JPH0719545B2 - 静電偏向型陰極線管 - Google Patents
静電偏向型陰極線管Info
- Publication number
- JPH0719545B2 JPH0719545B2 JP60220710A JP22071085A JPH0719545B2 JP H0719545 B2 JPH0719545 B2 JP H0719545B2 JP 60220710 A JP60220710 A JP 60220710A JP 22071085 A JP22071085 A JP 22071085A JP H0719545 B2 JPH0719545 B2 JP H0719545B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- deflection
- electrode
- type
- horizontal
- cathode ray
- Prior art date
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ガラスバルブの内周面に一対のデフレクトロ
ン型水平偏向電極および一対のデフレクトロン型垂直偏
向電極を付設してなる静電偏向型の撮像管またはその他
の陰極線管に関するものである。
ン型水平偏向電極および一対のデフレクトロン型垂直偏
向電極を付設してなる静電偏向型の撮像管またはその他
の陰極線管に関するものである。
従来の技術 従来、第２図に示すような矢形パターンの導電膜からな
る一対のデフレクトロン型水平偏向電極1a,2aおよび一
対のデフレクトロン型垂直偏向電極1b,2bをガラスバル
ブの内周面に付設してなる静電偏向型撮像管が、特開昭
49−132924号公報等により知られている。なお、第２図
は展開図で図中のＺはガラスバルブの管軸方向を、θは
回転方向をそれぞれ示す。
る一対のデフレクトロン型水平偏向電極1a,2aおよび一
対のデフレクトロン型垂直偏向電極1b,2bをガラスバル
ブの内周面に付設してなる静電偏向型撮像管が、特開昭
49−132924号公報等により知られている。なお、第２図
は展開図で図中のＺはガラスバルブの管軸方向を、θは
回転方向をそれぞれ示す。
発明が解決しようとする問題点 ところで、このように構成された撮像管の水平偏向感度
と垂直偏向感度との比は１対１であるので、通常のテレ
ビジョン方式におけるアスペクト比４対３の光電面を走
査するには、水平偏向電圧と垂直偏向電圧との比を４対
３に設定しなければならない。ところが、偏向電極の静
電容量が比較的大きいにもかかわらず水平偏向電圧が高
くなると、とくに水平偏向回路の設計にさいして、使用
するトランジスタの耐電圧、電力および周波数特性等か
ら大きい制約を受ける。とくに高品位テレビジョン方式
のようにアスペクト比が５対３になると水平偏向周波数
が一層高くなるので、前記制約が一層大きくなる。
と垂直偏向感度との比は１対１であるので、通常のテレ
ビジョン方式におけるアスペクト比４対３の光電面を走
査するには、水平偏向電圧と垂直偏向電圧との比を４対
３に設定しなければならない。ところが、偏向電極の静
電容量が比較的大きいにもかかわらず水平偏向電圧が高
くなると、とくに水平偏向回路の設計にさいして、使用
するトランジスタの耐電圧、電力および周波数特性等か
ら大きい制約を受ける。とくに高品位テレビジョン方式
のようにアスペクト比が５対３になると水平偏向周波数
が一層高くなるので、前記制約が一層大きくなる。
したがって、本発明の目的とするところは、水平偏向電
圧と垂直偏向電圧とを、ともに比較的低く設定しうる撮
像管を提供することにある。
圧と垂直偏向電圧とを、ともに比較的低く設定しうる撮
像管を提供することにある。
問題点を解決するための手段 本発明の静電偏向型陰極線管は、ガラスバルブの内周面
に、デフレクトロン型水平偏向電極とこの水平偏向電極
に噛合するように設けられたデフレクトロン型垂直偏向
電極とを前記ガラスバルブの管軸を中心とする回転方向
に交互に配置した静電偏向型陰極線管において、前記デ
フレクトロン型水平偏向電極の前記回転方向の電極幅を
前記デフレクトロン型垂直偏向電極の前記回転方向の電
極幅より大きくしたものである。
に、デフレクトロン型水平偏向電極とこの水平偏向電極
に噛合するように設けられたデフレクトロン型垂直偏向
電極とを前記ガラスバルブの管軸を中心とする回転方向
に交互に配置した静電偏向型陰極線管において、前記デ
フレクトロン型水平偏向電極の前記回転方向の電極幅を
前記デフレクトロン型垂直偏向電極の前記回転方向の電
極幅より大きくしたものである。
作用 このように構成すると、水平偏向感度と垂直偏向感度と
の比が１対１にならず、これをたとえば４対３に設定す
ることによっては、アスペクト比４対３の撮像管におけ
る水平および垂直の各偏向電圧を相等しくでき、水平偏
向電圧を下げうることから、水平偏向回路の設計がきわ
めて容易となる。また、偏向回路を簡素化することも可
能となる。
の比が１対１にならず、これをたとえば４対３に設定す
ることによっては、アスペクト比４対３の撮像管におけ
る水平および垂直の各偏向電圧を相等しくでき、水平偏
向電圧を下げうることから、水平偏向回路の設計がきわ
めて容易となる。また、偏向回路を簡素化することも可
能となる。
実施例 本発明の実施例を示す第１図には、一対のデフレクトロ
ン型水平偏向電極3a,4aの各電極幅がａで示され、この
水平偏向電極3a,4aに噛合するように配置された一対の
デフレクトロン型垂直偏向電極3b,4bの各電極幅がｂで
示されている。ただし、第１図は展開図であって、図中
のＺがガラスバルブの管軸、θが管軸Ｚを中心とする回
転方向をそれぞれ示すのは前述と同様である。電極幅a,
bはともに回転方向のものであって、本例ではａ＝2bに
設定されている。
