JPH07193791A - 画像情報変換装置 - Google Patents

画像情報変換装置

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JPH07193791A
JPH07193791A JP5347609A JP34760993A JPH07193791A JP H07193791 A JPH07193791 A JP H07193791A JP 5347609 A JP5347609 A JP 5347609A JP 34760993 A JP34760993 A JP 34760993A JP H07193791 A JPH07193791 A JP H07193791A
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image
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JP5347609A
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English (en)
Inventor
Masashi Uchida
真史 内田
Tetsujiro Kondo
哲二郎 近藤
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、画像情報変換装置において、通常の
解像度の画像情報を高解像度の画像情報に変換する際に
簡易な構成で変換画像の画質を向上する。 【構成】入力される第1の画像情報から、画面に1つ又
は複数の全画面の動きに応じた動きベクトルを検出し
て、全画面について動き補償して全画面の動きを除去す
る。続いて動き補償画像情報を複数の領域に分割し、そ
れぞれの領域毎にレベル分布のパターンを検出し、この
検出したパターンに基づいて、その領域の動き補償画像
情報が属するクラスを決定してクラス検出情報を出力す
る。このクラス検出情報に応じて、動き補償画像情報を
より解像度の高い画像情報に変換するための情報である
線形推定式の係数データ又は代表値がクラス毎に記憶さ
れた記憶手段7を読み出し、この係数データ又は代表値
に応じて、動き補償画像情報が第2の画像情報に変換さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 産業上の利用分野 従来の技術(図10及び図11) 発明が解決しようとする課題(図6、図10及び図1
1) 課題を解決するための手段(図1) 作用(図1) 実施例(図1〜図5) (1)実施例の画像情報変換装置(図1〜図7) (2)ROMテーブルの作成方法(図1〜図8) (3)他の実施例(図9) 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は画像情報変換装置に関
し、特に通常の解像度の画像情報を高解像度の画像情報
に変換して出力するものに適用して好適なものである。
【0003】
【従来の技術】従来、オーデイオビジユアル指向の高ま
りから、より高解像度の画像を得ることができるような
テレビジヨン受像器が望まれ、これに応えて、いわゆる
ハイビジヨン方式のテレビジヨン受像器が開発された。
このハイビジヨン方式では走査線数が、いわゆるNTS
C方式の映像信号で規定される走査線数が 525本なのに
対して、2倍以上の1125本となつているうえ、表示画面
の縦横比もNTSC方式が3:4に対して9:16と広角
画面になつている。これにより高解像度で劇場のような
臨場感のある画面を得ることができる。
【0004】ここでこのような優れた特性を有するハイ
ビジヨン方式ではあるが、NTSC方式の映像信号をそ
のまま供給しても画像表示を行うことはできない。これ
は上述したようにNTSC方式とハイビジヨン方式とで
は規格が異なるためである。このため、NTSC方式の
映像信号に応じた画像をハンビジヨン方式で表示しよう
とする場合には、従来画像情報変換装置を用いて映像信
号のレートを変換していた。
【0005】すなわちこの画像情報変換装置は、図10
に示すように、入力端子100を介して供給されるNT
SC方式の映像信号の水平方向の補間処理を行う水平補
間フイルタ101と、水平方向の補間処理の行われた映
像信号の垂直方向の補間処理を行う垂直補間フイルタ1
02とから構成されている。実際上水平補間フイルタ1
01は、図11に示すようなデイジタルフイルタで構成
されており、NTSC方式の映像信号が入力端子110
を介して、第1〜第mの乗算器111〜111mにそれ
ぞれ供給される。各乗算器111はそれぞれ入力される
映像信号に係数α0〜αmを乗算して出力する。
【0006】この結果係数α0〜αmが乗算された映像
信号は、それぞれ第1〜第mの加算器112〜112m
−1に供給される。各加算器112〜112m−1の間
には、それぞれ時間Tの遅延レジスタ113〜113m
が設けられている。そして第mの乗算器111mから出
力された映像信号は、第mの遅延レジスタ113mで時
間Tだけ遅延され、第m−1の加算器112m−1に供
給される。第m−1の加算器112m−1は、第mの遅
延レジスタ113mで時間Tだけ遅延された映像信号
と、第m−1の乗算器111m−1からの映像信号とを
加算されて出力される。
