JPH07194798A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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Publication number
JPH07194798A
JPH07194798A JP5352926A JP35292693A JPH07194798A JP H07194798 A JPH07194798 A JP H07194798A JP 5352926 A JP5352926 A JP 5352926A JP 35292693 A JP35292693 A JP 35292693A JP H07194798 A JPH07194798 A JP H07194798A
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JP
Japan
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Withdrawn
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JP5352926A
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English (en)
Inventor
Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
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Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 可変表示装置の画像表示部において複数の表
示領域のそれぞれの表示状態が見やすい遊技機を提供す
る。 【構成】 画像表示部には、(a)に示す枠画像101
と、当りライン画像105a〜105eとが含まれる画
像データと、(b)に示す当り図柄画像102とはずれ
図柄画像103とが含まれる画像データとを合成して表
示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パチンコ遊技機やコイ
ン遊技機あるいはスロットマシン等で代表される遊技機
に関し、詳しくは、画像を表示するための画像表示部を
含み、この画像表示部が複数の表示領域に分割され、こ
れら複数の表示領域の表示状態が変化する可変表示装置
を有し、複数の表示領域の表示結果が予め定められた特
定の表示態様となった場合に、所定の遊技価値が付与可
能となる遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の遊技機として、一般的に知られ
ているものに、たとえば、液晶表示装置やCRT(Cath
ode Ray Tube)などで代表される画像表示装置で構成さ
れ、表示状態が変化可能な可変表示装置を備えたものが
ある。可変表示装置は、画像を含む画面を表示するため
の画像表示部を有する。そして、画像表示部の複数の表
示領域において画像が変動表示され、この変動表示の結
果が予め定められた特定の表示態様となった場合に、景
品が払出されたり、遊技状態が遊技者にとって有利とな
るなどの所定の遊技価値が遊技者に付与される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
の従来の遊技機では、画像を変動表示するための複数の
表示領域をただ単に画像表示部の表示画面を分割するこ
とによってのみ表示している。したがって、表示領域と
表示領域とが隣接し合うので、個々の表示領域における
画像の変動表示の状態が見づらかったり、停止表示され
た画像の種類を判別しにくかったりすることがある。
【0004】また、表示画面を分割するのみでは、たと
えば、分割してできた複数の表示領域のそれぞれを機械
式の回転ドラムの複数のリールに似せて表示するような
場合などには、画像のリアリティが不足し、画像表示に
よる視覚的な効果が十分に発揮されないことがある。
【0005】本発明は、係る実情に鑑み考え出されたも
のであり、その目的は、可変表示装置の画像表示部にお
いて、複数の表示領域のそれぞれの表示状態が見やすい
遊技機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために本発明は、画像を表示するための画像表示部を含
み、該画像表示部が複数の表示領域に分割され、該複数
の表示領域の表示状態が変化する可変表示装置を有し、
前記複数の表示領域の表示結果が予め定められた特定の
表示態様となった場合に、所定の遊技価値が付与可能と
なる遊技機であって、前記可変表示装置を制御し、前記
複数の表示領域の各々において前記表示結果を導出する
ための画像を表示させる可変表示制御手段と、前記可変
表示装置を制御し、前記画像表示部において前記複数の
表示領域の相互の表示領域の間の間隔領域を画像として
表示させる間隔領域表示制御手段とを含むことを特徴と
する。
【0007】
【作用】本発明によれば、可変の表示制御手段は、可変
表示装置を制御して複数の表示領域の各々において表示
結果を導出するための画像を表示させる。間隔領域表示
制御手段は、可変表示装置を制御して画像表示部におい
て複数の表示領域の相互の表示領域の間の間隔領域を画
像として表示させる。
【0008】
【実施例】以下に、本発明の一実施例を図面に基づいて
詳細に説明する。なお、以下の実施例においては、遊技
機の一例としてパチンコ遊技機を示すが、本発明はこれ
に限られるものではなく、たとえばコイン遊技機やスロ
ットマシン等のように、画像を表示するための画像表示
部を有し、その画像表示部が複数の表示領域に分割さ
れ、これら複数の表示領域の表示状態が変化する可変表
示装置を有し、複数の表示領域の表示結果が予め定めら
れた特定の表示態様となった場合に、所定の遊技価値が
付与可能となる遊技機であれば、すべてに適用すること
が可能である。
【0009】図1は、本発明の一実施例によるパチンコ
遊技機の遊技盤面の構成を示す正面図である。パチンコ
遊技機の遊技盤1の前面には、外レール2aと内レール
2bとが、円状に取付けられている。外レール2aと内
レール2bとで囲まれた領域を遊技領域3という。
【0010】パチンコ遊技機には、遊技者が打球操作す
るための打球操作ハンドル(図示せず)が設けられてい
る。この打球操作ハンドルを遊技者が操作することによ
り、パチンコ玉が1個ずつ発射される。発射されたパチ
ンコ玉は、外レール2aと内レール2bとの間に形成さ
れた誘導路4によって遊技領域3内に導かれる。誘導路
4から遊技領域3への出口部分には、一旦、遊技領域3
に打込まれたパチンコ玉が、誘導路4内に逆戻りするこ
とを防止するための弁状の逆流防止部材5が設けられて
いる。なお、遊技領域3に打込まれたパチンコ玉を以下
の説明では「打玉」という。
【0011】遊技領域3の中央には、複数種類の識別情
報を変動表示するための可変表示装置6が設けられてい
る。可変表示装置6の下方には、始動口7と、可変入賞
球装置8とが設けられている。可変表示装置6の左右両
側の通称「肩部」と呼ばれる位置には、通過口9a,9
bが設けられている。通過口9a,9bのそれぞれの下
方の通称「袖部」と呼ばれる位置には、普通入賞口10
a,10bが設けられている。可変入賞球装置8の左右
両側の通称「落し部」と呼ばれる位置には、普通入賞口
11a,11bが設けられている。可変表示装置6の頂
部の通称「天部」と呼ばれる位置には、普通入賞口12
が設けられている。遊技領域3の最下部には、アウト口
13が設けられている。
【0012】遊技領域3に打込まれた打玉は、遊技領域
3を流下する途中で始動口7と可変入賞球装置8と普通
入賞口10a,10b,11a,11b,12とのいず
れかの入賞口へ入賞するか、または、アウト口13に導
かれてアウト玉として処理される。可変入賞球装置8に
打玉が入賞した場合は、入賞玉1個に対して15個の景
品玉が遊技者に払出される。始動口7と普通入賞口10
a,10b,11a,11b,12とのいずれかに打玉
が入賞した場合は、入賞玉1個対して7個の景品玉が遊
技者に払出される。
【0013】遊技盤1の上部には、装飾部材14,15
が取付けられている。左側の装飾部材14には、パチン
コ遊技機の製造元を示すためのメーカ名表示部材16が
形成されている。右側の装飾部材15には、パチンコ遊
技機の機種名を示すための機種名表示部材17と、遊技
者に払出される賞球数を示すための賞球数表示部材18
とが形成されている。
【0014】従来のパチンコ遊技機では、装飾部材1
4,15の他に、二点鎖線で図示したように遊技盤1の
左側下部にも装飾部材19が取付けられ、機種名表示部
材17と賞球数表示部材18との一方ずつが装飾部材1
5と装飾部材19とに形成されていた。
【0015】メーカ名については、パチンコ遊技機の機
種が異なっても変わらないので、メーカ名表示部材16
を有する装飾部材14は、異なる機種のパチンコ遊技機
において同一種類の部材を用いることができる。一方、
機種名と賞球数とについては、パチンコ遊技機の機種毎
に変更しなければならないので、従来のように機種名表
示部材17と賞球数表示部材18とを装飾部材15と装
飾部材19とに別々に形成している場合には、機種毎の
専用の装飾部材15と装飾部材19とが必要になる。
【0016】そこで、本実施例のパチンコ遊技機では、
装飾部材19をなくし、機種名表示部材17と賞球数表
示部材18との両方を装飾部材15に形成して機種毎の
専用の装飾部材の数を少なくしている。これにより、パ
チンコ遊技機の組立作業が省力化され、部品の調達コス
トを低減させることが可能となる。
【0017】遊技領域3には、さらに、遊技領域3を装
飾するとともに打玉の流下方向を多様化させるための風
車飾り21a,21b,22a,22b,23a,23
bが設けられている。
【0018】また、遊技領域3やその周辺には、遊技盤
面を装飾したり、遊技状態を遊技者に報知したりして遊
技効果を高めるために、以下のような各種のランプ類お
よびLED(Light Emitting Diode)類が配設されてい
る。
【0019】可変表示装置6には、飾りLED_A26
a,26bと、センターランプ27と、始動記憶表示用
LED28と、飾りLED_B29a,29bと、飾り
LED_C30とが設けられている。遊技領域3の左右
両端部には、「1」〜「10」の10個の飾り図柄を点
灯表示するための飾りLED_D31a〜31jが設け
られている。
【0020】風車飾り21a,21bには、風車ランプ
32a,32bが設けられている。肩部にある通過口9
a,9bには、肩LED33a,33bが設けられてい
る。袖部にある普通入賞口10a,10bには、袖ラン
プ34a,34bが設けられている。可変入賞球装置8
には、アタッカランプ35a,35bと、入賞個数表示
用LED36と、V表示用LED37と、飾りLED_
E38a,38bとが設けられている。遊技領域3の周
囲には、レール飾りランプ39a〜39eが設けられて
いる。
【0021】可変表示装置6は、画像を表示するための
画像表示部40を含む。この画像表示部40は、後述す
るLCD(Liquid Crystal Display)表示器により構成
されている。画像表示部40は、点線で図示したよう
に、左側,中央,右側の3つの図柄表示領域41a,4
1b,41cを有する。始動口7に打玉が入賞すると、
左側,中央,右側の図柄表示領域41a〜41cのそれ
ぞれにおいて、複数種類の識別情報としての図柄の変動
表示が開始される。この変動表示が停止したときの図柄
の組合せが、予め定められた特定の組合せ(後述)とな
った場合に「大当り」が発生し、可変入賞球装置8が、
打玉が入賞しやすい遊技者にとって有利な状態(以下、
これを「第1の状態」という)となる。
【0022】可変入賞球装置8について説明する。可変
入賞球装置8には、大入賞口45が設けられている。大
入賞口45には、遊技領域3の前後方向に所定範囲で回
動可能な開閉板46が備えられている。この開閉板46
は、遊技盤1の裏面に設けられたソレノイド47(破線
