JPH07195034A - 振動篩機及び振動篩機に用いられる網の設置方法 - Google Patents

振動篩機及び振動篩機に用いられる網の設置方法

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JPH07195034A
JPH07195034A JP35423393A JP35423393A JPH07195034A JP H07195034 A JPH07195034 A JP H07195034A JP 35423393 A JP35423393 A JP 35423393A JP 35423393 A JP35423393 A JP 35423393A JP H07195034 A JPH07195034 A JP H07195034A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 篩分け選別が困難な原料にあっても、確実に
篩分け選別することができる、振動篩機を提供する。 【構成】 この振動篩機10は、複数の篩分け用の網2
8、30を、選別のために投入される原料Gの流れる方
向に順番に配置し、その原料Gを前記流れる方向の上流
側より下流側に向かって移動させながら、原料を篩分け
る。上流側の網28は、例えば、網目28aが前記原料
Gの流れる方向に極めて長く目開きするハープ式タイプ
の網であって、この上流側の網28の緊張方向が、前記
原料Gの流れる方向と同一方向になるように張設されて
いる。前記下流側の網30は、その緊張方向が、前記原
料Gの流れる方向に対して直交する方向と同一方向にな
るように張設されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、振動篩機及び振動篩
機に用いられる網の設置方法に関するものである。
【0002】
【従来技術】振動篩機は、土、砂、産廃物、穀物等の原
料を、その大きさがある一定以下のものと、そうでない
ものとに篩い分けるための機械であるが、その原料を、
振動篩機に備えられる篩分け用の網の上に投入して、そ
の網を振動させることにより、その網の網目を通り抜け
た一定以下の大きさの原料と、その網目を通り抜けるこ
とができない一定以上の大きさの原料とに分けることが
できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、そのような振
動篩機であっても、選別すべき原料は、多種多様であっ
て、例えば、(1)投入量が多くて、しかも、含水比率
が高く、粘性のある微粒子のある混合比率の高い石炭や
コークスの選別。(2)投入量が多くて、しかも、含水
比率が高く、粘性のある表土混じりのズリ選別や廃材ア
スファルト再生プラント。(3)投入量が多くて、しか
も、含水比率が高く、投入原料中5mm以下の混合比率
の多い山砂の選別。(4)含水比率が高いとともに、比
重が軽く、しかも、粘性も高い腐葉土の選別。など、未
だ十分に選別できない原料が多くある。そして、それら
の選別が困難な原料を選別するため、種々の工夫が施さ
れているが、未解決な技術的課題として、その解決が要
望されていた。
【0004】この発明は、上記した欠陥を解決するため
になされたものであり、その目的とするところは、篩分
け選別が困難な原料にあっても、確実に篩分け選別する
ことができる、振動篩機及び振動篩機に用いられる網の
設置方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係る振動篩機
は、前記目的を達成するために、次の構成からなる。す
なわち、複数の篩分け用の網を、選別のために投入され
る原料の流れる方向に順番に配置し、その原料を前記流
れる方向の上流側より下流側に向かって移動させなが
ら、前記原料を篩分ける振動篩機において、前記上流側
の網は、網目が前記原料の流れる方向に長く目開きする
トンキャップタイプの網、もしくは網目が前記原料の流
れる方向に極めて長く目開きするハープ式タイプの網な
