JPH0719084A - 筒内噴射式内燃機関の制御装置 - Google Patents
筒内噴射式内燃機関の制御装置Info
- Publication number
- JPH0719084A JPH0719084A JP933293A JP933293A JPH0719084A JP H0719084 A JPH0719084 A JP H0719084A JP 933293 A JP933293 A JP 933293A JP 933293 A JP933293 A JP 933293A JP H0719084 A JPH0719084 A JP H0719084A
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- Japan
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- fuel
- valve opening
- amount
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- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)
- Combustion Methods Of Internal-Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、筒内噴射式内燃機関の制御装置に
関し、必要燃料量が少ない機関運転状態において燃料温
度が低い時に、排気エミッションが悪化する問題を通常
の単一の噴射弁が使用されても解決可能とすることを目
的とする。 【構成】 必要燃料量を決定する燃料量決定手段（ステ
ップ１０１から１０４）と、燃料噴射弁の開弁時間を燃
料温度を考慮して必要燃料量が噴射されるように算出す
る開弁時間算出手段（ステップ１０５，１０６）と、こ
の開弁時間が最小開弁時間未満となる時、最小開弁時間
だけ開弁指令を与える開弁指令手段（ステップ１１０）
と、この時に噴射された燃料量を燃料温度を考慮して算
出する燃料量算出手段（ステップ１１１）と、この燃料
量を基に所望の空燃比が得られるように吸気量を増加さ
せる吸気量制御手段（ステップ１１２）と、この時に点
火時期を遅角する点火時期遅角手段（ステップ１１３，
１１４）、とを具備する。
関し、必要燃料量が少ない機関運転状態において燃料温
度が低い時に、排気エミッションが悪化する問題を通常
の単一の噴射弁が使用されても解決可能とすることを目
的とする。 【構成】 必要燃料量を決定する燃料量決定手段（ステ
ップ１０１から１０４）と、燃料噴射弁の開弁時間を燃
料温度を考慮して必要燃料量が噴射されるように算出す
る開弁時間算出手段（ステップ１０５，１０６）と、こ
の開弁時間が最小開弁時間未満となる時、最小開弁時間
だけ開弁指令を与える開弁指令手段（ステップ１１０）
と、この時に噴射された燃料量を燃料温度を考慮して算
出する燃料量算出手段（ステップ１１１）と、この燃料
量を基に所望の空燃比が得られるように吸気量を増加さ
せる吸気量制御手段（ステップ１１２）と、この時に点
火時期を遅角する点火時期遅角手段（ステップ１１３，
１１４）、とを具備する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、筒内噴射式内燃機関の
制御装置に関する。
制御装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】特開平２−１６９８３４号公報には、筒
内に直接燃料を噴射する噴射弁が各気筒毎に設けられて
いる筒内噴射式内燃機関が記載されている。この内燃機
関は、噴射された燃料の吸気通路内壁への付着がないた
めに、機関の過渡運転状態において必要燃料量を確実に
燃焼室へ供給することができる。このような内燃機関に
一般的に使用される噴射弁は、ポンプ及びプレッシャレ
ギュレタにより一定圧に加圧された燃料が供給され、電
気的な開弁信号が与えられている間だけ燃料を噴射する
ものである。
内に直接燃料を噴射する噴射弁が各気筒毎に設けられて
いる筒内噴射式内燃機関が記載されている。この内燃機
関は、噴射された燃料の吸気通路内壁への付着がないた
めに、機関の過渡運転状態において必要燃料量を確実に
燃焼室へ供給することができる。このような内燃機関に
一般的に使用される噴射弁は、ポンプ及びプレッシャレ