で図示)により駆動される。
【0023】可変入賞球装置8は、通常時には、開閉板
46を閉成状態にし、打玉が大入賞口45に入賞するこ
とが不可能な遊技者にとって不利な状態(以下、これを
「第2の状態」という)となっている。そして、前述し
たように始動口7に打玉が入賞したことに基づいて、可
変表示装置6の画像表示部40において図柄の変動表示
が開始した後にその変動が停止し、その停止時の表示結
果が特定の図柄の組合せとなって「大当り」が発生すれ
ば、可変入賞球装置8は、開閉板46を開成状態にし
て、打玉が大入賞口45に入賞することが可能な遊技者
にとって有利な第1の状態となる。
【0024】可変入賞球装置8の第1の状態は、開閉板
46が開成状態となった後に、29.5秒の経過あるい
は大入賞口45への9個の入賞のうちのいずれか早い方
の条件が成立したことにより終了して、可変入賞球装置
8が第2の状態となる。
【0025】大入賞口45に入賞した打玉は、遊技盤1
の裏面に設けられた入賞玉検出器48a,48bにより
検出される。
【0026】大入賞口45の内部には、通称「Vポケッ
ト」と呼ばれる特定領域49が設けられている。大入賞
口45に入った打玉が、この特定領域49に入賞すれ
ば、その特定入賞玉が遊技盤1の裏面に設けられた特定
玉検出器50(破線で図示)により検出される。特定入
賞玉が検出されると、その回の可変入賞球装置8の第1
の状態が終了するのを待って、再度、可変入賞球装置8
を第1の状態に駆動制御する繰返継続制御が行なわれ
る。この繰返継続制御の上限回数は、16回に定められ
ている。
【0027】可変入賞球装置8に設けられた入賞個数表
示用LED36は、大入賞口45に入賞した打玉の個数
を表示する。入賞個数表示用LED36の個数表示によ
り、可変入賞球装置8の第1の状態を終了させる条件の
1つである、大入賞口45への入賞玉が9個に至ったこ
とが、遊技者に報知される。
【0028】始動口7に入賞した打玉は、遊技盤1の裏
側に設けられた始動玉検出器44(破線で図示)により
検出される。
【0029】始動口7に打玉が入賞したことをきっかけ
として、可変表示装置6の画像表示部40において図柄
の変動表示が開始される。図柄の変動表示中および図柄
の変動表示の結果に基づいて可変入賞球装置8が第1の
状態となっているときに、始動口7に打玉が入賞すれ
ば、その始動入賞が記憶される。これを始動記憶とい
う。始動記憶の個数は、可変表示装置6の始動記憶表示
用LED28の点灯により遊技者に報知される。始動記
憶の上限は4個に定められている。始動記憶がある場合
は、画像表示部40における図柄の変動表示が停止した
後、または、可変入賞球装置8の第1の状態が終了した
後に、再び、画像表示部40における図柄の変動表示が
開始される。
【0030】前述した遊技盤1の構成により、本実施例
のパチンコ遊技機では、打玉が遊技領域3に打込まれた
後、その打玉が始動口7に入賞すれば、画像表示部40
において図柄の変動表示が開始される。そして、画像表
示部40における図柄の変動表示が停止した時点で、特
定の図柄の組合せが表示されている場合には、可変入賞
球装置8の開閉板46が開成状態となり、可変入賞球装
置8が遊技者にとって有利な第1の状態となる。可変入
賞球装置8が第2の状態から第1の状態となることによ
り、打玉の入賞率が通常時と比較して大幅に高くなり、
遊技者に付与される遊技価値が大きくなる。遊技者は、
本実施例のパチンコ遊技機におけるこれらの一連のパチ
ンコ遊技を楽しむ。
【0031】図2は、可変表示装置6の構成を拡大して
示す正面図である。同図を参照して可変表示装置6の詳
細構成について説明する。可変表示装置6は、画像表示
部40と、その画像表示部40を支持するためのフレー
ム部55とからなる。
【0032】フレーム部55の頂部には、天部の普通入
賞口12が設けられている。フレーム部55の上部に
は、左,右に飾りLED_A26a,26bが設けら
れ、中央部にセンターランプ27が設けられている。画
像表示部40の周囲には、上側に始動記憶表示用LED
28が設けられ、左右両側に飾りLED_B29a,2
9bが設けられ、下側に飾りLED_C30が設けられ
ている。
【0033】フレーム部55の上部には、前方に庇状に
突出した障害部材56a,56bが形成されている。ま
た、フレーム部55の下部には、前後方向の幅がパチン
コ玉1個の直径とほぼ同一の玉受部材57a,57bが
形成されている。玉受部材57a,57bの間には、打
玉を下方へ落下させるための切欠部58が形成されてい
る。
【0034】遊技領域3の上部から流下した打玉は、障
害部材56a,56bにより遮断され、直接、画像表示
部40の前面側に落下することはなく、障害部材56
a,56bと玉受部材57a,57bとの間に形成され
た、画像表示部40の左右両側の空隙から画像表示部4
0の前面側に進入する。画像表示部40の前面側に進入
して玉受部材57a,57b上に乗った打玉は、切欠部
58に導かれて、下方へ落下する。前述したように可変
表示部6の下方には、始動口7と可変入賞球装置8とが
設けられており、切欠部58から落下した打玉は、両者
のうちのいずれかに入賞しやすい。
【0035】続いて、画像表示部40に表示される画面
の構成について説明する。図2に示す画像表示部40の
状態は、始動口7に打玉が入賞したことに基づいて表示
される画面である。画像表示部40には、左側,中央,
右側の図柄表示領域41a〜41cが表示される。左
側,中央,右側の図柄表示領域41a〜41cは、枠画
像101により区分けされている。左側,中央,右側の
図柄表示領域41a〜41cの各々には、「7」と「J
AC」との文字からなる図柄,ベルの図形と「BAR」
の文字とからなる図柄,および「7」の文字からなる図
柄などを含む当り図柄画像102と、○マーク図柄のは
ずれ図柄画像103と、それら図柄画像102,103
の背景を構成する背景画像104とが含まれる。
【0036】これらの画像を組合せて表示することによ
り、画像表示部40には、従来の機械式の可変表示装置
である回転ドラムを模した画面が表示される。図示した
ように背景画像104は、その上側と下側とにおいて、
上端および下端に近づくにつれて左右の幅が徐々に狭く
なるように稜線が曲線状に表示されている。これによ
り、左側,中央,右側の図柄表示領域41a〜41cが
立体的に見え、実際の回転ドラムのリールに似たリアル
な画像となる。
【0037】左側,中央,右側の図柄表示領域41a〜
41cにおいては、従来の回転ドラムと似せて当り図柄
画像102とはずれ図柄画像103とが変動表示され
る。この変動表示が停止した時点で、左側,中央,右側
の図柄表示領域41a〜41cに3個ずつの図柄画像が
静止した状態で表示される。この静止した状態で表示さ
れる図柄を「停止図柄」という。
【0038】停止図柄は、3×3のマトリックス状に表
示される。そして、このマトリックスにおいて所定の3
箇所で同一種類の停止図柄が3個揃った場合に、「大当
り」が発生する。大当りが発生するか否かを判断する対
象となる3個の図柄の組合せを「当りライン」という。
本実施例のパチンコ遊技機では、当りラインを画像表示
部40においてライン図形の画像で表示するように構成
している。この当りラインの図形の画像を以下の説明で
は「当りライン画像」という。
【0039】図示したように、画像表示部40において
5本の当りライン画像105a〜105eが表示されて
いる。当りライン画像105aは、上段の3個の停止図
柄が大当りの判断対象となる組合せであることを示して
いる。同様に、当りライン画像105b,105cは、
それぞれ中段の3個の停止図柄と下段の3個の停止図柄
とが、大当りの判断対象となる組合せであることを示し
ている。また、当りライン画像105d,105eは、
それぞれ右下がりの3個の停止図柄と左下がりの3個の
停止図柄とが、大当りの判断対象となる組合せであるこ
とを示している。
【0040】従来のパチンコ遊技機の中では、図示した
ような停止図柄のマトリクスにおいてどの箇所の停止図
柄の組合せが大当りの判断対象となるか否かを遊技者に
事前に報知しないものがあった。このような従来のパチ
ンコ遊技機では、画像表示部において変動表示が開始さ
れ、その変動表示が停止した時点で、初めて遊技者は大
当りの判断対象となる位置を知ることができたり、また
は、大当りの組合せが成立している場合であっても、遊
技者は、可変入賞球装置が開成状態(第1の状態)とな
るまで大当りの発生に気づかないことがあり、さまざま
に工夫を凝らした遊技制御の効果が十分に発揮されない
ことがあった。
【0041】また、別の従来のパチンコ遊技機では、遊
技者に当りラインを報知するために、画像表示部の前面
に形成された透明部材などにライン状のシールあるいは
ラインを描いた透明フィルムなどを貼りつけたり、また
は、透明部材に塗料でラインを描いたりしたものがあっ
た。このような従来のパチンコ遊技機では、遊技者に当
りラインの位置が報知されるものの、その当りライン
は、パチンコ遊技の状態に拘らず、常時表示されるの
で、たとえば、図柄の変動表示が行なわれないデモンス
トレーション表示中や、大当りが発生した後に可変入賞
球装置8が第1の状態となっているときであっても、当
りラインが表示された状態となる。このような図柄の変
動中以外のときには、当りラインの表示は、却って邪魔
になることが多い。
【0042】そこで、本実施例のパチンコ遊技機では、
画像表示部40において、図柄の変動表示に関わる画像
を表示するとともに、当りラインをも画像で表示するこ
とにより、当りラインを必要なときにのみ表示すること
ができるようにしている。
【0043】図3は、画像表示部40における表示態様
の一例を示す画面構成図である。図示した画面は、「リ
ーチ」が発生した後に大当りとなったときの表示例であ
る。「リーチ」とは、当りライン上で同一種類の当り図
柄が2個揃って停止表示され、さらに、1個の同一種類
の図柄が停止表示されれば大当りが発生する状態を言
う。
【0044】左側,中央,右側の図柄表示領域41a〜
41cにおける変動表示は、一斉に開始され、それぞれ
所定のタイミングで、始めに左側の図柄表示領域41a
の変動表示が停止し、次に右側の図柄表示領域41cの
変動表示が停止する。そして、最後に中央の図柄表示領
域41bの変動表示が停止する。左側の図柄表示領域4
1aの変動が停止し、続いて、右側の図柄表示領域41
cの変動が停止した時点で、リーチが発生している場合
には、そのリーチが発生した当りラインを示す当りライ
ン画像の線幅と色とが変化する。
【0045】図示した表示例では、中段の当りライン画
像105b上でリーチが発生し、その後、中央の図柄表
示領域41bの変動が停止した結果、大当りが発生して
いる。当りライン画像の線幅と色とを変化させる状態
は、リーチが発生してからその後に大当りとなるか否か
が確定するまで続けられる。なお、大当りが発生したと
きには、該当する当りライン画像の線幅と色とをさらに
異なる状態に変化させるようにしてもよい。
【0046】このように、リーチ発生時に当りライン画
像の状態を変化させることにより、図柄の変動表示中に
どの当りライン上でリーチが発生しているかを容易に遊
技者に報知することができる。また、大当りが発生した
場合に、当りライン画像をさらに変化させるようにすれ
ば、大当りが発生したことを遊技者に報知するととも
に、視覚的な刺激により、遊技効果を高めることも可能
となる。
【0047】図4は、画像表示部40における表示態様
の別の一例を示す画面構成図である。図示したように、
図柄の変動表示中には、図柄画像102,103が当り
ライン画像105a〜105eの表示位置に来た場合
に、当りライン画像105a〜105eを図柄画像10
2,103の表示範囲でブランクにする。これにより、
図柄画像102,103と当りライン画像105a〜1
05eとが重複して表示されないようにし、図柄の種類
が識別しにくくなることを防止する。また、個々の図柄
のデザインが、遊技効果を向上させるうえで重要なファ
クターとなっている場合にも、本実施例のように図柄の
全体が常に遊技者に見えるようにすることにより、図柄
による視覚的な遊技効果を十分に発揮させることができ
