JPH07197329A - 空気紡績ノズル - Google Patents
空気紡績ノズルInfo
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- JPH07197329A JPH07197329A JP35269193A JP35269193A JPH07197329A JP H07197329 A JPH07197329 A JP H07197329A JP 35269193 A JP35269193 A JP 35269193A JP 35269193 A JP35269193 A JP 35269193A JP H07197329 A JPH07197329 A JP H07197329A
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- Japan
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- yarn
- nozzle
- yarn guide
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 巻付繊維の構成比が高く、糸強力に優れた紡
績糸を製造可能な空気紡績ノズルを提供する。 【構成】 ドラフト装置の糸道下流側に配置された導糸
管と、該導糸管の糸道入口から出口に向かう吸引気流の
発生手段と、該導糸管の入口部に旋回気流を発生可能な
旋回ノズルと、該旋回ノズルの上記導糸管入口部周辺に
設けられ上記旋回ノズルの空気流を排出する排出路と、
該排出路を狭める手段とを備えた。また、ドラフト装置
の糸道下流側にその糸道方向に進退可能に配置された導
糸管と、該導糸管の糸道入口から出口に向かう吸引気流
の発生手段と、該導糸管の入口部に旋回気流を発生可能
な旋回ノズルと、該旋回ノズルの上記導糸管入口部周辺
に設けられ上記旋回気流を排出する排出路とを備え、上
記導糸管が前進時に該排出路狭めるようにした。
績糸を製造可能な空気紡績ノズルを提供する。 【構成】 ドラフト装置の糸道下流側に配置された導糸
管と、該導糸管の糸道入口から出口に向かう吸引気流の
発生手段と、該導糸管の入口部に旋回気流を発生可能な
旋回ノズルと、該旋回ノズルの上記導糸管入口部周辺に
設けられ上記旋回ノズルの空気流を排出する排出路と、
該排出路を狭める手段とを備えた。また、ドラフト装置
の糸道下流側にその糸道方向に進退可能に配置された導
糸管と、該導糸管の糸道入口から出口に向かう吸引気流
の発生手段と、該導糸管の入口部に旋回気流を発生可能
な旋回ノズルと、該旋回ノズルの上記導糸管入口部周辺
に設けられ上記旋回気流を排出する排出路とを備え、上
記導糸管が前進時に該排出路狭めるようにした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は空気紡績装置における
空気紡績ノズルに関する。
空気紡績ノズルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の空気紡績装置として、ドラフト装
置のフロントローラの下流側に、内部に旋回気流を発生
可能な第1ノズルと、その下流側に上記第1ノズルと反
対方向の旋回気流を内部に発生可能な第2ノズルを備え
たものがある。
置のフロントローラの下流側に、内部に旋回気流を発生
可能な第1ノズルと、その下流側に上記第1ノズルと反
対方向の旋回気流を内部に発生可能な第2ノズルを備え
たものがある。
【0003】即ち、ドラフト装置でドラフトされ、偏平
に押し拡げられたスライバは、フロントローラより送出
されると、該フロントローラ近傍で遡上している第2ノ
ズルの仮撚で集束されるが、第1ノズルによる、上記仮
撚と反対方向のバルーニングにより、後端はフロントロ
ーラに把持され、スライバを構成する繊維中にあるが、
先端は遊離して無拘束状態となった繊維が生成する。
に押し拡げられたスライバは、フロントローラより送出
されると、該フロントローラ近傍で遡上している第2ノ
ズルの仮撚で集束されるが、第1ノズルによる、上記仮
撚と反対方向のバルーニングにより、後端はフロントロ
ーラに把持され、スライバを構成する繊維中にあるが、
先端は遊離して無拘束状態となった繊維が生成する。
【0004】このような空気紡績装置において結束紡績
糸の糸強力を増すためには巻付繊維の量を増加させるこ
とが肝心であるが、巻付繊維となる上記先端無拘束状態
の繊維の生成が困難で、糸強力を確保し難いという問題
があった。