ギュレタにより一定圧に加圧された燃料が供給され、電
気的な開弁信号が与えられている間だけ燃料を噴射する
ものである。
【０００３】この噴射弁による燃料噴射量制御は、各機
関運転状態における必要燃料量が噴射されるように開弁
時間を制御することにより行われる。燃料はその温度が
低い時には比重が大きくなって、同じ開弁時間でも実質
的な燃料噴射量は増加する。従って、前述の開弁時間決
定の際には燃料温度が考慮される。
関運転状態における必要燃料量が噴射されるように開弁
時間を制御することにより行われる。燃料はその温度が
低い時には比重が大きくなって、同じ開弁時間でも実質
的な燃料噴射量は増加する。従って、前述の開弁時間決
定の際には燃料温度が考慮される。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】前述の噴射弁は、機関
高負荷時に多量の燃料を吸気行程中に噴射しなければな
らないために、単位時間当たりの燃料噴射量は比較的多
く設定されている。それにより、必要燃料量が最少とな
る機関運転状態において燃料温度が低い時は、噴射弁の
開弁時間はかなり短くしなければならないが、この噴射
を可能とするためには、非常に応答性の優れた噴射弁が
必要であり、かなりのコストアップとなる。従って、通
常の噴射弁が使用される場合において、この時にはその
噴射弁の特性により定まる最小開弁時間での燃料噴射が
実行され、必要以上の燃料が燃焼室内に供給されるため
に、未燃燃料が多く排出されて排気エミッションが悪化
する問題を有している。この問題を解決するために、応
答性の優れた噴射弁を使用する以外に、機関低負荷時専
用の噴射弁を設けることも考えられるが、一気筒当たり
二つの噴射弁が必要となり、やはり、かなりのコストア
ップとなる。
高負荷時に多量の燃料を吸気行程中に噴射しなければな
らないために、単位時間当たりの燃料噴射量は比較的多
く設定されている。それにより、必要燃料量が最少とな
る機関運転状態において燃料温度が低い時は、噴射弁の
開弁時間はかなり短くしなければならないが、この噴射
を可能とするためには、非常に応答性の優れた噴射弁が
必要であり、かなりのコストアップとなる。従って、通
常の噴射弁が使用される場合において、この時にはその
噴射弁の特性により定まる最小開弁時間での燃料噴射が
実行され、必要以上の燃料が燃焼室内に供給されるため
に、未燃燃料が多く排出されて排気エミッションが悪化
する問題を有している。この問題を解決するために、応
答性の優れた噴射弁を使用する以外に、機関低負荷時専
用の噴射弁を設けることも考えられるが、一気筒当たり
二つの噴射弁が必要となり、やはり、かなりのコストア
ップとなる。
【０００５】従って、本発明の目的は、必要燃料量が少
ない機関運転状態において燃料温度が低い時に、排気エ
ミッションが悪化する問題を通常の単一の噴射弁を使用
しても解決することができる筒内噴射式内燃機関の制御
装置を提供することである。
ない機関運転状態において燃料温度が低い時に、排気エ
ミッションが悪化する問題を通常の単一の噴射弁を使用
しても解決することができる筒内噴射式内燃機関の制御
装置を提供することである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明による筒内噴射式
内燃機関の制御装置は、各機関運転状態における所望の
空燃比が得られるように各機関運転状態毎に吸気量に応
じて必要燃料量を決定する燃料量決定手段と、燃料噴射
弁の開弁時間を燃料温度を考慮して前記必要燃料量が噴
射されるように算出する開弁時間算出手段と、算出され
た前記開弁時間が前記燃料噴射弁の特性により定まる最
小開弁時間未満となる時、前記最小開弁時間だけ前記燃
料噴射弁へ開弁指令を与える開弁指令手段と、この時に
噴射された燃料量を燃料温度を考慮して算出する燃料量
算出手段と、算出された前記燃料量を基にこの時の機関
運転状態における所望の空燃比が得られるように吸気量
を増加させる吸気量制御手段と、この時に点火時期を遅
角する点火時期遅角手段、とを具備することを特徴とす
る。
内燃機関の制御装置は、各機関運転状態における所望の
空燃比が得られるように各機関運転状態毎に吸気量に応
じて必要燃料量を決定する燃料量決定手段と、燃料噴射
弁の開弁時間を燃料温度を考慮して前記必要燃料量が噴
射されるように算出する開弁時間算出手段と、算出され