る。
【0048】次に、本実施例のパチンコ遊技機に用いら
れる制御回路について説明する。図5は、メイン制御回
路61の構成を示すブロック図であり、図6は、サブ制
御回路81の構成を示すブロック図である。本実施例で
は、これらメイン制御回路61とサブ制御回路81とに
より、パチンコ遊技を所定の手順で制御する。
【0049】図5を参照して、メイン制御回路61の構
成について説明する。メイン制御回路61は、制御用プ
ログラムに従ってパチンコ遊技機の各種機器を制御する
ための基本回路(以下、「メイン基本回路」という)6
2と、このメイン基本回路62からの制御指令を受けて
駆動する各種の機能別の回路63〜73とを含む。機能
別の回路としては、スイッチ回路63と、LCD回路6
4と、LED回路65と、ソレノイド回路66と、情報
出力回路67と、アドレスデコード回路68と、ランプ
回路69と、サブCPUコマンド出力回路70と、定期
リセット回路71と、初期リセット回路72と、電源回
路73とがある。
【0050】メイン基本回路62の内部には、制御用プ
ログラム等を記憶しているROM(Read Only Memory)
と、その制御用プログラムに従って制御動作を行なうた
めのCPU(Central Processing Unit )と、CPUの
ワーク用メモリとして機能するRAM(Random Access
Memory)と、I/O(Input/Output)ポートと、クロッ
ク発生回路とが設けられている。なお、メイン基本回路
62の内部構成については図示を省略する。
【0051】スイッチ回路63は、始動口7に入賞した
打玉を検出するための始動玉検出器44と、可変入賞球
装置8の大入賞口45に入賞した打玉を検出するための
入賞玉検出器48a,48bと、大入賞口45の内部に
設けられた特定領域49に入賞した打玉を検出するため
の特定玉検出器50とのそれぞれからの検出信号をメイ
ン基本回路62に送信するための回路である。
【0052】LCD回路64は、メイン基本回路62か
らの制御信号に従って、可変表示装置6に含まれるLC
D表示器75を駆動制御するための回路である。LCD
回路64からLCD表示器75に送信される信号の中に
は、図示したように、コマンド信号としてのCD0〜C
D10と、初期化信号であるINTとが含まれる。さら
に、LCD回路64とLCD表示器75とを接続する信
号線には、電源供給のための+13V線と、+12V線
と、−8V線と、−20V線と、3本のグランド信号線
であるGND線とがある。
【0053】LED回路65は、飾り図柄を点灯表示す
る飾りLED_D31a〜31jを制御するための回路
である。
【0054】ソレノイド回路66は、可変入賞球装置8
の開閉板46を駆動するためのソレノイド47に接続さ
れている。ソレノイド回路66は、メイン基本回路62
からの指令信号に応答して、所定のタイミングでソレノ
イド47を作動させる。
【0055】情報出力回路67は、メイン基本回路62
から与えられるデータ信号に基づいて、可変表示装置6
の画像表示部40の変動表示の結果、大当りが発生した
ことを示すための大当り情報と、始動口7への打玉の入
賞個数のうち実際に可変表示装置6における図柄の変動
表示の始動に使用された個数を示すための有効始動情報
とをホストコンピュータであるホール用管理コンピュー
タ等に対して出力するための回路である。
【0056】アドレスデコード回路68は、メイン基本
回路62から送られてきたアドレス信号を解読(デコー
ド)し、メイン基本回路62の内部に含まれるROM,
RAM,I/Oポート等のうちのいずれか1つを選択す
るための信号を出力する回路である。
【0057】ランプ回路69は、センターランプ27
と、風車ランプ32a,32bと、ランプ34a,34
bと、アタッカランプ35a,35bと、レール飾りラ
ンプ39a〜39eと、遊技効果ランプ76(図示せ
ず)との点灯を制御するための回路である。
【0058】サブCPUコマンド出力回路70は、図6
に示すサブ制御回路81の基本回路(以下、「サブ基本
回路」という)82へデータ信号を出力するための回路
である。サブCPUコマンド出力回路70からサブ基本
回路82に送られるデータ信号としては、図示したよう
に、DATA0〜DATA6がある。
【0059】定期リセット回路71は、メイン基本回路
62に対し、定期的(たとえば2msecごと)にリセ
ットパルスを与え、所定のゲーム制御用プログラムを先
頭から繰返し実行させるための回路である。
【0060】初期リセット回路72は、電源投入時にメ
イン基本回路62をリセットするための回路である。こ
の初期リセット回路72から送られてきた初期リセット
パルスに応答して、メイン基本回路62は、パチンコ遊
技機を初期化する。
【0061】これらの定期リセット回路71と初期リセ
ット回路72とが発するリセット信号R_RESET
は、メイン基本回路62に送られるとともに、サブ基本
回路92へも送られる。
【0062】電源回路73は、AC24Vの交流電源に
接続されて、+45V,+30V,+21V,+12
V,+5V,−7Vの複数種類の直流の電圧をメイン制
御回路61に供給するための回路である。
【0063】次に、図6を参照してサブ制御回路81の
構成について説明する。サブ制御回路81は、サブ基本
回路82と、LED回路83と、音声合成回路84と、
音量増幅回路85とを含む。
【0064】サブ基本回路82は、図5に示したサブC
PUコマンド出力回路70から出力されたデータ信号D
ATA0〜DATA6と定期リセット回路71から出力
されたリセット信号R_RESETとに応じて、LED
回路83と音声合成回路84とに制御信号を発するため
の回路である。
【0065】LED回路83は、サブ基本回路82から
の指令信号を受けて、入賞個数表示用LED36と、始
動記憶表示用LED28と、V表示用LED37と、飾
りLED_C30と、肩LED33a,33bと、飾り
LED_E38a,38bと、飾りLED_A26a,
26bと、飾りLED_B29a,29bとを点灯制御
する。
【0066】音声合成回路84は、サブ基本回路82か
ら出力された音声発生指令信号に応答して、音声データ
を生成し、その音声データを音量増幅回路85に送る。
音量増幅回路85は、与えられた音声データを所定のレ
ベルに増幅して、スピーカ(図示せず)から効果音とし
て発する。
【0067】図7は、LCD表示器75の構成を示すブ
ロック図である。LCD表示器75は、LCDコントロ
ール回路78と、LCD表示部79とを含む。LCDコ
ントロール回路78は、CPU91と、VDP(Video
Display Processor )92と、制御ROM93と、VR
AM94と、キャラクタROM95と、LCDドライバ
96とを含む。CPU91は、LCD回路64からのコ
マンド信号HD00〜HD11を受信し、受信したコマ
ンドに応答して表示部40に表示する画像データを生成
するようにLCDコントロール回路78の全体を制御す
る。CPU91は、VDP92と制御ROM93とに、
アドレス信号とデータ信号と制御信号とを送りVDP9
2と制御ROM93との間で、データ信号の送受信を行
なう。制御ROM93は、CPU91の動作を制御する
ための制御用プログラムを予め記憶しており、CPU9
1から送信されてきたアドレス信号と制御信号とに応答
して、該当する制御用プログラムをデータ信号としてC
PU91に返信する。
【0068】VDP92は、CPU91からの指令信号
に応答して、画像データを生成する。VDP92は、V
RAM94にVRAMアドレス信号とVRAMデータ信
号とVRAM制御信号とを送信し、VRAM94からは
VDP92へVRAMデータ信号が返信される。VDP
92は、キャラクタROM95へキャラクタROMアド
レス信号とキャラクタROMデータ信号とキャラクタR
OM制御信号とを送信し、キャラクタROM95からV
DP92へはキャラクタROMデータ信号が返信され
る。
【0069】キャラクタROM95は、画像表示部40
に表示される画面を構成するための画像のキャラクタデ
ータを予め記憶している。VRAM94は、VDP92
が生成した画面データを一時的に記憶する。VDP92
は、キャラクタROM95に記憶されているキャラクタ
データを読出し、読出したデータに基づいて画面のデー
タを生成し、VRAM94に格納する。VRAM94に
記憶された画面データは、所定のタイミングでVDP9
2により読出され、VDP92からRGB信号としてL
CDドライバ96へ送信される。LCDドライバ96
は、送信されてきたRGB信号に基づいてLCD表示部
79を駆動する。
【0070】VRAM94は、画面データを格納するた
めの第1の記憶部S0と第2の記憶部S1とを含む。第
1の記憶部S0と第2の記憶部S1とは、図2に示した
図柄の変動表示画面のデータをそれぞれで分担して格納
する。第1の記憶部S0は、枠画像101と当りライン
画像105a〜105eとを含む画面データを格納す
る。第2の記憶部S1は、当り図柄画像102とはずれ
図柄画像103とを含む画面データを格納する。図柄の
変動表示画面を表示する際には、VDP92がVRAM
94の第1の記憶部S0と第2の記憶部S1とのそれぞ
れから画面データを読出してRGB信号を生成する。
【0071】図示において、LCD回路64からLCD
コントロール回路78への入力に1〜20の番号が付け
られている。入力1は、+12.0Vのバックライト用
電源である。入力2は、+12.0Vのロジック用電源
である。入力3は、+13.0Vの液晶用電源である。
入力4〜入力14(HD00〜HD10)は、受信コマ
ンドデータの0〜10番目のビットである。これら入力
4〜入力14は、前記図5にて示したCD0〜CD10
に対応する入力である。入力15(HD11)は、受信
コマンドデータのストローブである。この入力15は、
前記図5に示したINTに対応する。入力16は、−
8.0Vの液晶用電源である。入力17は、−20.0
Vの液晶用電源である。入力18〜入力20は、GND
入力であり、入力18はバックライト用の電源として用
いられ、入力19,20はコモンとして用いられる。
【0072】図示においてLCDコントロール回路78
からLCD表示部79への出力に1〜16の番号が付け
られている。出力1(/HSY)は、水平同期信号であ
る。出力2(FRP)は、ビデオ信号である。このビデ
オ信号には極性が反転されたものが含まれる。
【0073】出力3(SYN)は複合同期信号である。
出力4(VGH)は、+13.0Vの液晶用電源であ
る。出力5(VSL)は、−20.0Vの液晶用電源で
ある。出力6(VB)は、青色(B)のビデオ信号であ
る。出力7(VR)は赤色(R)のビデオ信号である。
出力8(VG)は緑色(G)のビデオ信号である。出力
9(GND)は、コモンである。出力10(VSH)
は、+5.0Vの液晶用電源である。出力11(VS
L)は、−8.0Vの液晶用電源である。出力12(V
CDC)は、共通電極駆動信号のDCバイアスである。
出力13(N/P)は、NTSC/PAL切換端子であ
る。出力14〜出力16(VSY,TST,TST)
は、オープンに設定されている。
【0074】図8は、可変表示装置6において表示され
る図柄の構成を示す説明図である。同図(a)は、左
側,中央,右側の図柄表示領域41a〜41cのそれぞ
れにおいて変動表示される図柄の配列を名称で示してい
る。左欄に示したソフト上のシンボルとは、パチンコ遊
技を制御するためのプログラムにより各図柄を識別する
ための識別番号である。
【0075】左側,中央,右側の図柄表示領域41a〜
41cの各々には、シンボル(識別番号)「00」〜
「22」の23個ずつの図柄が変動表示される。図柄と
しては、「すいか」,「ぶどう」,「レモン」,「メロ
ン」,「リンゴ」,「いちご」,「7」,「JAC」,
「ベル」,「BAR」,「チェリー」,「星」,「7・
JAC」,「ベル・BAR」,「チェリー・星」の15
種類の当り図柄と、○マークのはずれ図柄とがある。
【0076】当り図柄のうち「7・JAC」,「ベル・
BAR」,および「チェリー・星」の図柄の構成を同図
(b)〜(d)にそれぞれ示す。これら3種類の図柄
