JPH07191699A - フォルマント方式音源 - Google Patents

フォルマント方式音源

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JPH07191699A
JPH07191699A JP5347100A JP34710093A JPH07191699A JP H07191699 A JPH07191699 A JP H07191699A JP 5347100 A JP5347100 A JP 5347100A JP 34710093 A JP34710093 A JP 34710093A JP H07191699 A JPH07191699 A JP H07191699A
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慎一 大田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フォルマントのスペクトル分布のスカート特
性を、そのバンド幅を変化させることなく制御できるフ
ォルマント方式音源を提供すること。 【構成】 縦軸の位相は窓関数波形の少なくとも一部が
記憶されている波形メモリのアドレスに対応し、twin
は窓関数の時間幅であり、tskは窓関数の前半周期時間
である。従って、窓関数の後半周期時間は(twin −t
sk)となる。窓関数の前半周期の時間はtskに応じて変
化するため、tskを短くするように設定すると前半周期
部分は(b)に示すように圧縮されて読み出されるよう
になる。窓関数の後半周期の時間は(twin −tsk)と
なり、この(twin −tsk)内で読み出される窓関数の
後半周期部分は、(b)に示すように伸長されて読み出
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、人声音や自然楽器音等
のようなフォルマント音を電気的に合成する音源に関す
るものであり、自然の音に近いフォルマント音を合成で
きるフォルマント方式音源に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図14を参照しながらフォルマント波形
の一般的な発生方法を説明する。図14の(a)に示す
ある周波数ff を有する周期波形を発生すると共に、同
図(b)に示すような滑らかな変化をしている窓関数信
号を発生する。そして、この窓関数信号により、上記周
波数ff を有する周期波形を振幅変調すると、その波形
は同図(c)に示すようなフォルマント波形になる。こ
のフォルマント波形は図示するように、包絡線が窓関数
と同じ形状とされ、その搬送波信号は周波数ff を有す
る周期波形とされており、この周波数ff がフォルマン
トの中心周波数とされる。
【0003】このようなフォルマント波形は、例えば
(c)に示すように周期tf 毎に発生されており、この
周期tf が音高周期とされるようになる。また、このフ
ォルマント波形のスペクトルは、例えば、図3(b)に
示すように、周期信号の周波数ff にピークを有する比
較的鋭いスペクトル分布とされている。このように発生
されるフォルマント波形を用いて多様な音色を得るため
に、従来、窓関数の波形の形状を種々設定するようにし
ており、このようなフォルマント方式音源の一例を図1
5に示す。なお、この図に示すフォルマント方式音源
は、本出願の出願人にかかる特開平2−262698号
公報に記載されているものである。
【0004】図15において、パルス発生回路101
は、フェイズアキュムレータ111および微分器112
からなる。フェイズアキュムレータ111は所定のクロ
ックパルスに同期してフォルマント基本周波数情報値F
0 を累算している。このフェイズアキュムレータ111
の累算値出力を図16(a)に示すが、累算値は鋸歯状
に変化しており、その値が2πに達する毎にオーバフロ
ーして、再び累算されるようにされている。ところで、
基本周波数情報値F0 は、発生しようとするフォルマン
ト音の基本周波数、すなわち音高に対応する値に設定さ
れており、フェイズアキュムレータ111は累算値qF
0 (q=1,2,3・・・)が2πに相当する値に到達
する毎に最上位ビット(MSB)に信号「1」が出力さ
れている。このMSB信号を微分器112により微分し
て、図16(b)に示す微分パルスを発生しているた
め、この微分パルスの周期は発生させようとする音高の
周期に等しくなる。この微分パルスは、搬送波発生回路
102および変調波発生回路103へ初期設定信号とし
て供給されている。
【0005】搬送波発生回路102は、フェイズアキュ