【0007】このように加算された映像信号は、第m−
1の遅延レジスタ113m−1で再度時間Tだけ遅延さ
れ、第m−2の加算器112m−2(図示せず)におい
て第m−2の乗算器112m−2(図示せず)からの映
像信号と加算される。水平補間フイルタ101は、この
ようにしてNTSC方式の映像信号の水平方向について
補間して、出力端子120を介して垂直補間フイルタ1
02に供給する。
【0008】垂直補間フイルタ102は、水平補間フイ
ルタ101と同様にデイジタルフイルタで構成されてお
り、水平補間された映像信号に対して、垂直方向の画素
の補間を行う。このようにしてNTSC方式の映像信号
よりハイビジヨン方式の映像信号に応じたレートの映像
信号を得るようになされ、この映像信号がハイビジヨン
方式の受像器に供給される。これによりNTSC方式の
映像信号に応じた画像をハイビジヨン方式の受像器で表
示し得るようになされている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが上述した画像
情報変換装置においては、NTSC方式の映像信号を基
にして、単に水平方向及び垂直方向を補間しているに過
ぎないため、解像度は基となるNTSC方式の映像信号
と何ら変わらなかつた。特に通常の動画を変換対象とし
た場合、垂直方向の補間をフイールド内処理で行うのが
一般的であるが、この場合には、画像のフイールド間相
関を使用していないため、画像静止部においてはNTS
C方式の映像信号よりも解像度が劣化する欠点があつ
た。
【0010】これに対して、画像情報変換装置として、
入力信号である画像信号レベルを3次元すなわち時空間
分布に応じてクラス分割し、クラス毎に予め学習によつ
て獲得された予測係数値を格納した記憶手段を持ち、予
測式に基づいた演算により最適な推定値を出力する方法
を用いたものがある(特願平4-330592号、特願平5-1726
17号)。
【0011】この方法では、ハイビジヨン方式(以下、
高解像度を示すHD(high difinition )と呼ぶ)の画
素を創造する場合、時間的及び空間的な意味でその周辺
に存在する複数のNTSC方式(以下、標準解像度を示
すSD(standerd difinition )と呼ぶ)の画素データ
をクラス分割し、それぞれのクラス毎に予測係数値を学
習により獲得することで、画像静止部においてはフイー
ルド間、フレーム間等の時間方向の相関を利用し、また
画像動き部においては、フイールド内相関のみを利用す
ることにより、真値に近いHD画素値を得るものであ
る。
【0012】実際上図6にSD画素を大きい「○」で示
し、HD画素を小さい「○」で示す。この図において、
SD画素x1 とSD画素x2 の差分値、SD画素x2 と
SD画素x3 の差分値、SD画素x3 とSD画素x4 の
差分値、SD画素x4 とSD画素x5 の差分値、SD画
素x5 とSD画素x6 の差分値のいずれもが小さい場合
は、創造するべきHD画素y1 周辺の画像は静止してい
る可能性が高い。そこで上述した画像情報変換装置で
は、空間位置の近いSD画素x3 に重きをおいて、HD
画素y1 を創造する。
【0013】一方SD画素x1 とSD画素x2 の差分
値、SD画素x2 とSD画素x3 の差分値、SD画素x
3 とSD画素x4 の差分値、SD画素x4 とSD画素x
5 の差分値、SD画素x5 とSD画素x6 の差分値のい
ずれもが大きい場合は、創造するべきHD画素y1 周辺
の画像は動いている可能性が高い。そこで上述した画像
情報変換装置では、時間的に近いSD画素x2 とSD画
素x4 に重きをおいて、HD画素y1 を創造する。この
方法によれば、静止/動きの切り替わりも実際の画像を
用いて学習することにより滑らかに表現できるので、従
来の動き適応方式のように静止/動きの切り替わりによ
る不自然さの発生を大幅に減少させることができる。
【0014】ところがこの方法では、画像が動いている
場合、創造するHD画素y1 と他フイールドに属するS
D画素(x1 、x4 、x6 )は、動きの検出という意味
では有用であるが、HD画素y1 を創造するためには無
用となる。従つてSD画素x1 〜x6 の6画素を用いて
クラス分類しても、HD画素y1 の創造に活かせるの
は、創造するHD画素y1 と同一フイールドに属するS
D画素(x1 、x3 、x5 )のわずか3画素による波形
表現のみとなる。このため動き画像における画質の改善
は、静止画像における画質の改善に比べて効果が小さい
問題があつた。
【0015】これに対して、インターレース構造の画像
に対し、動き補償処理を行うことによりノンインターレ
ース化して静止画像に変換した後、クラス分類を行い画
像信号変換処理を行う画像情報変換装置がある(特願平
5-264277号)。これは画素毎又は小さな領域毎に動きベ
クトルを求め、動き補償を行うことにより、静止画像と
見なせるようなノンインターレース構造のSD画像を作
成し、この画像を元に画像信号変換処理を行うもので動
き補償という処理を施した後、クラス分類を行うので、
クラス分類自体は動きを表現する必要がなく、また動き
画像/静止画像共に変換による画質改善が得られる。と
ころがこのようにすると画素毎又は小さな領域毎に動き
ベクトルを算出する必要があるため、ハードウエア規模
が膨大なものとなり構成が複雑かつ大型化する問題があ
