JPH07194724A - 放水銃を有する船舶の自動船位保持方法 - Google Patents

放水銃を有する船舶の自動船位保持方法

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JPH07194724A
JPH07194724A JP5338676A JP33867693A JPH07194724A JP H07194724 A JPH07194724 A JP H07194724A JP 5338676 A JP5338676 A JP 5338676A JP 33867693 A JP33867693 A JP 33867693A JP H07194724 A JPH07194724 A JP H07194724A
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detecting
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Hidetoshi Tachibana
英敏 橘
Kazuhiro Inoue
和博 井上
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Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
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Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 放水銃の放水反力に対して自動的に対応し、
乗員の省力化と消火効率の向上を計ることができる自動
船位保持方法を提供する。 【構成】 自船位置を検出する測位センサ11と、船首方
位を検出する方位センサ12と、放水銃の水平及び垂直角
を検出する水平角度センサ16及び垂直角度センサ17、及
び放水銃の水圧を検出する圧力センサ18を有し、測位セ
ンサ11と方位センサ12の信号を位置方位偏差演算装置13
に入力して目標点との偏差信号を作成し、これをPID
制御力演算装置14に入れて第1制御信号を作成する一
方、水平角度センサ16と垂直角度センサ17と圧力センサ
18の信号を水平方向放水圧力演算装置19に入れて補正信
号を作成し、第1制御信号と補正信号を必要推力演算装
置20に入力して第2制御信号を作成し、第2制御信号に
より推力発生装置4を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、消防艇の如く
放水銃を有する船舶の自動船位保持方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、消防艇においては、消火作業を効
率的に行うため火災中の船舶等に対し、自船の位置を保
持する必要がある。すなわち、消防艇は、風波、潮流等
の外力による影響のほか、放水反力が作用して自船の位
置が、常時、変位する。そのため、図4に示すように、
船舶1の前後にバウスラスター2、スタンスラスター3
を設けると共に、後部に可変ピッチプロペラ4及び固定
ピッチプロペラ5a, 5b等の推力発生装置を設け、係
る推力発生装置を制御して船位を保持することが行なわ
れている。6は放出銃を示している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の船舶
においては、推力発生装置を手動で制御することが行な
われており、乗員の作業負担が大きなものとなってい
る。特に、放水反力は、放出銃の角度と水圧変化に応じ
て刻々変化するものであり、これに対応する推力発生装
置の制御は、極めて困難な状態となっている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記のよう
な、従来の問題を解決するためになされたものであっ
て、放水銃と推力発生装置とを有する船舶において、自
船位置を検出する測位センサと、船首方位を検出する方
位センサと、放水銃の水平角及び垂直角を検出する水平
角度センサ及び垂直角度センサ、並びに放水銃の水圧を
検出する圧力センサーとを有し、測位センサと方位セン
サとの信号を位置方位偏差演算装置に入力して目標点と
の偏差信号を作成し、偏差信号をPID制御力演算装置
に入力して第1の制御信号を作成する一方、水平角度セ
ンサと垂直角度センサと圧力センサとの信号を水平方向
放水圧力演算装置に入力して補正信号を作成し、第1の
制御信号と補正信号とを必要推力演算装置に入力して第
2の制御信号を作成し、第2の制御信号により推力発生
装置を制御するようにした船舶の自動船位保持装置を提
供せんとするものである。
【0005】
【作用】かかる構成により、測位センサと方位センサと
により、第1の制御信号が作成され、水平角度センサや
垂直角度センサ及び圧力センサからの信号により放水に
よる反力が算出され、これにより第1の制御信号が補正
されてから推力発生装置が制御される。
【0006】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例を
説明する。図1において、11は自船位置を検出する測
位センサ、12は船首方位を検出する方位センサであ
り、測位センサ11の信号V1 及び方位センサ12の信
号V 2 は、位置方位偏差演算装置13に入力され偏位信
号V3 が作成される。そしてこの偏位信号V3 は、PI
D制御力演算装置14に入力され、ここで、船舶の船位
保持に必要な前後方向推力Fx、横方向推力Fy及び旋
回モーメントMφが求められ、第1の制御信号V4 が作
成される。
【0007】一方、放水銃6には、水平角度センサ1
6、垂直角度センサ17及び放水の圧力センサ18がそ
れぞれ設けられ、これらの各信号V5 ,V6 ,V7 は、
夫々、ローパスフィルタ23a,23b,23cを経て
水平方向放水圧力演算装置19に入力され、ここで、放
水銃6による放水の反力、すなわち、船舶の前後方向反
力Fx1 、横方向反力Fy1 及び旋回モーメントMφ1
が求められる。この反力は、図2に示すように、圧力セ
ンサ18からの信号V7 によりノズル圧力Pを求め、先
ず、放水反力Faが、次の式で算出される。
【0008】Fa=kd2P ここで、kは反力係数、dはノズル口径である。そし
て、水平角度センサ16の信号V5 及び垂直角度センサ
17の信号V6 よりノズルの水平角α、垂直角βが求め
られ、これにより、放水反力Faを水平方向の力Fb
x, Fbyに分解する。
【0009】すなわち、 Fb=Fa cosβ Fbx=Fb cosα Fby=Fb sinα このようにして、放水銃1基当りの水平方向放水反力が
求められる。
【0010】図3は、放水銃15a,15bを2基搭載
した船舶1aの平面図であって、この場合の各放水銃1
5a,15bの船舶22への放水反力Fx1 , Fy1 ,
Mφ 1 は次のようにして求められる。 Fx1 =F1x+F2x Fy1 =F1y+F2y Mφ1 =a1F1x−a2F2x+L2F1y+L2F
2y そして、これらの放水反力Fx1 , Fy1 , Mφ1 が補
正信号V8 として必要推力演算装置20に入力され、第
1の制御信号V4 が加算補正され、第2の制御信号V9
が得られる。そして、この第2の制御信号V9 によりバ
ウスラスター2やスタンスラスター3及びプロペラ4等
の推力発生装置が制御されるのである。
【0011】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
による放水銃を有する船舶の自動船位保持方法によれ
ば、風波、潮流等による船舶の変位を自動的に修正する
ことができるばかりでなく、放水銃からの放水反力に対
しても自動的に対応してその位置を保持することがで
き、乗員の作業の省力化と消火効率の向上を計ることが
できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の放水銃を有する船舶の自動船位保持方
法を実施するためのブロック図である。
【図2】放水反力の説明図である。
【図3】2基の放水銃を有する船舶の作用説明図であ
る。
【図4】放水銃を有する船舶の平面図である。
【符号の説明】
1,1a 船舶 2 バウスラスタ
ー 3 スタンスラスター 4 可変ピッチプ
ロペラ 5a,5b 固定ピッチプロペラ 6,15a,15
b 放水銃 11 測位センサ 12 方位センサ 13 位置方向偏差演算装置 14 PID制御
力演算装置 16 水平角度センサ 17 垂直角度セ
ンサ 18 圧力センサ 19 水平方向放
水圧力演算装置 20 必要推力演算装置 21 推力発生装