ムレータ121および正弦波テーブル122からなり、
このフェイズアキュムレータ121はクロックパルスに
同期してフォルマント中心周波数Ff を累算し、その累
算値qFf を正弦波テーブル122の読み出しアドレス
信号として順次出力する。正弦波テーブル122には、
正弦波の一周期の順次サンプル点振幅値が対数値で各ア
ドレスに記憶されており、アキュムレータ121から出
力されるアドレス信号(累算値qFf )により指定され
たアドレスに記憶されている正弦波振幅値が順次読み出
しされる。これにより、正弦波テーブル122からは周
波数信号Ff に対応するフォルマント中心周波数の正弦
波の順次サンプル点振幅値がクロックパルスに従って順
次出力される。
【0006】このフォルマント中心周波数情報値Ff
は、発生すべきフォルマント音の音高fo とは独立し
て、フォルマント音の音色を示すパラメータの1つであ
るフォルマント中心周波数ff に対応する値に設定され
ている。従って、この搬送波発生回路102は、発生す
べきフォルマント音の音高とは独立して所望の音色に対
応して任意に設定されたフォルマント中心周波数ff
等しい周波数の正弦波を発生することになる。変調波発
生回路103は、セレクタ131,134,フェイズア
キュムレータ132,サイン自乗波テーブル133およ
びビットシフタ135により構成されており、セレクタ
131はフェイズアキュムレータ132の累算値出力が
0〜πに相当する値では、前半周期用バンド幅値kaを
選択してフェイズアキュムレータ132に供給し、フェ
イズアキュムレータ132の累算値出力がπ〜2πに相
当する値では、後半周期用バンド幅値kbを選択してフ
ェイズアキュムレータ132に供給している。また、セ
レクタ134はフェイズアキュムレータ132の累算値
出力が0〜πに相当する値では、前半周期用シフト値n
aを選択してビットシフタ135に供給し、フェイズア
キュムレータ132の累算値出力がπ〜2πに相当する
値では、後半周期用シフト値nbを選択してビットシフ
タ135に供給している。
【0007】このフェイズアキュムレータ132は、セ
レクタ131により選択されたバンド幅値kaあるいは
バンド幅値kbをクロックパルスに同期して累算し、そ
の累算値q1ka+q 2kb(q1=1,2,3・・・、q
2=1,2,3・・・)をサイン自乗波テーブル133
の読み出しアドレス信号として順次出力する。またこの
フェイズアキュムレータ132は、図16(c)に示す
ように累算値が2πに相当する値になると累算動作を停
止して2π相当値を出力し続けるようにされている。さ
らに、このアキュムレータ132は、同図(d)に示す
ように累算値がπに相当する値以上では最上位ビット
(MSB)が、「1」となるように設定されており、こ
のMSBの信号はセレクタ131および134にセレク
ト信号として供給されている。
【0008】サイン自乗波テーブル133には、サイン
自乗波の1周期の順次サンプル点の振幅値が対数値で各
アドレスに記憶されており、アキュムレータ132から
出力されるアドレス信号(累算値q1ka+q 2kb)に
より指定されたアドレスに、記憶されているサイン自乗
波のサンプル値が順次読み出されると、図16(d)に
示すような波形となる。ビットシフタ135は、サイン
自乗波テーブル133から読み出されたサイン自乗波サ
ンプル値を、セレクタ134を介して供給されるシフト
値naあるいはシフト値nbに応じたビット数だけ左へ
シフトし、結果として前記サンプル値を2na倍あるいは
nb倍する。これによりサイン関数の2naあるいはサイ
ン関数の2nbの波形が得られることになる。そこで、シ
フト値naとシフト値nbとを異なる値にすると、前半
周期と後半周期とで異なる冪乗のサイン冪乗波形とされ
るため、図16(f)に示すように、前半周期の波形と
後半周期の波形の形状とが異なるようになる。
【0009】このようにして発生されたサイン冪乗波形
の信号は、加算器104の一方の入力端子に入力され、
加算器104の他方の入力端子には、前記搬送波発生回
路102から発生されたフォルマント中心周波数ff
信号が入力されているので、加算器104からは、これ
ら両入力信号を加算した信号が出力されるようになる。
この加算器104の出力は、さらに加算器105の一方
の入力とされて、対数値データとされたエンベロープ信
号ENVと加算される。そして、加算器105の出力を
対数/真数変換器106に入力すると、加算された対数
データが真数値に変換される。すると、対数の加算は真
数の乗算に相当するため、前記加算器104により加算
されるビットシフタ135からのサイン冪乗波形信号