た前記開弁時間が前記燃料噴射弁の特性により定まる最
小開弁時間未満となる時、前記最小開弁時間だけ前記燃
料噴射弁へ開弁指令を与える開弁指令手段と、この時に
噴射された燃料量を燃料温度を考慮して算出する燃料量
算出手段と、算出された前記燃料量を基にこの時の機関
運転状態における所望の空燃比が得られるように吸気量
を増加させる吸気量制御手段と、この時に点火時期を遅
角する点火時期遅角手段、とを具備することを特徴とす
る。
【０００７】
【作用】前述の筒内噴射式内燃機関の制御装置は、燃料
量決定手段が各機関運転状態における所望の空燃比が得
られるように各機関運転状態毎に吸気量に応じて必要燃
料量を決定し、開弁時間算出手段が燃料噴射弁の開弁時
間を燃料温度を考慮して必要燃料量が噴射されるように
算出し、算出された開弁時間が前記燃料噴射弁の特性に
より定まる最小開弁時間未満となる時、開弁指令手段が
最小開弁時間だけ燃料噴射弁へ開弁指令を与え、燃料量
算出手段がこの時に噴射された燃料量を燃料温度を考慮
して算出し、吸気量制御手段が算出された燃料量を基に
この時の機関運転状態における所望の空燃比が得られる
ように吸気量を増加させ、点火時期遅角手段がこの時に
点火時期を遅角する。
量決定手段が各機関運転状態における所望の空燃比が得
られるように各機関運転状態毎に吸気量に応じて必要燃
料量を決定し、開弁時間算出手段が燃料噴射弁の開弁時
間を燃料温度を考慮して必要燃料量が噴射されるように
算出し、算出された開弁時間が前記燃料噴射弁の特性に
より定まる最小開弁時間未満となる時、開弁指令手段が
最小開弁時間だけ燃料噴射弁へ開弁指令を与え、燃料量
算出手段がこの時に噴射された燃料量を燃料温度を考慮
して算出し、吸気量制御手段が算出された燃料量を基に
この時の機関運転状態における所望の空燃比が得られる
ように吸気量を増加させ、点火時期遅角手段がこの時に
点火時期を遅角する。
【０００８】
【実施例】図１は、本発明による制御装置が取り付けら
れた筒内噴射式内燃機関の概略断面図である。同図にお
いて、１は燃焼室、２はピストン、３は吸気弁４を介し
て燃焼室１へ通じる吸気通路、５は排気弁６を介して燃
焼室１へ通じる排気通路である。７は燃焼室１へ直接燃
料を噴射する噴射弁であり、この噴射弁７には、機関に
より駆動されるポンプ８及びプレッシャレギュレタ９に
よって一定圧に制御された燃料が他気筒の噴射弁と共通
の蓄圧室１０を介して供給される。燃焼室１の上部に
は、点火栓１１が配置されている。
れた筒内噴射式内燃機関の概略断面図である。同図にお
いて、１は燃焼室、２はピストン、３は吸気弁４を介し
て燃焼室１へ通じる吸気通路、５は排気弁６を介して燃
焼室１へ通じる排気通路である。７は燃焼室１へ直接燃
料を噴射する噴射弁であり、この噴射弁７には、機関に
より駆動されるポンプ８及びプレッシャレギュレタ９に
よって一定圧に制御された燃料が他気筒の噴射弁と共通
の蓄圧室１０を介して供給される。燃焼室１の上部に
は、点火栓１１が配置されている。
【０００９】吸気通路３にはサージタンク３１が設けら
れ、サージタンク３１の上流にはスロットル弁１２とス
ロットル弁１２をバイパスするバイパス通路１３が設け
られ、このバイパス通路１３には制御弁１４が設置され
ている。また、スロットル弁１２の上流には吸気量を検
出するためのエアフローメータ（図示せず）が設けら
れ、エアクリーナ（図示せず）に通じている。
れ、サージタンク３１の上流にはスロットル弁１２とス
ロットル弁１２をバイパスするバイパス通路１３が設け
られ、このバイパス通路１３には制御弁１４が設置され
ている。また、スロットル弁１２の上流には吸気量を検
出するためのエアフローメータ（図示せず）が設けら
れ、エアクリーナ（図示せず）に通じている。
【００１０】噴射弁７の開弁時間制御、制御弁１４の開
閉制御、及び点火栓１１の点火時期制御を担当する制御
装置２０が設けられ、この制御装置２０には、前述のエ
アフローメータと、冷却水温を検出するための冷却水温
センサ２１と、蓄圧室１０内の燃料温度を検出するため
の燃料温度センサ２２等が電気的に接続されている。
閉制御、及び点火栓１１の点火時期制御を担当する制御
装置２０が設けられ、この制御装置２０には、前述のエ
アフローメータと、冷却水温を検出するための冷却水温
センサ２１と、蓄圧室１０内の燃料温度を検出するため
の燃料温度センサ２２等が電気的に接続されている。
【００１１】制御装置２０による前述の制御は、図２に