ど、原料の流れる方向に対して開口率の高い網であっ
て、この上流側の網の緊張方向が、前記原料の流れる方
向と同一方向になるように張設するとともに、前記下流
側の網の緊張方向が、前記原料の流れる方向に対して直
交する方向と同一方向になるように、下流側の網を張設
する。
【0006】また、前記下流側の網は、網目がほぼ正方
形に目開きする角目タイプの網であるのが望ましい。
【0007】また、前記下流側の網は、原料の流れる方
向に対して直交する方向に緊張が与えられる横方向の素
線と、この横方向の素線の上に、原料の流れる方向と同
一方向に配置される縦方向の素線とから形成され、且
つ、これら横方向の素線と縦方向の素線とが交差する交
差部分が相互に結合している結合部が連続する結合ライ
ン部の間に、前記交差部分が相互に結合していない非結
合部を有する非結合ライン部が、縦方向及び横方向のそ
れぞれに位置するように形成してなる網であるのが好ま
しい。
【0008】この発明に係る振動篩機に用いられる網の
設置方法は、前記目的を達成するために、次の構成から
なる。すなわち、選別のために投入される原料を、その
流れる方向の上流側より下流側に向かって移動させなが
ら、前記原料を篩分ける振動篩機に用いられる網の設置
方法において、前記上流側の網は、網目が前記原料の流
れる方向に長く目開きするトンキャップタイプの網、も
しくは網目が前記原料の流れる方向に極めて長く目開き
するハープ式タイプの網など、原料の流れる方向に対し
て開口率の高い網であって、この上流側に設置される篩
分け用の網の緊張方向が、前記原料の流れる方向と同一
方向になるように張設するとともに、前記下流側の網の
緊張方向が、前記原料の流れる方向に対して直交する方
向と同一方向になるように、下流側の網を張設する。
【0009】
【作用】上流側の網としては、網目が原料の流れる方向
に長く目開きするトンキャップタイプの網、もしくは、
網目が原料の流れる方向に極めて長く目開きするハープ
式タイプの網など、原料の流れる方向に対して開口率の
高い網を使用し、かつ、その網の緊張方向が、前記原料
の流れる方向と同一方向になるように張設するので、網
の強度は保たれるとともに、その網は、原料の流れる方
向に大きな寸法で開口するため、含水比率が高い微粉や
微泥等であっても、容易に篩い落とすことができる。
【0010】一方、下流側の網の緊張方向が、前記原料
の流れる方向に対して直交する方向と同一方向になるよ
うに、下流側の網を張設するので、下流側の網を、前記
原料の流れる方向と同一方向に容易に増設することがで
き、振動篩機の篩分けの能力を容易に高めることができ
る。
【0011】また、下流側の網は、網目がほぼ正方形に
目開きする角目タイプの網であるので、原料の内、網目
の形状の大きさより小さい原料のみが落ち、網目の形状
の大きさより大きい原料は落ちず、網目より落下した原
料の大きさは、ほぼ一様になって、必要な大きさの原料
のみを選別することができる。
【0012】前記下流側の網は、原料の流れる方向に対
して直交する方向に緊張が与えられる横方向の素線と、
この横方向の素線の上に、原料の流れる方向と同一方向
に配置される縦方向の素線とから形成され、且つ、これ
ら横方向の素線と縦方向の素線とが交差する交差部分が
相互に結合している結合部が連続する結合ライン部の間
に、前記交差部分が相互に結合していない非結合部を有
する非結合ライン部が、縦方向及び横方向のそれぞれに
位置するように形成してなる網であるので、非結合部で
縦方向の素線のタッピングを許容するため、網目に付着
した原料が網目より離れ、目詰まり、目刺さりが防止さ
れる。
【0013】
【実施例】以下、この発明にかかる振動篩機及び振動篩
機に用いられる網の設置方法の一実施例を図面に基づい
て説明する。
【0014】この振動篩機10は、図1に示されるよう
に、下方側支持台11上に立設される複数の支持台部1
2上の各支持スプリング14を介して、振動篩機本体1
6が下方側支持台11上で振動させられるように構成さ
れている。振動篩機本体16の手前側の支持台部17上
