JPH07189290A - 海底埋設管の掘削方法 - Google Patents
海底埋設管の掘削方法Info
- Publication number
- JPH07189290A JPH07189290A JP5333414A JP33341493A JPH07189290A JP H07189290 A JPH07189290 A JP H07189290A JP 5333414 A JP5333414 A JP 5333414A JP 33341493 A JP33341493 A JP 33341493A JP H07189290 A JPH07189290 A JP H07189290A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- excavator
- excavating
- seabed
- buried pipeline
- buried pipe
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 波浪がある海域の海底に埋設されている海底
埋設管を、波浪に影響されずに正確に掘削できる海底埋
設管の掘削方法を提供する。 【構成】 撤去しようとする海底埋設管1の一部を堀り
出した後、浮力調整可能な水中掘削機10を、掘り出し
た海底埋設管1を抱くように取り付けの上、水中掘削機
10を海底埋設管1に沿わせて前進させながら海底埋設
管1の周囲の土砂を掘削する。
埋設管を、波浪に影響されずに正確に掘削できる海底埋
設管の掘削方法を提供する。 【構成】 撤去しようとする海底埋設管1の一部を堀り
出した後、浮力調整可能な水中掘削機10を、掘り出し
た海底埋設管1を抱くように取り付けの上、水中掘削機
10を海底埋設管1に沿わせて前進させながら海底埋設
管1の周囲の土砂を掘削する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、海底に埋設されている
海底埋設管を撤去する際に、その管の周囲の土砂を掘削
する海底埋設管の掘削方法に関するものである。
海底埋設管を撤去する際に、その管の周囲の土砂を掘削
する海底埋設管の掘削方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、海底にすでに埋設されている海底
埋設管を撤去するための海底埋設管の掘削作業は、海面
上に浮かべた作業船からグラブバケットや、サンドポン
プを使用して行なっていた。しかしながら、波浪の大き
い海域では、波浪により作業船が動揺するため掘削精度
が悪くなるため、正確な掘削作業を行ないうる日が限ら
れ、作業効率が悪いという問題があった。
埋設管を撤去するための海底埋設管の掘削作業は、海面
上に浮かべた作業船からグラブバケットや、サンドポン
プを使用して行なっていた。しかしながら、波浪の大き
い海域では、波浪により作業船が動揺するため掘削精度
が悪くなるため、正確な掘削作業を行ないうる日が限ら
れ、作業効率が悪いという問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来の
問題点を解決するためになされたものであり、その目的
とするところは、波浪がある海域の海底に埋設されてい
る海底埋設管を、波浪に影響されることなく正確に掘削
できる海底埋設管の掘削方法を提供することにある。
問題点を解決するためになされたものであり、その目的
とするところは、波浪がある海域の海底に埋設されてい
る海底埋設管を、波浪に影響されることなく正確に掘削
できる海底埋設管の掘削方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の海底埋設管の掘削方法は、撤去しようとす
る海底埋設管の一部を掘り出した後、浮力調整可能な水
中掘削機を、掘り出した海底埋設管を抱くように取り付
けの上、水中掘削機を前方からけん引することにより海
底埋設管に沿わせて前方に進めながら海底埋設管の周囲
の土砂を掘削することを特徴としており、フロートなど
により浮力調整可能な掘削機で最初に掘り出した海底埋
設管の一部を抱いた状態から、その海底埋設管をガイド
として、遠隔操作により前進させることで、波浪のある
状態でも水没状態で水中掘削作業を行なうことができ
る。
め、本発明の海底埋設管の掘削方法は、撤去しようとす
る海底埋設管の一部を掘り出した後、浮力調整可能な水
中掘削機を、掘り出した海底埋設管を抱くように取り付
けの上、水中掘削機を前方からけん引することにより海
底埋設管に沿わせて前方に進めながら海底埋設管の周囲
の土砂を掘削することを特徴としており、フロートなど
により浮力調整可能な掘削機で最初に掘り出した海底埋
