JPH07194913A - サイクロン式集塵装置 - Google Patents
サイクロン式集塵装置Info
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- JPH07194913A JPH07194913A JP35195193A JP35195193A JPH07194913A JP H07194913 A JPH07194913 A JP H07194913A JP 35195193 A JP35195193 A JP 35195193A JP 35195193 A JP35195193 A JP 35195193A JP H07194913 A JPH07194913 A JP H07194913A
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- dust
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- Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 外槽内に円筒状の集塵フィルター体が同心状
に配置されたサイクロン式集塵装置において、集塵フィ
ルター体の交換作業を安全に、しかも簡単に行うこと。 【構成】 上部の円筒体と下部の逆円錐筒とを備えた外
槽を、開口部を有する仕切板により清浄ガス室と含塵ガ
ス室とに上下に区画し、円筒体の内面に対して円環状空
間を形成する円筒状の集塵フィルター体が仕切板の開口
部を覆って含塵ガス室側に配置され、含塵ガス室に円筒
体の接線方向に連通するガス導入口が配設されると共
に、上部の清浄ガス室に連通する清浄ガス導出口が配設
されたサイクロン式集塵装置において、逆円錐筒が着脱
自在に取り付けられ、集塵フィルター体の上部が仕切板
の開口部に対して半径方向に位置決めされて密接され、
かつ集塵フィルター体の底部に当接する支持部材が円筒
体の下部に位置可変に配設され、支持部材の位置を変更
することにより、集塵フィルター体が着脱自在に支持さ
れる。
に配置されたサイクロン式集塵装置において、集塵フィ
ルター体の交換作業を安全に、しかも簡単に行うこと。 【構成】 上部の円筒体と下部の逆円錐筒とを備えた外
槽を、開口部を有する仕切板により清浄ガス室と含塵ガ
ス室とに上下に区画し、円筒体の内面に対して円環状空
間を形成する円筒状の集塵フィルター体が仕切板の開口
部を覆って含塵ガス室側に配置され、含塵ガス室に円筒
体の接線方向に連通するガス導入口が配設されると共
に、上部の清浄ガス室に連通する清浄ガス導出口が配設
されたサイクロン式集塵装置において、逆円錐筒が着脱
自在に取り付けられ、集塵フィルター体の上部が仕切板
の開口部に対して半径方向に位置決めされて密接され、
かつ集塵フィルター体の底部に当接する支持部材が円筒
体の下部に位置可変に配設され、支持部材の位置を変更
することにより、集塵フィルター体が着脱自在に支持さ
れる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、サイクロン式集塵装置
に関するものであり、例えば溶接や切断などの金属加工
作業時に発生する種々の粒度の、いわゆるスパッタや煙
状ヒュームなどの粉塵ガスをサイクロン式の外槽へ吸引
し、その粉塵ガスの中から粗い粉塵をサイクロン効果に
より集塵する一方、細かい粉塵等を外槽内の同心状に設
けた円筒状の集塵フィルター体で集塵する集塵装置にお
いて、その集塵フィルター体の取付方法の改良に関す
る。
に関するものであり、例えば溶接や切断などの金属加工
作業時に発生する種々の粒度の、いわゆるスパッタや煙
状ヒュームなどの粉塵ガスをサイクロン式の外槽へ吸引
し、その粉塵ガスの中から粗い粉塵をサイクロン効果に
より集塵する一方、細かい粉塵等を外槽内の同心状に設
けた円筒状の集塵フィルター体で集塵する集塵装置にお
いて、その集塵フィルター体の取付方法の改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の集塵装置としては、例え
ば図10に示す構造のものがある。すなわち、上部の円
筒体51と下部の逆円錐筒52とを備えた外槽50が支
柱16により支持され、この外槽50が仕切板53によ
り清浄ガス室17と含塵ガス室18とに区画されてい
る。仕切板53の中央開口部531には円筒状に形成さ
れた集塵フィルター体54が外槽50と同心状に吊り下
げられて保持されている。清浄ガス室17にはガス導出
口6が設けられ、このガス導出口6には、吸引機(図示
せず)に連結された導出ホース10が接続されている。
また、円筒体51の接線方向には粉塵ガス導入管5が設
けられ、粉塵ガス導入管5には導入ホース9が連結され
ている。集塵フィルター体54は、円筒状に形成された
フィルター55と、フィルター55の上端に取りつけら
れ複数の取付穴57を有する上部フランジ56と、フィ
ルター55の下端に取りつけられた下部フランジ58
と、上部フランジ56の下面に設けられたパッキング5
9とから形成され、この集塵フィルター体54は固定ボ
ルト60により仕切板53に脱着自在に取りつけられて
いる。一方、集塵フィルター体54の内部空間15には
圧力気体供給管11が挿入されており、圧力気体供給管
11には複数の小孔14が穿設されて、この圧力気体供
給管11は電磁弁12を介して圧力気体供給源(図示せ
ず)に接続されている。なお、13はダスト回収箱であ
る。
ば図10に示す構造のものがある。すなわち、上部の円
筒体51と下部の逆円錐筒52とを備えた外槽50が支
柱16により支持され、この外槽50が仕切板53によ
り清浄ガス室17と含塵ガス室18とに区画されてい
る。仕切板53の中央開口部531には円筒状に形成さ
れた集塵フィルター体54が外槽50と同心状に吊り下
げられて保持されている。清浄ガス室17にはガス導出
口6が設けられ、このガス導出口6には、吸引機(図示
せず)に連結された導出ホース10が接続されている。
また、円筒体51の接線方向には粉塵ガス導入管5が設
けられ、粉塵ガス導入管5には導入ホース9が連結され
ている。集塵フィルター体54は、円筒状に形成された
フィルター55と、フィルター55の上端に取りつけら
れ複数の取付穴57を有する上部フランジ56と、フィ
ルター55の下端に取りつけられた下部フランジ58
と、上部フランジ56の下面に設けられたパッキング5
9とから形成され、この集塵フィルター体54は固定ボ
ルト60により仕切板53に脱着自在に取りつけられて
いる。一方、集塵フィルター体54の内部空間15には
圧力気体供給管11が挿入されており、圧力気体供給管
11には複数の小孔14が穿設されて、この圧力気体供
給管11は電磁弁12を介して圧力気体供給源(図示せ
ず)に接続されている。なお、13はダスト回収箱であ
る。
【0003】上記構成の集塵装置において、導出ホース
10に連通された吸引機が作動すると、粉塵ガス導入管
5より含塵ガス室18に粉塵ガスが吸引され、粉塵ガス
中の粗い粉塵はサイクロン効果と、重力とにより沈降し
て、外槽50の下部に取り付けられたダスト回収箱13
に回収される。更に、粉塵ガス中の微細な粉塵等は、集
塵フィルター体54の表面で捕集され、集塵フィルター
体54を透過した清浄なガスは内部空間15および清浄
ガス室17を経て、導出ホース10から外部に排出され
る。さらに、集塵フィルター体54への粉塵等の付着が
進行した時には、電磁弁12を開いて、圧力気体を小孔
14より噴出させて、フィルター55をいわゆる逆洗す
ることにより、集塵装置としての吸引力の低下を適宜に
防止している。
10に連通された吸引機が作動すると、粉塵ガス導入管
5より含塵ガス室18に粉塵ガスが吸引され、粉塵ガス
中の粗い粉塵はサイクロン効果と、重力とにより沈降し
て、外槽50の下部に取り付けられたダスト回収箱13
に回収される。更に、粉塵ガス中の微細な粉塵等は、集
塵フィルター体54の表面で捕集され、集塵フィルター
体54を透過した清浄なガスは内部空間15および清浄
ガス室17を経て、導出ホース10から外部に排出され
る。さらに、集塵フィルター体54への粉塵等の付着が
進行した時には、電磁弁12を開いて、圧力気体を小孔