は、1個の図柄に2種類分の図柄と同様の価値を付与し
たものである。たとえば、「7・JAC」には、同図
(b)に示すように「7」と「JAC」との2種類の図
柄の価値が付与されている。同様に、「ベル・BAR」
には、同図(c)に示すように「ベル」と「BAR」と
の2種類の図柄の価値が付与され、「チェリー・星」に
は、同図(d)に示すように「星」と「チェリー」との
2種類の図柄の価値が付与されている。
【0077】このような1個の図柄で2種類分の図柄の
価値を有する図柄を以下の説明では「重複図柄」とい
う。一方、「すいか」,「ぶどう」,「7」のように1
個の図柄が1種類分の図柄の価値を有するものを「単一
図柄」という。
【0078】左側と右側との図柄表示領域41a,41
cの各々において変動表示される図柄配列には、6個の
単一図柄と3個の重複図柄との9個の当り図柄と、14
個のはずれ図柄とが含まれる。また、中央の図柄表示領
域41bにおいて変動表示される図柄配列の中には、1
2個の単一図柄の当り図柄と、11個のはずれ図柄とが
含まれる。
【0079】左側,中央,右側の図柄表示領域41a〜
41cにおける図柄の変動表示は、左,右,中央の順で
停止する。左側と右側との図柄表示領域41a,41c
の変動表示が停止した時点で、5本の当りライン(図2
参照)のいずれかで重複図柄によるリーチが発生してい
る場合には、その重複図柄に含まれる2種類の図柄のう
ちのいずれか一方の図柄と同一の単一図柄が中央の図柄
表示領域41bにて停止表示されれば大当りが発生す
る。
【0080】たとえば、前記図2における画像表示部4
0では、当りライン画像105d上での「7・JAC」
の図柄によるリーチと、当りライン画像105e上での
「ベル・BAR」の図柄によるリーチとが発生した後
に、中央の図柄表示領域41bの中段で「7」図柄が停
止表示されて大当りが発生している。この場合、中央の
図柄表示領域41bの中段で停止表示されることにより
大当りが発生することになる当り図柄としては、「7」
の他に、重複図柄「7・JAC」に含まれるもう一方の
種類の図柄である「JAC」図柄と、当りライン画像1
05e上のリーチを発生させている重複図柄「ベル・B
AR」に含まれる「ベル」図柄と「BAR」図柄とがあ
る。このように、本実施例のパチンコ遊技機では、変動
表示される図柄配列の中に単一図柄とともに重複図柄を
含ませることにより、図柄の組合せを楽しむパチンコ遊
技をさらに面白味のあるものにしている。
【0081】図柄の組合せの種類は、23×23×23
=12167通りである。そのうち、大当りとなる組合
せは、12図柄×5配列=60通りである。したがっ
て、大当りが発生する表示上の確率は、60/1216
7≒0.986/200となる。また、表示上の確率と
可変入賞球装置8が連続して開放状態となる回数の最大
限との関係は、0.986/200×16回≒0.07
8となる。
【0082】図9は、本実施例のパチンコ遊技機におい
て用いられるランダムカウンタの種類とその内容とを示
す説明図である。ランダムカウンタとは、可変表示装置
6の変動表示の制御と飾りLED_D31a〜31jの
点灯制御とに用いられる乱数をカウントするための手段
である。本実施例では8種類のランダムカウンタが用い
られる。これらランダムカウンタの値がパチンコ遊技中
の所定のタイミングで読出され、その値に基づいて可変
表示装置6や飾りLED_D31a〜31jが制御され
る。
【0083】同図(a)に示すように、ランダムカウン
タとしては、C_RND1,C_RND2,C_RND
_L,C_RND_C,C_RND_R,C_RND_
RCH,C_RND_FVR,C_RND_Mがある。
C_RND1とC_RND2とは、可変表示装置6にお
ける図柄の変動表示の結果、大当りを発生させるか否か
を事前に決定するためのランダムカウンタである。大当
りを発生させるか否かを事前に決定する手順は、同図
(b)に示すように第1段階と第2段階とに分かれてい
る。C_RND1は大当りを発生させることを事前に決
定するための第1段階の判定に用いられるものである。
C_RND1は、「0」〜「19」の範囲で所定のタイ
ミングで1ずつカウントアップされる。C_RND2
は、「0」〜「9」の範囲で所定のタイミングで1ずつ
カウントアップされる。
【0084】C_RND_L,C_RND_C,C_R
ND_Rは、可変表示装置6の図柄の変動表示の結果、
はずれとすることが事前に決定された場合に、左側,中
央,右側の図柄表示領域41a〜41cのそれぞれにお
いて停止表示させる図柄の種類を決定するためのランダ
ムカウンタである。C_RND_L,C_RND_C,
C_RND_Rは、それぞれ「0」〜「22」の範囲で
所定のタイミングで1ずつカウントアップされる。
【0085】C_RND_RCHは、図柄の変動表示中
にリーチを発生させることが事前に決定された場合に、
最後に停止する中央の図柄表示領域41bの変動表示の
手順を複数種類の中から選択して決定するためのランダ
ムカウンタである。このC_RND_RCHにより決定
されるリーチ発生時の表示制御動作の中には、最終的に
大当りとなる場合の手順も含まれる。C_RND_RC
Hは、「0」〜「7」の範囲で所定のタイミングで1ず
つカウントアップされる。
【0086】C_RND_FVRは、大当りを発生させ
ることが事前に決定された場合に、その大当りをどの図
柄の組合せ配列により発生させるかを決定するためのラ
ンダムカウンタである。C_RND_FVRは、「0」
〜「59」の範囲で所定のタイミングで1ずつカウント
アップされる。
【0087】C_RND_Mは、飾りLED_D31a
〜31jの点灯移動表示の結果、最終的にどの飾り図柄
(図1参照)を点灯表示するかを決定するためのランダ
ムカウンタである。C_RND_Mは、「0」〜「9」
の範囲で所定のタイミングで1ずつカウントアップされ
る。
【0088】次に、同図(b)を参照して図柄の変動表
示の結果、大当りとするかはずれとするかを事前に決定
し、さらに、左側,中央,右側の図柄表示領域41a〜
41cのそれぞれにおいて停止表示する図柄の種類を決
定するための手順について説明する。大当りとするかは
ずれとするかは、C_RND1による第1段階の判定と
C_RND2による第2段階の判定とを行なうことによ
り決定する。第1段階の判定においてC_RND1の値
が「7」以外であれば、はずれとすることが事前に決定
される。C_RND1の値が「7」のときは、続いて、
第2段階の判定が行なわれる。第2段階の判定において
C_RND2の値が「7」以外のときは、はずれとする
ことが決定される。第2段階の判定において、C_RN
D2の値が「7」のときは、大当りとすることが決定さ
れる。
【0089】はずれとすることが決定された場合は、C
_RND_L,C_RND_C,C_RND_Rの値に
より、左側,中央,右側の図柄表示領域41a〜41c
における停止図柄の種類がそれぞれ決定される。大当り
とすることが決定された場合は、C_RND_FVRの
値により、大当りを発生させるための図柄の組合せ配列
が決定される。なお、はずれとする場合に、C_RND
_L,C_RND_C,C_RND_Rの値に基づいて
決定された図柄の組合せ配列が、偶然、大当りとなる図
柄の組合せ配列となる場合は、C_RND_Cの値を
「1」減算し、強制的にはずれ図柄の組合せ配列で停止
表示するように調整する。
【0090】大当りとなる確率は、C_RND1とC_
RND2とにより決定されるので、その確率は、1/2
0×1/10=1/200となる。したがって大当りと
なるソフトウェア上の確率は、1/200÷0.986
/200≒1.014(約101%)となる。
【0091】図10は、大当り図柄配列用のランダムカ
ウンタC_RND_FVRの値と大当り図柄の組合せ配
列との対応関係を示す説明図である。同図(a)におい
て、「C_RND_FVR」の欄にランダムカウンタの
値が示されている。そのランダムカウンタの値が読出さ
れたときに決定される大当り図柄の組合せ配列が「大当
り図柄」の欄に示されている。また、大当り図柄の組合
せ配列を5本の当りラインのうちのどの当りライン上で
成立させるかが「当りライン」の欄に示されている。
「当りライン」の欄に含まれる「上」,「中」,
「下」,「右下」,「左下」は、当りライン画像105
a〜105e(図2参照)により示される当りラインに
それぞれ対応する。「大当り図柄」の欄における左欄,
中央欄,右欄は、左側,中央,右側の図柄表示領域41
a〜41cにそれぞれ対応する。
【0092】たとえば、C_RND_FVRの値の「0
0」〜「04」には、「7」が3個揃った大当り図柄の
組合せが対応付けられている。C_RND_FVRの値
の「10」〜「14」には、「ベル」が3個揃った大当
りの図柄の組合せが対応付けられている。同様に、C_
RND_FVRの値の「20」〜「24」と、「30」
〜「34」とには、それぞれ「すいか」と「レモン」と
が3個揃った大当り図柄の組合せが対応付けられてい
る。
【0093】C_RND_FVRの値の「00」〜「1
9」,「40」〜「49」に対応付けられている大当り
図柄の組合せは、重複図柄を含む。重複図柄を含む大当
り図柄の組合せのうち、C_RND_FVRの値の「0
3」,「08」,「14」,「19」に対応付けられて
いる大当り図柄の組合せ配列の表示態様を同図(b)〜
(e)にそれぞれ示す。
【0094】図示したようにこれら4種類の表示態様
は、中央の図柄表示領域41bにおける中段の停止図柄
が異なるだけで、その他の停止図柄はすべて同一であ
る。すなわち、図柄の変動表示中に左側の図柄表示領域
41aにおいて上段,中段,下段の停止図柄が「7・J
AC」,○マーク,「ベル・BAR」となり、右側の図
柄表示領域41cの上段,中段,下段の停止図柄が「ベ
ル・BAR」,○マーク,「7・JAC」となった場合
に、右下がりの当りライン上で「7」と「JAC」とに
よるリーチが発生し、左下がりの当りライン上で「ベ
ル」と「BAR」とによるリーチが発生する。
【0095】この場合、中央の図柄表示領域41bの中
段にて「7」,「JAC」,「ベル」,「BAR」の4
種類の図柄のうちのいずれかが停止表示されれば大当り
となる。したがって、同図(b)〜(e)に示したよう
な表示態様で左側と右側との図柄表示領域41a,41
cが停止すれば、その後に中央の図柄表示領域41bの
変動表示が停止された時点で大当りが発生する見かけ上
の確率が極めて高いので、遊技者は大きな期待感を抱く
ことになる。
【0096】このように、本実施例のパチンコ遊技機で
は、同図(b)〜(e)に示すような表示態様が成立可
能なように前記図8に示した図柄配列を構成し、遊技の
興趣を高めている。
【0097】次に、図11〜図17を参照して可変表示
装置6における図柄の変動表示の制御について説明す
る。
【0098】図11は、可変表示装置6における図柄の
変動状態の種類を示す説明図である。図柄の変動状態に
は、A〜Eの4種類の変動状態がある。
【0099】変動状態Aでは、0.517秒間(3図柄
分)少しずつ変動速度を速くして、その後、一定の速度
で図柄を変動させる。左側,中央,右側の図柄表示領域
41a〜41cのそれぞれで23種類の図柄のすべてが
1通り表示し終わる1周期の時間は、約0.981秒で
ある。
【0100】変動状態Bでは、徐々に変動速度を遅くし
て、その後、変動を停止する。変動状態Bによる表示制
御が開始された時点で、予め定められた停止図柄の図柄
配列における7図柄手前の図柄が中段の位置にセットさ
れる。そして、7図柄手前から1.5図柄手前までの変
動を約0.467秒で行ない、その後、1.4図柄手前
から停止図柄までの変動を約0.433秒で行なう。
【0101】変動状態Cでは、徐々に変動速度を遅くし
て、その後、変動表示を停止する。変動状態Cによる表
示制御が開始された時点で、予め定められた停止図柄の
図柄配列における7図柄手前の図柄が中段の位置にセッ
トされる。そして、7図柄手前から3.5図柄手前まで
の変動を約0.467秒で行ない、続いて、3.4図柄
手前から停止図柄までの変動を約0.933秒で行な
う。
【0102】変動状態Dでは、1図柄分の変動を約0.
