JPH0719686U - 埋設配管の電気防食電極構造 - Google Patents

埋設配管の電気防食電極構造

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JPH0719686U
JPH0719686U JP4910193U JP4910193U JPH0719686U JP H0719686 U JPH0719686 U JP H0719686U JP 4910193 U JP4910193 U JP 4910193U JP 4910193 U JP4910193 U JP 4910193U JP H0719686 U JPH0719686 U JP H0719686U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 埋設配管に外部電源方式の防食装置を使用す
ることができ、長期使用時の電極の保守,点検及び取り
換え作業が容易となり、保守費の減少,工期の短縮をは
かり得る埋設配管の電気防食電極構造を提供すること。 【構成】 埋設配管の電気防食電極構造において、埋設
配管1の壁部に設けた開口部に溶接された外フランジ4
と、外フランジ4の配管側にボルト7で取り付けられた
内フランジ6と、内フランジ6を貫通し内フランジ6と
絶縁して設けられたリード線接続部8と、リード線接続
部8の内フランジ側に取り付けられた電極10と、リー
ド線接続部8の外フランジ側に一端が接続された余長を
持つリード線13と、リード線13を収納するよう外フ
ランジ4に取り付けられ、かつリード線13の他端に接
続されたコネクタ14が取り付けられたカバー17と、
コネクタ14と地上の電源設備とを導通接続する埋設ケ
ーブル18とを備えたことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、火力,原子力発電プラント等の埋設配管部に設けられる電気防食電 極に係わり、特に大径で配管内での作業が可能な埋設配管の電気防食電極構造に 関する。
【0002】
【従来の技術】
熱交換器に冷却水として海水を供給する発電プラントの循環水管(大径で配管 内での作業が可能)等では、配管材料の腐食が問題となる。これは、海水等の電 解質液の場合、低電位面(陽極)から高電位面(陰極)に向かって電池作用によ る電流が流れ、低電位面がイオン化して腐食されるためによる。そこで通常は、 配管内面には電気防食装置が設置される。
【0003】 この電気防食装置の原理としては、防食電流を外部の直流電源から供給する外 部電源法と、陽極の腐食電流によって供給する流電陽極法(犠牲陽極法)とがあ る。
【0004】 図3は流電陽極法の一例で、配管1の内面には、取り付け金具2を介して犠牲 陽極となる金属3が取り付けられている。循環水管の場合、犠牲陽極としては、 アルミニウム合金や亜鉛合金がよく使用されている。従来、大径埋設配管では、 流電陽極方式に専ら頼っていた。
【0005】 一方、外部電源法では、配管の内部に絶縁材を介して白金メッキしたチタンや 鉛銀合金などの通電用電極を取り付け、外部電源によってこの電極に防食電流が 供給されると共に、配管の内部に絶縁材を介して亜鉛や銀,塩化銀などの照合電 極を取り付け、この照合電極によって検出される配管の電位で防食状態が把握又 は制御される。
【0006】 図4は、地上管での通電用電極装置又は照合電極装置を示す断面図である。配 管1には防食ライニング21が施されたフランジ4が溶接され、絶縁筒9で絶縁 された電極10がパッキン20を介して、テーパフランジ22をボルト7で締め 付けて取り付けられる。絶縁筒9の上部には、座金,ナット23によって蓋24 を有する継手箱25が取り付けられ、電極10の端部のリード線接続部8には、 リード線13が接続される。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
埋設配管における前述した腐食防止技術においては、次のような問題点があっ た。 (1) 外部電源方式では、長期間使用すると電極が損耗したり、電極のリード線取 り付け部に絶縁不良が発生することがある。このため、定期的に電極部の保守点 検が行われ、必要に応じて電極の取換え、補修が行われている。非埋設配管では この補修は容易であるが、埋設配管では従来の管外からの施工によると、電極設 置部の土砂を掘り起こさなければならない。地中深く埋設された配管を掘り返し て電極の補修を行うには、多大な工事費と工期を必要とする。 (2) 流電陽極方式では、消耗品である犠牲陽極の頻繁な取り換え作業が必要とな る。この作業は配管内に作業員が入って行われ、埋設,非埋設に関係なく行われ る。しかし、配管が長い場合、陽極の数が多大となり、極めて長い工期と多くの 工費を必要としていた。なお、これにも拘らず、外部電源方式では実質的に埋設 配管に適用することが困難であるから、従来専らこの流電陽極方式が採用されて いた。
【0008】 本考案はこのような事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、 埋設配管に外部電源方式の防食装置を使用することができ、長期使用時の電極の 保守,点検及び取り換え作業が容易となり、保守費の減少,工期の短縮をはかり 得る埋設配管の電気防食電極構造を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】 本考案は、上記課題を解決するために次のような構成を採用している。 即ち本考案は、埋設配管の壁部に開口部を設けこの開口部に取り付けられた外 フランジと、この外フランジの配管側に取り付けられた内フランジと、この内フ ランジを貫通しかつ該フランジと絶縁して設けられたリード線接続部と、このリ ード線接続部の内フランジ側に取り付けられた電極と、リード線接続部の外フラ ンジ側に一端が接続された余長を持つリード線と、このリード線を収納するよう 外フランジに取り付けられ、かつリード線の他端に接続されたコネクタが取り付 けられたカバーと、コネクタと地上の電源設備とを導通接続する埋設ケーブルと を具備してなることを特徴とする。
【0010】 また、本考案の望ましい実施態様としては次のものが上げられる。 (1) 外フランジは埋設配管と一体に形成され、内フランジは外フランジにボルト により固定され、カバーはボルトにより外フランジに固定されること。 (2) リード線接続部と内フランジを絶縁するために絶縁筒を設けること。 (3) リード線接続部は、樹脂等のシール材により埋め込まれていること。
