JPH07192629A - 電子放出素子および画像形成装置の修理方法 - Google Patents

電子放出素子および画像形成装置の修理方法

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JPH07192629A
JPH07192629A JP34592893A JP34592893A JPH07192629A JP H07192629 A JPH07192629 A JP H07192629A JP 34592893 A JP34592893 A JP 34592893A JP 34592893 A JP34592893 A JP 34592893A JP H07192629 A JPH07192629 A JP H07192629A
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electron
thin film
emitting
emitting device
electron emitting
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JP34592893A
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Kumiko Uno
久美子 宇野
Takashi Noma
敬 野間
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Canon Inc
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  • Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)
  • Electrodes For Cathode-Ray Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電子放出素子の電子放出部を含む薄膜に欠陥
が生じた時に欠陥部分を容易に修理する方法を提供す
る。 【構成】 対向する電極間に電子放出部を含む薄膜を有
し、該薄膜が電子放出材料で形成されている電子放出素
子おいて、電子放出部を含む薄膜に欠陥が生じた時に、
薄膜の欠陥部分に化学蒸着ガスの雰囲気下で熱源光を照
射して欠陥部分に化学蒸着ガスを蒸着して修復する電子
放出素子の修理方法。化学蒸着ガスが電子放出部を形成
している材料と少なくとも同一で、熱源光が化学蒸着ガ
スを分解するエネルギーを有する。電子放出素子の少な
くとも電子放出部を含む薄膜の部分に光吸収体を有す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子放出素子および画像
形成装置の修理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電子放出素子としては、熱電子源
と冷陰極電子源の2種類が知られている。冷陰極電子源
には電界放出型(以下FEと略す)、金属/絶縁層/金
属型(以下MIMと略す)や表面伝導型電子放出素子
(以下SCEと略す)等がある。
【0003】FE型の例としては、W.P.Dyke&
W.W.Dolan,“Fieldemissio
n”,Advance in Electron Ph
ysics、8、89(1956)およびC.A.Sp
indt、“Physicalproperties
of thin film−field emissi
on cathodes with molybden
um cones”、J.Appl.Phys.、4
7、5248(1976)等が知られている。
【0004】MIM型の例としては、C.A.Mea
d、“The tunnel−emission am
plifier、J.Appl.Phys.、32、6
46(1961)等が知られている。
【0005】SCE型の例としては、M.I.Elin
son、Radio Eng. Electron P
ys.、10(1965)等がある。SCEは基板上に
形成された小面積の薄膜に、膜面に平行に電流を流すこ
とにより、電子放出が生ずる現象を利用するものであ
る。
【0006】この表面伝導型電子放出素子(SCE)と
しては、前記エリンソン等によるSnO2 薄膜を用いた
もの、Au薄膜によるもの[G.Dittmer:“T
hin Solid Films”、9、317(19
72)]、In23 /SnO2 薄膜によるもの[M.
Hartwell and C.G.Fonstad:
“IEEE Trans.ED Conf.”、519
(1975)]、カーボン薄膜によるもの[荒木久
他:真空、第26巻、第1号、22頁(1983)]等
