JPH07188142A - O−置換オキシムの製造方法 - Google Patents

O−置換オキシムの製造方法

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JPH07188142A
JPH07188142A JP6312493A JP31249394A JPH07188142A JP H07188142 A JPH07188142 A JP H07188142A JP 6312493 A JP6312493 A JP 6312493A JP 31249394 A JP31249394 A JP 31249394A JP H07188142 A JPH07188142 A JP H07188142A
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formula
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alkyl group
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JP6312493A
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Denis Blaser
ブラゼァ デニス
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Novartis AG
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Ciba Geigy AG
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C249/00Preparation of compounds containing nitrogen atoms doubly-bound to a carbon skeleton
    • C07C249/04Preparation of compounds containing nitrogen atoms doubly-bound to a carbon skeleton of oximes
    • C07C249/12Preparation of compounds containing nitrogen atoms doubly-bound to a carbon skeleton of oximes by reactions not involving the formation of oxyimino groups

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Abstract

(57)【要約】 【構成】アルドオキシムおよびケトオキシムを未置換ま
たは置換エチレンまたはプロピレンカーボネートと触媒
の存在下反応させることにより、前記オキシムをヒドロ
キシアルキル化する方法において、触媒量のN−アルキ
ル化された、安定な有機アミジン塩基または第二アミノ
基により置換されたピリジン塩基を使用する。生成オキ
シムは、除草剤の合成において重要な中間体である。 【効果】均質反応媒体中でかつ実質的に短縮された反応
時間で、高収量のオキシムを得ることができる。生成物
は簡単な方法により単離でき、また溶媒および触媒は回
収して再利用できる。本方法は生態学的、経済的な面で
有利であり、特に工業的規模での生産に適する。その後
の除草剤の合成手順が単純化される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オキシムをアルキレン
カーボネートと触媒量のアミジンまたはピリジン塩基の
存在下で反応させることにより、O−ω−ヒドロキシア
ルキルオキシムを製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】これらオキシムは、除草剤、とりわけ米
国特許第4545807号明細書および米国特許第46
87849号明細書に開示されたものの重要な中間体で
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】米国特許第46878
49号明細書は、2−[(イソプロピリデンアミノ)−
オキシ]−エタノールの製造法に関し、それは、アセト
ンオキシムを水性媒体中で、触媒量のCa(OH)2
存在下、エチレンオキシドと反応させることより成る。
この方法の一つの欠点は、エチレンオキシドが工業的規
模で生産しにくく、かつそれは大変爆発性がありそして
極めて有毒であるので、厳重な安全規則で以てのみ取り
扱うことができるという点にある。もう一つの欠点は、
該方法は精製しなければならない実質的な量の廃水を生
じるという点である。
【0004】2−[(イソプロピリデンアミノ)−オキ
シ]−エタノールがアセトンをエチレンカーボネートと
反応させることにより製造することができることは、既
に知られている。フッ化カリウムおよび臭化テトラメチ