14より噴出させて、フィルター55をいわゆる逆洗す
ることにより、集塵装置としての吸引力の低下を適宜に
防止している。
【0004】ところで、集塵フィルター体54への粉塵
等の捕集が進行するにつれ、集塵フィルター体54のフ
ィルター55の深部にまで粉塵が付着し、上述の逆洗を
施しても集塵フィルター体54が効果的に洗浄されなく
なり、集塵装置としての吸引力が低下してくる。このよ
うにして低下した吸引力や集塵能力を回復するために
は、集塵装置の稼働を停止して、集塵フィルター体54
を集塵装置から取り出し、集塵フィルター体54に付着
した粉塵等をスチーム洗浄などで除去したり、予め準備
した新しい集塵フィルター体54に交換する必要があ
る。このように集塵フィルター体54を集塵装置から取
り出す場合は、ガス導出ホース10を取り外した後、蓋
体61を圧力気体供給管11と共に外槽50から取り外
し、この状態で固定ボルト60をゆるめて、集塵フィル
ター体54を上方に引き上げて取り出していた。
等の捕集が進行するにつれ、集塵フィルター体54のフ
ィルター55の深部にまで粉塵が付着し、上述の逆洗を
施しても集塵フィルター体54が効果的に洗浄されなく
なり、集塵装置としての吸引力が低下してくる。このよ
うにして低下した吸引力や集塵能力を回復するために
は、集塵装置の稼働を停止して、集塵フィルター体54
を集塵装置から取り出し、集塵フィルター体54に付着
した粉塵等をスチーム洗浄などで除去したり、予め準備
した新しい集塵フィルター体54に交換する必要があ
る。このように集塵フィルター体54を集塵装置から取
り出す場合は、ガス導出ホース10を取り外した後、蓋
体61を圧力気体供給管11と共に外槽50から取り外
し、この状態で固定ボルト60をゆるめて、集塵フィル
ター体54を上方に引き上げて取り出していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、集塵フィル
ター体54を集塵装置より取り出す際に、作業者は、上
記のごとくまず導出ホース10をガス導出口6より取り
外し、次に蓋体61および圧力気体供給管11を同時に
上方へ持ち上げて集塵装置より取り外し、これらの部材
を床面に置いて集塵フィルター体54の洗浄や交換作業
を行っていた。このため、作業者が誤ってこれらの部材
を高い位置より落下させて、取り外した部材を変形させ
たり破損させたりしていた。勿論、落下した部材により
作業者が負傷するという可能性もあった。
ター体54を集塵装置より取り出す際に、作業者は、上
記のごとくまず導出ホース10をガス導出口6より取り
外し、次に蓋体61および圧力気体供給管11を同時に
上方へ持ち上げて集塵装置より取り外し、これらの部材
を床面に置いて集塵フィルター体54の洗浄や交換作業
を行っていた。このため、作業者が誤ってこれらの部材
を高い位置より落下させて、取り外した部材を変形させ
たり破損させたりしていた。勿論、落下した部材により
作業者が負傷するという可能性もあった。
【0006】また、集塵フィルター体54を仕切板53
の上方に抜き出す際に、フィルター55の外側表面に付
着している粉塵等が、仕切板53の上面に飛散してい
た。このように、粉塵等が仕切板53の上面に飛散され
た状態で、取り外した部材を再度組付けて集塵作業を行
うと、粉塵等が導出ホース10より電磁弁12へと排出
されるため、粉塵等により電磁弁12の機能が損なわれ
ることになる。このため、蓋体61を再度組付ける前
に、仕切板53の上面に飛散された粉塵等を取り除く、
いわゆる清浄作業を行う必要があった。
の上方に抜き出す際に、フィルター55の外側表面に付
着している粉塵等が、仕切板53の上面に飛散してい
た。このように、粉塵等が仕切板53の上面に飛散され
た状態で、取り外した部材を再度組付けて集塵作業を行
うと、粉塵等が導出ホース10より電磁弁12へと排出
されるため、粉塵等により電磁弁12の機能が損なわれ
ることになる。このため、蓋体61を再度組付ける前
に、仕切板53の上面に飛散された粉塵等を取り除く、
いわゆる清浄作業を行う必要があった。
【0007】さらに、集塵フィルター体54はその上部
フランジ56と仕切板53とがパッキング59を介して
固定ボルト60にて固定されているため、固定ボルト6
0の締め付け状態が不均一な場合、集塵フィルター体5
4が傾いて取り付けられることとなるため、集塵フィル
ター体54と外槽50とが同心状に保持されず、含塵ガ
ス室18のサイクロン流が乱され、サイクロン効果が不
十分になったり、集塵フィルター体54への粉塵等の付
着が不均一となるため、結果として集塵装置としての集
塵能力にバラツキがあった。
フランジ56と仕切板53とがパッキング59を介して
固定ボルト60にて固定されているため、固定ボルト6
0の締め付け状態が不均一な場合、集塵フィルター体5
4が傾いて取り付けられることとなるため、集塵フィル
ター体54と外槽50とが同心状に保持されず、含塵ガ
ス室18のサイクロン流が乱され、サイクロン効果が不
十分になったり、集塵フィルター体54への粉塵等の付
着が不均一となるため、結果として集塵装置としての集
塵能力にバラツキがあった。
【0008】本発明は上述の問題に鑑みてなされたもの
で、その目的は、集塵フィルター体の着脱作業におい
て、集塵装置の各部の破損される可能性が可及的に低
く、容易にかつ安全に集塵フィルター体の着脱作業がお
こなえるとともに、集塵フィルター体の位置決めが容易
で、しかも外槽と集塵フィルター体とを確実に同心状に
装着できる集塵装置を提供することである。
で、その目的は、集塵フィルター体の着脱作業におい
て、集塵装置の各部の破損される可能性が可及的に低
く、容易にかつ安全に集塵フィルター体の着脱作業がお
こなえるとともに、集塵フィルター体の位置決めが容易
で、しかも外槽と集塵フィルター体とを確実に同心状に
装着できる集塵装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、上部の円
筒体と下部の逆円錐筒とを備えた外槽を、開口部を有す
る仕切板により清浄ガス室と含塵ガス室とに上下に区画
し、前記円筒体の内面に対して円環状空間を形成する円
筒状の集塵フィルター体が前記仕切板の開口部を覆って
前記含塵ガス室側に配置され、該含塵ガス室に前記円筒
体の接線方向に連通するガス導入口が配設されると共
に、前記上部の清浄ガス室に連通する清浄ガス導出口が
配設されたサイクロン式集塵装置に適用される。その特
徴とするところは、逆円錐筒が着脱自在に取り付けら
れ、前記集塵フィルター体の上部が仕切板の開口部に対
して半径方向に位置決めされて密接され、かつ前記集塵
フィルター体の底部に当接する支持部材が前記円筒体の
下部に位置可変に配設され、該支持部材の位置を変更す
ることにより、前記集塵フィルター体が着脱自在に支持
されることである。第2の発明は、第1の発明におい
て、支持部材の一端部が前記円筒体の下部に軸支され、
鉛直面上を回動自在な該支持部材の自由端部と、前記支
持部材の軸支部に対して前記円筒体の半径方向に対向す
る円筒体の支持位置とにフックおよびスナップ状の連結
器が相対的に配設され、該スナップ状の連結器とフック
とが着脱自在に締結されることである。第3の発明は、
第1の発明において、支持部材の一端部が前記円筒体の
下部に軸支され、水平面上を回動自在な該支持部材の自
由端部と、前記支持部材の軸支部に対して前記円筒体の
半径方向に対向する円筒体の支持位置とに係脱自在なフ
ックおよび操作子が相対的に配設されていることであ
る。第4の発明は、第1乃至第3の発明において、支持
部材は、半径方向に張り出された弾性体よりなる支持棒
部材と、該支持棒部材に連結されたフィルター保持部材
とにより形成され、前記支持棒部材に係合する係合用フ
ックが前記円筒体の下部に配設されていることである。
筒体と下部の逆円錐筒とを備えた外槽を、開口部を有す
る仕切板により清浄ガス室と含塵ガス室とに上下に区画
し、前記円筒体の内面に対して円環状空間を形成する円
筒状の集塵フィルター体が前記仕切板の開口部を覆って
前記含塵ガス室側に配置され、該含塵ガス室に前記円筒
体の接線方向に連通するガス導入口が配設されると共