にスプリング18等を介して配置されている駆動モータ
19の駆動によって、駆動ベルト20を回転させ、振動
篩機本体16内の上部に設けられている一対のアンバラ
ンスウエイト(図示せず)が回転させられることによっ
て、振動篩機本体16に振動が与えられるようになって
いる。
【0015】また、振動篩機本体16の上方側には、選
別される原料Gを拡散させて投入するための、拡散投入
装置22が設けられ、この拡散投入装置22の回転羽根
24上に載せられた原料Gは、シャフト26の回転によ
って、回転羽根24が回転させられることにより、回転
羽根24の周囲に飛ばされ、この回転羽根24の下方側
に配置されている上流側の網28の上に投入される。
【0016】この実施例の場合、振動篩機10は、上下
に二段の上流側の網28と、それら上流側の網28の下
流側に上下に二段設けられる下流側の網30とを備える
確率振動篩機となっている。もっとも、振動篩機10
は、必ずしもそれら網28、30を上下に二段に構成す
る必要はなく、上流側の網28及び下流側の網30を三
段以上備える確率振動篩機であってもよいし、あるい
は、上流側の網28及び下流側の網30を一段のみ備え
る傾斜型振動篩機もしくは水平型振動篩機等のその他の
振動篩機であってもよい。
【0017】そして、この振動篩機10は、複数の篩分
け用の網28、30を、選別のために投入される原料G
の流れる方向に順番に配置し、一対のアンバランスウエ
イトが回転し、振動篩機本体16に振動が与えられ、そ
の網28、30を振動させることにより、その原料Gを
前記流れる方向の上流側より下流側に向かって移動させ
る。それにより、それら網28、30の網目を通り抜け
た一定以下の大きさの原料Gと、それら網目を通り抜け
ることができない一定以上の大きさの原料Gとに分ける
ことができ、網目を通り抜けた一定以下の大きさの原料
Gは、下方側支持台11の下方側に配置されている搬送
用コンベーヤ(図示せず)上に落下されるのに対し、そ
れら網目を通り抜けることができない一定以上の大きさ
の原料Gは、下流側の網30の下流側のストックヤード
等に移動する。
【0018】そして、前記上流側の網28は、図2に示
されるように、例えば、網目28aが前記原料Gの流れ
る方向に極めて長く目開きするハープ式タイプの網(原
料Gの流れる方向に長く目開きする、例えば、網目幅に
対して3倍ほどの網目長さを備えるトンキャップタイプ
の網であってもよい。)であって、この上流側の網28
の緊張方向が、前記原料Gの流れる方向と同一方向にな
るように張設されている。そして、上流側の網28の上
端側には、上端側フック32が取り付けられている一
方、上流側の網28の下端側には、下端側フック34が
取り付けられており、その上端側フック32は、上流側
の網28の上流側の側板35に取り付けられている引っ
かけ部材36に引っかけられているのに対し、その下端
側フック34は、上流側の網28の下端側に架設されて
いる引っかけ部材37に引っかけられている。そして、
図3に明示されるように、前記支持部材36には、調節
用ネジ38が取り付けられており、このネジ38が螺合
するナット39を締め付けることにより、上流側の網2
8の張り具合が調節される。
【0019】また、上端側フック32と下端側フック3
4との間には、原料Gの流れる方向に対して直交する方
向に延びる支持部材42が複数個配置されており、これ
ら支持部材42は、上端側フック32と下端側フック3
4との間の上流側の網28を支持している。具体的に
は、支持部材42は、原料Gの流れる方向に対して直交
する方向に延びるパイプ42aと、このパイプ42a上
に取り付けられている、例えば、平鉄等の平板部材42
bと、この平板部材42b上に取り付けられている、例
えば、クッションゴム等の軟質部材42cとからなり、
この軟質部材42cが、上流側の網28の下面側に当接
する。そして、この網28は、その中央部が上方側に張
り出すアーチ形状となるように、各支持部材42の軟質
部材42cの高さが位置調整されている。