【0011】
【作用】
本考案の電気防食構造によると、埋設配管内に作業員が入り、外フランジにボ ルト止め等により固定された内フランジを外すと、余長を持ったリード線に接続 された電極が配管内へ取り出される。そして、この状態で電極の保守,点検及び 取り換え作業を行うことができる。電極補修後はリード線をカバー内に収納した 後、電極が一体に形成された内フランジは埋設配管と一体に形成された外フラン ジにボルト止めされる。従って、外部電源法でありながら流電陽極法と同様に、 配管内に作業員が入って電極の補修(保守,点検及び取り換え作業)を容易に行 うことが可能となる。
【0012】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面を参照して説明する。 図1は本考案の一実施例に係わる電気防食装置の要部構成を示す断面図、図2 は全体構成を示す外形図である。
【0013】 図1において、埋設配管1の管壁には開口部が設けられ、この開口部に外フラ ンジ4が溶接されている。そして、埋設配管1の外側に突出するように外フラン ジ4は設けられている。外フランジ4の内側(配管側)には、シール材5を介し て内フランジ6がボルト7で結合されている。内フランジ6の中心穴を貫通して リード線接続部8が、絶縁筒9を介して取り付けられ、その配管側の先端には電 極10が一体に形成されている。ボルト7はボルトカバー11で覆われ、またリ ード線接続部8と電極10の内フランジ側は樹脂12で埋め込まれている。
【0014】 リード線接続部8の外フランジ側には余長を持ったリード線13が接続され、 コネクタ14のプラグ15と共に、ボルト16で外フランジ4に結合されたカバ ー17内に収納されている。なお、図中の20はパッキン、21は防食ライニン グを示している。
【0015】 図2において、コネクタ14に導通接続され、地中に埋設されたケーブル18 は、地上の電源設備19に接続されている。 このような構成であれば、作業員が埋設配管1の中に入り、ボルト7で止めら れた内フランジ6を外フランジから外すことにより、余長を持ったリード線13 に接続された電極10が配管内へ取り出される。この状態で作業員は、電極10 の保守,点検及び取換え作業を行うことができる。これらの作業後は、リード線 13をカバー17内に収納した後、内フランジ6を外フランジ4にボルト止めす ることにより作業は完了する。
【0016】 従って本実施例によれば、埋設配管1に従来使用できなかった外部電源方式の 防食装置を使用することができ、長期使用時の電極10の保守,点検及び取換え 作業が極めて容易となる。このため、保守費が減少し、またその工期も短縮され ることになり、その有用性は絶大である。 なお、本考案は上述した実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱し ない範囲で、種々変形して実施することができる。
【0017】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、埋設配管に外部電源方式の防食装置を使 用することができ、長期使用時の電極の保守,点検及び取り換え作業が容易とな り、保守費の減少,工期の短縮をはかり得る埋設配管の電気防食電極構造を実現 することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例に係わる電気防食装置の要部構成
を示す断面図。
【図2】第1の実施例の全体構成を示す図。
【図3】流電陽極の外形を示す図。
【図4】地上管電極装置の構造を示す断面図。
【符号の説明】
1…埋設配管 2…防食ライニン
グ 4…外フランジ 5,12…シール
材 6…内フランジ 7,16…ボルト 8…リード線接続部 9…絶縁筒 10…電極 11…ボルトカバ
ー 12…樹脂 13…リード線 14…コネクタ 15…プラグ 17…カバー 18…埋設ケーブ
ル 19…外部電源設備
フロントページの続き (72)考案者 広原 喜久男 兵庫県高砂市荒井町新浜二丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂製作所内 (72)考案者 阿部 三之 東京都千代田区丸の内1丁目6番4号 日 本防蝕工業株式会社内 (72)考案者 松村 紘一郎 東京都千代田区丸の内1丁目6番4号 日 本防蝕工業株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】埋設配管の壁部に開口部を設けこの開口部
    に取り付けられた外フランジと、この外フランジの配管
    側に取り付けられた内フランジと、この内フランジを貫
    通しかつ該フランジと絶縁して設けられたリード線接続
    部と、このリード線接続部の内フランジ側に取り付けら
    れた電極と、前記リード線接続部の外フランジ側に一端
    が接続された余長を持つリード線と、このリード線を収
    納するよう前記外フランジに取り付けられ、かつ前記リ
    ード線の他端に接続されたコネクタが取り付けられたカ
    バーと、前記コネクタと地上の電源設備とを導通接続す
    る埋設ケーブルとを具備してなることを特徴とする埋設
    配管の電気防食電極構造。
JP1993049101U 1993-09-09 1993-09-09 埋設配管の電気防食電極構造 Expired - Fee Related JP2607478Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016099003A (ja) * 2014-11-25 2016-05-30 株式会社金澤製作所 電気防食手段を具備せる埋設配管またはケーブル配管の止水固定装置

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JP2016099003A (ja) * 2014-11-25 2016-05-30 株式会社金澤製作所 電気防食手段を具備せる埋設配管またはケーブル配管の止水固定装置

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