JPH07193885A - 信号削減方式 - Google Patents

信号削減方式

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JPH07193885A
JPH07193885A JP32918593A JP32918593A JPH07193885A JP H07193885 A JPH07193885 A JP H07193885A JP 32918593 A JP32918593 A JP 32918593A JP 32918593 A JP32918593 A JP 32918593A JP H07193885 A JPH07193885 A JP H07193885A
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JP
Japan
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subscriber
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signal
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power supply
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Withdrawn
Application number
JP32918593A
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English (en)
Inventor
Katsuyoshi Tsuhara
克好 津原
Shinji Ikesue
伸二 池末
Masahiro Tanaka
正博 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Fujitsu Kyushu Communication Systems Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Fujitsu Kyushu Communication Systems Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 集線装置における信号削減方式に関し、集線
装置の電源が二系統から供給される場合に、各電源動作
回路を経済的に分離可能とすることを目的とする。 【構成】 各単位装置(100) に、上位装置(300) から時
分割多重伝送路の各タイムスロットに同期して各単位装
置に伝達される各加入者指定情報を監視し、他単位装置
収容加入者(200) を指定する加入者指定情報を自単位装
置内の加入者未収容端子を指定する情報に変換する収容
位置変換手段(101) を設け、また集線装置の直流電源が
上位装置側と加入者側とから供給され、各電源で動作す
る回路を分離する場合に、上位装置から各単位装置に、
各タイムスロットに同期して伝達される各加入者指定情
報を上位装置側電源動作回路において時分割多重化して
転送し、加入者側電源動作回路において時分割分離する
多重分離手段(102) を設ける様に構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、集線装置における信号
削減方式に関し、特に複数の単位装置から構成され、各
単位装置が共通の時分割多重伝送路を経由して上位装置
との通信を行い、更に集線装置の直流電源が上位装置側
と加入者側との二系統から供給され、両系統の直流電源
で動作する回路を直流的に分離する集線装置における信
号削減方式に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は本発明の対象となる集線装置の一
例を示す図であり、図6は図5における信号波形の一例
を示す図であり、図7は従来ある集線制御装置の一例を
示す図であり、図8は図7における直流分離部の一例を
示す図である。
【0003】図5において、集線装置(LC)(1)
は、収容する複数の加入者(2)を集線し、ネットワー
ク(NW)(3)に接続する。集線装置(LC)(1)
は、各加入者(2)に対応して設けられた加入者回路
(SLC)(4)と、所定数の加入者(2)に対する情
報転送を一括制御する集線制御装置(LCC)(5)
と、集線装置(LC)(1)に収容される総ての加入者
(2)に対する情報転送を一括制御するラインプロセッ
サ(LPR)(6)とを具備しており、各集線制御装置
(LCC)(5)とラインプロセッサ(LPR)(6)
とは、音声および各種信号音等の情報を伝送する情報伝
送路(7)と、加入者(2)とネットワーク(NW)
(3)との接続を制御する信号を伝送する信号伝送路
(8)とにより接続されている。
【0004】情報伝送路(7)および信号伝送路(8)
は、各集線制御装置(LCC)(5)の間を複式接続し
ている。各集線制御装置(LCC)(5)は、128加
入者回路(SLC)(4)を制御するが、その内の特定
の8組の加入者回路(SLC)(4)には加入者を収容
しない為、実際には合計120加入者(2)〔以後加入
者群と称する〕に対する情報転送を制御する。
【0005】またラインプロセッサ(LPR)(6)
は、集線装置(LC)(1)内に設けられている16組
の集線制御装置(LCC)(5)を制御する為、合計1
6加入者群、即ち1920加入者(2)に対する情報転
送を制御することとなる。〔加入者群番号(S)=
(0)D 乃至(15)D により識別する〕、なおライン
プロセッサ(LPR)(6)は、加入者群内の個々の加
入者(2)を、各加入者群に付与した加入者群番号
(S)〔=(0)D 乃至(15)D (Dは十進数を示
す)〕と、各加入者群内のそれぞれ8加入者(2)から
構成される加入者部分群に付与した加入者部分群番号
(P)〔=(0)D 乃至(15)D 〕と、各加入者部分
群内の各加入者回路(SLC)(4)に付与した加入者
回路番号(C)〔=(0)D 乃至(7)D 〕とにより指
定する。
【0006】情報伝送路(7)は、4本の下り情報線
(LBD)〔個々の下り情報線を(LBD 0 )乃至
(LBD3 )と称する〕と、4本の上り情報線(LBU)と
から構成され、各下り情報線(LBD)および上り情報線