【0020】もっとも、支持部材42は、上記実施例の
如く構成されている必要はなく、例えば、原料Gの流れ
る方向に対して直交する方向に延びるパイプのみからな
っていてもよく、更に、それ以外の形状等からなってい
てもよい。また、上流側の網28の中央には、図4に示
されるように、原料Gの流れる方向に対して直交する方
向に延びる中押さえ支持部材44が設けられてもよい。
この中押さえ支持部材44が上流側の網28の中央に設
けられると、上流側の網28の緊張度が増すとともに、
上流側の網28のゆるみが減少し、上流側の網28のば
たつきや目崩れの発生が防止される。この中押さえ支持
部材44の具体的構成は、原料Gの流れる方向に対して
直交する方向に延びる平板形状の上方側側板44aと、
原料Gの流れる方向に対して直交する方向に延びるL字
型形状の下方側側板44bと、これらを連結する連結部
材44cとからなっているが、この実施例の形状に限定
される訳ではなく、それ以外の形状からなっていてもよ
い。
【0021】上流側の網28として、以上のように、原
料Gの流れる方向に開口率が高い網を利用する理由は、
種々の大きさからなる原料Gを、その流れる方向の上流
側より下流側に向かって移動させながら篩分ける際に、
上流側の網28のところで、その目開き幅より小さい原
料Gをできるだけ多く落下させるのが望ましいからであ
る。すなわち、例えば、含水比率が高いとともに粘性の
高い原料Gの場合、網目28aの目開き幅より小さい原
料Gは、上流側より下流側に向かって移動する際に、相
互に固まって大きくなる性質があり、原料Gを篩分ける
のを妨害する性質があり、それら網目28aの目開き幅
より小さい原料Gが、できるだけ上流側の網28のとこ
ろで落下すると、原料Gを篩分けるのを妨害するものが
少なくなって、篩分け効率が高まるからである。
【0022】従って、上流側の網28としては、例え
ば、網目28aが前記原料Gの流れる方向に極めて長く
目開きするハープ式タイプの網、もしくは、網目28a
が前記原料Gの流れる方向に長く目開きするトンキャッ
プタイプの網など、原料の流れる方向に対して開口率の
高い網を、その緊張方向が、前記原料Gの流れる方向と
同一方向になるように張設するのが望ましいが、これ
は、前記流れる方向に延びる網の素線が多いため、網2
8の強度が保たれるからである。それに対して、前記ト
ンキャップタイプの網、もしくは、前記ハープ式タイプ
の網など、原料の流れる方向に対して開口率の高い網
を、上流側の網28として使用するとともに、その緊張
方向が、原料Gの流れる方向に対して直交する方向と同
一方向になるように、上流側の網28を張設すると、前
記流れる方向に延びる網の素線が少ないため、網28の
強度が保たれず、網28はその強度上の問題より、使用
しにくい。
【0023】一方、下流側の網30は、例えば、網目3
0aがほぼ正方形に目開きする角目タイプの網であるの
が望ましい。そして、下流側の網30の一端側には、一
端側フック45が取り付けられている一方、下流側の網
30の他端側には、他端側フック47が取り付けられて
おり、これらフック45、47は、前記上端側フック3
8と同様に、引っかけ部材(図示せず)に引っかけられ
ている。そして、この引っかけ部材には、前記調整ネジ
38と同様なネジが取り付けられており、このネジをナ
ットで締め付けることにより、下流側の網30の張り具
合を調節することができるようになっている。
【0024】また、一端側フック45と他端側フック4
7との間には、原料Gの流れる方向に延びる支持部材4
8が複数個配置されており、これら支持部材48は、一
端側フック45と他端側フック47との間の下流側の網
30を支持している。具体的には、支持部材48は、原
料Gの流れる方向に延びる、例えば、平鉄等の平板部材
48aと、この平板部材48a上に取り付けられてい
る、例えば、クッションゴム等の軟質部材48bとから
なり、この軟質部材48bが、下流側の網30の下面側
に当接する。そして、この網30は、その中央部が上方