示すフローチャートに従って行われる。このフローチャ
ートは所定時間毎に実行されるものである。まずステッ
プ１０１においてエアフローメータにより吸気量Ｑを検
出し、ステップ１０２において冷却水温センサ２１によ
り機関温度を表す冷却水温Ｔを検出する。次にステップ
１０３において、吸気量Ｑ及び冷却水温Ｔから現在の運
転状態における目標空燃比Ａ／Ｆを決定し、ステップ１
０４において、燃焼室１内の混合気がこの空燃比Ａ／Ｆ
となるように必要燃料量Ｆを決定し、ステップ１０５に
進む。
示すフローチャートに従って行われる。このフローチャ
ートは所定時間毎に実行されるものである。まずステッ
プ１０１においてエアフローメータにより吸気量Ｑを検
出し、ステップ１０２において冷却水温センサ２１によ
り機関温度を表す冷却水温Ｔを検出する。次にステップ
１０３において、吸気量Ｑ及び冷却水温Ｔから現在の運
転状態における目標空燃比Ａ／Ｆを決定し、ステップ１
０４において、燃焼室１内の混合気がこの空燃比Ａ／Ｆ
となるように必要燃料量Ｆを決定し、ステップ１０５に
進む。
【００１２】ステップ１０５において、燃料温度センサ
２２により燃料温度Ｋを検出し、ステップ１０６におい
て、燃料温度Ｋを考慮して必要燃料量Ｆが噴射されるよ
うに噴射弁７の開弁時間τを決定する。この時、燃料温
度Ｋが低いと、燃料の比重が大きくなるために同じ開弁
時間でも噴射される燃料量が増大することが考慮され
る。次にステップ１０７において、この開弁時間τが噴
射弁７の応答性により定まる最小開弁時間τ１以上であ
るかどうかが判断される。この判断が肯定される時ステ
ップ１０８に進み、噴射弁７には吸気行程中に開弁時間
τだけ電気的な開弁信号が与えられ、燃料噴射が実行さ
れる。次にステップ１０９において、良好な燃焼が実現
される時期Ａでの点火が実行される。
２２により燃料温度Ｋを検出し、ステップ１０６におい
て、燃料温度Ｋを考慮して必要燃料量Ｆが噴射されるよ
うに噴射弁７の開弁時間τを決定する。この時、燃料温
度Ｋが低いと、燃料の比重が大きくなるために同じ開弁
時間でも噴射される燃料量が増大することが考慮され
る。次にステップ１０７において、この開弁時間τが噴
射弁７の応答性により定まる最小開弁時間τ１以上であ
るかどうかが判断される。この判断が肯定される時ステ
ップ１０８に進み、噴射弁７には吸気行程中に開弁時間
τだけ電気的な開弁信号が与えられ、燃料噴射が実行さ
れる。次にステップ１０９において、良好な燃焼が実現
される時期Ａでの点火が実行される。
【００１３】一方、ステップ１０７における判断が否定
される時はステップ１１０に進み、噴射弁７には吸気行
程中に最小開弁時間τ１だけ電気的な開弁信号が与えら
れ、燃料噴射が実行される。次にステップ１１１におい
て、この時の燃料温度Ｋを考慮してステップ１１０にお
いて噴射された燃料量Ｆ１を逆算し、ステップ１１２に
おいて、この燃料量Ｆ１を基にこの時の目標空燃比Ａ／
Ｆが得られるように制御弁１４を開弁して吸気量Ｑを増
加させる。
される時はステップ１１０に進み、噴射弁７には吸気行
程中に最小開弁時間τ１だけ電気的な開弁信号が与えら
れ、燃料噴射が実行される。次にステップ１１１におい
て、この時の燃料温度Ｋを考慮してステップ１１０にお
いて噴射された燃料量Ｆ１を逆算し、ステップ１１２に
おいて、この燃料量Ｆ１を基にこの時の目標空燃比Ａ／
Ｆが得られるように制御弁１４を開弁して吸気量Ｑを増
加させる。
【００１４】次にステップ１１３において、この運転状
態における所望の機関回転数が得られるように吸気量Ｑ
の増加量に応じて点火時期遅角量αを決定し、ステップ
１１４において、前述の点火時期Ａからαだけ遅角され
た時期での点火が実行される。
態における所望の機関回転数が得られるように吸気量Ｑ
の増加量に応じて点火時期遅角量αを決定し、ステップ
１１４において、前述の点火時期Ａからαだけ遅角され
た時期での点火が実行される。
【００１５】それにより、ステップ１１０以降の処理に
よれば、この時必要以上に燃料が噴射されても、吸気量
が増加されるために所望の空燃比の混合気が形成され、
未燃燃料が多く排出されることは防止される。さらに点
火時期の遅角が実行されるために、機関回転数が必要以
上に上昇することは防止される。
よれば、この時必要以上に燃料が噴射されても、吸気量
が増加されるために所望の空燃比の混合気が形成され、