に、前記上部の清浄ガス室に連通する清浄ガス導出口が
配設されたサイクロン式集塵装置に適用される。その特
徴とするところは、逆円錐筒が着脱自在に取り付けら
れ、前記集塵フィルター体の上部が仕切板の開口部に対
して半径方向に位置決めされて密接され、かつ前記集塵
フィルター体の底部に当接する支持部材が前記円筒体の
下部に位置可変に配設され、該支持部材の位置を変更す
ることにより、前記集塵フィルター体が着脱自在に支持
されることである。第2の発明は、第1の発明におい
て、支持部材の一端部が前記円筒体の下部に軸支され、
鉛直面上を回動自在な該支持部材の自由端部と、前記支
持部材の軸支部に対して前記円筒体の半径方向に対向す
る円筒体の支持位置とにフックおよびスナップ状の連結
器が相対的に配設され、該スナップ状の連結器とフック
とが着脱自在に締結されることである。第3の発明は、
第1の発明において、支持部材の一端部が前記円筒体の
下部に軸支され、水平面上を回動自在な該支持部材の自
由端部と、前記支持部材の軸支部に対して前記円筒体の
半径方向に対向する円筒体の支持位置とに係脱自在なフ
ックおよび操作子が相対的に配設されていることであ
る。第4の発明は、第1乃至第3の発明において、支持
部材は、半径方向に張り出された弾性体よりなる支持棒
部材と、該支持棒部材に連結されたフィルター保持部材
とにより形成され、前記支持棒部材に係合する係合用フ
ックが前記円筒体の下部に配設されていることである。
【0010】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例により詳細に説
明する。まず、本第1の実施例である図1および図2に
おいて、1は支柱16により支持されたサイクロン式の
外槽で、この外槽1は上部の円筒体2と、円筒体2の下
部に連設された逆円錐筒3とから形成されている。な
お、逆円錐筒3は着脱自在に支持されている。13は逆
円錐筒3の下部に一体的にあるいは着脱自在に取り付け
られたダスト回収箱、4は外槽1内を清浄ガス室17と
含塵ガス室18とに区画する仕切板で、その中央部に開
口部401が形成されている。5は含塵ガス室18側の
円筒体2の接線方向に設けられた粉塵ガス導入管、6は
清浄ガス室17に設けられたガス導出口、7は後述する
円筒状の集塵フィルター体で、仕切板4と、円筒体2の
下部に配設された支持部材8とにより外槽1と同心状に
支持される。9は粉塵ガス導入管5に接続された導入ホ
ース、10はガス導出口6に接続された導出ホースで、
導出ホース10の下流側には吸引機(図示せず)が連結
されている。集塵フィルター体7の内部空間15には、
複数の小孔14が穿設された圧力気体供給管11が挿入
されており、この圧力気体供給管11は電磁弁12を介
して圧力気体供給源(図示せず)に接続されている。
明する。まず、本第1の実施例である図1および図2に
おいて、1は支柱16により支持されたサイクロン式の
外槽で、この外槽1は上部の円筒体2と、円筒体2の下
部に連設された逆円錐筒3とから形成されている。な
お、逆円錐筒3は着脱自在に支持されている。13は逆
円錐筒3の下部に一体的にあるいは着脱自在に取り付け
られたダスト回収箱、4は外槽1内を清浄ガス室17と
含塵ガス室18とに区画する仕切板で、その中央部に開
口部401が形成されている。5は含塵ガス室18側の
円筒体2の接線方向に設けられた粉塵ガス導入管、6は
清浄ガス室17に設けられたガス導出口、7は後述する
円筒状の集塵フィルター体で、仕切板4と、円筒体2の
下部に配設された支持部材8とにより外槽1と同心状に
支持される。9は粉塵ガス導入管5に接続された導入ホ
ース、10はガス導出口6に接続された導出ホースで、
導出ホース10の下流側には吸引機(図示せず)が連結
されている。集塵フィルター体7の内部空間15には、
複数の小孔14が穿設された圧力気体供給管11が挿入
されており、この圧力気体供給管11は電磁弁12を介
して圧力気体供給源(図示せず)に接続されている。
【0011】上記集塵フィルター体7の支持状態につい
て詳述する。まず、集塵フィルター体7は、円筒状に形
成されたフィルター19と、フィルター19の上端に取
り付けられた上部フランジ20と、フィルター19の下
端に取り付けられた下部フランジ21と、上部フランジ
20の段部上面に周状に設けられたパッキング22とに
より形成されている。なお、例えば上部フランジ20
は、上方に突出する突起部201が形成されていて、こ
の突起部201が仕切板4の開口部401に挿入されて
いる。また、支持部材8は円筒体2の下部内面に水平方
向に取り付けられた軸支部、例えば蝶番23と、蝶番2
3を支点として鉛直面上を回動自在に支持された可動部
材24と、可動部材24の上面に固定されたフィルター
保持部材27と、可動部材24の自由端部に取り付けら
れたスナップ状の連結器25と、蝶番23に対して円筒
体2の半径方向に対向する円筒体2の支持位置に取り付
けられたフック26とから形成され、スナップ状の連結
器25とフック26とが着脱自在に締結される。なお、
上記可動部材24は、幅寸法が小さく形成されていて、
円筒体2と集塵フィルター体7との円環状空間、すなわ
ちサイクロン気流の通路を遮ぎる割合が微少となるよう
配慮されている。
て詳述する。まず、集塵フィルター体7は、円筒状に形
成されたフィルター19と、フィルター19の上端に取
り付けられた上部フランジ20と、フィルター19の下
端に取り付けられた下部フランジ21と、上部フランジ
20の段部上面に周状に設けられたパッキング22とに
より形成されている。なお、例えば上部フランジ20
は、上方に突出する突起部201が形成されていて、こ
の突起部201が仕切板4の開口部401に挿入されて
いる。また、支持部材8は円筒体2の下部内面に水平方
向に取り付けられた軸支部、例えば蝶番23と、蝶番2
3を支点として鉛直面上を回動自在に支持された可動部
材24と、可動部材24の上面に固定されたフィルター
保持部材27と、可動部材24の自由端部に取り付けら
れたスナップ状の連結器25と、蝶番23に対して円筒
体2の半径方向に対向する円筒体2の支持位置に取り付
けられたフック26とから形成され、スナップ状の連結
器25とフック26とが着脱自在に締結される。なお、
上記可動部材24は、幅寸法が小さく形成されていて、
円筒体2と集塵フィルター体7との円環状空間、すなわ
ちサイクロン気流の通路を遮ぎる割合が微少となるよう
配慮されている。
【0012】上記スナップ状の連結器25とフック26
とが締結された状態において、集塵フィルター体7は、
上部フランジ20の突起部201が仕切板4の開口部4
01に挿入されているため、上部側において集塵フィル
ター体7が半径方向に位置決めされている。また集塵フ
ィルター体7の下部はフィルター保持部材27により拘
束されているため、下部側においても集塵フィルター体
7が半径方向に位置決めされている。このため、集塵フ
ィルター体7は円筒体2と確実に同心状に支持される。
勿論、スナップ状の連結器25とフック26とが締結さ
れた場合、パッキング22が所望の状態となるよう圧縮
されて仕切板4の下面と密接するため、清浄ガス室17
と含塵ガス室18とはフィルター19を介して連通する
よう維持される。
とが締結された状態において、集塵フィルター体7は、
上部フランジ20の突起部201が仕切板4の開口部4
01に挿入されているため、上部側において集塵フィル
ター体7が半径方向に位置決めされている。また集塵フ
ィルター体7の下部はフィルター保持部材27により拘
束されているため、下部側においても集塵フィルター体
7が半径方向に位置決めされている。このため、集塵フ
ィルター体7は円筒体2と確実に同心状に支持される。
勿論、スナップ状の連結器25とフック26とが締結さ
れた場合、パッキング22が所望の状態となるよう圧縮
されて仕切板4の下面と密接するため、清浄ガス室17
と含塵ガス室18とはフィルター19を介して連通する
よう維持される。
【0013】上記構成の集塵装置において、吸引機が作
動して集塵装置が吸引状態になると、導入ホース9に連
結した粉塵ガス導入管5から外槽1内へ吸い込まれた粉
塵ガスは、含塵ガス室18を旋回して下方に流れ、粉塵