ルアンモニウムは、この反応のための触媒として使用さ
れ得る。この方法は、とりわけ、R. Klauser他 著、AC
S Symposium Ser. 1991, 443, (Synth. Chem. Agroche
m. 2), 226-235 に記載されている。触媒および溶媒を
使用しない反応は、S. I. Hong他著、J. Polym.Sci. Pa
rt A-1, 1972, 10, 3405-19に記載されている。大変高
い温度でさえ、僅か33%の収率しか得られない。
【0005】これらの方法は、重大な生態学的および経
済的不利な点、例えば不均質反応混合物が得られそして
10時間までの長い反応時間が必要とされるという点を
有する。フッ化物の使用は、工業的規模での反応混合物
の仕上げを複雑にする。濾過および洗浄段階は、続けて
行なわねばならない。加えて、洗浄水は再加工しなけれ
ばならない。
【0006】本発明者は今、有機アミジン塩基またはピ
リジン塩基を触媒として使用することにより、均質反応
媒体中でそして実質的に短縮された反応時間で、少なく
とも等しい高収量を得ることができることを見出した。
所望の生成物は簡単な方法により蒸留により単離するこ
とができ、一方、溶媒および触媒は回収しそして再利用
することができる。従って、この生態学的および経済的
な方法は、工業的規模での生産に特に適する。
【0007】
【課題を解決するための手段】その一の側面において、
本発明は、アルドオキシムおよびケトオキシムを未置換
または炭素原子数1ないし8のアルキル置換のエチレン
またはプロピレンカーボネートと触媒の存在下で反応さ
せることにより、アルドオキシムおよびケトオキシムを
ヒドロキシアルキル化する方法において、触媒量のN−
アルキル化された、安定な有機アミジン塩基または第二
アミノ基により置換されているピリジン塩基を使用する
ことより成る、アルドオキシムおよびケトオキシムのヒ
ドロキシアルキル化方法に関する。
【0008】安定なとは、アミジンまたはピリジン塩基
が、温度および溶媒のような選択された反応条件の下
で、実質的に分解されないことを意味する。
【0009】N−アルキル化されたとは、アミジン塩基
またはピリジン塩基のアミノ基のN原子が、炭素原子数
1ないし8のアルキル基、好ましくは炭素原子数1ない
し4のアルキル基によりモノ−またはジ−置換されてい
るか、または、該N原子が単環系ないし三環系の環の一
部であることを意味する。
【0010】式(I)
【化6】 (式中、R1 およびR2 は各々他と独立して水素原子、
炭素原子数1ないし8のアルキル基、炭素原子数3ない
し8のシクロアルキル基、炭素原子数1ないし8のハロ
アルキル基、未置換または炭素原子数1ないし8のアル
キルもしくはハロゲン置換されたフェニル基、ベンジル
基またはフェニルエチル基を表わすか、または、R1
よびR2 は、一緒になって、未置換または炭素原子数1
ないし8のアルキルもしくはハロゲン置換された炭素原
子数2ないし7のアルキレン基を表わし、R3 、R4
よびR5 は各々他と独立して水素原子または炭素原子数
1ないし8のアルキル基を表わし、そしてnは0または
1を表わす。)で表わされる化合物を製造する方法にお
いて、式(II)
【化7】 (式中、R1 およびR2 は、上記に与えられた意味を有
する。)で表わされる化合物を式(III)
【化8】 (式中、R3 、R4 、R5 およびnは上記に与えられた
意味を有する。)で表わされる化合物と反応させること
より成る、式(I) で表わされる化合物の製造方法を用い
るのが、より好ましい。式(I) で表わされる化合物にお
いて、nは好ましくは0を表わす。
【0011】シクロアルキル基としてのR1 およびR2
は、好ましくは5個または6個の炭素原子を含む。シク
ロアルキル基の典型例は、シクロプロピル基、ジメチル
シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル
基、メチルシクロペンチル基、シクロヘキシル基および
シクロヘキシル基である。
【0012】本発明の範囲内でのハロゲン原子は、フッ
素原子、塩素原子、臭素原子または沃素原子を意味する
ものととるべきである。フッ素原子、塩素原子または臭
素原子はより好ましく、そしてフッ素原子または塩素原
子は特に好ましい。
【0013】好ましくは1ないし4個の炭素原子を含む
ハロアルキル基は、典型的には次のものである。フルオ
ロメチル基、ジフルオロメチル基、トリフルオロメチル
基、クロロメチル基、ジクロロメチル基、トリクロロメ
チル基、2,2,2−トリフルオロエチル基、2−フル
オロエチル基、2−クロロエチル基、2,2,2−トリ
クロロエチル基、1,1,2,2−テトラフルオロエチ
ル基、並びに、部分的にもしくは完全に塩素化もしくは
フッ素化されたイソプロピル基、n−プロピル基、n−
ブチル基、イソブチル基、第三ブチル基、ペンチル基、
ヘキシル基、ヘプチル基およびオクチル基。
【0014】R3 、R4 およびR5 は、好ましくは水素
原子または炭素原子数1ないし4のアルキル基を表わ