が報告されている。
【0007】従来、これらの表面伝導型電子放出素子の
典型的な素子構成の一例を図10に示す。これらの表面
伝導型電子放出素子においては、電子放出を行う前に電
子放出部形成薄膜2を予めフォーミングと呼ばれる通電
処理によって電子放出部3を形成するのが一般的であっ
た。即ち、フォーミングとは、前記電子放出部形成用薄
膜2の両端に電圧を印加通電し、電子放出部形成用薄膜
を局所的に破壊、変形もしくは変質せしめ、電気的に高
抵抗な状態にした電子放出部3を形成することである。
尚、電子放出部3は電子放出部形成用薄膜2の一部に亀
裂が発生し、その亀裂付近から電子放出が行なわれる。
以下、フォーミングにより形成した電子放出部を含む電
子放出部形成用薄膜2を電子放出部を含む薄膜4と呼
ぶ。
【0008】上述の表面伝導型電子放出素子は、構造が
単純で製造も容易であることから、大面積にわたって多
数素子を配列形成できる利点がある。そこで、この特徴
を生かせるようないろいろな応用が研究されている。例
えば、荷電ビーム源、表示装置等が挙げられる。
【0009】多数の表面伝導型電子放出素子を配列形成
した例としては、並列に表面伝導型電子放出素子を配列
し、個々の素子の両端を配線にてそれぞれ結線した行を
多数行配列した電子源があげられる。(例えば、特開平
1−031332号公報)また、特に表示装置等の画像
形成装置においては、近年、液晶を用いた平板型表示装
置がCRTに替わって普及してきたが、自発光型でない
ため、バックライト等を持たなければならない等の問題
点があり、自発光型の表示装置の開発が望まれてきた。
表面伝導型電子放出素子を多数配置した電子源と、該電
子源より放出された電子によって、可視光を発光せしめ
る蛍光体とを組み合わせた表示装置である画像形成装置
は、大画面の装置でも比較的容易に製造でき、かつ表示
品位の優れた自発光型表紙装置である。(例えば、米国
特許第5066883号明細書)
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
表面伝導型電子放出素子およびこれを用いた画像形成装
置においても電子放出部を含む薄膜4が、素子製造段階
のフォーミングや素子の駆動時に発生する電気的なノイ
ズや熱によって、その一部あるいは全領域が破壊等によ
って欠陥となる為、電子放出特性が著しく低下するとい
う問題点があった。
【0011】こうした問題点により素子寿命及び歩留り
が低下してしまうため、表面伝導型電子放出素子は素子
構造が簡単であるにもかかわらず、産業上積極的に応用
されるには至っていなかった。
【0012】本発明は、上述した問題点を解決し、電子
放出素子及び画像形成装置の電子放出部を含む薄膜に欠
陥が生じた時に、欠陥部分を容易に修理する事を可能と
した修理方法を提供することを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、対向す
る電極間に電子放出部を含む薄膜を有し、該薄膜が電子
放出材料で形成されている電子放出素子おいて、電子放
出部を含む薄膜に欠陥が生じた時に、薄膜の欠陥部分に
化学蒸着ガスの雰囲気下で熱源光を照射して欠陥部分に
化学蒸着ガスを蒸着して修復することを特徴とする電子
放出素子の修理方法である。
【0014】また、本発明は、対向する電極間に電子放
出部を含む薄膜を有し、該薄膜が電子放出材料で形成さ
れている複数の電子放出素子を有する画像形成装置にお
いて、電子放出部を含む薄膜に欠陥が生じた時に、薄膜
の欠陥部分に化学蒸着ガスの雰囲気下で熱源光を照射し
て欠陥部分に化学蒸着ガスを蒸着して修復することを特
徴とする画像形成装置の修理方法である。
【0015】以下、本発明を詳細に説明する。上記目的
を達成するための本発明の電子放出素子の修理方法の実
施態様としては、対向する電極間に電子放出部を有する
電子放出素子で、電子放出材料で形成される薄膜が有機
金属化合物から形成された電子放出素子において、電子
放出部を含む薄膜に欠陥が生じた時に、有機金属化合物
を沸点あるいは昇華点以上熱分解温度以下に加熱した有
機金属蒸気を素子雰囲気に導入し、欠陥が生じた薄膜部
に熱源光を照射する事によって、電子放出素子を修理す
る方法である。
【0016】上記の修理方法の用いられる電子放出素子
および画像形成装置としては、第一に、対向する電極間
に電子放出部を有する電子放出素子で、電子放出材料で
形成される薄膜が有機金属化合物から形成された電子放
出素子において、熱源光照射によって該素子の電子放出
材料で形成される薄膜部が、加熱可能な構造となってい
る電子放出素子である。
【0017】第二に、前記第一に記載の電子放出素子に
おいて、該素子の電子放出部を含む薄膜部が、加熱でき
