JPH0719334Y2 - 組み合わせ飲食容器 - Google Patents

組み合わせ飲食容器

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JPH0719334Y2
JPH0719334Y2 JP1990001310U JP131090U JPH0719334Y2 JP H0719334 Y2 JPH0719334 Y2 JP H0719334Y2 JP 1990001310 U JP1990001310 U JP 1990001310U JP 131090 U JP131090 U JP 131090U JP H0719334 Y2 JPH0719334 Y2 JP H0719334Y2
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JP1990001310U
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JPH0394171U (ja
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路子 小島
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Toyo Glass Co Ltd
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Toyo Glass Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、内外一組の容器を組み合わせて使用すること
により、飲食物の保冷や保護、又は装飾効果などが期待
できる組み合わせ飲食容器に関する。
【従来の技術】 従来、食卓等で氷を使用して保冷する容器としては次の
ようなものがあった。 第4図に示すように金属又はガラス製のワインクーラ
1に氷水2を入れ、その中にびん3に浸漬し、びん3内
の飲料を保冷する。 第5図(a)及び(b)に示すように陥没空間部4を
形成した容器5を用い、この陥没空間部4に氷6を入
れ、容器5内の飲料を保冷する。 第6図に示すように氷水7を入れた大容器8上に小容
器9を載せて大容器8の口を閉じ、小容器9内の飲食物
を保冷する。 第7図に示すように鍔又は蓋10を有する小容器11と大
容器12とを用意し、小容器11内に氷13を入れて該小容器
11を鍔又は蓋10が大容器12の開口部に当たるまで挿入
し、大容器12内の飲食物を保冷する。
【考案が解決しようする課題】
しかし、の場合には食卓上で場所をとる、の場合は
飲食物を容器5から直接飲食できない、の場合には大
小の容器8・9が直接嵌合するため、その接触部が破損
する恐れがある、の場合には大容器12から直接飲食で
きない、という問題があった。 本考案は、このような問題がなく、かつ外容器内に内容
器を挿入した状態において、内容器と外容器の開口部と
を保護できるとともに、内容器自体には把手がなくと
も、内容器を把手付きのものとして使用でき、しかも外
容器に対する内容器の着脱操作がし易い組み合わせ飲食
容器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
本考案による組み合わせ飲食容器は、第1図に示した実
施例のように、外容器21と、上側の一部がこの外容器21
の開口部27より大きく、この一部を残してそれより下側
の部分を外容器21内に挿入させることができる大きさの
内容器20と、この内容器20を保持するためのホルダ22と
からなる。 このホルダ22は、内容器20の外周に着脱自在に嵌合させ
ることができるとともに外容器21の開口部27上に着脱自
在に載置することができる大きさのリング部33と、この
リング部33から逆U状に湾曲して突出する把手34とを、
1本の金属丸棒を折曲することにより一体に設けたもの
である。 そして、内容器20の外周に嵌合させたホルダ22のリング
部33が外容器21の開口部27に当たるまで内容器20を外容
器21内に挿入し、この内容器20をリング部33を介して外
容器21の開口部27上に支持し、外容器21と内容器22との
間に、内容器20の上部で閉じられた空間31を形成する一
方、ホルダ22の把手34を外容器21の外側に位置させて、
この把手34の逆U状に湾曲した部分と外容器21の外面と
の間に、指を入れることができる間隙36を形成したこと
を特徴とする。 内容器21の外面に撥水性の樹脂被覆を形成すると良い。
【作用】
このような組み合わせ容器によると、内容器20は、その
外面に嵌合したホルダ22のリング部33を介して外容器21
の開口部27に間接的に支持される。このとき、リング部
33は、内容器20と外容器21とが直接接触して損傷するの