つた。
【0016】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、通常の解像度の画像情報を高解像度の画像情報に変
換する際に簡易な構成で変換画像の画質を向上し得る画
像情報変換装置を提案しようとするものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、デイジタル画像信号でなる第1の
画像情報を、より画素数の多いデイジタル画像信号でな
る第2の画像情報に変換する画像情報変換装置におい
て、インターレース構造を有する第1の画像情報の連続
2フイールド分又は連続2フレーム分より、1画面につ
き1又は複数の全画面の動きに応じた動きベクトルを算
出する動きベクトル検出手段と、その動きベクトル検出
手段により検出された全画面の動きに応じた1又は複数
の動きベクトルに基づき、全画面の動きを補償する動き
補償手段と、その動き補償手段から供給された動き補償
画像情報を複数のブロツクに分割する画像情報分割手段
と、その画像情報分割手段により分割されたブロツク毎
に動き補償画像情報のレベル分布のパターンを検出し、
その検出したパターンに基づいて、そのブロツクの動き
補償画像情報が属するクラスを決定してクラス検出情報
を出力するクラス検出手段と、動き補償画像情報を、そ
の動き補償画像情報よりも解像度が高い第2の画像情報
に変換するための情報である推定式の係数データがクラ
ス毎に記憶され、クラス検出手段からのクラス検出情報
に応じて係数データを出力する係数データ記憶手段と、
その係数データ記憶手段から供給された係数データに応
じて、第1の画像情報を第2の画像情報に変換して出力
する画像変換手段とを設けるようにした。
【0018】また本発明においては、デイジタル画像信
号でなる第1の画像情報を、より画素数の多いデイジタ
ル画像信号でなる第2の画像情報に変換する画像情報変
換装置において、インターレース構造を有する第1の画
像情報の連続2フイールド分又は連続2フレーム分よ
り、1画面につき1又は複数の全画面の動きに応じた動
きベクトルを算出する動きベクトル検出手段と、その動
きベクトル検出手段により検出された全画面の動きに応
じた1又は複数の動きベクトルに基づき、全画面の動き
を補償する動き補償手段と、その動き補償手段から供給
された動き補償画像情報を複数のブロツクに分割する画
像情報分割手段と、その画像情報分割手段により分割さ
れたブロツク毎に動き補償画像情報のレベル分布のパタ
ーンを検出し、その検出したパターンに基づいて、その
ブロツクの動き補償画像情報が属するクラスを決定して
クラス検出情報を出力するクラス検出手段と、動き補償
画像情報を、その動き補償画像情報よりも解像度が高い
第2の画像情報に変換するための情報である代表値がク
ラス毎に記憶され、クラス検出手段からのクラス検出情
報に応じて代表値を出力する代表値記憶手段と、その代
表値記憶手段から供給された代表値に応じて、第1の画
像情報を第2の画像情報に変換して出力する画像変換手
段とを設けるようにした。
【0019】
【作用】まず入力される第1の画像情報から、画面に1
つ又は複数の全画面の動きに応じた動きベクトルを検出
して、全画面について動き補償して全画面の動きを除去
する。続いて動き補償画像情報を複数の領域に分割し、
それぞれの領域毎にレベル分布のパターンを検出し、こ
の検出したパターンに基づいて、その領域の動き補償画
像情報が属するクラスを決定してクラス検出情報を出力
する。このクラス検出情報に応じて、動き補償画像情報
をより解像度の高い画像情報に変換するための情報であ
る線形推定式の係数データ又は代表値がクラス毎に記憶
された記憶手段7を読み出し、この係数データ又は代表
値に応じて、動き補償画像情報が第2の画像情報に変換
される。かくして簡易に検出した動きベクトルで動き補
償した画像情報で、クラス分類して画像変換することに
より、簡易な構成で変換画像の画質の劣化を未然に防止
し得る。
【0020】
【実施例】以下図面について本発明の一実施例を詳述す
る。
【0021】(1)実施例の画像情報変換装置 図1においては全体として、本発明による画像情報変換
装置を示し、入力端子1を通じて外部から供給される画
像情報として、NTSC方式の映像信号がデイジタル化
されSDデータとして入力される。入力端子1から供給
されたSDデータは、動きベクトル検出回路2に供給さ
れる。動きベクトル検出回路2は、全画面の動きに応じ
て動きベクトルを検出するもので、現在創造しようとし
ているHD画素の属するフイールドと、1フイールド前
のフイールドとの間の動きベクトルを算出する。
【0022】実際上図2に示すように、動きベクトル検
出回路2は、入力端子1を介してSDデータが供給され
る代表点メモリ51及び減算回路52と、この減算回路
52による減算出力データが供給される相関積算値表形
成回路53と、この相関積算値表形成回路53により形
成された相関積算値表の相関積算値データが供給される
動きベクトル決定回路54とより構成されている。
【0023】この動きベクトル検出回路2の代表点メモ
リ51は、入力ビデオデータで構成される1フイールド
の画像を複数に分割した各ブロツク毎の代表点画素の画
像データIK(0,0)を記憶する。実際上、図3に示すよう