と、前記搬送波発生回路102から発生されたフォルマ
ント中心周波数ff の信号とが乗算された信号に、さら
に加算器105で加算されるエンベロープ信号ENVを
乗算した信号が、対数/真数変換器106から出力され
るようになる。
【0010】すなわち、フォルマント中心周波数ff
信号をビットシフタ135より出力されるサイン冪乗波
形信号により振幅変調された信号(例えば、前記図14
(c)参照)とされ、この振幅変調信号がさらにエンベ
ロープ信号ENVにより振幅変調された信号とされる。
そして、対数/真数変換器106より出力される振幅変
調された信号はデジタル・アナログ(DA)変換器10
7によりアナログ信号に変換され、図示しない増幅器お
よびスピーカシステム等からなるサウンドシステムを介
することにより、フォルマント音として発音されるよう
になる。
【0011】このフォルマント方式音源においてフォル
マント波形のスカート特性を制御しようとする時には、
変調波発生回路103から発生される変調波の形状を変
化させればよい。この変調波は、一般に窓関数と呼ばれ
ており、セレクタ131に供給されているフォルマント
の時間幅を決めるバンド幅値Ka,Kbおよびセレクタ
134に供給されている前記シフト値na,nbを変更
することにより窓関数を変更している。例えば、バンド
幅値KをK=Ka=Kb=2π*100とし、シフト値
をna=0,nb=1とした時に発生される窓関数によ
り、変調されたフォルマント音のスペクトル分布は図1
7に示すようになる。また、バンド幅値Kを変更せず、
na=0,nb=4とシフト値を変更した時の窓関数に
よれば、図18に示すようなスペクトルのフォルマント
音となる。さらに、バンド幅値KをK=Ka=Kb=2
π*400とし、シフト値をna=nb=0と変更した
場合の窓関数によれば、図19に示すようなスペクトル
のフォルマント音となる。このように、バンド幅値ある
いはシフト値を変更することにより窓関数を変更して、
多様なフォルマント音を作成するようにしている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
ようにフォルマントの時間幅を決めるバンド幅値あるい
はシフト値を変更することにより、窓関数を変更してフ
ォルマントのスカート特性を変化させると、図17ない
し図19に示されるようにスペクトル分布特性のバンド
幅も同時に変化してしまうという問題点があった(スカ
ート特性が広がるようにすると、バンド幅も広がるよう
に変化する。)。さらに、シフト値は整数とされている
ため、シフト値を変更することによるスカート特性の制
御は極めて粗い制御になり、細かく制御するようにする
とそのハードウェアは極めて複雑になるという問題点が
あった。そこで、本発明はフォルマント波形とのスペク
トル分布のスカート特性を、バンド幅を変化させること
なく制御できるフォルマント方式音源を提供することを
目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は窓関数の時間幅を変化させることなく窓関
数の時間幅に対する窓関数の前半周期の時間を変更する
ことにより、フォルマントのスカート特性を制御するよ
うにしたものであり、音色情報に応じて窓関数の時間幅
及び窓関数の前半周期時間幅を設定する窓関数時間幅発
生手段と、この窓関数時間幅発生手段から出力される窓
関数情報とピッチ情報とに応じて、前記設定された時間
幅及び前記前半周期時間幅特性を有する窓関数信号を前
記ピッチ周期毎に発生する窓関数発生手段と、音色情報
に応じてフォルマント中心周波数信号を発生する周期関
数発生手段とを備えるようにし、前記窓関数発生手段か
ら発生された前記窓関数信号により、前記周期関数発生
手段から発生された前記フォルマント中心周波数信号を
振幅変調することにより、フォルマント音を発生するよ
うにしたものである。
【0014】
【作用】本発明によれば、窓関数の前半周期時間を、そ
の時間幅に対して変化させることにより、バンド幅を変
化させることなくフォルマントのスカート特性を変化す
ることができると共に、制御のためのハードウェアを単
純にすることができる。また、窓関数の時間幅に対する
その前半周期時間を連続的に変化させられるため、スカ
ート特性を細かく制御することができる。また、窓関数
をサイン波をベースとした関数とすれば、収束が速いた
めフォルマント波形が重ね合わされるおそれを防止する
ことができる。
【0015】
【実施例】本発明の説明に先立ち、本発明における窓関
数を発生させる原理を図1及び図2を参照しながら説明
する。図1に示すグラフにおいて、横軸は時間であり、
縦軸は位相とされている。この位相は窓関数波形の少な