糸の糸強力を増すためには巻付繊維の量を増加させるこ
とが肝心であるが、巻付繊維となる上記先端無拘束状態
の繊維の生成が困難で、糸強力を確保し難いという問題
があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の点に鑑
みて、巻付繊維の構成比が高く、糸強力に優れた紡績糸
を製造可能な空気紡績ノズルを提供することを目的とす
るものである。
みて、巻付繊維の構成比が高く、糸強力に優れた紡績糸
を製造可能な空気紡績ノズルを提供することを目的とす
るものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】ドラフト装置の糸道下流
側に配置された導糸管と、該導糸管の糸道入口から出口
に向かう吸引気流の発生手段と、該導糸管の入口部に旋
回気流を発生可能な旋回ノズルと、該旋回ノズルの上記
導糸管入口部周辺に設けられ上記旋回ノズルの空気流を
排出する排出路と、該排出路を狭める手段とを備えた。
また、ドラフト装置の糸道下流側にその糸道方向に進退
可能に配置された導糸管と、該導糸管の糸道入口から出
口に向かう吸引気流の発生手段と、該導糸管の入口部に
旋回気流を発生可能な旋回ノズルと、該旋回ノズルの上
記導糸管入口部周辺に設けられ上記旋回気流を排出する
排出路とを備え、上記導糸管が前進時に該排出路を狭め
るようにした。また、ドラフト装置の糸道下流側に配置
され、内部に吸引気流を発生する空気噴射口を備えた導
糸管と、該導糸管の入口部に旋回気流を発生可能な旋回
ノズルと、該旋回ノズルの上記導糸管入口部周辺に設け
られ上記旋回気流を排出する排出路と、上記旋回ノズル
の上流側に配置され内部に吸引気流を発生可能な補助吸
引ノズルを備え、更に、糸の挿通に当たり上記導糸管を
前進させて上記排出路を狭めるシリンダ機構を備えた。
側に配置された導糸管と、該導糸管の糸道入口から出口
に向かう吸引気流の発生手段と、該導糸管の入口部に旋
回気流を発生可能な旋回ノズルと、該旋回ノズルの上記
導糸管入口部周辺に設けられ上記旋回ノズルの空気流を
排出する排出路と、該排出路を狭める手段とを備えた。
また、ドラフト装置の糸道下流側にその糸道方向に進退
可能に配置された導糸管と、該導糸管の糸道入口から出
口に向かう吸引気流の発生手段と、該導糸管の入口部に
旋回気流を発生可能な旋回ノズルと、該旋回ノズルの上
記導糸管入口部周辺に設けられ上記旋回気流を排出する
排出路とを備え、上記導糸管が前進時に該排出路を狭め
るようにした。また、ドラフト装置の糸道下流側に配置
され、内部に吸引気流を発生する空気噴射口を備えた導
糸管と、該導糸管の入口部に旋回気流を発生可能な旋回
ノズルと、該旋回ノズルの上記導糸管入口部周辺に設け
られ上記旋回気流を排出する排出路と、上記旋回ノズル
の上流側に配置され内部に吸引気流を発生可能な補助吸
引ノズルを備え、更に、糸の挿通に当たり上記導糸管を
前進させて上記排出路を狭めるシリンダ機構を備えた。
【0007】
【作用】この発明の空気紡績ノズルは上記の構成からな
るものであるから、ドラフト装置によりドラフトされ、
フロントローラより送出された繊維束はノズル内での旋
回気流に伴い生じる吸引気流により、導糸管に導入され
る。この際、上記繊維束中、繊維後端が依然としてフロ
ントローラにニップされている繊維長の長い繊維は、平
行状態を保持しているが、繊維長の短い繊維の既にフロ
ントローラのニップ点を通過した繊維が後端フリー繊維
として多量に生成される。
るものであるから、ドラフト装置によりドラフトされ、
フロントローラより送出された繊維束はノズル内での旋
回気流に伴い生じる吸引気流により、導糸管に導入され
る。この際、上記繊維束中、繊維後端が依然としてフロ
ントローラにニップされている繊維長の長い繊維は、平
行状態を保持しているが、繊維長の短い繊維の既にフロ
ントローラのニップ点を通過した繊維が後端フリー繊維
として多量に生成される。
【0008】そして、上記後端フリー繊維は、仮撚で集
束した中心部の一部の繊維束より分離され、気流の旋回
方向に沿って、一旦導糸管の先端部に螺旋状に巻き付
く。更に、上記集束した繊維束が導糸管内を進行するに
伴い、該導糸管に巻き付き、巻付繊維を形成し、これに
より芯繊維束の周囲に、糸全長に亘り、一様に巻付繊維
が分布した巻付繊維の構成比が高い紡績糸が得られる。
束した中心部の一部の繊維束より分離され、気流の旋回
方向に沿って、一旦導糸管の先端部に螺旋状に巻き付
く。更に、上記集束した繊維束が導糸管内を進行するに