に、例えば1フイールドの画面をm画素×nラインのブ
ロツクに分解し、図4に示すように、各ブロツクの中心
画素S(0,0) を代表点とし、各代表点画素の画素データ
IK(0,0)を、代表点メモリ51に1フイールド期間記憶
する。なお代表点は、画面上で均一にばらまかれるよう
に設定されている。そして、この代表点メモリ51から
読み出される1フイールド前の各代表点画素の画像デー
タIK-1(0,0)が、減算回路52に供給される。
【0024】減算回路52は、現フイールドのSDデー
タについて、ブロツク毎のm×n個の画素の画像データ
IK(x,y)と代表点メモリ51から読み出される前フイー
ルドの対応するブロツクの代表点画素の画像データIK-
1(0,0)との差分、すなわちフイールド間差分の絶対値|
IK-1(0,0)−IK(x,y)|を検出する。そしてこの減算回
路52により得られるフイールド差分絶対値|IK-1(0,
0)−IK(x,y)|が相関積算値表形成回路53に供給され
る。
【0025】相関積算値表形成回路53は、減算回路5
2により得られた各ブロツクのフイールド差分絶対値|
IK-1(0,0)−IK(x,y)|を対応する画素毎に1フイール
ド期間に亘つて積算し、1ブロツク分の画素配列に対応
するm×nの整数座標を有する相関積算値表を形成す
る。この相関積算値表形成回路53により形成される相
関積算値表は、m×n個のフイールド差分絶対値|IK-
1(0,0)−IK(x,y)|の積算値、すなわち相関積算値の分
布を示す。そしてこの相関積算値表形成回路53により
形成される相関積算値表のm×n個の相関積算値が動き
ベクトル決定回路54に供給される。
【0026】動きベクトル決定回路54は、相関積算値
表形成回路53により形成された相関積算値表の相関積
算値の最小値の座標を検出して、動きベクトルを決定す
る。相関積算値表形成回路53により形成された相関積
算値表の相関積算値は、各ブロツクの代表点画素の画像
データIK-1(0,0)と他の画素の画像データIK(x,y)との
フイールド間相関を示すもので、相関の強い画素に対応
する座標ほど小さな値となり、動きベクトルに対応する
座標の相関積算値が最小値となるので、最小値の座標を
検出することにより、動きベクトルを決定することがで
きる。動きベクトル決定回路54の出力信号として、決
定した動きベクトルが出力される。なお実際には、入力
端子1から供給される注目フイールドのSDデータに対
し、補間フイルタを用いて垂直方向に補間処理を行い、
画素数を増加させたデータに対して動きベクトルを算出
し、算出精度を向上させることが望ましい。
【0027】動きベクトル決定回路54の出力信号、す
なわち動きベクトル検出回路2の出力信号は動き補償回
路3に供給される。動き補償回路3では、動きベクトル
検出回路2の出力信号により、(k-1) フイールドの画像
信号データを、水平方向及び垂直方向にシフトし、全画
面について動き補償を行いkフイールドにおけるノンイ
ンターレース画像を作成する。なおこの動き補償では、
カメラ等の動きによる全画面動きは除去されるが、画面
の部分動きは除去されない。このため、インターレース
画像といつても正確な意味でのインターレース画像では
なく、画像変換に必要な全画面動きを補償した画像を表
す。動き補償回路3は、出力信号としてkフイールドに
おけるノンインターレース画像を領域分割化回路に出力
する。
【0028】ここでこの画像情報変換装置におけるSD
画素と創造すべきHD画素の位置関係を図5に示す。す
なわち創造すべきHD画素には、同一フイールド内で見
たとき、SD画素から近い位置に存在するHD画素のy
1 とSD画素から遠い位置に存在するy2 の2種類があ
る。この実施例ではSD画素から近い位置に存在するH
D画素を推定するモードをモード1とし、SD画素から
遠い位置に存在するHD画素を推定するモードをモード
2とする。
【0029】領域分割化回路4では、動き補償回路3よ
り供給された動き補償画像データを複数の領域に分割す
る。この実施例では創造すべきHD画素の同一フレーム
内の例えば上下各3画素ずつのSD画素を、1画素×6
ラインの計6画素からなる領域に分割する。モード1に
関しては、図6に示すように、HD画素y1 に対するS
D画素x1 、x2 、x3 、x4 、x5 、x6 がその領域
にあたり、この領域をブロツク1とする。またモード2
に関しては、図7に示すように、HD画素y2に対する
SD画素x1 、x2 、x3 、x4 、x5 、x6 がその領
域にあたり、この領域をブロツク2とする。なお図5〜
図7では、SD画素を大きい「○」で示し、HD画素を
小さい「○」で示す。またこの時点では動き補償回路3
によつて既に全画面動きについて動き補償されインター
レース化されているが、各SD画素のフイールドの属性
を明らかにするため、図5〜図7ではインターレース構
造を有するまま図示している。
【0030】このようにして、領域分割化回路4により
ブロツク化されたSDデータが、ADRC回路5及び遅
延回路(DL)8に供給される。遅延回路8は、ADR
C回路5、クラスコード発生回路6、ROMテーブル7
の処理に必要な時間だけSDデータを遅延させて推定演
算回路9に出力する。ADRC回路5は、領域毎に供給
されるSDデータの1次元的又は2次元的なレベル分布
