JPH07238567A - 水底埋設管の掘削装置 - Google Patents

水底埋設管の掘削装置

Info

Publication number
JPH07238567A
JPH07238567A JP6028440A JP2844094A JPH07238567A JP H07238567 A JPH07238567 A JP H07238567A JP 6028440 A JP6028440 A JP 6028440A JP 2844094 A JP2844094 A JP 2844094A JP H07238567 A JPH07238567 A JP H07238567A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
buried pipe
water
dredging
gripper
bottom buried
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6028440A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Kitagawa
英雄 北川
Satoshi Doi
諭 土居
Tetsuzo Iwatsuki
哲三 岩月
Junichi Miyagawa
淳一 宮川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toa Corp
Original Assignee
Toa Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toa Corp filed Critical Toa Corp
Priority to JP6028440A priority Critical patent/JPH07238567A/ja
Publication of JPH07238567A publication Critical patent/JPH07238567A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Earth Drilling (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 過度の荷重をかけることなく水底埋設管の土
被りの変化に対応して掘削浚渫でき、しかも浚渫機を母
船で牽引することなく自走式とすることにより、波高の
高い外海等での水底埋設管のトレンチ浚渫を能率良く行
い得る掘削装置を提供する。 【構成】 浚渫装置10を装備した前胴部Aと姿勢保持装
置(11)を有する後胴部Bとを伸縮機構(13)を介して連結
すると共に、前記前胴部Aと前記後胴部Bにそれぞれグ
リッパ14,15 を設け、該前胴部用グリッパ14と後胴部用
グリッパ15とで水底埋設管16を交互に掴みながら前記伸
縮機構13を伸縮させて前進する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水底に埋設されている
埋設管を撤去する時等に、その埋設管の周囲の土砂をト
レンチ浚渫する水底埋設管の掘削装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、水底埋設管の撤去を目的とした水
底埋設管のトレンチ浚渫では、図7に示すように、クレ
ーン船1を母船とし、ユニット浚渫機2をクレーンで吊
り下げ、クレーン船1を矢印F方向に進行させ、ユニッ
ト浚渫機2を前進させることによって水底埋設管16の周
辺の土砂Sを浚渫している。
【0003】しかしながら、上記従来例においては、ユ
ニット浚渫機2が門型のガイド部材により既存の水底埋
設管16をガイドとして周辺土砂を掘削浚渫して行く機構
を用い、ローラ等のサドルを装備して、これが常に水底
埋設管16と接触しながら前進浚渫する構造のものを採用
している。なお、円型のガイド部材は水底埋設管16を把
持する機構を有していない。
【0004】以上のごとき従来の水底埋設管16の掘削装
置では、気象や海象条件の比較的良好な内湾部での工事
には、その機能を十分に発揮するが、波浪が高く気象や
海象条件の劣る外海部では、水底埋設管16に過大な荷重
を与えたり、水底埋設管16の土被りの変化に対応できな
かったり、さらに浚渫能率が低下して稼働率が低下した
りするため、浚渫作業が殆どできないという問題が発生
していた。
【0005】すなわち、図7のユニット浚渫機2はクレ
ーン船1に吊り下げられ、クレーン船1の進むに従い前
進浚渫するが、このクレーン船1の作業限界を、外海で
は波高1m程度のうねりの状態とすると、ユニット浚渫
機2は、この状態で1m程度上下方向に常時動揺するこ
とになる。従って、このユニット浚渫機2がガイドとな
る水底埋設管16を上下方向に常時叩くことになり、しか
もユニット浚渫機2の水中重量が水底埋設管16に全て作
用することになる。
【0006】また、水底埋設管16の土被りに対応するに
は、クレーン船1によりユニット浚渫機2の吊り深度を
調整する必要があるが、この土被りの深さ(厚さ)を完
全に把握することはかなりの困難が伴い、その土被りの
変化に対応できずに、かなりの堀り残し等が発生するこ
とになり、潜水士4の水中作業の頻度を多くする。さら
にユニット浚渫機2は、クレーン船1の位置決めが可能
な状態でなければ稼働できず、その作業限界は波浪の高
い外海ではかなり厳しいものとなり、ユニット浚渫機2
の稼働率は大幅に低下する。以上のごとく、前記従来例
における問題点の根本原因は浚渫機がクレーン船により
吊り下げられ、牽引されていることにあった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、水底
埋設管に過度の荷重をかけることなく、水底埋設管の土
被りの変化に対応して掘削浚渫でき、しかも浚渫機を母
船で牽引することなく、自走式とすることにより、波高
の高い外海等での水底埋設管のトレンチ浚渫を能率良く
行い得る水底埋設管の掘削装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
る本発明は、浚渫装置を装備した前胴部と姿勢保持装置
を有する後胴部とを伸縮機構を介して連結すると共に、
前記前胴部及び前記後胴部にそれぞれグリッパを設け、
該前胴部用グリッパと後胴部用グリッパとで水底埋設管
を交互に掴みながら前記伸縮機構を伸縮させて前進する
ことを特徴とするものである。
【0009】このような構成からなる本発明の掘削装置
は、前後各胴部のグリッパで水底埋設管を交互に掴みな
がら、これを反力として伸縮機構の伸縮によって水底埋
設管に沿って前進するが、前進しながら浚渫装置により
土砂を掘削浚渫し、母船からは電源の供給及び遠隔操作
の指令を受けるだけで、波浪の影響を受けることなく、
自走して遠隔操作により作業を行うことができる。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例を説
明するが、図1はその水底埋設管の掘削装置の概略側面
図であり、図2は図1の掘削装置の正面図である。先
