JPH0719460U - 建築仕上げ面の構造と化粧板 - Google Patents

建築仕上げ面の構造と化粧板

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JPH0719460U
JPH0719460U JP4886693U JP4886693U JPH0719460U JP H0719460 U JPH0719460 U JP H0719460U JP 4886693 U JP4886693 U JP 4886693U JP 4886693 U JP4886693 U JP 4886693U JP H0719460 U JPH0719460 U JP H0719460U
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JP4886693U
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Inventor
輝彦 畠山
優子 青柳
Original Assignee
株式会社エービーシー商会
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 V字状の溝条を有した板材構成を活用しつ
つ、多様性のある化粧仕上げとなり得る建築仕上げ面の
構造とそれに使用する化粧板を提供する。 【構成】 化粧板材1の一部に、板材と可撓性シートと
が積層され、板材に複数の溝条12が形成されてなるブ
ロック11複数枚を、溝条12が異方向となるように又
は溝条12が異なるパターンとなるように組み合わせ並
設し、所定の面積の仕上げ面を構成する。化粧板は、4
枚のブロック11を夫々溝条12の形成パターン又は方
向が異なるように、1枚の可撓性シート上に並設し、貼
着して構成する。ブロック11は、表面色や素材の異な
るもの同士を適宜組み合わせて用いる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用】
本考案は、建築物の壁やパーティションなどの建築仕上げ面の構造、及びこれ に使用する化粧板に関する。
【0002】
【従来の技術】
壁表面の化粧仕上げ、或いはパーティションの壁面などに使用するための化粧 板として、所定巾で長尺状の板材の背面全面に可撓性シートを積層し、この板材 に全厚みに渡る所定巾のV字溝を長尺方向に一定ピッチで多数平行形成した構成 からなる化粧板材が提供されている。この板材としては、正目板、合板、或いは 表面に樹脂被膜を形成した木板、合成樹脂板などが使用されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記化粧板材には、多数のV字溝が平行形成してあるので、溝模様のある化粧 板として使用できると同時に、V字溝において化粧板材が折曲可能であるので、 曲面を構成することができる利点を有している。 然し乍ら、V字溝はすべて一方向のみであるため、壁面全体が単調となり、壁 面全体を変化のある模様で構成し、或いは部分的に模様を変化させ、或いはアク セント模様をつけることはできなかった。
【0004】 本考案は、このような点に着眼し、上記V字状の溝条を有した板材構成を活用 しつつ、多様性のある化粧仕上げとなり得る建築仕上げ面の構造を提供し、かつ それに使用する化粧板を提供せんとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本考案は、板材と可撓性シートとが積層され、板材 に複数の溝条が形成されてなるブロック複数枚を、溝条が異方向となるように又 は溝条が異なるパターンとなるように組み合わせ並設し、所定の面積の仕上げ面 を構成するようにして、建築仕上げ面の構造となしたことを特徴とするものであ る。
【0006】 また、本考案は、板材と可撓性シートとが積層され、板材に複数の溝条が形成 されてなるブロック複数枚を、ブロック表面色乃至板材素材が異なるように組み 合わせ並設し、所定の面積の仕上げ面を構成するようにして、建築仕上げ面の構 造となしたことも特徴とする。
【0007】 さらに、本考案は、上記ブロック複数枚を、溝条が異方向となるように又は溝 条が異なるパターンとなるように、且つブロックの表面色乃至板材素材が異なる ように組み合わせ並設して建築仕上げ面の構造となしたことも特徴とする。
【0008】 また、本考案の化粧板は、上記仕上げ面を構成するために、板材と可撓性シー トとが積層され、板材に複数の溝条が形成され、これらのうち、1本以上の溝条 が他の溝条に対して交差して形成されてなる構成を有することを特徴とするもの である。
【0009】 上記複数の溝条は、これらのうち、1本の溝条が他の溝条に対して独立的に異 方向に交差して形成して化粧板とすることができ、また、複数条の溝条群と他の 複数条の溝条群とを、互いに異方向に形成し、且つ隣接形成して化粧板とするこ とができる。
【0010】 上記何れの仕上げ面の構造或いは化粧板であっても、溝条は板材を分断するV 字状の溝条として形成することがより好ましい。
【0011】
【作用】
一方向の溝条模様中に、異方向の溝、或いは溝条配列を設けることにより、溝 条模様に変化が与えられ、壁面の化粧仕上げに部分的アクセントが与えられる。 また、溝条の交差、直交等により溝条配列やパターンに変化を持たせて化粧板を 構成することで、多様な溝条模様の化粧板を形成することができる。さらに、仕 上げ面全体の溝条をV字状に形成することで、全体としてV字溝を生かした統合 のある装飾を施すことができる。
【0012】
【実施例】
本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図1は、本考案にかかる仕上げ面の構造を施した壁面の一実施例の外観を示し ており、これは、上下方向に延びるV字溝2を一定ピッチで平行形成された化粧 板材1の一部に、複数の溝条を表面に形成した正方形のブロック11を水平方向 に並設して組み込んだものである。3は見切り板、4は巾木である。
【0013】 ブロック11は、図2に示すように、正方形に裁断された板材11aの背面に 可撓性シート11bを貼着し、板材11aに全厚みに亘るV字溝12を一定ピッ チで平行形成した構成でなっており、板材11aは、化粧板材1と同素材の木板 や合板、合成樹脂板などを用いることができる。