ガス中の粗い粉塵はサイクロン効果と重力とにより沈降
し、逆円錐筒3の下部に取り付けられたダスト回収箱1
3に回収される。一方、粉塵ガス中の微細な粉塵等は、
集塵フィルター体7のフィルター19で捕集され、フィ
ルター19を透過した清浄なガスだけが内部空間15お
よび清浄ガス室17を経て導出ホース10より排出され
る。集塵装置が連続的に稼働し、集塵フィルター体7へ
の粉塵等の捕集が続くと、付着した粉塵等が凝集固形化
し、フィルター19が目詰まりを起こし、集塵フィルタ
ー体7による集塵効果が低下したり、集塵フィルター体
7での圧力損失が増大し、集塵装置としての吸引力が低
減したりする。その付着した粉塵を飛散させ、集塵装置
としての集塵能力および吸引力を回復させるために電磁
弁12を開き、図示しない供給源から圧力気体を圧力気
体供給管11内に流し、小孔14よりフィルター19の
内側表面に向けて噴出させ、フィルター19をいわゆる
逆洗する。その逆洗を何回か繰り返すことにより、フィ
ルター19の外側表面に付着した粉塵等は小薄片状とな
って剥がれて、ダスト回収箱13内に沈降する。
動して集塵装置が吸引状態になると、導入ホース9に連
結した粉塵ガス導入管5から外槽1内へ吸い込まれた粉
塵ガスは、含塵ガス室18を旋回して下方に流れ、粉塵
ガス中の粗い粉塵はサイクロン効果と重力とにより沈降
し、逆円錐筒3の下部に取り付けられたダスト回収箱1
3に回収される。一方、粉塵ガス中の微細な粉塵等は、
集塵フィルター体7のフィルター19で捕集され、フィ
ルター19を透過した清浄なガスだけが内部空間15お
よび清浄ガス室17を経て導出ホース10より排出され
る。集塵装置が連続的に稼働し、集塵フィルター体7へ
の粉塵等の捕集が続くと、付着した粉塵等が凝集固形化
し、フィルター19が目詰まりを起こし、集塵フィルタ
ー体7による集塵効果が低下したり、集塵フィルター体
7での圧力損失が増大し、集塵装置としての吸引力が低
減したりする。その付着した粉塵を飛散させ、集塵装置
としての集塵能力および吸引力を回復させるために電磁
弁12を開き、図示しない供給源から圧力気体を圧力気
体供給管11内に流し、小孔14よりフィルター19の
内側表面に向けて噴出させ、フィルター19をいわゆる
逆洗する。その逆洗を何回か繰り返すことにより、フィ
ルター19の外側表面に付着した粉塵等は小薄片状とな
って剥がれて、ダスト回収箱13内に沈降する。
【0014】上記のごとく、圧力気体による逆洗を定期
的に施すことにより、集塵装置としての所定の集塵能力
および吸引力を持続するが、フィルター19への粉塵等
の捕集がさらに進行し、フィルター19の深部にまで微
細な粉塵が付着すると、逆洗を施してもフィルター19
が効果的に洗浄されなくなり、結果として集塵能力およ
び吸引力が低下する。この場合、集塵装置の稼働を停止
し、集塵フィルター体7を集塵装置から取り出して、フ
ィルター19に付着した粉塵等をスチーム等で洗浄し、
集塵フィルター体7を再生するか、もしくは予め準備し
ておいた新しいものに交換し、集塵フィルター体7を再
び集塵装置に装着することにより、集塵装置としての集
塵能力および吸引力を回復する。
的に施すことにより、集塵装置としての所定の集塵能力
および吸引力を持続するが、フィルター19への粉塵等
の捕集がさらに進行し、フィルター19の深部にまで微
細な粉塵が付着すると、逆洗を施してもフィルター19
が効果的に洗浄されなくなり、結果として集塵能力およ
び吸引力が低下する。この場合、集塵装置の稼働を停止
し、集塵フィルター体7を集塵装置から取り出して、フ
ィルター19に付着した粉塵等をスチーム等で洗浄し、
集塵フィルター体7を再生するか、もしくは予め準備し
ておいた新しいものに交換し、集塵フィルター体7を再
び集塵装置に装着することにより、集塵装置としての集
塵能力および吸引力を回復する。
【0015】次に、集塵フィルター体7を集塵装置に脱
着する作業について説明すると、図1および図2におい
て、まず作業者により逆円錐筒3がダスト回収箱13と
ともに円筒体2から取り外されて、円筒体2の下方部が
開口された状態となる。この状態でスナップ状の連結器
25が操作されて、連結器25とフック26との締結状
態が解除されると、図1において可動部材24およびフ
ィルター保持部材27が蝶番23を支点として反時計方
向に回動し、その回動に伴い集塵フィルター体7が下方
側に移動して、集塵フィルター体7が取り外し自在とな
る。このとき、集塵フィルター体7の下端部が作業者に
より保持されつつ、支持部材24およびフィルター保持
部材27が鉛直方向に回動されて、下方に引き下げられ
た集塵フィルター体7が、開口状態にある円筒体2の下
部から取り出される。
着する作業について説明すると、図1および図2におい
て、まず作業者により逆円錐筒3がダスト回収箱13と
ともに円筒体2から取り外されて、円筒体2の下方部が
開口された状態となる。この状態でスナップ状の連結器
25が操作されて、連結器25とフック26との締結状
態が解除されると、図1において可動部材24およびフ
ィルター保持部材27が蝶番23を支点として反時計方
向に回動し、その回動に伴い集塵フィルター体7が下方
側に移動して、集塵フィルター体7が取り外し自在とな
る。このとき、集塵フィルター体7の下端部が作業者に
より保持されつつ、支持部材24およびフィルター保持
部材27が鉛直方向に回動されて、下方に引き下げられ
た集塵フィルター体7が、開口状態にある円筒体2の下
部から取り出される。
【0016】一方、集塵フィルター体7を集塵装置に装
着する場合は、下方に開口されている円筒体2内に、パ
ッキング22を装着した上部フランジ20を上方にして
集塵フィルター体7を挿入し、圧力気体供給管11が内
部空間15内に収まるように集塵フィルター体7を上方
に移動させて、上部フランジ20の上段部を仕切板4の
開口部401に挿入する。この状態で作業者が集塵フィ
ルター体7の下端部を保持しつつ、可動部材24を時計
方向に回動させ、集塵フィルター体7の下部フランジ2
1をフィルター保持部材27内に収納させた後、スナッ
プ状の連結器25とフック26とを締結することにより
集塵フィルター体7が固定的に支持される。そして、逆
円錐筒3をダスト回収箱13とともに円筒体2の下部に
装着することにより取付作業が完了する。
着する場合は、下方に開口されている円筒体2内に、パ
ッキング22を装着した上部フランジ20を上方にして
集塵フィルター体7を挿入し、圧力気体供給管11が内
部空間15内に収まるように集塵フィルター体7を上方
に移動させて、上部フランジ20の上段部を仕切板4の
開口部401に挿入する。この状態で作業者が集塵フィ
ルター体7の下端部を保持しつつ、可動部材24を時計
方向に回動させ、集塵フィルター体7の下部フランジ2
1をフィルター保持部材27内に収納させた後、スナッ
プ状の連結器25とフック26とを締結することにより
集塵フィルター体7が固定的に支持される。そして、逆
円錐筒3をダスト回収箱13とともに円筒体2の下部に
装着することにより取付作業が完了する。
【0017】なお、集塵フィルター体7を取り出す際
に、例えばビニール袋を準備しておいて、ビニール袋内
に集塵フィルター体7を収納することにより、フィルタ
ー19に付着した粉塵等を床面などに飛散させることな
く作業することができる。
に、例えばビニール袋を準備しておいて、ビニール袋内
に集塵フィルター体7を収納することにより、フィルタ
ー19に付着した粉塵等を床面などに飛散させることな
く作業することができる。
【0018】上記のごとく、集塵フィルター体7は円筒
体2の下部に配設された支持部材8により脱着自在に支
持されるため、作業者は工具などを使用することなく容
易に集塵フィルター体7の脱着がおこなえる。しかも集
塵装置に対する集塵フィルター体7の着脱作業は円筒体
2の下部から行うため、作業高さが従来に比べて低くな
る。従って、従来のごとくの高所作業が解消されると共
に、作業者が誤って集塵フィルター体7を落下させて
も、作業高さが低いため、集塵フィルター体7の変形や
破損の程度は従来に比べて軽微である。
体2の下部に配設された支持部材8により脱着自在に支