(LBU)は、それぞれ毎秒2メガビットの伝送速度を有
し、それぞれ毎秒64キロビットの伝送速度を有する3
2組のタイムスロット(TS)を伝送し、合計128タ
イムスロット(TS)の内、120タイムスロット(T
S)を、1920加入者(2)の集線接続用に割当てて
いる。
【0007】ラインプロセッサ(LPR)(6)は、通
話を要求する加入者(2)の使用するタイムスロット
(TS)を決定すると、下り情報線(LBD)を経由して
集線制御装置(LCC)(5)に伝送する各タイムスロ
ット(TS)に同期して、各タイムスロット(TS)の
使用を決定された加入者(2)を指定する信号〔以後後
述の情報種別データ(D)を含め、集線制御信号(LC
M)と称する〕を、信号伝送路(8)を経由して各集線
制御装置(LCC)(5)に伝達する。
【0008】集線制御信号(LCM)は、指定する加入
者(2)を収容する加入者回路(SLC)(4)を、加
入者群番号(S)〔=(0)D 乃至(15)D 〕、加入
者部分群番号(P)〔=(0)D 乃至(15)D 〕およ
び加入者回路番号(C)〔=(0)D 乃至(7)D 〕に
より指定するが、合計4本の下り情報線(LBD)上のタ
イムスロット(TS)を使用する4組の加入者(2)を
指定する集線制御信号(LCM)を伝送する為に、6本
の信号線〔加入者群番号(S)伝送用の信号線(LS1
および(LS2)、加入者部分群番号(P)伝送用の信号
線(LP1)および(LP2)、加入者回路番号(C)伝送
用の信号線(LC1)および(LC2)〕が準備されてい
る。
【0009】なお加入者群番号(S)は加入者群番号ビ
ット(s0 )乃至(s3 )の4ビットにより、また加入
者部分群番号(P)は加入者部分群番号ビット(p0
乃至(p3 )の4ビットにより、また加入者回路番号
(C)は加入者回路番号ビット(c0 )乃至(c2 )の
3ビットにより、それぞれ二進数により表示される。
【0010】なお信号伝送路(8)には、上記の6本の
信号線の他に、タイムスロット(TS)を使用中の加入
者(2)に各種信号音の送出を制御する情報種別データ
(D)を、タイムスロット(TS)に同期して伝送する
信号線(LD )が更に設けられている。
【0011】情報種別データ(D)は、指定された加入
者(2)に、音声情報と信号音との何れを転送するかを
指定する情報種別ビット(d1 )〔例えば音声情報を転
送する場合には情報種別ビット(d1 )を論理“0”
に、信号音を転送する場合には情報種別ビット(d1
を論理“1”に設定〕と、加入者(2)に二種類の信号
音の内、何れを供給するかを指定する信号音種別ビット
(d0 )〔一方の信号音を供給する場合には信号音種別
ビット(d0 )を論理“0”に、他方の信号音を供給す
る場合には信号音種別ビット(d0 )を論理“1”に設
定〕とから構成されている。
【0012】なお集線装置(LC)(1)の内、ライン
プロセッサ(LPR)(6)はネットワーク(NW)
(3)その他の交換機が動作する直流電源〔以後E系直
流電源と称する〕で動作し、加入者(2)を収容する加
入者回路(SLC)(4)は前述と異なる直流電源〔以
後G系直流電源と称する〕で動作する必要があり、集線
制御装置(LCC)(5)は両系の直流電源で動作する
必要が生ずるが、更にE系直流電源で動作する回路と、
G系直流電源で動作する回路とは、直流的に分離する必
要かある。
【0013】また集線制御装置(LCC)(5)は、図
7に示される如き構成を有し、501、521および5
31はレシーバ、502、507、524、526、5
32および536はフリップフロップ(FF)、50
3、522および538は直流分離部(EG)、50
4、523および533は直並列変換部(SP)、50
5および534は3ステートバッファ、506は下り情
報メモリ(VMD)、508および537は並直列変換
部(PS)、509および539はドライバ、510は
加入者群番号設定スイッチ(SW)、511は比較部
(CM)、512はゲート、513、527、529お
よび53Bはセレクタ(SL)、525は信号音制御メ
モリ(TCM)、528は下りカウンタ(CND)、5
35は上り情報メモリ(VMU)(535)、53Aは
上りカウンタ(CNU)である。
【0014】ラインプロセッサ(LPR)(6)から、
情報伝送路(7)〔=下り情報線(LBD0 )乃至(L
BD3 〕を経由して各タイムスロット(TS)に伝達され
る下り情報(BD )は、各集線制御装置(LCC)
(5)のレシーバ(501)により受信され、フリップ
フロップ(FF)(502)に一旦蓄積された後、後述
の直流分離部(EG)(503)を介して直並列変換部
(SP)(504)に伝達され、直列符号から並列符号
に変換された後、3ステートバッファ(505)に入力
される。
【0015】またラインプロセッサ(LPR)(6)か
ら信号伝送路(8)〔=信号線(L S1)、(LS2)、
(LP1)、(LP2)、(LC1)、(LC2)、(LD )〕
を経由して、各タイムスロット(TS)に伝達される集
線制御信号(LCM)は、レシーバ(521)により受
信される。
【0016】レシーバ(521)により受信された集線
制御信号(LCM)は、直流分離部(EG)(522)
を介して直並列変換部(SP)(523)に伝達され、
直列符号から並列符号に変換された後、フリップフロッ
プ(FF)(524)にビット単位に蓄積される。
【0017】フリップフロップ(FF)(524)に蓄
積された集線制御信号(LCM)の内、加入者群番号
(S)〔=加入者群番号ビット(s0 )乃至(s3 )〕
は、比較部(CM)(511)に入力される。
【0018】なお加入者群番号設定スイッチ(SW)
(510)には、各集線制御装置(LCC)(5)が制
御する加入者群に付与されている加入者群番号(S)
〔=0乃至15〕が、二進形式〔=加入者群番号ビット
(s0 )乃至(s3 )〕で予め設定されている。
【0019】比較部(CM)(511)は、フリップフ
ロップ(FF)(524)から入力される加入者群番号
(S)と、加入者群番号設定スイッチ(SW)(51
0)に設定されている加入者群番号(S)とを比較し、
両加入者群番号(S)が一致すれば出力する一致信号
(m)を論理“0”に設定し、一致しなければ出力する
一致信号(m)を論理“1”に設定する。
【0020】3ステートバッファ(505)は、一致信