す。アルキル基は、典型的には、メチル基、エチル基、
n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソ
ブチル基または第三ブチル基である。R3 、R4 および
5 は、最も好ましくは水素原子を表わす。
【0015】本方法のより好ましい態様においては、R
1 およびR2 は各々他と独立して水素原子または炭素原
子数1ないし8のアルキル基を表わすか、またはR1
よびR2 は一緒になって炭素原子数2ないし7の未置換
アルキレン基を形成し、R3およびR5 は水素原子また
は炭素原子数1ないし8のアルキル基を表わし、そして
nは0を表わす。
【0016】本方法の特により好ましい態様は、式中、
1 およびR2 はメチル基、エチル基またはプロピル基
を表わし、R3 およびR4 は水素原子を表わし、そして
nは0を表わすところのものである。
【0017】アミジン塩基は、構造要素−CーN=Cー
NーC−を含み、それは開鎖化合物であるか、4ないし
8個、好ましくは5または6個の環員を含む脂環式環、
二環状および三環状環であり得る。このアミジン塩基は
好ましくは4ないし20個、より特には4ないし14
個、そして最も好ましくは4ないし10個の炭素原子を
含む。
【0018】ピリジンの置換基としての第二アミノ基
は、好ましくは2ないし24個、より特には2ないし1
8個、そして、最も好ましくは2ないし12個の炭素原
子を含む。
【0019】有機アミジン塩基は、好ましくは式(IV)
【化9】 (式中、R6 、R7 、R8 およびR9 は各々他と独立し
て炭素原子数1ないし8のアルキル基もしくは炭素原子
数3ないし8のシクロアルキル基を表わすか、または、
6 およびR7 は一緒になって3ないし6個の炭素原子
を含む炭化水素基を形成しそしてR8 およびR9 は上記
に与えられた意味を有するかもしくはR8およびR9
一緒になって2ないし6個の炭素原子を含む炭化水素基
を形成し、または、R6 およびR7 は炭素原子数1ない
し8のアルキル基もしくは炭素原子数3ないし8のシク
ロアルキル基を表わすかもしくはR6 およびR7 は一緒
になって3ないし6個の炭素原子を含む炭化水素基を形
成しそしてR8 およびR9 は一緒になって2ないし6個
の炭素原子を含む炭化水素基を形成する。)を有し、そ
して、第二アミノ基により置換されたピリジン塩基は、
好ましくは式(V)
【化10】 (式中、R10およびR11は各々他と独立して炭素原子数
1ないし12のアルキル基を表わし、そしてR12は水素
原子、炭素原子数1ないし8のアルキル基、炭素原子数
3ないし8のシクロアルキル基または炭素原子数1ない
し8のハロアルキル基を表わす。)を有する。
【0020】本方法のより好ましい態様においては、触
媒は、式(IV)または式(V) (これら式中、R6 およびR
7 は一緒になって3ないし6個の炭素原子を含む炭化水
素基を形成しそしてR8 およびR9 は炭素原子数1ない
し8のアルキル基もしくは炭素原子数5ないし6のシク
ロアルキル基を表わすかまたはR8 およびR9 は一緒に
なって2ないし6個の炭素原子を含む炭化水素基を形成
し、または、R6 およびR7は炭素原子数1ないし8の
アルキル基もしくは炭素原子数5ないし6のシクロアル
キル基を表わすかもしくはR6 およびR7 は一緒になっ
て3ないし6個の炭素原子を含む炭化水素基を形成しそ
してR8 およびR9 は一緒になって2ないし6個の炭素
原子を含む炭化水素基を形成し、R10およびR11は各々
他と独立して炭素原子数1ないし4のアルキル基を表わ
しそして、R12は水素原子、炭素原子数1ないし4のア
ルキル基、炭素原子数5ないし6のシクロアルキル基ま
たは炭素原子数1ないし4のハロアルキル基を表わ
す。)で表わされる化合物である。
【0021】本方法の特により好ましい態様は、触媒と
して式(IV)(式中、R6 およびR7は一緒になって炭素
原子数3ないし6の飽和炭化水素基を形成しそしてR8
およびR9 は一緒になって炭素原子数2ないし6の飽和
炭化水素基をを形成する。)で表わされるアミジン塩基
を使用することよりなる。
【0022】他の好ましい群の触媒は、式(V) (式中、
12は水素原子または炭素原子数1ないし8のアルキル
基を表わし、そして、R10およびR11は同一であって、
炭素原子数1ないし4のアルキル基を表わす。)で表わ
される化合物である。
【0023】本発明の方法のための特に好ましい触媒
は、式(V) (式中、R12は水素原子を表わし、基−NR
1011は2−または4−位にあり、そしてR10およびR
11は炭素原子数1ないし4のアルキル基を表わす。)で
表わされる化合物である。
【0024】最もより好ましい触媒は、1,5−ジアザ
ビシクロ[4.3.0]ノネ−5−エン、1,8−ジア
ザビシクロ[5.4.0]ウンデセ−7−エン、2−ジ
メチルアミノピリジンおよび4−ジメチルアミノピリジ
ンである。
【0025】式(III) のカーボネートの式(II)のオキシ
ムに対するモル比は、典型的には、0.5ないし2.