伴い、該導糸管に巻き付き、巻付繊維を形成し、これに
より芯繊維束の周囲に、糸全長に亘り、一様に巻付繊維
が分布した巻付繊維の構成比が高い紡績糸が得られる。
【0009】
【実施例】以下図面と共にこの発明を3線式ドラフト装
置を有する空気紡績装置に実施した実施例につき説明す
る。
置を有する空気紡績装置に実施した実施例につき説明す
る。
【0010】図1において、空気紡績装置20はバック
ローラ対21,エプロンバンド22を装架したミドルロ
ーラ対23,フロントローラ対24からなる3線式ドラ
フト装置25と、その下流側に設けられた第1ノズル
(補助ノズル)26,第2ノズル(加撚ノズル)27,
及び導糸管28を備えた第3ノズル(吸引ノズル)29
からなる本発明の空気紡績ノズル30とを配置して構成
されている。31は、ニップローラ31a,デリベリロ
ーラ31bからなり、該空気紡績ノズル30から送り出
された糸Yを送り出すフィードローラである。
ローラ対21,エプロンバンド22を装架したミドルロ
ーラ対23,フロントローラ対24からなる3線式ドラ
フト装置25と、その下流側に設けられた第1ノズル
(補助ノズル)26,第2ノズル(加撚ノズル)27,
及び導糸管28を備えた第3ノズル(吸引ノズル)29
からなる本発明の空気紡績ノズル30とを配置して構成
されている。31は、ニップローラ31a,デリベリロ
ーラ31bからなり、該空気紡績ノズル30から送り出
された糸Yを送り出すフィードローラである。
【0011】本発明の空気紡績ノズル30の拡大断面を
図2に示す。空気紡績ノズル30は一体に形成された第
1ノズル(補助ノズル)26と第2ノズル(加撚ノズ
ル)27、及び、第2ノズル27の内部にその先端28
aを挿入した導糸管28を備えた第3ノズル(吸引ノズ
ル)29から成り、第1ノズル26の通糸孔26bの内
径は、第2ノズル27の通糸孔27bの内径よりも小さ
く形成されている。
図2に示す。空気紡績ノズル30は一体に形成された第
1ノズル(補助ノズル)26と第2ノズル(加撚ノズ
ル)27、及び、第2ノズル27の内部にその先端28
aを挿入した導糸管28を備えた第3ノズル(吸引ノズ
ル)29から成り、第1ノズル26の通糸孔26bの内
径は、第2ノズル27の通糸孔27bの内径よりも小さ
く形成されている。
【0012】第1ノズル26には図示を省略した空気導
管から空間26cに導入された空気を、通糸孔26b内
に噴出し、繊維束Sの導入集束作用を与える旋回気流の
噴出口26aが設けられている。又第2ノズル27には
図示を省略した空気導管から空間27cに導入された空
気を、通糸孔27b内に噴出し、第1ノズル26から送
り出された繊維束Sに加撚作用を与える旋回気流の噴出
口27aが設けられている。
管から空間26cに導入された空気を、通糸孔26b内
に噴出し、繊維束Sの導入集束作用を与える旋回気流の
噴出口26aが設けられている。又第2ノズル27には
図示を省略した空気導管から空間27cに導入された空
気を、通糸孔27b内に噴出し、第1ノズル26から送
り出された繊維束Sに加撚作用を与える旋回気流の噴出
口27aが設けられている。
【0013】第3ノズル29の導糸管28は、内部に通
糸孔28bが形成され、導糸管28の基部28cをノズ
ル固定用スクリュー32を介してシリンダ33に一体に
支持して成り、シリンダ33と導糸管28の基部28c
との間に空間34を形成し、空間34と通糸孔28bと
の間にエア噴出口28dを設ける。シリンダ33はシリ
ンダブロック35内に摺動自在に嵌合している。シリン
ダ33にはフランジ36をシリンダブロック35内の空
気室37内に突出し、空気室の壁にO−リング38を密
接し、空気室37を第1,第2の空気室37a,37b
に分けている。上記空気室37a,37bは空気導管3
9a,39bを通して図示しないソレノイドバルブに接
続している。空気室37aと空間34とは開口40を介
して連続されている。これによりソレノイドバルブ(図
示省略)からシリンダブロック35に設けられた空気導
管39a,39bを通して空気室37に供給されるエア
の圧力によって、前記シリンダ33とこれと一体の導糸
管28とを前後進する構成としている。41は何れもO
−リングである。
糸孔28bが形成され、導糸管28の基部28cをノズ
ル固定用スクリュー32を介してシリンダ33に一体に
支持して成り、シリンダ33と導糸管28の基部28c
との間に空間34を形成し、空間34と通糸孔28bと
の間にエア噴出口28dを設ける。シリンダ33はシリ