側に張り出すアーチ形状となるように、各支持部材48
の軟質部材48cの高さが、位置調整されている。
【0025】もっとも、支持部材48は、上記実施例の
如く構成されている必要はなく、例えば、原料Gの流れ
る方向に対して直交する方向に延びるパイプのみからな
っていてもよく、更に、それ以外の形状等からなってい
てもよい。
【0026】また、下流側の網30として、網目30a
がほぼ正方形に目開きする角目タイプの網を使用する理
由は、原料Gの内、網目30aの形状の大きさより小さ
い原料Gのみが落ち、網目30aの形状の大きさより大
きい原料Gは落ちず、網目30aより落下した原料の大
きさは、一様になって、必要な大きさの原料Gのみが選
別されるからである。
【0027】そして、下流側の網30としては、例え
ば、網目30aの形状が角目であるとともに、下流側の
網30の緊張方向が、前記原料Gの流れる方向に対して
直交する方向と同一方向になるように、下流側の網30
を張設するのがが望ましく、その理由は、横方向の素線
に、原料Gの流れによる負荷が加わっても、網目30a
の目崩れが生じにくいからである。そのため、原料Gの
内、網目30aの目開き幅より小さい原料Gのみが落
ち、網目30aの目開き幅より大きい原料Gは落ちず、
網目30aより落下した原料Gの大きさは、ほぼ一様に
なる。それに対して、下流側の網30の緊張方向が、原
料Gの流れる方向に沿うようにすると、原料Gの流れる
方向に網30が緊張し、流れる方向に対して直交する方
向に網30が緊張していないので、その横方向の素線
に、原料Gの流れによる負荷が加わわると、網目30a
の目崩れが生じやすい。そのため、原料Gの内、網目3
0aの目開き幅より大きい原料Gも落ち、網目30aよ
り落下した原料Gの大きさは、均一でなくなる。
【0028】そして、下流側の網30としては、以下の
網を使用するのが望ましい。すなわち、図5及び図6に
示されるように、下流側の網30は、原料Gの流れる方
向に対して直交する方向に緊張が与えられる横方向の素
線50と、この横方向の素線50の上に、原料Gの流れ
る方向と同一方向に配置される縦方向の素線51とから
形成され、且つ、これら横方向の素線50と縦方向の素
線51とが交差する交差部分が相互に結合している結合
部52が連続する結合ライン部L1の間に、前記交差部
分が相互に結合していない非結合部54を有する非結合
ライン部L2が、縦方向及び横方向のそれぞれに位置す
るように形成してなる網を使用するのが望ましい。
【0029】図示実施例においては、縦方向に延びる結
合ライン部L1aとその隣の同結合ライン部L1aとの
間には、4本の縦方向に延びる非結合ライン部L2aが
あるとともに、横方向に延びる結合ライン部L1bとそ
の隣の同結合ライン部L1bとの間には、4本の横方向
に延びる非結合ライン部L2bがあって、このため、結
合ライン部L1aと同結合ライン部L1aとの間、並び
に、結合ライン部L1bと同結合ライン部L1bとの間
には、前記非結合部54が16個あって、前記結合部5
2に囲まれるように配置されている。そして、非結合部
54では、横方向の素線50と縦方向の素線51とが、
既述した通り、相互に結合していないので、原料Gの流
れる方向に対して直交する方向に緊張が与えられる横方
向の素線50上を、縦方向の素線51が自由に上下動す
るようになっている。それにより、非結合部54で縦方
向の素線51のタッピングを許容するため、網目に付着
した原料Gが網目より離れ、目詰まり、目刺さりが防止
される。
【0030】尚、本発明は、上述した実施例に限定され
るわけではなく、その他種々の変更が可能である。例え
ば、図7に示されるように、上流側の網28としては、
例えば、網目が原料の流れる方向に極めて長く目開きす
るハープ式タイプの網を一枚使用するとともに、下流側
の網30としては、網目がほぼ正方形に目開きする角目
タイプの網を二枚使用してもよいし、また、上流側の網
28としては、網目が原料の流れる方向に長く目開きす
るトンキャップタイプの網、もしくは、網目が原料の流