0、より好ましくは0.8ないし1.5、そして、最も
好ましくは0.8ないし1.0である。
【0026】触媒量のアミジン塩基またはピリジン塩基
は、典型的には、0.1ないし10モル%、より好まし
くは1ないし10モル%、そして、最も好ましくは2な
いし6モル%である。
【0027】本方法は、反応体に対して不活性な有機溶
媒中で行なわれる。極性非プロトン性溶媒を使用するの
がより好ましい。溶媒は、反応生成物を単離しまた触媒
および過剰の出発物質を再利用し、回収することを望む
とき、いつでも好都合に使用される。最適の条件は、溶
媒(沸点)の選択により定めることができる。適する有
機溶媒の実際例は、芳香族または脂肪族溶媒、例えばベ
ンゼン、トルエン、キシレン、メシチレン、ヘキサン、
ヘプタン、オクタンおよびシクロヘキサン;ハロゲン化
芳香族または脂肪族炭化水素、例えば塩化メチレン、ク
ロロホルム、四塩化炭素、トリクロロエタン、クロロベ
ンゼンおよびジクロロベンゼン;エーテル、例えばジエ
チルエーテル、ジブチルエーテル、ジイソブチルエーテ
ル、テトラヒドロフランおよびジオキサン;並びにま
た、ジメチルスルホキシド、および酸アミド誘導体、例
えばN,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチル
アセトアミドおよびN−メチル−2−ピロリドン;およ
びカルボキシレート、例えば酢酸エチルである。より好
ましい溶媒は、トルエン、キシレン、ジクロロベンゼ
ン、クロロベンゼンまたはジメチルホルムアミドであ
る。
【0028】溶媒を併用したとき、反応混合物中のオキ
シムおよびカーボネートの濃度は、該溶媒に基づいて、
20ないし60容量%、好ましくは25ないし50容量
%であり得る。
【0029】本方法は、80ないし200℃、より好ま
しくは90ないし150℃の温度範囲内で行なうことが
できる。
【0030】本方法は、大気圧力の下でまたは大気圧を
少し超えるかもしくはそれより少し低い圧力の下で行な
うことができる。
【0031】本方法は、オキシムまたは該オキシムの溶
液を加熱されたもしくは沸騰するカーボネートまたは該
カーボネートの溶液にゆっくりと加えることにより、行
なうことができる。その後混合物はある時間の間、例え
ば0.5ないし2時間の間反応させることができ、そし
て反応生成物は、好都合には精留により単離される。
【0032】他の可能なことは、カーボネートの溶液
を、ヒドロキシルアミンスルフェートおよびケトンから
現場で製造されたオキシムに添加すること、そして、反
応生成物を例えば0.5ないし2時間の反応時間の後単
離することにある。
【0033】本発明の方法の他の利点は、生じたω−ヒ
ドロキシアルキルオキシムは、単離をする必要がなく、
かつ、それは逐次反応のために直接有機溶媒中の溶液と
して使用することができ、よって、例えば除草剤の合成
が実質的に単純化され得るということである。
【0034】
【発明の効果】本発明により、均質反応媒体中でそして
実質的に短縮された反応時間で、従来法の場合と少なく
とも等しい高収量のアルドオキシムまたはケトオキシム
例えば式(I) の化合物を得ることができ、その上、得ら
れた所望生成物は簡単な方法により蒸留により単離する
ことができ、一方、溶媒および触媒は回収しそして再利
用することができるという効果が得られ、従って、本方
法は生態学的および経済的な面で優れ、よって工業的規
模での生産に特に適するという利点を、上記の他の利点
とともに有する。これら利点は本発明の効果の重要な側
面である。
【0035】
【実施例】以下の実施例は、本発明をより詳細に、これ
を限定することなく、説明するものである。
【0036】実施例1:トルエン220g中のエチレン
カーボネート160g(1.81モル)および1,8−
ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデセ−7−エン1
1.02g(0.07モル)の溶液を、還流冷却器、温
度計、滴下漏斗および攪拌機を取り付けそして外側に焼
き戻しジャケットを備えた反応器の中で、還流加熱し
た。この溶液に、トルエン217g中のアセトンオキシ
ム146.2g(2.00モル)の溶液を2時間の期間
にわたって滴下した。その後反応溶液を1時間の間、C
2 ガスの放出が終了するまで還流下に保った。 収量:トルエン中のオキシムグリコールの24.4%溶
液 722g、これは83.1%の収率に相当する。純
粋なオキシムグリコールは、2つの連続した精留を行な
うことにより、所望の純度にも依るが、65%ないし7
5%の収率で得られた。
【0037】実施例2:トルエン220g中の1,8−
ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデセ−7−エン1
