JPH07187638A - ドライアイスの製造法 - Google Patents

ドライアイスの製造法

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JPH07187638A
JPH07187638A JP5347087A JP34708793A JPH07187638A JP H07187638 A JPH07187638 A JP H07187638A JP 5347087 A JP5347087 A JP 5347087A JP 34708793 A JP34708793 A JP 34708793A JP H07187638 A JPH07187638 A JP H07187638A
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JP
Japan
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carbon dioxide
dry ice
dioxide gas
press
humidity
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Pending
Application number
JP5347087A
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English (en)
Inventor
Shoji Doi
昌治 土井
Katsuyuki Kobayashi
勝之 小林
Kazumoto Ogura
一元 小倉
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Nitto Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Nitto Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 良好な品質のドライアイスを製造するために
必要な水分を原料の液化炭酸ガス中に均一に分散させ
て、硬度の大きなドライアイスを製造する方法の提供。 【構成】 液化炭酸ガスをドライアイスプレス機のプレ
ス型内に噴霧し、スノー化した後に圧縮成型するドライ
アイスの製造法において、プレス吹込弁の一次側または
同二次側の液化炭酸ガスの流れの中に、調湿槽温度にお
ける飽和水分濃度以下に調湿された炭酸ガスを吹き込む
ことにより、飽和水分濃度以上の水分を液化炭酸ガス中
に均一に添加する。この液化炭酸ガスをプレス型内に噴
霧、スノー化後に圧縮してドライアイスとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はドライアイスの製造法に
関するものであり、さらに詳しくは、原料として液化炭
酸ガス(以下 L-CO2という)に水分を添加したものを用
いたドライアイスの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に L-CO2は、水を嫌う用途に使用さ
れることがほとんどである。そのため、工業的に製造さ
れる L-CO2に含有する水分量の品質規格は 2〜 5 vol p
pmと非常に低くなっている。 L-CO2をスノー化し、プレ
ス成型するドライアイスの製造法では、前記のような水
分含有量の L-CO2を原料として用いた場合には均一かつ
取扱いに耐え得る硬度のドライアイス製品が得られな
い。そこで、通常は原料 L-CO2中に水分をバインダーと
して一定量添加し、ドライアイスの硬化を図っている。
【0003】原料 L-CO2中に水分を添加する方法として
は、微量の水を加水溶解することが望ましい。そのため
には原料 L-CO2の圧力以上かつ原料 L-CO2の液温で氷結
しないようにしなければならない。
【0004】このため従来は次のような方法が知られて
いる。 L-CO2中にプロピレングリコール等の融点降下
剤を添加した水を定量ポンプで圧入する方法。 L-CO2
をプレスへ吹き込む配管に水蒸気を吹き込む方法(特開
平2−279511号公報)。 L-CO2の計量槽中に直
接水を滴下させる方法(実公昭63−48670号公
報)。氷の入った容器の中に L-CO2を流す方法(特公
平2−14089号公報)。プレスよりの回収炭酸ガ
スを加湿し、これを圧縮した炭酸ガスを原料 L-CO2と混
合液化する方法(特公平5−332号公報)。
【0005】しかしながら、の方法は、プロピレング
リコール等の高沸点成分を含むドライアイスを食品関係
に用いるため、衛生上問題がある。の方法やの方法
では、水蒸気添加、水添加時にノズルが凍って閉塞し、
長時間にわたる安定運転が出来ない問題がある。の方
法は、容器に氷を補給する際の条件が繁雑等の問題があ
る。の方法は、プレスよりの回収炭酸ガスを調湿し、
これを圧縮した炭酸ガスを原料 L-CO2と混合する方法が
とられているが、ドライアイスプレスまでの工程が長い
ため、時間遅れが大きく、水分量の制御が困難である。
特に、原料 L-CO2、あるいは回収 L-CO2中の水分変動が
生じて、水分量が不足した場合はドライアイスの品質低
下をきたすという問題がある。
【0006】のプレス直前で水分を添加する方法の実
施例について、連続運転のテストをした。実施例1の水
蒸気と炭酸ガスの混合物の水分が飽和水分濃度以下の場
合は、吹き込みノズルの氷結による閉塞が起きなかった
が、実施例2、3の水分が過飽和の場合は、数時間でノ
ズルの氷結に伴う閉塞が起きて水分の添加が不可能であ
った。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した従
来の水添加方法の欠点を解決し、良好な品質のドライア
イスを製造するのに必要な水分を L-CO2中に均一に分散
させ、硬度の大きなドライアイスを製造する方法を提供
することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、液化炭酸ガス
をドライアイスプレス機のプレス型内に噴霧し、スノー
化した後に圧縮成型するドライアイスの製造法におい
て、調湿槽の下部の一定レベルに保たれた水中に炭酸ガ
スをバブリングすることによって、調湿槽温度の飽和水
分濃度以下に調湿された炭酸ガスを、プレス吹込弁の一
次側または同二次側の L-CO2の流れの中に添加すること