れる方向に極めて長く目開きするハープ式タイプの網を
二枚以上使用してもよいし、更に、下流側の網30とし
ては、網目がほぼ正方形に目開きする角目タイプの網を
三枚以上使用してもよい。また、下流側の網30として
は、網目が原料の流れる方向に長く目開きする網、例え
ば、トンキャップタイプの網を一枚もしくは二枚以上使
用してもよい。
【0031】更に、既設の振動篩機の網が、網目がほぼ
正方形に目開きする角目タイプの網である場合、既設の
振動篩機の上流側に、網目が原料の流れる方向に長く目
開きするトンキャップタイプの網、もしくは、網目が原
料の流れる方向に極めて長く目開きするハープ式タイプ
の網を設けてもよいし、それとは反対に、既設の振動篩
機の網が、網目が原料の流れる方向に長く目開きするト
ンキャップタイプの網、もしくは、網目が原料の流れる
方向に極めて長く目開きするハープ式タイプの網である
場合、既設の振動篩機の下流側に、網目がほぼ正方形に
目開きする角目タイプの網を設けてもよい。
【0032】尚、上流側の網28及び下流側の網30の
素材については、特に限定される訳ではなく、金属製網
でも、また、ウレタンその他の合成樹脂からなる合成樹
脂製網でも良い。
【0033】
【発明の効果】以上、詳述したところから明らかなよう
に、この発明にかかる振動篩機及び振動篩機に用いられ
る網の設置方法によれば、次の効果がある。
【0034】請求項1に記載された振動篩機によれば、
この上流側の網としては、網目が前記原料の流れる方向
に長く目開きするトンキャップタイプの網、もしくは、
網目が原料の流れる方向に極めて長く目開きするハープ
式タイプの網など、原料の流れる方向に対して開口率の
高い網を使用して、上流側の網の緊張方向が、前記原料
の流れる方向と同一方向になるように張設するので、網
の強度は保たれるとともに、その網は、原料の流れる方
向に大きな寸法で開口するため、原料が固まる性質を有
する含水比率が高い微粉や微泥等であっても、容易に篩
い落とすことができる。一方、下流側の網の緊張方向
が、前記原料の流れる方向に対して直交する方向と同一
方向になるように、下流側の網を張設するので、下流側
の網を、前記原料の流れる方向と同一方向に容易に増設
することができ、振動篩機の篩分けの能力を容易に高め
ることができる。それにより、篩分け選別が困難な原料
にあっても、確実に篩分け選別することができる。
【0035】また、請求項2に記載された振動篩機及に
よれば、下流側の網は、網目がほぼ正方形に目開きする
角目タイプの網であるので、原料の内、網目の形状の大
きさより小さい原料のみが落ち、網目の形状の大きさよ
り大きい原料は落ちず、網目より落下した原料の大きさ
は、ほぼ一様になって、必要な大きさの原料のみを選別
することができる。
【0036】また、請求項3に記載された振動篩機によ
れば、前記下流側の網は、原料の流れる方向に対して直
交する方向に緊張が与えられる横方向の素線と、この横
方向の素線の上に、原料の流れる方向と同一方向に配置
される縦方向の素線とから形成され、且つ、これら横方
向の素線と縦方向の素線とが交差する交差部分が相互に
結合している結合部が連続する結合ライン部の間に、前
記交差部分が相互に結合していない非結合部を有する非
結合ライン部が、縦方向及び横方向のそれぞれに位置す
るように形成してなる網であるので、非結合部で縦方向
の素線のタッピングを許容するため、網目に付着した原
料が網目より離れ、目詰まり、目刺さりが防止され、振
動篩機の篩分けの能力が高まる。
【0037】更に、請求項4に記載された振動篩機に用
いられる網の設置方法によれば、前記上流側の網は、網
目が前記原料の流れる方向に長く目開きするトンキャッ
プタイプの網、もしくは網目が前記原料の流れる方向に
極めて長く目開きするハープ式タイプの網など、原料の
流れる方向に対して開口率の高い網であって、この上流
側に設置される篩分け用の網の緊張方向が、前記原料の
流れる方向と同一方向になるように張設するので、網の
強度は保たれるとともに、その網は、流れる方向に大き