ン型水平偏向電極3a,4aの各電極幅がａで示され、この
水平偏向電極3a,4aに噛合するように配置された一対の
デフレクトロン型垂直偏向電極3b,4bの各電極幅がｂで
示されている。ただし、第１図は展開図であって、図中
のＺがガラスバルブの管軸、θが管軸Ｚを中心とする回
転方向をそれぞれ示すのは前述と同様である。電極幅a,
bはともに回転方向のものであって、本例ではａ＝2bに
設定されている。
このようなパターンの水平・垂直電極を備えた撮像管
は、両電極幅a,bの比を１対１に設定していた第２図図
示の従来の撮像管に比べて、水平偏向電極の回転方向電
極幅が4/3倍、管軸方向電極幅が となり、垂直偏向電極の回転方向電極幅は2/3倍、管軸
方向電極幅は となる。そして、偏向感度は各偏向電極の管軸方向電極
幅に比例するので、水平偏向感度は （約1.2倍）となり、垂直偏向感度は （約0.7倍）となる。
は、両電極幅a,bの比を１対１に設定していた第２図図
示の従来の撮像管に比べて、水平偏向電極の回転方向電
極幅が4/3倍、管軸方向電極幅が となり、垂直偏向電極の回転方向電極幅は2/3倍、管軸
方向電極幅は となる。そして、偏向感度は各偏向電極の管軸方向電極
幅に比例するので、水平偏向感度は （約1.2倍）となり、垂直偏向感度は （約0.7倍）となる。
すなわち、水平偏向電極3a,4bの各回転方向電極幅ａと
垂直偏向電極3a,4bの各回転方向電極幅ｂとの比をn:1に
設定すると、水平偏向感度は となり、垂直偏向感度は 倍となる。勿論、アスペクト比３対４等の方式のものに
も適用できるのはいうまでもない。
垂直偏向電極3a,4bの各回転方向電極幅ｂとの比をn:1に
設定すると、水平偏向感度は となり、垂直偏向感度は 倍となる。勿論、アスペクト比３対４等の方式のものに
も適用できるのはいうまでもない。
発明の効果 以上のように本発明によると、水平偏向感度と垂直偏向
感度との比を任意に設定でき、たとえば、水平偏向感度
を従来の となすことによっては、水平偏向電圧を従来の に低減せしめ得、水平偏向回路のトランジスタ等回路素
子にかかる負担を軽減せしめ得る。
感度との比を任意に設定でき、たとえば、水平偏向感度
を従来の となすことによっては、水平偏向電圧を従来の に低減せしめ得、水平偏向回路のトランジスタ等回路素
子にかかる負担を軽減せしめ得る。
第１図は本発明を実施した撮像管の水平・垂直偏向電極
の展開図、第２図は従来の撮像管の水平・垂直偏向電極
の展開図である。 3a,4a……水平偏向電極、3b,4b……垂直偏向電極。
の展開図、第２図は従来の撮像管の水平・垂直偏向電極
の展開図である。 3a,4a……水平偏向電極、3b,4b……垂直偏向電極。
Claims (1)
- 【請求項１】ガラスバルブの内周面に、デフレクトロン
型水平偏向電極とこの水平偏向電極に噛合するように設
けられたデフレクトロン型垂直偏向電極とを前記ガラス
バルブの管軸を中心とする回転方向に交互に配置した静
電偏向型陰極線管において、前記デフレクトロン型水平
偏向電極の前記回転方向の電極幅を前記デフレクトロン
型垂直偏向電極の前記回転方向の電極幅より大きくした
ことを特徴とする静電偏向型陰極線管。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60220710A JPH0719545B2 (ja) | 1985-10-03 | 1985-10-03 | 静電偏向型陰極線管 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60220710A JPH0719545B2 (ja) | 1985-10-03 | 1985-10-03 | 静電偏向型陰極線管 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6280943A JPS6280943A (ja) | 1987-04-14 |
| JPH0719545B2 true JPH0719545B2 (ja) | 1995-03-06 |
Family
ID=16755288
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60220710A Expired - Lifetime JPH0719545B2 (ja) | 1985-10-03 | 1985-10-03 | 静電偏向型陰極線管 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0719545B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2728428B2 (ja) * | 1988-05-02 | 1998-03-18 | 株式会社日立製作所 | 荷電粒子ビーム管及びその駆動方法 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3796910A (en) * | 1972-08-04 | 1974-03-12 | Tektronix Inc | Electron beam deflection system |
| JPS57174834A (en) * | 1981-04-22 | 1982-10-27 | Toshiba Corp | Electrostatic deflection type cathode ray tube |
-
1985
- 1985-10-03 JP JP60220710A patent/JPH0719545B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6280943A (ja) | 1987-04-14 |
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