を防止する。内容器20と外容器21との間の空間31に氷等
の保冷材を入れることにより、内容器20内の飲食物を保
冷できる。また、ホルダ22の把手34を持って内容器20を
ホルダ22と共に外容器21から離すことにより、ホルダ22
の把手34を内容器20の把手として利用して内容器20から
直接飲食できる。 更に、ホルダ22により装飾的効果を高めることができ
る。ホルダ22は、外容器21に対してばかりでなく内容器
20に対しても着脱自在であるため、これを内容器20から
外して内容器20を洗浄することができる。ホルダ22は、
1本の金属丸棒を折曲して構成したものであるため、外
容器21の開口部27の大きさに合わせた種々のサイズのも
のを安価に提供でき、しかも頑丈でもある。 内容器20の外面に撥水性の樹脂被覆を形成すれば、内容
器20を外容器21から抜出したとき、氷水等の滴下を防止
できる。
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づき説明する。 第1図に示すように、この組み合わせ容器は、ガラス製
の内容器20と、同じくガラス製の外容器21とステンレス
やアルミニウム等の錆にくい金属製のホルダ22とからな
る。内容器20は、透明又は半透明あるいは不透明のいず
れでもよいが、外容器21は透明にするのが望ましい。 内容器20は、その底部23が楕円面をなし、その底部から
上側に向かって徐々に径が大きくなっているとともに、
円形の開口部24の近くは湾曲して拡大し、その拡大部25
よりやや下の部位から開口部24までの上側部分26が外容
器21の円形の開口部27より大きく、それ以下の下側部分
28はこれより小さくなっている。 外容器21は全体として壷形をなし、そのまま垂直に立て
て置けるように、底部29に円形の脚部32を一体に設け、
また中間部30が外側に膨らみ、内容器20の下側部分28を
挿入できるようになっている。 ホルダ22は、内容器20の外面の上側部分26と下側部分28
との境界部に着脱自在に嵌合させることができるととも
に外容器21の開口部27上に着脱自在に載置することがで
きる大きさのリング部33と、このリング部33から逆U状
に湾曲して突出して全体ほぼS字状をなす把手34とを、
1本の金属丸棒を折曲することにより一体に設けたもの
である。リング部33は、金属丸棒の二つ折り部分を分け
てその両側をそれぞれ半円形に折曲することにより途切
れ部35を有する円形に成形されている。 ホルダ22のリング部33を内容器20の外面に嵌合させた状
態で内容器20を外容器20に挿入していくと、内容器20は
リング部33が外容器21の開口部27に当たるところまで挿
入され、つまり下側部分28は挿入されるが上側部分26は
外容器21の開口部27より突出する。そして、内容器20
は、このような状態で外容器21の開口部27にリング部33
を介して支持され、内容器20と外容器21との間に内容器
20で閉じられた凹状の空間31が形成される。また、ホル
ダ22の把手34が外容器21の外側に位置し、この把手34の
上側の逆U状に湾曲した部分と外容器21の外面との間
に、指を入れることができる間隙36が形成される。 従って、外容器21内に氷等の保冷材を入れた後、飲食物
を入れた内容器20を外容器21内に上記のようにセットす
ると、保冷材は空間31内に収容され、内容器20内の飲食
物を保冷することができる。また、この空間31に例えば
色水や花や草などを入れることにより、装飾・演出効果
を高めることができる。内容器20は、リング部33を介し
て外容器21の開口部27上に支持されるため、内容器20の
外面は外容器21の開口部27に接触することはなく、その
開口部27の損傷を防止できる。また、リング部材22によ
って内容器20を外容器21に垂直に支持でき、しかもリン
グ部33はバネ性を有するため、内容器20が衝撃を受けた
ときその揺動をある程度許容できる。すなわち、リング
部材22は緩衝効果もある。 ホルダ22の把手34を持って、内容器20を外容器21から抜
き出せば、内容器20内の飲食物を内容器20から直接飲食
できる。この場合、リング部33は内容器20に嵌合した状
態をそのまま保持するが、簡単に外すことができる。勿
論、第1図の組み合わせ状態にして保冷しながら飲食す
ることもできる。内容器20は把手付きの容器と同じよう
になるため、その取り扱い及び飲食に便利である。 内容器20の外面に撥水性の樹脂被覆を塗布形成すれば、
外容器21から抜き出したときに内容器20外面からの保冷
材を滴下(液だれ)を防止できる。 なお、上記の実施例では内容器20及び外容器21ともにガ
ラス製としたが、そのうちの一方又は双方を樹脂製や陶
磁器などにしても良い。内容器20及び外容器21の形状、
色、模様などは任意に選ぶことができる。