持されるため、作業者は工具などを使用することなく容
易に集塵フィルター体7の脱着がおこなえる。しかも集
塵装置に対する集塵フィルター体7の着脱作業は円筒体
2の下部から行うため、作業高さが従来に比べて低くな
る。従って、従来のごとくの高所作業が解消されると共
に、作業者が誤って集塵フィルター体7を落下させて
も、作業高さが低いため、集塵フィルター体7の変形や
破損の程度は従来に比べて軽微である。
【0019】また、集塵フィルター体7の着脱作業は、
円筒体2の上部側の部品は取り付けた状態のままで円筒
体2の下部から行うため、着脱作業時に集塵フィルター
体7から落下する粉塵等が清浄ガス室17内に混入する
虞れがない。従って、着脱作業時に、従来のごとくの清
浄ガス室17内を清掃する作業が省かれるため、集塵フ
ィルター体7の着脱作業が容易に、かつ迅速に行うこと
ができる。
円筒体2の上部側の部品は取り付けた状態のままで円筒
体2の下部から行うため、着脱作業時に集塵フィルター
体7から落下する粉塵等が清浄ガス室17内に混入する
虞れがない。従って、着脱作業時に、従来のごとくの清
浄ガス室17内を清掃する作業が省かれるため、集塵フ
ィルター体7の着脱作業が容易に、かつ迅速に行うこと
ができる。
【0020】さらに、集塵フィルター体7は、仕切板4
の開口部401と、上部フランジ20と、可動部材24
と、フィルター保持部材27とにより確実に位置決めさ
れて、外槽1に対して同心状に保持されるため、集塵フ
ィルター体7の脱着による取付状態のバラツキがなくな
り、サイクロン流が乱されることなく安定した集塵性能
を得ることができる。
の開口部401と、上部フランジ20と、可動部材24
と、フィルター保持部材27とにより確実に位置決めさ
れて、外槽1に対して同心状に保持されるため、集塵フ
ィルター体7の脱着による取付状態のバラツキがなくな
り、サイクロン流が乱されることなく安定した集塵性能
を得ることができる。
【0021】なお、図2に示されるがごとく支持部材8
の一部がサイクロン気流の通路に露出されるが、この支
持部材8の位置がサイクロン式の外槽1の下部側であ
り、かつ、気流の通路を遮ぎる割合が微少であることよ
り、サイクロン気流が乱されることなく所望のサイクロ
ン効果を得ることができる。なお、可動部材24に取り
付けられるスナップ状の連結器25と、円筒体2に取り
付けられるフック26とを相互に逆となるよう配設する
ことができる。
の一部がサイクロン気流の通路に露出されるが、この支
持部材8の位置がサイクロン式の外槽1の下部側であ
り、かつ、気流の通路を遮ぎる割合が微少であることよ
り、サイクロン気流が乱されることなく所望のサイクロ
ン効果を得ることができる。なお、可動部材24に取り
付けられるスナップ状の連結器25と、円筒体2に取り
付けられるフック26とを相互に逆となるよう配設する
ことができる。
【0022】次に、本第2の実施例について説明する。
なお、1乃至7および9乃至22は第1の実施例と同様
であるので同一の符号で示すが、これらの詳細説明は割
愛する。図3および図4において、28は仕切板4の下
面にサイクロン外筒1と同心状に取りつけられたガイド
筒で、このガイド筒28の内径は集塵フィルター体7の
上部フランジ20の外径よりも若干大きく形成され、パ
ッキング22および上部フランジ20がガイド筒28内
に挿入されている。集塵フィルター体7の下部に配置さ
れる支持部材8は、円筒体2の下部内周面に取りつけら
れた複数個、例えば3個のフック31と、このフック3
1に係合する係合部を有する弾性体よりなる支持棒部材
32と、支持棒部材32に連結された、例えばドーナツ
状のフィルター保持部材33とから成り、フィルター保
持部材33と、集塵フィルター体7の下部フランジ21
に突設された突起部211とが遊合するように形成され
ている。この支持棒部材32の係合部を各々のフック3
1に結合させることにより集塵フィルター体7が支持さ
れる。
なお、1乃至7および9乃至22は第1の実施例と同様
であるので同一の符号で示すが、これらの詳細説明は割
愛する。図3および図4において、28は仕切板4の下
面にサイクロン外筒1と同心状に取りつけられたガイド
筒で、このガイド筒28の内径は集塵フィルター体7の
上部フランジ20の外径よりも若干大きく形成され、パ
ッキング22および上部フランジ20がガイド筒28内
に挿入されている。集塵フィルター体7の下部に配置さ
れる支持部材8は、円筒体2の下部内周面に取りつけら
れた複数個、例えば3個のフック31と、このフック3
1に係合する係合部を有する弾性体よりなる支持棒部材
32と、支持棒部材32に連結された、例えばドーナツ
状のフィルター保持部材33とから成り、フィルター保
持部材33と、集塵フィルター体7の下部フランジ21
に突設された突起部211とが遊合するように形成され
ている。この支持棒部材32の係合部を各々のフック3
1に結合させることにより集塵フィルター体7が支持さ
れる。
【0023】すなわち、支持部材8が締結された状態に
おいて、フィルター保持部材33が円筒体2に対して同
心状に位置し、フィルター保持部材33の上部側の周面
が下部フランジ21を均一に上方に押しつけることによ
り、パッキング22が圧縮されて仕切板4の下面と密接
し、かつ集塵フィルター体7は、上部側において、上部
フランジ20がガイド筒28に拘束されて半径方向に位
置決めされ、かつ下部側が円筒体2と同心状に配置され
るフィルター保持部材33を介して支持部材8により支
持されるため、集塵フィルター体7は結果として外槽1
に対して同心状に固定的に支持される。
おいて、フィルター保持部材33が円筒体2に対して同
心状に位置し、フィルター保持部材33の上部側の周面
が下部フランジ21を均一に上方に押しつけることによ
り、パッキング22が圧縮されて仕切板4の下面と密接
し、かつ集塵フィルター体7は、上部側において、上部
フランジ20がガイド筒28に拘束されて半径方向に位
置決めされ、かつ下部側が円筒体2と同心状に配置され
るフィルター保持部材33を介して支持部材8により支
持されるため、集塵フィルター体7は結果として外槽1
に対して同心状に固定的に支持される。
【0024】上記構成の集塵装置の稼動状態は、本第1
の実施例の場合と同様であり、以下に集塵フィルター体
7を脱着する作業について説明する。図3及び図4の状
態において、作業者により逆円錐筒3がダスト回収箱1
3とともに円筒体2から取り外されて、円筒体2の下方
部が開口された状態となる。この状態で支持棒部材32
とフック31との係合部が外されると、集塵フィルター
体7の固定の状態が解除される。このとき、集塵フィル
ター体7の下端部が作業者により保持されつつ、開口状
態にある円筒体2の下部から取り出される。
の実施例の場合と同様であり、以下に集塵フィルター体
7を脱着する作業について説明する。図3及び図4の状
態において、作業者により逆円錐筒3がダスト回収箱1
3とともに円筒体2から取り外されて、円筒体2の下方
部が開口された状態となる。この状態で支持棒部材32
とフック31との係合部が外されると、集塵フィルター
体7の固定の状態が解除される。このとき、集塵フィル
ター体7の下端部が作業者により保持されつつ、開口状
態にある円筒体2の下部から取り出される。
【0025】他方、集塵フィルター体7を集塵装置に装
着する場合は、下方に開口されている円筒体2内に、パ
ッキング22を装着した上部フランジ20を上方にして
集塵フィルター体7を挿入し、圧力気体供給管11が内
部空間15内に収まるように集塵フィルター体7を上方
に移動させて、上部フランジ20をガイド筒28内に挿
入する。この状態で作業者が集塵フィルター体7を保持
しつつ、フィルター保持部材33を下部フランジ21の
突起部211にはめ込み、この状態で支持棒部材32の
係合部とフック31とを結合させることにより集塵フィ
ルター体7が固定的に支持される。そして、逆円錐筒3
をダスト回収箱13とともに円筒体2の下部に装着する
ことにより取り付け作業が完了する。
着する場合は、下方に開口されている円筒体2内に、パ
ッキング22を装着した上部フランジ20を上方にして
集塵フィルター体7を挿入し、圧力気体供給管11が内
