JPH0719561Y2 - ミルエアシステム - Google Patents

ミルエアシステム

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JPH0719561Y2
JPH0719561Y2 JP7582788U JP7582788U JPH0719561Y2 JP H0719561 Y2 JPH0719561 Y2 JP H0719561Y2 JP 7582788 U JP7582788 U JP 7582788U JP 7582788 U JP7582788 U JP 7582788U JP H0719561 Y2 JPH0719561 Y2 JP H0719561Y2
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JP
Japan
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air
outlet
mill
temperature
coal
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JP7582788U
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JPH021253U (ja
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清孝 中島
哲也 上田
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は石炭焚ボイラの微粉炭機(以下ミルと称する)
用空気の温度制御システムに関する。
〔従来の技術〕
第4図は従来のミルエアシステムの一例を示す系統図で
ある。
本図においてボイラ(1)で燃焼し熱回収された排ガス
は、空気予熱器(AH)(2)、集塵装置(3)を通り、
誘引通風機(4)により煙突(5)から大気へ放出され
る。燃焼用空気は、押込通風機(6)により加圧され、
蒸気式空気予熱器(7)および空気予熱器(2)で加温
されて、ボイラへ送り込まれる。
一方、石炭粉砕用のミル(12)の石炭乾燥用および微粉
炭搬送用として、空気予熱器(2)の出口から管路
(9)により高温空気を、また押込通風機(6)の出口
から管路(8)により冷空気を、それぞれ取り出し、管
路(10)で合流させて、一次通風機(11)によりミル
(12)へ導入し、ミルで粉砕乾燥された微粉炭と共にバ
ーナ(13)へ導く。このとき、ミル(12)の出口におけ
る石炭、空気混合物の温度が石炭水分量の如何にかかわ
らず設定温度になるように、ミル出口の温度を温度計
(14)で計測し、押込通風機(6)の出口から管路
(8)により導かれる冷空気の流量を、ダンパ(17)で
制御する。温度調整後の空気量は、流量計(15)で計測
され、ダンパ(19)で、その必要量を制御される。した
がって高温空気量は、冷空気量が増加すれば減少するこ
ととなるが、この量はダンパ(18)で制御される。この
ようにして温度調整された空気がミル(12)に導入され
る。
〔考案が解決しようとする課題〕
前記従来のミルエアシステムにおいては、石炭中水分が
変化すれば空気予熱器をバイパスする空気量が変化し、
空気予熱器の伝熱交換特性から、空気予熱器出口ガス温
度が変化することとなる。特に石炭中水分が少ない場合
は、空気予熱器をバイパスする空気量が増加し、その結
果空気予熱器出口ガス温度が上昇して、ボイラ効率が低
下する。これらの関係を第2図破線および第5図で示
す。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、前記従来の課題を解決するために、空気予熱
器の空気出口とミル入口とを連通する管路に設けられ、
同管路内を流れる空気を冷却する熱交換器、同熱交換器
に供給される冷却媒体の入口と出口とを連通するバイパ
ス管路、および同バイパス管路に設けられた流量調整弁
を備えたことを特徴とするミルエアシステムを提案する
ものである。
〔作用〕
本考案においては、空気予熱器を出てミルに導入される
空気の温度を調整するに際し、石炭水分量に見合う空気
温度になるように、空気予熱器をバイパスする冷空気の
混入量を加減するのでなく、空気予熱器出口の空気を直
接熱交換器で冷却して温度調整するので、空気予熱器バ
イパス空気を常に最小に保持することができ、したがっ
て空気予熱器の熱交換量が最大となって、ボイラ効率を
高く保持できる。
〔実施例〕
第1図に本考案の一実施例の系統図を示す。図中前記第
4図で説明した従来例と同様の部分については、同一の
符号をつけ、詳しい説明を省略する。
本実施例では、空気予熱器(2)のの空気出口とミル
(12)入口とを連通する管路(9)に熱交換器(22)を
設け、ここで脱気器(21)出口の給水により空気を冷却
する。そしてこの熱交換器(22)の給水側の入口と出口
を連通するバイパス管路(23)に流量調整弁(24)を設
ける。なお、(25)は高圧給水ポンプ、(26)は高圧給
水ヒータである。
このような系統において、空気予熱器(2)をバイパス
する冷空気管路(8)のダンパ(17)は微開とし、バイ
パス空気量を最低とする。そして、空気予熱器(2)出
口に連通する高温空気管路(9)のダンパ(18)は全開
とし、この管路(9)を通る熱空気は、熱交換器(22)
を介し、石炭水分量に見合う必要空気温度に制御する。
制御方法としては、温度計(14)により計測されるミル
出口石炭、空気混合物の温度に基づいて、上記流量調整
弁(24)を調整することにより行なう。なお、ダンパ
(18)は通常運転中は全開しているが、ミル(12)の起
動、停止時には、微量空気を送風するために使用され
る。また冷空気の管路(8)は、特別な運転時、例えば
ミル暖機,冷却,パージんどのために使用される。
冷却媒体として、図示例では脱気器(21)の出口給水を
使用しているが、所内冷却水や、ガス、液体燃料なども
利用できる。
本実施例において、石炭中水分が変化した時の各部の温
度について、従来のものと比較したグラフを第2図に示
す。図中破線は従来システムの場合、実線は本実施例の
場合である。第2図から明らかな通り、従来のシステム
では、石炭中水分が少なくなれば、空気予熱器出口ガス
温度が上昇しボイラ効果が低下するが、本実施例では、
空気予熱器出口ガス温度をつねに低く保持でき、第3図
に示すように、ボイラ効率を高く維持できる。
〔考案の効果〕
本考案においては、熱交換器を使用し、空気予熱器出口
高温熱空気温度を、石炭水分量に見合う必要な温度に制
御することにより、石炭水分量のいかんに拘らず、常に
空気予熱器出口ガス温度を低く保つことができ、そのた
めボイラ効率を常に高目に維持できる。石炭水分量にも
よるが、本発明適用の場合従来に比しボイラ効率が0.5
〜0.8%程度向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の系統図、第2図および第3
図は本考案の作用、効果を示す図、第4図は従来のミル
エアシステムの一例を示す系統図、第5図は同じく従来
のものの作用を示す図である。 (1)……ボイラ、(2)空気予熱器 (3)……集塵装置、(4)誘引通風機 (5)……煙突、(6)……押込通風機 (7)……蒸気式空気予熱器、(11)……一次通風機 (12)……ミル(微粉炭機)、(13)……バーナ (14)……温度計、(15)……流量計 (17),(18),(19)……ダンパ、(21)……脱気器 (22)……熱交換器、(23)……バイパス管路 (24)……流量調整弁、(25)……高圧給水ポンプ (26)……高圧給水ヒータ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】空気予熱器の空気出口と微粉炭機入口とを
    連通する管路に設けられ、同管路内を流れる空気を冷却
    する熱交換器、同熱交換器に供給される冷却媒体の入口
    と出口とを連通するバイパス管路、および同バイパス管
    路に設けられた流量調整弁を備えたことを特徴とするミ
    ルエアシステム。
JP7582788U 1988-06-09 1988-06-09 ミルエアシステム Expired - Lifetime JPH0719561Y2 (ja)

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JP7582788U JPH0719561Y2 (ja) 1988-06-09 1988-06-09 ミルエアシステム

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JP7582788U JPH0719561Y2 (ja) 1988-06-09 1988-06-09 ミルエアシステム

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JPH021253U JPH021253U (ja) 1990-01-08
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JPH021253U (ja) 1990-01-08

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