ンダブロック35内に摺動自在に嵌合している。シリン
ダ33にはフランジ36をシリンダブロック35内の空
気室37内に突出し、空気室の壁にO−リング38を密
接し、空気室37を第1,第2の空気室37a,37b
に分けている。上記空気室37a,37bは空気導管3
9a,39bを通して図示しないソレノイドバルブに接
続している。空気室37aと空間34とは開口40を介
して連続されている。これによりソレノイドバルブ(図
示省略)からシリンダブロック35に設けられた空気導
管39a,39bを通して空気室37に供給されるエア
の圧力によって、前記シリンダ33とこれと一体の導糸
管28とを前後進する構成としている。41は何れもO
−リングである。
【0014】次にこの発明の空気紡績ノズルの作用につ
いて述べる。
いて述べる。
【0015】ドラフト装置25のフロントローラ対24
から紡出された繊維束Sは、定常紡出状態においては、
第1ノズル26を経て第2ノズル27のエア噴出口27
aから噴出する旋回気流の作用を受けながら、第3ノズ
ル29の導糸管28を経てフィードローラ31へと送り
出されている。そしてこの定常状態においては、第1ノ
ズルのエア噴出口26a、及び導糸管28のエア噴出口
28dからのエアの噴出はなされていない。
から紡出された繊維束Sは、定常紡出状態においては、
第1ノズル26を経て第2ノズル27のエア噴出口27
aから噴出する旋回気流の作用を受けながら、第3ノズ
ル29の導糸管28を経てフィードローラ31へと送り
出されている。そしてこの定常状態においては、第1ノ
ズルのエア噴出口26a、及び導糸管28のエア噴出口
28dからのエアの噴出はなされていない。
【0016】今何等かの原因により繊維束Sが切断し、
切断糸端を空気紡績ノズル30に挿通する必要が生じた
ときは、先づ導糸管28のシリンダブロック35に設け
られた空気導管39aを通じて加圧空気を第1の空気室
37a内に送入し、フランジ36を該空気圧により押圧
して、シリンダ33を一点鎖線33aで示すように図の
右方向へと前進せしめると、第2ノズル27の通糸孔2
7b内部に位置するシリンダ33と一体の導糸管28の
先端28aは、一点鎖線33bで示すように第1ノズル
26の出口部に接するか、至近の位置に迄前進する。こ
の際、空気室37a内に送入された加圧空気は、シリン
ダ33の開口40を通ってシリンダ33と導糸管28の
基部28cとの間に形成された空間34を満し、エア噴
出口28dを経て、導糸管28内部に噴出し、吸引気流
を発生する。そして、同時にエア噴出口27aから噴出
する第2ノズル27の旋回気流は停止され、第1ノズル
26の導入集束気流が第1ノズルのエア噴出口26aか
ら噴出する。
切断糸端を空気紡績ノズル30に挿通する必要が生じた
ときは、先づ導糸管28のシリンダブロック35に設け
られた空気導管39aを通じて加圧空気を第1の空気室
37a内に送入し、フランジ36を該空気圧により押圧
して、シリンダ33を一点鎖線33aで示すように図の
右方向へと前進せしめると、第2ノズル27の通糸孔2
7b内部に位置するシリンダ33と一体の導糸管28の
先端28aは、一点鎖線33bで示すように第1ノズル
26の出口部に接するか、至近の位置に迄前進する。こ
の際、空気室37a内に送入された加圧空気は、シリン
ダ33の開口40を通ってシリンダ33と導糸管28の
基部28cとの間に形成された空間34を満し、エア噴
出口28dを経て、導糸管28内部に噴出し、吸引気流
を発生する。そして、同時にエア噴出口27aから噴出
する第2ノズル27の旋回気流は停止され、第1ノズル
26の導入集束気流が第1ノズルのエア噴出口26aか
ら噴出する。
【0017】その結果、フロントローラ対24により送
り出された切断糸端は、第1ノズル26の導入集束気流
によって第1ノズル26の通糸孔26b内に導入集束さ
れ、かつ、第3ノズル29の導糸管28に生成した吸引
力によって、導糸管28の通糸孔28b内に吸引され
る。そして導糸管28を通過した切断糸端は、糸継装置
上のサクションパイプに吸引把持される。
り出された切断糸端は、第1ノズル26の導入集束気流
によって第1ノズル26の通糸孔26b内に導入集束さ
れ、かつ、第3ノズル29の導糸管28に生成した吸引
力によって、導糸管28の通糸孔28b内に吸引され
る。そして導糸管28を通過した切断糸端は、糸継装置
上のサクションパイプに吸引把持される。
【0018】次いで、該サクションパイプの回動により
引出された糸が、フィードローラ31のニップローラ3