部空間15内に収まるように集塵フィルター体7を上方
に移動させて、上部フランジ20をガイド筒28内に挿
入する。この状態で作業者が集塵フィルター体7を保持
しつつ、フィルター保持部材33を下部フランジ21の
突起部211にはめ込み、この状態で支持棒部材32の
係合部とフック31とを結合させることにより集塵フィ
ルター体7が固定的に支持される。そして、逆円錐筒3
をダスト回収箱13とともに円筒体2の下部に装着する
ことにより取り付け作業が完了する。
【0026】上記のごとく、集塵フィルター体7は弾性
体よりなる支持棒部材32を有する支持部材8により支
持されているため、その弾性力により集塵フィルター体
7が確実に固定され、かつ支持棒部材32の係合部とフ
ック31とを係合したり、係合状態を解消することによ
り、容易に集塵フィルター体7の着脱をおこなうことが
できる。
体よりなる支持棒部材32を有する支持部材8により支
持されているため、その弾性力により集塵フィルター体
7が確実に固定され、かつ支持棒部材32の係合部とフ
ック31とを係合したり、係合状態を解消することによ
り、容易に集塵フィルター体7の着脱をおこなうことが
できる。
【0027】勿論、集塵フィルター体7はガイド筒28
およびフィルター保持部材33により確実に位置決めさ
れ、外槽1に対して同心状に保持される。すなわち、本
第1の実施例と同様に、集塵フィルター体7の交換作業
が容易で、かつ集塵フィルター体7の脱着による取付状
態のバラツキがなく、安定した集塵性能を得ることがで
きる。なお、支持棒部材32およびフィルター保持部材
33を弾性を有する部材で一体的に形成すれば安価に製
作することができる。なお、弾性を有する部材として、
いわゆるバネ部材を用いれば集塵フィルター体7の支持
状態を強固に行うことができる。他方、弾性を有する部
材として、いわゆるゴムあるいは合成ゴムを用いれば、
軟弱であるため作業者がけがをすることなく、かつ集塵
フィルター体7の着脱作業を容易に行うことができる。
およびフィルター保持部材33により確実に位置決めさ
れ、外槽1に対して同心状に保持される。すなわち、本
第1の実施例と同様に、集塵フィルター体7の交換作業
が容易で、かつ集塵フィルター体7の脱着による取付状
態のバラツキがなく、安定した集塵性能を得ることがで
きる。なお、支持棒部材32およびフィルター保持部材
33を弾性を有する部材で一体的に形成すれば安価に製
作することができる。なお、弾性を有する部材として、
いわゆるバネ部材を用いれば集塵フィルター体7の支持
状態を強固に行うことができる。他方、弾性を有する部
材として、いわゆるゴムあるいは合成ゴムを用いれば、
軟弱であるため作業者がけがをすることなく、かつ集塵
フィルター体7の着脱作業を容易に行うことができる。
【0028】次に、本第3の実施例の要部について説明
する。図5乃至図9において、41、42は各々中央部
が弧状に形成された第1および第2の支持棒部材で、こ
の第1および第2の支持棒部材の一端部は、円筒体2の
下部に取り付けた第1のブラケット43に垂直方向に配
設されたピン44を介して回動自在に軸支されている。
なお、第1の支持部材41の両端部411、412は、
中央部よりも下方に位置するよう形成されている。例え
ば、両端部には、第1および第2の継手部材411、4
12が中央部の部材と一体的に形成されている。また、
第1および第2の支持棒部材41、42の自由端部に
は、自由端方向に伸びる、上下方向に貫通する長孔部4
13、421が形成されている。45は第1のブラケッ
ト43に対して円筒体2の半径方向に対向する位置に取
り付けられた第2のブラケットで、この第2のブラケッ
ト45には、垂直方向の貫通孔451が形成され、かつ
貫通孔451の上部には貫通孔451よりも大孔の座グ
リ溝452が形成されている。46は第2のブラケット
45の貫通孔451に摺動および回動自在に配設された
操作子で、この操作子46の上端部には、長形のフラン
ジ461が形成されている。すなわち、この長形のフラ
ンジ461の幅寸法は、第1および第2の支持棒部材4
1、42の自由端部の長孔部413、421の幅寸法よ
り幾分小さく、かつ長形のフランジ461のフランジ長
さは上記長孔部の幅寸法よりも大きく、しかも長孔の長
さよりも短い寸法に形成されている。47は第2のブラ
ケット45と操作子46との間に配設された、コイルス
プリングや板バネ等のバネ部材である。なお、ピン44
により軸支された第1および第2の支持棒部材41、4
2は、夫々の中央部の上面が同一水平面となるよう配置
されている。さらに、第1および第2の支持棒部材4
1、42には、夫々フィルター保持部材27、27が取
り付けられている。上記43乃至47および27によ
り、円筒体2の下部に位置可変に取り付けられる、支持
部材8が構成されている。
する。図5乃至図9において、41、42は各々中央部
が弧状に形成された第1および第2の支持棒部材で、こ
の第1および第2の支持棒部材の一端部は、円筒体2の
下部に取り付けた第1のブラケット43に垂直方向に配
設されたピン44を介して回動自在に軸支されている。
なお、第1の支持部材41の両端部411、412は、
中央部よりも下方に位置するよう形成されている。例え
ば、両端部には、第1および第2の継手部材411、4
12が中央部の部材と一体的に形成されている。また、
第1および第2の支持棒部材41、42の自由端部に
は、自由端方向に伸びる、上下方向に貫通する長孔部4
13、421が形成されている。45は第1のブラケッ
ト43に対して円筒体2の半径方向に対向する位置に取
り付けられた第2のブラケットで、この第2のブラケッ
ト45には、垂直方向の貫通孔451が形成され、かつ
貫通孔451の上部には貫通孔451よりも大孔の座グ
リ溝452が形成されている。46は第2のブラケット
45の貫通孔451に摺動および回動自在に配設された
操作子で、この操作子46の上端部には、長形のフラン
ジ461が形成されている。すなわち、この長形のフラ
ンジ461の幅寸法は、第1および第2の支持棒部材4
1、42の自由端部の長孔部413、421の幅寸法よ
り幾分小さく、かつ長形のフランジ461のフランジ長
さは上記長孔部の幅寸法よりも大きく、しかも長孔の長
さよりも短い寸法に形成されている。47は第2のブラ
ケット45と操作子46との間に配設された、コイルス
プリングや板バネ等のバネ部材である。なお、ピン44
により軸支された第1および第2の支持棒部材41、4
2は、夫々の中央部の上面が同一水平面となるよう配置
されている。さらに、第1および第2の支持棒部材4
1、42には、夫々フィルター保持部材27、27が取
り付けられている。上記43乃至47および27によ
り、円筒体2の下部に位置可変に取り付けられる、支持
部材8が構成されている。
【0029】次に、上記支持部材8の動作について説明
する。なお、図5および図8に示されるごとく、第1お
よび第2の支持棒部材41、42の自由端部が閉じられ
ていて、図6に示されるごとく、第1および第2の支持
棒部材41、42の上面により集塵フィルター体7の下
端が支持されているものとする。この場合、集塵フィル
ター体7の上端部は、図1又は図3に示される状態で支
持されているものとする。
する。なお、図5および図8に示されるごとく、第1お
よび第2の支持棒部材41、42の自由端部が閉じられ
ていて、図6に示されるごとく、第1および第2の支持
棒部材41、42の上面により集塵フィルター体7の下
端が支持されているものとする。この場合、集塵フィル
ター体7の上端部は、図1又は図3に示される状態で支
持されているものとする。
【0030】まず、作業者により逆円錐筒3が円筒体2
から取り外される。この後、図8および図9において、
作業者が操作子46を90度反転させると、操作子46
の上端部の長形のフランジ461が長孔413、421
内に位置する状態となる。すなわち、操作子46が長孔
413、421内を移動自在な状態となるため、この操
作子46を下方に位置変位させて、操作子46のフラン
ジ461を第2のブラケットの座グリ溝461内に収納
させる。上記操作により、第1および第2の支持棒部材
41、42はピン44を支点として水平方向に回動自在