のパターンを検出すると共に、上述のように各領域のデ
ータを、例えば8ビツトのSDデータから2ビツトのS
Dデータに圧縮するように演算してパターン圧縮データ
を形成し、このパターン圧縮データをクラスコード発生
回路6に供給する。
【0031】ここでADRCは、本来ビデオテープレコ
ーダ(VTR)向けの高能率符号化用に開発された適応
的再量子化法だが、信号レベルの局所的なパターンを短
い語長で効率的に表現できるため、この実施例ではAD
RCの手法を用いて信号パターンのクラス分類するため
のコードを発生している。ADRC回路5は、領域内の
ダイナミツクレンジをDR、ビツト割当をn、領域内画
素のデータレベルをL、再量子化コードをQとして、次
【数1】 によつて、領域内の最大値MAXと最小値MINとの間
を指定されたビツト長で均等に分割して再量子化を行
う。なお(1)式において[]は切り捨て処理を意味す
る。
【0032】この実施例では、領域分割化回路4により
分割されたそれぞれ6画素のSDデータを各2ビツトに
圧縮する。圧縮されたSDデータを、それぞれq1 〜q
6 とする。このように圧縮されたSDデータのパターン
により、信号波形及び部分動きの有無が表現される。な
お動きベクトル検出回路2、動き補償回路3により全画
面動きは除去されるが部分動きは残る。この部分動き
は、このクラス分類により検出され、クラス毎に最適な
処理を行うことにより、処理全体の最適化を図ることが
できる。
【0033】クラスコード発生回路6は、ADRC回路
5から供給されるパターン圧縮データに基づいて、次式
【数2】 の演算を行うことにより、そのブロツクが属するクラス
を検出し、そのクラスを示すクラスコードclass をRO
Mテーブル7に供給する。このクラスコードclass は、
ROMテーブル7からの読み出しアドレスを示すものと
なつている。
【0034】実際上ROMテーブル7には、SDデータ
のパターンとHDデータの関係を学習することにより、
線形推定式を用いてそのSDデータに対応するHDデー
タを算出するための係数データが、各クラス毎に記憶さ
れている。これは線形推定式によりSDデータを、この
画像情報よりも高い解像度の画像情報である、いわゆる
ハイビジヨン方式の規格に合致したHDデータに変換す
るための情報である。この実施例において係数データ
は、モード1とモード2で独立に用意される。なおRO
Mテーブル7に記憶されている係数データの作成方法に
ついては後述する。ROMテーブル7からは、クラスコ
ードclass で示されるアドレスから、そのクラスの係数
データであるwi (class )が読み出される。この係数
データは推定演算回路9に供給される。
【0035】推定演算回路9は、遅延回路8を介して領
域分割化回路4から供給されるSDデータ及びROMテ
ーブル7から供給される係数データであるwi (class
)に基づいて、入力されたSDデータに対応するHD
データを算出する。実際上推定演算回路9は、遅延回路
8より供給されたSDデータとROMテーブル7より供
給された係数データにより、モード1に関してはブロツ
ク1用の係数を用いて、モード2に関してはブロツク2
用の係数を用いて、係数データであるwi (class )に
基づいて、それぞれ次式
【数3】 の演算を行うことにより、入力されたSDデータに対応
するHDデータを算出する。作成されたHDデータは水
平補間フイルタ10に供給される。
【0036】水平補間フイルタ10は、従来について上
述した図10の水平補間フイルタ102と同様に構成さ
れており、補間処理により水平方向の画素数を2倍にす
るものである。水平補間フイルタ10の出力は、出力端
子11を介して出力される。この出力端子11を介して
出力されるHDデータは、例えばHDテレビジヨン受像
器やHDビデオテープレコーダ装置等に供給される。
【0037】以上の構成によれば、SDデータに対応す
るHDデータを推定するための係数データを、各クラス
毎に予め学習により求めた上でROMテーブル7に記憶
し、入力されるSDデータ及びROMテーブル7から読
み出した係数データに基づいて演算を行い、入力された
SDデータに対応するHDデータを形成して出力するこ
とにより、入力されるSDデータを単に補間処理した場
合と比較して、実際のデータにより近いHDデータに変
換することができる。
【0038】また上述の構成によれば、カメラ動き等の
全画面動きに関しては、全画面動きベクトルを算出して
全画面動き補償し、静止画化してからクラス分類を行い
画像変換を行うようにしたことにより、全画面動きに関
しては変換画像においてほぼ静止画に近いように画質を
改善することができる。さらに上述の構成によれば、画
素毎又は小さな領域毎に動きベクトルを求め、動き補償
を行うことにより静止画像と見なせるようなノンインタ
ーレース画像を作成し、その画像を元に画像情報変換処
理する方法に比較して、全画面動きベクトルの算出、補
償しか行わないため、ハードウエア規模を大幅に削減し
て、簡易な構成で変換画像の画質を実用上十分に向上す
ることができる。
【0039】(2)ROMテーブルの作成方法 ここでROMテーブル7に格納される係数データの作成
方法について、図8を用いて説明する。この係数データ
を学習によつて得るためには、まず既に知られているH