【0014】 かかるブロック11は、化粧板材1の壁面のやや上方部分に、V字溝12の形 成方向が、隣接する他のブロック11のV字溝12と互いに直交する向きとなる ように並設されているので、この並設部分でV字溝12の方向が各ブッロク毎に 上下左右と規則的に変化する溝条模様が表れ、化粧板材1を、変化性に富んだ溝 条配列パターンを有する壁面に仕上げることができる。
【0015】 この場合、ブロック11は、複数枚のブロックの組み合わせ易さという点で、 正方形或いは矩形のものが好ましく、また、V字溝12の形成ピッチは、化粧板 材1の溝条群との統合を採ってより装飾性を高めるため、V字溝2の形成ピッチ と一致させておくことが好ましい。 また、化粧板材1の一部にブロック11を組み込むことのみならず、壁面全体 をブロック11のみを用いて構成しても構わない。
【0016】 また、図3は複数の溝条22が形成されていて板材表面が化粧板材1とは異色 のブロック21を、当該ブロックのV字溝22と隣接する他のブロック11のV 字溝12とが同方向となるように並設したもの、図4は異方向となるように並設 したものであるが、これらのように、化粧板材1及び他のブロック11と、表面 色や素材が異なっているブロック21を組み合わせて用いることで、化粧板材1 の表面の色や柄、溝条模様に特徴的なアクセントを与えることができ、溝条の配 列パターンが同じ壁面でも、異なるイメージの壁面に仕上げることができる。
【0017】 図5は、上記V字溝12が形成された正方形の4枚のブロック11を夫々隣接 する他のブロック11のV字溝12が互いに異方向となるように並設し、これを 可撓性シート31b上に貼着して1枚の化粧板31として構成したものである。 かかる化粧板31は、図1に示す如く化粧板材1の一部に連続的に配列したり、 断続的に組み込んだりすることで、ボーダー模様やワンポイント模様等の、より 特徴的で、且つ全体として溝条模様の統合のとれた装飾を施すことができる。ま た、予め壁面仕上げ時に種々の溝条模様の化粧板31を複数枚用意しておけば、 施工も容易に、而も効率的に行なうことができる。
【0018】 かかる化粧板31は、化粧板材1に組み込んだときの装飾効果を高めるため、 以下の条件で構成することが望ましい。 先ず、化粧板31は、構成ブロック数が多いと製造コストが増し、少ないとバ ランスが悪くなるため、最大4枚のブロック11で構成し、またブロック11を 組み合わせたときの全体形状は正方形又は縦横比2:1の矩形となるようにする 。また、化粧板31の各辺の長さは、V字溝12の形成ピッチの整数倍とする。 尚、例えば、幅:610〜915mm、長さ:1210〜2450mm程度の寸 法の化粧板材1に対し、化粧板31の1辺の長さは100〜300mm程度であ る。
【0019】 次に、化粧板31を構成する各ブロックの形状は、図6に示すように、(A) 正 方形、(B) 矩形、(C) 二等辺三角形、(D) 外周面が略M字状の五角形の4パター ンとし、これらを組み合わせて全体として正方形又は矩形に構成する。また、各 ブロックに形成するV字溝12は、化粧板材1のV字溝2と同一ピッチで形成す ると共に、V字溝12の整数倍の長さの辺(これを基準辺aとする)に対し、垂 直又は平行となるように形成する。これにより、ブロック11を複数枚組み合わ せたときに、各ブロックの端面間でV字溝12の位置ずれが生じることはなく、 溝条の全体の配列に統合性が与えられる。
【0020】 図7は上記条件に基づいて構成した化粧板31の他の態様を示している。図中 、(1) は1枚の正方形のブロック11A で構成した場合、(2) は2枚の矩形のブ ロック11B を組み合わせて構成した場合、(3) は2枚の二等辺三角形のブロッ ク11C を組み合わせて構成した場合、(4) は4枚の二等辺三角形のブロック1 1C を組み合わせて構成した場合、(5) は二等辺三角形のブロック11C と五角 形に縁取られたブロック11D とを組み合わせて構成した場合であるが、(2) 及 び(3) において1本の溝条が他の溝条に対して独立的に異方向に交差して形成さ れた構成が、(4) において複数条の溝条群と他の溝条群とが互いに異方向に形成 され、かつ隣接形成された構成が、また、(5) において複数の溝条が他の溝条に 対して独立的に異方向に交差して形成された構成が夫々示されている。
【0021】 これらの場合、各ブロックの表面色や素材を種々取り揃えて構成することで、 溝条の配列パターンが同じであっても、イメージの異なる化粧板31を得ること ができ、これらの適宜な組み合わせにより、様々な化粧仕上げを行なうことがで きる。
【0022】 尚、上記実施例において、板材11aの表面の着色は、塗装や印刷紙(化粧紙 )、金属箔の貼着等も適宜な方法を用いることができる。また、図8に示すよう に、板の質感が表れるように板材表面に凹凸を形成する等の加工を行ってもよい 。さらに、化粧板31に用いる可撓性シート31bとして、図9に示す如き4枚 のブロックの接合面のみを貼着するために貼着面が十字状に裁断されらもの(同 図(A))や、網状に形成されたもの(同図(B))を用いてもよい。
【0023】
【考案の効果】
以上、本考案によれば、表面に溝条が形成された化粧板材に、複数の溝状が形 成された複数のブロック又は化粧板を並設して化粧仕上げを行なうことにより、 溝条配列の統合性を保ちつつ、これらのパターンや配列に変化性を与えることが でき、壁面に多様な溝条模様の装飾を施すことができる。 また、溝条の交差、直交等により溝条配列やパターンに変化を持たせて化粧板 を構成することで、壁面の化粧仕上げを多様に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる仕上げ面の構造を施した壁面の
一実施例の外観図である。
【図2】(A)は本考案で用いるブロックの正面図、
(B)は(A)のII−II線に沿う断面図である。
【図3】本考案にかかる仕上げ面の構造を施した壁面の
他の実施例の外観図である。
【図4】本考案にかかる仕上げ面の構造を施した壁面の
さらに他の実施例の外観図である。
【図5】(A)は本考案にかかる化粧板の一実施例の平
面図、(B)は(A)のV−V線に沿う断面図、(C)
は(A)の化粧板の分解斜視図である。
【図6】(A)〜(D)は化粧板を構成するブロックの
外形パターンを示す図である。
【図7】(1)〜(5)は本考案にかかる化粧板の他の
実施例の正面図である。
【図8】(A)及び(B)は板材表面の要部拡大断面図
である。
【図9】(A)及び(B)は化粧板に用いる可撓性シー
トの他の構成の正面図である。
【符号の説明】
1 化粧板材 2、12、22 V字溝 11、21 ブロック 31 化粧板