るように電子放出部の基板側に光吸収体を有する電子放
出素子である。
【0018】第三に、前記第一に記載の電子放出素子と
該素子から放出される電子ビームを変調または加速する
電極と、電子ビームの照射により発光する螢光面部材と
を、少なくとも内装する外囲器を有する画像表示装置で
あって、該外囲器に熱源光を透過する領域を有する画像
形成装置である。
【0019】以下に、特に、本発明に関わる素子の基本
的な構成と製造方法及びその特徴、および本発明者等
が、鋭意検討した結果見いだした本発明の原理となる特
性について概説する。
【0020】本発明に係わる上述したような電子放出素
子は特に好ましくは表面伝導型電子放出素子であり、そ
の構成、及び製法の特徴としては、次のようなものが挙
げられる。本発明に係わる表面伝導型電子放出素子を図
4に示すように、 1)フォーミングと呼ばれる通電処理前の電子放出部形
成用薄膜2は、微粒子分散体を分散し形成された微粒子
からなる薄膜、あるいは、有機金属等を加熱焼成し形成
された微粒子からなる薄膜等、基本的には、微粒子より
構成される。 2)フォーミングと呼ばれる通電処理後の電子放出部を
含む薄膜4は、電子放出部3、電子放出部を含む薄膜4
とも基本的には、微粒子より構成される。
【0021】本発明に係わる表面伝導型電子放出素子の
基本的な構成は、平面型及び垂直型の2つの構成があげ
られるが、本発明に係わる表面伝導型電子放出素子の基
本的な構成は平面型表面伝導型電子放出素子である。
【0022】よって、以降に平面型の表面伝導型電子放
出素子について説明する。図4(a)は、本発明に係わ
る基本的な平面型の表面伝導型電子放出素子の構成を示
す平面図及び図4(b)はAA線断面図である。図4に
おいて1は絶縁性基板、5と6は素子電極、4は電子放
出部を含む薄膜、3は電子放出部である。
【0023】絶縁性基板1としては、石英ガラス、Na
等の不純物含有量を減少したガラス、青板ガラス、青板
ガラスにスパッタ法等により形成したSiO2 を積層し
たガラス基板等及びアルミナ等のセラミックス等が挙げ
られる。
【0024】対向する素子電極5,6の材料としては導
電性を有するものであればどのようなものであっても構
わないが、例えばNi、Cr、Au、Mo、W、Pt、
Ti、Al、Cu、Pd等の金属或いは合金及びPd、
Ag、Au、RuO2 、Pd−Ag等の金属或いは金属
酸化物とガラス等から構成される印刷導体、In23
−SnO2 等の透明導電体及びポリシリコン等の半導体
材料等があげられる。
【0025】素子電極間隔L1は、数百Åより数百μm
であり、素子電極の製法の基本となるフォトリソグラフ
ィー技術、即ち、露光機の性能とエッチング方法等、及
び、素子電極間に印加する電圧と電子放出し得る電界強
度により設定されるが、好ましくは、数μmより数十μ
mである。素子電極の長さW1、素子電極5、6の膜厚
dは、電極の抵抗値、X,Y配線との結線、多数配置さ
れた電子源の配置上の問題より適宜設計され、通常は、
素子電極長さW1は、数μmより数百μmであり、素子
電極5,6の膜厚dは、好ましくは数百Åより数μmで
ある。
【0026】絶縁性基板1上に設けられた対向する素子
電極5と素子電極6間及び素子電極5,6上に設置され
た電子放出部を含む薄膜4は、電子放出部3を含むが、
図4(b)に示された場合だけでなく、素子電極5,6
上には、設置されない場合もある。即ち、絶縁性基板1
上に、電子放出部形成用薄膜2、対向する素子電極5,
6の電極順に積層構成した場合である。また、対向する
素子電極5と素子電極6間全てが、製法によっては、電
子放出部として機能する場合もある。
【0027】この電子放出部を含む薄膜4の膜厚は、数
Åより数千Å、好ましくは数十Åより数百Åであり、素
子電極5,6へのステップカバレージ、電子放出部3と
素子電極5,6間の抵抗値及び電子放出部3の導電性微
粒子の粒径、後述する通電処理条件等によって、適宜設
定される。その抵抗値は、103 より107 Ω/□のシ
ート抵抗値を示す。
【0028】電子放出部を含む薄膜4を構成する材料の
具体例をあげるならば、Pd、Ru、Ag、Au、T
i、In、Cu、Cr、Fe、Zn、 Sn、Ta、
W、Pb等の金属、PdO、SnO2 、In23 、P
bO、Sb23 等の酸化物、HfB2 、ZrB2 、L
aB6 、CeB6 、YB4 、GdB4 等の硼化物、Ti
C、ZrC、HfC、TaC、SiC、WC等の炭化
物、TiN、ZrN、HfN等の窒化物、Si、Ge、
等の半導体、カーボン、AgMg、NiCu、Pb、S
n等であり、微粒子膜からなる。
【0029】なお、ここで述べる微粒子膜とは、複数の
微粒子が集合した膜であり、その微細構造として、微粒
