を有し、 前記ピストンと前記メイティングプレートとの隙間と、
前記メイティングプレートと前記摩擦プレートとの隙間
と、前記軸方向作動型メイティングプレートと前記摩擦
プレートとの隙間の和を、傾斜面同士の楔合による前記
軸方向作動型メイティングプレートの軸方向最大移動量
より小さくしたことを特徴とする、 摩擦係合装置。 - 【請求項2】 相対回転する一方の部材と他方の部材と
の間でトルクの伝達を行わせる摩擦係合装置であって、
一方の部材にスプライン嵌合したメイティングプレート
と他方の部材にスプライン嵌合した摩擦プレートとが交
互に配列され、前記メイティングプレートと前記摩擦プ
レートとを摩擦係合させるピストンを具えた摩擦係合装
置において、 該摩擦係合装置は、前記メイティングプレートと前記摩
擦プレートとの間に、前記一方の部材及び前記他方の部
材に対して回転可能な軸方向作動型メイティングプレー
トを有し、 前記メイティングプレートが、前記軸方向作動型メイテ
ィングプレートとの対向面において、周方向に厚みが漸
増する傾斜面と、該傾斜面の最も厚い部分と最も薄い部
分との間に形成された当接面とを有し、 前記軸方向作動型メイティングプレートが、前記メイテ
ィングプレートの前記傾斜面及び前記当接面と相補い合
う傾斜面及び当接面を有し、 前記一方の部材のスプラインは、前記ピストン側におい
て、最もピストン側に位置するメイティングプレートの
一定角の回動を許す突起と、該突起に前記メイティング
プレートが接した状態でピストンを作動させたときに該
メイティングプレートの軸方向移動量を制限する段部
と、該メイティングプレートが前記段部に当接している
ときに前記突起との間で該メイティングプレートの回動
を阻止する第2の突起とを有し、 前記メイティングプレートが前記段部に当接していると
き、前記メイティングプレートと前記摩擦プレートとの
隙間と、前記軸方向作動型メイティングプレートと前記
摩擦プレートとの隙間の和を、傾斜面同士の楔合による
前記軸方向作動型メイティングプレートの軸方向最大移
動量より小さくしたことを特徴とする、 摩擦係合装置。 - 【請求項3】 相対回転する一方の部材と他方の部材と
の間でトルクの伝達を行わせる摩擦係合装置であって、
一方の部材にスプライン嵌合したメイティングプレート
と他方の部材にスプライン嵌合した摩擦プレートとが交
互に配列され、前記メイティングプレートと前記摩擦プ
レートとを摩擦係合させるピストンを具えた摩擦係合装
置において、 該摩擦係合装置は、前記ピストン側に、前記一方の部材
及び前記他方の部材に対して回転可能な軸方向作動型メ
イティングプレートを有し、 前記ピストンは、前記一方の部材又は他方の部材に対し
て作動し且つ前記軸方向作動型メイティングプレートに
アクセスする第1ピストンと、前記第1ピストンに対し
て作動し且つ前記軸方向作動型メイティングプレートに
アクセスする第2ピストンからなり、 前記第1ピストンが、前記軸方向作動型メイティングプ
レートとの対向面において、周方向に厚みが漸増する傾
斜面と、該傾斜面の最も厚い部分と最も薄い部分との間
に形成された当接面とを有し、 前記軸方向作動型メイティングプレートが、前記第1ピ
ストンの前記傾斜面及び前記当接面と相補い合う傾斜面
及び当接面を有し、 さらに、該摩擦係合装置は、前記第1ピストンの軸方向
移動量を制限するストッパを有しており、前記第1ピス
トンが前記ストッパに当接しているとき、前記メイティ
ングプレートと前記摩擦プレートとの隙間と、前記軸方
向作動型メイティングプレートと前記摩擦プレートとの
隙間の和を、傾斜面同士の楔合による前記軸方向作動型
メイティングプレートの軸方向最大移動量より小さくし
たことを特徴とする、 摩擦係合装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34943493A JP3727955B2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 一方向クラッチ機能を具えた湿式摩擦係合装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34943493A JP3727955B2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 一方向クラッチ機能を具えた湿式摩擦係合装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07197949A true JPH07197949A (ja) | 1995-08-01 |
JP3727955B2 JP3727955B2 (ja) | 2005-12-21 |
Family
ID=18403723
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP34943493A Expired - Fee Related JP3727955B2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 一方向クラッチ機能を具えた湿式摩擦係合装置 |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3727955B2 (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001355702A (ja) * | 2000-06-12 | 2001-12-26 | Exedy Corp | 流体式羽根車 |
KR20030095028A (ko) * | 2002-06-11 | 2003-12-18 | 현대자동차주식회사 | 자동변속기차량용 클러치의 디스크셋 |
CN102817932A (zh) * | 2012-08-02 | 2012-12-12 | 刘宝 | 可控摩擦超越离合器 |
WO2015146465A1 (ja) * | 2014-03-27 | 2015-10-01 | 本田技研工業株式会社 | 多板クラッチ機構 |
CN105065487A (zh) * | 2015-08-10 | 2015-11-18 | 宁波市龙嘉摩托车有限公司 | 一种摩托车离合器 |
WO2020105636A1 (ja) * | 2018-11-19 | 2020-05-28 | アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 | 車両用駆動装置 |
CN111306215A (zh) * | 2019-12-04 | 2020-06-19 | 安徽江淮汽车集团股份有限公司 | 一种湿式单离合器 |
-
1993
- 1993-12-28 JP JP34943493A patent/JP3727955B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPWO2015146465A1 (ja) * | 2014-03-27 | 2017-04-13 | 本田技研工業株式会社 | 多板クラッチ機構 |
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CN111306215B (zh) * | 2019-12-04 | 2021-06-08 | 安徽江淮汽车集团股份有限公司 | 一种湿式单离合器 |
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JP3727955B2 (ja) | 2005-12-21 |
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