JPH07193502A - データー変換装置 - Google Patents

データー変換装置

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JPH07193502A
JPH07193502A JP34739593A JP34739593A JPH07193502A JP H07193502 A JPH07193502 A JP H07193502A JP 34739593 A JP34739593 A JP 34739593A JP 34739593 A JP34739593 A JP 34739593A JP H07193502 A JPH07193502 A JP H07193502A
Authority
JP
Japan
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data
spectrum
level
converter
bits
Prior art date
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Pending
Application number
JP34739593A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideaki Hayashi
英昭 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Columbia Co Ltd
Original Assignee
Nippon Columbia Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Columbia Co Ltd filed Critical Nippon Columbia Co Ltd
Priority to JP34739593A priority Critical patent/JPH07193502A/ja
Publication of JPH07193502A publication Critical patent/JPH07193502A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ビット数の少ない精度の悪いAD変換器によ
ってのディジタル化されたデーターの歪を除去するもの
である。 【構成】 サンプルデーターをDCT変換器3でスペク
トル変換し、レベル設定部4でレベル設定された値とを
比較切り捨て部5で比較し、所定レベル以下のスペクト
ルを除去し、逆DCT変換器6でサンプルデーターとす
る。これによって歪除去され、ビット数の大きいデータ
に変換することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタルオーディオ
に関し音質向上を計るものである。
【0002】
【従来の技術】アナログ信号をディジタル信号化して記
録再生などを行うディジタルオーディオにおいては、1
6〜20ビットなどの高精度なものが使われている。し
かしこれらの技術の導入期では13ビットや14ビット
などが用いられていた。これらの装置によって収録され
た音楽ソースをコンパクトディスクなどの音源として使
用する場合、例えば13ビットシステムのデータを16
ビットシステムの上位ビットより13ビットを有効デー
タとして用い、下位のLSB側3ビットは何等必要のな
いデータ領域となっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これら古い13ビット
システムのソースはビット数が少ないため量子化ノイズ
が多く歪感、雑音感などがあった。この精度の悪いビッ
ト数の少ないソースの音質改善を行い、ビット数の大き
いシステムに対応しようとするものである。これら精度
の悪いシステムにおいては、MSBなどの特定のビット
変化点で微分歪を発生しており、いわゆるゼロクロス歪
等があり、又一方では、ビット数が少ないための丸め誤
差のノイズとなっている
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は時間軸にサンプ
ルされたデータ列を周波数軸に変換し周波数成分に分割
し、この分割されたデータのレベルが所定レベル以下の
成分を除去し、逆変換しサンプルデータとする。ここで
周波数成分に分割するデータは入力の有効ビットより大
きなビットで演算し、逆変換しサンプルデータとするた
め、例えば13ビット等の丸めの誤差±LSB以下のレ
ベル等のノイズ成分が除去されたデータとし有効ビット
が16ビツトに拡大されたデータとすることができる。
さらに上記の処理以前に特定ビット変化点の誤差に対し
補正データを入力の有効ビット以下のレベルまで付加
し、前記処理を行い歪やノイズの減少効果を増大させる
ものである。
【0005】
【実施例】図1に本発明のブロック図の例を示す。入力
のデータINより目的の微分歪の発生している変化点の
ビットを取り出す。ここではMSB変化点の歪の例を示
している。
【0006】このMSBデータが1又は0に対応して補
正データ発生部1よりデータを発生し、入力データIN
に加算部2で加え、微分歪の打ち消されたデータとす
る。この補正データ発生部1は図3に一例を示すが、ア
ップダウンカウンタ1−2のアップクロック,ダウンク
ロック入力にアップスイッチUPと、ダウンスイッチD
OWNを設け、スイッチは各々発振器1−1に接続す
る。発振器1−1は数Hz程度が良い。このカウンタ1
−2の出力はアンドゲート1−3に各ビット出力が接続
され、このゲートをMSBでゲートする。
【0007】図2に示す様に、入力のデータINをDA
変換後のアナログ信号波形で表示すると、MSB変化を
境にして微分歪が発生している。この歪のレベルaをM
SBが正の領域と負(0)の領域で補正を行う。このレベ
ルaと同一のレベルaをカウンタの値で発生させておき
MSBでゲートしてこの値aを出力し、加算器2で加算
又は減算することでaの歪を打ち消すことができる。