3.82g(0.09モル)を使用しそして混合物を還
流加熱して、実施例1の手順を繰り返した。この溶液
に、トルエン330g中のアセトンオキシム146.2
g(2.00モル)の溶液を2時間の期間にわたって滴
下した。実施例1の更なる手順を行ない、トルエン中の
オキシムグリコールの21.4%溶液 813gを与え
た。これは82.1%の収率に相当する。純粋なオキシ
ムグリコールは、2つの連続した精留を行なうことによ
り、所望の純度にも依るが、65%ないし75%の収率
で得られた。

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルドオキシムおよびケトオキシムを未
    置換または置換エチレンまたはプロピレンカーボネート
    と触媒の存在下反応させることにより、アルドオキシム
    およびケトオキシムをヒドロキシアルキル化する方法に
    おいて、触媒量のN−アルキル化された、安定な有機ア
    ミジン塩基または第二アミノ基により置換されているピ
    リジン塩基を使用することより成る、アルドオキシムお
    よびケトオキシムのヒドロキシアルキル化方法。
  2. 【請求項2】 アミジン塩基は構造要素−CーN=Cー
    NーC−を含みかつ全体で4ないし20個の炭素原子を
    含むところの請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 式(I) 【化1】 (式中、R1 およびR2 は各々他と独立して水素原子、
    炭素原子数1ないし8のアルキル基、炭素原子数3ない
    し8のシクロアルキル基、炭素原子数1ないし8のハロ
    アルキル基、未置換または炭素原子数1ないし8のアル
    キルもしくはハロゲン置換されたフェニル基、ベンジル
    基またはフェニルエチル基を表わすか、または、R1
    よびR2 は、一緒になって、未置換または炭素原子数1
    ないし8のアルキルもしくはハロゲン置換された炭素原
    子数2ないし7のアルキレン基を表わし、R3 、R4
    よびR5 は各々他と独立して水素原子または炭素原子数
    1ないし8のアルキル基を表わし、そしてnは0または
    1を表わす。)で表わされる化合物を製造する方法にお
    いて、式(II) 【化2】 (式中、R1 およびR2 は、上記に与えられた意味を有
    する。)で表わされる化合物を式(III) 【化3】 (式中、R3 、R4 、R5 およびnは、上記に与えられ
    た意味を有する。)で表わされる化合物と反応させるこ
    とより成る、式(I) で表わされる化合物の製造方法。
  4. 【請求項4】 式中、R1 およびR2 は各々他と独立し
    て水素原子または炭素原子数1ないし8のアルキル基を
    表わすか、または、R1 およびR2 は一緒になって炭素
    原子数2ないし7の未置換アルキレン基を形成し、R3
    およびR5 は水素原子または炭素原子数1ないし8のア
    ルキル基を表わし、そしてnは0を表わすところの請求
    項3記載の方法。
  5. 【請求項5】 式中、R1 およびR2 はメチル基、エチ
    ル基またはプロピル基を表わし、R3 およびR4 は水素
    原子を表わし、そしてnは0を表わすところの請求項3
    記載の方法。
  6. 【請求項6】 触媒量の、式(IV) 【化4】 (式中、R6 、R7 、R8 およびR9 は各々他と独立し
    て炭素原子数1ないし8のアルキル基もしくは炭素原子
    数3ないし8のシクロアルキル基を表わすか、または、
    6 およびR7 は一緒になって3ないし6個の炭素原子
    を含む炭化水素基を形成しそしてR8 およびR9 は上記
    に与えられた意味を有するかもしくはR8およびR9
    一緒になって2ないし6個の炭素原子を含む炭化水素基
    を形成し、または、R6 およびR7 は炭素原子数1ない
    し8のアルキル基もしくは炭素原子数3ないし8のシク
    ロアルキル基を表わすかもしくはR6 およびR7 は一緒
    になって3ないし6個の炭素原子を含む炭化水素基を形
    成しそしてR8 およびR9 は一緒になって2ないし6個
    の炭素原子を含む炭化水素基を形成する。)で表わされ
    る、安定な有機アミジン塩基、または、式(V) 【化5】 (式中、R10およびR11は各々他と独立して炭素原子数
    1ないし12のアルキル基を表わし、そしてR12は水素
    原子、炭素原子数1ないし8のアルキル基、炭素原子数
    3ないし8のシクロアルキル基または炭素原子数1ない