267秒で行なう、ゆっくりとした速度で変動表示す
る。
【0103】変動状態Eでは、大当りの対象となる図柄
の図柄配列における2図柄分手前の図柄から大当りの対
象となる図柄が通過するまでの間は、1図柄分の変動を
約0.533秒で行なうという変動状態Dよりもさらに
ゆっくりとした速度で変動表示する。大当り対象となる
図柄の2図柄分手前の図柄から大当り対象となる図柄が
通過するまでの間以外のときは、1図柄分の変動を約
0.043秒で行なう速い速度で変動表示する。
【0104】図12は、大当りを発生させず、また、リ
ーチも成立させないときの通常時における可変表示装置
6の変動表示の制御手順を示すタイミングチャートであ
る。始動口7に打玉が入賞すると、その入賞玉が始動玉
検出器44(図1参照)により検出される。その検出パ
ルスが立上るタイミングで、メイン基本回路62(図5
参照)のCPUにより、C_RND1とC_RND2と
の値が抽出され、RAMに格納される。
【0105】続いて、CPUは、始動口7への打玉の始
動入賞が検出されてから0.002秒が経過した後に、
検出パルスの立下りのタイミングで、RAMに格納され
ているC_RND1とC_RND2との値を読出し、読
出した値に基づいて前記図9(b)に示した手順で大当
りとするか否かを決定する。それと同時に、CPUは、
C_RND_LとC_RND_CとC_RND_Rとの
値の抽出を行なう。同図に示す制御手順においては、C
_RND1とC_RND2との値の判定により、大当り
を発生させないことが決定され、さらに、C_RND_
LとC_RND_CとC_RND_Rとの値により、リ
ーチも成立させないことが事前に決定される。
【0106】左側,中央,右側の図柄表示領域41a〜
41cのそれぞれにおける変動表示の具体的な手順は以
下のとおりである。メイン基本回路62は、CPUによ
る決定結果に基づいてLCD回路64(図2参照)に制
御指令を送り、LCD回路64は、この制御指令に基づ
いて可変表示装置6のLCD表示器75(図2参照)に
コマンド信号CD0〜CD10,INGを送る。これに
より、可変表示装置6において、始動口7への打玉の入
賞が検出されてから0.018〜0.032秒が経過し
た後に、左側,中央,右側の図柄表示領域41a〜41
cのそれぞれで一斉に図柄の変動表示が開始される。
【0107】左側の図柄表示領域41aでは、変動を開
始してから5.300秒間は変動状態Aの表示制御が行
なわれる。その後、C_RND_Lの値により事前に決
定された停止図柄の7図柄分手前の図柄が中段にセット
され、変動状態Bの表示制御が開始される。変動状態B
の表示制御は0.900秒間行なわれ、その間に7図柄
分の変動表示が行なわれて、最終的に、予め定められた
停止図柄が中段で停止表示するように制御される。
【0108】右側の図柄表示領域41cでは、変動が開
始されてから6.200秒間にて変動状態Aの表示制御
が行なわれ、続いて、0.900秒間にて変動状態Bの
表示制御が行なわれる。変動状態Bでは、前述の左側の
図柄表示領域41aと同様に、予め定められた停止図柄
の7図柄手前の図柄をセットした後、0.900秒間で
7図柄分を変動させ、最終的に、予め定められた停止図
柄が中段で停止するように制御される。
【0109】中央の図柄表示領域41bでは、変動が開
始されてから7.100秒間にて変動状態Aの表示制御
が行なわれ、続いて、0.900秒間にて変動状態Bの
表示制御が行なわれる。変動状態Bでは、前述の左側,
右側の図柄表示領域41a,41cと同様に、予め定め
られた停止図柄の7図柄分手前の図柄をセットした後、
その7図柄を変動させて最終的に予め定められた停止図
柄が中段で停止するように制御される。
【0110】図13〜図15は、最終的に大当りとなら
ないリーチを発生させるときの変動表示の制御手順を示
すタイミングチャートである。本実施例のパチンコ遊技
機では、リーチが成立したときに、その後に中央の図柄
表示領域41bの停止図柄が大当りの対象となる図柄
(以下、「リーチ図柄」という)の図柄配列における前
後の図柄で停止させる場合とそうでない場合とで変動表
示の内容を異ならせている。
【0111】はじめに、図13を参照して、リーチを発
生させた後に、中央の図柄表示領域41bにおいて、該
当する当りライン上でリーチ図柄の前後以外の図柄で停
止させるときの制御手順を説明する。始動口7への打玉
の入賞が検出されてから右側の図柄表示領域41cにお
ける変動表示が停止するまでの制御手順は前記図12に
示した手順と同様である。中央の図柄表示領域41bに
おける変動表示の制御は、C_RND_RCHの値によ
り2種類の手順のうちのいずれか一方が選択される。
【0112】C_RND_RCHの値が「0」,
「3」,「5」,「6」のうちのいずれかであるとき
は、変動が開始されてから7.600秒間にて変動状態
Aの表示制御が行なわれた後、続いて、変動状態Dの表
示制御が行なわれる。変動状態Dでは、その開始時に、
リーチ図柄の図柄配列における5図柄手前の図柄がリー
チが成立している当りライン上に来るようにセットさ
れ、その後、2.208〜9.712秒間にて5〜33
図柄分の変動表示が行なわれた後に停止される。
【0113】一方、C_RND_RCHの値が「1」,
「2」,「4」,「7」のうちのいずれかであるとき
は、変動状態Dの表示制御を8.372〜15.876
秒間行ない、その間に28〜56図柄分の変動表示を行
なって停止させる。
【0114】なお、中央の図柄表示領域41bにおいて
変動状態Dの表示制御を開始する時点でセットされる図
柄は、リーチが単一図柄によるものであるときは、リー
チ図柄の5図柄手前の図柄であるが、重複図柄によるリ
ーチであるときは、リーチ図柄の7図柄分手間の図柄を
セットする。また、重複図柄のリーチを2本の当りライ
ン上で成立させるとき、すなわち、4重複のリーチを成
立させるときは、リーチ図柄の9図柄分手前の図柄をセ
ットする。
【0115】続いて、図14と図15とを参照して、リ
ーチを発生させた後に、中央の図柄表示領域41bにお
いて、該当する当りライン上でリーチ図柄の前後の図柄
を停止させるときの制御手順について説明する。始動口
7への打玉の入賞の検出タイミングと、左側と右側との
図柄表示領域41a,41cにおける変動表示の手順と
については図14に示し、中央の図柄表示領域41bに
おける変動表示の制御手順については図15に示す。始
動口7への打玉の入賞が検出されてから右側の図柄表示
領域41cにおける変動表示が停止されるまでの手順に
ついては前記図12と同様である。
【0116】中央の図柄表示領域41bでは、変動が開
始されてから7.600秒間にて変動状態Aの表示制御
が行なわれた後、図柄配列におけるリーチ図柄の5図柄
分手前の図柄が、リーチが成立している当りライン上に
来るようにセットされる。その後の制御手順は、C_R
ND_RCHの値により4種類の手順の中からいずれか
1つが選択される。
【0117】C_RND_RCHの値が「0」のとき
は、変動状態Dの表示制御が7.300〜9.444秒
間にて行なわれ、その間に24〜32図柄分の変動を行
なった後に変動表示が停止される。C_RND_RCH
の値が「1」のときは、変動状態Dの表示制御が13.
464〜15.608秒間にて行なわれ、その間に47
〜55図柄分の変動が行なわれた後変動表示が停止され
る。
【0118】C_RND_RCHの値が「2」,「5」
のうちのいずれかであるときは、変動状態Dの表示制御
が7.300〜9.444秒間にて行なわれ、その間に
24〜32図柄分の変動が行なわれる。続いて、変動状
態Eの表示制御が1.518〜5.806秒間にて行な
われ、その間に14〜22図柄分の変動が行なわれた後
に変動表示が停止される。
【0119】C_RND_RCHの値が「3」,
「4」,「6」,「7」のうちのいずれかであるとき
は、変動状態Dの表示制御を7.300〜9.444秒
間にて行ない、その間に24〜32図柄分の変動を行な
った後、変動状態Eの表示制御を7.860〜12.1
48秒間にて行ない、その間に37〜45図柄分の変動
を行なった後に変動表示を停止させる。
【0120】図16および図17は、大当りを発生させ
るときの変動表示の制御手順を示すタイミングチャート
である。始動口7への打玉の入賞の検出タイミングと、
左側と右側との図柄表示領域41a,41cにおける変
動表示の制御手順と、中央の図柄表示領域41bにおけ
る変動表示の制御手順の一部とを図16に示す。また、
中央の図柄表示領域41bにおける変動表示の制御手順
の残りの一部を図17に示す。始動口7への打玉の入賞
が検出されてから右側の図柄表示領域41cにおける変
動表示が停止されるまでの制御手順については前記図1
2と同様である。
【0121】中央の図柄表示領域41bでは、変動が開
始されてから7.600秒間にて変動状態Aの表示制御
が行なわれた後、大当りの対象となる図柄(リーチ図
柄)の図柄配列における5図柄分手前の図柄が、リーチ
が成立している当りライン上に来るようにセットされ
る。その後の制御手順については、C_RND_RCH
の値により6種類の手順のうちのいずれか1つが選択さ
れる。
【0122】C_RND_RCHの値が「0」,「1」
のいずれかであるときは、変動状態Dの表示制御が1
3.732〜15.340秒間にて行なわれ、その間に
48〜54図柄分の変動が行なわれた後に変動表示が停
止される。
【0123】C_RND_RCHの値が「3」のとき
は、変動状態Dの表示制御が7.568〜9.176秒
間にて行なわれ、その間に25〜31図柄分の変動が行
なわれる。続いて、変動状態Eの表示制御が2.054
〜5.270秒間にて行なわれ、その間に15〜21図
柄分の変動が行なわれた後に変動表示が停止される。
【0124】C_RND_RCHの値が「2」,「4」
のいずれかであるときは、変動状態Dの表示制御が7.
568〜9.176秒間にて行なわれ、その間に25〜
31図柄分の変動が行なわれる。続いて、変動状態Eの
表示制御が8.396〜11.612秒間にて行なわ
れ、その間に38〜44図柄分の変動が行なわれた後に
変動表示が停止される。
【0125】C_RND_RCHの値が「5」のとき
は、変動状態Dの表示制御が13.732〜15.34
0秒間にて行なわれ、その間に48〜54図柄分の変動
が行なわれる。続いて、変動状態Dによる逆方向の変動
の表示制御が0.234秒間にて行なわれ、その間に
0.875図柄分の逆方向への変動が行なわれた後に変
動表示が停止される。
【0126】C_RND_RCHの値が「6」のとき
は、変動状態Dの表示制御が13.732〜15.34
0秒間にて行なわれ、その間に48〜54図柄分の変動
が行なわれる。その後、0.484秒間にて変動表示が
停止される。続いて、変動状態Dの表示制御が0.26
8秒間にて行なわれ、その間に1図柄分の変動が行なわ
れた後に変動表示が停止される。
【0127】C_RND_RCHの値が「7」のとき
は、変動状態Dの表示制御が7.568〜9.176秒
間にて行なわれ、その間に25〜31図柄分の変動が行
なわれる。続いて、0.484秒間にて変動表示が停止
される。続いて、変動状態Dの表示制御が5.896秒
間にて行なわれ、その間に22図柄分の変動が行なわれ
た後に変動表示が停止される。
【0128】図18(a)は、可変表示装置6における
変動表示の停止と可変入賞球装置8の大入賞口45の開
放/閉鎖の制御手順との関係を示すタイミングチャート
である。可変表示装置6において中央の図柄表示領域
(中図柄)41bの変動表示が停止された後、1.20
0秒間が経過した時点で、停止図柄の組合せがチェック
される。停止図柄の組合せが大当り図柄の組合せとなっ
ている場合は、その時点から9.000秒間が経過した
後に開閉板46が開成状態となり、大入賞口45が開放
される。
【0129】大入賞口45の開放は、29.500秒間
が経過したこと、または、大入賞口45が開放されてか
ら大入賞口45への打玉の入賞個数が約9個に至ったこ
とのいずれかの条件が成立するまで続けられる。2つの
条件のうちのいずれか一方が成立した時点で大入賞口4
5は閉鎖される。そして、大入賞口45が開放されてい
る間に、特定領域49内に打玉が入賞したことが特定玉
検出器50(図1参照)により検出された場合は、大入
賞口45が2.000秒間閉鎖された後、再び開放され
る。この繰返し継続制御により、大入賞口45の開放
は、最初の開放を含めて最高16回連続して行なわれ
る。
【0130】また、大入賞口45へ入った打玉が特定領
域49内に進入し、その進入した特定玉が特定玉検出器
50により検出されるまでの間にある程度の時間を要す
るので、大入賞口45が閉鎖されてから2.000秒間
は、特定玉検出器50による検出を有効とする猶予時間
が設定されている。なお、この猶予時間は、繰返し継続
制御による最後の16回目の開放が終了したときには設
定されない。
【0131】前述の可変表示装置6における停止図柄の
種類がチェックされるときには、同時に、C_RND_
Mの値が抽出される。このC_RND_Mの値は、飾り
LED_D31a〜31jを制御するための乱数であ
る。
【0132】図18(b)は、可変入賞球装置8の大入
賞口45の開放が終了した時点で、始動記憶があった場
合に、続いて、可変表示装置6の変動表示が開始される
までの制御手順を示すタイミングチャートである。大入
賞口45の開放が終了した時点から15.000秒が経
過した後、始動口7への打玉の入賞の記憶(始動記憶)
があるか否かがチェックされる。始動記憶がある場合
は、その後0.018〜0.032秒が経過した時点で
可変表示装置6の変動表示が開始される。
【0133】図18(c)は、可変表示装置6における
変動表示が停止された時点で、停止図柄の組合せが大当
り図柄の組合せとならなかった場合に、続いて、始動記
憶に基づいて再び可変表示装置6における変動表示を開
始する制御手順を示すタイミングチャートである。図示
では、前回の変動表示を下段の「中図柄」として示し、
次回の変動表示を上段の「左図柄」として示している。
【0134】可変表示装置6において中央の図柄表示領
域41bの変動表示が停止してから1.200秒が経過
した時点で始動記憶があるか否かがチェックされる。こ
のチェックでは、前記図12に示した始動入賞の検出パ
ルスの立上り時と同様にC_RND1とC_RND2と
の値の抽出と抽出した値のRAMへの格納とが行なわれ
る。さらに、チェックしてから0.002秒が経過した
後に、RAMに格納したC_RND1とC_RND2と
の値の読出と判定とが行なわれる。それと同時に、C_
RND_LとC_RND_CとC_RND_Rとの値が
抽出される。そして、チェックした時点から0.018
〜0.032秒が経過した時点で次の変動表示が開始さ
れる。
【0135】なお、C_RND1とC_RND2との値
の抽出,格納,読出,判定や、C_RND_LとC_R
ND_CとC_RND_Rとの値の抽出については図示
を省略している。
【0136】図19は、可変表示装置6の変動表示と飾
りLED_D31a〜31jの変動との対応関係を示す
タイミングチャートである。可変表示装置6の中央の図
柄表示領域41bにおける変動表示が停止してから1.