となる。すなわち、作業者が集塵フィルター体7を保持
しつつピン44を支点として第1及び第2の支持棒部材
41、42を水平方向に回動させて、円筒体2の下部か
ら集塵フィルター体7が取り出される。集塵フィルター
体7を集塵装置に装着する場合は、上記と逆の操作によ
り行われる。
から取り外される。この後、図8および図9において、
作業者が操作子46を90度反転させると、操作子46
の上端部の長形のフランジ461が長孔413、421
内に位置する状態となる。すなわち、操作子46が長孔
413、421内を移動自在な状態となるため、この操
作子46を下方に位置変位させて、操作子46のフラン
ジ461を第2のブラケットの座グリ溝461内に収納
させる。上記操作により、第1および第2の支持棒部材
41、42はピン44を支点として水平方向に回動自在
となる。すなわち、作業者が集塵フィルター体7を保持
しつつピン44を支点として第1及び第2の支持棒部材
41、42を水平方向に回動させて、円筒体2の下部か
ら集塵フィルター体7が取り出される。集塵フィルター
体7を集塵装置に装着する場合は、上記と逆の操作によ
り行われる。
【0031】なお、集塵フィルター体7の上端部は図1
又は図3に示される構造であるものとする。すなわち、
パッキング22を装着した上部フランジ20を上方にし
て集塵フィルター体7が円筒体2の下部より挿入され
る。この状態で作業者が集塵フィルター体7を保持しつ
つ、ピン44を支点として第1および第2の支持棒部材
41、42を水平方向に相互に接近するよう回動させ
て、第1および第2の支持棒部材41、42の上面で集
塵フィルター体7の下端を支持させる。この後、操作子
46を上方に摺動させて、90度反転させることによ
り、図8および図9に示されるごとく第1および第2の
支持棒部材41、42の自由端部が操作子46により閉
じられた状態となる。すなわち、図5に示されるごと
く、第1および第2の支持棒部材41、42は、ピン4
4と操作子46とにより閉じられた状態となり、この状
態において集塵フィルター体7はフィルター保持部材2
7、27、…により円筒体2と同軸に支持される。最後
に逆円錐筒3を円筒体2の下部に装着することにより、
集塵フィルター体の取付作業が完了する。逆円錐筒3の
着脱作業はさておき、上記のごとくの操作子46の操作
により、集塵フィルター体7の着脱作業をワンタッチで
行うことができる。勿論、第1および第2の支持棒部材
41、42を剛体とすることができるが、弾性体により
形成すれば、弾性力により集塵フィルター体7が確実に
支持されることは勿論である。
又は図3に示される構造であるものとする。すなわち、
パッキング22を装着した上部フランジ20を上方にし
て集塵フィルター体7が円筒体2の下部より挿入され
る。この状態で作業者が集塵フィルター体7を保持しつ
つ、ピン44を支点として第1および第2の支持棒部材
41、42を水平方向に相互に接近するよう回動させ
て、第1および第2の支持棒部材41、42の上面で集
塵フィルター体7の下端を支持させる。この後、操作子
46を上方に摺動させて、90度反転させることによ
り、図8および図9に示されるごとく第1および第2の
支持棒部材41、42の自由端部が操作子46により閉
じられた状態となる。すなわち、図5に示されるごと
く、第1および第2の支持棒部材41、42は、ピン4
4と操作子46とにより閉じられた状態となり、この状
態において集塵フィルター体7はフィルター保持部材2
7、27、…により円筒体2と同軸に支持される。最後
に逆円錐筒3を円筒体2の下部に装着することにより、
集塵フィルター体の取付作業が完了する。逆円錐筒3の
着脱作業はさておき、上記のごとくの操作子46の操作
により、集塵フィルター体7の着脱作業をワンタッチで
行うことができる。勿論、第1および第2の支持棒部材
41、42を剛体とすることができるが、弾性体により
形成すれば、弾性力により集塵フィルター体7が確実に
支持されることは勿論である。
【0032】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
係るサイクロン式集塵装置は、請求項1に記載のごと
く、上部の円筒体と下部の逆円錐筒とを備えた外槽を、
開口部を有する仕切板により清浄ガス室と含塵ガス室と
に上下に区画し、前記円筒体の内面に対して円環状空間
を形成する円筒状の集塵フィルター体が前記仕切板の開
口部を覆って前記含塵ガス室側に配置され、該含塵ガス
室に前記円筒体の接線方向に連通するガス導入口が配設
されると共に、前記上部の清浄ガス室に連通する清浄ガ
ス導出口が配設されたサイクロン式集塵装置において、
前記逆円錐筒が着脱自在に取り付けられ、前記集塵フィ
ルター体の上部が仕切板の開口部に対して半径方向に位
置決めされて密接され、かつ前記集塵フィルター体の底
部に当接する支持部材が前記円筒体の下部に位置可変に
配設され、該支持部材の位置を変更することにより、前
記集塵フィルター体が着脱自在に支持されているため、
集塵フィルター体の着脱は円筒体の下部から行うことが
できる。すなわち、外槽上部の蓋体を着脱する従来の装
置においては、仕切板の上面に飛散された粉塵等を取り
除くための清掃作業を行う必要があったが、本発明に係
る装置では、この清掃作業が不要である。さらに、集塵
フィルター体7の着脱作業は円筒体2の下部から行うた
め、作業高さが従来に比べて低くなり、このため従来の
ごとくの高所作業が解消されるとともに、作業者が誤っ
て集塵フィルター体7を落下させても、作業高さが低い
ため、集塵フィルター体7の変形や破損の程度は従来に
比べて軽微である。
係るサイクロン式集塵装置は、請求項1に記載のごと
く、上部の円筒体と下部の逆円錐筒とを備えた外槽を、
開口部を有する仕切板により清浄ガス室と含塵ガス室と
に上下に区画し、前記円筒体の内面に対して円環状空間
を形成する円筒状の集塵フィルター体が前記仕切板の開
口部を覆って前記含塵ガス室側に配置され、該含塵ガス
室に前記円筒体の接線方向に連通するガス導入口が配設
されると共に、前記上部の清浄ガス室に連通する清浄ガ
ス導出口が配設されたサイクロン式集塵装置において、
前記逆円錐筒が着脱自在に取り付けられ、前記集塵フィ
ルター体の上部が仕切板の開口部に対して半径方向に位
置決めされて密接され、かつ前記集塵フィルター体の底
部に当接する支持部材が前記円筒体の下部に位置可変に
配設され、該支持部材の位置を変更することにより、前
記集塵フィルター体が着脱自在に支持されているため、
集塵フィルター体の着脱は円筒体の下部から行うことが
できる。すなわち、外槽上部の蓋体を着脱する従来の装
置においては、仕切板の上面に飛散された粉塵等を取り
除くための清掃作業を行う必要があったが、本発明に係
る装置では、この清掃作業が不要である。さらに、集塵
フィルター体7の着脱作業は円筒体2の下部から行うた
め、作業高さが従来に比べて低くなり、このため従来の
ごとくの高所作業が解消されるとともに、作業者が誤っ
て集塵フィルター体7を落下させても、作業高さが低い
ため、集塵フィルター体7の変形や破損の程度は従来に
比べて軽微である。
【0033】勿論、上部が仕切板の開口部に対して半径
方向に位置決めされた集塵フィルター体は、仕切板と集
塵フィルター体の底部に当接する支持部材とにより支持
されるため、集塵フィルター体は外槽に対して同心状に
保持される。このため、集塵フィルター体の脱着による
取付状態のバラツキがなくなり、サイクロン流が乱され
ることなく安定した集塵性能を得ることができる。
方向に位置決めされた集塵フィルター体は、仕切板と集
塵フィルター体の底部に当接する支持部材とにより支持
されるため、集塵フィルター体は外槽に対して同心状に
保持される。このため、集塵フィルター体の脱着による
取付状態のバラツキがなくなり、サイクロン流が乱され
ることなく安定した集塵性能を得ることができる。
【0034】さらに、請求項2に記載のごとく、請求項
1記載のサイクロン式集塵装置において、前記支持部材
の一端部が前記円筒体の下部に軸支され、鉛直面上を回
動自在な該支持部材の自由端部と、前記支持部材の軸支
部に対して前記円筒体の半径方向に対向する円筒体の支