を特徴とするドライアイスの製造法に関する。
【0009】以下、図1により本発明を説明する。図1
において、1は原料 L-CO2計量槽、2はプレス吹き込み
弁、3はドライアイスプレス機のプレス型、4は炭酸ガ
ス調湿槽、5は炭酸ガス導入管、6は調湿槽水補給ポン
プ、7は調湿槽加熱源、8,9は炭酸ガス吹込弁、1
0,11は炭酸ガス吹込口、12は L-CO2供給管(1次
側)、13は L-CO2供給管(2次側)、14,15,1
6は炭酸ガス供給管、Lは原料 L-CO2、Wは炭酸ガス調
湿用水、Gは炭酸ガスである。プレス吹き込み弁2は、
プレス型3に L-CO2を供給するときにのみ開とする。炭
酸ガス吹込弁7または8は、プレス吹き込み弁2が開の
ときのみ開とする。
【0010】炭酸ガス調湿槽4は、圧力 5〜10 [kg/cm2
G]、温度60〜90℃で制御し、一定の液面を保つようにポ
ンプ6で水Wを補給する。炭酸ガスGは、調湿槽4下部
でバブリングして、調湿槽4の温度における飽和水分濃
度以下に調湿される。調湿用炭酸ガスの L-CO2への添加
場所は、プレス吹き込み弁2の1次側の L-CO2供給管1
2、または、2次側の L-CO2供給管13のどちらでもよ
い。したがって、調湿用炭酸ガス供給管15,16は、
いずれか一つを設置または使用すればよい。
【0011】調湿用炭酸ガスをプレス吹き込み弁2の1
次側で、 L-CO2へ添加する場合を以下に説明する。炭酸
ガス調湿槽4で調湿された炭酸ガスを、炭酸ガス供給管
14、炭酸ガス吹込弁8および炭酸ガス吹込口10よ
り、 L-CO2計量槽1から L-CO2供給管(1次側)12内
に供給された L-CO2に吹き込む。この L-CO2を、プレス
吹込弁2、 L-CO2供給管(2次側)13よりプレス型3
内に噴霧、スノー化後に圧縮成型してドライアイスとす
る。
【0012】調湿用炭酸ガスをプレス吹き込み弁2の2
次側で、 L-CO2へ添加する場合は次のようにする。炭酸
ガス調湿槽4で調湿された炭酸ガスを、炭酸ガス供給管
14、炭酸ガス吹込弁9および炭酸ガス吹込口11よ
り、 L-CO2計量槽1から L-CO2供給管(1次側)12、
プレス吹き込み弁2を通って L-CO2供給管(2次側)1
3に供給された L-CO2に吹き込む。この L-CO2を、プレ
ス型3内に噴霧、スノー化後に圧縮成型してドライアイ
スとする。
【0013】調湿用炭酸ガスの圧力は、調湿用炭酸ガス
をプレス吹き込み弁2の1次側の L-CO2供給管12内で
L-CO2へ添加する場合には、プレス型内圧力(三重点圧
力)に配管の圧力損失を加えた圧力以上であればよく、
また、調湿用炭酸ガスをプレス吹き込み弁2の2次側の
L-CO2供給管13内で L-CO2へ添加する場合には、計量
槽圧力に配管の圧力損失を加えた圧力以上であればよ
い。
【0014】炭酸ガス調湿槽4の温度と、炭酸ガス調湿
槽4への炭酸ガスGの供給量を制御することで、 L-CO2
調湿用炭酸ガスの水分濃度を調湿槽温度における飽和水
分濃度以下の範囲で制御できる。また、 L-CO2に吹き込
む調湿用炭酸ガスの水分濃度と供給量を制御することに
より、 L-CO2中に任意の量の水分を均一に添加すること
ができる。
【0015】L-CO2中に添加する水分の量は、プレス型
供給時の L-CO2中の水分濃度として100 vol ppm 以上で
あればよく、好ましくは 100〜 300 vol ppmである。
【0016】
【実施例】以下、本発明を実施例にもとづいて説明する
が、本発明はこれらに限定されるものではない。なお、
実施例に先立ちドライアイスの硬さの評価法を以下に示
す。一辺 250mmの正立方体のドライアイスを、高さ 500
mmの所からコンクリートの床に底面が床と平行になるよ
うに落下させ、ドライアイスが破砕するまでの落下回数
と破砕時の割れ方(破砕片の個数)により行った。
【0017】実施例1〜3 図1において、計量槽に貯えた水分 3 ppmを含む L-CO2
をプレス吹き込み弁2を通して、80秒間、重量として 2
30kgをプレス型内に吹込み、圧縮成型してドライアイス
を製造した。この原料 L-CO2の供給時間にあわせて、プ
レス吹き込み弁2の1次側で、圧力 6.5 [kg/cm2G]、温
度80℃の調湿用炭酸ガスを供給した。調湿条件と品質評
価の関係を表1に示す。
【0018】実施例4〜6 実施例1〜3と同様にして、図1において、計量槽に貯
えた水分 3 vol ppmを含む L-CO2をプレス吹き込み弁2
を通して、80秒間、重量として 230kgをプレス型内に吹
込み、圧縮成型してドライアイスを製造した。この原料
L-CO2の供給時間にあわせて、プレス吹き込み弁2の2
次側で、圧力 6.5 [kg/cm2G]、温度80℃の調湿用炭酸ガ
スを供給した。調湿用条件と品質評価の関係を表1に示
す。
【0019】比較例 調湿用炭酸ガスを供給しない以外は実施例1と同様にし
て、ドライアイスを製造した。調湿条件と品質評価の関
係を表1に示す。
【0020】
【表1】 1)ドライアイスが破砕するまでの落下回数 2)破砕
時の割れ方
【0021】
【発明の効果】本発明の方法によれば、 L-CO2の温度と
関係なく、装置配管等の氷結による閉塞をきたすことな
く、飽和濃度以上の水分を L-CO2中に均一に供給するこ
とが可能となり、均質で硬度の大きい高品質のドライア
イスを製造することができる。また、計量槽に供給する
原料 L-CO2中の水分量に応じて、望む量の水分を添加す
ることが可能なので、どのような水分含有量の L-CO2
ドライアイス原料として使用可能となる。特に、 L-CO2
製造設備とドライアイス製造設備を併設する場合には、
水分含有量の高いドライアイス用 L-CO2製造設備を必要
としないので、工業的に非常に有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明を実施する装置の一例を示すフロ
ーシートである。
【符号の説明】
1…原料 L-CO2計量槽、2…プレス吹込弁、3…ドライ
アイスプレス機のプレス型、4…炭酸ガス調湿槽、5…
炭酸ガス導入管、6…調湿槽水補給ポンプ、7…調湿槽
加熱源、8,9…調湿用炭酸ガス吹込弁、10,11…
調湿用炭酸ガス吹込口、12… L-CO2供給管(1次
側)、13… L-CO2供給管(2次側)、14,15,1
6…炭酸ガス供給管、L…原料 L-CO2,W…炭酸ガス調
湿用水、G…炭酸ガス