号(m)が論理“0”に設定されている場合には導通状
態に設定され、直並列変換部(SP)(504)から出
力される情報を下り情報メモリ(VMD)(506)に
入力するが、一致信号(m)が論理“1”に設定されて
いる場合には遮断状態に設定され、直並列変換部(S
P)(504)から出力される情報を下り情報メモリ
(VMD)(506)に入力することを阻止する。
【0021】なおゲート(G)(512)には、フリッ
プフロップ(FF)(524)に蓄積されている加入者
部分群番号(P)が(0)D 〔加入者部分群番号ビット
(p 0 )乃至(p3 )が総て論理“0”〕を示す場合
に、論理“0”が入力され、3ステートバッファ(50
5)を導通状態に設定し、直並列変換部(SP)(50
4)から出力される情報を下り情報メモリ(VMD)
(506)に入力する。
【0022】またフリップフロップ(FF)(524)
に蓄積された集線制御信号(LCM)の内、加入者部分
群番号(P)〔=加入者部分群番号ビット(p0 )乃至
(p 3 )〕および加入者回路番号(C)〔=加入者回路
番号ビット(c0 )乃至(c 2 )〕は、セレクタ(S
L)(513)および(527)の書込側端子(W)に
入力され、各セレクタ(SL)(513)および(52
7)が、毎秒2メガビットのクロック信号(CKS )を
8分周したクロック信号(CKP )に同期して書込側端
子(W)に切替えられる度に、それぞれ下り情報メモリ
(VMD)(506)および信号音制御メモリ(TC
M)(525)に書込アドレスとして入力されると共
に、セレクタ(SL)(53B)の読出側端子(R)に
入力され、セレクタ(SL)(53B)がクロック信号
(CKP )に同期して読出側端子(R)に切替えられる
度に、上り情報メモリ(VMU)(535)に読出アド
レスとして入力される。
【0023】またフリップフロップ(FF)(524)
に蓄積された集線制御信号(LCM)の内、情報種別デ
ータ(D)〔=信号音種別ビット(d0 )、情報種別ビ
ット(d1 )〕は、3ステートバッファ(52A)に入
力される。
【0024】3ステートバッファ(52A)は、3ステ
ートバッファ(505)と同様に、比較部(CM(51
1)から出力される一致信号(m)が論理“0”に設定
されている場合に導通状態に設定され、情報種別データ
(D)を信号音制御メモリ(TCM)(525)に書込
データとして入力し、信号音制御メモリ(TCM)(5
25)の、加入者部分群番号(P)および加入者回路番
号(C)により指定される記憶領域に格納する。
【0025】またセレクタ(SL)(527)の読出側
端子(R)には、クロック信号(CKP )に同期して歩
進する下りカウンタ(CND)(528)の計数値が入
力され、セレクタ(SL)(527)がクロック信号
(CKP )に同期して読出側端子(R)に切替えられる
度に、信号音制御メモリ(TCM)(525)に読出ア
ドレスとして入力される。
【0026】その結果、信号音制御メモリ(TCM)
(525)の各記憶領域に格納されている情報種別デー
タ(D)が、入力される読出アドレスに対応して抽出さ
れ、フリップフロップ(FF)(526〕に蓄積され
る。
【0027】フリップフロップ(FF)(526)に蓄
積された情報種別データ(D)の内、情報種別ビット
(d1 )はセレクタ(SL)(529)の切替端子
(X)に入力され、信号音種別ビット(d0 )はセレク
タ(SL)(529)の信号音側端子(T)に入力され
る。
【0028】なおセレクタ(SL)(529)の音声側
端子(V)には、下りカウンタ(CND)(528)の
計数値が入力されている。セレクタ(SL)(527)
は、切替端子(X)に入力される情報種別ビット
(d1 )が論理“0”に設定されている場合〔即ち音声
情報を転送する場合〕には、音声側端子(V)を選択
し、下りカウンタ(CND)(528)の計数値をセレ
クタ(SL)(513)の読出側端子(R)に入力する
が、切替端子(X)に入力される情報種別ビット
(d1 )が論理“1”に設定されている場合〔即ち信号
音を転送する場合〕には、信号音側端子(T)を選択
し、信号音種別ビット(d0 )をセレクタ(SL)(5
13)の読出側端子(R)に入力する。
【0029】その結果、下り情報メモリ(VMD)(5
06)には、3ステートバッファ(505)が導通状態
に設定された場合に〔即ちラインプロセッサ(LPR)
(6)から伝達される集線制御信号(LCM)の加入者
群番号(S)が、自加入者群番号(S)と一致する場
合、または集線制御信号(LCM)の加入者部分群番号
(P)が(0)D を示す場合に〕、4本の下り情報線
(LBD0 )乃至(LBD3 )から、レシーバ(501)、
フリップフロップ(FF)(502)、直流分離部(E
G)(503)、直並列変換部(SP)(504)およ
び3ステートバッファ(505)を介して入力される下
り情報(BD )が、レシーバ(521)、直流分離部
(EG)(522)、直並列変換部(SP)(52
3)、フリップフロップ(FF)(524)および書込
側端子(W)を選択したセレクタ(SL)(513)を
介して書込アドレスとして入力される加入者部分群番号
(P)および加入者回路番号(C)に対応する記憶領域
に格納される。
【0030】なお下り情報(BD )の、各加入者群番号
(S)、加入者部分群番号(P)〔=(0)D 〕および
加入者回路番号(C)〔=(0)D および(1)D 〕に
対応するタイムスロット(TS)では、各加入者(2)
に供給する信号音〔二種類〕が伝送されている為、各集
線制御装置(LCC)(5)内の下り情報メモリ(VM
D)(506)の、加入者部分群番号(P)〔=(0)
D 〕および加入者回路番号(C)〔=(0)D および
(1)D 〕に対応する各記憶領域には、二種類の信号音
がそれぞれ格納される。
【0031】また各集線制御装置(LCC)(5)内の
下り情報メモリ(VMD)(506)の、加入者部分群
番号(P)〔=(1)D 乃至(15)D 〕および加入者
回路番号(C)〔=(0)D 乃至(7)D 〕に対応する
記憶領域には、それぞれ対応する加入者(2)に伝送さ
れる音声情報が格納される。
【0032】また下り情報メモリ(VMD)(506)
からは、下りカウンタ(CND)(528)の計数値に
対応して、信号音制御メモリ(TCM)(525)から