設管の一部を抱いた状態から、その海底埋設管をガイド
として、遠隔操作により前進させることで、波浪のある
状態でも水没状態で水中掘削作業を行なうことができ
る。
【0005】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を説明す
るが、図1は本発明の掘削方法による海底埋設管の掘削
作業の状況の一実施例に係る概略説明図であり、図2は
図1の水中掘削機の拡大側面図、図3は図2の正面図、
そして図4は図1の反力ブロックの概略斜視図である。
るが、図1は本発明の掘削方法による海底埋設管の掘削
作業の状況の一実施例に係る概略説明図であり、図2は
図1の水中掘削機の拡大側面図、図3は図2の正面図、
そして図4は図1の反力ブロックの概略斜視図である。
【0006】まず、図1において、海底Bにすでに埋設
されている海底埋設管1を撤去しようとする際に、その
海底埋設管1の一部を、潜水士が水中でサンドポンプを
使用するなどの適宜な手段を用いて掘り出す。次に、図
2、図3に示すように底部にカッター11やジェット水
噴出装置12などの掘削装置を備え、かつ架台下部にそ
り13を装備し、フロート14の注排水により浮力調整
可能な水中掘削機10を、事前に掘り出された海底埋設
管1の上方から抱くように取付ける。
されている海底埋設管1を撤去しようとする際に、その
海底埋設管1の一部を、潜水士が水中でサンドポンプを
使用するなどの適宜な手段を用いて掘り出す。次に、図
2、図3に示すように底部にカッター11やジェット水
噴出装置12などの掘削装置を備え、かつ架台下部にそ
り13を装備し、フロート14の注排水により浮力調整
可能な水中掘削機10を、事前に掘り出された海底埋設
管1の上方から抱くように取付ける。
【0007】そこで、この実施例では、図1に示すごと
く、水中掘削機10の進行方向Fの前方の海底B上に、
所定距離隔てて、図4に示すごとく、水中油圧ウインチ
21を備えた反力ブロック20を固設し、水中掘削機1
0をけん引索2を介して進行方向Fにけん引するように
している。この水中油圧ウインチ21は油圧駆動とし、
その油圧ユニットは水中油圧ウインチ21に装備するこ
とが好ましく、また、水中油圧ウインチ21を図4のご
とく油圧駆動型のターンテーブル22上に配置すれば、
水中掘削機10をけん引の際の方向をより正確に制御で
きる。
く、水中掘削機10の進行方向Fの前方の海底B上に、
所定距離隔てて、図4に示すごとく、水中油圧ウインチ
21を備えた反力ブロック20を固設し、水中掘削機1
0をけん引索2を介して進行方向Fにけん引するように
している。この水中油圧ウインチ21は油圧駆動とし、
その油圧ユニットは水中油圧ウインチ21に装備するこ
とが好ましく、また、水中油圧ウインチ21を図4のご
とく油圧駆動型のターンテーブル22上に配置すれば、
水中掘削機10をけん引の際の方向をより正確に制御で
きる。
【0008】そこで、発電機31、コンプレッサー32
などを搭載した作業母船30による遠隔操作で、水中油
圧ウインチ21と水中掘削機10のカッター11などを
駆動して、水中掘削機10を海底埋設管1に沿わせて矢
印F方向の前方に進めながら、海底埋設管1の周囲の土
砂を掘削する。掘削が終了した海底埋設管1は、埋め戻
り防止用に単管パイプなどを枕木4として用いて養生を
行なう。
などを搭載した作業母船30による遠隔操作で、水中油
圧ウインチ21と水中掘削機10のカッター11などを
駆動して、水中掘削機10を海底埋設管1に沿わせて矢
印F方向の前方に進めながら、海底埋設管1の周囲の土
砂を掘削する。掘削が終了した海底埋設管1は、埋め戻
り防止用に単管パイプなどを枕木4として用いて養生を
行なう。
【0009】なお、この実施例では、カッター11やジ
ェット水噴出装置12で掘削した土砂をエアリフト用配
管5により水面上に搬出するようにしているが、サンド
ポンプなど、他の掘削手段を使用することも可能であ
る。また、作業母船30から水中油圧ウインチ21と水
中掘削機10を遠隔操作するための動力などの伝達用ケ
ーブル6は、その途中をブイ7により海中に保持してい
る。
ェット水噴出装置12で掘削した土砂をエアリフト用配
管5により水面上に搬出するようにしているが、サンド
ポンプなど、他の掘削手段を使用することも可能であ
る。また、作業母船30から水中油圧ウインチ21と水
中掘削機10を遠隔操作するための動力などの伝達用ケ
ーブル6は、その途中をブイ7により海中に保持してい
る。
【0010】以上のごとく水中掘削機10は、海底埋設
管1をガイドにして前方に進みながら海底埋設管1の周
囲の土砂の掘削を続け、水中掘削機10が前方の反力ブ
ロック20に接近したら、反力ブロック20の水中油圧