子が個々に分散配置した状態のみならず、微粒子が互い
に隣接、あるいは重なり合った状態(島状も含む)の膜
をさす。電子放出部3を構成する材料は、電子放出部を
含む薄膜4を構成する材料の元素の一部あるいは全てと
同様の物である。電子放出部5を有する電子放出素子の
製造方法としては様々な方法が考えられるが、その一例
を図5に示す。2は電子放出部形成用薄膜で例えば微粒
子膜があげられる。
【0030】以下、順をおって、表面伝導型電子放出素
子の製造方法の説明を図4及び図5に基づいて説明す
る。 1) 絶縁性基板1を洗剤、純水および有機溶剤により
十分に洗浄後、真空蒸着法、スパッタ法等により素子電
極材料を堆積後、フォトリソグラフィー技術により該絶
縁性基板1の面上に素子電極5,6を形成する(図5
(a))。
【0031】2) 絶縁性基板1上に設けられた素子電
極5と素子電極6との間に、素子電極5と6を形成した
絶縁性基板上に有機金属溶液を塗布して放置することに
より、有機金属薄膜を形成する。なお、有機金属溶液と
は、前記Pd、Ru、Ag、Au、Ti、In、Cu、
Cr、Fe、Zn、Sn、Ta、W、Pb等の金属を主
元素とする有機化合物の溶液である。この後、有機金属
薄膜を加熱焼成処理し、リフトオフ、エッチング等によ
りパターニングし、電子放出部形成用薄膜2を形成する
(図5(b))。尚、ここでは、有機金属溶液の塗布法
により説明したが、これに限る物でなく、分散塗布法、
ディッピング法、スピンナー法等によって形成される場
合もある。
【0032】3) つづいて、フォーミングと呼ばれる
通電処理を素子電極5,6間に電圧を付図示の電源によ
りパルス状あるいは、高速の昇電圧による通電処理がお
こなわれると、電子放出部形成用薄膜2の部位に構造の
変化した電子放出部3が形成される(図5(c))。こ
の通電処理により電子放出部形成用薄膜2を局所的に破
壊、変形もしくは変質せしめ、構造の変化した部位を電
子放出部3と呼ぶ。
【0033】フォーミング処理の電圧波形を図7に示
す。図7中、T1 及びT2 は電圧波形のパルス幅とパル
ス間隔であり、T1 を1マイクロ秒〜10ミリ秒、T2
を10マイクロ秒〜100ミリ秒とし、三角波の波高値
(フォーミング時のピーク電圧)は4V〜10V程度と
し、フォーミング処理は真空雰囲気下で数十秒間程度で
適宜設定した。
【0034】以上説明した電子放出部を形成する際に、
素子の電極間に三角波パルスを印加してフォーミング処
理を行っているが、素子の電極間に印加する波形は三角
波に限定することはなく、矩形波など所望の波形を用い
ても良く、その波高値及びパルス幅・パルス間隔等につ
いても上述の値に限ることなく、電子放出部が良好に形
成されれば所望の値を選択することができる。
【0035】上述のような製造方法によって作成された
本発明にかかわる表面伝導型電子放出素子の特性につい
ては、図6の測定評価装置を用いて測定される。
【0036】図6は、図4で示した構成を有する素子の
電子放出特性を測定するための測定評価装置の概略構成
図である。図6において、1は絶縁性基体、5及び6は
素子電極、4は電子放出部を含む薄膜、3は電子放出部
を示す。また、31は素子に素子電圧Vfを印加するた
めの電源、30は素子電極5,6間の電子放出部を含む
薄膜4を流れる素子電流Ifを測定するための電流計、
34は素子の電子放出部より放出される放出電流Ieを
捕捉するためにのアノード電極、33はアノード電極3
4に電圧を印加するための高圧電源、32は素子の電子
放出部3より放出される放出電流Ieを測定するための
電流計である。
【0037】表面伝導型電子放出素子の上記素子電流I
f、放出電流Ieの測定にあたっては、素子電極5、6
に電流31と電流計30とを接続し、該電子放出素子の
上方に電流33と電流計32とを接続したアノード電極
34を配置している。また、本電子放出素子及びアノー
ド電極34は真空装置内に設置され、その真空装置には
不図示の排気ポンプ及び真空計等の真空装置に必要な機
器が具備されており、所望の真空下で本素子の測定評価
を行えるようになっている。
【0038】38は加熱器用電極7に電圧を印加するた
めの電源である。なお、アノード電極の電圧は1kV〜
10kV、アノード電極と電子放出素子との距離Hは3
mm〜8mmの範囲で測定した。なお、上述の基本的な
製造方法に限ることなく、前記本発明の基本的な素子構
成の基本的な製造方法のうちの一部を変更してもよい。
【0039】次に、本発明の電子放出素子および画像形
成装置の修理方法について説明する。前述した本発明に
かかわる電子放出素子、特に好ましくは表面伝導型電子
放出素子の電子放出部は、通電処理により、電子放出部