な寸法で開口するため、原料が固まる性質を有する含水
比率が高い微粉や微泥等であっても、容易に篩い落とす
ことができる。一方、前記下流側の網の緊張方向が、前
記原料の流れる方向に対して直交する方向と同一方向に
なるように、下流側の網を張設するので、下流側の網
を、前記原料の流れる方向と同一方向に容易に増設する
ことができ、振動篩機の篩分けの能力を容易に高めるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る振動篩機の一実施例の正面図で
ある。
【図2】その振動篩機に用いられる網の設置状態を示す
斜視図である。
【図3】上流側の網の設置状態を示す側面図である。
【図4】他の実施例の図3相当図である。
【図5】下流側の網を拡大して模式的に示す図である。
【図6】下流側の網の横方向の素線と縦方向の素線とが
交差する交差部分の結合部と非結合部とを示す図であ
る。
【図7】他の実施例の平面図である。
【符号の説明】
10 振動篩機 G 原料 28 上流側の網
28a 網目 30 下流側の網 30a 網目 50、51
素線 52 結合部 52 非結合部 L1(L1a、L1b) 結合ライン部 L2(L2a、L2b) 非結合ライン部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の篩分け用の網を、選別のために投
    入される原料の流れる方向に順番に配置し、その原料を
    前記流れる方向の上流側より下流側に向かって移動させ
    ながら、前記原料を篩分ける振動篩機において、 前記上流側の網は、網目が前記原料の流れる方向に長く
    目開きするトンキャップタイプの網、もしくは網目が前
    記原料の流れる方向に極めて長く目開きするハープ式タ
    イプの網など、原料の流れる方向に対して開口率の高い
    網であって、この上流側の網の緊張方向が、前記原料の
    流れる方向と同一方向になるように張設するとともに、 前記下流側の網の緊張方向が、前記原料の流れる方向に
    対して直交する方向と同一方向になるように、下流側の
    網を張設することを特徴とする振動篩機。
  2. 【請求項2】 前記下流側の網は、網目がほぼ正方形に
    目開きする角目タイプの網であることを特徴とする請求
    項1に記載の振動篩機。
  3. 【請求項3】 前記下流側の網は、原料の流れる方向に
    対して直交する方向に緊張が与えられる横方向の素線
    と、この横方向の素線の上に、原料の流れる方向と同一
    方向に配置される縦方向の素線とから形成され、且つ、
    これら横方向の素線と縦方向の素線とが交差する交差部
    分が相互に結合している結合部が連続する結合ライン部
    の間に、前記交差部分が相互に結合していない非結合部
    を有する非結合ライン部が、縦方向及び横方向のそれぞ
    れに位置するように形成してなる網であることを特徴と
    する請求項1に記載の振動篩機。
  4. 【請求項4】 選別のために投入される原料を、その流
    れる方向の上流側より下流側に向かって移動させなが
    ら、前記原料を篩分ける振動篩機に用いられる網の設置
    方法において、 前記上流側の網は、網目が前記原料の流れる方向に長く
    目開きするトンキャップタイプの網、もしくは網目が前
    記原料の流れる方向に極めて長く目開きするハープ式タ
    イプの網など、原料の流れる方向に対して開口率の高い
    網であって、この上流側に設置される篩分け用の網の緊
    張方向が、前記原料の流れる方向と同一方向になるよう
    に張設するとともに、 前記下流側の網の緊張方向が、前記原料の流れる方向に
    対して直交する方向と同一方向になるように、下流側の
    網を張設することを特徴とする振動篩機に用いられる網
    の設置方法。
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