200秒が経過した時点で停止図柄の組合せがチェック
される。停止図柄の組合せが重複図柄を含む大当り図柄
の組合せとなっていれば、飾りLED_D31a〜31
jにおいて、飾り図柄の「1」〜「10」が順に点灯さ
れる変動点灯が行なわれる。この変動点灯を5.00秒
間にて行なった後、さらに、0〜0.402秒間かけ
て、予め定められた飾り図柄の位置で点灯変動が停止さ
れる。変動点灯が停止した時点で点灯される飾り図柄
は、C_RND_Mの値に基づいて定められる。5.0
00秒の変動点灯が経過した後の0〜0.402秒の変
動点灯は、C_RND_Mの「0」〜「9」に対応付け
られている飾り図柄の位置に点灯位置が至るまでの所要
時間である。
【0137】図19(b)は、C_RND_Mの値と飾
りLED_D31a〜31jにおいて停止点灯される飾
り図柄の種類との対応関係を示す説明図である。本実施
例のパチンコ遊技機では、単一図柄によるリーチが成立
した後に大当りとなった場合と、重複図柄によるリーチ
が成立した後に大当りとなった場合とで飾りLED_D
31a〜31jにおいて停止点灯させる飾り図柄の種類
とC_RND_Mの値との対応関係を異ならせている。
【0138】単一図柄によるリーチ発生後に大当りとな
った場合には、C_RND_Mの値の「0」〜「9」
に、飾り図柄の「1」〜「10」がそれぞれ対応付けら
れる。
【0139】一方、重複図柄のリーチ成立後に大当りと
なった場合は、C_RND_Mの値の「0」〜「9」
に、飾り図柄の「1」,「3」,「5」,「7」,
「9」のみが対応付けられる。この場合、飾りLED_
D31a〜31jにおける変動点灯の結果1,3,5,
7,9のうちのいずれかの飾り図柄しか停止点灯されな
い。たとえば、遊技場側が、1,3,5,7,9の飾り
図柄に含まれる一部の飾り図柄または全部の飾り図柄を
「ラッキーナンバー」として扱う場合には、このC_R
ND_Mの値と飾り図柄の対応関係の切換制御により、
ラッキーナンバーの飾り図柄が出現する確率を高くする
ことができる。
【0140】なお、飾り図柄は、パチンコ遊技の制御に
は直接関わらず、たとえば、遊技場側が、停止点灯され
た飾り図柄の種類に応じて、遊技者に払出した景品玉を
景品等と交換するか、または、払出した景品玉を遊技者
にそのまま遊技に使用させるかなどの条件を設定する場
合に用いられる。
【0141】本実施例のパチンコ遊技機ではC_RND
_Mの値と飾り図柄の種類との対応関係を変化させる条
件を重複図柄のリーチ成立後に大当りとなったこととし
たが、対応関係を変更するための条件は、これに限られ
るものではなく、たとえば、可変表示装置6における図
柄の変動回数が所定の回数に達した後に大当りが発生し
たこと、可変表示装置6の変動中にリーチが成立した回
数が所定の回数に達した後に大当りが発生したこと、パ
チンコ遊技機において使用されたパチンコ玉の数(打込
玉数)が所定数に達した後に大当りが発生したこと、ま
たは、打込玉数と景品玉数との差数あるいは比率(出玉
率)が所定数または所定値に達した後に大当りが発生し
たことなどとしてもよい。
【0142】図20〜図23は、パチンコ遊技機の動作
状態に対応させる、各種のランプ,LEDの点灯制御、
および、効果音(音声を含む)の発生制御を示す説明図
である。図示において、動作状態は、パチンコ遊技機の
電源が投入されたとき(電源投入),始動口7に入賞し
た打玉が始動玉検出器44により検出されたとき(始動
口入賞),可変表示装置6における図柄の変動表示中に
リーチを発生させるとき(リーチ,リーチ),前記
図18(a),(c)と図19(a)に示した可変表示
装置6における図柄の変動表示が停止してから停止図柄
の組合せの検出および始動記憶の有無の判定を行なうた
めのチェック処理を行なうまでの1.200秒間(全図
柄停止からチェックまで),大当りの発生時(大当
り),パチンコ遊技機において故障や不正等の異常が発
生したとき(異常発生時)に区分されている。
【0143】リーチは大当りの対象となる図柄および
大当りの対象となる図柄の図柄配列における前後の図柄
以外の図柄が中央の図柄表示領域41bで停止する場合
のリーチであり、前記図13に示した手順で制御される
動作状態である。また、リーチは、大当りの対象とな
る図柄の図柄配列における前後の図柄が中央の図柄表示
領域41bで停止するリーチであり、前記図14および
図15に示した手順で制御される動作状態である。
【0144】前述の区分された動作状態のうち、大当り
は、前記図18(a)に示した大当りが発生してから可
変入賞球装置8が大入賞口45が開放状態となる前まで
の9.000秒間(可変入賞球装置開放前)と、可変入
賞球装置8が開放中であるとき(可変入賞球装置開放
中)と、可変入賞球装置8の大入賞口が開放状態にある
ときに特定領域49に打玉が通過したことが特定玉検出
器50により検出されてからの1.920秒間(特定領
域通過時)と、前記図18(a)に示した可変入賞球装
置8の大入賞口45が開放状態から閉鎖状態となってか
ら次回の開放状態となるまでの2.00秒間(次回の開
放までの間)と、前記図18(b)に示した可変入賞球
装置8の大入賞口45が開放状態から閉鎖状態となって
から可変表示装置6の図柄の変動表示を開始するきっか
けとなる始動記憶の有無の判定までの15.000秒間
(開放動作終了後)とに区分されている。
【0145】パチンコ遊技機の電源投入時には、飾りL
ED_C30の点灯移動と、飾りLED_D31a〜3
1jの最左上の1個(図柄番号1)のみの点灯と、スピ
ーカからの可変表示装置6に表示される人物キャラクタ
が自己紹介する効果音Aの発生とが行なわれるように制
御される。
【0146】始動口7への打玉の入賞が検出されたとき
には、肩LED33a,33bの点滅と、飾りLED_
C30の点灯移動と、飾りLED_D31a〜31jの
最左上の1個(図柄番号1)のみの点灯およびそれに続
く点灯移動と、スピーカからの可変表示装置6の変動開
始音を含む効果音Bおよびそれに続く変動中のリールの
回転音を含む効果音Cの発生とが行なわれるように制御
される。
【0147】リーチ発生時には、レール飾りランプ39
a〜39e,センターランプ27,風車ランプ32a,
32b,袖ランプ34a,34b,アタッカランプ35
a,35bの点滅と、飾りLED_A26a,26b,
飾りLED_B29a,29b,肩LED33a,33
b,飾りLED_E38a,38b,飾りLED_C3
0の点滅と、飾りLED_D31a〜31jの最左上の
1個(図柄番号1)のみの点灯およびそれに続く点滅
と、スピーカからのリーチ音を含む効果音Dまたは効果
音Eおよびそれに続く左側,中央,右側の図柄表示領域
41a〜41cにおける図柄の変動表示の停止音を含む
効果音Fの発生とが行なわれるように制御される。
【0148】リーチとリーチとについては、センタ
ーランプ27,風車ランプ32a,32b,袖ランプ3
4a,34b,アタッカランプ35a,35b,飾りL
ED_A26a,26b,飾りLED_B29a,29
b,肩LED33a,33b,飾りLED_E38a,
38b,飾りLED_C30,飾りLED_D31a〜
31jの点滅におけるON/OFFの時間と、リーチ音
を含む効果音の種類(リーチは効果音D、リーチは
効果音E)とを異ならせることにより、遊技者にどの種
類のリーチが発生しているかを報知できるようにしてい
る。
【0149】全図柄停止からチェックまでの1.200
秒間では、肩LED33a,33b,飾りLED_C3
0の点滅と、飾りLED_D31a〜31jの最左上の
1個(図柄番号1)のみの点灯とが行なわれるように制
御される。
【0150】可変入賞球装置開放前には、遊技効果ラン
プ76,レール飾りランプ39a〜39e,センターラ
ンプ27,風車ランプ32a,32b,袖ランプ34
a,34b,アタッカランプ35a,35bの点滅と、
飾りLED_A26a,26b,飾りLED_B29
a,29b,肩LED33a,33b,飾りLED_E
38a,38b,飾りLED_C30の点滅と、飾りL
ED_D31a〜31jの変動点灯およびそれに続く停
止図柄の点灯と、スピーカからの人物キャラクタの歓声
を含むファンファーレ音を含む効果音Gの発生とが行な
われるように制御される。
【0151】可変入賞球装置開放中には、遊技効果ラン
プ76,レール飾りランプ39a〜39e,センターラ
ンプ27,風車ランプ32a,32b,袖ランプ34
a,34b,アタッカランプ35a,35bの点滅と、
飾りLED_A26a,26b,飾りLED_B29
a,29b,肩LED33a,33b,飾りLED_E
38a,38b,飾りLED_C30の点滅と、飾りL
ED_D31a〜31jの停止図柄の点灯およびその他
の図柄の点灯移動および特定領域通過時のみの点灯移動
と、スピーカからの大当りのラウンド別の可変入賞球装
置の開放音を含む効果音H,I,Jの発生とが行なわれ
るように制御される。
【0152】スピーカから発生制御される効果音H,
I,Jのうち最終ラウンド(16回目)に発生される効
果音Jは、遊技者に大当りのラウンドが最終であること
を報知するための音を含む。
【0153】特定領域通過時には、遊技効果ランプ7
6,レール飾りランプ39a〜39e,センターランプ
27,風車ランプ32a,32b,袖ランプ34a,3
4b,アタッカランプ35a,35bの点滅と、飾りL
ED_A26a,26b,飾りLED_B29a,29
b,肩LED33a,33b,飾りLED_E38a,
38b,飾りLED_C30の点滅と、V表示用LED
37の点灯移動とが行なわれるように制御される。効果
音については、特定領域通過時には特別な制御が行なわ
れない。
【0154】次回の開放までの間では、遊技効果ランプ
76,レール飾りランプ39a〜39e,センターラン
プ27,風車ランプ32a,32b,袖ランプ34a,
34b,アタッカランプ35a,35bの点滅と、飾り
LED_A26a,26b,飾りLED_B29a,2
9b,肩LED33a,33b,飾りLED_E38
a,38b,飾りLED_C30の点滅と、スピーカか
らの人物キャラクタの歓声や宣言や挨拶や激励などの音
声を含む効果音K,L,Mの発生とが行なわれるように
制御される。
【0155】効果音K,Lは、打玉が特定領域に通過し
たことを示す通過音を含み、効果音Mは大入賞口45の
開放状態の前回と次回との間における遊技の雰囲気を盛
り上げるためのインターバル音を含む。
【0156】開放動作終了後には、遊技効果ランプ7
6,レール飾りランプ39a〜39e,センターランプ
27,風車ランプ32a,32bの点滅と、飾りLED
_A26a,26b,飾りLED_B29a,29b,
肩LED33a,33b,飾りLED_E38a,38
b,飾りLED_C30の点滅と、飾りLED_D31
a〜31jの停止図柄の点灯およびそれに続く点滅と、
スピーカからの人物キャラクタの挨拶の音声を含む効果
音Nの発生とが行なわれるように制御される。
【0157】異常発生時には、センターランプ27,風
車ランプ32a,32b,袖ランプ34a,34b,ア
タッカランプ35a,35bの点灯と、飾りLED_A
26a,26b,飾りLED_B29a,29b,肩L
ED33a,33b,飾りLED_E38a,38b,
飾りLED_C30の点灯と、スピーカからの人物キャ
ラクタの遊技場の管理担当者を呼出すための音声を含む
効果音O,Pの発生とが行なわれるように制御される。
【0158】さらに、異常発生時には、入賞個数表示用
LED36において表示される数字により、異常の種類