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放水銃と推力発生装置とを有する船舶に
    おいて、自船位置を検出する測位センサと、船首方位を
    検出する方位センサと、放水銃の水平角及び垂直角を検
    出する水平角度センサ及び垂直角度センサ、並びに放水
    銃の水圧を検出する圧力センサーとを有し、測位センサ
    と方位センサとの信号を位置方位偏差演算装置に入力し
    て目標点との偏差信号を作成し、偏差信号をPID制御
    力演算装置に入力して第1の制御信号を作成する一方、
    水平角度センサと垂直角度センサと圧力センサとの信号
    を水平方向放水圧力演算装置に入力して補正信号を作成
    し、第1の制御信号と補正信号とを必要推力演算装置に
    入力して第2の制御信号を作成し、第2の制御信号によ
    り推力発生装置を制御するようにしたことを特徴とする
    放水銃を有する船舶の自動船位保持方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018090096A (ja) * 2016-12-02 2018-06-14 株式会社エンルートM’s 無人噴射装置、噴射方法及び噴射プログラム
CN109621260A (zh) * 2018-11-27 2019-04-16 北京建筑大学 一种灭火车的控制系统
CN114887265A (zh) * 2022-04-21 2022-08-12 应急管理部上海消防研究所 一种水陆两栖消防艇喷射自稳定系统

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