JPH0718965B2 - 光通信装置およびその製造方法 - Google Patents

光通信装置およびその製造方法

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JPH0718965B2
JPH0718965B2 JP63136377A JP13637788A JPH0718965B2 JP H0718965 B2 JPH0718965 B2 JP H0718965B2 JP 63136377 A JP63136377 A JP 63136377A JP 13637788 A JP13637788 A JP 13637788A JP H0718965 B2 JPH0718965 B2 JP H0718965B2
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optical
optical fiber
lens
communication device
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實 清野
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Fujitsu Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 光通信装置およびその製造方法に関し、 反射戻り光を防止し、高速化可能な光通信装置の提供を
目的とし、 光ファイバの先端近傍に、前記光ファイバのコアと異な
る屈折率の材料による光路変更層が、前記コアの垂直断
面に対して傾斜角を有して形成されていることを含み構
成する。
〔産業上の利用分野〕
本発明は、光通信装置およびその製造方法に関する。
〔従来の技術〕
光ファイバ間にファラデー回転子や偏光フィルタなどの
光機能素子を組込む場合、伝送損失を低減するため、平
行光をつくり出すレンズ系が必要になる。しかし、光フ
ァイバ間にレンズを組込むとレンズ端面での反射戻り光
が生じるようになる。
第5図は、レンズ端面での反射戻り光の説明図である。
図において、101は光ファイバ、102はレンズである。光
ファイバ101のコア101aを伝搬してきた光はコア101aの
端面より放射状に広がり、レンズ102で屈折されて平行
光となって照射される。このとき光のすべてがレンズ10
2を透過するわけではなく、一部の光はレンズ102の端面
で反射される。
光ファイバ101のコア101aの断面に比べてレンズ102の曲
率は十分に大きいので、レンズ102の先端部はコア101a
の端面に対して、ほぼ平行かつ平面的である。従って、
レンズ102の端面で反射される光、特にレンズ102の先端
部で反射される光が再び光ファイバ101のコア101aに進
入して反射戻り光になることがある。
従来、このレンズ端面で生じる反射戻り光に対する対策
はなされていない。
〔発明が解決しようとする課題〕
この反射戻り光が伝搬して発光源にまで到達すると、発
光源であるレーザ等の発振状態をふらつかせる原因とな
る。このため、出力のレベルが変動したり、波長がとん
だりして光通信の特性低下を招く。
この反射戻りの光の影響は、光通信の速度が速くなるに
つれて大きくなる。例えば、従来の800Mbit/sec程度の
通信では問題とならなかった1/105程度の反射戻り光で
も、最近の1.6Gbit/sec程度の超高速通信ともなると大
きな障害になるようになり、無視できなくなる。従っ
て、光通信の高速化を図るにおいて、反射戻り光をいか
に抑えるかが重要な課題である。
本発明は、レンズ端面での反射戻り光を防止し、より高
速な光通信に対応可能な光通信装置の提供を目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
第1の発明の光通信装置は、光ファイバの先端近傍に、
前記光ファイバのコアと異なる屈折率の材料による光路
変更層が、前記コアの垂直断面に対して傾斜角を有して
形成されていることを特徴とし、 第2の発明の光通信装置は、2本の光ファイバが対向し
てなる請求項1記載の光通信装置において、各光路変更
層が光ファイバの垂直断面に対して互いに対照的な角度
でもって形成されていることを特徴とし、 本発明の光通信装置の製造方法は、光ファイバを対向さ
せて固定するガイド穴を有する外部支持体に機能素子組
込用溝を形成し、該溝に機能素子を組込む工程と、 前記ガイド穴に光ファイバを挿入し固定した後、該光フ
ァイバを斜めに横切る溝部を前記外部支持体に形成し、
該溝部を光ファイバのコアと異なる屈折率の物質で充填
し埋める工程とを少なくとも有することを特徴とし、前
記目的を達成する。
〔作用〕
第1図は本発明の原理説明図であり、送信側の光ファイ
バ1とレンズ3との間には、光ファイバコア1aと異なる
屈折率の光路変更層2が、光ファイバ1の垂直断面に対
してある傾きをもって形成されている。
光ファイバコア1aを伝搬してきた光は、光路変更層によ
り光軸が僅かながら平行にずらされる。これにより光軸
がレンズの先端からはずされるので、レンズ3の端面に
垂直に当たる光がなくなる。従って、レンズ3の端面で
反射された光は、図中に点線で示すように、レンズの外
部に逃げるようになり、光ファイバコア1aに再び進入す
ることがなくなる。なお、光軸のずれの大きさは、光路
変更層2の厚さ、傾きおよび材料(屈折率)によって適
宜設定可能である。
また、本発明の第2の光通信装置では、その原理説明図
を第2図に示すように送信側の光ファイバ4とレンズ6
の間に光ファイバコア4aと異なる屈折率の光路変更層5
が、光ファイバ4の断面に対してある傾きをもって形成
され、受光側では光ファイバ7とレンズ9の間に光路変
更層8が送信側とは反対方向に同じ大きさだけ傾けて形
成されている。
従って、光ファイバコア4aを進行する光は、光路変更層
5により進行方向が僅かながら平行にずらされる。これ
によりレンズ6の端面に対して垂直に進行する光がなく