抽出された情報種別データ(D)の情報種別ビット(d
1 )が論理“0”に設定されており、下りカウンタ(C
ND)(528)の計数値が読出アドレスとして、セレ
クタ(SL)(529)および(513)を介して入力
された場合には、該当する記憶領域に格納されている音
声情報が抽出され、フリップフロップ(FF)(50
7)、並直列変換部(PS)(508)およびドライバ
(509)を介して対応する加入者回路(SLC)
(4)に伝達されるが、下りカウンタ(CND)(52
8)の計数値に対応して、信号音制御メモリ(TCM)
(525)から抽出された情報種別データ(D)の情報
種別ビット(d1 )が論理“1”に設定されており、信
号音制御メモリ(TCM)(525)から抽出された情
報種別データ(D)の信号音種別ビット(d0 )が読出
アドレスの一部として、フリップフロップ(FF)(5
26)、セレクタ(SL)(529)および(513)
を介して入力された場合には、該当する記憶領域に格納
されている信号音が抽出され、フリップフロップ(F
F)(507)、並直列変換部(PS)(508)およ
びドライバ(509)を介して対応する加入者回路(S
LC)(4)に伝達される。
【0033】一方、各加入者回路(SLC)(4)は、
対応する加入者(2)から送出される上り情報(BU
を、加入者群単位に時分割多重化した後、対応する集線
制御装置(LCC)(5)に伝達する。
【0034】集線制御装置(LCC)(5)において
は、各加入者回路(SLC)(4)から伝達された時分
割多重化された上り情報(BU )が、レシーバ(53
1)、フリップフロップ(FF)(532)、直並列変
換部(SP)(533)および3ステートバッファ(5
34)を介して上り情報メモリ(VMU)(535)に
入力される。
【0035】またセレクタ(SL)(53B)の書込側
端子(W)には、クロック信号(CKP )に同期して歩
進する上りカウンタ(CNU)(53A)の計数値が入
力され、またセレクタ(SL)(53B)の読出側端子
(R)には、前述の如く、加入者部分群番号(P)およ
び加入者回路番号(C)が入力されている。
【0036】その結果、セレクタ(SL)(53B)が
クロック信号(CKP )に同期して書込側端子(W)に
切替えられる度に、上りカウンタ(CNU)(53A)
の計数値が書込アドレスとして上り情報メモリ(VM
U)(535)に入力され、加入者回路(SLC)
(4)からレシーバ(531)、フリップフロップ(F
F)(532)、直並列変換部(SP)(533)およ
び3ステートバッファ(534)を介して入力される上
り情報(BU )を、それぞれ対応する記憶領域に格納
し、またセレクタ(SL)(53B)がクロック信号
(CKP )に同期して読出側端子(R)に切替えられる
度に、加入者部分群番号(P)および加入者回路番号
(C)が読出アドレスとして上り情報メモリ(VMU)
(535)に入力され、上り情報メモリ(VMU)(5
35)の対応する記憶領域に格納されている上り情報
(BU )が抽出され、フリップフロップ(FF)(53
6)、並直列変換部(PS)(537)、直流分離部
(EG)(538)、並びに比較部(CM)(511)
から出力される一致信号(m)が論理“0”に設定され
た場合に、導通状態に設定されるドライバ(539)を
介して4本の上り情報線(LBU0 )乃至(LBU3 )から
成る情報伝送路(7)に送出され、情報伝送路(7)を
経由してラインプロセッサ(LPR)(6)に伝達され
る。
【0037】なお一致信号(m)が論理“1”に設定さ
れる場合には、ドライバ(439)は遮断状態に設定さ
れ、情報伝送路(7)に情報(BU )を出力しない。な
お集線制御装置(LCC)(5)に設けられた直流分離
部(EG)(503)、(522)および(538)
は、前述の如く、E系直流電源で動作する回路と、G系
直流電源で動作する回路とを直流的に分離する為に設け
られており、例えば図8に示す如き構成を有している。
【0038】図8においては、集線制御信号(LCM)
転送用に使用される直流分離部(EG)(522)の構
成が示されており、直流分離用のパルストランス(P
T)(5223)、集線制御装置(LCC)(5)内で
使用されているNRZ信号を、パルストランス(PT)
(5223)を転送する為にRZ信号に変換する符号変
換部(CD)(5221)、RZ信号をパルストランス
(PT)(5225)を経由して転送するパルス送信部
(X)(5222)およびパルス受信部(R)(522
4)、RZ信号を再びNRZ信号に逆変換する符号逆変
換部(DC)(5225)とから構成されている。
【0039】なお直流分離部(EG)(503)、(5
22)および(538)は、それぞれ信号線数だけ設け
る必要がある為、使用個数を極力削減する目的で、信号
線数の少ない段階、即ち下り情報(BD )が直並列変換
部(SP)(504)により直列信号から並列信号に変
換される前〔即ちフリップフロップ(FF)(502)
と直並列変換部(SP)(504)との間〕、また集線
制御信号(LCM)が直並列変換部(SP)(523)
により直列信号から並列信号に変換される前〔即ちレシ
ーバ(521)と直並列変換部(SP)(523)との
間〕、また上り情報(BU )が並直列変換部(PS)
(537)により並列信号から直列信号に変換された後
〔即ち並直列変換部(PS)(537)とドライバ(5
39)との間〕に挿入されていたが、下り情報(BD
を伝送する4本の下り情報線(LBD 0 )乃至(LBD3
と、上り情報(BU )を伝送する4本の上り情報線(L
BU0)乃至(LBU3 )と、加入者群番号(S)を伝送す
る信号線(LS1)および(L S2)と、加入者部分群番号
(P)を伝送する信号線(LP1)および(LP2)と、加
入者回路番号(C)を伝送する信号線(LC1)および
(LSC)と、情報種別データ(D)を伝送する信号線
(LD )と、比較部(CM)(511)から上り情報線
(LBU0 )乃至(LBU3 )に設けられた各ドライバ(5
39)に一致信号(m)を伝達する経路とに対応してそ
れぞれ設ける必要があり、集線制御装置(LCC)
(5)毎にそれぞれ16組を必要としていた。
【0040】
【発明が解決しようとする課題】以上の説明から明らか
な如く、従来ある集線装置においては、各集線制御装置
(LCC)(5)毎に合計15組の直流分離部(EG)