形成用薄膜2を局所的に破壊、変形もしくは変質せしめ
て作製するものであり、そのために作製時あるいは駆動
時に電子放出部形成用薄膜が破壊して欠陥が生ずること
がある。そこで、本発明は、電子放出素子に欠陥が生じ
た時に修理する方法である。
【0040】尚、本発明の欠陥が生じた時とは、表面伝
導型電子放出素子において、例えば素子の駆動電圧が
0.1Vの場合と、16Vの場合とにおいても薄膜の抵
抗値が同様の値を示す場合をいう。
【0041】本発明の修理方法を図1〜3に基づいて説
明する。本発明による修理方法は、電子放出部形成用薄
膜材料の化学蒸着ガス中で、断線部を熱源光の照射によ
って加熱し、化学蒸着ガスを蒸着することにより新たに
薄膜を形成し、再度フォーミングする方法である。
【0042】化学蒸着ガスとしては、電子放出部を形成
している材料と少なくとも同一であるものが用いられ、
例えば有機金属蒸気、酢酸パラジウムジプロルアミン,
アセチルアセトナトジメチル金,ビスシクロペンタジニ
エル錯塩(Ti,Cr,Fe,Ru,Pd)等が挙げら
れる。
【0043】熱源光には、特に後述する光吸収体を加熱
する光が用いられ、例えばYAGレーザー,MgF2
ーザー,ZnF2レーザー,CaF2レーザー,CO2
ーザー等が挙げられる。
【0044】また、熱源光照射によって薄膜および/ま
たは電子放出部が加熱されるように、少なくとも電子放
出部を含む薄膜の部分の基板側に光吸収体を設けるのが
好ましい。
【0045】この構成として、図1〜図3が例示され
る。これらの表面伝導型電子放出素子の光吸収体7及び
透明絶縁膜8以外の製造方法は、前述した本発明にかか
わる表面伝導型電子放出素子の製造方法と同様である。
【0046】図1(a)は本発明に係わる基本的な電子
放出素子の一例である表面伝導型電子放出素子の構成を
示す平面図及び図4(b)はBB線断面図である。図1
は基板1の上に光吸収体7の層を設ける場合で、この場
合光吸収体7は絶縁物に限られる。
【0047】また、図2(a)は本発明に係わる他の平
面型表面伝導型電子放出素子の構成を示す平面図及び図
2(b)はCC線断面図である。図2は図1と同様に基
板上に光吸収体7を設け、更に光吸収体7の上に透明絶
縁膜8を作成する場合で、この場合光吸収体7が導電性
物質でも良い。
【0048】また、図3(a)は本発明に係わる他の平
面型表面伝導型電子放出素子の構成を示す平面図及び図
3(b)はDD線断面図である。図3は絶縁基板1自身
が光吸収体である場合である。
【0049】次に、本発明の画像形成装置の修理方法
は、複数の電子放出素子を有する画像形成装置におい
て、電子放出部を含む薄膜に欠陥が生じた時に、薄膜の
欠陥部分に化学蒸着ガスの雰囲気下で熱源光を照射して
欠陥部分に化学蒸着ガスを蒸着することにより新たに薄
膜を形成し、再度フォーミングする方法である。
【0050】以上のようにして作成した電子源を用いた
表示等に用いる画像形成装置について図8を用いて説明
する。図8は、画像形成装置の基本構成図であり、80
はX方向配線、81はy方向配線、82は上述した本発
明の表面伝導型電子放出素子、83は、基板1を固定し
たリアプレート、88はガラス基板85の内面に蛍光膜
86とメタルバック87等が形成されたフェースプレー
ト、84は支持枠であり、リアプレート83及びフェー
スプレート88をフリットガラス等で封着して、外囲器
89を構成する。
【0051】外囲器89は、上述の如く、フェースプレ
ート88、支持枠84、リアプレート83で外囲器89
を構成したが、リアプレート83は主に基板1の強度を
補強する目的で設けられるため、基板1自体で十分な強
度を持つ場合は別体のリアプレート83は不要であり、
基板1に直接支持枠84を封着し、フェースプレート8
8、支持枠84、基板1にて外囲器89を構成しても良
い。
【0052】また、蛍光膜88の内面側には通常メタル
バック87が設けられる。メタルバックの目的は、蛍光
体の発光のうち内面側への光をフェースプレート88側
へ鏡面反射することにより輝度を向上すること、電子ビ
ーム加速電圧を印加するたの電極として作用すること、
外囲器内で発生した負イオンの衝突によるダメージから
の蛍光体の保護等である。メタルバックは、蛍光膜作製
後、蛍光膜の内面側表面の平滑化処理(通常フィルミン
グと呼ばれる)を行い、その後Alを真空蒸着等で堆積
することで作製できる。
【0053】フェースプレート88には、更に蛍光膜8
6の導電性を高めるため、蛍光膜86の外面側に透明電
極(付図示)が設けてもよい。外囲器89は、不図示の
排気管を通じ、10-6Torr程度の真空度にされ、外
囲器89の封止を行なう。
【0054】尚、容器外端子DoxlないしDoxmと