くとも一部が記憶されている波形メモリのアドレスに対
応している。また、twin は窓関数の時間幅であり、t
skは窓関数の前半周期時間である。従って、窓関数の後
半周期時間は(twin −tsk)となる。
【0016】すなわち、窓関数の前半周期の時間はtsk
に応じて変化するようになり、図1(a)に示すように
skを短くするように設定すると、このtsk内で読み出
される窓関数の前半周期部分が読み出されるため、この
前半周期部分は(b)に示すように圧縮されて読み出さ
れるようになる。一方、窓関数の後半周期の時間は(t
win −tsk)となり、この(twin −tsk)内で読み出
される窓関数の後半周期部分は、(b)に示すように伸
長されて読み出される。従って、(b)に示すように前
半周期の部分が急峻に立ち上がり、後半周期部分がゆる
やかに立ち下がる窓関数が読み出されることになる。な
お、窓関数が読み出される波形メモリには、例えばsi
2 θの波形が記憶されている。
【0017】窓関数の前半周期の時間tskを1/2t
win 〜1/32twin に替えた時の窓関数の変化を図2
に示す。この図において、(1)はtsk=1/2twin
と設定した時であり、(2)はtsk=1/4twin と設
定した時であり、(3)はtsk=1/8twin と設定し
た時であり、(4)はtsk=1/16twin と設定した
時であり、(4)はtsk=1/32twin と設定した時
である。このように、窓関数の前半周期の時間tskが短
くなるに従って、窓関数の前半周期部分は急峻に立ち上
がるようになる。次に、このように発生した窓関数を用
いて周期波形からなるフォルマント中心周波数信号を変
調することにより生成したフォルマント波形と、そのス
ペクトル分布を図3〜図8に示す。
【0018】tsk=1/2twin と設定した時のフォル
マント波形は図3(a)に示すようになる。この場合、
フォルマント中心周波数ff の周期がフォルマント内の
周期波形の周期となり、このフォルマント波形が例えば
図示するピッチ周期毎に発生される。同図(b)は
(a)に示すフォルマント波形のスペクトル分布を示す
図であり、そのピークを示すフォルマント中心周波数は
f とされ、図示するようにスペクトル間の差の周波数
がピッチとなる。 図4(a)は、tsk=1/4twin
設定した時のフォルマント波形を示している。前記のよ
うに、フォルマント中心周波数ff の周期はフォルマン
ト波形内の周期波形の周期と同一であり、このフォルマ
ント波形は図示するピッチ周期毎に発生される。同図
(b)は(a)に示すフォルマント波形のスペクトル分
布を示す図であり、そのピークを示す中心周波数はff
とされる。この場合、図3に示すスペクトル分布に比
し、スカート特性が伸びるように制御されているが、そ
のピーク近傍のバンド幅はほとんど変化していない。
【0019】図5(a)は、tsk=1/8twin と設定
した時のフォルマント波形を示している。フォルマント
中心周波数ff の周期はフォルマント内の周期波形の周
期と同一である。このフォルマント波形は図示するピッ
チ周期毎に発生される。同図(b)は(a)に示すフォ
ルマント波形のスペクトル分布を示す図であり、そのピ
ークを示す中心周波数はff とされる。この場合、図4
に示すスペクトル分布に比し、さらにスカート特性が伸
びるように制御されているが、そのバンド幅は依然とし
てほとんど変化していない。
【0020】図6(a)は、tsk=1/16twin と設
定した時のフォルマント波形を示している。フォルマン
ト中心周波数ff の周期はフォルマント波形内の周期波
形の周期と同一であり、このフォルマント波形は図示す
るピッチ周期毎に発生される。同図(b)は(a)に示
すフォルマント波形のスペクトル分布を示す図であり、
そのピークを示す中心周波数はff とされる。この場
合、図5に示すスペクトル分布に比し、さらにスカート
特性が伸びるように制御されているが、そのバンド幅は
依然としてほとんど変化していない。
【0021】図7(a)は、tsk=1/32twin と設
定した時のフォルマント波形を示している。フォルマン
ト中心周波数ff の周期はフォルマント波形内の周期波
形の周期と同一であり、このフォルマント波形は図示す
るピッチ周期毎に発生される。同図(b)は(a)に示
すフォルマント波形のスペクトル分布を示す図であり、
そのピークを示す中心周波数はff とされる。この場
合、図6に示すスペクトル分布に比し、さらにスカート
特性が伸びるように制御されているが、そのバンド幅は
依然としてほとんど変化していない。