(503)、(522)または(538)を設ける必要
があり、当該集線装置の経済性を損なう問題があった。
【0041】本発明は、集線装置の直流電源が上位装置
側と加入者側との二系統から供給される場合に、両系統
の直流電源で動作する回路を経済的に分離可能とするこ
とを目的とする。
【0042】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理を示
す図である。図1において、100は集線装置を構成す
る複数の単位装置、200は加入者、300は上位装置
である。
【0043】各単位装置(100)は、ぞれ複数の加入
者(200)を収容し、各単位装置(100)が共通の
時分割多重伝送路を経由して上位装置(300)との通
信を行う。
【0044】101は、本発明(請求項1)により各単
位装置(100)に設けられた収容位置変換手段であ
る。102は、本発明(請求項3)により各単位装置
(100)に設けられた多重分離手段である。
【0045】
【作用】収容位置変換手段(101)は、上位装置(3
00)から時分割多重伝送路の各タイムスロットに同期
して各単位装置(100)に伝達される各タイムスロッ
トを使用する加入者(200)を指定する加入者指定情
報を監視し、他の単位装置(100)に収容される加入
者(200)を指定する加入者指定情報を受信した場合
に、該加入者指定情報を自単位装置(100)内の加入
者(200)未収容端子を指定する加入者指定情報に変
換することにより、時分割多重伝送路の他の単位装置
(100)に収容される加入者(200)の使用するタ
イムスロットにより伝達される情報の受信を阻止可能と
する。
【0046】なお収容位置変換手段(101)は、集線
装置の直流電源が上位装置(300)側と加入者(20
0)側との二系統から供給され、両系統の直流電源で動
作する回路を直流的に分離する場合に、上位装置(30
0)側の直流電源系統により動作する回路内に設け、加
入者側の直流電源系統により動作する回路には、単位装
置(100)を識別する情報の伝達を不要とすることが
考慮される。
【0047】また多重分離手段(102)は、集線装置
の直流電源が上位装置(300)側と加入者(200)
側との二系統から供給され、両系統の直流電源で動作す
る回路を直流的に分離する場合に、上位装置(300)
から各単位装置(100)に、時分割多重伝送路の各タ
イムスロットに同期して伝達される各タイムスロットを
使用する加入者(200)を指定する加入者指定情報
を、上位装置(300)側の直流電源系統により動作す
る回路において時分割多重化して加入者側の直流電源系
統により動作する回路に転送し、加入者側の直流電源系
統により動作する回路において時分割多重化された加入
者指定情報を時分割分離する。
【0048】従って、集線装置の直流電源が、上位装置
側と加入者側との二系統から供給され、両系統の直流電
源で動作する回路を直流的に分離する場合に、両系統の
直流電源で動作する回路間を転送すべき信号の種別が減
少し、直流分離に要する手段の使用数が削減され、当該
集線装置の経済性を大幅に向上する。
【0049】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面により説明す
る。図2は本発明の一実施例による集線制御装置を示す
図であり、図3は図2におけるアドレス変換部の一例を
示す図であり、また図4は図2における直流分離部の一
例を示す図である。なお、全図を通じて同一符号は同一
対象物を示す。また対象とする集線装置(LC)は図5
に示す通りとし、また集線装置(LC)(1)に収容さ
れる加入者(2)の回線数〔=1920回線〕および群
構成〔8加入者×15加入者部分群×16加入者群〕は
前述の通りとし、またラインプロセッサ(LPR)
(6)と各集線制御装置(LCC)(5)との間で転送
される信号波形は図6に示す通りとする。
【0050】図5においては、図1における単位装置
(100)として集線制御装置(LCC)(5)が示さ
れ、また図1における加入者(200)として加入者
(2)が示され、また図1における上位装置(300)
としてラインプロセッサ(LPR)(6)が示され、ま
た図2においては、図1における収容位置変換手段(1
01)としてアドレス変換部(ACV)(52B)が集
線制御装置(LCC)(5)内に設けられ、また図4に
おいては、図1における多重分離手段(102)として
多重部(MPX)(5226)および分離部(DMX)
(5227)が直流分離部(EG)(522a)内に設
けられている。
【0051】図2乃至図5において、ラインプロセッサ
(LPR)(6)から、情報伝送路(7)〔=下り情報
線(LBD0 )乃至(LBD3 〕を経由して、各タイムスロ
ット(TS)に伝達される下り情報(BD )は、前述と
同様に、各集線制御装置(LCC)(5)のレシーバ
(501)により受信され、フリップフロップ(FF)
(502)、直流分離部(EG)(503)および直並
列変換部(SP)(504)を経由して下り情報メモリ
(VMD)(506)に入力され、また信号伝送路
(8)〔=信号線(LS1)、(LS2)、(LP1)、(L
P2)、(LC1)、(L C2)、(LC )〕および(LD
を経由して、各タイムスロット(TS)に伝達される集
線制御信号(LCM)は、前述と同様に、レシーバ(5
21)により受信される。
【0052】レシーバ(521)により受信された集線
制御信号(LCM)は、フリップフロップ(FF)(5
2A)にビット単位に蓄積される。フリップフロップ
(FF)(52A)に蓄積された集線制御信号(LC
M)の内、フリップフロップ(FF)(52A1)に蓄
積された加入者群番号(S)〔=加入者群番号ビット
(s0 )乃至(s3 )〕はアドレス変換部(ACV)
(52B)の比較部(CM)(52B2)に入力され、
またフリップフロップ(FF)(52A2)に蓄積され
た加入者部分群番号(P)〔=加入者部分群番号ビット
(p0 )乃至(p3 )〕と、フリップフロップ(FF)
(52A3)に蓄積された加入者回路番号(C)〔=加
入者回路番号ビット(c0 )乃至(c2 )〕とは、それ
ぞれアドレス変換部(ACV)(52B)の信号音転送
監視部(TA)(52B3)〔但し加入者番号ビット
(c2 )を除く〕およびアドレス変換制御部(AC)
(52B4)に入力される。