未燃燃料が多く排出されることは防止される。さらに点
火時期の遅角が実行されるために、機関回転数が必要以
上に上昇することは防止される。
【００１６】ステップ１１０以降の処理が実行される時
は、燃料温度Ｋが低い機関暖機前である。この時におけ
る点火時期遅角は、点火時点で吸気乱れが少なくなって
いるために燃焼速度が低下して前述のように機関回転数
を低下させるだけでなく、燃焼終了時期が遅くなるため
に排気ガス温度が高まり、排気通路５に設けられている
触媒コンバータを早期に暖機して活性化させることが可
能となる。
は、燃料温度Ｋが低い機関暖機前である。この時におけ
る点火時期遅角は、点火時点で吸気乱れが少なくなって
いるために燃焼速度が低下して前述のように機関回転数
を低下させるだけでなく、燃焼終了時期が遅くなるため
に排気ガス温度が高まり、排気通路５に設けられている
触媒コンバータを早期に暖機して活性化させることが可
能となる。
【００１７】本実施例において、ステップ１１２におけ
る吸気量Ｑの増加のために、制御弁１４を有するバイパ
ス通路１３を設けているが、この通路を省略して、この
時にはスロットル弁１２の開度を増加させるようにして
もよい。また、排気通路５に酸素センサを設けて実際の
混合気空燃比を検出し、ステップ１０６における開弁時
間τの決定及びステップ１１２における吸気増量分の決
定をフィードバック制御することで各機関運転状態にお
ける所望の空燃比の混合気がより確実に形成されるよう
になる。
る吸気量Ｑの増加のために、制御弁１４を有するバイパ
ス通路１３を設けているが、この通路を省略して、この
時にはスロットル弁１２の開度を増加させるようにして
もよい。また、排気通路５に酸素センサを設けて実際の
混合気空燃比を検出し、ステップ１０６における開弁時
間τの決定及びステップ１１２における吸気増量分の決
定をフィードバック制御することで各機関運転状態にお
ける所望の空燃比の混合気がより確実に形成されるよう
になる。
【００１８】
【発明の効果】このように本発明による筒内噴射式内燃
機関の制御装置によれば、燃料量決定手段が各機関運転
状態における所望の空燃比が得られるように各機関運転
状態毎に吸気量に応じて必要燃料量を決定し、開弁時間
算出手段が電気駆動式の燃料噴射弁の開弁時間を燃料温
度を考慮して必要燃料量が噴射されるように算出し、算
出された開弁時間が前記燃料噴射弁の特性により定まる
最小開弁時間未満となる時、開弁指令手段が最小開弁時
間だけ燃料噴射弁へ開弁指令を与え、燃料量算出手段が
この時に噴射された燃料量を燃料温度を考慮して算出
し、吸気量制御手段が算出された燃料量を基にこの時の
機関運転状態における所望の空燃比が得られるように吸
気量を増加させるために、この時必要以上の燃料が燃焼
室内へ供給されるが、燃焼室内に形成される混合気はこ
の運転状態における所望の空燃比となり、未燃燃料が多
く排出されることは防止される。また、このままでは機
関回転数が高くなり過ぎるが、点火時期遅角手段がこの
時に点火時期を遅角するために、燃焼速度が遅くなって
機関回転数をこの運転状態における所望の値に維持する
ことができる。それにより、噴射弁として特に応答性に
優れたものを使用する必要はなく、また機関低負荷時専
用の噴射弁を別に設ける必要もなく、さらに燃料温度上
昇のためのヒータを設ける必要もないために、コストア
ップすることなく必要以上の燃料が噴射されることによ
る排気エミッション悪化を防止することができる。
機関の制御装置によれば、燃料量決定手段が各機関運転
状態における所望の空燃比が得られるように各機関運転
状態毎に吸気量に応じて必要燃料量を決定し、開弁時間
算出手段が電気駆動式の燃料噴射弁の開弁時間を燃料温
度を考慮して必要燃料量が噴射されるように算出し、算
出された開弁時間が前記燃料噴射弁の特性により定まる
最小開弁時間未満となる時、開弁指令手段が最小開弁時
間だけ燃料噴射弁へ開弁指令を与え、燃料量算出手段が
この時に噴射された燃料量を燃料温度を考慮して算出
し、吸気量制御手段が算出された燃料量を基にこの時の
機関運転状態における所望の空燃比が得られるように吸
気量を増加させるために、この時必要以上の燃料が燃焼
室内へ供給されるが、燃焼室内に形成される混合気はこ
の運転状態における所望の空燃比となり、未燃燃料が多
く排出されることは防止される。また、このままでは機
関回転数が高くなり過ぎるが、点火時期遅角手段がこの