【0022】図8(a)は、tsk=(twin −1/4t
win )と設定した時のフォルマント波形を示している。
この場合、フォルマント中心周波数ff の周期はフォル
マント波形内の周期波形の周期と等しく、このフォルマ
ント波形は図示するピッチ周期毎に発生される。同図
(b)は(a)に示すフォルマント波形のスペクトル分
布を示す図であり、そのピークを示す中心周波数はff
とされる。この場合、図4に示すスペクトル分布と同様
のスペクトル分布となる。従って、この図に示すように
窓関数の前半周期部分の時間を1/2twin より長くし
ていく場合においても、前記図4ないし図7に示すよう
なスペクトル分布となる。
【0023】本発明は、このようにして窓関数を発生し
ており、この窓関数発生手段を備える楽音発生部(T
G)を有する電子楽器のブロック図を図9に示す。この
図において、鍵盤等の演奏操作子1が操作された時のキ
ーオン(KON)信号およびキーコード(KC)等の信
号と、音色設定操作子2よりの音色設定信号等は制御部
10に供給され、制御部10において入力された信号に
基づいて、KCデータ,キーオンパルス(KONP)デ
ータ,KONデータ,窓関数パラメータ(FWIN1,
FWIN2)およびフォルマント中心周波数(FF)デ
ータがTG20に供給されている。さらに、制御部10
はエンベロープパラメータ(EGPAR)もTG20に
供給している。TG20は供給されたデータおよびパラ
メータに応じたフォルマント音を発生して出力する。こ
のフォルマント音は、図示しない増幅器およびスピーカ
システム等からなるサウンドシステムを介することによ
り、フォルマント音として発音されるようになる。
【0024】次に、楽音発生部(TG)20の回路図を
図10に示す。この図において、キーコード(KC)デ
ータはキーコード(KC)−Fナンバ(Fno)変換テー
ブル30に供給されて、Fnoデータに変換される。この
noデータは加算器31の一方の入力端子に入力され
る。この加算器31は2つの入力端子に入力されたデー
タを加算して加算出力をアンドゲート32の一端に供給
している。このアンドゲート32を通過した加算データ
は、サンプリングクロックφs がシフトクロックとして
供給されているシフトレジスタ33にラッチされる。こ
のシフトレジスタ33より出力される前回の加算データ
が加算器31の他方の入力端子に入力されることによ
り、上記Fnoデータが累算されることになる。このFno
データの累算データは、入力されたキーコードに対応し
ているため、発音しようとするピッチの位相に対応する
ことになり、累算されるにつれ累算出力は増加していく
が、オーバフローすると元に戻るため図11(B)に示
すように鋸歯状に変化していくようになる。
【0025】なお、この加算器31,アンドゲート3
2,シフトレジスタ33からなる累算手段は、同図
(A)に示すキーオンパルス(KONP)により初期値
にリセットされている。すなわち、KONPはオアゲー
ト37を介してアンドゲート32に反転されて入力され
ることにより、KONPによりアンドゲート32が閉じ
られ、シフトレジスタ33にラッチされるデータがオー
ル「0」とされることにより、リセットされるものであ
る。
【0026】また、窓関数パラメータFWIN1,FW
IN2はフォルマント音の音色を示すパラメータの一つ
でありセレクタ21に入力されて、いずれか1つのパラ
メータが選択されてセレクタ21から出力されている。
セレクタ21から出力された窓関数パラメータFWIN
1あるいは窓関数パラメータFWIN2は加算器22の
一方の入力端子に入力される。この加算器22は2つの
入力端子に入力されたデータを加算して加算データをア
ンドゲート23の一端に供給すると共に、そのキャリー
出力を、アンドゲート23よりの出力が一端に供給され
たオアゲート24に入力している。このようにして、ア
ンドゲート23およびオアゲート24を通過した加算デ
ータはサンプリングクロックφs がシフトクロックとし
て供給されているシフトレジスタ25にラッチされる。
このシフトレジスタ25より出力される前回の加算デー
タが加算器22の他方の入力端子に入力されることによ
り、窓関数パラメータFWIN1あるいは窓関数パラメ
ータFWIN2が累算されている。この累算データは後
述する窓関数用波形メモリ27の読み出しアドレスとさ
れているため、累算データは窓関数波形の位相データと
されている。
【0027】さらに、アンドゲート23より出力される
加算データのMSBはセレクタ21に選択信号として供
給されており、このMSBが「0」の時は窓関数パラメ
ータFWIN1が選択されてセレクタ21より出力さ