DoylないしDoynを通じ素子電極5、6間に電圧
を印加し、上述のフォーミングを行い、電子放出部3を
形成し電子放出素子を作製した。また、外囲器89の封
止後の真空度を維持するために、ゲッター処理を行なう
場合もある。これは、外囲器89の封止を行う直前ある
いは封止後に、抵抗加熱あるいは高周波加熱等の加熱法
により、外囲器89内の所定の位置(付図示)に配置さ
れたゲッターを加熱し、蒸着膜を形成する処理である。
ゲッターは通常Ba等が主成分であり、該蒸着膜の吸着
作用により、たとえば1×10-5ないしは1×10-7
orrの真空度を維持するものである。
【0055】以上のように完成した本発明に係る画像形
成装置において、各電子放出素子には、容器外端子Do
xlないしDoxm、DoylないしDoynを通じ、
電圧を印加することにより、電子放出させ、高圧端子H
vを通じ、メタルバック87、あるいは透明電極(不図
示)に数kV以上の高圧を印加し、電子ビームを加速
し、蛍光膜86に衝突させ、励起・発光させることで画
像を表示するものである。
【0056】また、本発明に係る画像形成装置におい
て、製造中あるいは画像形成中に電子放出素子の断線欠
陥が生じた場合、図9に示す様に、前述したフェースプ
レート88のガラスのみの部分91から熱源光を照射す
る事によって修理する事が可能である。
【0057】以上述べた構成は、表示等に用いられる好
適な画像形成装置を作製する上で必要な概略構成であ
り、例えば、各部材の材料等、詳細な部分は上述内容に
限られるものではなく、画像装置の用途に適するよう適
宜選択する。
【0058】
【作用】本発明の電子放出素子の修理方法は、対向する
電極間に電子放出部を含む薄膜を有し、電子放出素子の
基板の少なくとも電子放出部を含む薄膜の部分に光吸収
体を設けた構成からなる電子放出素子を用いて、電子放
出部を含む薄膜に欠陥が生じた時に、電子放出部を形成
している材料と少なくとも同一である化学蒸着ガスの存
在する雰囲気下で、電子放出素子の少なくとも電子放出
部を含む欠陥の部分にレーザーなどの熱源光を照射する
ことにより、欠陥部分の光吸収体がレーザーなどの照射
により加熱され、薄膜の欠陥部分に化学蒸着ガスが蒸着
し新たに薄膜を形成することにより修復し、フォーミン
グして電子放出部を形成し、電子放出素子の修理を行な
うものである。
【0059】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を具体的に説明
する。
【0060】実施例1 図1は本実施例の修理方法を示す素子構成図である。ま
ず、図1に基づいて、本実施例に係る電子放出素子表面
伝導型電子放出素子の製造方法を説明する。まず、基板
1として石英基板を用い、その上に光吸収体7として、
プラズマCVDによりSi34 を1μmの厚さに成膜
した。次に通常のフォトリソグラフィ技術を用いてレジ
ストを形成し、真空蒸着法によりPtからなる素子電極
5,6を形成した。素子電極間隔は2μm、電極幅を5
00μm、厚さを1000Åとした。
【0061】次に有機Pd(酢酸パラジウムジプロピル
アミン)を電極5,6の間に分散塗布し、300℃で1
0分間の加熱処理をして電子放出部形成用薄膜4とし
た。なお、薄膜の幅は300μm、薄膜は100Åとし
た。次に電子放出部形成用薄膜4をフォーミング処理
し、電子放出部3を形成した。
【0062】このようにして作製した表面伝導型電子放
出素子の電子放出特性を図6に示した測定評価装置を用
いて測定したところ、素子電圧14Vで放出電流が1.
1μAであった。なお測定条件はアノード電極と電子放
出素子間の距離を4mm、アノード電極の電位を1K
V、評価装置内の真空度を1×10-6Torrとした。
【0063】引き続き14Vを印加し2時間程駆動を続
けたところ、供給電源からの電気的なノイズにより電極
間の薄膜の破壊が起こり、放出電流が0μmになってし
まった。
【0064】そこでこの表面伝導型電子放出素子を、
0.1モルの酢酸パラジウムと0.2モルのジ−n−プ
ロピルアミンの混合物を130℃に加熱して昇華させた
蒸気雰囲気中に導入し、素子上方から電極5,6間の薄
膜部にYAGレーザー発振器を用いてレーザービームを
素子幅(W2)300μmに渡ってスキャンしながら照
射した。この時のレーザーは、波長355nm、パルス
幅約1msec、ショット数20ショットでアパーチャ
ーによって2×10μm□にしぼって照射した。
【0065】なお蒸気化合物の熱分解温度は1気圧で約
180℃である。レーザー照射により光吸収体7が加熱
され、これにより破壊された薄膜部に再度薄膜が形成さ
れた。そこで再度フォーミング処理を行い、電子放出特
性を測定したところ、素子電圧14Vで放出電流が0.
