JPH0719552Y2 - 射出成形材料用２軸混練機 - Google Patents
射出成形材料用２軸混練機Info
- Publication number
- JPH0719552Y2 JPH0719552Y2 JP1989015485U JP1548589U JPH0719552Y2 JP H0719552 Y2 JPH0719552 Y2 JP H0719552Y2 JP 1989015485 U JP1989015485 U JP 1989015485U JP 1548589 U JP1548589 U JP 1548589U JP H0719552 Y2 JPH0719552 Y2 JP H0719552Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- kneading
- molding material
- injection molding
- kneading tank
- screw shafts
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
- Mixers Of The Rotary Stirring Type (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は射出成形材料用２軸混練機に関するものであ
る。
る。
従来の技術 セラミックス、金属粉末の射出成形法において粉末（例
えば0.1μｍ〜10μｍの微粉末）とバインダー（例えば
熱可塑性有機材料）との混合、混練工程は、良品率向上
の上で重要である。
えば0.1μｍ〜10μｍの微粉末）とバインダー（例えば
熱可塑性有機材料）との混合、混練工程は、良品率向上
の上で重要である。
従来、前記のような混合、混練をバッチ式により２軸で
行なう混練機として第８〜10図に示すものが知られてい
る。
行なう混練機として第８〜10図に示すものが知られてい
る。
１は混練槽であり、該混練槽１内には１対のスクリュー
軸2,3が平行に水平配設されている。スクリュー軸2,3の
混練槽１外に突出した軸受箱５内の部分には、互いに噛
合してスクリュー軸2,3を連動する歯車6,7が設けられて
いる。
軸2,3が平行に水平配設されている。スクリュー軸2,3の
混練槽１外に突出した軸受箱５内の部分には、互いに噛
合してスクリュー軸2,3を連動する歯車6,7が設けられて
いる。
８は電動機で、変速機９、減速機10、カップリング11及
び歯車6,7を介してスクリュー軸2,3を回転駆動するよう
になっている。12は混練槽１の上部開口を覆って上下動
可能に配置された加圧蓋である。
び歯車6,7を介してスクリュー軸2,3を回転駆動するよう
になっている。12は混練槽１の上部開口を覆って上下動
可能に配置された加圧蓋である。
考案が解決しようとする課題 ところで、前記従来の混練機の場合、スクリュー軸2,3
は歯車6,7で連動されており、回転比は変わらない。し
たがって、混練槽１内の材料に与える流動は画一的であ
り、 ．混練槽１内での材料の混練度の均一性がよくない。
は歯車6,7で連動されており、回転比は変わらない。し
たがって、混練槽１内の材料に与える流動は画一的であ
り、 ．混練槽１内での材料の混練度の均一性がよくない。
．材料の粘度変化に対応した流動状況を作ることが困
難。
難。
．混練工程の所要時間が長い。
などの問題点があった。
この考案は、従来の前記問題点を解決し、スクリュー軸
の回転による材料の流れを多様化して、材料の混練度の
均一性をよくでき、材料の変化に対応した最適な流動状
況を作ることが容易で、かつ混練所要時間の大巾な短縮
を図ることができる射出成形材料用２軸混練機を提供す
ることを目的とする。
の回転による材料の流れを多様化して、材料の混練度の
均一性をよくでき、材料の変化に対応した最適な流動状
況を作ることが容易で、かつ混練所要時間の大巾な短縮
を図ることができる射出成形材料用２軸混練機を提供す
ることを目的とする。
課題を解決するための手段 この考案は、前記目的を達成するため、射出成形材料粉
末とバインダーとを混練するための混練槽の上部に、温
度制御可能な加圧蓋を設け、該混練槽内に１対のスクリ
ュー軸を平行に水平配設し、前記各スクリュー軸がそれ
ぞれ回転駆動部材により、独立に回転駆動が可能となっ
ていることを特徴とするものである。
末とバインダーとを混練するための混練槽の上部に、温
度制御可能な加圧蓋を設け、該混練槽内に１対のスクリ
ュー軸を平行に水平配設し、前記各スクリュー軸がそれ
ぞれ回転駆動部材により、独立に回転駆動が可能となっ
ていることを特徴とするものである。
作用 前記の構成により、各スクリュー軸をそれぞれの回転駆
動部材によって自由に回転比を変えることができ、混練
槽内の材料の流動性を多様化することが可能となる。
動部材によって自由に回転比を変えることができ、混練
槽内の材料の流動性を多様化することが可能となる。
実施例 この実施例において、従来の混練機と同様の部分には同
一符号を付して説明を省略し、相違する部分について以
下、説明することとする。
一符号を付して説明を省略し、相違する部分について以
下、説明することとする。
第１〜３図において15,16は架台17に設置された回転駆
動部材としての油圧モータであり、この油圧モータ15,1
6の回転軸と混練槽１から軸受箱18外に突出したスクリ
ュー軸2,3は、それぞれユニバーサルジョイント20,21及