【0008】図2においては、MSBが0で入力データ
はそのまま加算部2を通り、1の場合にaの値を減算す
るようにカウンタ出力を−aとするようにカウンタ出力
する。このカウンタの設定は本装置のデータ出力をDA
変換し、再生音を聴き歪が最少になるよう、スイッチU
P,DOWNを押すことで調整する。これらは音楽ソー
スでも良いが、テスト信号等のサインウェーブが収録さ
れていればこれによって簡単に歪最少の値を発生するこ
とができる。この再生音のスペクトルを図2(b)のよ
うに画面表示して目視によっても歪レベルの減少を、矢
印aからbに減少させるように調整することができる。
【0009】このカウンタの値は、入力のLSB以下の
レベルまで発生させる。これによって入力のaはLSB
以下の誤差が含まれているものも打ち消すことができ、
最も問題の歪をAD変換器の一般誤差±1/2LSBも
のも、例えば4ビットLSB以下までビット数を拡大す
ると1/16LSBまで調整でき、ほぼ確実に除去し得
る。
【0010】これらによって微分歪の除去されたデータ
をDCT変換器3によって所定サンプルデータ毎にDC
T変換しスペクトルデータとする。DCT変換又はDC
T逆変換(IDCT)は公知のため省略する。このスペク
トルの例を図4(a)に示す。このスペクトル化されたデ
ータは音楽の成分(イ)と丸めによる量子化歪成分(ロ)よ
りなる。データレベルが大きい場合にはこの量子化ノイ
ズは白色化されサンプル周波数fsの1/2の帯域では
雑音電力はLSBレベルの1/12程度であることが知
られている。すなわちLSBのレベルのピークピークの
3角波の電力に近似する。(LSBピークピークの正弦
波の1.8dB小さい)
【0011】この白色ノイズをスペクトラムに分解され
ており、例えば512スペクトルに分けると、各電力は
1/512となり約27dB小さい値となる。これらの
レベルL1のレベルをあらかじめ設定したデータ発生部
4のレベルとDCT変換された3の出力の各スペクトル
データとを比較切り捨て器5によってレベルL1以下の
スペクトル成分を切り捨て除去し、図4(b)のスペクト
ルとする。このスペクトルデータをIDCT変換器6で
逆変換し、サンプルデータとする。
【0012】ここで逆変換は入力データINのビット数
より多いビット数の出力とする。このため、例えば入力
データの有効ビット数が13ビットのものを20ビット
出力とすると7ビット分、すなわち42dBも歪の改善
された音として再生し得る。
【0013】ここでスペクトルデータの切り捨てレベル
は白色の時に対応したが、図5(a)のように入力データ
のレベルが小さい場合、スペクトルは白色化されず音調
波歪となり特定スペクトルデータのレベルが増大する。
このためこの様にレベルが小さいときにも改善する必要
があり、これに対しては、しきい値レベルをさらにL2
のように上げることでこれらの歪も除去し得る。さらに
LSB変化自体も、わずかなアナログノイズでもAD変
換器のビット変化点であった場合、LSB変化のノイズ
となる場合があり、この時にはLSBの変化自体もノイ
ズとなる。このためにはLSBの方形波レベル電力、L
SBPPの正弦波レベルよりさらに1.4倍のレベルL
3に設定するとこれらも消すことができる。又再生で雑
音感が少ない耳の聴感補正のようにL3のレベルをピー
クとしたL4のようにしきい値をもたせても良い。これ
らによって、図5(c)のスペクトルとし、入力図5(a)
の波形が出力では図5(d)の波形となって歪のない再生
音とすることができる。
【0014】ここでしきい値レベルL1〜L4等は、入
力のソースによって設定を変えて最も聴感に良いものを
選択し得る。
【0015】ここで比較切り捨て部の例を図6に示す。
各スペクトル化されたデータSD1〜SDnは各々コン
パレータ5−1でしきい値レベルLと比較し、SDnが
Lより小さいと出力は0に、大きければゲート5−2を
あけて出力する。
【0016】又ここで、しきい値以下の信号を完全に切
り捨てて説明したが、レベルを下げる処理でももちろん
効果はある。又実施例の実行は、DSPによってプログ
ラム処理し得るのは当然である。又DCT変換によらず
FFTや、サブバンドフィルター等で周波数分割しても
同様に目的を実現し得る。
【0017】
【発明の効果】本発明によると、LSBの変化に応じて
補正データを付加したディジタルデータをDCT変換器
を介し周波数成分に分割し、不要なデータを除去してI
DCT変換したので入力されたディジタルデータのビッ
ト数が少ないデータであってもノイズや歪を除去するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図。
【図2】波形を説明する図。
【図3】補正データ発生部のブロック図。
【図4】周波数スペクトル図。
【図5】波形処理を説明する図。
【図6】比較切り捨て部のブロック図。
【符号の説明】
1 補正データ発生部 2 加算部 3 DCT変換器 4 データ発生
部 5 比較切り捨て部 6 IDCT変
換器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 AD変換器を介し、所定の有効ビット数
    で表された入力のサンプルデータを周波数成分に分割変
    換する手段と、分割されたデータの所定レベル以下をゼ
    ロ又は減衰させたデータとし、これらのデータを逆変換
    しサンプルデータとする手段を具備し、この時入力の有
    効ビット数より出力の有効ビット数を増大せしめること
    を特徴とするデーター変換装置。
  2. 【請求項2】 入力サンプルデータの特定ビットの有無
    によって所定の入力データのLSB以下のビットまでの
    データを加算又は減算し、ビット長を拡大するようにし
    た請求項1記載のデーター変換装置。
JP34739593A 1993-12-25 1993-12-25 データー変換装置 Pending JPH07193502A (ja)

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19971104