D画像に対応して、このHD画像の1/4の画素数のS
D画像を形成する。実際上、図8に示す理想フイルタ回
路により、入力端子21を介して供給されるHDデータ
の垂直方向の画素を垂直間引きフイルタ22によりフイ
ールド内の垂直方向の周波数が1/2になるように間引
き処理し、さらに水平間引きフイルタ23により、この
HDデータの水平方向の画素を間引き処理してSDデー
タを得る。
【0040】この結果得られるSDデータは、動きベク
トル検出回路24に供給される。動きベクトル検出回路
24は、図1の画像情報変換装置の動きベクトル検出回
路2と同じ構成のもので、連続する2フイールド間の全
画面動きベクトルを算出する。動きベクトル検出回路2
4の出力信号は、動き補償回路25に供給される。動き
補償回路25も、図1の動き補償回路3と同じ構成のも
ので、動きベクトル検出回路24の出力信号を基に全画
面動き補償を行い、カメラ動き等の全画面動きを除去
し、処理対象フイールドにおけるノンインターレース画
像を作成する。作成されたノンインターレースSDデー
タは、領域分割化回路26に供給される。
【0041】領域分割化回路26では、供給されたノン
インターレースSDデータを複数の領域に分割する。こ
の領域分割化回路26も、図1の領域分割化回路4と同
じ構成のものであり、ノンインターレースSDデータを
各6画素からなる領域に分割する。すなわちモード1に
対してはブロツク1の領域の領域分割を行い、モード2
に関してはブロツク2の領域分割を行う。この領域毎の
SDデータをADRC回路27及び正規方程式加算回路
29に供給する。
【0042】ADRC回路27は領域毎に供給されるS
Dデータの1次元的又は2次元的なレベル分布のパター
ンを検出するとともに、上述のように各領域のすべての
データ又は一部のデータを、例えば8ビツトのSDデー
タから2ビツトのSDデータに圧縮するように演算して
パターン圧縮データを形成し、このパターン圧縮データ
をクラスコード発生回路28に供給する。ADRC回路
27も図1のADRC回路5と同じ構成のものである。
この領域分割化回路26に分離された、6画素からなる
各領域のSDデータ(図6、図7におけるSD画素x1
〜x6 )を、ADRCにより各2ビツトに圧縮する。
【0043】クラスコード発生回路28も、図1のクラ
スコード発生回路6と同じ構成のものであり、ADRC
回路27から供給されるパターン圧縮データに基づいて
(2)式の演算を行うことにより、そのブロツクが属す
るクラスを検出し、そのクラスclass を示すクラスコー
ドを出力する。クラスコード発生回路28は、クラスコ
ードを正規方程式加算回路29に出力する。
【0044】ここで正規方程式加算回路29の説明とし
て、複数個のSD画素からHD画素への変換式の学習と
その予測式を用いた信号変換について述べる。以下では
説明のために画素をより一般化してn画素による予測を
行う場合について述べる。SD画素レベルをそれぞれx
1 、……xn として、それぞれにpビツトADRCを行
つた結果の再量子化データをq1 、……qn とする。こ
のとき、この領域のクラスclass を、上述した(2)式
で定義する。
【0045】上述のようにSD画素レベルをそれぞれx
1 、……xn とし、HD画素レベルをyとしたとき、ク
ラス毎に係数w1 、……wn によるnタツプの線形推定
式を設定する。これを次式
【数4】 に示す。学習前はwi が未定係数であり、学習はクラス
毎に複数の信号データに対して行う。データ数がmの場
合、(4)式にしたがつて、次式
【数5】 が設定される。なおm>nの場合は、w1 、……wn は
一意に決まらないので、誤差ベクトルeの要素を次式
【数6】 で定義して、次式
【数7】 を最小にする係数を求める。いわゆる最小二乗法による
解法である。
【0046】ここで(7)式のwi による偏微分係数を
求める。それは次式
【数8】 を0にするように、各wi を求めればよい。以下次式
【数9】 及び次式
【数10】 のようにXji及びYi を定義すると、上述した(8)式
は行列を用いて、次式
【数11】 に書き換えられる。
【0047】この方程式は一般に正規方程式と呼ばれて
いる。正規方程式加算回路29は、クラスコード発生回
路28から供給されたクラスコード、領域分割化回路2
6より供給されたSDデータx1 、……xn 、入力端子
21より供給されたSDデータに対応するHD画素レベ
ルyを用いて、この正規方程式の加算を行う。
【0048】すべてのトレーニングデータの入力が終了
した後、正規方程式加算回路29は、予測係数決定回路
30に正規方程式データを出力する。予測係数決定回路
30は、正規方程式を掃き出し法などの一般的な行列解
法を用いて、wi について解き予測係数を算出する。予
測係数決定回路30は、算出された予測係数をメモリ3
1に書き込む。
【0049】以上のようにトレーニングを行つた結果、
メモリ31には、量子化データq1、……q6 で規定さ
れるパターン毎に、注目HDデータyを推定するため
の、統計的にもつとも真値に近い推定ができる予測係数
が格納される。このメモリ31に格納されたテーブル
が、図1の画像情報変換装置において使用されるROM
テーブル7である。以上の処理によつて線形推定式によ
り、SDデータからHDデータを作成するための係数デ
ータの学習が終了する。