れ、このMSBが「1」の時は窓関数パラメータFWI
N2が選択されてセレクタ21より出力される。そし
て、アンドゲート23より出力される加算データは、選
択されている窓関数パラメータFWIN1あるいは窓関
数パラメータFWIN2の累算データであって、前記の
ように窓関数波形の位相を示しているから、MSBが
「0」の間が窓関数波形の前半周期の期間となり、MS
Bが「1」の間が後半周期の期間となる。さらにまた、
後半周期が終わり、加算器22がオーバフローするとそ
のキャリー出力「1」がオアゲート24に供給されるた
め、シフトレジスタ25にはオール「1」がラッチされ
ることになり、シフトレジスタ25よりの出力はオール
「1」に固定されるようになる。
【0028】従って、窓関数波形の前半周期の位相変化
速度は窓関数パラメータFWIN1に基づいた速度とな
り、窓関数波形の後半周期の位相変化速度は窓関数パラ
メータFWIN2に基づいた速度となると共に、後半周
期が終了すると、位相は最大位相で固定されるようにな
る。このため、例えば窓関数パラメータFWIN1を窓
関数パラメータFWIN2より大きくした場合の位相の
変化は、図11(D)に示すようになる。この累算デー
タは排他的論理和(EX−OR)回路26を介して窓関
数用波形メモリ27に読み出しアドレスとして供給され
る。従って、この窓関数用波形メモリ27から累算デー
タである読み出しアドレスに応じて窓関数波形が読み出
されるようになる。なお、この窓関数用波形メモリ27
には例えばsin2 ωtの波形データのサンプル値がア
ドレスに対応して記憶されている。
【0029】さらに、EX−OR回路26の一端に累算
データが供給されると共に、この累算データのMSBが
EX−OR回路26の他端に供給されているため、MS
Bが「1」となる後半周期期間には累算データである読
み出しアドレスは、反転されてEX−OR回路26から
出力されるようになる。従って、後半周期期間には窓関
数用波形メモリ27は反対方向に読み出されるようにな
り、結局のところ窓関数用波形メモリ27を往復読み出
しすることにより、窓関数波形を発生していることにな
る。このため、窓関数用波形メモリ27には窓関数波形
の半周期を記憶しておけば良いことになる。
【0030】さらに、フォルマント音の音色を示す他の
パラメータであるフォルマント中心周波数データFFは
加算器38の一方の入力端子に入力される。この加算器
38は2つの入力端子に入力されたデータを加算して加
算データをアンドゲート39の一端に入力している。こ
のアンドゲート39を通過した加算データはサンプリン
グクロックφs がシフトクロックとして供給されている
シフトレジスタ40にラッチされる。このシフトレジス
タ40より出力される前回の加算データが加算器38の
他方の入力端子に入力されることにより、上記フォルマ
ント中心周波数データFFが累算されることになる。こ
のフォルマント中心周波数データFFの累算データは、
フォルマント中心周波数の位相を示しており、累算され
るにつれ累算データは増加していくが、オーバフローす
ると元に戻るため図11(E)に示すように鋸歯状に周
期的に変化している。この位相を示す累算データを読み
出しアドレスとして波形メモリ41に供給して、波形メ
モリ41からフォルマント中心周波数信号を周期的に読
み出している。なお、この波形メモリ41には例えば1
周期の正弦波形sinωtが記憶されている。もちろ
ん、正弦波形以外の波形を記憶させておいてより複雑な
フォルマント波形が得られるようにしてもよい。
【0031】ところで、前記シフトレジスタ33よりの
ピッチ位相を示す累算データのMSBは、例えば1サン
プリングクロックφs 時間データを遅延する遅延手段3
4に印加されると共にインバータ35に印加される。さ
らに、この遅延手段34とインバータ35の出力がアン
ドゲート36に印加されることにより、アンドゲート3
6からMSBの立ち下がり縁を微分した図11(C)に
示す微分パルスを得ることができる。この微分パルスは
オアゲート37を介してリセットパルスとして前記アン
ドゲート32およびアンドゲート23,アンドゲート3
9に印加されている。そして、アンドゲート32に反転
されて入力されたリセットパルスは、アンドゲート32
を閉じるため、アンドゲート32の出力をラッチするシ
フトレジスタ33のラッチデータがオール「0」とされ
る。これにより、加算器31,アンドゲート32,シフ
トレジスタ33からなる累算手段がピッチ周期ごとにリ
セットされる。
【0032】また、アンドゲート23に反転されて入力
されたリセットパルスは、アンドゲート23を閉じるた
め、アンドゲート23の出力をラッチするシフトレジス