時に点火時期を遅角するために、燃焼速度が遅くなって
機関回転数をこの運転状態における所望の値に維持する
ことができる。それにより、噴射弁として特に応答性に
優れたものを使用する必要はなく、また機関低負荷時専
用の噴射弁を別に設ける必要もなく、さらに燃料温度上
昇のためのヒータを設ける必要もないために、コストア
ップすることなく必要以上の燃料が噴射されることによ
る排気エミッション悪化を防止することができる。
【図１】本発明による制御装置を有する筒内噴射式内燃
機関の概略断面図である。
機関の概略断面図である。
【図２】噴射弁の開弁時間制御、吸気量制御、及び点火
時期制御のためのフローチャートである。
時期制御のためのフローチャートである。
１…燃焼室 ３…吸気通路 ７…噴射弁 １０…蓄圧室 １１…点火栓 １２…スロットル弁 １３…バイパス通路 １４…制御弁 ２０…制御装置 ２１…冷却水温センサ ２２…燃料温度センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｆ０２Ｄ 43/00 ３０１ Ｅ Ｈ Ｌ Ｂ 45/00 ３６０ Ａ Ｆ０２Ｐ 5/15
Claims (1)
- 【請求項１】 各機関運転状態における所望の空燃比が
得られるように各機関運転状態毎に吸気量に応じて必要
燃料量を決定する燃料量決定手段と、燃料噴射弁の開弁
時間を燃料温度を考慮して前記必要燃料量が噴射される
ように算出する開弁時間算出手段と、算出された前記開
弁時間が前記燃料噴射弁の特性により定まる最小開弁時
間未満となる時、前記最小開弁時間だけ前記燃料噴射弁
へ開弁指令を与える開弁指令手段と、この時に噴射され
た燃料量を燃料温度を考慮して算出する燃料量算出手段
と、算出された前記燃料量を基にこの時の機関運転状態
における所望の空燃比が得られるように吸気量を増加さ
せる吸気量制御手段と、この時に点火時期を遅角する点
火時期遅角手段、とを具備することを特徴とする筒内噴
射式内燃機関の制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP933293A JPH0719084A (ja) | 1993-01-22 | 1993-01-22 | 筒内噴射式内燃機関の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP933293A JPH0719084A (ja) | 1993-01-22 | 1993-01-22 | 筒内噴射式内燃機関の制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0719084A true JPH0719084A (ja) | 1995-01-20 |
Family
ID=11717521
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP933293A Pending JPH0719084A (ja) | 1993-01-22 | 1993-01-22 | 筒内噴射式内燃機関の制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0719084A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2746854A1 (fr) * | 1996-03-27 | 1997-10-03 | Bosch Gmbh Robert | Installation de commande d'un moteur a combustion interne a essence a injection directe |
| US6148168A (en) * | 1998-09-07 | 2000-11-14 | Sharp Kabushiki Kaisha | Apparatus for forming superimposed image patterns having controlled densities |
| US6246857B1 (en) | 1998-11-24 | 2001-06-12 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Image forming apparatus |
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