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液化炭酸ガスをドライアイスプレス機の
    プレス型内に噴霧し、スノー化した後に圧縮成型するド
    ライアイスの製造法において、プレス吹込弁の一次側ま
    たは同二次側の液化炭酸ガスの流れの中に、調湿された
    炭酸ガスを添加することを特徴とするドライアイスの製
    造法。
  2. 【請求項2】 調湿された炭酸ガスが、調湿槽の内部で
    一定レベルに保たれた水中に炭酸ガスをバブリングする
    ことにより、調湿槽温度における飽和水分濃度以下に調
    湿されたものである請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 調湿槽を、圧力 5〜10 [kg/cm2G]、温度
    60〜90℃の範囲で制御する請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】 調湿された炭酸ガス添加後の液化炭酸ガ
    ス中の水分濃度が、100〜 300 vol ppmの範囲である請
    求項1記載の方法。
JP5347087A 1993-12-27 1993-12-27 ドライアイスの製造法 Pending JPH07187638A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20110064643A1 (en) * 2009-09-15 2011-03-17 Korea Institute Of Industrial Technology Apparatus and method for continuously producing and pelletizing gas hydrates using dual cylinder

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20110064643A1 (en) * 2009-09-15 2011-03-17 Korea Institute Of Industrial Technology Apparatus and method for continuously producing and pelletizing gas hydrates using dual cylinder
US8486340B2 (en) * 2009-09-15 2013-07-16 Korea Institute Of Industrial Technology Apparatus and method for continuously producing and pelletizing gas hydrates using dual cylinder

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