1aとデリベリローラ31bの間に把持されたとき、第
1ノズル26の導入集束気流が停止されると共に、シリ
ンダブロック35の空気導管39aは閉じられてエアの
送入が停止され、同時に空気導管39bに加圧空気が導
入され、前進位置にあったシリンダ33及び導糸管28
の先端28aは、図の左方向へと後退し旧位置に復帰す
る。そして、第2ノズル27のエア噴出口27aからは
旋回気流を噴出し、通過する繊維束Sに撚を与え、充分
な強力を有する糸の状態とし、空気紡績ノズル30は通
常の紡出状態に入る。
引出された糸が、フィードローラ31のニップローラ3
1aとデリベリローラ31bの間に把持されたとき、第
1ノズル26の導入集束気流が停止されると共に、シリ
ンダブロック35の空気導管39aは閉じられてエアの
送入が停止され、同時に空気導管39bに加圧空気が導
入され、前進位置にあったシリンダ33及び導糸管28
の先端28aは、図の左方向へと後退し旧位置に復帰す
る。そして、第2ノズル27のエア噴出口27aからは
旋回気流を噴出し、通過する繊維束Sに撚を与え、充分
な強力を有する糸の状態とし、空気紡績ノズル30は通
常の紡出状態に入る。
【0019】次いで、サクションパイプに吸引把持され
た空気紡績ノズル側の糸端は、同様に糸継装置上に備え
られたサクションマウスに吸引把持されたパッケージ側
の糸端と共に、糸継部材内へ導かれ、圧縮空気が作用さ
れて糸継ぎされる。
た空気紡績ノズル側の糸端は、同様に糸継装置上に備え
られたサクションマウスに吸引把持されたパッケージ側
の糸端と共に、糸継部材内へ導かれ、圧縮空気が作用さ
れて糸継ぎされる。
【0020】上述の実施例では、第2ノズル27の上流
側に内部に旋回空気流を発生可能な第1ノズル26を設
けているのでスライバ端の導入に際し、スライバの吸引
が補助され、更にスライバの集束が行われるので、空気
紡績ノズル30内へのスライバの導入がより容易に行え
る。
側に内部に旋回空気流を発生可能な第1ノズル26を設
けているのでスライバ端の導入に際し、スライバの吸引
が補助され、更にスライバの集束が行われるので、空気
紡績ノズル30内へのスライバの導入がより容易に行え
る。
【0021】また上述した空気紡績ノズルでは、第2ノ
ズル27の内径が大きく導糸管28の先端28aが凸状
であるので、そのままでは導糸管28へのスライバの導
入が困難であるが、スライバ端導入時には導糸管28が
移動してその入口部が第1ノズル26の出口に近接する
ので、確実にスライバ端の導入が行える。
ズル27の内径が大きく導糸管28の先端28aが凸状
であるので、そのままでは導糸管28へのスライバの導
入が困難であるが、スライバ端導入時には導糸管28が
移動してその入口部が第1ノズル26の出口に近接する
ので、確実にスライバ端の導入が行える。
【0022】
【発明の効果】以上のように、本発明の空気紡績ノズル
では、巻付繊維が多く、糸強力に優れた結束紡績糸を得
ることができる。また、旋回ノズルの旋回気流排出路を
狭める手段を設けたので、糸継時にスライバ端が確実に
空気紡績ノズル内に導入され、糸継ぎが容易に行えるも
のとなる。さらに、旋回ノズルの上流側に補助吸引ノズ
ルを設ければ、スライバ端の導入が更に確実に行えるも
のとなる。。
では、巻付繊維が多く、糸強力に優れた結束紡績糸を得
ることができる。また、旋回ノズルの旋回気流排出路を
狭める手段を設けたので、糸継時にスライバ端が確実に
空気紡績ノズル内に導入され、糸継ぎが容易に行えるも
のとなる。さらに、旋回ノズルの上流側に補助吸引ノズ
ルを設ければ、スライバ端の導入が更に確実に行えるも
のとなる。。
【図1】本発明の空気紡績ノズルを備えた空気紡績装置
の部分断面側面図である。
の部分断面側面図である。
【図2】本発明の空気紡績ノズルの縦断面図である。
25 ドラフト装置 30 空気紡績ノズル 31 フィードローラ 20 空気紡績装置 26 第1ノズル 26a,27a,28d エア噴出口 27 第2ノズル 28 導糸管 29 第3ノズル 33 シリンダ 35 シリンダブロック 37 空気室 39a,39b 空気導管
Claims (3)
- 【請求項1】 ドラフト装置の糸道下流側に配置された
導糸管と、該導糸管の糸道入口から出口に向かう吸引気
流の発生手段と、該導糸管の入口部に旋回気流を発生可
能な旋回ノズルと、該旋回ノズルの上記導糸管入口部周
辺に設けられ上記旋回ノズルの空気流を排出する排出路
と、該排出路を狭める手段とを備えたことを特徴とする