【0053】なお加入者群番号設定スイッチ(SW)
(52B1)には、図7における加入者群番号設定スイ
ッチ(SW)(510)と同様に、各集線制御装置(L
CC)(5)が制御する加入者群に付与されている加入
者群番号(S)〔=(0)D 乃至(15)D 〕が、二進
形式〔=加入者群番号ビット(s0 )乃至(s3 )〕で
予め設定されている。
【0054】比較部(CM)(52B2)は、図7にお
ける比較部(CM)(511)と同様に、フリップフロ
ップ(FF)(52A1)から入力される加入者群番号
(S)と、加入者群番号設定スイッチ(SW)(52B
1)に設定されている加入者群番号(S)とを比較し、
両加入者群番号(S)が一致すれば出力する一致信号
(m)を論理“0”に設定し、一致しなければ出力する
一致信号(m)を論理“1”に設定し、アドレス変換制
御部(AC)(52B4)に伝達する。
【0055】信号音転送監視部(TA)(52B3)
は、フリップフロップ(FF)(52B2)から入力さ
れる加入者部分群番号(P)〔=加入者部分群番号ビッ
ト(p 0 )乃至(p3 )〕と、フリップフロップ(F
F)(52A3)から入力される加入者回路番号(C)
〔=加入者回路番号ビット(c0 )乃至(c2 )〕とを
監視し、加入者部分群番号(P)が(0)D を示し、且
つ加入者回路番号(C)が(0)D または(1)D を示
す場合には、出力する信号音転送信号(t)を論理
“0”に設定し、加入者部分群番号(P)および加入者
回路番号(C)が前記以外の場合には、出力する信号音
転送信号(t)を論理“1”に設定し、アドレス変換制
御部(AC)(52B4)に伝達する。
【0056】アドレス変換制御部(AC)(52B4)
は、比較部(CM)(52B2)から伝達される一致信
号(m)が論理“0”に設定される場合には、信号音転
送監視部(TA)(52B3)から伝達される信号音転
送信号(t)の論理値に拘らず、フリップフロップ(F
F)(52A2)から伝達される加入者部分群番号
(P)〔=加入者部分群番号ビット(p0 )乃至
(p3 )〕と、フリップフロップ(FF)(52A3)
から伝達される加入者回路番号(C)〔=加入者回路番
号ビット(c0 )乃至(c2 )〕とを、何等変換するこ
と無く出力して直流分離部(EG)(522a)に伝達
し、また信号音転送監視部(TA)(52B3)から伝
達される信号音転送信号(t)が論理“0”に設定され
る場合には、比較部(CM)(52B2)から伝達され
る一致信号(m)の論理値に拘らず、フリップフロップ
(FF)(52A2)から伝達される加入者部分群番号
(P)〔=加入者部分群番号ビット(p0 )乃至
(p3 )〕と、フリップフロップ(FF)(52A3)
から伝達される加入者回路番号(C)〔=加入者回路番
号ビット(c 0 )乃至(c2 )〕とを、何等変換するこ
と無く出力して直流分離部(EG)(522a)に伝達
し、更に一致信号(m)および信号音転送信号(t)が
共に論理“1”に設定された場合には、フリップフロッ
プ(FF)(52A2)から伝達される加入者部分群番
号(P)〔=加入者部分群番号ビット(p0 )乃至(p
3 )〕と、フリップフロップ(FF)(52A3)から
伝達される加入者回路番号(C)〔=加入者回路番号ビ
ット(c0 )乃至(c2 )〕とを、加入者(2)が未収
容の加入者部分群番号(P)および加入者回路番号
(C)〔例えば加入者部分群番号(P)=(0)D 、且
つ加入者回路番号(C)=(4)D 〕に変換して出力
し、直流分離部(EG)(522a)に伝達する。
【0057】図2においては、図4に示される構成を有
する直流分離部(EG)(522a)が、加入者部分群
番号(P)転送用と、加入者回路番号(C)転送用とそ
れぞれ一個宛設けられている。
【0058】加入者部分群番号(P)転送用の直流分離
部(EG)(522a)においては、多重部(MPX)
(5226)が、アドレス変換部(ACV)(52B)
のアドレス変換制御部(AC)(52B4)から伝達さ
れる加入者部分群番号(P)〔=加入者部分群番号ビッ
ト(p0 )乃至(p3 )〕をビット単位に受信すると、
毎秒4メガビットの伝送速度を有する一組の直列信号に
多重化した後、符号変換部(CD)(5221)、パル
ス送信部(X)(5222)、パルストランス(PT)
(5223)、パルス受信部(R)(5224)および
符号逆変換部(DC)(5225)を介して分離部(D
MX)(5227)に転送し、分離部(DMX)(52
27)により再びビット単位〔=加入者部分群番号ビッ
ト(p0)乃至(p3 )〕に分離して出力し、直並列変
換部(SP)(523)に伝達する。
【0059】加入者回路番号(C)転送用の直流分離部
(EG)(522a)も、加入者部分群番号(P)転送
用と同様に動作する。直並列変換部(SP)(523)
に入力された加入者部分群番号(P)および加入者回路
番号(C)は、図7におけると同様に、直列符号から並
列符号に変換され、フリップフロップ(FF)(52
4)にビット単位に蓄積される。
【0060】フリップフロップ(FF)(524)に蓄
積された集線制御信号(LCM)の内、加入者部分群番
号(P)〔=加入者部分群番号ビット(p0 )乃至(p
3 )〕および加入者回路番号(C)〔=加入者回路番号
ビット(c0 )乃至(c2 )〕は、セレクタ(SL)
(513)および(527)の書込側端子(W)に入力
され、各セレクタ(SL)(513)および(527)
がクロック信号(CKP)に同期して書込側端子(W)
に切替えられる度に、それぞれ下り情報メモリ(VM
D)(506)および信号音制御メモリ(TCM)(5
25)に書込アドレスとして入力されると共に、セレク
タ(SL)(53B)の読出側端子(R)に入力され、
セレクタ(SL)(53B)がクロック信号(CKP
に同期して読出側端子(R)に切替えられる度に、上り
情報メモリ(VMU)(535)に読出アドレスとして
入力される。またフリップフロップ(FF)(524)
に蓄積された集線制御信号(LCM)の内、情報種別デ
ータ(D)〔=信号音種別ビット(d0 )、情報種別ビ
ット(d1 )〕は、信号音制御メモリ(TCM)(52
5)に書込データとして入力され、信号音制御メモリ
(TCM)(525)の、加入者部分群番号(P)およ
び加入者回路番号(C)により指定される記憶領域に格
納される。