び23,24とシャフト22,25を介して連結されている。この
構成により、油圧モータ15を駆動するとスクリュー軸２
が、また油圧モータ16を駆動するとスクリュー軸３が、
それぞれ独立に回転駆動される。なお、この駆動系には
必ずしも前記のようなユニバーサルジョイント等を使わ
なくともよい。要は油圧モータ15,16が干渉せずに配置
できればよい。また、回転駆動部材としては、スクリュ
ー軸2,3が回転方向、回転速度を独立に駆動できるもの
であれば実施例のような油圧モータでなくともよく、例
えば電動機のようなものでもよい。
動部材としての油圧モータであり、この油圧モータ15,1
6の回転軸と混練槽１から軸受箱18外に突出したスクリ
ュー軸2,3は、それぞれユニバーサルジョイント20,21及
び23,24とシャフト22,25を介して連結されている。この
構成により、油圧モータ15を駆動するとスクリュー軸２
が、また油圧モータ16を駆動するとスクリュー軸３が、
それぞれ独立に回転駆動される。なお、この駆動系には
必ずしも前記のようなユニバーサルジョイント等を使わ
なくともよい。要は油圧モータ15,16が干渉せずに配置
できればよい。また、回転駆動部材としては、スクリュ
ー軸2,3が回転方向、回転速度を独立に駆動できるもの
であれば実施例のような油圧モータでなくともよく、例
えば電動機のようなものでもよい。
第３図で27は加圧蓋12を上下動する油圧シリンダであ
る。
る。
混練槽１を構成するハウジング1a、加圧蓋12は、図示省
略したが加熱及び冷却ができるようになっている。加熱
方法としてはこれらの部材に穴をあけてカートリッジヒ
ータを設置すること、バンドヒータにより外部表面から
加熱すること、ジャケットを設けて外部から蒸気などの
熱媒体を通すこと、等がある。また、冷却方法としては
これら部材に流路を設けて水などの流体を通す。
略したが加熱及び冷却ができるようになっている。加熱
方法としてはこれらの部材に穴をあけてカートリッジヒ
ータを設置すること、バンドヒータにより外部表面から
加熱すること、ジャケットを設けて外部から蒸気などの
熱媒体を通すこと、等がある。また、冷却方法としては
これら部材に流路を設けて水などの流体を通す。
次に、前記実施例の作用を説明する。
（１）．バインダーが充分、流動可能な温度に混練槽１
を加熱した後、加圧蓋12を引き上げる。
を加熱した後、加圧蓋12を引き上げる。
（２）．油圧モータ15,16を駆動し、スクリュー軸2,3を
ゆっくり回転させながら、混練槽１内へ粉末とバインダ
ーを数回に分けて投入する。
ゆっくり回転させながら、混練槽１内へ粉末とバインダ
ーを数回に分けて投入する。
（３）．所定量を投入し、内部の材料が粘度状に可塑化
されたことを確認した後、加圧蓋12を下降して材料を押
し込む。
されたことを確認した後、加圧蓋12を下降して材料を押
し込む。
（４）．スクリュー軸2,3の各々の回転方向及び速度
は、時間的に分割して内部の材料の流動状況を変化させ
る。このパターンは最適条件を把握するテストによって
予め決定されたプログラムにしたがって、手動又は自動
によって行なう。各パターンでの材料の動きを第４〜７
図に示す。
は、時間的に分割して内部の材料の流動状況を変化させ
る。このパターンは最適条件を把握するテストによって
予め決定されたプログラムにしたがって、手動又は自動
によって行なう。各パターンでの材料の動きを第４〜７
図に示す。
すなわち、スクリュー軸2,3が互いに材料を中央から下
へ巻き込む方向に回転すると、材料が垂直面方向で循環
し（第４図）、次にスクリュー軸２の回転方向が変わっ
て、両スクリュー軸2,3とも同一方向に回転すると、材
料が水平面方向で循環し（第５図）、次に両スクリュー
軸2,3とも同時に回転方向が変わって同一方向に回転す
ると、材料が第５図と逆回りに循環し（第６図）、次に
スクリュー軸2,3が第４図とは逆に互いに材料を吐出す
る方向に回転すると、材料が第７図に示す流れとなる。
へ巻き込む方向に回転すると、材料が垂直面方向で循環
し（第４図）、次にスクリュー軸２の回転方向が変わっ
て、両スクリュー軸2,3とも同一方向に回転すると、材
料が水平面方向で循環し（第５図）、次に両スクリュー
軸2,3とも同時に回転方向が変わって同一方向に回転す
ると、材料が第５図と逆回りに循環し（第６図）、次に
スクリュー軸2,3が第４図とは逆に互いに材料を吐出す
る方向に回転すると、材料が第７図に示す流れとなる。
（５）．所定の混練時間経過後、混練槽１を傾けるか、
又はハウジング1aの一部を取外し、材料を排出する。
又はハウジング1aの一部を取外し、材料を排出する。
考案の効果 この考案は前記のような構成からなるので、加圧蓋によ
ってバインダーが流動可能なように混練槽の温度を調節
し、その後混練槽内に射出成形材料粉末とバインダーと
からなる成形材料を投入し、このような成形材料が可塑
化された後加圧蓋で押し込んで、それぞれ回転比を自由
に変えられる１対のスクリュー軸によって、従来に比べ
てより多様に切り返し、分散することができて、成形材
料の均一性を高めることができる。この結果このように
して製造された成形材料によって射出成形された成形体
を均質にすることができて、次の脱脂工程での不良品の
発生を減少させることができる。また材料の状態、すな
わちその固体から液体への変化や粘度変化に対応した流
動状況を作ることも容易となる。