が報知される。表示される数字と異常の種類との対応は
図22に示した通りである。
【0159】また、スピーカからの効果音については、
効果音Oが特定領域49および特定玉検出器50に関わ
る断線・短絡・玉詰まりなどの異常を報知し、効果音P
が特定玉検出器50の配置位置のずれなどを報知する。
【0160】前述の各動作状態において、入賞個数表示
用LED36は、電源投入,始動口入賞,リーチ,リ
ーチ,全図柄停止からチェックまで,可変入賞球装置
開放前には、数字「0」を表示し、可変入賞球装置開放
中,次回の開放までの間,開放動作終了後には、その時
々の大入賞口45への打玉の入賞個数を表示する。ま
た、始動記憶表示用LED28は、パチンコ遊技機の電
源が投入されてから最初に始動口7に打玉が入賞した以
降は、常に始動記憶数を左端のLEDから順に表示す
る。
【0161】図24は、可変表示装置6の図柄の変動表
示と、前記図23に示した効果音B〜Fの発生制御との
対応関係を示すタイミングチャートである。図示におい
て左,右,中図柄の右上がりの直線部分および右下がり
の直線部分は、図柄の変動速度が加速および減速される
期間を示す。また、効果音の種類については、リーチを
発生させるときとリーチを発生させないときとで区別
し、第1の効果音の発生制御(図示では「効果音1」)
と第2の効果音の発生制御(図示では「効果音2」)と
がある。
【0162】さらに、本実施例における効果音1と効果
音2とのそれぞれに対応させる変形例として、第3の効
果音の発生制御(図示では「効果音3」)と第4の効果
音の発生制御(図示では「効果音4」)とを示す。
【0163】始動口7への打玉の入賞が検出されたから
画像表示部6における左側,中央,右側の図柄表示領域
41a〜41cのそれぞれで図柄の変動表示が一斉に開
始され、図柄の変動が加速状態となっているときには、
効果音Bが発生するように制御される。
【0164】続いて、各図柄の変動速度が一定となって
からすべての図柄の変動表示が停止されるまでの間に効
果音Cを発生するように制御される。この効果音Cを発
生させている間において、左,右,中図柄のそれぞれの
変動表示が停止される直前から停止される時点までの間
に効果音Fを発生するように制御される。第2の効果音
の発生制御においては、リーチを発生させるとき以外の
ときに中図柄の変動表示が停止するタイミングと同じタ
イミングからリーチを発生させるときに中図柄の変動表
示が停止するまでの間に効果音Cから効果音Dおよびそ
れに続く効果音Eを発生するように制御される。
【0165】効果音の発生制御についての変形例として
は、リーチを発生させるとき以外のときには、可変表示
装置6における図柄の変動表示が開始される直前に既に
効果音Bの発生が開始するように制御し、図柄の変動が
加速されている間に効果音Bから効果音Cの発生へと制
御を切換える。
【0166】また、第4の効果音の発生制御において
は、効果音Bの発生を図柄の変動速度が一定になってか
ら開始し、所定の時間が経過した後に効果音Cが発生す
るように制御を切換える。第3の効果音の発生制御で
は、可変表示装置6における図柄の変動表示が開始する
前に効果音Bを発生させることにより、遊技者に図柄の
変動表示が開始されることを変動表示前に報知すること
ができる。
【0167】また、第4の効果音の発生制御では、図柄
の変動の加速が終了してから効果音Bを発生させること
により、たとえば回転ドラムのリールを模した画像を画
像表示部40に表示しているような場合には、そのリー
ルの加速回転が終了し、一定の高速回転が開始する時点
で効果音Bを発生させることにより、スピード感をかも
しだすように制御することが可能となる。
【0168】図25および図26は、画像表示部40に
おける画像の表示例を示す画面構成図である。図25で
は、重複図柄の表示例を示す。前述したように重複図柄
は、1個の図柄で2種類の図柄を表している。重複図柄
は、一方の種類の図柄の部分ともう一方の種類の図柄の
部分とでたとえば色調を異ならせて表示する。これによ
り、重複図柄が2種類の図柄分の遊技価値を有すること
を遊技者に容易に報知できるようにしている。
【0169】図26は、大当りが発生して可変入賞球装
置8の大入賞口45が開放状態となっているときに特定
領域49に打玉が通過したことが検出された時点で表示
されるV表示の画像を示す。V表示の画像は、特定領域
49に打玉が通過したことを検出したときには、背景画
像の色調を複数の色調で交互に表示するようにしてい
る。このように、V表示の画像の背景画像の色調を切換
えて画面が点滅しているように制御することにより、特
定領域49に打玉が通過したことを遊技者に容易に報知
することが可能となる。
【0170】図27は、大当りが発生し大入賞口45が
開放状態となっているときに画像表示部40に表示され
る画面の表示例を示す画面構成図である。大当り発生中
には、画像表示部に人物のキャラクタ画像を含む画面が
表示される。この人物キャラクタは、繰返し継続制御に
より大当りのラウンドが連続して繰返されることにつれ
て、画像の構成が変化するようにしている。本実施例で
は、同図(a)に示すように1回目のラウンド(R1)
と、同図(b)に示すように8回目のラウンド(R8)
と、同図(c)に示すように16回目の最終ラウンド
(R16)とに人物キャラクタ画像の出現と変化とが行
なわれるように制御する。これにより、大当りラウンド
の進行状態が遊技者に容易に報知することができる。
【0171】なお、人物キャラクタの変化のタイミング
は、大当りラウンドの1回毎、本実施例以外のラウンド
毎、大当りラウンドではなく特定領域49に打玉が通過
したことが検出される毎(V入賞)に行なうように制御
してもよい。
【0172】図28〜図33は、可変表示装置6におけ
る図柄の変動表示中にリーチが発生したときの表示例を
示す画面の構成図である。
【0173】図28を参照して、S1にて左側の図柄表
示領域41aの変動表示が停止した時点で、続いてリー
チを発生させるときには、リーチが発生する当りライン
に対応する当りライン画像を表示するように制御され
る。その後、S2とS3,S4とS5,S6とS7との
3種類の画面の切換制御が考えられる。
【0174】S2とS3とは、リーチが発生した当りラ
イン上にある停止図柄を拡大と縮小とを交互に表示制御
したり、停止図柄と可変表示中の中央の図柄表示領域4
1bにおける判断対象となる図柄の停止位置とを枠画像
で囲んで表示したりするように制御する。S4とS5と
は、S1で表示した当りライン画像を消去し、リーチが
発生した当りライン上の停止図柄以外の図柄の拡大と縮
小表示とを交互に行なうように制御する。S6とS7と
は、S1にて表示した当りライン画像を消去し、リーチ
が発生した当りライン上の停止図柄以外の図柄の明度や
色彩を変化させるように制御する。
【0175】図29を参照して、S11にて左側の図柄
表示領域41aの変動表示が停止した後、S12とS1
3,S14とS15,S16とS17との3種類の画面
の切換制御が考えられる。
【0176】S12とS13とは、リーチが発生した当
りライン上の停止図柄の画像が移動するように制御す
る。S14とS15とは、リーチが発生した当りライン
上の停止図柄が回転するように制御する。S16とS1
7とは、リーチが発生した当りライン上の停止図柄が変
形するように制御する。
【0177】図30を参照して、S21にて左側の図柄
表示領域41aの変動表示が停止した後、S22にて右
側の図柄表示領域41cの変動表示が停止し、リーチが
発生すれば、S23にてリーチが発生した当りライン上
の停止図柄の一部を消去するように制御する。或いは、
S24にて左側の図柄表示領域41aの変動表示が停止
し、続いて、S25にて右側の図柄表示領域41cの変
動表示が停止した時点で、リーチが発生すれば、S26
にてリーチが発生した当りライン上の停止図柄にさらに
別の画像を追加表示するように制御する。
【0178】図31を参照して、S31にて左側と右側
との図柄表示領域41a,41cの変動表示が停止した
時点でリーチが発生すれば、続いて、S32とS33,
S34とS35,S36とS37との3種類の画面の切
換制御を行なうことが考えられる。これら3種類の画面
切換制御は、リーチ発生後に大当りが発生したときの表
示制御である。
【0179】S32とS33とは、大当りが発生した当
りライン上の停止図柄の拡大および縮小表示を交互に行
なうように制御する。S34とS35とは、大当りが発
生した当りライン上の停止図柄以外の停止図柄の拡大お
よび縮小表示を交互に行なうように制御する。S36と
S37とは、大当りが発生した当りライン上の停止図柄
以外の停止図柄の明度,色彩を変化させるように制御す
る。
【0180】図32を参照して、S41にて左側と右側
との図柄表示領域41a,41cの変動表示が停止した
時点でリーチが発生した場合に、S42とS43,S4
4とS44,S45とS46との3種類の画面の切換制
御を行なうことが考えられる。これら3種類の画面切換
制御は、S41にてリーチが発生した後に大当りが発生
した場合の制御である。
【0181】S42とS43とは、大当りが発生した当
りライン上の停止図柄が移動するように制御する。S4
4とS45とは、大当りが発生した当りライン上の停止
図柄が回転するように制御する。S46とS47とは、
大当りが発生した当りライン上の停止図柄が変形するよ
うに制御する。
【0182】図33を参照して、S51にて左側と右側
との図柄表示領域41a,41cの変動表示が停止し、
続いてS52にて中央の図柄表示領域41bの変動表示
が停止した時点で、大当りが発生すれば、大当りが発生
した当りライン上の停止図柄の一部が消去するように制
御する。
【0183】または、S54にて左側と右側との図柄表
示領域41a,41cの変動表示が停止し、S55にて
中央の図柄表示領域41bの変動表示が停止した時点
で、大当りが発生すれば、S56にて大当りが発生した
当りライン上の停止図柄に他の画像が追加表示されるよ
うに制御する。
【0184】図34は、画像表示部40において図柄の
変動表示中に表示される画像の構成を示す画面構成図で
ある。前記図7と図34とを参照して本実施例のパチン
コ遊技機における画像の表示制御について説明する。
【0185】画像表示部40において図柄の変動表示の
画面を表示する際には、図34(a)と図34(b)と
に示した2種類の画面データが用いられる。(a)の画
面データは、画像表示部40において常時一定の態様で
表示される枠画像101と当りライン画像105a〜1
05eとの画像データを含む。
【0186】(b)の画面データは、複数種類の図柄を
画像表示部40において上から下へと次々とスクロール
させるためのデータである。(b)の画面データは、左
側,中央,右側の図柄表示領域41a〜41cにおいて
変動表示される当り図柄画像102とはずれ図柄画像1
03とを図8(a)に示した配列で含む。図柄の変動表
示中には、(b)の画面データにおける必要な箇所のデ
ータが読出されて表示される。この読出す位置(アドレ
ス)を下から上へと少しずつ変化させることにより、当
り図柄画像102とはずれ図柄画像103とを上から下
へとスクロールさせる変動表示が行なわれる。
【0187】枠画像101が、左側,中央,右側の図柄
表示領域41a〜41cを画像表示部40において左右
方向に平行に区分して表示するのみであれば、(b)の
画面データに枠画像101を含ませれば、(b)の画面