【考案の効果】
以上のように本考案の組み合わせ容器によれば次のよう
な効果がある。 (1)内容器を、ホルダのリング部を介して外容器の開
口部上に間接的に支持できるため、内容器と外容器とが
直接接触して損傷するのを防止できる。 (2)内容器と外容器との間の空間に氷等の保冷材を入
れることにより、内容器内の飲食物を保冷でき、外容器
から内容器を抜出して内容器から直接飲食できる。 (3)ホルダのリング部によって内容器と外容器との間
を緩衝することができる。 (4)ホルダにより装飾的効果を高めたり高級感を与え
ることができる。 (5)ホルダは、外容器に対してばかりでなく内容器に
対しても着脱自在であるため、これを外して内容器を洗
浄することができる。 (6)ホルダの把手を持って内容器をホルダと共に外容
器から離すことにより、ホルダの把手を内容器の把手と
して利用して内容器から直接飲食でき、便利である。 (7)ホルダは、1本の金属丸棒を折曲して構成したも
のであるため、外容器の開口部の大きさに合わせた種々
のサイズのものを安価に提供でき、しかも頑丈でもあ
る。 (8)ホルダの把手は、外容器の外側に位置して外容器
の外面との間に、指を入れることができる間隙を形成す
るので、外容器に対する内容器の着脱操作を容易に行え
る。 (9)内容器の外面に撥水性の樹脂被覆を形成すれば、
内容器を外容器から抜出したとき、氷水等の滴下を防止
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の組み合わせ状態の断面図、第
2図はその分離状態の断面図、第3図はホルダの斜視図
である。第4図、第5図(a)・(b)、第6図、第7
図はそれぞれ従来の保冷容器の概要図である。 20……内容器、21……外容器、22……ホルダ、27……外
容器の開口部、31……空間、38……リング部、34……把
手、36……間隙。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】外容器21と、上側の一部がこの外容器21の
    開口部27より大きく、この一部を残してそれより下側の
    部分を外容器21内に挿入させることができる大きさの内
    容器20と、この内容器20を保持するためのホルダ22とか
    らなり、 このホルダ22は、内容器20の外周に着脱自在に嵌合させ
    ることができるとともに上記外容器21の開口部27上に着
    脱自在に載置することができる大きさのリング部33と、
    このリング33から逆U状に湾曲して突出する把手34と
    を、1本の金属丸棒を折曲することにより一体に設けた
    ものであり、 内容器20の外周に嵌合させたホルダ22のリング部33が外
    容器21の開口部27に当たるまで内容器20を外容器21内に
    挿入し、この内容器20をリング部33を介して外容器21の
    開口部27上に支持し、外容器21と内容器22との間に、内
    容器20の上部で閉じられた空間31を形成する一方、ホル
    ダ22の把手34を外容器21の外側に位置させて、この把手
    34の上記逆U状に湾曲した部分と外容器21の外面との間
    に、指を入れることができる間隙36を形成したことを特
    徴とする組み合わせ飲食容器。
  2. 【請求項2】前記内容器21の外面に撥水性の樹脂被覆を
    形成したことを特徴とする請求項1記載の組み合わせ飲
    食容器。
JP1990001310U 1990-01-12 1990-01-12 組み合わせ飲食容器 Expired - Lifetime JPH0719334Y2 (ja)

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JPH0394171U JPH0394171U (ja) 1991-09-25
JPH0719334Y2 true JPH0719334Y2 (ja) 1995-05-10

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ID=31505223

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS448456Y1 (ja) * 1965-08-17 1969-04-03
JPS5821376U (ja) * 1981-08-06 1983-02-09 日産化学工業株式会社 給湯容器
JPS6134081U (ja) * 1984-07-31 1986-03-01 恵庸 豊村 冷却容器
JPH0519016Y2 (ja) * 1987-10-09 1993-05-19

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