8μAの表面伝導型電子放出素子となった。
【0066】実施例2 図2は本実施例の修理方法を示す素子構成図である。ま
ず、図2に基づいて、本実施例に係る電子放出素子(表
面伝導型電子放出素子)の製造方法を説明する。まず、
基板1として石英基板を用い、その上に光吸収体7とし
て、HR CVD法により多結晶Siを1μmの厚さに
成膜した。次に絶縁膜8としてスパッタ法によってSi
2 膜を1000Åの厚さに成膜した。
【0067】次に通常のフォトリソグラフィ技術を用い
てレジストを形成し、スパッタ法によりPtからなる素
子電極5,6を形成した。素子電極間隔は3μm、電極
幅を500μm、厚さを1000Åとした。次に有機P
d(酢酸パラジウムジプロピルアミン)を電極5,6の
間に分散塗布し、300℃で10分間の加熱処理をして
電子放出部形成用薄膜4とした。なお、薄膜の幅は30
0μm、膜厚は100Åとした。
【0068】次に電子放出部形成用薄膜4をフォーミン
グ処理し、電子放出部3を形成した。なお、この時のフ
ォーミング処理の電圧波形は図7に示したもので、T1
を1ミリ秒、T2を10ミリ秒とし、波高値は6Vとし
た。また1×10-6 Torrの真空雰囲気下で60秒
間行った。
【0069】このようにして作製した表面伝導型電子放
出素子の電子放出特性を図6に示した測定評価装置を用
いて測定したところ、素子電圧16Vで放出電流が0μ
Aであった。
【0070】そこで電子放出部を顕微鏡観察したとこ
ろ、電子放出部を含む薄膜が大きく破壊され欠陥が生じ
ていることがわかった。なお測定条件はアノード電極と
電子放出素子間の距離を4mm、アノード電極の電位を
1KV、評価装置内の真空度を1×10-6Torrとし
た。
【0071】そこでこの表面伝導型電子放出素子を、
0.1モルの塩化パラジウムと0.2モルのジ−n−プ
ロピルアミンの混合物を130℃に加熱して昇華させた
蒸気雰囲気中に導入し、素子上方から電極5,6間の薄
膜部にYAGレーザー発振器を用いてレーザービームを
素子幅(W2)300μmに渡ってスキャンしながら照
射した。この時レーザーは、波長355nm、パルス幅
約1msec、ショット数20ショットでアパーチャー
によって2×10μm□にしぼって照射した。
【0072】なお上記化合物の熱分解温度は1気圧で約
180℃である。レーザー照射により光吸収体7が加熱
され、これにより破壊された薄膜部に再度薄膜が形成さ
れた。そこで再度フォーミング処理を行い、電子放出特
性を測定したところ、素子電圧16Vで放出電流が1.
0μAの表面伝導型電子放出素子となった。
【0073】実施例3 図8に示す画像形成装置を用いた実施例について説明す
る。実施例1の表面伝導型電子放出素子を多数配列した
基板1をリアプレート83上に固定した後、基板1の5
mm上方に、フェースプレート88(ガラス基板85の
内面に蛍光膜86とメタルバック87が形成されて構成
され、図9に示すように電子放出部の鉛直上に位置する
部分91のみ、外部からの熱源光が透過できるようにガ
ラス板のみの構成になっている。)を支持枠84を介し
て配置し、フェースプレート88、支持枠84、リアプ
レート83の接合部にフリットガラスを塗布し、大気中
あるいは窒素雰囲気中で400℃ないし500℃で10
分以上焼成することで封着した。またリアプレート83
への基板1の固定もフリットガラスで行った。なお82
は電子放出素子、80,81はそれぞれX方向及びY方
向の配線である。
【0074】以上のようにして完成させたガラス容器内
の雰囲気を排気管(図示せず)を通じ真空ポンプにて排
気し、十分な真空度に達した後、容器外端子Dox1な
いしDoxmとDoy1ないしDoynを通じ電子放出
素子82の電極5,6間に電圧を印加し、電子放出部を
含む薄膜4を通電処理(フォーミング処理)することに
より、電子放出部3を作成した。
【0075】以上のように完成した本発明の画像形成装
置において、各電子放出素子には、容器外端子Doxl
ないしDoxm,Doy1ないしDoynを通じ、走査
信号及び変調信号を不図示の信号発生手段よりそれぞれ
印加することにより、電子放出させ、高圧端子Hvを通
じ、メタルバック87に数KV以上の高圧を印加し、電
子ビームを加速し、蛍光膜86に衝突させ、励起・発光
させることで画像を表示した。
【0076】かかる画像形成装置を駆動して画像表示を
行ったところ、Doy3,Doy7に対応する電子放出
素子上方のフェースプレートに発光していない領域が見
受けられた。この素子の抵抗は非常に大きいことから欠