【0061】またセレクタ(SL)(527)の読出側
端子(R)には、図7におけると同様に、クロック信号
(CKP )に同期して歩進する下りカウンタ(CND)
(528)の計数値が入力され、セレクタ(SL)(5
27)がクロック信号(CK P )に同期して読出側端子
(R)に切替えられる度に、信号音制御メモリ(TC
M)(525)に読出アドレスとして入力される。
【0062】その結果、信号音制御メモリ(TCM)
(525)、フリップフロップ(FF)(526)、セ
レクタ(SL)(527)および(529)は、図7に
おけると同様に動作し、情報種別データ(D)の情報種
別ビット(d1 )が論理“0”〔即ち音声情報を転送す
る場合〕に設定されている場合には、下りカウンタ(C
ND)(528)の計数値をセレクタ(SL)(51
3)の読出側端子(R)に入力するが、情報種別ビット
(d1 )が論理“1”〔即ち信号音を転送する場合〕に
設定されている場合には、信号音種別ビット(d0 )を
セレクタ(SL)(513)の読出側端子(R)に入力
する。
【0063】その結果、ラインプロセッサ(LPR)
(6)から、4本の下り情報線(LBD 0 )乃至
(LBD3 )を経由して各集線制御装置(LCC)(5)
に転送され、レシーバ(501)、フリップフロップ
(FF)(502)、直流分離部(EG)(503)お
よび直並列変換部(SP)(504)を介して下り情報
メモリ(VMD)(506)に伝達される下り情報(B
D )の内、一致信号(m)が論理“0”に設定される自
加入者群宛の下り情報(BD )と、信号音転送信号
(t)が論理“0”に設定される信号音とは、下り情報
メモリ(VMD)(506)の、書込アドレスである加
入者部分群番号(P)および加入者回路番号(C)によ
り指定される記憶領域〔信号音も加入者部分群番号
(P)=(0)D および加入者回路番号(C)=(0)
D または(1)D により指定される記憶領域〕に格納さ
れ、また一致信号(m)および信号音転送信号(t)が
共に論理“1”に設定される他加入者群宛の下り情報
(BD )は、下り情報メモリ(VMD)(506)の、
書込アドレスである加入者部分群番号(P)および加入
者回路番号(C)により指定される記憶領域〔即ちアド
レス変換部(ACV)(52B)が変換した特定の加入
者部分群番号(P)(例えば(0)D )および加入者回
路番号(C)(例えば(4)D )により指定される記憶
領域〕に格納される。
【0064】また下り情報メモリ(VMD)(506)
からは、下りカウンタ(CND)(528)の計数値に
対応して、信号音制御メモリ(TCM)(525)から
抽出された情報種別データ(D)の情報種別ビット(d
1 )が論理“0”に設定されており、下りカウンタ(C
ND)(528)の計数値が読出アドレスとして、セレ
クタ(SL)(529)および(513)を介して入力
された場合には、該当する記憶領域に格納されている音
声情報が抽出され、フリップフロップ(FF)(50
7)、並直列変換部(PS)(508)およびドライバ
(509)を介して対応する加入者回路(SLC)
(4)に伝達されるが、下りカウンタ(CND)(52
8)の計数値に対応して、信号音制御メモリ(TCM)
(525)から抽出された情報種別データ(D)の情報
種別ビット(d1 )が論理“1”に設定されており、信
号音制御メモリ(TCM)(525)から抽出された情
報種別データ(D)の信号音種別ビット(d0 )が読出
アドレスの一部として、フリップフロップ(FF)(5
26)、セレクタ(SL)(529)および(513)
を介して入力された場合には、該当する記憶領域に格納
されている信号音が抽出され、フリップフロップ(F
F)(507)、並直列変換部(PS)(508)およ
びドライバ(509)を介して対応する加入者回路(S
LC)(4)に伝達される。
【0065】また下り情報メモリ(VMD)(506)
の、加入者部分群番号(P)=(0)D および加入者回
路番号(C)=(4)D に対応する記憶領域に格納され
た他加入者群宛の下り情報(BD )は、加入者回路(S
LC)(4)が収容されていない為、公知の手順で下り
情報(BD )の抽出および加入者回路(SLC)(4)
への伝達は阻止される。
【0066】なお、各加入者(2)から送出される上り
情報(BU )は、図7におけると同様の過程で、加入者
回路(SLC)(4)から集線制御装置(LCC)
(5)内のレシーバ(531)、フリップフロップ(F
F)(532)、直並列変換部(SP)(533)、3
ステートバッファ(534)、上り情報メモリ(VM
U)(535)、フリップフロップ(FF)(53
6)、並直列変換部(PS)(537)、直流分離部
(EG)(538)およびドライバ(539)を介して
4本の上り情報線(LBU0 )乃至(LBU3 )から成る情
報伝送路(7)に送出される為、説明を省略する。
【0067】以上の説明から明らかな如く、本実施例に
よれば、集線制御装置(LCC)(5)内で加入者群番
号(S)を使用する自他加入者群の識別処理を実行し、
且つ他加入者群宛の下り情報(BD )の加入者部分群番
号(P)および加入者回路番号(C)を、自加入者群内
の加入者(2)未収容加入者部分群番号(P)および加
入者回路番号(C)に変換した後、直流分離部(EG)
(522a)を経由させた為、直流分離部(EG)(5
03)内に多重部(MPX)(5226)および分離部
(DMX)(5227)を設けたことと相まって、直流
分離部(EG)(522a)は、加入者部分群番号
(P)転送用と加入者回路番号(C)転送用と、情報種
別データ(D)転送用との三個に削減され、図7におけ
る直流分離部(EG)(522)が、加入者群番号
(S)転送用に二個と、加入者部分群番号(P)転送用
に二個と、加入者回路番号(C)転送用に二個と、情報
種別データ(D)一個と、ドライバ(539)への一致
信号(m)の転送用に一個と、合計八個設けられている
のに比して大幅に削減される。
【0068】なお、図2はあく迄本発明の一実施例に過
ぎず、例えば図4に示される直流分離部(EG)(52
2a)は集線制御信号(LCM)転送用に適用するもの
に限定されることは無く、下り情報(BD )および上り
情報(BU )転送用の直流分離部(EG)(503)お
よび(538)に適用することにより更に削減効果が考