【0050】(3)他の実施例 なお上述の実施例においては、1フイールドあたり1つ
の動きベクトルを算出し、それに基づく動き補償を行つ
たが、図9に示すように、1画面を複数のマクロブロツ
クに分解し、それぞれのマクロブロツクで動きベクトル
を算出、動き補償する方法を取つても良い。これによつ
て部分動きに対する画質改善性能を格段的に向上するこ
とができる。
【0051】なお上述の実施例においては、ADRCに
よる圧縮符号化の方法を用いて画像データの情報を圧縮
してクラス分けした場合について述べたが、圧縮の方法
はこれに限らず、画像データの情報を信号波形のパター
ンの少ないクラスで表現できるような圧縮符号化であれ
ばどのような方法を用いるようにしたも良く、例えば差
分量子化(DPCM)、ベクトル量子化(VQ)や離散
コサイン変換(DCT)等の種々の方法が考えられる。
【0052】また上述の実施例においては、説明の簡略
化のため、水平方向についての画像情報の変換を水平補
間フイルタを用いるようにしたが、これに代え、水平方
向の画像情報の変換用のROMを用意し、水平方向につ
いても推定式を用いて画像情報を変換するようにしても
良い。
【0053】また上述の実施例においては、領域分割化
回路により、信号波形のパターンを1次元的に分割して
表現したが、これに代え、信号波形のパターンを2次元
的に分割して表現するようにしても上述の実施例と同様
の効果を実現できる。
【0054】また上述の実施例においては、クラス分類
に使用するSD画素と、線形推定式で用いるSD画素を
同一のものとしたが、これらは必ずしも同一なものであ
る必要はない。因に、異なる画素を使用する場合、クラ
ス分類に使用するSD画素を線形推定式で用いるSD画
素が包含するような形にするのが望ましく、また追加し
て使用する線形推定式で用いるSD画素は、推定するH
D画素と同一フイールドに属するもののみとすることが
望ましい。
【0055】また上述の実施例においては、画像情報を
変換する際に、ROMテーブルに記憶されている係数デ
ータを用いた場合について述べたが、これに代え、RO
Mテーブルにクラス分類に応じた重心法による代表値を
記憶することにより、推定演算を施すことなくHDデー
タを補間するようにしても良い。
【0056】また上述の実施例においては、本発明をN
TSC方式の映像信号をハイビジヨン方式の映像信号に
変換する場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、第1の画像情報の解像度を、この第1の画像情報の
解像度より高解像度の第2の画像情報に変換する場合に
広く適用し得る。
【0057】また上述の実施例においては、本発明を画
像情報変換装置として単独で機能するものとして説明し
たが、本発明による画像情報変換装置はこれに限らず、
例えばテレビジヨン受像器、ビデオテープレコーダ装
置、コンピユータ装置等に内蔵されたり周辺装置として
付加されるようにしても良い。
【0058】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、入力され
る第1の画像情報から、画面に1つ又は複数の全画面の
動きに応じた動きベクトルを検出して、全画面について
動き補償して全画面の動きを除去する。続いて動き補償
画像情報を複数の領域に分割し、それぞれの領域毎にレ
ベル分布のパターンを検出し、この検出したパターンに
基づいて、その領域の動き補償画像情報が属するクラス
を決定してクラス検出情報を出力する。このクラス検出
情報に応じて、動き補償画像情報をより解像度の高い画
像情報に変換するための情報である線形推定式の係数デ
ータ又は代表値がクラス毎に記憶された記憶手段を読み
出し、この係数データ又は代表値に応じて、動き補償画
像情報が第2の画像情報に変換される。かくして簡易に
検出した動きベクトルで動き補償した画像情報で、クラ
ス分類して画像変換することにより、簡易な構成で変換
画像の画質を向上し得る画像情報変換装置を実現でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画像情報変換装置の一実施例の構
成を示すブロツク図である。
【図2】図1の画像情報変換装置における動きベクトル
検出回路の構成を示すブロツク図である。
【図3】図2の動きベクトル検出回路の動作の説明に供
する略線図である。
【図4】図2の動きベクトル検出回路の動作の説明に供
する略線図である。
【図5】本発明による画像情報変換の前提としてSDデ
ータとHDデータの位置関係を示す略線図である。
【図6】クラス分割に使用するデータの説明としてSD
データとHDデータの位置関係を示す略線図である。
【図7】クラス分割に使用するデータの説明としてSD
データとHDデータの位置関係を示す略線図である。
【図8】ROMテーブルの作成方法の説明に供するブロ
ツク図である。
【図9】他の実施例による動きベクトル検出の動作の説
明に供する略線図である。
【図10】従来の画像情報変換装置の構成を示すブロツ
ク図である。
【図11】図10の画像情報変換装置の水平補間フイル
タの構成を示す接続図である。
【符号の説明】
1、21、100、110……入力端子、2、24……
動きベクトル検出回路、3、25……動き補償回路、
4、26……領域分割化回路、5、27……ADRC回