陥が生じている事が予想された。
【0077】そこで画像形成装置内に不図示のガス導入
管から、実施例1と同様の有機金属化合物の蒸気を導入
し、Dox3,Doy7に対応する電子放出素子の電子
放出部3の上方からYAGレーザー発振器を用いてレー
ザービームを素子幅(W2)300μmに渡ってスキャ
ンしながら照射した。
【0078】この時のレーザーは、波長355μm、パ
ルス幅約1msec、ショット数20ショットでアパー
チャーによって2×10μm□にしぼって照射した。
【0079】その後この素子に電圧を印加しフォーミン
グを行い、再度駆動したところ発光が確認された。本実
施例において形成された画像形成装置は、製造途中で電
子放出部に欠陥が発生しても修正できることから、製造
時の歩留りが向上する効果がある。また,駆動中劣化し
た電子源の修復も可能であることから、画像形成装置と
しての寿命の向上になった。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による電子
放出素子、及び該素子を用いた画像形成装置の修理方法
は、電子放出部に欠陥が生じた時に容易に修理する事が
可能であり、製造時の歩留りが向上し、素子の寿命が向
上する等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法に適用する表面伝導型電子放出素
子の一例を示す構成図である。
【図2】本発明の方法に適用する表面伝導型電子放出素
子の他の例を示す構成図である。
【図3】本発明の方法に適用する表面伝導型電子放出素
子の他の例を示す構成図である。
【図4】本発明の方法に適用する平面型表面伝導電子放
出素子の基本構成図である。
【図5】本発明に係わる平面型表面伝導電子放出素子の
製造方法を示す工程図である。
【図6】表面伝導型電子放出素子の測定評価装置を示す
説明図である。
【図7】表面伝導型電子放出素子の通電処理の電圧波形
を示すグラフである。
【図8】本発明に関わる画像形成装置を示す概略図であ
る。
【図9】実施例3におけるフェースプレートを示す構成
図である。
【図10】従来の表面伝導型電子放出素子の典型的な素
子構成の一例を示す概略図である。
【符号の説明】
1 絶縁性基板 2 電子放出部形成用薄膜 3 電子放出部 4 電子放出部を含む薄膜 5,6 素子電極 7 光吸収体 8 透明絶縁膜 30 電流計 31 電源 32 電流計 33 電源 34 アノード電極 80 X方向配線 81 Y方向配線 82 表面伝導型電子放出素子 83 リアプレート 84 支持枠 85 ガラス基板 86 蛍光膜 87 メタルバック 88 フェースプレート 89 外囲器 91 ガラスのみの部分

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向する電極間に電子放出部を含む薄膜
    を有し、該薄膜が電子放出材料で形成されている電子放
    出素子おいて、電子放出部を含む薄膜に欠陥が生じた時
    に、薄膜の欠陥の部分に化学蒸着ガスの雰囲気下で熱源
    光を照射して欠陥部分に化学蒸着ガスを蒸着して修復す
    ることを特徴とする電子放出素子の修理方法。
  2. 【請求項2】 化学蒸着ガスが電子放出部を形成してい
    る材料と少なくとも同一である請求項1記載の電子放出
    素子の修理方法。
  3. 【請求項3】 電子放出素子の少なくとも電子放出部を
    含む薄膜の部分に光吸収体を有する請求項1記載の電子
    放出素子の修理方法。
  4. 【請求項4】 対向する電極間に電子放出部を含む薄膜
    を有し、該薄膜が電子放出材料で形成されている複数の
    電子放出素子を有する画像形成装置において、電子放出
    部を含む薄膜に欠陥が生じた時に、薄膜の欠陥部分に化
    学蒸着ガスの雰囲気下で熱源光を照射して欠陥部分に化
    学蒸着ガスを蒸着して修復することを特徴とする画像形
    成装置の修理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7326095B2 (en) 2002-07-23 2008-02-05 Canon Kabushiki Kaisha Recycling method and manufacturing method for an image display apparatus

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