持位置とにフックおよびスナップ状の連結器が相対的に
配設され、該スナップ状の連結器とフックとが着脱自在
に締結されていれば、支持部材の自由端部の着脱をワン
タッチで行うことができる。このため集塵フィルター体
の着脱を容易に行うことができる。勿論、支持部材の自
由端部を開放状態とした場合、支持部材は、円筒体の下
部の軸支部を中心として自由端部が下方に垂下されて重
力的につり合う位置に位置決めさせられるために、集塵
フィルター体の交換時に支持部材が邪魔になることがな
く、かつ支持部材を紛失することもない。
1記載のサイクロン式集塵装置において、前記支持部材
の一端部が前記円筒体の下部に軸支され、鉛直面上を回
動自在な該支持部材の自由端部と、前記支持部材の軸支
部に対して前記円筒体の半径方向に対向する円筒体の支
持位置とにフックおよびスナップ状の連結器が相対的に
配設され、該スナップ状の連結器とフックとが着脱自在
に締結されていれば、支持部材の自由端部の着脱をワン
タッチで行うことができる。このため集塵フィルター体
の着脱を容易に行うことができる。勿論、支持部材の自
由端部を開放状態とした場合、支持部材は、円筒体の下
部の軸支部を中心として自由端部が下方に垂下されて重
力的につり合う位置に位置決めさせられるために、集塵
フィルター体の交換時に支持部材が邪魔になることがな
く、かつ支持部材を紛失することもない。
【0035】さらに、請求項3に記載のごとく、請求項
1記載のサイクロン式集塵装置において、前記支持部材
の一端部が前記円筒体の下部に軸支され、水平面上を回
動自在な該支持部材の自由端部と、前記支持部材の軸支
部に対して前記円筒体の半径方向に対向する円筒体の支
持位置とに係脱自在なフックおよび操作子が相対的に配
設されていれば、支持部材の自由端部の着脱をワンタッ
チで行うことができる。勿論、支持部材の自由端部を円
筒体の半径方向に回動自在とすれば、半径方向の寸法を
有効に利用することができる。
1記載のサイクロン式集塵装置において、前記支持部材
の一端部が前記円筒体の下部に軸支され、水平面上を回
動自在な該支持部材の自由端部と、前記支持部材の軸支
部に対して前記円筒体の半径方向に対向する円筒体の支
持位置とに係脱自在なフックおよび操作子が相対的に配
設されていれば、支持部材の自由端部の着脱をワンタッ
チで行うことができる。勿論、支持部材の自由端部を円
筒体の半径方向に回動自在とすれば、半径方向の寸法を
有効に利用することができる。
【0036】さらに、請求項4に記載のごとく、前記支
持部材は、半径方向に張出された弾性体よりなる支持棒
部材と、該支持棒部材に連結されたフィルタ−保持部材
とにより形成され、前記支持棒部材に係合する係合用フ
ックが前記円筒体の下部に配設されていれば、支持棒部
材の弾性力により集塵フィルター体が確実に支持され
る。
持部材は、半径方向に張出された弾性体よりなる支持棒
部材と、該支持棒部材に連結されたフィルタ−保持部材
とにより形成され、前記支持棒部材に係合する係合用フ
ックが前記円筒体の下部に配設されていれば、支持棒部
材の弾性力により集塵フィルター体が確実に支持され
る。
【図1】本発明の第1の実施例を示す一部断面正面図
【図2】図1の要部を示す斜視図
【図3】本発明の第2の実施例を示す一部断面正面図
【図4】図3の要部を示す斜視図
【図5】本発明の第3の従来例を示す断面平面図であっ
て、図1のV−V線断面に相当する図
て、図1のV−V線断面に相当する図
【図6】図5のVI−VI線矢視図
【図7】図5のVII −VII 線断面矢視図
【図8】図5の要部拡大図
【図9】図8のIX−IX線断面矢視図
【図10】従来例を示す一部断面正面図
1 サイクロン式の外槽 2 円筒体 3 逆円錐筒 4 仕切板 401 仕切板の開口部 5 粉塵ガス導入管 6 ガス導出口 7 集塵フィルター体 8 支持部材 9 粉塵ガス導入ホース 10 ガス導出ホース 13 ダスト回収箱 17 清浄ガス室 18 含塵ガス室 19 フィルター 22 気密部材 23 軸支部 25 スナップ状の連結器 26 フック 27 フィルター保持部材
Claims (4)
- 【請求項1】 上部の円筒体と下部の逆円錐筒とを備え
た外槽を、開口部を有する仕切板により清浄ガス室と含
塵ガス室とに上下に区画し、前記円筒体の内面に対して
円環状空間を形成する円筒状の集塵フィルター体が前記
仕切板の開口部を覆って前記含塵ガス室側に配置され、
該含塵ガス室に前記円筒体の接線方向に連通するガス導
入口が配設されると共に、前記上部の清浄ガス室に連通
する清浄ガス導出口が配設されたサイクロン式集塵装置
において、前記逆円錐筒が着脱自在に取り付けられ、前
記集塵フィルター体の上部が仕切板の開口部に対して半
径方向に位置決めされて密接され、かつ前記集塵フィル
ター体の底部に当接する支持部材が前記円筒体の下部に
位置可変に配設され、該支持部材の位置を変更すること
により、前記集塵フィルター体が着脱自在に支持される
ことを特徴とするサイクロン式集塵装置。 - 【請求項2】 前記支持部材の一端部が前記円筒体の下
部に軸支され、鉛直面上を回動自在な該支持部材の自由
端部と、前記支持部材の軸支部に対して前記円筒体の半
径方向に対向する円筒体の支持位置とにフックおよびス
ナップ状の連結器が相対的に配設され、該スナップ状の
連結器とフックとが着脱自在に締結されることを特徴と
する請求項1に記載のサイクロン式集塵装置。 - 【請求項3】 前記支持部材の一端部が前記円筒体の下
部に軸支され、水平面上を回動自在な該支持部材の自由
端部と、前記支持部材の軸支部に対して前記円筒体の半
径方向に対向する円筒体の支持位置とに係脱自在なフッ
クおよび操作子が相対的に配設されていることを特徴と
する請求項1に記載のサイクロン式集塵装置。 - 【請求項4】 前記支持部材は、半径方向に張り出され
た弾性体よりなる支持棒部材と、該支持棒部材に連結さ
れたフィルター保持部材とにより形成され、前記支持棒
部材に係合する係合用フックが前記円筒体の下部に配設
されてなる請求項1乃至3のいずれかに記載のサイクロ
ン式集塵装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35195193A JPH07194913A (ja) | 1993-12-29 | 1993-12-29 | サイクロン式集塵装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35195193A JPH07194913A (ja) | 1993-12-29 | 1993-12-29 | サイクロン式集塵装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07194913A true JPH07194913A (ja) | 1995-08-01 |
Family
ID=18420746
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35195193A Pending JPH07194913A (ja) | 1993-12-29 | 1993-12-29 | サイクロン式集塵装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07194913A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017059622A (ja) * | 2015-09-15 | 2017-03-23 | ファナック株式会社 | 異物を捕集する機能を有する熱交換器を備えるレーザ発振器 |
-
1993
- 1993-12-29 JP JP35195193A patent/JPH07194913A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017059622A (ja) * | 2015-09-15 | 2017-03-23 | ファナック株式会社 | 異物を捕集する機能を有する熱交換器を備えるレーザ発振器 |
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