ず、本発明の掘削装置は、前胴部Aと後胴部Bとからな
り、前胴部Aには、水中カッター8,サンドポンプ9,
そして図示されていない水ジェットノズル等から構成さ
れる浚渫装置10を装備している。
【0011】なお、この浚渫装置10は掘削する土質、浚
渫断面の大きさ等によりその装備の能力を適宜選択する
ことができる。また、後胴部Bには、姿勢保持装置とし
てそり11をその下部に設けている。上記前胴部Aと後胴
部Bとは伸縮機構、例えば油圧式のジャッキ13で連結さ
れている。この伸縮機構としては、前胴部Aと後胴部B
とを連結し、かつこの掘削装置の矢印Fで示す前進方向
に伸縮する機構を有するものであれば、どのようなもの
でもよく限定されるものではない。例えば上記油圧式ジ
ャッキ13のほかに、油圧シリンダーやラックアンドピニ
オン等を使用してもよい。
【0012】次に前胴部Aには前胴部用グリッパ14、後
胴部Bには後胴部用グリッパ15がそれぞれ設けられてお
り、これらの前胴部用グリッパ14と後胴部用グリッパ15
とで、水底埋設管16を交互に掴みながら、上記の伸縮機
構(油圧式ジャッキ13)を伸縮させることによって矢印
F方向に掘削装置を自走前進させるようになっており、
その間、浚渫装置10の駆動により水底埋設管16の周辺の
土砂を浚渫することにより、土砂は自然勾配で、図2の
2点鎖線Dの状態に安定する。
【0013】すなわち、本発明の掘削装置は、後胴部B
の後胴部用グリッパ15で水底埋設管16を掴んでこれを反
力として油圧式ジャッキ13を伸ばすことによって前胴部
Aを前進させた後、前胴部用グリッパ14で水底埋設管16
を掴み、後胴部用グリッパ15を開放して、油圧式ジャッ
キ13を縮めることによって、後胴部Bが前方に引き寄せ
られるようにし、掘削装置自体を前進させ、浚渫を行わ
せる。
【0014】従って、水底埋設管16を積極的にガイドと
し、その水底埋設管16に沿って浚渫装置10が前進するの
で、水底埋設管16の土被りの変化に対しては完全に対応
することができ、しかも、水底埋設管16の線形が100
Rから200R程度のカーブであれば、特に方向変換に
大きな段取り替えを行う必要なしに、前進浚渫すること
ができる。
【0015】本発明の掘削装置の前胴部Aと後胴部Bの
それぞれ上部には、注排水可能なエアタンクからなる浮
力調整用フローター19が設けられている、また、この掘
削装置の駆動は、図1に示す作業船20で行われるが、作
業船20からは電源供給用及び遠隔操作用のケーブル21が
上記掘削装置にカテナリー状に余裕を持たせて接続され
ている。
【0016】次に本発明の掘削装置の前進機構を説明す
ると、先ず図3において後胴部用グリッパ15で水底埋設
管16を掴み、これを反力として油圧ジャッキ13を伸ばす
ことによって前胴部Aが全面の土砂を掘削浚渫しつつ矢
印F方向に前進を開始する。前胴部Aの前進は、図4の
ごとく油圧式ジャッキ13がストローク一杯に伸びた時点
で終了する。次いで図5のごとく、前胴部用グリッパ14
で水底埋設管16を掴み、後胴部用グリッパ15を開放し、
続いて前胴部用グリッパ14を後胴部Bの引き寄せの反力
として、油圧式ジャッキ13を縮めることにより後胴部B
を図6のごとく引き寄せる。図6のごとく、油圧式ジャ
ッキ13が完全に縮むと、後胴部Bの引き寄せは完了する
が、そこで後胴部用グリッパ15で水中埋設管16を掴み、
前胴部用グリッパ14を開放すると、図3の状態に戻る。
【0017】上記図3から図6までの操作を繰り返すこ
とにより油圧式ジャッキのストローク分ずつ前進を繰り
返し、水中埋設管16の周辺の土砂の浚渫を行うことがで
きる。
【0018】
【発明の効果】以上に説明した本発明によれば、水底埋
設管に過度の荷重を掛けずに、その水底埋設管の線形に
沿って土被りの変化に対応しながら能率良く掘削浚渫を
行うことができる。また、作業母船は、その位置決めの
必要がなく、電源の供給及び遠隔操作のみを行うため、
全体の稼働率は従来のものに比べて著しく向上する。さ
らに反力ブロック等の設置及び移設のような付帯工事の
必要もないし、母船により牽引する必要もないので、水
深が浅くても掘削浚渫作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例からなる水底埋設管の掘削装
置の概略側面図である。
【図2】図1の掘削装置の正面図である。
【図3】図1の掘削装置の前進浚渫開始時の平面図であ
る。
【図4】図3の前進終了時の平面図である。
【図5】図4の状態から後胴部引き寄せ時の平面図であ
る。
【図6】図4の後胴部引き寄せ完了時の平面図である。
【図7】従来例における水底埋設管の掘削装置の側面図
である。
【符号の説明】
8 水中カッター 9 サンドポンプ 10 浚渫装置 11 そり(姿勢保持
装置) 13 油圧式ジャッキ(伸縮機構) 14 前胴部用グリッ
パ 15 後胴部用グリッパ 16 水底埋設管 19 フローター A 前胴部 B 後胴部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F16L 1/12 (72)発明者 宮川 淳一 神奈川県横浜市鶴見区安善町1−3 東亜 建設工業株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浚渫装置を装備した前胴部と姿勢保持装
    置を有する後胴部とを伸縮機構を介して連結すると共
    に、前記前胴部及び前記後胴部にそれぞれグリッパを設
    け、該前胴部用グリッパと後胴部用グリッパとで水底埋
    設管を交互に掴みながら前記伸縮機構を伸縮させて前進
    する水底埋設管の掘削装置。
  2. 【請求項2】 前記伸縮機構が油圧ジャッキ、油圧シリ
    ンダー又はラックアンドピニオンのいずれかである請求
    項1に記載の水底埋設管の掘削装置。
  3. 【請求項3】 前記姿勢保持機構がそりである請求項1
    に記載の水底埋設管の掘削装置。
  4. 【請求項4】 前記前胴部及び後胴部にそれぞれ浮力調
    整可能なフローターを設けた請求項1に記載の水底埋設
    管の掘削装置。
  5. 【請求項5】 前記浚渫装置が水中カッター,水ジェッ
    トノズル,サンドポンプからなる請求項1に記載の水底
    埋設管の掘削装置。
JP6028440A 1994-02-25 1994-02-25 水底埋設管の掘削装置 Pending JPH07238567A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6028440A JPH07238567A (ja) 1994-02-25 1994-02-25 水底埋設管の掘削装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6028440A JPH07238567A (ja) 1994-02-25 1994-02-25 水底埋設管の掘削装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07238567A true JPH07238567A (ja) 1995-09-12