なるので、レンズ6の端面で反射される光は外部に逃げ
て光ファイバコア4aに戻ることがなくなる。
さらに、レンズ6を透過した光は受光側の光路変更層8
により、送信側で平行にずれた分の光軸が戻されるの
で、信号光が効率よく光ファイバコア7aに進入し伝送さ
れる。
本発明の光通信装置の製造方法では、レンズおよび光フ
ァイバを外部支持体のガイド穴に挿入するだけで各光学
部品の位置合わせが容易になされる。従って、反射戻り
光を防止する光通信装置が安価に提供できるようにな
る。
〔実施例〕
第3図は、本発明の実施例に係る光アイソレータの構成
図であり、同図(a)が上面図、同図(b)が断面図で
ある。図に示すように本実施例の光アイソレータは、外
部支持体11、ファラデー回転子12、光ファイバ13,14、
レンズ15,16、光路変更層17,18、偏光子19および検光子
20より構成される。
以下、第4図に従って本実施例の光アイソレータの製造
工程を説明する。
まず、円柱形状を成し、その中心軸上には光ファイバ1
3,14を固定するためのガイド穴が設けられた外部支持体
11の中央側部にファラデー回転子12を固定するための溝
部を形成し、該溝部にファラデー回転子12を挿入し固定
する(同図(a))。なお、外部支持体11には、光ファ
イバコネタクの部品として使用されるフェルールを利用
することが可能である。
次に、外部支持体11のガイド穴の双方にレンズ15,16お
よび光ファイバ13,14を挿入して固定した後、光ファイ
バ13,14とレンズ15,16の接触部に、外部支持体の垂直断
面に対して傾きを持ち、しかもファラデー回転子12に対
して対称的な2本の溝部を形成する(同図(b))。続
いて、該溝部を光ファイバのコア材とは異なる屈折率の
透明物質で充填して光路変更層17,18を形成する(同図
(c))。
さらに、外部支持体11に偏光子19および検光子20を固定
するための溝をそれぞれ形成し、互いの偏光方向を45°
(ファラデー回転子12による偏波の回転角度)だけずら
して固定すると、本発明の実施例に係る光アイソレータ
が完成する(第3図)。なお、偏光子19および検光子20
は光ファイバ13,14の末端に取り付けてもよい。
このようにして形成される本実施例の光アイソレータで
は、送信側の光ファイバのコアを伝搬して来た光は、光
路変更層に進入後その光軸が平行にずらされる。従っ
て、レンズの端面、特に先端部に垂直に当たる光は著し
く減少する。この結果、レンズ端面で反射される光のほ
とんどは外部に逃げて戻り光とならないので、さらに高
速化が可能になる。
なお、本実施例ではレンズと光ファイバの代わりに、先
端がレンズ加工された光ファイバ、例えば先球ファイバ
を使用してもよい。
〔発明の効果〕
本発明によれば、光路変更層により光軸が平行にずらさ
れるので、レンズ端面で反射される光は外部に放射され
るようになり、レンズ端面での反射戻り光が防止され
る。従って、より高速化に適した光通信装置の提供が可
能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、第1の発明の原理説明図、 第2図は、第2の発明の原理説明図、 第3図は、本発明の実施例に係る光アイソレータの構成
図、 第4図は、本発明の実施例に係る光アイソレータの製造
工程説明図、 第5図は、レンズ端面での反射戻り光の説明図である。 (符号の説明) 1,4,7,13,14…光ファイバ、1a,4a,7a…光ファイバコ
ア、2,5,8,17,18…光路変更層、3,6,9,15,16…レンズ、
11…外部支持体、12…ファラデー回転子、19…偏光子、
20…検光子。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光ファイバと、該光ファイバの先端に設け
    られた凸レンズとの間に、前記光ファイバのコアと異な
    る屈折率の材料による光路変更層が、前記コアの垂直断
    面に対して傾斜角を有して形成されてなることを特徴と
    する光通信装置。
  2. 【請求項2】2本の光ファイバが対向してなる請求項1
    記載の光通信装置において、各光路変更層が光ファイバ
    の垂直断面に対して互いに対照的な角度でもって形成さ
    れていることを特徴とする光通信装置。
  3. 【請求項3】ガイド穴を有する外部支持体の前記ガイド
    穴に光ファイバ及び凸レンズを挿入した後、前記ガイド
    穴を斜めに横切る溝部を、該溝部が前記光ファイバと前
    記凸レンズとの間に位置するように前記外部支持体に形
    成する工程と、 該溝部を光ファイバのコアと異なる屈折率の物質で充填
    し、前記凸レンズと前記光ファイバとの間に光路変更層
    を形成する工程とを有することを特徴とする光通信装置
    の製造方法。
JP63136377A 1988-06-02 1988-06-02 光通信装置およびその製造方法 Expired - Lifetime JPH0718965B2 (ja)

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JP2560148B2 (ja) * 1990-12-28 1996-12-04 並木精密宝石株式会社 微小レンズ付光ファイバ端末とその製造方法
JPH04119407U (ja) * 1991-04-05 1992-10-26 アルプス電気株式会社 光フアイバの接続機構
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FR2842915B1 (fr) * 2002-07-26 2004-10-08 Atmel Grenoble Sa Procede et dispositif de positionnement d'un composant optique entre deux fibres optiques

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