慮されるが、何れの場合にも本発明の効果は変わらな
い。また本発明の対象とする集線制御装置(LCC)
(5)の構成は図示されるものに限定されることは無
く、他に幾多の変形が考慮されるが、何れの場合にも本
発明の効果は変わらない。更に本発明の対象となる集線
装置は、図示されるものに限定されぬことは言う迄も無
い。
【0069】
【発明の効果】以上、本発明によれば、前記集線装置の
直流電源が、上位装置側と加入者側との二系統から供給
され、両系統の直流電源で動作する回路を直流的に分離
する場合に、両系統の直流電源で動作する回路間を転送
すべき信号の種別が減少し、直流分離に要する手段の使
用数が削減され、当該集線装置の経済性を大幅に向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の原理を示す図
【図2】 本発明の一実施例による集線制御装置を示す
【図3】 図2におけるアドレス変換部の一例を示す図
【図4】 図2における直流分離部の一例を示す図
【図5】 本発明の対象となる集線装置の一例を示す図
【図6】 図5における信号波形の一例を示す図
【図7】 従来ある集線制御装置の一例を示す図
【図8】 図7における直流分離部の一例を示す図
【符号の説明】
1 集線装置(LC) 2、200 加入者 3 ネットワーク(NW) 4 加入者回路(SLC) 5 集線制御装置(LCC) 6 ラインプロセッサ(LPR) 7 情報伝送路 8 信号伝送路 100 単位装置 101 収容位置変換手段 102 多重分離手段 300 上位装置 501、521、531 レシーバ 502、507、524、526、52A、532、5
36、52A1、52A2、52A3 フリップフロッ
プ(FF) 503、522、522a、538 直流分離部(E
G) 504、523、533 直並列変換部(SP) 505、52A 3ステートバッファ 506 下り情報メモリ(VMD) 508、537 並直列変換部(PS) 509、534、539 ドライバ 510、52B1 加入者群番号設定スイッチ(SW) 511、52B2 比較部(CM) 512 ゲート 513、527、529、53B セレクタ(SL) 525 信号音制御メモリ(TCM) 528 下りカウンタ(CND) 52B アドレス変換部(ACV) 535 上り情報メモリ(VMU) 53A 上りカウンタ(CNU) 5221 符号変換部(CD) 5222 パルス送信部(X) 5223 パルストランス(PT) 5224 パルス受信部(R) 5225 符号逆変換部(DC) 5226 多重部(MPX) 5227 分離部(DMX) 52B3 信号音転送監視部(TA) 52B4 アドレス変換制御部(AC)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池末 伸二 福岡県福岡市博多区博多駅前一丁目4番4 号 富士通九州通信システム株式会社内 (72)発明者 田中 正博 福岡県福岡市博多区博多駅前一丁目4番4 号 富士通九州通信システム株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ複数の加入者(200)を収容
    する複数の単位装置(100)から構成され、前記各単
    位装置(100)が共通の時分割多重伝送路を経由して
    上位装置(300)との通信を行う集線装置において、 前記各単位装置(100)に、前記上位装置(300)
    から前記時分割多重伝送路の各タイムスロットに同期し
    て前記各単位装置(100)に伝達される前記各タイム
    スロットを使用する加入者(200)を指定する加入者
    指定情報を監視し、他の単位装置(100)に収容され
    る加入者(200)を指定する加入者指定情報を受信し
    た場合に、該加入者指定情報を自単位装置(100)内
    の加入者(200)未収容端子を指定する加入者指定情
    報に変換する収容位置変換手段(101)を設け、 前記時分割多重伝送路の他の単位装置(100)に収容
    される加入者(200)の使用する前記タイムスロット
    により伝達される情報の受信を阻止することを特徴とす
    る信号削減方式。
  2. 【請求項2】 前記収容位置変換手段(101)は、前
    記集線装置の直流電源が前記上位装置(300)側と前
    記加入者(200)側との二系統から供給され、前記両
    系統の直流電源で動作する回路を直流的に分離する場合
    に、前記上位装置(300)側の直流電源系統により動
    作する回路内に設け、前記加入者側の直流電源系統によ
    り動作する回路には、前記単位装置(100)を識別す
    る情報の伝達を不要とすることを特徴とする請求項1記
    載の信号削減方式。
  3. 【請求項3】 それぞれ複数の加入者(200)を収容
    する複数の単位装置(100)から構成され、前記各単
    位装置(100)が共通の時分割多重伝送路を経由して
    上位装置(300)との通信を行う集線装置において、 前記各単位装置(100)に、前記集線装置の直流電源
    が前記上位装置(300)側と前記加入者(200)側
    との二系統から供給され、前記両系統の直流電源で動作
    する回路を直流的に分離する場合に、前記上位装置(3
    00)から前記各単位装置(100)に、前記時分割多
    重伝送路の各タイムスロットに同期して伝達される前記
    各タイムスロットを使用する加入者(200)を指定す
    る加入者指定情報を、前記上位装置(300)側の直流
    電源系統により動作する回路において時分割多重化して
    前記加入者側の直流電源系統により動作する回路に転送
    し、前記加入者側の直流電源系統により動作する回路に
    おいて前記時分割多重化された加入者指定情報を時分割
    分離する多重分離手段(102)を設けることを特徴と
    する信号削減方式。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008210384A (ja) * 2007-02-27 2008-09-11 Siemens Ag 爆発危険領域のためのasiネットワーク
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