ウインチ21を開放し、起重機船などにより反力ブロッ
ク20を前方に移動して、さらに掘削作業を続けるもの
である。
管1をガイドにして前方に進みながら海底埋設管1の周
囲の土砂の掘削を続け、水中掘削機10が前方の反力ブ
ロック20に接近したら、反力ブロック20の水中油圧
ウインチ21を開放し、起重機船などにより反力ブロッ
ク20を前方に移動して、さらに掘削作業を続けるもの
である。
【0011】
【発明の効果】以上に説明した本発明の海底埋設管の掘
削方法によれば、水中掘削機を水没した状態で遠隔操作
により掘削作業ができるので、波浪のある海域でも作業
が可能であり作業効率が上昇する。また、海底埋設管を
ガイドとして水中掘削機を前進することができるので、
確実に埋設管の掘削ができ、正確な掘削作業が行なわれ
る。
削方法によれば、水中掘削機を水没した状態で遠隔操作
により掘削作業ができるので、波浪のある海域でも作業
が可能であり作業効率が上昇する。また、海底埋設管を
ガイドとして水中掘削機を前進することができるので、
確実に埋設管の掘削ができ、正確な掘削作業が行なわれ
る。
【図1】本発明の掘削方法による海底埋設管の掘削作業
状況の一実施例に係る概略説明図である。
状況の一実施例に係る概略説明図である。
【図2】図1の水中掘削機の拡大側面図である。
【図3】図2の正面図である。
【図4】図1の反力ブロックの概略斜視図である。
【符号の説明】 1 海底埋設管 2 けん引索 10 水中掘削機
Claims (1)
- 【請求項1】 撤去しようとする海底埋設管の一部を掘
り出した後、浮力調整可能な水中掘削機を、掘り出した
海底埋設管を抱くように取り付けの上、水中掘削機を前
方からけん引することにより海底埋設管に沿わせて前方
に進めながら海底埋設管の周囲の土砂を掘削する海底埋
設管の掘削方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33341493A JP3360906B2 (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 海底埋設管の掘削方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33341493A JP3360906B2 (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 海底埋設管の掘削方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07189290A true JPH07189290A (ja) | 1995-07-28 |
JP3360906B2 JP3360906B2 (ja) | 2003-01-07 |
Family
ID=18265849
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33341493A Expired - Fee Related JP3360906B2 (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 海底埋設管の掘削方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3360906B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018079082A1 (ja) * | 2016-10-28 | 2018-05-03 | パナソニック株式会社 | 送電装置 |
-
1993
- 1993-12-27 JP JP33341493A patent/JP3360906B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018079082A1 (ja) * | 2016-10-28 | 2018-05-03 | パナソニック株式会社 | 送電装置 |
JP2018074760A (ja) * | 2016-10-28 | 2018-05-10 | パナソニック株式会社 | 送電装置 |
US10862341B2 (en) | 2016-10-28 | 2020-12-08 | Panasonic Corporation | Electric power transmission device |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3360906B2 (ja) | 2003-01-07 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |