JPH07189300A - 復水器の循環水取放水設備 - Google Patents

復水器の循環水取放水設備

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JPH07189300A
JPH07189300A JP5331049A JP33104993A JPH07189300A JP H07189300 A JPH07189300 A JP H07189300A JP 5331049 A JP5331049 A JP 5331049A JP 33104993 A JP33104993 A JP 33104993A JP H07189300 A JPH07189300 A JP H07189300A
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JP
Japan
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circulating water
pipeline
pipe
intake
condenser
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Pending
Application number
JP5331049A
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English (en)
Inventor
Shinji Asakura
伸治 朝倉
Seiya Tateno
誠也 立野
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin

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  • Hydraulic Turbines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】復水器の循環水取水管を2系列化し、且つ復水
器の循環水放水管を2系列または1系列化し、夫々の配
管をタービン・発電機軸方向を挟むように並列に配管す
る。更に、循環水取水管の2系列化を可能とするため、
循環水ポンプ〜復水器の途上に連絡管を設け、この連絡
管に仕切り弁を設置する。 【効果】タービン建屋下部の掘削工事,配管工事は対象
とする建屋(約120m×60m)及び配管(口径約3
m)が共に大型であるため、膨大な量の工事となる。本
発明により、従来技術による機器形状・寸法及び基本系
統を変えることなく、土木工事物量の低減,施工工事の
簡素化を達成出来るものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、蒸気タービンから排気
された蒸気を海水で冷却し、復水する復水器に冷却源と
しての海水を供給する循環水取放水設備の配管布設形態
に係り、循環水取放水設備が設置されるタービン建屋基
礎下の施工の単純化,掘削の容易化,掘削量低減、更に
はタービン建屋基礎構造の単純化に好適な復水器の循環
水取放水設備に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の復水器の循環水取放水設備の設置
例として、本発明に最も近い技術を図5に示すと共に、
図6〜図9を使用し、具体的に説明する。
【0003】図5は、浜岡原子力発電所の「建設工事概
要」中に示すタービン建屋の断面を示す。図5のように
循環水取放水設備はタービン建屋の基礎下で上下に交差
するルートをとっている。
【0004】この交差するルートを取る理由を図6で説
明する。図6では、簡略のために、1台の海水ポンプと
1台の復水器のみを図示している。
【0005】循環水系は海水を取扱うために一般に6弁
逆洗方式を採用している。これは復水器内に付着する海
生成物を除去するために、復水器の片側方向を通常とは
逆流させる方式であり、1胴当たりの復水器廻りの総計
6個の弁を開閉させる方式であり、図6に示す弁の開閉
により逆洗が可能となっている。図6では1ポンプ、1
胴の略図となっているが、現在の大出力プラント(11
00MWe〜1350MWe)では3ポンプ、3胴型式
となっており、図6に示す1系のポンプ・復水器が3系
列設置されており、各系列共に基本構成は図6に示す如
く、1ポンプに対し1胴の復水器と連結させる方式とな
っている。
【0006】更に、前記の逆洗運転を可能とするために
は、図6に示すような取放水配管の接続とする必要があ
り、実際には図6のポンプ−復水器−取放水配管が同じ
構成で3系列存在している。
【0007】図7〜図10には循環水配管に主眼を置い
た実際の配管布設形態を示す。
【0008】図7,図9では循環水ポンプ室と放水路の
位置の相違によって、循環水取放水ルートが異なっては
いるが、両方の例共に、循環水ポンプ1台に対して、復
水器1胴に循環水取放水を連結したものが3系列設置さ
れている。
【0009】更に、前記に示した6逆洗方式を可能とす
るために、図8,図10に示す如く、循環水取放水管が
タービン建屋内の復水器下部で上下に交差するルートを
とっている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の循
環水取放水のルート構成では、タービン建屋下部の形状
が複雑となり、且つ、循環水配管の口径が約4mであ
り、上下交差を考慮した場合、建屋基礎下端からの掘削
する深さが約12mであることを考え併せると、循環水
取放水設備の布設ルートが発電所土木設備及び建設にと
って極めて重要となるものである。
【0011】本発明では、従来タービン建屋基礎下部で
複雑に交差していた循環水取放水管を単純化することに
より、従来の機器構造,形状を変えることなく、通常運
転時の逆洗を可能とし、且つ、施工,掘削の容易化及び
建屋基礎構造の単純化を図る循環水取放水設備を提供す
ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】タービン建屋における復
水器の循環水取放水管の上下交差を解消するために、例
えば、従来3系列となっている取放水管路を全体系とし
て2系列とし、タービン建屋の復水器下部でタービン発
電機軸を夫々挾むように例えば外側を取水管、内側を放
水管のルートとする。
【0013】また、循環水取放水管の系列を3系列から
2系列に変換する部分に連絡管を設けると共に、当該連
絡管の途中に仕切り弁を設ける。
【0014】
【作用】6弁逆洗方式を可能とするためには、復水器に
海水を送水する取水管路は2系列とし、且つ、互い違い
の入り口側に連絡する必要がある。これは図6の系統構
成にみられる如くである。
【0015】従来技術では1ポンプ当たり1胴の復水器
で構成されているため、互い違いの入り口側に連絡する
配管が必然的に交差せざるを得ないが、本発明では、復
水器を挾む様に、即ち前記の互い違いの方向に2系列と
し、各系列から復水器に連絡する。
【0016】これにより、従来復水器下部で交差するル
ートが回避できる。
【0017】また、復水器は3胴ある場合、前記の取水
側2系列を母管とし、各母管から枝分かれすることによ
り、複雑な上下の交差もなく、取水ルートが確保可能と
なる。
【0018】一方、循環水の放水側は、前記の取水側と
交差しないように、放水側2系列と並行するように配管
することにより、全体の取放水系として上下の交差のな
いルートが確保可能となる。
【0019】更に、取水管の途上に連絡管を設置するこ
とにより、循環水取水管を3系列から2系列とすること
が可能となる。
【0020】加えて、当該連絡管に仕切り弁を設けるこ
とにより、2系列の隔離運転が可能となる。
【0021】本仕切り弁の設置により、例えば発電所の
定期検査時に片側の取水管のみを海水通水状態とし、一
方の取水管をドライな状態とする事が可能となり、配管
内海生成物の除去等の配管内清掃が可能となる。
【0022】このように、循環水取放水管のルート構成
のみを変えることにより、当初の目的が達成できる。
【0023】
【実施例】以下、本発明について図面を用いて詳細に説
明する。図1は、本発明による復水器の循環水取放水設
備の全体平面を示す。
【0024】海水は海水ポンプ室1に設置された、3系
列よりなる循環水ポンプ2により昇圧され循環水取水管
3により各系列に送水する。取水管3の途上には連絡管
4を設置する。
【0025】この連絡管4により、3系列で送水してい
た循環水取水管3は2系列とすることが可能となる。
【0026】また、系列数が最小化・単純化されること
により、大ブロックのモジュール化による建設工事工数
の低減が可能となる。
【0027】タービン建屋5の下部に配管された2系列
の循環水取水管3は、タービン・発電機架台6を挾むよ
うに配管する。
【0028】タービン・発電機架台には3胴の復水器7
が設置されるが、前記循環水配管3の各系列を母管と
し、この母管から枝分かれさせて、各復水器に連絡する
ことにより、循環水取水が問題なく可能となる。
【0029】一方、循環水放水管8は、循環水配管と上
下に交差しないように、平面ルートを確保する。
【0030】本実施例では、循環水放水管8はタービン
・発電機架台の直下を取水管と同様2系列で引廻すルー
トとしている。
【0031】尚、循環水放水管8は、放水管全体系をま
とめて1系列とすることも可能であるが本実施例では、
放水側配管内の清掃が可能となる様に2系列の構成とし
ている。
【0032】タービン・発電機架台の直下を配管した循
環水放水管8は取水側と上下に交差することなく、ター
ビン建屋5の基礎下を経由して最終的に放水庭9,放水
路10を介し、海洋に海水を放流する。
【0033】前記の循環水取放水ルートとすることによ
り、循環水取水管3及び循環水放水管8は、タービン建
屋5下部で上下に交差することなく、復水器7に海水を
通水することが可能となる。また、連絡管4の途中には
仕切り弁11を設置する。
【0034】この仕切り弁により取水管3は2系列に隔
離可能となり、例えば1系列側の取水管に通水しながら
もう1系列の取水管への海水通水を止めることが可能と
なり、これによりもう1系列の取水管内海生成物の除去
等の配管内清掃を可能としている。
【0035】図2は図1の平面ルートを断面方向から表
した図を示す。
【0036】タービン建屋5内にタービン口、復水器7
が設置され、タービン建屋基礎13の下部に復水器7を
挾むように循環水取水管3を外側に復水器7の直下に循
環水放水管8を配管している。
【0037】このように循環水取水管3と循環水放水管
8が上下に交差することなく平面的なルート確保が可能
となる。
【0038】また、循環水取放水管廻りは、人口岩盤と