    し8のハロアルキル基を表わす。)で表わされる、第二
    アミノ基により置換されているピリジン塩基を使用する
    ことより成る、請求項1記載の方法。
  7. 【請求項7】 触媒は、式(IV)または式(V) (これら式
    中、R6 およびR7 は一緒になって3ないし6個の炭素
    原子を含む炭化水素基を形成しそしてR8 およびR9
    炭素原子数1ないし8のアルキル基もしくは炭素原子数
    5ないし6のシクロアルキル基を表わすかまたはR8
    よびR9 は一緒になって2ないし6個の炭素原子を含む
    炭化水素基を形成し、または、R6 およびR7は炭素原
    子数1ないし8のアルキル基もしくは炭素原子数5ない
    し6のシクロアルキル基を表わすかもしくはR6 および
    7 は一緒になって3ないし6個の炭素原子を含む炭化
    水素基を形成しそしてR8 およびR9 は一緒になって2
    ないし6個の炭素原子を含む炭化水素基を形成し、R10
    およびR11は各々他と独立して炭素原子数1ないし4の
    アルキル基を表わしそして、R12は水素原子、炭素原子
    数1ないし4のアルキル基、炭素原子数5ないし6のシ
    クロアルキル基または炭素原子数1ないし4のハロアル
    キル基を表わす。)で表わされる化合物であるところの
    請求項6記載の方法。
  8. 【請求項8】 触媒は、式(IV)(式中、R6 およびR7
    は一緒になって炭素原子数3ないし6の飽和炭化水素基
    を形成しそしてR8 およびR9 は一緒になって炭素原子
    数2ないし6の飽和炭化水素基をを形成する。)で表わ
    されるアミジン塩基であるところの請求項6記載の方
    法。
  9. 【請求項9】 触媒は、式(V) (式中、R12は水素原子
    または炭素原子数1ないし8のアルキル基を表わし、そ
    して、R10およびR11は同一であって、炭素原子数1な
    いし4のアルキル基を表わす。)で表わされる化合物で
    あるところの請求項6記載の方法。
  10. 【請求項10】 触媒は、式(V) (式中、R12は水素原
    子を表わし、基−NR1011は2−または4−位にあ
    り、そしてR10およびR11は炭素原子数1ないし4のア
    ルキル基を表わす。)で表わされる化合物であるところ
    の請求項6記載の方法。
  11. 【請求項11】 触媒は、1,5−ジアザビシクロ
    [4.3.0]ノネ−5−エン、1,8−ジアザビシク
    ロ[5.4.0]ウンデセ−7−エン、2−ジメチルア
    ミノピリジンおよび4−ジメチルアミノピリジンよりな
    る群から選択されるところの請求項6記載の方法。
  12. 【請求項12】 式(III) で表わされるカーボネートの
    式(II)で表わされるオキシムに対するモル比は、0.5
    ないし2.0であるところの請求項1記載の方法。
  13. 【請求項13】 式(III) で表わされるカーボネートの
    式(II)で表わされるオキシムに対するモル比は、0.8
    ないし1.5であるところの請求項12記載の方法。
  14. 【請求項14】 式(III) で表わされるカーボネートの
    式(II)で表わされるオキシムに対するモル比は、0.8
    ないし1.0であるところの請求項12記載の方法。
  15. 【請求項15】 触媒量の式(IV)または式(V) で表わさ
    れる化合物は、オキシムに基づいて、0.1ないし10
    モル%であるところの請求項1記載の方法。
  16. 【請求項16】 触媒量の式(IV)または式(V) で表わさ
    れる化合物は、オキシムに基づいて、1ないし10モル
    %であるところの請求項6記載の方法。
  17. 【請求項17】 触媒量の式(IV)または式(V) で表わさ
    れる化合物は、オキシムに基づいて、2ないし6モル%
    であるところの請求項6記載の方法。
  18. 【請求項18】 反応体に対し不活性であるところの有
    機溶媒中で行なう、請求項6記載の方法。
  19. 【請求項19】 オキシムおよびカーボネートの濃度
    は、溶媒を併用したとき、該溶媒に基づいて、20ない
    し60容量%であるところの請求項18記載の方法。
  20. 【請求項20】 80ないし200℃の温度範囲内で行
    なう、請求項1記載の方法。
  21. 【請求項21】 90ないし150℃の温度範囲内で行
    なう、請求項20記載の方法。
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