路、6、28……クラスコード発生回路、7……ROM
テーブル、8……遅延回路、9……推定演算回路、1
0、101……水平補間フイルタ、11、103、12
0……出力端子、22……垂直間引きフイルタ、23…
…水平間引きフイルタ、29……正規方程式加算回路、
30……予測係数決定回路、31……メモリ、51……
代表点メモリ、52……減算回路、53……相関積算値
表形成回路、54……動きベクトル決定回路、102…
…垂直補間フイルタ、111……乗算器、112……加
算器、113……遅延レジスタ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】デイジタル画像信号でなる第1の画像情報
    を、より画素数の多いデイジタル画像信号でなる第2の
    画像情報に変換する画像情報変換装置において、 インターレース構造を有する第1の画像情報の連続2フ
    イールド分又は連続2フレーム分より、1画面につき1
    又は複数の全画面の動きに応じた動きベクトルを算出す
    る動きベクトル検出手段と、 当該動きベクトル検出手段により検出された上記全画面
    の動きに応じた上記1又は複数の動きベクトルに基づ
    き、上記全画面の動きを補償する動き補償手段と、 当該動き補償手段から供給された動き補償画像情報を複
    数のブロツクに分割する画像情報分割手段と、 当該画像情報分割手段により分割されたブロツク毎に上
    記動き補償画像情報のレベル分布のパターンを検出し、
    当該検出したパターンに基づいて、当該ブロツクの上記
    動き補償画像情報が属するクラスを決定してクラス検出
    情報を出力するクラス検出手段と、 上記動き補償画像情報を、当該動き補償画像情報よりも
    解像度が高い上記第2の画像情報に変換するための情報
    である推定式の係数データが上記クラス毎に記憶され、
    上記クラス検出手段からの上記クラス検出情報に応じて
    上記係数データを出力する係数データ記憶手段と、 当該係数データ記憶手段から供給された上記係数データ
    に応じて、上記第1の画像情報を上記第2の画像情報に
    変換して出力する画像変換手段とを具えることを特徴と
    する画像情報変換装置。
  2. 【請求項2】上記クラス検出手段は、上記画像情報分割
    手段により分割された上記動き補償画像情報の上記ブロ
    ツク毎に、圧縮符号化に応じた手法を用いて上記レベル
    分布のパターンを検出して上記クラスを決定するように
    したことを特徴とする請求項1に記載の画像情報変換装
    置。
  3. 【請求項3】デイジタル画像信号でなる第1の画像情報
    を、より画素数の多いデイジタル画像信号でなる第2の
    画像情報に変換する画像情報変換装置において、 インターレース構造を有する第1の画像情報の連続2フ
    イールド分又は連続2フレーム分より、1画面につき1
    又は複数の全画面の動きに応じた動きベクトルを算出す
    る動きベクトル検出手段と、 当該動きベクトル検出手段により検出された上記全画面
    の動きに応じた上記1又は複数の動きベクトルに基づ
    き、上記全画面の動きを補償する動き補償手段と、 当該動き補償手段から供給された動き補償画像情報を複
    数のブロツクに分割する画像情報分割手段と、 当該画像情報分割手段により分割されたブロツク毎に上
    記動き補償画像情報のレベル分布のパターンを検出し、
    当該検出したパターンに基づいて、当該ブロツクの上記
    動き補償画像情報が属するクラスを決定してクラス検出
    情報を出力するクラス検出手段と、 上記動き補償画像情報を、当該動き補償画像情報よりも
    解像度が高い上記第2の画像情報に変換するための情報
    である代表値が上記クラス毎に記憶され、上記クラス検
    出手段からの上記クラス検出情報に応じて上記代表値を
    出力する代表値記憶手段と、 当該代表値記憶手段から供給された上記代表値に応じ
    て、上記第1の画像情報を上記第2の画像情報に変換し
    て出力する画像変換手段とを具えることを特徴とする画
    像情報変換装置。
  4. 【請求項4】上記クラス検出手段は、上記画像情報分割
    手段により分割された上記動き補償画像情報の上記ブロ
    ツク毎に、圧縮符号化に応じた手法を用いて上記レベル
    分布のパターンを検出して上記クラスを決定するように
    したことを特徴とする請求項3に記載の画像情報変換装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102316247A (zh) * 2010-06-29 2012-01-11 奥林巴斯株式会社 图像处理装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102316247A (zh) * 2010-06-29 2012-01-11 奥林巴斯株式会社 图像处理装置
CN102316247B (zh) * 2010-06-29 2016-08-17 奥林巴斯株式会社 图像处理装置

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