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板材と可撓性シートとが積層され、板材
    に複数の溝条が形成されてなるブロック複数枚を、溝条
    が異方向となるように又は溝条が異なるパターンの溝条
    となるように組み合わせ並設して所定の面積の仕上げ面
    を構成してなる建築仕上げ面の構造。
  2. 【請求項2】 板材と可撓性シートとが積層され、板材
    に複数の溝条が形成されてなるブロック複数枚を、ブロ
    ックの表面色乃至板材素材が異なるように組み合わせ並
    設して所定の面積の仕上げ面を構成してなる建築仕上げ
    面の構造。
  3. 【請求項3】 板材と可撓性シートとが積層され、板材
    に複数の溝条が形成されてなるブロック複数枚を、溝条
    が異方向となるように又は溝条が異なるパターンとなる
    ように、且つブロックの表面色乃至板材素材が異なるよ
    うに組み合わせ並設して所定の面積の仕上げ面を構成し
    てなる建築仕上げ面の構造。
  4. 【請求項4】 板材と可撓性シートとが積層され、板材
    に複数の溝条が形成され、これらのうち、1本以上の溝
    条が他の溝条に対して交差して形成されてなる構成を有
    する化粧板。
  5. 【請求項5】 板材と可撓性シートとが積層され、板材
    に複数の溝条が形成され、これらのうち、1本の溝条が
    他の溝条に対して独立的に異方向に交差して形成されて
    なる構成を有する化粧板。
  6. 【請求項6】 複数条の溝条群と他の複数条の溝条群と
    が、互いに異方向に形成され、かつ隣接形成されてなる
    構成を有する化粧板。
  7. 【請求項7】 溝条が板材を分断するV字状の溝条であ
    る請求項1乃至6の何れか一つに記載の建築仕上げ面の
    構造又は化粧板。
JP4886693U 1993-09-08 1993-09-08 建築仕上げ面の構造と化粧板 Pending JPH0719460U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010521361A (ja) * 2007-03-15 2010-06-24 ジョンソン コントロールズ テクノロジー カンパニー オーバヘッドコンソール
JP2013204339A (ja) * 2012-03-29 2013-10-07 Kmew Co Ltd 建築板

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5840625A (ja) * 1981-09-04 1983-03-09 Hitachi Ltd デ−タ収集用デ−タ補正方法

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