タ25のラッチデータがオール「0」とされる。これに
より、加算器32,アンドゲート23,オアゲート2
4,シフトレジスタ25からなる累算手段がピッチ周期
ごとにリセットされる。さらに、アンドゲート39に反
転されて入力されたリセットパルスは、アンドゲート3
9を閉じるため、アンドゲート39の出力をラッチする
シフトレジスタ40のラッチデータがオール「0」とさ
れる。これにより、加算器38,アンドゲート39,シ
フトレジスタ40からなる累算手段がピッチ周期ごとに
リセットされる。
【0033】これにより、ピッチ周期の始点において、
ピッチの位相,窓関数波形の位相およびフォルマント中
心周波数の位相が共にイニシャル値にリセットされ、常
に同位相から各波形が発生されるようになる。このた
め、フォルマント音のスペクトル分布は常に一定とされ
変動することが防止される。また、窓関数波形の位相が
ピッチ毎にイニシャル値にリセットされるため窓関数波
形はピッチ毎に発生されるようになる。このようにして
波形メモリ41から発生されたフォルマント中心周波数
信号と、窓関数用波形メモリ27から発生された窓関数
波形とが乗算器28に入力されて、両信号が乗算される
ことにより、図11(G)に示すフォルマント波形が生
成されるようになる。このフォルマント波形は、前記の
ように窓関数がピッチ毎に発生されているため、図示す
るようにピッチ毎に発生されるようになる。このフォル
マント波形は、さらに乗算器29によりエンベロープ信
号が乗算されてフォルマント音として出力されるように
なる。このエンベロープ信号は押鍵状態を示しているK
ON信号とキータッチ情報等に応じたEGPARが供給
されるエンベロープジェネレータ42により発生されて
いる。
【0034】なお、前半周期の位相速度を決定する窓関
数パラメータFWIN1を変更することにより、前記図
3ないし図8に示すようにフォルマント波形を制御する
ことができる。この場合、窓関数パラメータFWIN2
は窓関数パラメータFWIN1が変更されても窓関数の
時間幅twin が変更されないよう、窓関数パラメータF
WIN2と窓関数パラメータFWIN1との和が一定と
なる値とされる。あるいは、窓関数パラメータFWIN
1を反転して窓関数パラメータFWIN2としても良
い。また、窓関数パラメータFWIN1,FWIN2は
パラメータ値を連続的に変化することができる。
【0035】以上説明したフォルマント方式音源におい
ては、図9に示す音色設定操作子2の操作に応じて、フ
ォルマント中心周波数データFFや窓関数パラメータF
WIN1と窓関数パラメータFWIN2が設定される
が、通常はピッチの周期を窓関数の時間幅が越えないよ
うに窓関数パラメータFWIN1,FWIN2が設定さ
れる。ただし、フォルマント方式音源を複数、または、
例えば2系統並列に設けて、順次または交互にピッチ周
期に応じてフォルマント波形を発生させるようにすれ
ば、ピッチの周期を越える時間幅のフォルマント波形を
発生させることもできる。また、発生すべき音高や音域
に応じて、フォルマント中心周波数データFFや窓関数
パラメータFWIN1,窓関数パラメータFWIN2を
設定しても良い。さらに、波形メモリ27,41のサン
プル値データを対数データとすると、乗算器28,29
に替えて構成の容易な加算器に置き換えることができ
る。ただし、出力する前に対数/真数変換手段により対
数を真数に変換する必要がある。
【0036】さらに、楽音発生部TGを図12に示すよ
うに2以上並列に配置して、それぞれから異なるフォル
マント中心周波数のフォルマント波形を発生させて加算
器20−4により、それぞれ合成して出力するようにし
てもよい。この場合においては、KCデータ,KON
P,KONデータを共通に各TG20−1,20−2,
20−3に供給すると共に、窓関数パラメータFWIN
11,窓関数パラメータFWIN21,フォルマント中
心周波数FF1およびエンベロープパラメータEGPA
R1をTG20−1に供給し、窓関数パラメータFWI
N12,窓関数パラメータFWIN22,フォルマント
中心周波数FF2およびエンベロープパラメータEGP
AR2をTG20−2に供給し、窓関数パラメータFW
IN13,窓関数パラメータFWIN23,フォルマン
ト中心周波数FF3およびエンベロープパラメータEG
PAR3をTG20−3に供給する。
【0037】すると、例えば、TG20−1から図13
aに示すスペクトル分布特性のフォルマント波形が発生
され、TG20−2から図13bに示すスペクトル分布
特性のフォルマント波形が発生され、TG20−3から
図13cに示すスペクトル分布特性のフォルマント波形