空気紡績ノズル。 - 【請求項2】 ドラフト装置の糸道下流側にその糸道方
向に進退可能に配置された導糸管と、該導糸管の糸道入
口から出口に向かう吸引気流の発生手段と、該導糸管の
入口部に旋回気流を発生可能な旋回ノズルと、該旋回ノ
ズルの上記導糸管入口部周辺に設けられ上記旋回気流を
排出する排出路とを備え、上記導糸管が前進時に該排出
路を狭めることを特徴とする空気紡績ノズル。 - 【請求項3】 ドラフト装置の糸道下流側に配置され、
内部に吸引気流を発生する空気噴射口を備えた導糸管
と、該導糸管の入口部に旋回気流を発生可能な旋回ノズ
ルと、該旋回ノズルの上記導糸管入口部周辺に設けられ
上記旋回気流を排出する排出路と、上記旋回ノズルの上
流側に配置され内部に吸引気流を発生可能な補助吸引ノ
ズルを備え、更に、糸の挿通に当たり上記導糸管を前進
させて上記排出路を狭めるシリンダ機構を備えたことを
特徴とする空気紡績ノズル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35269193A JPH07197329A (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 空気紡績ノズル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35269193A JPH07197329A (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 空気紡績ノズル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07197329A true JPH07197329A (ja) | 1995-08-01 |
Family
ID=18425780
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35269193A Pending JPH07197329A (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 空気紡績ノズル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07197329A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102007006674A1 (de) | 2007-02-10 | 2008-08-14 | Oerlikon Textile Gmbh & Co. Kg | Luftspinnvorrichtung |
CH705221A1 (de) * | 2011-07-01 | 2013-01-15 | Rieter Ag Maschf | Vorspinnmaschine zur Herstellung eines Vorgarns sowie Verfahren zum Anspinnen eines Faserverbands. |
CN117552143A (zh) * | 2024-01-12 | 2024-02-13 | 江苏欣战江纤维科技股份有限公司 | 一种空气变形丝机 |
-
1993
- 1993-12-28 JP JP35269193A patent/JPH07197329A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102007006674A1 (de) | 2007-02-10 | 2008-08-14 | Oerlikon Textile Gmbh & Co. Kg | Luftspinnvorrichtung |
CH705221A1 (de) * | 2011-07-01 | 2013-01-15 | Rieter Ag Maschf | Vorspinnmaschine zur Herstellung eines Vorgarns sowie Verfahren zum Anspinnen eines Faserverbands. |
CN117552143A (zh) * | 2024-01-12 | 2024-02-13 | 江苏欣战江纤维科技股份有限公司 | 一种空气变形丝机 |
CN117552143B (zh) * | 2024-01-12 | 2024-04-02 | 江苏欣战江纤维科技股份有限公司 | 一种空气变形丝机 |
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