データのみを用いることにより図柄の変動表示用の画面
が構成できる。しかしながら、図2に示したように枠画
像101が左側,中央,右側の図柄表示領域41a〜4
1cの上側および下側を区分する部分をも含み、さら
に、上下方向の稜線が曲線で表示されるものであり、ま
た、枠画像101の他に、当りライン画像105a〜1
05eをも表示する場合には、これらの変動させない画
像を(b)の画面データに含ませて図柄をスクロール表
示することはできない。
【0188】そこで、本実施例では、変動させない画像
を含む(a)の画面データをVRAM94における第1
の記憶部S0に格納し、変動させる画像を含む(b)の
画面データを第2の記憶部S1に格納し、画像表示部4
0に画面データを表示する際には、VDP92が、第1
の記憶部S0と第2の記憶部S1とから別々に画面デー
タを読出し、それらを組合せて表示することにより、当
り図柄画像102とはずれ図柄画像103とをスクロー
ルさせて変動表示しつつ、リアルな枠画像101と当り
ライン画像105a〜105eとを一定の態様で表示で
きるようにした。
【0189】(a)の画面データと(b)の画面データ
とは、図7に示したLCD表示器75のコントロール回
路78において、CPU91からの制御指令信号に応答
して、VDP92により生成される。VDP92は、制
御ROM93のプログラムに従って、キャラクタROM
95から画像のキャラクタデータを読出し、読出したキ
ャラクタデータをもとに(a)の画面データと(b)の
画面データとをそれぞれ生成して、VRAM94の第1
の記憶部S0と第2の記憶部S1とに別々に記憶させ
る。
【0190】画像表示部40に画面データを表示する際
には、VDP92が、VRAM94から背景画像104
のデータを読出し、その後、(a)の画面データと
(b)の画面データとを別々に読出す。VDP92は、
それらの読出した画面データを合成したデータに基づい
て、RGB信号を生成し、LCDドライバ96へ送信す
る。
【0191】このとき、VDP92は、(a)の画面デ
ータと(b)の画面データとの優先順位を必要に応じて
切換制御する。たとえば、(b)のデータの表示の優先
順位を高くした場合には、当り図柄画像102またはは
ずれ図柄画像103が優先されて表示されるので、当り
ライン画像105が図柄画像の位置でブランクになる。
逆に、(a)のデータの表示の優先順位を高くした場合
には、当り図柄画像102およびはずれ図柄画像103
の上に当りライン画像105が表示される。
【0192】前記LCDコントロール回路78に含まれ
るCPU91と、VDP92と、VRAM94と、キャ
ラクタROM95に予め記憶されている当り図柄画像1
02およびはずれ図柄画像103および背景画像104
のキャラクタデータと、制御ROM93に予め記憶され
ている、VDP92に図柄の変動表示の画面データを作
成させるための制御用プログラムとにより、可変表示制
御手段が構成されている。また、前記LCDコントロー
ル回路78に含まれるCPU91と、VDP92と、V
RAM94と、キャラクタROM95に予め記憶されて
いる枠画像101のキャラクタデータと、制御ROM9
3に予め記憶されている、VDP92に枠画像101を
含む画面データを作成させるための制御用プログラムと
により、間隔領域表示制御手段が構成されている。
【0193】次に、本実施例のパチンコ遊技機における
異常発生と不正発生とに対応する機能について説明す
る。異常が検出される条件は、入賞玉検出器48a,4
8bと特定玉検出器50とのいずれかにおける断線およ
び短絡が発生したときと、大入賞口45が開放状態とな
ったときに入賞玉検出器48a,48bが1個の打玉を
もカウントしなかったときと、大入賞口45が開放状態
にあるときに、1個以上の打玉が入賞玉検出器48a,
48bにより検出された後に、特定玉検出器50がずれ
たときとである。
【0194】入賞玉検出器48a,48bと特定玉検出
器50とのいずれかにおいて断線および短絡が発生した
場合には、異常発生から2.900秒後に機能を停止す
るように制御される。大入賞口45が開放状態にあると
きに1個の打玉をも検出されなかった場合には、その回
の開放状態が終了されてから2.000秒後に機能が停
止するように制御される。大入賞口45が開放状態にあ
るときに1個以上の打玉が検出された後に特定玉検出器
50がずれた場合には、その回の開放状態が終了した後
に、2.000秒後に機能が停止するように制御され
る。
【0195】また、復旧処置としては、入賞玉検出器4
8a,48bと特定玉検出器50とにおいて断線または
短絡が発生した場合には、それらの検出器の状態を極力
正常にするように制御される。また、大入賞口45が開
放状態にあるときに1個の打玉をも検出されなかった場
合には、配置位置がずれた恐れがある特定玉検出器50
を極力正常な位置に戻した後、遊技場の管理担当者が打
玉を1個特定領域49に通過させて正常な状態に戻す。
【0196】なお、復旧処置を施すにあたり、パチンコ
遊技機の電源を切った場合には、再度電源投入すること
により、パチンコ遊技機の状態が正常に復旧されるよう
に制御する。
【0197】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、可
変表示装置の画像表示部が複数の表示領域に分割され、
これら複数の表示領域の各々において、所定の遊技価値
が付与可能となるか否かの判断対象となる表示結果を導
出するための画像が表示されるとともに、これら複数の
表示領域の相互の表示領域の間の間隔領域が画像として
表示される。これにより、可変表示装置の画像表示部に
おいて複数の表示領域のそれぞれの表示状態が見やすい
遊技機を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるパチンコ遊技機の遊技
盤の構成を示す正面図である。
【図2】可変表示装置の構成を示す正面図である。
【図3】画像表示部における表示態様の一例を示す画面
構成図である。
【図4】画像表示部における表示態様の一例を示す画面
構成図である。
【図5】メイン制御回路の構成を示すブロック図であ
る。
【図6】サブ制御回路の構成を示すブロック図である。
【図7】LCD表示器に含まれるLCDコントロール回
路の構成を示すブロック図である。
【図8】可変表示装置において表示される図柄の構成を
示す説明図であり、(a)は、左側,中央,右側の図柄
表示領域において変動表示される図柄の配列を示す説明
図であり、(b)〜(d)は、重複図柄の構成を示す模
式図である。
【図9】(a)はランダムカウンタの種類を示す説明図
であり、(b)はランダムカウンタの値により大当りを
発生させるか否かを事前に決定するための手順を示すフ
ローチャートである。
【図10】大当り図柄配列用のランダムカウンタの値と
大当り図柄の組合せ配列との対応関係を示す説明図であ
る。
【図11】可変表示装置における図柄の変動状態の種類
を示す説明図である。
【図12】可変表示装置における図柄の変動表示の制御
手順を示すタイミングチャートである。
【図13】可変表示装置における図柄の変動表示の制御
手順を示すタイミングチャートである。
【図14】可変表示装置における図柄の変動表示の制御
手順を示すタイミングチャートである。
【図15】可変表示装置における図柄の変動表示の制御
手順を示すタイミングチャートである。
【図16】可変表示装置における図柄の変動表示の制御
手順を示すタイミングチャートである。
【図17】可変表示装置における図柄の変動表示の制御
手順を示すタイミングチャートである。
【図18】可変入賞球装置の開放と閉鎖との制御手順を
示すタイミングチャートである。
【図19】(a)は飾りLED_Dの点灯の制御手順を
示すタイミングチャートであり、(b)は飾りLED_
D表示用のランダムカウンタの値と飾りLED_Dの点
灯の停止位置との対応関係を示す説明図である。
【図20】パチンコ遊技機の動作状態と各種ランプの点
灯制御との対応関係を示す説明図である。
【図21】パチンコ遊技機の動作状態と各種LEDの点
灯制御との対応関係を示す説明図である。
【図22】パチンコ遊技機の動作状態と各種LEDの点
灯制御との対応関係を示す説明図である。
【図23】パチンコ遊技機の動作状態と効果音の発生制
御との対応関係を示す説明図である。
【図24】可変表示装置における図柄の変動表示とスピ
ーカからの効果音の発生制御との対応関係を示すタイミ
ングチャートである。
【図25】重複図柄の画像の構成を示す画面構成図であ
る。
【図26】Vマーク画像の構成を示す画面構成図であ
る。
【図27】大当り発生中に表示される人物キャラクタの
画像の構成を示す画面構成図である。
【図28】可変表示装置の変動表示におけるリーチが発
生するときの表示制御の例を示す模式図である。
【図29】可変表示装置の変動表示におけるリーチが発
生するときの表示制御の例を示す模式図である。
【図30】可変表示装置の変動表示におけるリーチが発
生するときの表示制御の例を示す模式図である。
【図31】可変表示装置の変動表示において大当りを発
生させるときの表示制御の例を示す模式図である。
【図32】可変表示装置の変動表示において大当りを発
生させるときの表示制御の例を示す模式図である。
【図33】可変表示装置の変動表示において大当りを発
生させるときの表示制御の例を示す模式図である。
【図34】LCDコントロール回路のVRAMに記憶さ
れる画面データの構成を示す模式図である。
【符号の説明】
1は遊技盤、3は遊技領域、6は可変表示装置、7は始
動口、8は可変入賞球装置、40は画像表示部、41a
〜41cは左側,中央,右側の図柄表示領域、44は始
動玉検出器、45は大入賞口、46は開閉板、48a,
48bは入賞玉検出器、49は特定領域、50は特定玉
検出器、61はメイン制御回路、62は基本回路、64
はLCD回路、70はサブCPUコマンド出力回路、7
5はLCD表示器、78はLCDコントロール回路、7
9はLCD表示部、81はサブ制御回路、82はサブ基
本回路、84は音声合成回路、85は音量増幅回路、9
1はCPU、92はVDP、93は制御ROM、94は
VRAM、95はキャラクタROM、96はLCDドラ
イバ、101は枠画像、102は当り図柄画像、103
ははずれ図柄画像、104は背景画像、105a〜10
5eは当りライン画像である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を表示するための画像表示部を含
    み、該画像表示部が複数の表示領域に分割され、該複数
    の表示領域の表示状態が変化する可変表示装置を有し、
    前記複数の表示領域の表示結果が予め定められた特定の
    表示態様となった場合に、所定の遊技価値が付与可能と
    なる遊技機であって、 前記可変表示装置を制御し、前記複数の表示領域の各々
    において前記表示結果を導出するための画像を表示させ
    る可変表示制御手段と、 前記可変表示装置を制御し、前記画像表示部において前
    記複数の表示領域の相互の表示領域の間の間隔領域を画
    像として表示させる間隔領域表示制御手段とを含むこと
    を特徴とする、遊技機。
JP5352926A 1993-12-29 1993-12-29 遊技機 Withdrawn JPH07194798A (ja)

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