呼ばれる充填コンクリート14が施工され、建屋を支持
している。
【0039】従って、タービン建屋5下の掘削量が少な
いことは、コンクリート13の量の少なくてすむことを
示している。
【0040】タービン建屋の施工について従来技術と本
発明を比較すると、下記のシーケンスの如く、配管の据
付けシーケンスが1ステップ省略されるため、本発明に
より建屋下部の施工が単純となることが理解できる。
【0041】従来技術 タービン建屋下部掘削→コンクリート設置→循環水取水
管(又は放水管)設置→コンクリート設置→循環水放水
管(又は取水管)設置→コンクリート設置→タービン建
屋基礎施工→タービン建屋施工 本発明 タービン建屋下部掘削→コンクリート設置→循環水取水
管・放水管設置→コンクリート設置→タービン建屋基礎
施工→タービン建屋施工 図3には取水方向、放水方向がタービン・発電機軸と直
角方向の場合を示す。本図に示すように、取水方向,放
水方向の位置に係らず本発明の適用が可能となる。
【0042】尚、循環水取水・放水管の交差が避けられ
ることは図1に示す例と同様である。
【0043】本発明の他の実施例を図4で説明する。
【0044】図4は循環水取放水路をタービン建屋基礎
13と一体化した実施例を示す。
【0045】循環水取放水路が平面的にフラットに引廻
されることにより、従来の管路に替えタービン建屋基礎
13に中空部15を設けた取放水路を設置し、復水器7
に海水を通水する方式としている。
【0046】中空部15は、循環水配管と等価の断面積
を持たせることにより、タービン12からの排気を支障
なく冷却することが出来る。
【0047】本実施例によりタービン建屋基礎13の構
造を飛躍的に簡素化することが可能となり、タービン建
屋基礎下部の掘削形状の単純化,掘削量低減並びに施工
の更なる単純化が図れる。
【0048】
【発明の効果】本発明によれば、従来技術による復水
器,弁等の機器単体の構造・寸法を変更することなく以
下の効果がある。
【0049】(1)建屋下部の掘削形状が単純となり、
掘削工事が容易となる。
【0050】(2)建屋下部掘削量及び配管周囲を充填
するコンクリート量が低減可能となる。
【0051】(3)配管の上下交差が解消されるため、
取水側・放水側の配管の据付工事が1ステップの工事と
なり、施工シーケンスが簡略化されると共に、全体工事
工期が短縮される。
【0052】(4)循環水配管の大ブロックのモジュー
ル化が容易となり、工事工程短縮並びに現地工数の低減
が可能となる。
【0053】(5)更に、循環水配管路を建屋基礎と一
体化することにより、建屋基礎の簡略化,掘削形状の単
純化,掘削量低減並びに施工の更なる単純化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による取放水ルートの全体ルー
ト図である。
【図2】本発明の実施例による原子炉格納容器の縦断面
図である。
【図3】本発明の他の実施例による取放水ルートの全体
ルート図である。
【図4】本発明による取放水路と建屋基礎を一体化した
実施例による原子炉建屋の縦断面図である。
【図5】従来例による原子炉建屋とタービン建屋の縦断
面図である。
【図6】循環水系の系統構成の系統作動状況図である。
【図7】従来技術による取放水ルートの全体ルート図で
ある。
【図8】図7の取放水ルートを備えた原子炉建屋の縦断
面図である。
【図9】従来技術による他の例による取放水ルートの全
体ルート図である。
【図10】図9の取放水ルートを備えた原子炉建屋の縦
断面図である。
【符号の説明】
1…海水ポンプ室、2…循環水ポンプ、3…循環水取水
管、4…連絡管、5…タービン建屋、6…タービン・発
電機架台、7…復水器、8…循環水放水管、9…放水
庭、10…放水路、11…仕切り弁、12…タービン、
13…タービン建屋基礎、14…充填コンクリート、1
5…中空部。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】蒸気タービン,発電機,前記蒸気タービン
    から排気された蒸気を海水で冷却し復水する復水器を収
    納するタービン建屋、復水器に海水を送り込む循環水ポ
    ンプ、当該循環水ポンプと復水器を連絡する循環水取水
    管、及び前記復水器からの海水を海に放水するための循
    環水放水管を有する発電所において、循環水取水管と循
    環水放水管が前記タービン建屋下部で互いに交差するこ
    となく、復水器の逆洗運転を可能とすることを特徴とす
    る復水器の循環水取放水設備。
  2. 【請求項2】前記循環水取水管及び循環水放水管を前記
    蒸気タービン及び発電機軸方向を中心に夫々軸を挾むよ
    うに配管した請求項1記載の復水器の循環水取放水設
    備。
  3. 【請求項3】前記循環水ポンプと復水器との間の循環水
    取水管に連絡管を設けてある請求項1記載の復水器の循
    環水取放水設備。
  4. 【請求項4】前記連絡管に仕切り弁を設けてある請求項
    1記載の復水器の循環水取放水設備。
JP5331049A 1993-12-27 1993-12-27 復水器の循環水取放水設備 Pending JPH07189300A (ja)

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