ってバインダーが流動可能なように混練槽の温度を調節
し、その後混練槽内に射出成形材料粉末とバインダーと
からなる成形材料を投入し、このような成形材料が可塑
化された後加圧蓋で押し込んで、それぞれ回転比を自由
に変えられる１対のスクリュー軸によって、従来に比べ
てより多様に切り返し、分散することができて、成形材
料の均一性を高めることができる。この結果このように
して製造された成形材料によって射出成形された成形体
を均質にすることができて、次の脱脂工程での不良品の
発生を減少させることができる。また材料の状態、すな
わちその固体から液体への変化や粘度変化に対応した流
動状況を作ることも容易となる。
さらに同一混練レベルで比較した場合、混練所要時間の
大巾な短縮を図ることができるという優れた効果があ
る。
大巾な短縮を図ることができるという優れた効果があ
る。
第１図はこの考案の一実施例を示す正断面図、第２図は
同上の平面図、第３図は同上の混練槽部分の側断面図、
第４〜７図は作用説明図で、それぞれの図で（Ａ）は混
練槽の平面図、（Ｂ）は側断面図、第８図は従来例を示
す正断面図、第９図は同上の平断面図、第10図は同上の
混練槽部分の側断面図である。 １…混練槽、2,3…スクリュー軸、15,16…油圧モータ、
18…軸受箱、20,21及び23,24…ユニバーサルジョイン
ト、22,,25…シャフト
同上の平面図、第３図は同上の混練槽部分の側断面図、
第４〜７図は作用説明図で、それぞれの図で（Ａ）は混
練槽の平面図、（Ｂ）は側断面図、第８図は従来例を示
す正断面図、第９図は同上の平断面図、第10図は同上の
混練槽部分の側断面図である。 １…混練槽、2,3…スクリュー軸、15,16…油圧モータ、
18…軸受箱、20,21及び23,24…ユニバーサルジョイン
ト、22,,25…シャフト
Claims (1)
- 【請求項１】射出成形材料粉末とバインダーとを混練す
るための混練槽の上部に、温度制御可能な加圧蓋を設
け、該混練槽内に１対のスクリュー軸を平行に水平配設
し、前記各スクリュー軸がそれぞれ回転駆動部材によ
り、独立に回転駆動が可能となっていることを特徴とす
る射出成形材料用２軸混練機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989015485U JPH0719552Y2 (ja) | 1989-02-10 | 1989-02-10 | 射出成形材料用２軸混練機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989015485U JPH0719552Y2 (ja) | 1989-02-10 | 1989-02-10 | 射出成形材料用２軸混練機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02108722U JPH02108722U (ja) | 1990-08-29 |
| JPH0719552Y2 true JPH0719552Y2 (ja) | 1995-05-10 |
Family
ID=31227582
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1989015485U Expired - Lifetime JPH0719552Y2 (ja) | 1989-02-10 | 1989-02-10 | 射出成形材料用２軸混練機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0719552Y2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007000742A (ja) * | 2005-06-22 | 2007-01-11 | Sanwa Sangyo Kk | 粘性物用ミキサー |
| US7674492B2 (en) * | 2006-10-23 | 2010-03-09 | Wenger Manufacturing, Inc. | Preconditioner having independently driven high-speed mixer shafts |
| JP2010022929A (ja) * | 2008-07-18 | 2010-02-04 | Nikko Co Ltd | ミキサ |
| JP2011036775A (ja) * | 2009-08-10 | 2011-02-24 | Nikko Co Ltd | ミキサ |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5924339U (ja) * | 1982-08-05 | 1984-02-15 | 大日本印刷株式会社 | 印刷機におけるインキ供給装置 |
| JPS61291027A (ja) * | 1985-06-15 | 1986-12-20 | Matsushita Electric Works Ltd | 加圧式ニ−ダ− |
-
1989
- 1989-02-10 JP JP1989015485U patent/JPH0719552Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02108722U (ja) | 1990-08-29 |
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