Family

ID=12248742

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6028440A Pending JPH07238567A (ja) 1994-02-25 1994-02-25 水底埋設管の掘削装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07238567A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5722793A (en) Method and device for continuously laying and burying a flexible submarine conduit
US4073078A (en) Adjustable dredging and trenching apparatus
CN110029696B (zh) 一种双作业模式海底电缆挖沟机
GB1604665A (en) Marine pipeline installation system
EP2644781B1 (en) Pumping means intended for being trailed by a trailing suction hopper dredger and trailing suction hopper dredger equipped with such pumping means
CN109944287B (zh) 码头下方疏浚作业系统
JPH07231528A (ja) 海底ケーブル敷設機
USRE23963E (en) Apparatus for laying and retrieving pipe lines
US3673808A (en) Method of and apparatus for burying sub-sea pipelines,cables and the like
KR101782456B1 (ko) 해저케이블 매설장치 및 그 방법
CN109594603B (zh) 一种用于快速清理海管上方淤泥的射流型rov型挖沟机
US3238734A (en) Apparatus for burying and recovering pipe in underwater locations
JPH07238567A (ja) 水底埋設管の掘削装置
CN1039442C (zh) 驳载式滩海管沟挖掘机
RU2165121C1 (ru) Способ прокладки кабелей и полиэтиленовых трубопроводов под водой ниже отметки дна водоема и устройство для его осуществления
JP3360906B2 (ja) 海底埋設管の掘削方法
JP3881868B2 (ja) 水底下への管体敷設方法
GB2438405A (en) Underwater trenching and excavation apparatus
JP4179525B2 (ja) 沈埋函の沈設方法
JPH10136524A (ja) 海底ケーブルの敷設装置とその敷設方法
EP1573137B1 (en) Process and system for the installation of pipelines in shallow or very shallow water
JPH0726706B2 (ja) 水底埋設管の撤去方法
JP4121305B2 (ja) 水底地盤掘削用プラウとこのプラウを用いた水底管体敷設工法
SU1738893A1 (ru) Способ сооружени водовода
Wood Seabed Contact Vehicles