が発生されるようになる。この複数のそれぞれ異なるス
ペクトル分布特性のフォルマント波形を加算器20−4
で合成して出力することにより、より多様な音色のフォ
ルマント音を得ることができるようになる。
【0038】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で、窓関数の前半周期時間を、その時間幅に対して変化
させることにより、バンド幅を変化させることなくフォ
ルマント波形のスカート特性を変化させることができる
と共に、この制御のためのハードウェアを単純にするこ
とができる。また、窓関数の時間幅に対するその前半周
期時間を連続的に変化させられるため、スカート特性を
細かく制御することができる。また、サイン関数をベー
スにした窓関数とすると、窓関数の収束が速いためフォ
ルマントが重ね合わされるおそれを防止することができ
る。さらに、複数のフォルマント波形を合成することに
よりフォルマント音を生成するようにすると、より多様
な音色のフォルマント音を発生することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の窓関数を発生させる原理を説明する図
である。
【図2】tskを変化させた場合の窓関数を示す図であ
る。
【図3】tsk=1/2twin の場合のフォルマント波形
とそのスペクトルを示す図である。
【図4】tsk=1/4twin の場合のフォルマント波形
とそのスペクトルを示す図である。
【図5】tsk=1/8twin の場合のフォルマント波形
とそのスペクトルを示す図である。
【図6】tsk=1/16twin の場合のフォルマント波
形とそのスペクトルを示す図である。
【図7】tsk=1/32twin の場合のフォルマント波
形とそのスペクトルを示す図である。
【図8】tsk=(twin −1/4twin )の場合のフォ
ルマント波形とそのスペクトルを示す図である。
【図9】本発明のフォルマント方式の音源を有する電子
楽器のブロック図である。
【図10】本発明のフォルマント方式の音源のブロック
図である。
【図11】本発明のフォルマント方式の音源の各部の波
形図である。
【図12】本発明のフォルマント方式の音源の変形例を
示す図である。
【図13】本発明のフォルマント方式の音源の変形例に
おけるスペクトルを示す図である。
【図14】フォルマントを形成する原理を示す図であ
る。
【図15】従来のフォルマント方式の音源のブロック図
である。
【図16】従来のフォルマント方式の音源の各部の波形
を示す図である。
【図17】従来のフォルマント方式の音源から発生され
るフォルマントのスペクトルを示す図である。
【図18】従来のフォルマント方式の音源から発生され
る他のフォルマントのスペクトルを示す図である。
【図19】従来のフォルマント方式の音源から発生され
るさらに他のフォルマントのスペクトルを示す図であ
る。
【符号の説明】
1 演奏操作子 2 音色設定操作子 10 制御部 20,20−1,20−2,20−3 楽音発生部 21,131,134 セレクタ 20−4,22,31,38,104,105 加算器 23,26,32,39 アンドゲート 24,37 オアゲート 25,33,40 シフトレジスタ 26 EX−OR 27 窓関数用波形メモリ 28,29 乗算器 30 KC−Fno変換器 34 遅延回路 35 インバータ 41 波形メモリ 42 エンベロープジェネレータ 106 対数/真数変換器 107 DAC 111,121,132 フェイズアキュムレータ 112 微分器 122 正弦波テーブル 133 サイン自乗波テーブル 135 ビットシフタ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】独立したそれぞれの音色情報に応じて窓関
    数の時間幅及び窓関数の前半周期時間幅を設定する窓関
    数時間幅発生手段と、この窓関数時間幅発生手段から出
    力される窓関数情報とピッチ情報とに応じて、前記設定
    された時間幅及び前記前半周期時間幅を有する窓関数信
    号を前記ピッチ周期毎に発生する窓関数発生手段と、 音色情報に応じてフォルマント中心周波数信号を発生す
    る周期関数発生手段とを備え、 前記窓関数発生手段から発生された前記窓関数信号によ
    り、前記周期関数発生手段から発生された前記フォルマ
    ント中心周波数信号を振幅変調することによりフォルマ
    ント音を発生するようにしたことを特徴とするフォルマ
    ント方式音源。
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